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JP6976550B2 - 建物の換気口装置 - Google Patents
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JP6976550B2 - 建物の換気口装置 - Google Patents

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本発明は、建物の換気口装置に関するものであり、さらに詳細には、換気口の下方の建物の外壁が汚れるのを効果的に防止することができ、かつ、見栄えがよく、搬送時に破損することを防止することができる建物の換気口装置に関するものである。
一般に、換気口装置を建物に取り付ける場合、換気口装置と外壁の間から、通気口内に雨水が浸入することを防止するため、換気口装置と外壁の接する部分をコーキング材でシールすることが行なわれる。しかし、コーキング材の表面には汚れが付着しやすく、雨水がコーキング材の表面を流れると、コーキング材の表面に付着した汚れが雨水で流され、その雨水が建物の壁面を流下すると、建物の壁面に筋状の汚れが生成されるという問題がある。
そのため、換気口装置には、通常、シール面上を流下する雨水を建物の外壁から離間するように導く水切り板が設けられている。
この水切り板の換気口装置の横方向の長さが、換気口装置の幅と等しい場合には、シール面上を流下する雨水を水切り板に導くことは難しく、建物の外壁上を流下し、建物の外壁に筋状の汚れが生成されることがあった。
そこで、水切り板の換気口装置の横方向の長さを換気口装置の幅よりも大きくすることによって、シール面上を流下する雨水を効果的に水切り板に導き、雨水を建物の外壁から離間するように導く可能にした換気装置が提案されている(たとえば、特開平8−303830号公報)。
特開平8−303830号公報
このように、水切り板の換気口装置の横方向の長さを、換気口装置の幅より大きくすることによって、コーキング材の表面上を流下する雨水を確実に水切り板に導くことが可能になるが、水切り板の換気口装置の横方向の長さを換気口装置の幅より大きくするときは、見栄えが悪いだけでなく、水切り板が取り付けられた換気口装置を運搬する際に、水切り板の左右端部が折れ曲がり、破損するおそれがあり、換気口装置運搬時における水切り板の左右端部が折れ曲がることを防止するためには、換気口装置の梱包に余分の手間や費用などを要するという問題があった。
したがって、本発明は、雨水がコーキング材の表面を流下することに起因して、建物の外壁に汚れが発生することを効果的に防止することができ、かつ、見栄えがよく、水切り板が取り付けられた換気口装置を運搬する際に、水切り板の左右端部が折れ曲がり破損することを効果的に防止することができる建物の換気口装置を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、建物の外壁に取り付け可能で、外壁に形成された通気口と連通する開口部を有する換気口装置であって、前記換気口装置の前記外壁に対向する面の前記開口部の上部および両側部を囲む位置に設けられ、前記外壁との間をシールするコーキング材を充填可能なコーキング材充填部と、前記換気口装置の下部に設けられ、前記コーキング材充填部に充填されたコーキング材上を流下する水を受け、前記外壁から離間するように導く水切り部材とを備え、前記水切り部材の換気口装置の横方向の長さと前記換気口装置の幅が実質的に等しく、前記開口部の前記両側部を囲む前記コーキング材充填部の下端部に、前記換気口装置の側面に向かって、斜め上方に延びるガイド部材を備えたことを特徴とする換気口装置によって達成される。
降雨の際、降り注ぐ雨水は、換気口装置の上面上を流れ、その一部は、換気口装置の側面およびコーキング材充填部に充填されたコーキング材上を流下するが、コーキング材の表面には汚れが付着しやすいため、コーキング材上を流下する雨水にはコーキング材の表面に付着した汚れが含まれ、コーキング材上を流下した雨水が、建物の外壁面に受け渡され、外壁面上を流下する場合には、建物の外壁面に筋状の汚れが発生することが多々あった。