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JP6935934B2 - 液状物吸引装置及びその方法 - Google Patents
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JP6935934B2 - 液状物吸引装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラム缶に収納されている液状物充填袋に充填されている液状物を自動的に抜き取る液状物吸引装置及びその方法に関する。
従来、ドラム缶に収納されている液状物充填袋に充填されている液状物を吸引するにあたっては、ハンドロータリーポンプ、手動式ピストンポンプ、エアープレッシャーポンプ等に直結した直管状の吸引管を作業者が液状物充填袋に挿入し、ポンプの駆動によって、液状物充填袋内の液状物を吸い上げてホースを通してタンク等へ送る可搬式吸引機が知られている(例えば、非特許文献1,2参照)。
インターネット・ウエブ・楽天市場・2ページ目ぽんぷやさん>ドラム缶用ポンプ:ぽんぷやさん,検索日:2019年2月19日、http//www.item.rakuten.co.jp/ponpu/c/0000000148/?p=2&s=1#risFil インターネット・ウエブ・エアー式ドラム缶ポンプ/M472LH-200B/測定/包装/物流/専門,検索日:2019年2月19日、https://www.webshiro.com/syouhinsetumei2/M472LH-200B.html
しかしながら、上記のような可搬式吸引機を用いた方法では、液状物充填袋の内周面に付着している液状物を吸引することができず、もって、歩留まりが悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、歩留まりを向上させることができる液状物吸引装置及びその方法を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、液状物(L1)が充填されている液状物充填袋(F)が収納されているドラム缶(2)と、
前記ドラム缶(2)の上方から挿入され、前記液状物充填袋(F)の内周面に対して加水液を噴射すると共に、該加水液によって加水された前記液状物(L1)を吸引する吸引加水手段(吸引加水機構6)と、
前記吸引加水手段(吸引加水機構6)を昇降動作させる昇降手段(昇降機構5)と、
前記液状物充填袋(F)の上縁部(Fa)を支持し、前記ドラム缶(2)の上部に着脱自在に配置される支持部材(3)と、
前記支持部材(3)を鉛直上向きに持ち上げる持ち上げ手段(持ち上げ機構7)と、を有し、
前記昇降手段(昇降機構5)は、前記持ち上げ手段(持ち上げ機構7)によって、前記支持部材(3)が持ち上げられると、前記吸引加水手段(吸引加水機構6)を降下させ、
前記吸引加水手段(吸引加水機構6)は、前記持ち上げ手段(持ち上げ機構7)によって、前記支持部材(3)が持ち上げられることによって共に持ち上げられる前記液状物充填袋(F)の内周面に対して加水液を噴射すると共に、該加水液によって加水された前記液状物(L1)を吸引してなることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、液状物(L1)が充填されている液状物充填袋(F)が収納されているドラム缶(2)と、
前記ドラム缶(2)の上方から挿入され、前記液状物充填袋(F)の内周面に対して加水液を噴射すると共に、該加水液によって加水された前記液状物(L1)を吸引する吸引加水手段(吸引加水機構6)と
前記吸引加水手段(吸引加水機構6)を昇降動作させる昇降手段(昇降機構5)と、を有し、
前記吸引加水手段(吸引加水機構6)は、
前記加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管(61)と、
前記垂直供給管(61)の内側に配置され、前記液状物(L1)を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管(60)と、を有し、
前記垂直供給管(61)及び前記垂直吸引管(60)の下部に固定配置可能であると共に、洗浄液を供給可能な洗浄液供給部材(8)をさらに有し、
前記垂直吸引管(60)は、前記洗浄液供給部材(8)に前記洗浄液が供給されると、該洗浄液を鉛直上向きに吸引してなることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、上記請求項に記載の液状物吸引装置において、前記吸引加水手段(吸引加水機構6)は、前記加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管(61)と、
