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JP6980395B2 - テープタイプ使い捨ておむつ - Google Patents
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JP6980395B2 - テープタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、テープタイプ使い捨ておむつに関する。
一般的なテープタイプ使い捨ておむつは、前後方向中央から前側に延在する腹側部分と、後側に延在する背側部分と、背側部分の両側部から突出するファスニングテープと、腹側部分の外面に設けられたテープ状のターゲット部とを有し、身体への装着に際して、ファスニングテープを左右両側から腹側に回してターゲット部外面に着脱自在に連結する構造を有している(例えば特許文献1、2参照)。
このようなテープタイプ使い捨ておむつは、乳幼児向けとして用いられる他、介護用途(成人用途)で広く使用されており、ターゲット部外面におけるファスニングテープの連結位置を適宜調整することにより、ウエスト周りの寸法を調整できるという利点を有している。
また、ファスニングテープとしては、大別して、粘着テープタイプのもののほか、面ファスナーにより結合するいわゆるメカニカルファスナータイプのものもある。
後者のメカニカルファスナータイプにおけるターゲット部としては、一般的には、繊維糸をループを形成しながら線状に、基材となるプラスチックフィルム上に接合したものである。
近年の使い捨ておむつにおける外装体としては、不織布シートを使用するのが一般的である。その結果、その外装シートは不織布で、ターゲット部はプラスチックフィルムを基材とする点から、製品の外面の手触り感が大きく異なるので、製品全体に対してターゲット部の存在が消費者に違和感を与えてしまう。
特許第5683982号公報 特表2000−506427号公報
そこで本発明の主たる課題は、外装不織布シートと親和感を与えるターゲット部を有するテープタイプ使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、
前後方向中央から前側に延在する腹側部分と、後側に延在する背側部分と、背側部分から側外方に延びるファスニングテープと、腹側部分の外面に設けられたターゲット部を有し、
身体への装着に際して、ファスニングテープを左右両側から腹側に回してターゲット部に着脱自在に連結する、面ファスナーを有するテープタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記ターゲット部の形成領域又はこのターゲット部の形成領域を含むより広い領域に不織布シートを有し、
前記ターゲット部は、少なくとも前記不織布シートを含む下地シートとされ、少なくとも外面にパイルループ繊維糸を編み出した複合体であり、
前記不織布シートの一方向に配向した繊維配向方向を径方向とし、前記外面において径方向に膨らむパイルループを構成した
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつを提供するものである。
本発明では、ターゲット部として、少なくとも不織布シートを含む下地シートとされ、少なくとも外面にパイルループ繊維糸を編み出した複合体を使用する。その結果、従来のプラスチックフィルムを基材としこれにパイルループ繊維糸を一体化するものと異なり、基材がプラスチックフィルムではないから、違和感のない又は少ないものとなる。
この場合、好適には、下地シートの全体が不織布シートとする。その結果、ターゲット部として布様な外観となり、不織布の外装シートとの親和性が高いものとなる。この親和性のある外観は製品の高級感を与えるものとなる。
不織布には、その製造プロセスの関係で、一方向に繊維配向するのが一般的である。
この不織布について、繊維配向方向を径方向、これと直交する方向を緯方向として称呼して説明することとする。下地不織布シート外面において、緯方向に膨らむパイルループを構成する場合には、(メカニカル)面ファスナーのフックがパイルループと係合する。その後、例えば再結合のためにフック側を剥離しようとすると、その剥離力がパイルループを介して下地不織布シートに伝わり、下地不織布シートがその繊維配向方向である径方向に沿って破断するおそれがある。
これに対して、本発明においては、下地不織布外面において、径方向に膨らむパイルループを構成(形成)したものであるから、再結合のためにフック側を剥離しようとする剥離力がパイルループを介して下地不織布に伝わるとき、すなわち、繊維配向方向である径方向(すなわち繊維配向方向と直交する方向)に剥離力が作用しても、剥離力の作用方向は繊維配向方向と直交する方向であるから、下地不織布は破断し難い又は破断しないものとなる。
