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JP6910236B2 - 本人情報登録システム、及び本人情報登録方法 - Google Patents
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JP6910236B2 - 本人情報登録システム、及び本人情報登録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、本人情報登録システム、及び本人情報登録方法に関する。
IDとパスワードの組み合わせに代わる、安全で便利な本人認証手段として、生体認証技術の利用が拡大しつつある。金融サービスにおいては,モバイル端末からの口座開設、残高照会、口座振込み、ATM利用時の本人認証等においての生体認証の利用が実現されつつある。銀行サービスにおいて生体認証サービス利用の際において、生体情報の登録コストが問題となる。利用者は、口座開設時又は口座開設後に、一旦窓口に出向いて、別途生体情報の登録をする必要がある。このため、窓口に出向くことなく、例えば自宅で登録手続きができると利便性の向上及び利用者の拡大が見込まれる。
来店レスの口座開設技術として、特開2017−004115号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、「ユーザー端末では、登録開始のアイコンがタッチされた場合には(S2:YES)、画面に登録したい個人情報の選択肢が表示される(S3)。選択肢が選択されて、指定完了のアイコンがタッチされると(S4:YES)、登録サーバーに登録開始要求とユーザーが選択した選択肢の情報が送信される(S5)。登録サーバーから登録開始通知を受信した場合には(S6:YES)、登録サーバーの指示でカメラユニット、マイクユニット、指紋センサの制御を開始する(S7)。この制御はMDM制御により行われる。従って、登録サーバーのMDM制御により、カメラユニットからの映像、マイクユニットからの音声がユーザー端末から登録サーバーへ送信される(S8)。」と記載されている(要約参照)。
特開2017−004115号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、指紋等の生体情報と、公的証明書の画像が同一人物のものかを検証をしていないため、登録された生体情報が口座開設者本人のものでないおそれがある。
そこで、本発明の一態様は、遠隔地からでも、高精度に本人性を担保可能な本人情報登録を実施することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は以下の構成を採用する。登録対象者の第1生体情報を登録する本人情報登録システムであって、プロセッサと、記憶装置と、を有し、前記記憶装置は、生体情報を格納する生体認証テンプレートを保持し、前記プロセッサは、前記第1生体情報と異なり、かつ画像情報である前記登録対象者の第2生体情報、が含まれる書類の情報を取得し、前記第1生体情報と、撮影装置によって撮影された第2生体情報と、を取得し、前記取得した第2生体情報と前記書類に含まれる第2生体情報との類似度に基づいて前記取得した第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、かつ前記取得した第1生体情報の生成時刻と前記取得した第2生体情報の撮影時刻との差が所定値以内であると判定した場合に、前記取得した第1生体情報を前記生体認証テンプレートに格納する、本人情報登録システム。
本発明の一態様によれば、遠隔地からでも、高精度に本人性を担保可能な本人情報登録を実施することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1における本人情報登録システムの構成例を示すブロック図である。 実施例1におけるユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 実施例1における業務サーバの構成例を示すブロック図である。 実施例1における登録・認証サーバの構成例を示すブロック図である。 実施例1における本人情報登録処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2における本人情報登録処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における本人情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例2における本人情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例3における本人情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例1における認証処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における口座情報テーブルの一例である。 実施例1における認証テンプレートの一例である。 実施例1における、第一の生体情報と第二の生体情報とが同一人物のものであるかを判定する方法の一例を示す説明図である。 実施例1における、第一の生体情報と第二の生体情報とが同一人物のものであるかを判定する方法の別例を示す説明図である。 実施例1における第一の生体情報と第二の生体情報との関連を示す説明図である。 実施例1におけるパワースペクトラムの一例である。 実施例1において、偽造判定に用いられるLocal Binary Pattern(LBP)の一例を示す説明図である。 実施例1における偽造判定処理の概要の一例を示す説明図である。 実施例1における偽造判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。
図1は、本人情報登録システムの構成例を示すブロック図である。本人情報登録システムは、例えば、ネットワーク40によって互いに接続された、ユーザ端末10、業務サーバ20、登録/認証サーバ30、窓口システム50、及びATM60を含む。以下、銀行口座新規開設に本人情報登録システムが用いられる例を説明する。本実施形態の本人情報登録システムにより、口座開設希望者は、銀行に来店することなく、本人情報を登録して銀行口座を新規開設することができる。
ユーザ端末10は、銀行口座開設希望者が保有する端末であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、又はタブレット端末等である。ユーザ端末10は、例えば、口座開設時の各種本人情報を安全に登録するための計算機である。
業務サーバ20は、例えば、銀行に設置され、口座開設受付、本人情報登録、及び口座情報管理等を行う。登録・認証サーバ30は、例えば、口座保有者を認証するための情報(例えば、生体情報)を保持し、口座保有者が窓口システム50やATM(Automatic Teller Machine)60を利用する際に当該情報を用いて本人確認(生体認証)を実施する。窓口システム50は、銀行窓口に設置された計算機であり、例えば、預金の預け入れ引出等を実行する。