前記垂直供給管(61)の内側に配置され、前記液状物(L1)を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管(60)と、を有してなることを特徴としている。
一方、請求項の発明によれば、液状物(L1)が充填されている液状物充填袋(F)の上縁部(Fa)を支持し、該液状物充填袋(F)が収納されているドラム缶(2)の上部に着脱自在に配置される支持部材(3)が持ち上げ手段(持ち上げ機構7)によって持ち上げられると、前記ドラム缶(2)の上方から昇降手段(昇降機構5)によって降下された吸引加水手段(吸引加水機構6)が挿入され(図7(c)〜(d)参照)、
前記支持部材(3)が持ち上げ手段(持ち上げ機構7)によって持ち上げられることによって共に持ち上げられる前記液状物充填袋(F)の内周面に対して、前記吸引加水手段(吸引加水機構6)によって、加水液が噴射されると共に、該加水液によって加水された前記液状物(L1)が吸引されてなる(図7(c)〜(d)参照)ことを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1、2、4に係る発明によれば、液状物(L1)が充填されている液状物充填袋(F)が収納されているドラム缶(2)の上方から、昇降手段(昇降機構5)によって、吸引加水手段(吸引加水機構6)が挿入され、そして、その挿入された吸引加水手段(吸引加水機構6)によって、液状物充填袋(F)の内周面に対して加水液を噴射すると共に、その加水液によって加水された液状物(L1)を吸引するようにしている。これにより、液状物充填袋(F)の内周面は、加水液によって洗い流され、その洗い流された加水液は、液状物(L1)に加水されることとなる。
しかして、請求項1、2、4に係る発明によれば、液状物充填袋(F)の内周面に付着している液状物(L1)も吸引することができることとなるから、歩留まりを向上させることができる。さらに、請求項1及び4に係る発明によれば、持ち上げ手段(持ち上げ機構7)によって、支持部材(3)が持ち上げられると、昇降手段(昇降機構5)によって、吸引加水手段(吸引加水機構6)を降下させ、その吸引加水手段(吸引加水機構6)が、持ち上げ手段(持ち上げ機構7)によって、支持部材(3)が持ち上げられることによって共に持ち上げられる液状物充填袋(F)の内周面に対して加水液を噴射すると共に、その加水液によって加水された液状物(L1)を吸引するようにしている。これにより、側周面がピンと張った状態(緊張状態)の液状物充填袋(F)の内周面を加水液によってより洗い流すこととなるから、液状物充填袋(F)の内周面を洗い流し易くなり、もって、歩留まりをさらに向上させることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、吸引加水手段(吸引加水機構6)は、加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管(61)と、垂直供給管(61)の内側に配置され、液状物(L1)を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管(60)と、を有する2重管の構成になっているから、非常に簡便な構成となっている。そしてさらに、請求項2に係る発明によれば、垂直供給管(61)及び垂直吸引管(60)の下部に洗浄液を供給可能な洗浄液供給部材(8)が固定配置され、垂直吸引管(60)は、洗浄液供給部材(8)に洗浄液が供給されると、該洗浄液を鉛直上向きに吸引するようにしている。これにより、CIP洗浄が可能となる。
求項3に係る発明によれば、吸引加水手段(吸引加水機構6)は、加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管(61)と、垂直供給管(61)の内側に配置され、液状物(L1)を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管(60)と、を有する2重管の構成になっているから、非常に簡便な構成となっている。