前記径方向と直交する方向を緯方向とし、この緯方向にチェーンステッチを形成し、前記パイルループ繊維糸は前記チェーンステッチに固定されている態様が提供される。
パイルループは、前記チェーンステッチ条の位置の左右に交互に形成されている態様が提供される。この態様では、パイルループがすべて同じ方向に膨らむ場合に比較してフックとの絡みが強くなる利点がある。
不織布外面において、径方向に膨らむ第1のパイルループのほか、別のパイルループ繊維糸による緯方向に膨らむ第2のパイルループが構成されていてもよい。この場合、フックとの絡みが強くなる傾向がある。
パイルループ繊維糸の固定位置が、径方向と直交する緯方向に沿って、チェーンステッチの径方向に異なる条間に交互に跨がっている構成とすることができる。
この態様によれば、下地不織布の破断を防止する効果が高い。
前記ターゲット部が前記腹側部分の外側を形成する外装不織布シートに固定されている態様であると、ターゲット部と外装不織布シートとの親和性が顕在化する。
前記複合体は、その裏面側においてホットメルト接着剤により前記外装不織布シートに固定することができる。
前記径方向と直交する方向を緯方向とし、この緯方向にチェーンステッチを形成し、前記パイルループ繊維糸は前記チェーンステッチに固定されており、
前記不織布複合体は前記不織布シートにホットメルト接着剤により前記外装不織布シートに固定されており、
ホットメルト接着剤による前記外装不織布シートとの固定領域は、
(1)前記チェーンステッチに沿い、かつ隣接するチェーンステッチ間は、固定領域が存在しない、
(2)前記チェーンステッチに沿う領域のホットメルト接着剤量が多く、かつ隣接するチェーンステッチ間の領域のホットメルト接着剤量が少ない、態様が提供される。
かかる部分的な固定領域とする形態においては、ホットメルト接着剤による固定領域又は塗布量が多い領域以外において通気性を示すので、ターゲット部の裏面側の通気性を示す外装不織布シートと相俟って、全体として通気性を示す製品を得ることができる。
また、径糸群の隣接する径糸のチェーンステッチをホットメルト接着剤による固定領域としているから、径糸のチェーンステッチのパイル繊維糸が下地を構成する不織布シートからの抜け止めを図ることの利点も併せて得ることができる。
前記不織布複合体は、その裏面側全体において、ホットメルト接着剤により前記外装不織布シートに固定されていてもよい。
前記外装不織布シートは、前記ターゲット部の形成領域を含む腹側部分から背側部分に亘る、より広い領域に配置され、前記不織布複合体は、その裏面側においてホットメルト接着剤により前記外装不織布シートに固定されている態様が提供される。
前記複合体は、不織布下地の少なくとも裏面側に縫い出されたパイル繊維糸が、前記外装不織布シートに熱融着状態で固定されていてもよい。
前記下地シートは、外面側がティシュペーパーであり、裏面側が不織布シートである複合体により構成できる。
製造工程を考えた場合、前記複合体はバキュームをきかせながら外装不織布シートに貼り付ける形態を取ることが好ましい。しかし、不織布シートは通気性が高いので、バキュームをきかせながら外装不織布シートに貼り付ける形態を取りにくい。そこで、ティシュペーパーとの複合体である場合には、ティシュペーパーが通気性を低下させる結果、バキュームをきかせながら外装不織布シートに貼り付ける形態を取り易い。他方で、ティシュペーパーが外装不織布シート側にある場合には、ホットメルト接着剤を使用して貼り付けても接着強度が十分でない。したがって、外装不織布シート12側には不織布シート60が、外面側がティシュペーパー67であるのが望ましいのである(図22参照)。
かかる下地シートは、なお通気性を示すとともに、プラスチックフィルムのような違和感を与えず、柔軟なシートであり、親和感を与えるものとなる。
前記下地シートは、裏面側不織布と外面側不織布との間にティシュペーパーを介在させた積層シートとすることができる。
前欄で説明したように、外面側がティシュペーパーであると、ティシュペーパー57が製造過程や使用段階で他の物又は手によって擦れて部分的な破れや剥がれが生じる懸念がある。
そこで、裏面側の第1の不織布と外面側の第2の不織布との間にティシュペーパーを介装した形態は好適である。この形態においては、第2の不織布がティシュペーパーを被覆しているので、前記問題は生じないとともに、第2の不織布が外装シートと不織布として同じであるので、違和感を与えず、柔軟なシートであり、親和感を与えるものとなる。また、ティシュペーパーの存在が通気性を低下させる結果、バキュームをきかせながら外装不織布シートに貼り付ける形態を取り易い利点が維持される。