図2は、ユーザ端末10の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末10は、例えば、入力装置11、表示装置12、CPU(Central Processing Unit)13、撮影装置14、メモリ15、補助記憶装置16、GPS(Global Positioning System)装置17、通信インタフェース18、及びICチップ読取装置19を有する計算機によって構成される。
入力装置11は、ユーザによる指示等の入力を受け付ける装置であり、例えばキーボード、マウス、又はタッチパネル等である。例えば、ユーザは入力装置11を用いて、表示装置12に表示された複数のボックス(ボタン)等から、実行したい処理を選択することができる。表示装置12は、ユーザに種々の文字及び画像等の情報をユーザが視認可能な形式で出力する装置であり、例えば液晶ディスプレイのような画像表示装置、又はプリンタ等である。なお、入力装置11及び表示装置12は、一体化されていてもよい。
撮影装置14は、顔や指(指紋)や掌(掌紋)などの被写体の他、免許証やマイナンバーカード等の公的証明書を撮影する。撮影装置14は、具体的には、例えば、ユーザ端末10に付属しているカメラ等である。
CPU13は、プロセッサを含み、メモリ15に格納されたプログラムを実行する。メモリ15は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、CPU13が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置16は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、CPU13が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置16から読み出されて、メモリ15にロードされて、CPU13によって実行される。
CPU13が実行するプログラムは、例えば、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介してユーザ端末10に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置16に格納される。このため、ユーザ端末10は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインタフェースを有するとよい。
補助記憶装置16は、口座開設アプリケーション161を保持する。例えば、CPU13は、メモリ15にロードされたプログラムである口座開設アプリケーション161に従って動作することで、口座開設部として機能する。後述する業務サーバ20及び登録・認証サーバ30が保持するプログラムと、CPUと、の関係も同様である。また、図示は省略するが、OS(Operating System)及び、通信インタフェース18を介して他の装置と通信するための通信プログラム等も補助記憶装置16に格納されている。
GPS装置17は、ユーザ端末10の現在位置を測位する。通信インタフェース18は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインタフェース装置である。また、通信インタフェース18は、例えば、USB等のシリアルインタフェースを含む。ICチップ読取装置19は、例えば、NFC等のICチップリーダであり、公的証明書に記載された情報(例えば、住所、氏名、年齢、性別、及び顔画像情報等)を読み取る。
図3は、業務サーバ20の構成例を示すブロック図である。業務サーバ20は、例えば、入力装置21、表示装置22、CPU23、メモリ25、補助記憶装置26、及び通信インタフェース28を有する計算機によって構成される。入力装置21、表示装置22、CPU23、メモリ25、補助記憶装置26、及び通信インタフェース28それぞれについて、入力装置11、表示装置12、CPU13、メモリ15、補助記憶装置16、及び通信インタフェース18それぞれと同様の説明については省略する。
補助記憶装置26は、例えば、口座開設プログラム261、顔検証プログラム262、住所検証プログラム263、時刻検証プログラム264、及び預金業務実行プログラム267を保持する。また、補助記憶装置26は、例えば、口座情報テーブル265、及び生体認証テンプレート266を保持する。
口座開設プログラム261は、例えば、ユーザ端末10からの口座開設要求に対して、公的証明書の提示指示、ユーザの顔や生体情報の撮影等の動作指示、及び口座開設に伴う各種本人情報登録などの、口座開設に必要な処理を行う。顔検証プログラム262は、例えば、公的証明書から取得された顔情報と、ユーザ端末10の撮影装置14が撮影した顔画像が一致するか否かを検証する。
住所検証プログラム263は、例えば、公的証明書から画像の文字認識によって得られた、又は公的証明書のICチップ読取によって得られた住所情報と、ユーザ端末10のGPS装置17が測位した住所と、が一致又は所定距離以内であるか否かを検証する。住所検証プログラム263による検証により、本人確認の確度を向上させることができる。
時刻検証プログラム264は、例えば、複数の生体情報の撮影時刻が同時又は一定時間以内であること、及び公的証明書の撮影時刻と生体情報の撮影時刻とが同時又は一定時間以内であることを検証する。預金業務実行プログラム267は、預金の預け入れや引き出し等を受け付けたり、実行したりする。
口座情報テーブル265は、口座番号と口座開設者の個人情報等とを紐付けて格納する。生体認証テンプレート266は、例えば、口座番号を識別する情報と、口座保有者を識別する情報と、当該口座保有者の生体情報と、を対応付けて保持する。なお、生体認証テンプレート266が保持する生体情報は、一方向性関数等で変換された生体情報であることが望ましい。
図4は、登録・認証サーバ30の構成例を示すブロック図である。登録・認証サーバ30は、例えば、CPU33、メモリ35、補助記憶装置36、及び通信インタフェース38を有する計算機によって構成される。CPU33、メモリ35、補助記憶装置36、及び通信インタフェース38それぞれについて、CPU13、メモリ15、補助記憶装置16、及び通信インタフェース18それぞれと同様の説明については省略する。なお、登録・認証サーバ30は、入力装置及び表示装置をさらに有していてもよい。
補助記憶装置36は、成済まし検知プログラム361、及び生体署名検証プログラム362を保持する。また、補助記憶装置36は生体認証テンプレート363を保持する。成済まし検知プログラム361は、ユーザ端末10から送信された公的証明書の撮影画像が、当該公的証明書そのものを撮影して得られたものであるかを判定する。具体的には、例えば、成済まし検知プログラム361は、当該撮影画像が、当該公的証明書の印刷物や、ディスプレイに表示された当該公的証明書を撮影した画像でないかを判定する。