本発明の一実施形態に係る液状物吸引装置を示す一部縦断側面図である。 (a)は、同実施形態に係るドラム缶に支持部材が配置されている状態を示す正面図、(b)は、同実施形態に係るドラム缶に支持部材が配置されている状態の要部を示す断面図である。 同実施形態に係る液状物吸引装置の位置決め機構を上部側から見た状態を示す平面図である。 同実施形態に係る液状物吸引装置の昇降機構を正面側から見た状態を示す縦断正面図である。 (a)は、同実施形態に係る吸引加水機構を示す一部縦断側面図、(b)は、同実施形態に係る吸引加水機構を示す一部縦断正面図、(c)は、同実施形態に係る垂直供給管の下部を囲む丸破線部分を拡大した拡大縦断側面図、(d)は、同実施形態に係る垂直吸引管の下部を囲む丸破線部分を拡大し、開閉弁が開放されている状態を示す拡大縦断側面図である。 同実施形態に係る液状物吸引装置の持ち上げ機構を上面側から見た状態を示す平面図である。 (a)〜(f)は、同実施形態に係る液状物吸引装置の一使用例を示すために模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る吸引加水機構に洗浄液供給部材を取付けた状態を示す一部縦断側面図である。
以下、本発明に係る液状物吸引装置の一実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1に示すように、液状物吸引装置1は、ドラム缶2と、ドラム缶2の上部に着脱自在に配置される支持部材3と、ドラム缶2を所望位置に位置決めする位置決め機構4と、昇降機構5と、昇降機構5によって昇降動作される吸引加水機構6と、支持部材3を持ち上げる持ち上げ機構7と、で構成されている。以下、各構成について詳しく説明することとする。
<ドラム缶の説明>
ドラム缶2は、図2に示すように、円筒状をなし、上端開口部20a(図2(b)参照)を有する中空の胴体20と、この胴体20の下端開口を閉塞する地板21と、を有するオープンドラム缶からなるものである。このドラム缶2の胴体20内には、図2(b)に示すように、液状物充填袋Fが収納されており、この液状物充填袋Fには、ケチャップ、濃縮ジュース等粘性の高い液状物L1が充填されている。
<支持部材の説明>
一方、支持部材3は、図2(b)に示すように、液状物充填袋Fの上縁部Faを支持可能な支持部材本体30と、支持部材本体30の外周をクランプするクランプバンド31とで構成されている。この支持部材本体30は、図2(b)に示すように、中央に開口部30Aaを有する断面視矩形状の第1載置板30Aと、中央に開口部30Baを有する断面視矩形状の一対の第2載置板30Bと、第1載置板30Aと一対の第2載置板30Bを接続する複数のスペーサ30C(図示では、2個)とで構成されている。この第1載置板30Aは、図2(b)に示すように、ドラム缶2の胴体20よりも若干径大に形成され、中央の開口部30Aaが胴体20の上端開口部20aよりも若干径小に形成され、胴体20の上端に着脱自在に載置されるようになっている。そして、一対の第2載置板30Bは、ドラム缶2の胴体20と略同径に形成され、中央の開口部30Baが、第1載置板30Aの開口部30Aaと略同径に形成され、開口部30Baの縁部側に設けられた複数のスペーサ30C(図示では、2個)によって、第1載置板30Aと接続されている。これにより、第1載置板30Aと一対の第2載置板30Bは、複数のスペーサ30C(図示では、2個)によって、一体化されることとなる。
しかして、このように構成される支持部材本体30は、図2(b)に示すように、胴体20の上端に、第1載置板30Aが載置される。これにより、複数のスペーサ30C(図示では、2個)が僅かながら胴体20内に突入されることとなる。そして、その複数のスペーサ30C(図示では、2個)に沿うように、液状物充填袋Fの上縁部Faを、第1載置板30Aの開口部30Aa及び一対の第2載置板30Bの開口部30Baに通して、一対の第2載置板30Bの外周縁部30Bb、及び、第1載置板30Aの外周縁部30Abに接触させるようにする。これにより、支持部材本体30によって、液状物充填袋Fの上縁部Faが支持されることとなる。そして、液状物充填袋Fの上縁部Faが接触されている一対の第2載置板30Bの外周縁部30Bbを、図2(b)に示すように、クランプバンド31によってクランプする。これにより、支持部材本体30によって、液状物充填袋Fの上縁部Faが確実に支持されることとなる。
ところで、上記のように支持部材3が着脱自在に上部に配置されたドラム缶2は、図1に示すように、断面視矩形状の缶載置台10に載置される。この缶載置台10の上部10a中央やや左寄りにベルトコンベア11が設けられている。このベルトコンベア11により、支持部材3が着脱自在に上部に配置されたドラム缶2は、図1に示す位置に搬送されてくることとなる。そして、このように、ベルトコンベア11により搬送されてきた支持部材3が着脱自在に上部に配置されたドラム缶2は、缶載置台10に設けられている位置決め機構4によって、所望位置に位置決めされることとなる。
<位置決め機構の説明>