そのため、従来の換気口装置は、コーキング材上を流下した雨水を受け、建物の外壁から離間するように導く水切り部材の換気口装置の横方向の長さを、換気口装置の幅より大きくし、コーキング材上を流下した雨水を水切り部材によって確実に受け取るように構成されていたが、このように、水切り部材の換気口装置の横方向の長さを、換気口装置の幅より大きくした場合には、見栄えが良くないだけでなく、水切り部材が取り付けられた換気口装置を運搬する際に、水切り部材の左右端部が折れ曲がり、破損するおそれがあり、換気口装置を運搬する際に、水切り部材の左右端部が折れ曲がることを防止するために、換気口装置の梱包に余分の手間や費用などを要するという問題があった。しかしながら、本発明によれば、水切り部材の換気口装置の横方向の長さと換気口装置の幅が実質的に等しいので、見栄えが良いだけではなく、水切り部材が取り付けられた換気口装置を運搬する際に、水切り部材の左右端部が折れ曲がり、破損するおそれもなく、しかも、コーキング材充填部の下端部に、換気口装置の側面に向かって、斜め上方に延びるガイド部材を備えているため、水切り部材の長さが換気口装置の幅と実質的に同じであっても、コーキング材上を流下し、コーキング材充填部の下端に達した雨水をガイド部材の下面により、水切り部材に確実に案内することが可能になり、したがって、コーキング材上を流下した雨水が、建物の外壁面に受け渡され、外壁面上を流下することに起因する筋状の汚れが建物の外壁面に発生することを確実に防止することが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記開口部の前記両側部を囲む位置に設けられた前記コーキング材充填部が略鉛直方向に延びている。
本発明の好ましい実施態様によれば、開口部の両側部を囲む位置に設けられたコーキング材充填部が略鉛直方向に延びており、コーキング材充填部の略鉛直方向下端部に、前記換気口装置の側面に向かって、斜め上方に延びるガイド部材が設けられているから、水切り部材の換気口装置の横方向の長さと換気口装置の幅が実質的に等しくても、コーキング材上を流下した雨水をガイド部材によって確実に、水切り部材上に案内することが可能になる。
本発明において、ガイド部材が、換気口装置の側面に対して、25度ないし50度の角度を有するように設けられ、好ましくは、30度ないし45度の角度を有するように設けられる。換気口装置の側面に対するガイド部材の角度が25度未満の場合には、コーキング材充填部の幅が狭くなり、換気口装置と外壁との間を十分にシールすることができず、一方、換気口装置の側面に対するガイド部材の角度が50度を超えているときは、コーキング材上を流下し、コーキング材充填部の下端部に達した雨水がそのまま、地表に落下するおそれがあり、ガイド部材によって、雨水を所望のように水切り部材上に導くことが困難になり、好ましくない。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記換気口装置が、前記外壁に形成された前記通気口を覆い、前記外壁側に前記開口部が形成され、前記外壁とは反対側の前壁、上壁および左右の壁によって、内部空間が形成されたフード部材と、前記フード部材に取り付けられ、前記通気口に嵌合する筒状部を有するとともに、前記フード部材の前記開口部を閉じるベース部材を備え、前記ベース部材の下端部に、前記水切り部材が設けられ、前記開口部のまわりの前記フード部材に、前記フード部材の前記外壁側の面と略垂直に、板状の壁部が立設され、前記板状の壁部と前記板状の壁部の外側の前記フード部材とによって、前記コーキング材充填部が形成されている。
本発明の別の好ましい実施態様においては、前記換気口装置が、前記外壁に形成された前記通気口を覆い、前記外壁側に前記開口部が形成され、前記外壁とは反対側の前壁、上壁および左右の壁によって、内部空間が形成されたフード部材と、前記フード部材に取り付けられ、前記通気口から延びるダクトが嵌合する穴が形成され、前記フード部材の前記開口部を閉じるベース部材を備え、前記ベース部材の下端部に、前記水切り部材が設けられ、前記開口部のまわりの前記フード部材に、前記フード部材の前記外壁側の面と略垂直に、板状の壁部が立設され、前記板状の壁部と前記板状の壁部の外側の前記フード部材とによって、前記コーキング材充填部が形成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記フード部材の下面に開口部が形成され、前記フード部材の下面に形成された前記開口部内に、ガラリを備えたガラリ形成部材が取り付けられている。
