JP6951266B2 - ステアリングシャフトの支持構造 - Google Patents
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Description
図1および図2は、本実施形態1に係るステアリングシャフト支持構造を示し、1は自動車のステアリング1で、運転席の前方に配設されている。このステアリング1は、インストルメントパネル(図示せず)の内部で車体に支持されている。具体的には、ステアリング1は、車室内5とエンジンルーム7とを区画するダッシュ部9とダッシュ部9上方のカウル部11に支持されている。図示例の構造は、左ハンドル仕様の構造である。
ダッシュ部9は、ステアリング1の前方に位置しており、車幅方向全体に亘って上下方向に延びており、上述したように、車室内5とエンジンルーム7とを区画している。ダッシュ部9は、車両上下方向に延びる縦壁部13と、車両前後方向に延びる取付板部15とを備えている。
カウル部11は、フロントガラス17の下方かつダッシュ部9の上方に設けられている。カウル部11は、車両幅方向全体に延びかつ筒状の閉断面構造に形成されている。カウル部11の後方側の壁部は、ダッシュ部9と一体になっている。カウル部11は平面視で前方へ凸状に湾曲しており、またカウル部11は筒状に形成されているので、ダッシュ部9よりも強度が高く変形し難い。ダッシュ部9の前側の壁部には作業用開口19が形成されている。
図1〜図3に示すように、ステアリング1は、ステアリングホイール21とステアリングシャフト3とステアリングコラム23とステアリングメンバ25とを備えている。
ステアリングホイール21は、ステアリング1の後端部を構成し、インストルメントパネルの外部に露出している。ステアリングホイール21の内部には、図示しないがエアバッグが収容されている。
ステアリングシャフト3は、後端部にステアリングホイール21が回転一体に取付固定されている。ステアリングシャフト3は、円柱状に形成されている。ステアリングシャフト3は、後端部から前方に向かうにつれて下方に向かうように斜めに延びている。
ステアリングコラム23は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持するもので、その前後中間部に設けられている。図4に示すように、ステアリングコラム23は、車幅方向中間部が他の部分よりも分厚く形成された金属製の板状の部材である。ステアリングコラム23のうち他の部分よりも分厚く形成された中間部には、ステアリングシャフト3と平行に延びる筒状部27が貫通形成されている。ステアリングコラム23は、筒状部27がステアリングシャフト3の外周面を囲うようにしてステアリングシャフト3を支持している。
ステアリングメンバ25は、ステアリングコラム23の上部に設けられている。ステアリングメンバ25は、下部に形成した締結板部29でボルトナットによりステアリングコラム23と締結されている。ステアリングメンバ25は、車幅方向に延びる金属製の円筒状の部材である。ステアリングメンバ25の両端部は、図示しないがそれぞれ車体のAピラーに連結されている。ステアリングメンバ25は、ステアリングコラム23と共にステアリングシャフト3を車体に支持する支持部材を構成する。
ステアリングメンバ25は、金属製の第1〜第3結合部材31,33,35によって車体に連結されている。
第1結合部材31は、支持部材を構成するステアリングメンバ25とダッシュ部9とを連結している。本実施形態では、第1結合部材31は1つ設けられている。第1結合部材31は、下面が開口した断面コの字状の溝形鋼である。第1結合部材31は、平面視での幅方向の位置がステアリングシャフト3と同じになるように該ステアリングシャフト3の真上の位置に設けられている。第1結合部材31は、ステアリングシャフト3と平行に延びている。
図1及び図2に示すように、第2結合部材33は、支持部材を構成するステアリングメンバ25とカウル部11とを連結している。本実施形態では、第2結合部材33は車幅方向に並んで2つ設けられている。車両右側の第2結合部材33aは、第1結合部材31の右側に、また車両左側の第2結合部材33bは、第1結合部材31の左側にそれぞれ設けられている。各第2結合部材33の後端部は、それぞれ第1結合部材31の後端部からの距離が等しくなるように設けられている。各第2結合部材33は、後端部から前方に向かうにつれて上方に向かうように斜めに延びている。各第2結合部材33は、開口が互いに対向するように配置された断面コの字状の溝形鋼である。また右側の第2結合部材33aは、カウル部11の湾曲形状に対応して左側の第2結合部材33bに比べて前後方向に長くなるように形成されている。
第3結合部材35は、ステアリングメンバ25とセンタートンネル41とを連結している。第3結合部材35は、上端部がステアリングメンバ25の下面における右側の第2結合部材33よりも右寄りの位置に連結されている。第3結合部材35は、下端部がセンタートンネル41の上部に連結されている。第3結合部材35は、車両左側に開口する断面コの字状の溝形鋼である。