以上のとおり、本発明によれば、外装不織布シートと親和感を与えるターゲット部を有するテープタイプ使い捨ておむつを提供することができる。
テープタイプ使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの展開状態の外面側を示す平面図である。 図1のiii-iii断面図である。 図1のiv-iv断面図である。 図1のii-ii断面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの装着状態を概略的に示す斜視図である。 テープタイプ使い捨ておむつの装着状態を概略的に示す斜視図である。 複合体の外面側の説明用概念図である。 複合体の裏面側の説明用概念図である。 複合体例の外面側の説明用概念図である。 比較例の複合体例の外面側の説明用概念図である。 比較例の複合体例の外面側を見た写真である。 裏面側を見た写真である。 ホットメルト接着剤による複合体接合例の説明図であり、(a)は緯方向断面の概要図、(b)は径方向断面の概要図である。 熱融着部を有する複合体例の断面図である。 編み機で編成する際のガイドバーの駆動を部分的かつ概略的に示すポイントダイヤグラムである。 他の複合体例の外面側の説明用概念図である。 編み機で編成する際のガイドバーの駆動を部分的かつ概略的に示す他のポイントダイヤグラムである。 その分解図である。 別の複合体例の外面側の説明用概念図である。 さらに異なる複合体例の外面側の説明用概念図である。 不織布とティシュペーパーと積層した複合体例の断面図である。 不織布とティシュペーパーと積層した他の複合体例の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。
まず、使い捨ておむつの構造例を説明し、その後に本発明の形態例について説明する。
なお、ホットメルト接着剤等の接合手段及びそれによる接合箇所のうち説明上必要と認めた箇所については、図中に網点模様を付して表現している。
図1〜図6は、テープタイプ使い捨ておむつの一例を示している。このテープタイプ使い捨ておむつは、液不透過性シート1の内面と、透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在された基本構造を有している。
(吸収体)
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。図示形態の吸収体3は一層構造とされているが、下層吸収体とその上に積層された上層吸収体とからなる二層構造であっても良い。また、必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のような砂時計形状の他、長方形等のように、股間部の前側から後側まで延在する形状が好適である。吸収体3におけるパルプ目付けは100〜500g/m2程度、厚みは1〜15mm程度であるのが望ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2程度であるのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
(液不透過性シート)
液不透過性シート1は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の裏面側への移動を遮断するものである。液不透過性シート1としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。液不透過性シート1の単位面積あたりの重量は13〜40g/m2であるのが好ましく、厚みは0.01〜0.1mmであるのが好ましい。
おむつ外面を布のような外観、肌触りとするために、液不透過性シート1の裏面全体は外装不織布シート12で覆われており、両シート1,12の外周縁はおむつの外周縁まで及んでいる。外装不織布シート12としては各種の不織布を用いることができるが、スパンボンド不織布が好適である。
(トップシート)
トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。透液性トップシート2に用いる不織布の繊維目付けは15〜30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05〜1mmであるのが好ましい。
トップシート2は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3側縁より外側に延在する部分が液不透過性シート1にホットメルト接着剤等により固着されている。なお、図中の点模様は固着部分を表しているものである。
(脚周り立体ギャザー)