本発明の好ましい実施態様においては、換気口装置が、前記外壁に取り付け可能で、前記外壁に形成された前記通気口と連通する開口部が形成されたベース部材と、前記外壁と反対側の前記ベース部材の前記開口部を覆うカバー部材を備えL字状の断面を有するシール部形成部材が、前記ベース部材の前記開口部のまわりのフード部材または前記ベース部材の外壁側の面に垂直な板状の壁が立設されるように、前記フード部材またはベース部材の外壁側の面に接着されて、コーキング材充填部が形成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記カバー部材の前記ベース部材と反対側の面に、ガラリが形成されている。
本発明によれば、雨水がコーキング材の表面を流下することに起因して、建物の外壁に汚れが発生することを効果的に防止することができ、かつ、見栄えがよく、水切り板が取り付けられた換気口装置を運搬する際に、水切り板の左右端部が折れ曲がり破損することを効果的に防止することができる建物の換気口装置を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略正面図である。 図2は、図1に示された換気口装置の略縦断面図である。 図3は、図1に示された換気口装置の略縦背面図である。 図4は、図1に示された換気口装置において、シール部内に、コーキング材が充填された状態を示す略背面図である。 図5は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略背面図であり、シール部内にコーキング材が充填された状態を示している。 図6は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略正面図である。 図7は、図6に示された換気口装置の略縦断面図である。 図8は、図6に示された換気口装置の略縦背面図である。 図9は、図6に示された換気口装置の略背面図であり、シール部内にコーキング材が充填された状態を示している。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略正面図であり、図2は、図1に示された換気口装置の縦断面図である。
図1および図2に示されるように、換気口装置1は、建物の外壁2に形成された通気口3を室外から覆うフード部材5と、通気口3に嵌め合された断面が円形の筒状部材6と、筒状部材6が取り付けられたベース部材7を備えている。
図3は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略背面図である。
図1、図2および図3に示されるように、フード部材5は略矩形状の横断面を有し、外壁2とは反対側の前壁、上壁および左右の壁によって、その内部に、略直方体状の内部空間が形成され、室内の空気は、通気口3および筒状部材6を介して、フード部材5の内部空間内に流入するように構成されている。
フード部材5の外壁2側の面には開口部11が形成され、フード部材5の下面にも開口部12が形成されている。開口部11のまわりのフード部材5には、略矩形状に板状の壁14が立設され、板状の壁14と、その外側のフード部材5の外壁2側の面とによって、コーキング材充填部15が形成されている。
本実施態様において、換気口装置1を建物の外壁2に固定するにあたっては、換気口装置1と外壁2の間から、雨水が通気口3内に浸入するのを防止するために、コーキング材充填部15内に、コーキング材が充填されて、換気口装置1と外壁2の間がシールされるように構成されている。
図2および図3に示されるように、筒状部材6の表面には3つの弾性部材6a、6b、6cが形成されており、筒状部材6を通気口3内に嵌合する際、これらの弾性部材6a、6b、6cが通気口3の内壁を押圧し、その押圧力で、筒状部材6が通気口3内に固定され、ベース部材7が建物の外壁2に固定されるように構成されている。
図2および図3に示されるように、フード部材5の外壁2側の面に形成された開口部11には、筒状部材6が取り付けられたベース部材7が、開口部11の開口面に沿って差し込まれ、開口部11が閉じられている。
図3に示されるように、ベース部材7は、ブラインドリベット7a、7b、7c、7d、7e、7fによって、6か所でフード部材5に固定されている。
図2および図3に示されるように、ベース部材7の下縁部には水切り板形成部25が形成されている。水切り板形成部25は、ベース部材7の面に略垂直で、板状の壁14とほぼ同じ高さを有する壁部26と、壁部26の頂部からベース部材7の面に略平行下方に延びる平板状部27と、平板状部27の下縁部から、下方にかつ前方(外壁2から離れる方向)に斜めに延びる水切り板28を備えている。図3に示されるように、水切り板28の換気口装置1の横方向の長さは、フード部材5の幅とほぼ等しくなるように設定されている。
