JP6947707B2 - ワイヤ検出器、および車両用ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
この種の車両用ブレーキ装置として、例えば下記特許文献1に示されるような、ワイヤの長手方向の移動に伴って、マグネットがスイッチに対して移動することで、スイッチの通電状態と非通電状態とが切替えられるワイヤ検出器を備える構成が知られている。この車両用ブレーキ装置では、ブレーキレバーの牽引時に、マグネットがスイッチに対して移動することで、車輪が制動されている状態にあることを検出することができる。
従来のワイヤ検出器は、ワイヤに固定された作動部材と、前記長手方向に移動可能に配設されたスライド部材と、スライド部材に固定されたマグネットと、を備え、ワイヤの前記長手方向の移動に伴って、作動部材がスライド部材に係合することで、マグネットがスイッチに対して移動する構成となっている。
これにより、ワイヤの前記長手方向に沿う配設位置の変更に伴い、マグネットが収容部内でスイッチに対して前記長手方向に変位しても、ワイヤを前記長手方向にストローク量まで移動させた後に、ワイヤを元の位置まで移動させたときに、マグネットもスイッチに対して元の位置に復帰させることができる。したがって、ワイヤの前記長手方向に沿う配設位置を変更しても、マグネットのスイッチに対する配設位置の調整を省くことができる。
例えば、磁性体が、リードスイッチのうち、待機位置に位置したマグネットに隣り合う部分を囲うように配設されている場合、待機位置に位置するマグネットが、振動などによりリードスイッチに対してわずかに移動してもリードスイッチの通電状態と非通電状態とが切替わることがない一方、マグネットが前記長手方向に所定量以上移動したときにはじめて、リードスイッチの通電状態と非通電状態とが切替わることとなる。
また、ワイヤ検出器において、マグネットの収容部の前記長手方向の長さが、ワイヤの片道のストローク量より短くなっていることから、グリップとブレーキレバーとの距離、若しくは制動子と車輪との距離などを調整するために、ワイヤの前記長手方向に沿う配設位置を変更しても、前述したように、マグネットのスイッチに対する配設位置の調整を省くことができる。
しかも、1つのスイッチにより、前側制動子および後側制動子の双方について、車輪に対して当接し制動している状態と、離間している状態と、を、制御部などに認識させることが可能になることから、コストの上昇を抑えることができる。
図示の例では、車両10は、車両用ブレーキ装置11と、フレーム12と、前輪(車輪)21および後輪(車輪)22と、電動モータ30と、バッテリ31と、を備える2輪の電動アシスト自転車となっている。
以下の説明にあたり、車両10の通常の走行方向に合わせて、車両10の前側(図1の右側)を前側、車両10の後側(図1の左側)を後側として説明する。また、前後方向、および上下方向の双方向に対して直交する方向を左右方向という。
シートステー17とチェーンステー18との接続部に、後輪22が回転可能に取り付けられている。後輪22には、図示しないスプロケット(以下「後側スプロケット」という)が後輪22と同軸上に配置されて取り付けられている。
シートチューブ16内にシートポスト25が上下動可能に嵌合されている。シートポスト25の上端部にサドル26が取り付けられている。
制動子42は、前輪21に対して当接、離間可能に配設された前側制動子45と、後輪22に対して当接、離間可能に配設された不図示の後側制動子と、を備える。前側制動子45は、前輪21を左右方向に挟む両側に各別に配設され、ブレーキレバー41を牽引操作したときに、前側制動子45が、前輪21のリム21aを左右方向に挟み込む。つまり、前輪21についての車両用ブレーキ装置11は、キャリパーブレーキとなっている。後側制動子は、後輪22の回転軸の被制動子をその径方向の外側から囲うように配設され、ブレーキレバー41を牽引操作したときに、後側制動子が、後輪22の被制動子に巻き付く。つまり、後輪22についての車両用ブレーキ装置11は、バンドブレーキとなっている。
スイッチ54は、上下方向に延びるリードスイッチとなっている。スイッチ54は、電動モータ30の駆動を制御する不図示の制御部に電気的に接続されている。スイッチ54における上下方向の中央部は、待機位置に位置したマグネット53に左右方向で隣り合っている。
後側マグネット収容部65は、上下方向に延び、スイッチ収容部63と後側ワイヤ収容部62との間に配設されている。後側マグネット収容部65は、後側ワイヤ収容部62と左右方向で連通しており、後側ワイヤ52が、後側マグネット収容部65に、この収容部65における上下方向の全長にわたって露呈している。