生体署名検証プログラム362は、例えば、口座開設者が窓口システム50やATM60を利用時に入力した生体情報と、生体認証テンプレート363が保持する生体情報と、を用いた認証処理及び署名検証処理を行う。生体認証テンプレート363は、例えば、口座番号を識別する情報と、口座保有者を識別する情報と、当該口座保有者の生体情報と、を対応付けて保持する。なお、生体認証テンプレート363が保持する生体情報は、一方向性関数等で変換された生体情報であることが望ましい。
なお、本実施形態において、ユーザ端末10、業務サーバ20、及び登録・認証サーバ30が使用する情報は、データ構造に依存せずどのようなデータ構造で表現されていてもよい。例えば、テーブル、リスト、データベース又はキューから適切に選択したデータ構造体が、情報を格納することができる。
なお、ユーザ端末10、業務サーバ20、及び登録・認証サーバ30それぞれは、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。また、例えば、業務サーバ20、及び登録・認証サーバ30は1つの計算機で構成されてもよい。
図5は、本人情報登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、銀行口座新規開設を例として、本人情報登録システムが、口座開設希望者の本人確認書類(公的証明書)と、本人を証明する生体情報と、を確認することによって、登録時の本人証明を行う。
最初にステップS501において、ユーザ端末10は口座開設アプリケーション161を起動し、口座開設アプリケーション161は、例えば、ユーザの指示に従って口座開設要求を業務サーバ20に送信する。ステップS502において、口座開設アプリケーション161は、業務サーバ20の口座開設プログラム261から公的証明書情報送信要求を受信すると、ユーザの指示に従って、本人証明用の公的証明書の提示方法を選択する。
なお、公的証明書は、例えば、口座開設希望者の住所、氏名、及び年齢等の個人情報、並びに第一の生体情報、等の情報が記載された書類であり、例えば、運転免許証及びマイナンバーカード等である。また、公的証明書にこれらの情報を保持するICチップ等が埋め込まれていてもよい。第一の生体情報は、個人を特定可能な生体情報であり、例えば顔画像等である。以下第一の生体情報が顔画像である例を説明する。なお、ステップS502において選択可能な公的証明書の提示方法は、例えば、ICチップ読取と、画像撮影と、を含む。
公的証明書の提示方法としてICチップ読取が選択された場合(S502:ICチップ読取)、ステップS505において、ICチップ読取装置19は、ユーザの操作に従ってICチップ内の住所、氏名、年齢、性別、及び第一の生体情報(顔画像)等の情報を読み取り、口座開設アプリケーション161は当該情報を業務サーバ20に送信し、ステップS506に遷移する。
公的証明書の提示方法として画像撮影が選択された場合(S502:画像撮影)、ステップS503において、ユーザ端末10に搭載の撮影装置14(汎用カメラ)は、ユーザの操作に従って、公的証明書の撮影を行い、口座開設アプリケーション161は撮影した公的証明書画像を、業務サーバ20及び登録・認証サーバ30に送信する。なお、公的証明書画像には、口座開設希望者の住所、氏名、年齢、及び第一の生体情報(例えば顔画像)等の情報が含まれている必要がある。なお、口座開設アプリケーション161が、公的証明書画像を登録・認証サーバ30に直接送信してもよいし、登録・認証サーバ30への公的証明書画像の送信を業務サーバ20に依頼してもよい。
次に、ステップS504において、成済まし検知プログラム361は、受信した公的証明書画像が、印刷等によって複製されたものやディスプレイに表示されたものを撮影した画像でないか(即ち、真正な公的証明書そのものを撮影した画像であるか)についての偽造判定を行う。偽造判定の具体的な方法については後述する。
成済まし検知プログラム361が、当該公的証明書が偽造物であると判定した場合(S504:Yes)、口座開設ができないことを示す判定結果を、業務サーバ20を介して又は直接、ユーザ端末10に送信し、本人情報登録処理を終了する。成済まし検知プログラム361が、当該公的証明書が偽造物でないと判定した場合(S504:No)、ステップS506に遷移する。
なお、成済まし検知プログラム361が、公的証明書画像中に、口座開設希望者の住所、氏名、年齢、及び第一の生体情報(例えば顔画像)等の情報を認識できない場合においても、口座開設ができないことを示す判定結果を、業務サーバ20を介して又は直接、ユーザ端末10に送信し、本人情報登録処理を終了してもよい。
ステップS506において、ユーザ端末10の撮影装置14は、ユーザの指示に従って、第一の生体情報(顔画像)を撮影し、口座開設アプリケーション161は第一の生体情報の画像を業務サーバ20に送信する。ステップS506において撮影される第一の生体情報(顔画像)は、ユーザ自身の顔を直接撮影した画像(つまり、印刷された顔画像やディスプレイに表示された顔画像等でない)である。
次に、ステップS507において、ユーザ端末10は、ユーザの指示に従って、生体認証に用いられる第二の生体情報を取得する。第二の生体情報は、個人を特定可能な生体情報であり、かつ第一の生体情報と異なる情報である。例えば、第二の生体情報として、手のひら静脈の画像、指紋、掌紋、又は声等が用いられる。ステップS507において取得される第二の生体情報は、ユーザ自身から直接取得される情報(つまり、ユーザ自身の手のひら静脈を直接撮影した画像や、ユーザ自身の発声を直接録音した音データ)である。
なお、ステップS507の処理は、ステップS506の直後ではなく、後述するステップS508において「Yes」の場合に、ステップS510の直前に行われてもよい。
ステップS508において、顔検証プログラム262は、ステップS507において取得された第一の生体情報と、ステップS503又はステップS506において取得された第一の生体情報と、が一致するか(例えば、類似度が所定値以上)を、例えば顔認識アルゴリズム等を用いて検証する。つまり、顔検証プログラム262は、ステップS507において取得された第一の生体情報が口座開設希望者のものであるかを検証する。
なお、ステップS502で画像撮影が選択されていた場合、顔検証プログラム262は、例えば、顔認識アルゴリズム等を用いて公的証明書画像から第一の生体情報(顔画像)を抽出してもよいし、公的証明書画像の予め定められた領域を抽出することにより第一の生体情報(顔画像)を抽出してもよい。
ステップS510において、顔検証プログラム262は、2つの第一の生体情報が一致しないと判定した場合(S508:No)、口座開設ができないことを示す判定結果を、業務サーバ20を介して、ユーザ端末10に送信し、本人情報登録処理を終了する。