水切り板28は、水切り板28上に流れ落ちた雨水を外壁2から離間するように案内するものであり、図2および図3に示されているように、水切り板28の両側部28a、28aは、水切り板28の表面に対して、略直角に折り曲げられ、水切り板28に流れ落ちた雨水が側方に流れ落ちることが防止され、同時に、水切り板28の強度が向上されている。
また、図3に示されるように、水切り板28の外壁2側の上縁部28b、28bは、ベース部材7の面に略平行になるように折り曲げられており、水切り板28に流れ落ちた雨水が外壁2側に流れ落ちることを防止するとともに、水切り板28の強度を向上させている。
図2に示されるように、ベース部材7の下縁部近傍には、ガラリ30がネジ32a、32bによって固定されている。ガラリ30は、室内から通気口3および筒状部材6を介して、フード部材5の内部空間内に流入した空気を下方に、かつ、外壁2から離れる方向に導くように構成されている。
図2および図3に示されるように、水切り板形成部25の壁部26の左右端部には、それぞれ、コーキング材充填部15内に、斜め上方に延びるガイド部材35、35が形成されている。本実施態様においては、ガイド部材35、35は、板状の壁14に対し、40度の角度で形成されている。
図4は、コーキング材充填部15内に、コーキング材が充填された状態を示す換気口装置の略背面図である。
上述のように、換気口装置1を建物の外壁2に取り付けるにあたっては、コーキング材充填部15内に、コーキング材が充填される。図4に示されるように、コーキング材が、コーキング材充填部15内に、開口部11のまわりのフード部材5に略矩形状に形成された板状の壁14と同じ高さに、かつ、横断面が略矩形状になるように充填されて、シール部18が形成されている。
ガイド部材35、35は、板状の壁14に対し、40度の角度をなすように形成することは必ずしも必要でなく、ガイド部材35、35は、25度ないし50度、好ましくは、30度ないし45度の角度をなしている。ガイド部材35、35の板状の壁14に対する角度が、25度未満の場合には、シール部18の幅が狭くなり、換気口装置1と外壁2の間を十分にシールすることができず、雨水が通気口3内に浸入するおそれがあり、一方、ガイド部材35、35の板状の壁14に対する角度が、50度を超えている場合には、シール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の下端部に達した雨水がそのまま落下してしまい、雨水をガイド部材35、35の下面に沿って、所望のように、フード部材5の内方に案内し、水切り板28に導くことが困難になり、好ましくない。
以上のように構成された本発明の好ましい実施態様にかかる換気口装置1においては、降雨時に、以下のようにして、雨水が案内される。
換気口装置1のフード部材5の上面上に降り注いだ雨水は、フード部材5の上面上を流れて、地面に流下するが、その一部は、フード部材5の左右の面を伝って流下し、したがって、雨水の一部は、コーキング材が充填されたシール部18の外側表面を伝って流下する。
コーキング材の表面には汚れが付着しやすいため、コーキング材が充填されたシール部18の外側表面を伝って流下する雨水には、シール部18の外側表面に付着した汚れを含んでいる。
また、コーキング材が充填されたシール部18は外壁2に接しているため、シール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の外側表面を離れ、下方に落下した雨水は、建物の外壁2の表面に受け渡されて、外壁2の表面上を流れやすく、その結果、建物の外壁2の表面に筋状の汚れが発生することがあった。
そのため、従来は、シール部18の外側表面を離れ、下方に落下する雨水を受け取る水切り板28として、その幅がフード部材5の幅よりも大きい水切り板28をフード部材5の下縁部に設け、シール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の外側表面を離れた雨水が水切り板28に受け渡され、外壁2の表面上を流れないようして、外壁2に汚れ筋状の汚れが発生することを防止していた。
しかしながら、水切り板28の換気口装置1の横方向の長さが、フード部材5の幅よりも大きい場合には、見栄えが悪いだけでなく、水切り板28が取り付けられた換気口装置1を運搬する際に、水切り板28の左右端部が折れ曲がり、破損するおそれがあり、また、換気口装置1を運搬する際に、水切り板28の左右端部が折れ曲がることを防止するために、換気口装置1の梱包に余分の手間や費用などを要するという問題があった。