本実施形態では、磁性体57が、リードスイッチのうち、待機位置に位置したマグネット53に隣り合う部分を囲うように配設されているので、待機位置に位置するマグネット53が、振動などによりリードスイッチに対してわずかに移動してもリードスイッチの通電状態と非通電状態とが切替わることがない一方、マグネット53が上下方向に所定量以上移動したときにはじめて、リードスイッチの通電状態と非通電状態とが切替わることとなる。
しかも、1つのスイッチ54により、前側制動子45および後側制動子の双方について、前輪21、および後輪22に対して当接し制動している状態と、離間している状態と、を、制御部に認識させることが可能になることから、コストの上昇を抑えることができる。
また、前記実施形態では、ワイヤ検出器44が、車両用ブレーキ装置11に適用された構成を示したが、これに限らず例えば、開閉弁装置、各種ロボット、変速機、および開閉扉装置など、他の装置に適用してもよい。
また、制動子42および支持機構43の構成は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよく、例えば、前側制動子45および後側制動子の各構成を互いに同じにし、前側支持機構47および後側支持機構48の各構成を互いに同じにしてもよい。
また、前記実施形態では、車両用ブレーキ装置11として、キャリパーブレーキ、およびバンドブレーキを示したが、これに限らず例えば、ドラムブレーキ、およびディスクブレーキなど適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、マグネット53がワイヤ50に直接、磁着された構成を示したが、マグネット53とワイヤ50との間に他の部材を介在させ、マグネット53をワイヤ50に間接的に磁着してもよい。
また、1つのスイッチ54に対して、3つ以上のマグネット53およびワイヤ50を配設してもよい。
また、1つのマグネット53およびワイヤ50に対して1つのスイッチ54を配設してもよい。
21 前輪(車輪)
22 後輪(車輪)
41 ブレーキレバー
42 制動子
43 支持機構
44 ワイヤ検出器
45 前側制動子
47 前側支持機構
48 後側支持機構
50 ワイヤ
51 前側ワイヤ
52 後側ワイヤ
53 マグネット
54 スイッチ
55 ケース体
57 磁性体
63 スイッチ収容部(スイッチの収容部)
64 前側マグネット収容部(マグネットの収容部)
65 後側マグネット収容部(マグネットの収容部)
Claims (4)
- 長手方向に往復移動可能に配設されるワイヤに磁着されるマグネットと、
前記マグネットの前記長手方向の移動に伴って通電状態と非通電状態とが切替えられるスイッチと、
前記マグネットおよび前記スイッチを収容するケース体と、を備え、
前記ケース体における前記マグネットの収容部の前記長手方向の長さが、前記ワイヤの片道のストローク量より短い、ワイヤ検出器。 - 前記スイッチは、前記長手方向に延びるリードスイッチとされ、
前記ケース体における前記スイッチの収容部に、前記スイッチにおける前記長手方向の一部を、その径方向の外側から囲う磁性体が配設されている、請求項1に記載のワイヤ検出器。 - 左右一対のブレーキレバーと、
車輪に対して当接、離間可能に配設された制動子と、
前記制動子を前記車輪に対して進退可能に支持する支持機構と、
請求項1または2に記載のワイヤ検出器と、
前記ブレーキレバーと前記支持機構とを連結した前記ワイヤと、を備え、
前記ブレーキレバーの牽引操作に伴って、前記ワイヤが前記長手方向に移動することで、前記支持機構が駆動され、前記制動子が前記車輪に当接する、車両用ブレーキ装置。 - 前記制動子は、前輪に対して当接、離間可能に配設された前側制動子と、後輪に対して当接、離間可能に配設された後側制動子と、を備え、
前記支持機構は、前記前側制動子を前輪に対して進退可能に支持する前側支持機構と、前記後側制動子を後輪に対して進退可能に支持する後側支持機構と、を備え、
前記ワイヤは、左右一対の前記ブレーキレバーのうちのいずれか一方と前記前側支持機構とを連結する前側ワイヤと、左右一対の前記ブレーキレバーのうちのいずれか他方と前記後側支持機構とを連結する後側ワイヤと、を備え、
前記マグネットは2つ配設され、前記前側ワイヤ、および前記後側ワイヤに1つずつ磁着され、
前記スイッチは、1つ配設されるとともに、2つの前記マグネットそれぞれの前記長手方向の移動に伴って、通電状態と非通電状態とが切替えられる、請求項3に記載の車両用ブレーキ装置。
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Publications (2)
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2018
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