顔検証プログラム262は、2つの第一の生体情報が一致すると判定した場合(S508:Yes)、ステップS509において、口座開設アプリケーション161は、ステップS507で取得した第二の生体情報を業務サーバ20に送信し、口座開設プログラム261は、ステップS506で取得された第一の生体情報と、ステップS507で取得された第二の生体情報と、を紐付けて登録・認証サーバ30に送信する。
なお、上述した各処理において、口座開設アプリケーション161は、業務サーバ20等の外部装置に情報を送信する場合、当該情報に、例えば、「特開2013−123142号公報」等に記載されている一方向変換を施してから、変換後の情報を業務サーバ20に送信してもよい。これにより、情報漏洩リスクを低下させることができる。
続いて、ステップS510において、生体署名検証プログラム362は、既に登録済みの口座情報との重複をチェックする。生体署名検証プログラム362は重複チェックにおいて、具体的には、例えば、ステップS509において業務サーバ20から受信した生体情報が、生体認証テンプレート363に登録済みでないかをチェックする。なお、生体認証処理を行う技術としては、公知の技術である指紋、指静脈、掌認証方式(例えば、半谷精一郎他著「バイオメトリクス教科書―原理からプログラミングまで」コロナ社、2012年6月8日、等を参照)などを採用することができる。
ステップS510において、重複ありと判定された場合(S510:重複あり)、生体署名検証プログラム362は、口座開設ができないことを示す判定結果を、業務サーバ20を介して又は直接、ユーザ端末10に送信し、本人情報登録処理を終了する。ステップS510において、重複なしと判定された場合は(S510:重複なし)、ステップS511において、業務サーバ20は、新規口座を開設する。
ステップS511において、具体的には、例えば、口座開設プログラム261は、例えば、文字認識等のアルゴリズムにより公的証明書に記載の個人情報を抽出する。口座開設プログラム261は、抽出した個人情報と同一の個人が口座情報テーブル265にいない場合には、口座開設者に一意なIDを発行する。口座開設プログラム261は、抽出した個人情報と同一の個人が口座情報テーブル265に存在する場合には、当該個人のIDを特定する。また、口座開設プログラム261は、一意な口座番号と、一意な連結キーと、を発行する。
口座開設プログラム261は、発光した又は特定したIDと、口座番号と、公的証明書に記載の個人情報と、当該連結キーと、を対応づけたレコードを口座情報テーブル265に格納し、当該連結キーを登録・認証サーバ30に通知する。また、口座開設プログラム261は、当該キーと、第一の生体情報と、第二の生体情報と、を対応づけたレコードを生体認証テンプレート266に格納する。また、生体署名検証プログラム362は、業務サーバ20から通知された連結キーと、第一の生体情報と、第二の生体情報と、を対応づけたレコードを生体認証テンプレート363に格納する。ステップS511が実行された後、本人情報登録処理が終了する。なお、業務サーバ20が生体認証テンプレート266を保持していなくてもよく、この場合、口座開設プログラム261は、ステップS511において、生体認証テンプレート266へのレコード追加処理を実施しない。
なお、ステップS510において、生体署名検証プログラム362による重複チェックだけでなく、業務サーバ20の口座開設プログラム261による、公的証明書から取得した個人情報と、口座情報テーブル265に登録済みの情報と、の重複チェックがさらに実施されてもよい。なお、生体署名検証プログラム362は、個人情報の全てが重複する場合にのみ、重複ありと判定してもよいし、所定の個人情報が重複する場合(例えば、氏名と年齢の組み合わせが重複する場合等)に、重複ありと判定してもよい。
図11Aは、口座情報テーブル265の一例である。口座情報テーブル265は、開設済み口座情報を格納する。口座情報テーブル265は、例えば、ID欄110、口座番号欄111、氏名欄112、住所欄113、性別欄114、生年月日欄115、及び連結キー欄116等を含む。
図11Bは、生体認証テンプレート266の一例である。また、生体認証テンプレート266は、口座情報と紐づいた生体情報を格納する。生体認証テンプレート266は、連結キー欄117、第一の生体情報による第一認証テンプレート欄118、第二の生体情報による第二認証テンプレート欄119を持つ。生体認証テンプレート266に格納された認証テンプレートは、例えば、「特開2013−123142号公報」等に記載された技術(例えば一方向性変換等)によって変換された、元の生体情報に復元されない形式であることが望ましい。
前述したように、連結キー欄116に格納された値と、連結キー欄117に格納された値と、により、口座情報と認証テンプレート情報と、が対応付けられている。なお、生体認証テンプレート363の構成は、図11Bの生体認証テンプレート266の構成と同様である。口座情報テーブル265、生体認証テンプレート266、生体認証テンプレート363が上述のような構成を有することにより、新規口座開設時の重複口座チェックを、確実に行うことができる。
図7は、図5で説明した本人情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。図7の例では、ステップS502において画像撮影が選択され、ステップS504において証明書画像が偽造物でないと判定され、ステップS508において生体情報が一致すると判定され、ステップS510において口座重複がなしと判定されている。図7に記載されているように、ステップS506の処理と、ステップS508における公的証明書画像中の顔画像の抽出処理と、は並行して実施されてもよい。
なお、上述した本人情報登録処理において、ステップS506で取得された第一の生体情報と、ステップS507で取得された第二の生体情報と、が同一人物のものでない場合には、口座開設することなく、本人情報登録処理が終了することが望ましい。具体的には、例えば、ステップS507より後、かつステップS510より前において、業務サーバ20によって、ステップS506で取得された第一の生体情報と、ステップS507で取得された第二の生体情報と、同一人物のものであるかをチェックする同一人物チェック処理が実行されることが望ましい。
図12は、ステップS506で取得された第一の生体情報と、ステップS507で取得された第二の生体情報と、が同一人物のものであるかを判定する方法の一例を示す説明図である。図12の例では、第一の生体情報として顔画像が、第二の生体情報として手のひら静脈の画像が、用いられるものとする。
被写体1200は、口座開設希望者の顔である。被写体1202は、口座開設希望者の手のひらである。ステップS506及びステップS507において、ユーザ端末10の撮影装置14のインカメラによって第一の生体情報又は第二の生体情報の一方を、ユーザ端末10の撮影装置14のアウトカメラによって他方を、同時に又は連続切り替えによって一定時間以内に撮影する。