そこで、本実施態様においては、水切り板形成部25の壁26の左右端部に、それぞれ、コーキング材充填部15内に、斜め上方に延び、その下面に沿って、雨水をフード部材5の内方に案内するガイド部材35、35を形成し、シール部18の外側表面を伝って流下する雨水をガイド部材35、35によって、水切り板28上に案内するように構成されている。
すなわち、本実施態様によれば、コーキング材が充填されたシール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の下端部に達した雨水は、ガイド部材35、35の下面に沿って、フード部材5の内方に案内される。その結果、水切り板28の換気口装置1の横方向の長さとフード部材5の幅が等しくても、雨水は、確実に水切り板28に受け渡されるから、シール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の下端部に達した雨水が外壁2の表面上を流下することが確実に防止され、シール部18の表面を伝って流れ、汚れを含んだ雨水が外壁2の表面上を流下することに起因する筋状の汚れが建物の外壁2の表面に発生することを確実に防止することが可能になる。
また、本実施態様によれば、水切り板28の換気口装置1の横方向の長さがフード部材5の幅とほぼ等しいから、水切り板28の換気口装置1の横方向の長さがフード部材5の幅よりも大きい場合のように、見栄えが悪くなることはなく、また、水切り板28を備えた換気口装置1を運搬する際に、フード部材5の幅方向において、フード部材5よりも外側に突出した水切り板28の左右端部が折れ曲がって破損することもない。さらには、フード部材5の幅方向において、フード部材5よりも外側に突出した水切り板28の左右端部が折れ曲がることを防ぐために、換気口装置1の梱包に余分の手間や費用などを要するという従来の問題もまた、解消することが可能になる。
図5は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略背面図であり、シール部内にコーキング材が充填された状態を示している。
図5に示されるように、本実施態様にかかる換気口装置1においては、フード部材5は略ドーム状の横断面を有している。
本実施態様においては、フード部材5の外壁2側の面に形成された開口部11は略ドーム状をなし、開口部11のまわりのフード部材5には、略ドーム状に板状の壁14が立設され、板状の壁14と、その外側のフード部材5の外壁2側の面とによって、コーキング材充填部15が形成されており、コーキング材充填部15にはコーキング材が充填されて、シール部18が形成されている。
本実施態様においても、コーキング材充填部15にコーキング材が充填されたシール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の下端部に達した雨水は、ガイド部材35、35によって、フード部材5の内方に案内され、確実に、水切り板28に受け渡されるから、シール部18の外側表面を伝って流下し、シール部18の下端部に達した雨水が外壁2の表面上を流下することが確実に防止され、コーキング材充填部15にコーキング材が充填されたシール部18の表面を伝って流れ、汚れを含んだ雨水が外壁2の表面上を流下することに起因する筋状の汚れが建物の外壁2の表面に発生することを確実に防止することが可能になる。
図6は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる換気口装置の略正面図であり、図7は、図6に示された換気口装置の略縦断面図である。
図6および図7に示されるように、本実施態様にかかる換気口装置51は、建物の外壁2に固定されるベース部材57と、ベース部材57が嵌め込まれるカバー部材55とを備えている。
図8は、図6に示された換気口装置の略背面図である。
図6、図7および図8に示されるように、カバー部材55は略矩形状の横断面を有し、外壁2とは反対側の面には、ガラリ58が形成され、カバー部材55の外壁2側には開口部59が形成されている。
図8に示されるように、ベース部材57の外壁2側には、開口部56が形成されている。
また、図6、図7および図8に示されるように、ベース部材57の外壁2側の表面には、シール部形成部材60が取り付けられている。シール部形成部材60は、L字状の断面を有し、ベース部材57の外壁2側の表面に接着される接着部60aと、ベース部材57の表面に略垂直な板状の壁部60bを備え、板状の壁部60bと、その外側のベース部材の外壁2側の表面とによって、コーキング材充填部65が形成されている。