図3〜図5にも示されるように、物品内面の両側部(図示形態ではトップシート2の側縁部表面からその側方に延在する液不透過性シート1の表面)には、脚周り立体ギャザー4を構成する脚周り立体ギャザーシート4sの幅方向外側の付根部分4xが前後方向全体にわたり貼り付けられている。脚周り立体ギャザーシート4sは、各種不織布(スパンボンド不織布が好適である)の他、液不透過性シートに用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好適である。脚周り立体ギャザーシート4sの幅方向中央側の突出部分4cは、前後方向両端部では倒伏状態で物品内面(図示形態ではトップシート2表面)にホットメルト接着剤等の手段により固着され、倒伏部分とされているが、これらの間の中間部は非固定の自由部分となっており、この自由部分の先端部等(展開状態における幅方向中央側の端部)には、細長状弾性伸縮部材4Gが前後方向に沿って伸張した状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性伸縮部材4Gは図示例では所定の間隔を空けて複数本設けられているが、一本でも良い。細長状弾性伸縮部材4G(他の細長状弾性伸縮部材も同様)としては、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。この自由部分は、細長状弾性伸縮部材4Gの収縮力が作用する結果、図4に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立する脚周り立体ギャザーを構成する。この起立部分の基端4bは脚周り立体ギャザー4における幅方向外側の固定部分4xと内側の部分4cとの境に位置する。
使い捨ておむつの前後方向両端部では、液不透過性シート1、外装不織布シート12、透液性トップシート2および脚周り立体ギャザーシート4sが吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。一方、使い捨ておむつの左右両側部では、液不透過性シート1、外装不織布シート12、透液性トップシート2および脚周り立体ギャザーシート4sが吸収体3の側縁よりも側方にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないサイドフラップ部SFが形成されている。サイドフラップ部SFのうち腹側部分Fのウエスト側部分及び背側部分Bのウエスト側部分にそれぞれ位置する部分は、それらの間の中間部分よりも側方に延出されており、これらの部分が、おむつの胴回り部分となり、中間部分が脚周り包囲部分LHとなり、その両側縁が脚開口の縁Leとなる。
(平面ギャザー)
サイドフラップ部SFの前後方向中間部には、液不透過性シート1と外装不織布シート12との間に細長状弾性部材7が前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されており、この細長状弾性部材7の収縮によりサイドフラップ部SFにはいわゆる平面ギャザーが形成されている。この平面ギャザーにより、おむつの側部が弾性伸縮して脚周りにフィットするようになる。
左右各側における細長状弾性部材7の本数は適宜定めることができるが、1〜10本程度、より好ましくは3〜8本程度が適当であり、複数本とする場合には、その間隔は2〜15mm程度、特に6〜10mm程度とするのが好ましい。また、各細長状弾性部材7としては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができ、太さとしては500〜1500dtex程度、天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度が好ましい。また、各細長状弾性部材7の固定時の伸長率は150〜250%程度であるのが好ましい。
(ファスニングテープ)
背側部分Bのサイドフラップ部SFには、その側縁からそれぞれ突出するファスニングテープ5が取り付けられるとともに、腹側部分Fの胴回り部表面に幅方向に沿ってターゲット部6が貼着されており、身体への装着に際しては、おむつ100を身体にあてがった状態で、両側のファスニングテープ5を左右各側から腹側に回してターゲット部6に連結する。
図2及び図3に示されるように、ファスニングテープ5は、背側部分Bのウエスト側サイドフラップ部SFにおけるシート間にホットメルト接着剤等の手段により固定された固定部5fと、サイドフラップ部SFの側縁のシート間から幅方向外側に突出する突出部5eとを有しており、この突出部5eは先端部5pと、この先端部5pよりも基端側の本体部5bとを有している。ファスニングテープ5の先端部5pの内面側(トップシート2側)には、ターゲット部6との連結のための固定部として、表面にフック状突起を多数有するフック材(メカニカルファスナー(面ファスナー)の雄材)9,9がそれぞれ取り付けられている。