時刻検証プログラム264は、同一人物チェック処理において、第一の生体情報及び第二の生体情報である画像情報にメタ情報として含まれる画像の撮影時刻を比較し、撮影時刻の差が所定値以下である場合(当該所定値は0であってもよい)、第一の生体情報と第二の生体情報が同一人物のものであると判定し、そうでない場合には同一人物のものでないと判定する。また、時刻検証プログラム264は、撮影時刻の差が所定値以下であり、かつ第一の生体情報及び第二の生体情報である画像情報にメタ情報として含まれるユーザ端末10の識別子が同一である場合に、第一の生体情報と第二の生体情報が同一人物のものであると判定し、そうでない場合に同一人物のものでないと判定してもよい。
図13は、ステップS506で取得された第一の生体情報と、ステップS507で取得された第二の生体情報と、が同一人物のものであるかを判定する方法の別例を示す説明図である。ステップS506及びステップS507において、ユーザ端末10に搭載の撮影装置14によって、被写体1200から被写体1202までを連続的に撮影する。具体的には、例えば、動画撮影において、まず被写体1200を撮影し、引き続き口座開設希望者の首、肩、腕を順に撮影し続け、最後に被写体1202を撮影する。このように、被写体1200が撮影されてから、被写体1202が撮影されるまでの当該動画において、常に口座開設希望者の体の一部が映っていることが望ましい。
口座開設プログラム261は、同一人物チェック処理において、例えば、当該動画に対してオプティカルフロー等を用いた物体追跡を実行することにより、当該動画に含まれる第一の生体情報と、第二の生体情報と、が同一人物のものであるかを判定することができる。具体的には、例えば、口座開設プログラム261は、画像特徴の一つである、SHIFT、やSURFのような特徴量を用いて、連続画像間の対応点のマッピングを推定する。このとき、同一物体の連続領域は、推定マッピング結果(一般的にはアフィン変換行列で表現)が、動画撮影中ほぼ同じであることが期待される。口座開設プログラム261は、領域が長い場合、二つ以上の複数の部分領域に分割し、各隣接ペアの連続性推定を繰り返すことで、例えば腕一本等の一連の連続領域を推定する。
本実施例の本人情報登録システムは、図12及び図13を用いて説明した方法によって同一人物チェック処理を行うことにより、第一の生体情報と第二の生体情報とが同一人物のものであることを高精度に判定することができ、ひいては成済ましによる本人情報登録を防止することができる。
図14は、本実施例において取得される第一の生体情報と第二の生体情報との関連を示す説明図である。公的証明書140は、例えば、運転免許証やマイナンバーカード等の公的証明書である。画像141は、例えばステップS508において抽出された顔画像である画像142は、ステップS506において撮影された第一の生体情報である。ユーザ端末10が撮影した第二の生体情報(被写体1202)と第一の生体情報(被写体1200)と、が紐付けられて業務サーバ20及び登録・認証サーバ30に登録される。また、ステップS508における一致判定により、登録対象である第二の生体情報と、公的証明書情報を紐付けて、業務サーバ20に登録することが可能となる。
図10は、認証処理の一例を示すフローチャートである。銀行の窓口に来店した口座保有者が、口座から現金を引き出す場合における認証処理の例を説明する。図10の例では、業務サーバ20が生体認証テンプレート266を保持していないものとする。
ステップS1001において、窓口システム50は、業務サーバ20に対して、現金引き出し要求を送信する。ステップS1002において、預金業務実行プログラム267は、窓口システム50に対して、本人確認方式選択要求を送信する。本人確認方式として、例えば、生体情報を用いた生体認証方式や、登録済み印鑑との照合を行う印鑑照合方式等があるが、図10の例では生体認証方式が選択されたものとする。
ステップS1003において、窓口システム50は、本人確認方式として生体認証方式を選択したことを業務サーバ20に通知する。ステップS1004において、預金業務実行プログラム267は、窓口システム50に対して、口座番号と、第二の生体情報と、の入力を要求する。
ステップS1005において、窓口システム50は、ユーザから入力を受け付けたID情報と、第二の生体情報と、を業務サーバ20に送信する。なお、生体認証テンプレート363に格納されている第二の生体情報が一方向性変換等の変換が施されているものである場合、窓口システム50は、第二の生体情報に当該変換を施して、業務サーバ20に送信する。
ステップS1006において、預金業務実行プログラム267は、受信した口座番号に対応する連結キーを口座情報テーブル265から取得し、取得した連結キーと、第二の生体情報と、を登録・認証サーバ30に送信する。なお、預金業務実行プログラム267は、受信した口座番号が口座情報テーブル265に含まれない場合、窓口システム50にエラーを通知する。
ステップS1007において、生体署名検証プログラム362は、連結キーに対応する第二の生体情報を生体認証テンプレート363から取得し、受信した第二の生体情報と、生体認証テンプレート363から取得した第二の生体情報と、を比較して、認証処理を実行する。ステップS1008において、生体署名検証プログラム362は、認証結果を業務サーバ20に通知し、ステップS1009において、預金業務実行プログラム267は当該認証結果を窓口システム50に通知する。なお、認証が成功した場合には、預金業務実行プログラム267は、現金の引き出しを許可し、窓口システム50において現金が払い出される。
以下、ステップS504の偽造判定の具体例について説明する。図16は、各種画像分類タスクで利用されるテクスチャ特徴抽出オペレータであり、偽造判定に用いられるLocal Binary Pattern(LBP)の一例を示す説明図である。
LBPは、近傍画素との輝度の勾配をバイナリコーディングし、ヒストグラム化したもので、一般的にテクスチャ特徴の抽出オペレータとして使用される。(A)において、注目画素1602と、注目画素1602の3x3の近傍画素と、からなるピクセル群1601の輝度値の例が示されている。
(B)において、隣接画素それぞれの輝度値と、注目画素1602の輝度値と、の大小比較結果が、2値化されたピクセル値によって示されている。2値化により、例えば、注目画素1602の輝度値以上の輝度値を有する隣接画素のピクセル値が“1”になり、注目画素1602の輝度値未満の輝度値を有する隣接画素のピクセル値が“0”になり。具体的には、左上隅の画素の輝度値“123”は、注目画素1602の輝度値“125”より小さいため、2値化の結果として、“0”が得られる。このようにして、隣接画素である8つの画素が全てを2値化する。