ベース部材57の下縁部には水切り板形成部70が形成されている。
水切り板形成部70は、ベース部材57の面に略垂直で、板状の壁部60bとほぼ同じ高さを有する壁部76と、壁部76の頂部からベース部材57の面に略平行に下方に延びる平板状部77と、平板状部77の下縁部から、下方にかつ前方(外壁2から離れる方向)に斜めに延びる水切り板78を備えている。
図8に示されるように、水切り板78の換気口装置51の横方向の長さは、カバー部材55の幅とほぼ等しく設定されている。
水切り板78は、水切り板78に流れ落ちた雨水を外壁2から離間するように案内するものであり、図7に示されるように、水切り板78の両側部78a、78aは、水切り板78の表面に対して、略直角に折り曲げられ、水切り板78に流れ落ちた雨水が側方に流れ落ちることが防止され、同時に、水切り板78の強度が向上されている。
図7および図8に示されるように、シール部形成部材60のベース部材57の表面に略垂直な板状の壁部60bの両下端部は折り曲げられて、コーキング材充填部65内に斜め上方に延びるガイド部材63、63が形成されている。本実施態様においては、ガイド部材63、63は、板状の壁60bに対し、40度の角度をなすように形成されている。
図9は、コーキング材充填部65内に、コーキング材が充填された状態を示す換気口装置の略背面図である。
換気口装置1を建物の外壁2に取り付けるにあたっては、コーキング材充填部65内に、コーキング材が充填される。図9に示されるように、コーキング材がコーキング材充填部65内に、略矩形状の形成された板状の壁60bとほぼ同じ高さに、かつ、断面が略矩形状になるように充填されて、シール部68が形成されている。
ガイド部材63、63が、板状の壁60bに対し、40度の角度をなすように形成されることは必ずしも必要でなく、ガイド部材63、63は、板状の壁60bに対して、25度ないし50度、好ましくは、30度ないし45度の角度をなしていればよい。ガイド部材63、63の板状の壁60bに対する角度が、25度未満の場合には、シール部68の幅が狭くなり、換気口装置51と外壁2の間を十分にシールすることができず、雨水が通気口3内に浸入するおそれがあり、一方、ガイド部材63、63の板状の壁60bに対する角度が、50度を超えている場合には、シール部68の外側表面を伝って流下し、シール部68の下端部に達した雨水がそのまま落下してしまい、雨水をガイド部材63、63の下面に沿って、所望のように、カバー部材55の内方に案内し、水切り板78に導くことが困難になり、好ましくない。
以上のように構成された本発明の好ましい実施態様にかかる換気口装置1においては、降雨時に、以下のようにして、雨水が案内される。
換気口装置51のカバー部材55の上面上に降り注いだ雨水は、カバー部材55の上面上を流れて、地面に流下するが、その一部は、カバー部材55の左右の壁面を伝って流下し、したがって、雨水の一部は、コーキング材が充填されたシール部68の外側表面を伝って流下する。
コーキング材の表面には汚れが付着しやすいため、コーキング材が充填されたシール部68の外側表面を伝って流下する雨水には、シール部68の外側表面に付着した汚れを含んでいる。
加えて、コーキング材が充填されたシール部68は外壁2に接しているため、シール部68の外側表面を伝って流下し、シール部68の外側表面を離れ、下方に落下した雨水は、建物の外壁2の表面に受け渡されて、外壁2の表面上を流れやすく、その結果、建物の外壁2の表面に筋状の汚れが発生することがあった。
そのため、従来は、シール部68の外側表面を離れ、下方に落下する雨水を受け取る水切り板78として、その換気口装置51の横方向の長さがベース部材57の幅よりも大きい水切り板78をベース部材57の下縁部に設け、シール部68の外側表面を伝って流下し、シール部68の外側表面を離れた雨水が水切り板78に受け渡され、外壁2の表面上を流れないようして、外壁2に汚れ筋状の汚れが発生することを防止していた。
しかしながら、水切り板78の換気口装置51の横方向の長さが、ベース部材57の幅よりも大きい場合には、見栄えが悪いだけでなく、水切り板78が取り付けられた換気口装置51を運搬する際に、水切り板78の左右端部が折れ曲がり、破損するおそれがあり、換気口装置51を運搬する際に、水切り板78の左右端部が折れ曲がることを防止するためには、換気口装置51の梱包に余分の手間や費用などを要するという問題があった。