また、図2に示されるように、ファスニングテープ5には、上下方向中間部における幅方向外側縁から本体部5b内まで幅方向に沿うミシン目10が設けられており、このミシン目10を切り離すことにより、図6に示すように各々が固定部、本体部、先端部及び固定部を備えた上段部5W及び下段部5Uに分離することができるものである。ミシン目10に代えて、予め切断等により分離されていても良い。このようなファスニングテープ5は、図6に示すように、上段部5Wと下段部5Uとを交差させた状態で、腹側部分Fのターゲット部6に着脱自在に連結することができる。もちろん、このような上下2段分割タイプに限られず、図7に示すように、2段分割しないタイプ等、他の公知のファスニングテープに応用することもできる。
(ターゲット部)
ターゲット部6は、ファスニングテープ5の着脱を確実容易にするためのものであり、ファスニングテープ5の固定部がフック材9により形成されている場合には、フック状突起が着脱可能に掛止される表面を有するシート材、例えばメカニカルファスナー(面ファスナー)の雌材や不織布を用いることができ、フック材9ではなく粘着剤層を用いる場合には、その粘着性を十分に発揮させうる樹脂シートを用いたりすることができる。
ターゲット部6の形状は幅方向両側にわたり延在する限り特に限定されず、図示形態のように現在広く採用されている幅方向に長い長方形状のものの他、各辺を波状等に切断した略長方形状のもの、幅方向に長い楕円形状とすることもできる。ファスニングテープ5を縦方向に複数有する形態や、独立してターゲット部6に連結される突出部分を縦方向に複数有する形態等の場合、ターゲット部6を縦方向に複数設けることもできる。
ターゲット部6の寸法は特に限定されないが、腹側部分F外面に固定される幅方向中央部6Cは、製品幅X(ターゲット部6及びファスニングテープ5を除く部分。以下同じ。)の30〜70%程度とすることが望ましい。また、サイド部6Sは、展開した状態で製品幅Xの10〜30%程度とすることが望ましい。
ターゲット部6の寸法は特に限定されないが、腹側サイド部FSを展開した状態で、展開状態の製品幅X2の60〜90%程度とすることが望ましい。また、腹側サイド部FSの折り畳み状態の製品幅X1は、展開状態の製品幅X2の10〜40%程度とすることが望ましい。
<複合体及びその固定形態>
上記例におけるターゲット部6として、本発明においては、例えば図8〜図10に示す複合体を使用することが特に望ましい。
実施の形態におけるターゲット部6は、図2に示すように、ターゲット部6の形成領域又はこのターゲット部の形成領域を含むより広い領域、例えば腹側部分から背側部分に亘る、より広い領域に配置される。
ターゲット部6は、不織布60とパイル繊維糸61によるループパイルとを有する複合体62からなる。具体的には、不織布60を下地としてパイル繊維糸61を編み込み、少なくとも外面にパイルループ繊維糸61aを形成してある。
パイルは、パイル繊維糸61によって、例えば径方向(横方向:図8〜図10の横方向)に連続して編み物として編成されている。径方向と直交する方向を緯方向(縦方向:図8〜図10の上下方向)と称する。
そして、図8及び図10に示すように、不織布60の外面、すなわち使い捨ておむつの外面側には、パイルループ繊維糸61aが緯径方向に間隔を置いて張り出して形成されている。
他方、不織布60の裏面側(着用者側)には、パイル繊維糸61相互が組み合わされ、パイル繊維糸のチェーンステッチ61bが形成されている。
複合体62は、ターゲット部6として、先に説明したように、腹側部分の外側を形成する外装不織布シート12に、ホットメルト接着剤や熱融着などによって固定されている。
この場合、複合体62は、その裏面側全体において、ホットメルト接着剤64により外装不織布シート12に固定されている形態とすることができる。
裏面側全体の固定によって、複合体62と外装不織布シート12との接合強度は大きいものとなる。
他方で、ホットメルト接着剤64による外装不織布シート12との固定領域は、例えば次のように部分的な固定領域とすることもできる。
(1)図14に示すように、チェーンステッチ61bの条に沿い、かつ隣接するチェーンステッチ61b,61b間は固定領域が存在しない形態。
(2)チェーンステッチ61bに沿う領域のホットメルト接着剤量が多く、かつ隣接するチェーンステッチ61b,61b間の領域のホットメルト接着剤量が少ない形態。
部分的な固定領域とする形態においては、ホットメルト接着剤64による固定領域又は塗布量が多い領域以外において通気性を示すので、ターゲット部の裏面側に位置する、通気性を示す外装不織布シート12と相俟って、全体として通気性を示す製品を得ることができる。
また、チェーンステッチ61bをホットメルト接着剤による固定領域としているから、チェーンステッチ61bに位置する繊維糸が下地を構成する不織布60からの抜け止めを図ることの利点も併せて得ることができる。