位置決め機構4は、図1に示すように、側面視横長矩形状の支持板40が缶載置台10の下部10b側に設けられている。この支持板40は、左右両側部に取付け固定されている複数の連結具40a(図示では、2つ)が缶載置台10の上部10aに取り付け固定されることによって、缶載置台10の下部10b側に設けられることとなる。一方、図1に示すように、支持板40の中央側には、側面視矩形状の一対のシリンダブラケット41が取り付け固定されており、この一対のシリンダブラケット41間に一対のエアーシリンダ42(図3参照)が配置固定される。また一方、図1に示すように、支持板40の左右両側側には、側面視略矩形状の固定具40bが立設固定されており、この固定具40b間に、図1に示すようにスライド軸43(図3も参照)が取付け固定される。そして、このスライド軸43には、図1に示すように、一対の軸受44を介して、一対の側面視L字状のスライド枠45が取付け固定されている。そしてさらに、この一対のスライド枠45の上部には、図1に示すように、それぞれ、ストッパ45aが取付け固定されている。このストッパ45aは、図3に示すように、底面視略凹状に形成されて、対向配置され、ドラム缶2の下端に位置する地板21を左右両側から挟み込めるようになっている。なお、この一対の軸受44には、図1(図3も参照)に示すように、ピストンロッド42aが取付け固定されている。
一方、一対の固定具40bには、図1に示すように、それぞれ、スライド軸43の下部に側面視矩形状の取付板46が取付け固定されている。そして、これら取付板46には、それぞれ、図3に示すように、ガイドプーリ46aが軸支されている。このガイドプーリ46a間には、ドライブチェーン47が巻回されている。そして、このドライブチェーン47の側面には、スライド枠45の下部(図1参照)に設けられているジョイントリンク45bが連結されている。
しかして、このように構成される位置決め機構4は、次のように動作することとなる。すなわち、図1に示すように、支持部材3が着脱自在に上部に配置されたドラム缶2がベルトコンベア11により搬送されてくると、図3に示すように、左側に位置するストッパ45aが実線位置から破線位置(矢印Y1方向)に移動し、右側に位置するストッパ45aが実線位置から破線位置(矢印Y2方向)に移動することによって、ドラム缶2の下端に位置する地板21を左右両側から挟み込むこととなる。これにより、そのドラム缶2は、所望位置に位置決めされることとなる。
より詳しく説明すると、図3に示す左側に位置するエアーシリンダ42によって、左側に位置するピストンロッド42aが右方向(矢印Y1方向)に移動すると、ピストンロッド42aに固定されている左側に位置する軸受44(図1参照)がスライド軸43上を右方向(矢印Y1方向)に移動することとなる。これにより、図3に示す左側に位置するスライド枠45も右方向(矢印Y1方向)に移動することとなるから、スライド枠45の上部に取り付け固定されている左側に位置するストッパ45aが、実線位置から破線位置(矢印Y1方向)に移動することとなる。
一方、図3に示す右側に位置するエアーシリンダ42によって、右側に位置するピストンロッド42aが左方向(矢印Y2方向)に移動すると、ピストンロッド42aに固定されている右側に位置する軸受44(図1参照)がスライド軸43上を左方向(矢印Y2方向)に移動することとなる。これにより、図3に示す右側に位置するスライド枠45も左方向(矢印Y2方向)に移動することとなるから、スライド枠45の上部に取り付け固定されている右側に位置するストッパ45aが、実線位置から破線位置(矢印Y2方向)に移動することとなる。
しかして、このように移動する一対のストッパ45aによって、ドラム缶2の下端に位置する地板21は、左右両側から挟み込まれることとなる。これにより、ドラム缶2は、所望位置に位置決めされることとなる。
ところで、何らかの要因で、一対のピストンロッド42aの動作速度が異なるものとなった際、ドラム缶2の下端に位置する地板21を一対のストッパ45aによって同時に左右両側から挟み込むことができなくなり、もって、ドラム缶2を所望位置で位置決めできなくなる可能性がある。そこで本実施形態においては、ガイドプーリ46a間に巻回されているドライブチェーン47の側面に、スライド枠45の下部(図1参照)に設けられているジョイントリンク45bを連結することにより、一対のスライド枠45がスライド軸43に沿って移動する際、一対のピストンロッド42aの動作速度が異なるものとなったとしても、ドライブチェーン47の作用によって、同ピッチで移動するようにしている。これにより、ドラム缶2の下端に位置する地板21を一対のストッパ45aによって同時に左右両側から挟み込むことができることとなり、もって、ドラム缶2を所望位置で確実に位置決めすることができることとなる。