そこで、本実施態様においては、シール部形成部材60のベース部材57の表面に略垂直な板状の壁部60bの両下端部を折り曲げて、コーキング材充填部65内に斜め上方に延びるガイド部材63、63を形成し、シール部68の外側表面を伝って流下する雨水をガイド部材63、63によって、水切り板78上に案内するように構成されている。
すなわち、本実施態様によれば、コーキング材が充填されたシール部68の外側表面を伝って流下し、シール部68の下端部に達した雨水は、板状の壁60bに対し、40度の角度をなすように形成されたガイド部材63、63の下面に沿って、ベース部材57の内方に案内される。その結果、水切り板78の換気口装置51の横方向の長さがベース部材57の幅と等しくても、雨水は、確実に水切り板78に受け渡されるから、シール部68の外側表面を伝って流下し、シール部68の下端部に達した雨水が外壁2の表面上を流下することが確実に防止され、シール部68の表面を伝って流れ、汚れを含んだ雨水が外壁2の表面上を流下することに起因する筋状の汚れが建物の外壁2の表面に発生することを確実に防止することが可能になる。
また、本実施態様においては、図1ないし図4に示された実施態様と同様に、水切り板78の換気口装置51の横方向の長さがベース部材57の幅とほぼ等しいから、水切り板78の換気口装置51の横方向の長さがベース部材57の幅よりも大きい場合のように、見栄えが悪くなることはなく、また、水切り板78を備えた換気口装置51を運搬する際に、ベース部材57の幅の外側に突出した水切り板78の左右端部が折れ曲がって破損することもない。さらには、ベース部材57の幅の外側に突出した水切り板78の左右端部が折れ曲がることを防ぐために、換気口装置51の梱包に余分の手間や費用などを要するという従来の問題もまた、解消することが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、図1ないし図4に記載された実施態様および図5に記載された実施態様においては、換気口装置1は、断面が円形で、ベース部材7に取り付けられた筒状部材6を備えているが、筒状部材6の断面形状は任意であり、換気口装置1が、断面が矩形状の筒状部材を備えていてもよい。
さらに、図1ないし図4に記載された実施態様および図5に記載された実施態様においては、換気口装置1は、ベース部材7に取り付けられ、建物の外壁2に形成された通気口3内に嵌合される筒状部材6を備えているが、通気口3側からダクトを延ばし、ベース部材に形成された穴内に嵌合させてもよい。
また、図1ないし図4に記載された実施態様および図5に記載された実施態様においては、換気口装置1は、開口部11のまわりのフード部材5に略矩形状に板状の壁14を立設し、板状の壁14と、その外側のフード部材5の外壁2側の面とによって、コーキング材充填部15を形成しているが、ベース部材の建物の外壁2側の面に開口部が形成され、L字状の断面を有するシール部形成部材を、フード部材5またはベース部材7の外壁2側の面に垂直な板状の壁が立設されるように、フード部材5またはベース部材7の外壁2側の面に接着して、コーキング材充填部15を形成することもできる。
さらに、図1ないし図5に示された実施態様においては、水切り板28の両側部28a、28aは、水切り板28の表面に対して、略直角に折り曲げられ、水切り板28の外壁2側の縁部28b、28bは、ベース部材7の面に略平行になるように折り曲げられているが、水切り板28にかかる両側部28a、28aおよび縁部28b、28bの一方が設けられてなくても、双方が設けられていなくてもよい。
また、図6ないし図9に示された実施態様においては、水切り板78の両側部78a、78aは、水切り板78の表面に対して、略直角に折り曲げられているが、水切り板78にかかる両側部78a、78aは設けられていなくてもよい。
さらに、図6ないし図9に示された実施態様においては、ベース部材57がカバー部材55に嵌め込まれるように構成されているが、カバー部材55が、ベース部材57に嵌め込まれるように構成されていてもよい。
1 換気口装置
2 建物の外壁
3 通気口
5 フード部材
6 筒状部材
6a、6b、6c 弾性部材
7 ベース部材
7a、7b、7c、7d、7e、7f ブラインドリベット
11 開口部
12 開口部
14 板状の壁
15 コーキング材充填部
18 シール部
25 水切り板形成部
26 水切り板形成部の壁部
27 水切り板形成部の平板部
28 水切り板
28a、28a 水切り板の両側部
28b、28b 水切り板の上縁部