複合体62の外装不織布シート12への固定形態としてホットメルト接着剤によるほか、図15に示すように、不織布60下地の少なくとも裏面側に縫い出された繊維糸61(実施の形態ではチェーンステッチ61b)が、外装不織布シート12に熱融着状態で固定されている形態であってもよい。符号65は熱融着部を示す。
この場合、熱融着部分を全体とするのは、剛性が高くなるので、チェーンステッチ61bに沿う部分のみなどの部分的な固定(接合)形態とするのが望ましい。
また、既述のように、製造工程を考えた場合、図22に示すように、下地不織布シート60の外面側にティシュペーパー67を積層できる。
複合体62を形成する不織布の材料に関し必ずしも限定されないが、既に説明したものを使用できる。すなわち、不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。
本発明においては、不織布の一方向に配向した繊維配向方向を有するものが対象となる。配向の例としては、拡大写真である図12及び図13の態様がある。
不織布の繊維目付けは15〜30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05〜1mmであるのが好ましい。通気性は繊維目付け及び密度に依存するのが適宜選定できる。
下地としての不織布は一枚であるのが好ましいが、必要により積層した不織布を使用することもできる。
またパイル繊維糸の編物としては、緯パイル織や、経パイル織などが挙げられ、その他に紗織や絽織などのからみ織物、ドビー織やジャガード織などの紋織物などを挙げることができる。
上記実施の形態例によって説明した本発明では、ターゲット部6として、不織布60を下地とし少なくとも外面にパイルループ繊維糸を編み出した複合体62を使用する。このターゲット部6は腹側部分の外側を形成する外装不織布シート12に固定されているものである。
その結果、腹側部分の外側を形成する外装不織布シート12と、不織布を下地として少なくとも外面にパイルループ繊維糸61aを編み出した複合体62とは、全体として不織布様である点で共通するから、製品の購入者及び使用者にとって親和感を与え、製品全体に高級感を与えるものとなる。
また、パイル編みしたシートのみでターゲット部6を形成するのではなく、ターゲット部6は、不織布60を下地とし少なくとも外面にパイルループ繊維糸を編み出した複合体62であるから、不織布60によるシート状下地が、裏面側に編み出された繊維の抜け止め用アンカーとなるので、ファスニングテープと係合させたときにおいて抜け止めが図られ、高い係合力を示すものとなる。
図8〜図10の形態のターゲット部6を得るには、例えば図16が参照される。図16は、ターゲット部6のパイル複合体62を、ラッシェル編み機で編成する際のガイドバーの駆動を部分的かつ概略的に示すポイントダイヤグラム(point diagram)である。
この例は、特開2002−253305において、図4として示され、その説明が[0001]〜[0002]において次のようになされている。
すなわち、「ここでは説明の都合上、グランドチェーンステッチを4列(4条)のチェーンステッチで部分的に示して従来のパイル生地編成の様子を説明する。図中に示すA〜Hのアルファベット文字は針床に装着される各編み針の列を示している。また、1〜8の数字は、編み目の段を示している。各ボビン(図示せず)から引き出された経糸は、ガイドバー(図示せず)によって各編み針に供給される。ガイドバーは、グランドチェーンステッチを形成する各編み針A、C、E、Gにのみ経糸を供給するように運動するガイドバー(以下、第1ガイドバーとする。)と、パイルループを形成するように緯方向移動の運動をするガイドバー(以下、第2ガイドバーとする。)との2組に分けられる。
第1ガイドバーは、A、C、E、Gの各編み針に経糸を供給し、その経糸はA、C、E、Gの各編み針によってチェーンステッチに編成される。第1ガイドバーは常に同じ針に経糸を供給する。
第2ガイドバーは、パイルループを形成するように運動し、A、C、E、Gの各編み針とB、D、F、Hの各編み針との間を移動しながら、これらの針に糸を掛ける。例えば、第1段で針Aに糸を巻き付けた後、その糸を第2段では針D(すなわち、針Aが形成するチェーンステッチの隣のチェーンステッチを形成する針Cの一つ向こうの針D)の位置へ引っ張って行き、針Dに糸を巻き付ける。さらに第3段で再び針Aの位置へ戻って針Aに糸を巻き付ける。針Aは第1ガイドバーで供給された糸でチェーンステッチを形成しているので、第2ガイドバーで針Aに供給された糸はこのチェーンステッチに留め付けられる(第1段と第3段で)が、第2段で巻き付けられた針Dは、その位置にチェーンステッチを形成していないので、この糸は針Dが抜けたあと自由端となる。すなわち、第2ガイドバーによって針A、針D、針Aへ順に供給された糸は、第1段および第3段に両端が留め付けられたパイルループを形成する。第1段および第3段に両端が留め付けられてパイルループを形成した糸は、さらに第3段および第5段に両端が留め付けられたパイルループを形成し、経方向へ順に連続してパイルループを形成していく。