<昇降機構の説明>
昇降機構5は、図1に示すように、缶載置台10の上部10a右側に立設固定されている縦長矩形状の昇降ガイド枠50を有している。この昇降ガイド枠50内下部には、図1及び図4に示すように、サーボモータMが設けられており、このサーボモータMには、スクリュー軸51が回転可能に取り付けられている。そして、このスクリュー軸51の両側には、図4に示すように、一対のガイド軸52が平行して垂直に配置されており、スクリュー軸51、及び、一対のガイド軸52を介して支持枠53が昇降自在に取り付けられている。この支持枠53は、図4に示すように、正面視矩形状に形成されており、中間部分には、スクリュー軸51が螺挿されており、両側部分には、ガイド軸52が挿通されている。そして、図1に示すように、昇降ガイド枠50の外側に配置されている支持枠53の上面53aには、吸引加水機構6が取付け固定されている。
かくして、このように構成される昇降機構5は、次のように動作することとなる。すなわち、サーボモータMが回転駆動することによって、スクリュー軸51が回転すると、一対のガイド軸52に沿って、支持枠53が図1及び図4に示すように、実線位置から破線位置に降下、破線位置から実線位置に上昇するという、上下動の動作(矢印Y3参照)をすることとなる。これにより、支持枠53の上面53aに取り付け固定されている吸引加水機構6も、図1に示すように、実線位置から破線位置に降下、破線位置から実線位置に上昇するという、上下動の動作(矢印Y3参照)をすることとなる。
<吸引加水機構の説明>
吸引加水機構6は、図1及び図5(a),(b)に示すように、縦長の垂直吸引管60と、この垂直吸引管60の外周に配置固定されている縦長の垂直供給管61と、で主に構成されている。この垂直吸引管60は、図1及び図5(a),(b)に示すように、中空状に形成され、上部側側面より水平配管60aが外方に突出して一体的に設けられている。なお、この水平配管60aは、ロータリーポンプ等の吸引ポンプ(図示せず)に接続されている。
一方、垂直吸引管60の上部には、図1及び図5(b)に示すように、矩形状の固定枠部60bが取付け固定されており、この固定枠部60bの側面には、横長帯板状の固定板60cが取付け固定されている。なお、この固定板60cが、昇降ガイド枠50の外側に配置されている支持枠53の上面53aに取り付け固定されている。
また一方、固定枠部60bの上部には、図1及び図5(b)に示すように、エアーシリンダ60dが取り付け固定されている。そして、図5(a),(b)に示すように、エアーシリンダ60dのピストンロッド60d1が接続部60eを介して縦長棒状のロッド60fと接続されている。このロッド60fは、図1及び図5(b)に示すように、垂直吸引管60の内部に配置されており、垂直吸引管60の上部から下部まで延設されている。そして、このロッド60fの下部には、略三角形状の開閉弁60gが取付け固定されている。しかるに、エアーシリンダ60dによって、ピストンロッド60d1が下方向(図5(a)に示す矢印Y4方向)に移動すると、接続部60eを介してピストンロッド60d1に接続されているロッド60fも下方向(図5(a)に示す矢印Y4方向)に移動することとなる。そしてさらに、ロッド60fの下部に取付け固定されている開閉弁60gも、下方向(図5(a)に示す矢印Y4方向)に移動することとなる。これにより、図5(c)に示すように、垂直吸引管60の下部に空間Sが形成されることとなる。しかして、吸引ポンプ(図示せず)を駆動することにより、液状物充填袋Fに充填されている液状物L1(図2(b)参照)が、空間Sを通して、鉛直上向き(図5(c)に示す矢印Y5方向)に垂直吸引管60内に吸引されることとなる。そして、垂直吸引管60内に吸引された液状物L1(図2(b)参照)は、水平配管60aより排出されることとなる。なお、図5(c)に示す空間Sを開閉弁60gにて閉止するには、エアーシリンダ60dによって、ピストンロッド60d1を上方向(図5(a)に示す矢印Y4方向と逆方向)に移動させるようにすれば良い。これにより、接続部60eを介してピストンロッド60d1に接続されているロッド60fも上方向(図5(a)に示す矢印Y4方向と逆方向)に移動し、それに伴い、ロッド60fの下部に取付け固定されている開閉弁60gも、上方向(図5(a)に示す矢印Y4方向と逆方向)に移動することとなるためである。これにより、図5(c)に示す空間Sを開閉弁60gにて閉止することができる。
他方、垂直供給管61は、図1及び図5(a),(b)に示すように、中空状に形成され、上部側側面より垂直配管61aが外方に突出して一体的に設けられている。なお、この垂直配管61aは、加水液が供給される供給ライン(図示せず)に接続されている。これにより、供給ライン(図示せず)より加水液が、垂直配管61a内に供給され、垂直供給管61内に鉛直下向き(図5(a)に示す矢印Y4方向)に供給されることとなる。