30 ガラリ
32a、32b ネジ
35、35 ガイド部材
51 換気口装置
55 カバー部材
56 開口部
57 ベース部材
58 ガラリ
59 開口部
60 シール部形成部材
60a 接着部
60b 板状の壁部
63、63 ガイド部材
65 コーキング材充填部
68 シール部
70 水切り板形成部
76 壁部
77 平板状部
78 水切り板
78a 水切り板の両側部

Claims (9)

  1. 建物の外壁に取り付け可能で、前記外壁に形成された通気口と連通する開口部を有する換気口装置であって、前記換気口装置の前記外壁に対向する面の前記開口部の上部および両側部を囲む位置に設けられ、前記外壁との間をシールするコーキング材を充填可能なコーキング材充填部と、前記換気口装置の下部に設けられ、前記コーキング材充填部に充填されたコーキング材上を流下する水を受け、前記外壁から離間するように導く水切り部材とを備え、前記水切り部材の前記換気口装置の横方向の長さと前記換気口装置の幅が実質的に等しく、前記開口部の前記両側部を囲む前記コーキング材充填部の下端部に、前記換気口装置の側面に向かって、斜め上方に延びるガイド部材を備えたことを特徴とする換気口装置。
  2. 前記開口部の前記両側部を囲む位置に設けられた前記コーキング材充填部が、略鉛直方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の換気口装置。
  3. 前記換気口装置の前記側面に対し、前記ガイド部材が、25度ないし50度の角度を有するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の換気口装置。
  4. 前記換気口装置の前記側面に対し、前記ガイド部材が、30度ないし45度の角度を有するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の換気口装置。
  5. 前記外壁に形成された前記通気口を覆い、前記外壁側に前記開口部が形成され、前記外壁とは反対側の前壁、上壁および左右の壁によって、内部空間が形成されたフード部材と、前記フード部材に取り付けられ、前記通気口に嵌合する筒状部材とを備え、前記フード部材の前記開口部を閉じるベース部材を備え、前記ベース部材の下端部に、前記水切り部材が設けられ、前記開口部のまわりの前記フード部材に、前記フード部材の前記外壁側の面と略垂直に、板状の壁部が立設され、前記板状の壁部と前記板状の壁部の外側の前記フード部材とによって、前記コーキング材充填部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の換気口装置。
  6. 前記外壁に形成された前記通気口を覆い、前記外壁側に前記開口部が形成され、前記外壁とは反対側の前壁、上壁および左右の壁によって、内部空間が形成されたフード部材と、前記フード部材に取り付けられ、前記通気口から延びるダクトが嵌合する穴が形成され、前記フード部材の前記開口部を閉じるベース部材を備え、前記ベース部材の下端部に、前記水切り部材が設けられ、前記開口部のまわりの前記フード部材に、前記フード部材の前記外壁側の面と略垂直に、板状の壁部が立設され、前記板状の壁部と前記板状の壁部の外側の前記フード部材とによって、前記コーキング材充填部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の換気口装置。
  7. 前記フード部材の下面に開口部が形成され、前記フード部材の下面に形成された前記開口部内に、ガラリを備えたガラリ形成部材が取り付けられていることを特徴とする請求項5または6に記載の換気口装置。
  8. 前記外壁に取り付け可能で、前記外壁に形成された前記通気口と連通する開口部が形成されたベース部材と、前記外壁と反対側の前記ベース部材の前記開口部を覆うカバー部材を備えL字状の断面を有するシール部形成部材が、前記ベース部材の前記開口部のまわりのフード部材または前記ベース部材の外壁側の面に垂直な板状の壁が立設されるように、前記フード部材またはベース部材の外壁側の面に接着されて、コーキング材充填部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の換気口装置。
  9. 前記カバー部材の前記ベース部材と反対側の面に、ガラリが形成されていることを特徴とする請求項8に記載の換気口装置。
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