同様に、別の第2ガイドバーが、例えば第1段で針Cに糸を巻き付けた後、その糸を第2段で針Fの位置へ引っ張って行き、針Fに糸を巻き付ける。さらに第3段で再び針Cの位置へ戻って針Cに糸を巻き付け、そして針Fが糸から抜ける。こうして第2ガイドバーによって針C、針F、針Cへ順に供給された糸は、第1段および第3段に両端が留め付けられたパイルループを形成し、さらに第3段および第5段に両端が留め付けられたパイルループ、第5段および第7段に両端が留め付けられたパイルループというように、経方向へ順に連続してパイルループを形成していく。
同様のチェーンステッチが針A、C、E、Gによって経方向へ連続して並行して形成され、且つそれぞれのチェーンステッチの同じ段の位置から同じ緯方向へパイルループが形成されて、平面状に展開したパイル生地が編成される。」
ここで、本発明の解決しようとする課題及び課題を解決するための手段について、やや詳しく説明する。
不織布には、その製造プロセスの関係で、一方向に繊維配向するのが一般的である。
この不織布について、例えば図11に示すように、下地不織布シート外面において、緯方向に膨らむパイルループを構成する場合には、(メカニカル)面ファスナーのフックがパイルループと係合する。その後、例えば再結合のためにフック側を剥離しようとすると、その剥離力がパイルループを介して下地不織布シートに伝わり、下地不織布シートがその繊維配向方向である径方向に沿って破断するおそれがある。特に、緯方向へ剥離する場合において破断する可能性が高い。
これに対して、本発明においては、下地不織布60の外面において、径方向に膨らむパイルループ61aを構成(形成)したものであるから、再結合のためにフック側を剥離しようとする剥離力がパイルループ61aを介して下地不織布60に伝わるとき、すなわち、繊維配向方向である径方向(すなわち繊維配向方向と直交する方向)に剥離力が作用しても、剥離力の作用方向は繊維配向方向と直交する方向であるから、下地不織布60は破断し難い又は破断しないものとなる。
図11をもって説明した問題点は、本発明者が作成した試作品によっても明らかになった。すなわち、その試作品は図12及び図13に示すものである。
図12及び図13の写真から分かるように、不織布の繊維配向は左右方向(径方向)である。図13に左右方向(径方向)に沿うチェーンステッチ61b、61b…が見て取れる。
この試作品においては、図12に示されるように、パイルループ61aは、チェーンステッチ61b、61b間に跨るように形成してあるので、パイルループ61aの膨らみ方向が径方向か緯方向かが必ずしも明確ではないが、符号61aで示すパイルループは、緯方向に大きく膨らんでいることが分かる。
この試作品では、繰り返しの剥離によって、図11をもって説明した問題点が顕在化することが判明した。
本発明において、パイルループは径方向(繊維配向方向)に膨らむ構成である限り、種々の形態を含むものである。
例えば、すべてのパイルループが径方向(繊維配向方向)に膨らむ構成である。
かかる形態に代えて、図17に示すように、パイルループは径方向(繊維配向方向)に膨らむ構成であるものの、チェーンステッチ条61b、61bの位置の左右に交互に膨らんで形成されているものでもよい。
この場合、図17の下図に図示したように、パイルループ61aの膨らみが千鳥状配置となるので、フックとの係合頻度が高くなり、全体的にみた場合、ファスニングテープのフック側との係合強度が高まる傾向を示す。
図17の形態を得るには、特許第5384888号に示された技術を適用すればよい。 すなわち、経糸、緯糸、及びループ糸から構成される編地、下地を含むものであり、経糸は、開き目と閉じ目を交互に繰り返す鎖編糸からなり、ループ糸は、ループ糸の開き目のみに経糸の閉じ目のみが係合して、経糸と固定されており、ループ糸は編地の一方の表面からのみ、経糸に対して左右交互に突出している形態を取ることができる。
具体的には、図18及び図19に示すように、経糸61、緯糸63、及びパイルループ繊維糸61aから構成される編地、並びに不織布下地シート60を含む。編地において、パイルループ繊維糸61aが編地のパイルを形成し、経糸61と緯糸63が編地の地組織を形成しており、パイルループ繊維糸61aは、編地の一方の表面からのみ、経糸61に対して左右交互に突出している。