したがって、本実施形態では、車両前突時には、第1結合部材31とダッシュ部9の取付板部15との連結が解除されて、変形許容スペースSが狭くなる。このため、ダッシュ部9と支持部材を構成するステアリングメンバ25との結合が解除されて、ダッシュ部9の変形がステアリング1に伝わることを抑えることができる。また、第2結合部材33とカウル部11とが連結されているため、第1結合部材31とダッシュ部9との連結が解除されても、ステアリングメンバ25は、その前方の車体に連結されることになる。したがって、前突時に車両が受ける衝撃によって、ステアリングシャフト3の上下方向の角度が変わって、ステアリングホイール21内に収容されたエアバッグが展開する方向が変わることを抑制することができる。
図6および図7は、本発明の実施形態2を示し、第1結合部材31を第2結合部材33と共用化したものである。なお、以下の各実施形態の説明では、図1〜図5と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略し、上記実施形態1と異なる点を説明する。
上記実施形態では、支持部材23,25および結合部材31,33,35を金属製の部材で構成しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、支持部材23,25および結合部材31,33,35の少なくとも1つを樹脂製の部材としてもよい。このとき、ステアリングメンバ25は、断面コの字状を成すように構成される。
3 ステアリングシャフト
5 車室内
7 エンジンルーム
9 ダッシュ部
11 カウル部
13 縦壁部
15 取付板部
21 ステアリングホイール
23 ステアリングコラム(支持部材)
25 ステアリングメンバ(支持部材)
31 第1結合部材
33 第2結合部材
Claims (5)
- ステアリングホイール(21)にエアバッグが収容された車両のステアリングシャフトの支持構造であって、
上記ステアリングシャフト(3)を車体に支持する支持部材(23,25)と、
車室内(5)とエンジンルーム(7)とを区画するダッシュ部(9)のうち車両前後方向に延びる取付板部(15)と上記支持部材(23,25)との間に、上記ダッシュ部(9)に対して解除可能に連結された第1結合部材(31)とを備え、
上記第1結合部材(31)の前端部と上記ダッシュ部(9)のうち車両上下方向に延びる縦壁部(13)との間には、車両前後方向に空けられた変形許容スペース(S)が形成されており、
上記車両の前突に伴ってダッシュ部(9)が変形したときに、上記第1結合部材(31)と上記ダッシュ部(9)との連結が解除されて、上記変形許容スペース(S)が狭くなるように構成されており、
上記支持部材(23,25)と、上記ダッシュ部(9)上方のカウル部(11)とを連結する第2結合部材(33)をさらに備えていることを特徴とするステアリングシャフトの支持構造。 - 請求項1に記載のステアリングシャフトの支持構造において、
上記第1結合部材(31)は、後端部が上記支持部材(23,25)に接続されかつ、前端部が上記ダッシュ部(9)に接続されていることを特徴とするステアリングシャフトの支持構造。 - 請求項1又は2に記載のステアリングシャフトの支持構造において、
上記第1結合部材(31)は1つ設けられていることを特徴とするステアリングシャフトの支持構造。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のステアリングシャフトの支持構造において、
上記第2結合部材(33)は車幅方向に並んで複数設けられていることを特徴とするステアリングシャフトの支持構造。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のステアリングシャフトの支持構造において、
上記第1結合部材(31)は、上記取付板部(15)に対して平行に延びていることを特徴とするステアリングシャフトの支持構造。
Priority Applications (1)
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| JP2018006363A JP6951266B2 (ja) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | ステアリングシャフトの支持構造 |
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| JP2019123422A JP2019123422A (ja) | 2019-07-25 |
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