(C)において、2値化後のピクセル値を一つの整数値に変換される。隣接8画素を、バイナリコードとすることで、整数値を得る。(C)の例では、注目画素の左隣接画素を基点とするバイナリコーディングにより、2^6+2^4+2^2=84が得られる。このようにして、公的証明書画像の全ての画素を注目画素としてコード値を計算することにより、0〜255を階級とするバイナリコード値のヒストグラムを得ることができる。
図18は、Local Binary Pattern(LBP)を用いたステップS504の偽造判定処理の一例を示すフローチャートである。また、図17は、図18を用いて説明した偽造判定処理の概要の一例を示す説明図である。
まずステップS1801において、成済まし検知プログラム361は、撮影装置14が撮影した公的証明書画像から、例えば、図16に示した方法により、LBPヒストグラムを計算する。次に、ステップS1802において、成済まし検知プログラム361は、画像中のノイズパターンを強調するため、公的証明書画像に対してウェーブレット変換を施して画像強調行う後。ステップS1803において、成済まし検知プログラム361は、ウェーブレット変換後の公的証明書画像に対して、LBPヒストグラムを計算する。
ステップS1804において、成済まし検知プログラム361は、公的証明書画像とウェーブレット変換後の画像とを一定の比率で圧縮(縮小)する。ステップS1805において、成済まし検知プログラム361は、圧縮した公的証明書画像と、圧縮したウェーブレット変換後の画像それぞれから、LBPヒストグラムを計算する。なお、例えば、ブロックノイズを考慮して、LBPの近傍画像領域のピクセルサイズ3x3への圧縮率が用いられる。
ステップS1806において、成済まし検知プログラム361は、ステップS1801で得られた元画像のLBPヒストグラム、ステップS1803で得られたウェーブレット変換後の画像のLBPヒストグラム、並びにステップS1805で得られた圧縮された元画像のLBPヒストグラム及び圧縮されたウェーブレット変換後画像のLBPヒストグラムそれぞれを特徴量として、例えば1行のベクトルとして、連結する。
ステップS1807において、成済まし検知プログラム361は、例えば、線形SVM(Support Vector Machine)等の手法により、連結された特徴量を用いて、公的証明書の画像が偽造されたものであるか否かを判定する(ステップS1807)。なお、偽造された公的証明書についてのLBPヒストグラムが連結された特徴量、及び真正な公的証明書についてのLBPヒストグラムが連結された特徴量については、予め学習されているものとする。
続いて、ステップS504の偽造判定処理の別例について説明する。成済まし検知プログラム361は、以下の計算を実行する。画像をx(m,n)とし(mは画像の縦成分、nは画像の横成分、m∈[1,M]、n∈[1,N])とする時、水平方向の差分画像は、以下の式で表される。
Figure 0006910236
画像x(m,n)の1次元フーリエ変換(水平)をX(m,l)とする時、各mについてのパワースペクトラムp(n)は、以下の式で表される。
Figure 0006910236
但し、D(m,l)はd(m,l)の1次元フーリエ変換であり、l∈[1,N]である。成済まし検知プログラム361は、m=1,・・・,Mについて、p(l)の平均パワースペクトラムP(l)を計算する。
図15は、パワースペクトラムの一例である。上側のグラフは、P(l)を表し、下側のグラフが移動平均からの差分を示す。ピークを特徴量として用いるために、成済まし検知プログラム361は、P(l)の移動平均(MA(P(l)))からの差分値を計算する。また、成済まし検知プログラム361は、差分値をそのまま特徴量として用いるのではなく、複数の所定の閾値を超えるピークの数を特徴量として用いる。
Figure 0006910236
なお、δはデルタ関数であり、aは特徴量の個数であり、v(i)はi番目の閾値である。成済まし検知プログラム361は、水平成分と同様の方法で、垂直成分についての平均パワースペクトラムP(l)を算出して、特徴量ベクトルVecVを定義し、VecHとVecVとを連結したものを特徴量ベクトルとして、例えば、SUV等の手法により偽造判定を実行する。なお、偽造された公的証明書についての特徴量ベクトル、及び真正な公的証明書についての特徴量ベクトルについては、予め学習されているものとする。
続いて、ステップS504の偽造判定処理の別例について説明する。画像をx(m,n)とする(m∈[1,M]、n∈[1,N])とすると,1次元水平方向の差分信号は、以下の式で表される。
Figure 0006910236
成済まし検知プログラム361は、ブロックノイズを表現するために,ブロック境界部分について画像輝度差分d(m,n)の平均Bを、以下の数式を用いて計算する。
Figure 0006910236
次に、成済まし検知プログラム361は、ブロック内部の画像の信号強度の平均Aを、以下の数式を用いて計算する。
Figure 0006910236
最後に、成済まし検知プログラム361は、差分信号のzero−crossing(ZC)率を計算する。ZC率とは、差分画像d(m,n)の値が(n∈[1,N−1])、正から負又は負から正へと変化する回数(即ち0を跨る)回数を示す。まず、以下の数式によりでzero−crossing(ZC)が定義される。
Figure 0006910236
続いて、成済まし検知プログラム361は、以下の数式を用いてZC率を計算する。
Figure 0006910236
以上の処理により、成済まし検知プログラム361は、水平成分について3つの指標{B,A,Z}を算出した。成済まし検知プログラム361は垂直成分についても水平成分と同様の方法で、3つの指標{B,A,Z}を計算する。成済まし検知プログラム361は、これらの特徴を結合した特徴量ベクトルを用いて、例えば、SUV等の手法により偽造判定を実行する。なお、偽造された公的証明書についての特徴量ベクトル、及び真正な公的証明書についての特徴量ベクトルについては、予め学習されているものとする。
本実施例の本人情報登録システムは、上述したこれらの偽造判定処理により、公的証明書が真正のものであるかを高精度に判定することができ、ひいては成済ましによる本人情報登録を防止することができる。なお、上述したこれらの偽造判定処理は、汎用カメラ等の撮影画像に対して行うことができるため、ステップS504のみならず、ステップS507で取得された第一の生体情報、及びステップS508で取得された第二の生体情報に対しても実行されてもよい。
本実施例の本人情報登録システムは、公的証明書から抽出された第一の生体情報と、直接取得された第一の生体情報と、の比較結果に基づいて、本人情報登録の可否を決定し、さらに第一の生体情報と第二の生体情報が同一人物のものであるかを検証することにより、遠隔地からであっても第二の生体認証の登録を、安全に即ち本人性を高精度に担保して、実施することができる。