一方、垂直供給管61の下部には、斜め方向(図5(a)に示す矢印Y6方向)に供給された加水液を噴射できる噴射孔61b1(図5(d)参照)が形成されているノズル部61bが形成されている。しかして、このノズル部61bより斜め方向(図5(a)に示す矢印Y6方向)に向かって噴射された加水液は、液状物充填袋Fの内周面を洗いながら、液状物L1に加水されることとなる。なお、この詳細は後述することとする。
かくして、上記のように構成される吸引加水機構6は、昇降ガイド枠50の外側に配置されている支持枠53の上面53aに固定板60cが取付け固定されていることにより、支持枠53の動きに合わせ、図1に示すように、実線位置から破線位置に降下、破線位置から実線位置に上昇するという、上下動の動作(矢印Y3参照)をすることとなる。
<持ち上げ機構の説明>
持ち上げ機構7は、図1に示すように、缶載置台10の上部10a左右両側に立設固定されている一対の縦長矩形状の持ち上げガイド枠70を有している。この持ち上げガイド枠70内には、図1に示すように、それぞれ、エアーシリンダ71が固定配置されており、このエアーシリンダ71のピストンロッド71aには、側面視矩形状のスライド板72が、それぞれ、取付け固定されている。そして、図1及び図6に示すように、このスライド板72の一側面(ドラム缶2側)には、それぞれ、対向配置するように、側面視コ字状(図1参照)の軸受73が2つ(図6参照)取付け固定され、この軸受73には、それぞれ、対向配置するように、側面視L字状(図1参照)の持ち上げストッパ74が取付け固定されている。これら持ち上げストッパ74は、図6に示すように、それぞれ、一側面(スライド板72側)に、軸受75が取付けられており、この軸受75には、ピストンロッド76aを介してエアーシリンダ76が接続されている。
かくして、上記のように構成される持ち上げ機構7は、次のように動作することとなる。すなわち、図6に示すエアーシリンダ76によって、ピストンロッド76aを伸張させると、持ち上げストッパ74が軸受73を基点として、実線位置から破線位置に旋回移動(図6に示す矢印Y7参照)することとなる。この際、エアーシリンダ76も、軸受75を基点として、実線位置から破線位置に旋回移動(図6に示す矢印Y8参照)することとなる。これにより、図6に示すように、支持部材3の外周面、すなわち、第1載置板30A及びクランプバンド31の外周面が、複数の持ち上げストッパ74(図示では、4個)によって、挟み込まれることとなる。
次いで、この状態で、図1に示すエアーシリンダ71によって、ピストンロッド71aを伸張(図1に示す矢印Y9参照)させると、スライド板72が上方向(矢印Y9参照)に移動することとなるから、持ち上げストッパ74も上方向(矢印Y9参照)に移動することとなる(実線位置から破線位置参照)。これにより、複数の持ち上げストッパ74(図示では、4個)によって、外周面を挟み込まれている支持部材3も、上方向(矢印Y9参照)に移動することとなる(実線位置から破線位置参照)。
しかして、このようにして、持ち上げ機構7は、支持部材3を持ち上げることとなる。なお、支持部材3を元の位置に戻す場合は、上記説明した手順と逆の手順をとるようにすれば良い。
<液状物吸引装置の使用例>
かくして、上記のように構成される液状物吸引装置1は、図7に示すように、使用され、液状物充填袋Fに充填されている液状物L1を吸引することとなる。この点、以下詳しく説明することとする。
まず、図7(a)に示す状態は、図1に示すベルトコンベア11により搬送されてきた支持部材3が着脱自在に上部に配置されたドラム缶2が、缶載置台10に設けられている位置決め機構4によって、所望位置に位置決めされた状態を示している。なお、このドラム缶2内には、液状物充填袋Fが収納されており、この液状物充填袋Fには、ケチャップ、濃縮ジュース等粘性の高い液状物L1が充填されている。
次いで、図7(b)に示すように、図1に示す持ち上げ機構7にて、支持部材3を持ち上げる。この際、図2(b)に示すように、支持部材3は、液状物充填袋Fの上縁部Faを支持しているから、図7(b)に示すように、支持部材3が持ち上げられれば、それに合わせて、液状物充填袋Fも持ち上げられることとなる。これにより、液状物充填袋Fの側周面がピンと張った状態(緊張状態)となる。