実施例1との相違点について説明する。図6は、本人情報登録処理の別例を示すフローチャートである。以下、図5との相違点について説明する。ステップS507に続くステップS601において、口座開設アプリケーション161は、ユーザ端末10のGPS装置17から、ユーザ端末10の現在位置を取得し、業務サーバ20に送信する。その後ステップS508に遷移する。
ステップS508において、2つの生体情報が一致すると判定された場合(ステップS508:Yes)、ステップS602において、住所検証プログラム263は、公的証明書の住所と、ステップS601において受信したユーザ端末10の現在位置と、が一致するか(具体的には例えば、公的証明書の住所と、ユーザ端末10の現在位置と、の距離が所定値以内か(所定値は0であってもよい))を判定する。なお、ステップS602の判定においては、例えば、住所情報を位置情報に変換するジオコーディング技術が用いられてもよい。
なお、ステップS502で画像撮影が選択されていた場合、住所検証プログラム263は、例えば、文字認識等を用いて、又は公的証明書画像の予め定められた領域を抽出することにより公的証明書に記載の住所を抽出してもよい。
住所検証プログラム263は、公的証明書の住所とユーザ端末10の現在位置とが一致しないと判定した場合(S602:No)、口座開設ができないことを示す判定結果を、業務サーバ20を介して又は直接、ユーザ端末10に送信し、本人情報登録処理を終了する。住所検証プログラム263は、公的証明書の住所とユーザ端末10の現在位置とが一致すると判定した場合(S602:No)、ステップS509に遷移する。
図8は、図6で説明した本人情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。図8の例では、ステップS502において画像撮影が選択され、ステップS504において証明書画像が偽造物でないと判定され、ステップS508において生体情報が一致すると判定され、ステップS510において口座重複がなしと判定され、ステップS602において公的証明書の住所とGPSによる位置情報とが一致すると判定されている。
本実施例の本人情報登録システムは、公的証明書から抽出した住所と、ユーザ端末10の現在位置と、の比較結果をさらに用いて本人情報登録可否を決定することにより、成済ましによる本人情報登録を抑制することができる。
実施例1との相違点を説明する。本実施例の本人情報登録システムは、本人情報登録処理における一部のステップの主体が、実施例1と異なる。図9は、本人情報登録処理の別例を示すシーケンス図である。図9の例では、ステップS502において画像撮影が選択され、ステップS504において証明書画像が偽造物でないと判定され、ステップS508において生体情報が一致すると判定され、ステップS510において口座重複がなしと判定されている。
図7のシーケンス図との相違点について説明する。図7の例では業務サーバ20が実施していた、ステップS504の処理、ステップS508の処理、ステップS509における第一の生体情報と第二の生体情報の紐付処理を、図9の例ではユーザ端末10が実行している。
本実施例の本人情報登録システムは、上述した処理をユーザ端末10が実行することにより、生体情報や個人情報等を業務サーバ20及び登録・認証サーバ30等の外部装置とやり取りする回数が減り、情報漏洩のリスクを低減させることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10 ユーザ端末、13 CPU、15 メモリ、16 補助記憶装置、20 業務サーバ、23 CPU、25 メモリ、26 補助記憶装置、30 登録・認証サーバ、33 CPU、35 メモリ、36 補助記憶装置、161 口座開設アプリケーション、261 口座開設プログラム、262 顔検証プログラム、263 住所検証プログラム、264 時刻検証プログラム、265 口座情報テーブル、266 生体認証テンプレート、361 成済まし検知プログラム、362生体署名検証プログラム、363 生体認証テンプレート

Claims (12)

  1. 登録対象者の第1生体情報を登録する本人情報登録システムであって、
    プロセッサと、記憶装置と、を有し、
    前記記憶装置は、生体情報を格納する生体認証テンプレートを保持し、
    前記プロセッサは、
    前記第1生体情報と異なり、かつ画像情報である前記登録対象者の第2生体情報、が含まれる書類の情報の取方法の指定を受け付け
    前記書類の情報の取得方法としてICチップの読み取りが指定された場合、前記書類に含まれるICチップから前記第2生体情報を取得し、
    前記書類の情報の取得方法として画像撮影が指定された場合、撮影装置によって撮影された前記書類の画像から前記第2生体情報を取得し、前記書類の画像の各画素のLBP(Local Binary Pattern)、前記書類の画像の水平成分と垂直成分それぞれの平均パワースペクトラム、及び差分信号のzero−crossing率の少なくとも1つに基づいて、前記書類の偽造判定処理を実行し、
    前記書類の情報の取得方法として前記ICチップの読み取りが指定された場合、又は前記偽造判定処理において前記書類が偽造されていないと判定した場合、前記第1生体情報と、撮影装置によって撮影された第2生体情報と、を取得し、
    前記撮影された第2生体情報と前記書類から取得した第2生体情報との類似度に基づいて前記撮影された第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、かつ前記取得した第1生体情報の生成時刻と前記撮影された第2生体情報の撮影時刻との差が所定値以内であると判定した場合に、前記取得した第1生体情報を前記生体認証テンプレートに格納する、本人情報登録システム。
  2. 請求項1に記載の本人情報登録システムであって、
    前記取得した第1生体情報は、前記撮影装置によって撮影された画像情報であり、
    前記取得した第1生体情報と前記撮影された第2生体情報は、前記撮影装置によって撮影された1つの動画に含まれ、
    前記プロセッサは、
    前記撮影されたた第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、前記取得した第1生体情報の撮影時刻と前記撮影された第2生体情報の撮影時刻との差が所定値以内であると判定し、かつ前記動画における物体追跡によって前記取得した第1生体情報と前記撮影された第2生体情報が同一人物ものであると判定した場合に、前記取得した第1生体情報を前記生体認証テンプレートに格納する、本人情報登録システム。
  3. 請求項1に記載の本人情報登録システムであって、
    前記取得した書類の情報は、撮影装置によって撮影された画像情報であり、
    前記プロセッサは、