次いで、図7(c)に示すように、昇降機構5(図1参照)によって、吸引加水機構6を所定位置まで降下させると、供給ライン(図示せず)より加水液が、図5に示す垂直配管61a内に供給される。これにより、図5に示す垂直供給管61内に鉛直下向き(図5(a)に示す矢印Y4方向)に加水液が供給され、もって、図5に示すノズル部61bより斜め方向(図7(c)に示す矢印Y6方向)に向かって、加水液が噴射されることとなる。しかして、噴射された加水液は、液状物充填袋Fの内周面に衝突することとなるため、液状物充填袋Fの内周面に衝突した加水液は、自重によって落下することとなる。これにより、加水液は、液状物充填袋Fの内周面を洗いながら、自重によって落下し、その落下した先の液状物L1に加水されることとなる。
かくして、このようにして、加水液を噴射させながら、昇降機構5(図1参照)によって、吸引加水機構6を、図7(d)に示すように、ドラム缶2の底部まで降下させる。
次いで、図7(e)に示すように、図1に示す持ち上げ機構7にて持ち上げ可能な最大高さまで、支持部材3をさらに持ち上げる。これにより、液状物充填袋Fの底面側もピンと張った状態(緊張状態)となる。しかして、この状態で、図5(a),(b)に示す開閉弁60gを下方向(図5(a)に示す矢印Y4方向)に移動させ、図5(c)に示すように、垂直吸引管60の下部に空間Sを形成する。これにより、吸引ポンプ(図示せず)を駆動すると、液状物充填袋Fに充填されている加水された液状物L1が、空間S(図5(c)参照)を通して、鉛直上向き(図5(c)に示す矢印Y5方向)に垂直吸引管60内に吸引され、垂直吸引管60内に吸引された、加水された液状物L1は、水平配管60aより排出される。
かくして、このようにして、加水された液状物L1が吸引されると、図5に示す垂直配管61a内に供給されている加水液の供給を停止し、図5(a),(b)に示す開閉弁60gを上方向(図5(a)に示す矢印Y4方向とは逆方向)に移動させ、図5(c)に示す空間Sを閉止する。そしてさらに、図7(f)に示すように、昇降機構5(図1参照)によって、吸引加水機構6を、図7(a)に示す位置まで上昇させ、さらに、持ち上げ機構7(図1参照)によって、支持部材3を、図7(a)に示す位置まで持ち下げ、ドラム缶2の上部に着脱自在に配置する。
かくして、このようにして、液状物充填袋Fに充填されている液状物L1は、液状物吸引装置1にて、吸引されることとなる。なお、各機構(位置決め機構4,昇降機構5,吸引加水機構6,持ち上げ機構7)は、図示しない制御装置によって制御されている。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、液状物L1が充填されている液状物充填袋Fが収納されているドラム缶2の上方から、昇降機構5によって吸引加水機構6を降下させることによって挿入し、そして、その吸引加水機構6によって、液状物充填袋Fの内周面に対して加水液を噴射すると共に、その加水液によって加水された液状物L1を吸引するようにしている。これにより、液状物充填袋Fの内周面は、加水液によって洗い流され、その洗い流された加水液は、液状物L1に加水されることとなる。
しかして、本実施形態によれば、液状物充填袋Fの内周面に付着している液状物L1も吸引することができることとなるから、歩留まりを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、吸引加水機構6は、加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管61と、垂直供給管61の内側に配置され、液状物L1を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管60と、を有する2重管の構成になっているから、非常に簡便な構成となっている。
さらに、本実施形態によれば、持ち上げ機構7によって、支持部材3が持ち上げられると、昇降機構5によって、吸引加水機構6を降下させ、その吸引加水機構6が、持ち上げ機構7によって、支持部材3が持ち上げられることによって共に持ち上げられる液状物充填袋Fの内周面に対して加水液を噴射すると共に、その加水液によって加水された液状物L1を吸引するようにしている。これにより、側周面がピンと張った状態(緊張状態)の液状物充填袋Fの内周面を加水液によって洗い流すこととなるから、液状物充填袋Fの内周面を洗い流し易くなり、もって、歩留まりをさらに向上させることができる。
ところで、吸引加水機構6を洗浄するにあたっては、図8に示すように、洗浄液供給部材8を、吸引加水機構6の下部に取付けるようにする。すなわち、洗浄液供給部材8は、図8に示すように、底面が閉止されている筒体80と、この筒体80の中間部側面より外方に突出して一体的に設けられている逆L字形の垂直配管81と、で構成されている。この筒体80は、図8に示すように、中空状に形成され、垂直供給管61の下部から垂直吸引管60の下部までを隠蔽することができるもので、筒体80の上部側は、垂直供給管61の下部に形成されているノズル部61bにクランプバンド80aによって取付け固定されている。そして、この垂直配管81は、洗浄液が供給される供給ライン(図示せず)に接続されている。
しかして、このようにして、洗浄液供給部材8を、吸引加水機構6の下部に取付けると、供給ライン(図示せず)より洗浄液が、垂直配管81内に供給(図8に示す矢印Y10方向)される。そして、この状態で、図5(a),(b)に示す開閉弁60gを下方向(図5(a)に示す矢印Y4方向)に移動させ、図5(c)に示すように、垂直吸引管60の下部に空間Sを形成する。そしてさらに、この状態で、吸引ポンプ(図示せず)を駆動すると、垂直配管81内に供給(図8に示す矢印Y10方向)された洗浄液が、空間S(図5(c)参照)を通して、鉛直上向き(図5(c)に示す矢印Y5方向)に垂直吸引管60内に吸引され、垂直吸引管60内に吸引された、洗浄液は、水平配管60aより排出されることとなる。
しかして、このようにすれば、CIP洗浄が可能となる。
なお、本実施形態において示した液状物吸引装置1は、あくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態に示した、ドラム缶2、支持部材3、位置決め機構4、昇降機構5、吸引加水機構6、持ち上げ機構7の細部構成は、あくまで一例であり、種々設計変更可能である。
1 液状物吸引装置
2 ドラム缶
3 支持部材
4 位置決め機構
5 昇降機構(昇降手段)
6 吸引加水機構(吸引加水手段)
60 垂直吸引管
61 垂直供給管
7 持ち上げ機構(持ち上げ手段)
8 洗浄液供給部材
L1 液状物
F 液状物充填袋

Claims (4)

  1. 液状物が充填されている液状物充填袋が収納されているドラム缶と、
    前記ドラム缶の上方から挿入され、前記液状物充填袋の内周面に対して加水液を噴射すると共に、該加水液によって加水された前記液状物を吸引する吸引加水手段と、
    前記吸引加水手段を昇降動作させる昇降手段と、
    前記液状物充填袋の上縁部を支持し、前記ドラム缶の上部に着脱自在に配置される支持部材と、
    前記支持部材を鉛直上向きに持ち上げる持ち上げ手段と、を有し、
    前記昇降手段は、前記持ち上げ手段によって、前記支持部材が持ち上げられると、前記吸引加水手段を降下させ、
    前記吸引加水手段は、前記持ち上げ手段によって、前記支持部材が持ち上げられることによって共に持ち上げられる前記液状物充填袋の内周面に対して加水液を噴射すると共に、該加水液によって加水された前記液状物を吸引してなる液状物吸引装置。
  2. 液状物が充填されている液状物充填袋が収納されているドラム缶と、
    前記ドラム缶の上方から挿入され、前記液状物充填袋の内周面に対して加水液を噴射すると共に、該加水液によって加水された前記液状物を吸引する吸引加水手段と、
    前記吸引加水手段を昇降動作させる昇降手段と、を有し、
    前記吸引加水手段は、
    前記加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管と、
    前記垂直供給管の内側に配置され、前記液状物を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管と、を有し、
    前記垂直供給管及び前記垂直吸引管の下部に固定配置可能であると共に、洗浄液を供給可能な洗浄液供給部材をさらに有し、
    前記垂直吸引管は、前記洗浄液供給部材に前記洗浄液が供給されると、該洗浄液を鉛直上向きに吸引してなる液状物吸引装置。
  3. 前記吸引加水手段は、
    前記加水液が鉛直下向きに供給される垂直供給管と、
    前記垂直供給管の内側に配置され、前記液状物を鉛直上向きに吸引する垂直吸引管と、を有してなる請求項1に記載の液状物吸引装置。
  4. 液状物が充填されている液状物充填袋の上縁部を支持し、該液状物充填袋が収納されているドラム缶の上部に着脱自在に配置される支持部材が持ち上げ手段によって持ち上げられると、前記ドラム缶の上方から昇降手段によって降下された吸引加水手段が挿入され、
    前記支持部材が持ち上げ手段によって持ち上げられることによって共に持ち上げられる前記液状物充填袋の内周面に対して、前記吸引加水手段によって、加水液が噴射されると共に、該加水液によって加水された前記液状物が吸引されてなる液状物吸引方法。
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