    前記偽造判定処理において、前記書類の画像の各画素のLBP(Local Binary Pattern)と、前記書類を所定の比率で圧縮した画像の各画素のLBPと、前記書類の画像をウェーブレット変換した画像の各画素のLBPと、前記ウェーブレット変換した画像を所定の比率で圧縮した画像の各画素のLBPと、の少なくとも1つに基づいて、前記書類の画像情報が真正な書類が撮影されたことによって得られた画像情報であるか否かによって前記書類が偽造されていないかを判定する、本人情報登録システム。
  4. 請求項1に記載の本人情報登録システムであって
    前記プロセッサは、
    前記偽造判定処理において、前記書類の画像の水平成分と垂直成分それぞれについて、平均パワースペクトラムの移動平均から前記平均パワースペクトラムを引いた差分値を算出し、前記差分値と所定の閾値との比較結果に基づいて、前記書類の画像情報が真正な書類が撮影されたことによって得られた画像情報であるか否かによって前記書類が偽造されていないかを判定する、本人情報登録システム。
  5. 請求項1に記載の本人情報登録システムであって
    前記プロセッサは、
    前記偽造判定処理において、前記書類の画像の水平成分と垂直成分それぞれについての、ブロック境界部分についての画像輝度差分の平均と、ブロック内部の画像の信号強度の平均と、差分信号のzero−crossing率と、に基づいて、前記書類が偽造されていないかを判定する、本人情報登録システム。
  6. 請求項1に記載の本人情報登録システムであって、
    前記登録対象者によって操作される端末を含み、
    前記取得した書類の情報は、前記登録対象者の住所情報を含み、
    前記プロセッサは、
    前記端末の位置情報を取得し、
    前記撮影された第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、かつ前記住所情報が示す住所と、前記取得した位置情報が示す位置と、の距離が所定値以下であると判定した場合、前記取得した第1生体情報を前記生体認証テンプレートに格納する、本人情報登録システム。
  7. 本人情報登録システムが、登録対象者の第1生体情報を登録する方法であって、
    前記本人情報登録システムが、
    前記第1生体情報と異なり、かつ画像情報である前記登録対象者の第2生体情報、が含まれる書類の情報の取方法の指定を受け付け
    前記書類の情報の取得方法としてICチップの読み取りが指定された場合、前記書類に含まれるICチップから前記第2生体情報を取得し、
    前記書類の情報の取得方法として画像撮影が指定された場合、撮影装置によって撮影された前記書類の画像から前記第2生体情報を取得し、前記書類の画像の各画素のLBP(Local Binary Pattern)、前記書類の画像の水平成分と垂直成分それぞれの平均パワースペクトラム、及び差分信号のzero−crossing率の少なくとも1つに基づいて、前記書類の偽造判定処理を実行し、
    前記書類の情報の取得方法として前記ICチップの読み取りが指定された場合、又は前記偽造判定処理において前記書類が偽造されていないと判定した場合、前記第1生体情報と、撮影装置によって撮影された第2生体情報と、を取得し、
    前記撮影された第2生体情報と前記書類から取得した第2生体情報との類似度に基づいて前記撮影された第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、かつ前記取得した第1生体情報の生成時刻と前記撮影された第2生体情報の撮影時刻との差が所定値以内であると判定した場合に、前記取得した第1生体情報を前記本人情報登録システムが有する生体認証テンプレートに格納する、方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    前記取得した第1生体情報は、前記撮影装置によって撮影された画像情報であり、
    前記取得した第1生体情報と前記撮影された第2生体情報は、前記撮影装置によって撮影された1つの動画に含まれ、
    前記方法は、
    前記本人情報登録システムが、
    前記撮影された第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、前記取得した第1生体情報の生成時刻と前記撮影された第2生体情報の撮影時刻との差が所定値以内であると判定し、かつ前記動画における物体追跡によって前記取得した第1生体情報と前記撮影された第2生体情報が同一人物ものであると判定した場合に、前記取得した第1生体情報を前記生体認証テンプレートに格納する、方法。
  9. 請求項7に記載の方法であって、
    前記取得した書類の情報は、撮影装置によって撮影された画像情報であり、
    前記方法は、
    前記本人情報登録システムが、
    前記偽造判定処理において、前記書類の画像の各画素のLBP(Local Binary Pattern)と、前記書類を所定の比率で圧縮した画像の各画素のLBPと、前記書類の画像をウェーブレット変換した画像の各画素のLBPと、前記ウェーブレット変換した画像を所定の比率で圧縮した画像の各画素のLBPと、の少なくとも1つに基づいて、前記書類の画像情報が真正な書類が撮影されたことによって得られた画像情報であるか否かによって前記書類が偽造されていないかを判定する、方法。
  10. 請求項7に記載の方法であって
    前記方法は、
    前記本人情報登録システムが、
    記偽造判定処理において、前記書類の画像の水平成分と垂直成分それぞれについて、平均パワースペクトラムの移動平均から前記平均パワースペクトラムを引いた差分値を算出し、前記差分値と所定の閾値との比較結果に基づいて、前記書類の画像情報が真正な書類が撮影されたことによって得られた画像情報であるか否かによって前記書類が偽造されていないかを判定する、方法。
  11. 請求項7に記載の方法であって
    前記方法は、
    前記本人情報登録システムが、
    前記偽造判定処理において、前記書類の画像の水平成分と垂直成分それぞれについての、ブロック境界部分についての画像輝度差分の平均と、ブロック内部の画像の信号強度の平均と、差分信号のzero−crossing率と、に基づいて、前記書類が偽造されていないか否かを判定する、方法。
  12. 請求項7に記載の方法であって、
    前記本人情報登録システムは、前記登録対象者によって操作される端末を含み、
    前記取得した書類の情報は、前記登録対象者の住所情報を含み、
    前記方法は、
    前記本人情報登録システムが、
    前記端末の位置情報を取得し、
    前記撮影された第2生体情報が前記登録対象者の第2生体情報であると判定し、前記取得した第1生体情報の生成時刻と前記撮影された第2生体情報の撮影時刻との差が所定値以内であると判定し、かつ前記住所情報が示す住所と、前記取得した位置情報が示す位置と、の距離が所定値以下であると判定した場合、前記取得した第1生体情報を前記生体認証テンプレートに格納する、方法。
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