図18はこの編組織のパターンを模式的に示した図、図19は図18の編組織のパターンを、経糸61、緯糸63及びパイルループ繊維糸61aに分解して示した図である。図18及び図19に示されるように、編地において、経糸61は、開き目と閉じ目を交互に繰り返す鎖編糸からなっており、また、パイルループ繊維糸61aは、パイルループ繊維糸61aの開き目のみに経糸61の閉じ目のみが係合して、経糸61と固定されている。緯糸63は、経糸61の開き目及び閉じ目で経糸61に固定されている。このような編み組織を有することにより、パイルループ繊維糸61aは、編地の一方の表面からのみ、経糸61に対して左右交互に突出する構造となる。
経糸61は、1−0/0−1/0−1/1−0のパターンが繰り返された鎖編みにより形成され、このパターンの繰り返しにより、上述の通り、開き目と閉じ目とが交互に繰り返される鎖編糸を構成している。経糸61は、編地の地組織24(中筬)となる。
パイルループ繊維糸61aは、経糸61に対して、左右に繰り出されることで編地のパイル(前筬)となる。すなわち、パイルループ繊維糸61aは、まず、編地の所定の針位置において左から右へ閉じ目又は開き目(図18及び図19においては閉じ目)によりラップされ右方向に繰り出される。そして、右に繰り出されたパイルループ繊維糸61aは開き目の状態で経糸61の閉じ目に係合され、更に編地の右方向に繰り出される。次いで、編地の所定の針位置で右から左へ閉じ目又は開き目(図18及び図19においては閉じ目)によりラップされ左方向に繰り出される。そして、左に繰り出されたパイルループ繊維糸61aは開き目の状態で経糸61の閉じ目に係合され、更に編地の左方向に繰り出される。この繰り返しにより、パイルループ繊維糸61aは、編地の一方の表面からのみ、経糸61に対して左右交互に突出するようになり、パイルを形成する。
ここで、「ループ糸が編地の一方の表面からのみ、経糸に対して左右交互に突出している」とは、編地において、経糸61方向と垂直方向の断面を見た際に、パイルループ繊維糸61aが地組織表面に対し、経糸部との係合部を起点として一定の角度を保って左右方向に交互に形成されていることを意味する。したがって、ループ糸が経糸に対して左右に形成されているものの、ループ糸が地組織表面に対してほぼ平行方向に形成されている(ループ糸が寝ている状態)ものは含まれない。
パイルループ繊維糸61aのパターンとしては、例えば、1−0/3−4/6−7/4−3(図18に示される態様、左右端が閉じ目の場合)、0−1/3−4/7−6/4−3(左右端が開き目の場合)、1−0/4−5/8−9/5−4(左右端が閉じ目の場合)、0−1/4−5/9−8/5−4(左右端が開き目の場合)の繰り返しで表すことができる。
緯糸63は、経糸61と共に、編地の地組織(後筬)を形成している。緯糸63は、経糸61の鎖編に、例えばパターンが0−0/3−3(図18に示される態様)又は0−0/4−4のステッチで、挿入されており、緯糸63の左右方向が変わる部分で、経糸61の開き目及び閉じ目と係合している。
他の編み組織の形態例は、特許第3357505号が参照される。これについての説明を省略する。
もちろん、本発明において、当業者が知っている他の公知の編み組織の形態例も使用できる。
他方、図21に示す例では、パイルループ繊維糸61aの連結位置がA、Bと径方向に異なっているので、下地不織布シート60に対する剥離力が緯方向に沿っていないので、破断がし難い利点がある。
図22は、先に説明したように、 前記下地シートは、外面側がティシュペーパーであり、裏面側が不織布シートである複合体により構成した例である。
しかし、外面側がティシュペーパー57であると、ティシュペーパー57が製造過程や使用段階で他の物又は手によって擦れて部分的な破れや剥がれが生じる懸念がある。
そこで、図23に示すように、第1の不織布60Aと第2の不織布60Bとの間にティシュペーパー67を介装した形態を提案できる。この形態においては、第2の不織布60Bがティシュペーパー67を被覆しているので、前記問題は生じないとともに、第2の不織布60Bが外装シート12と不織布として同じであるので、違和感を与えず、柔軟なシートであり、親和感を与えるものとなる。また、ティシュペーパー67の存在が通気性を低下させる結果、バキュームをきかせながら外装不織布シートに貼り付ける形態を取り易い利点が維持される。
この種の形態において、必要ならば不織布及び又はティシュペーパーの積層数を適宜選択できる。
本発明は、上記例のようにテープタイプ使い捨ておむつに利用できるものである。
1…液不透過性シート、2…トップシート、3…吸収体、4…脚周り立体ギャザー、4f…自由部分、4e…倒伏部分、5…ファスニングテープ、6…ターゲット部、9…フック材、10…ミシン目、12…外装不織布シート、F…腹側部分、B…背側部分、60…不織布、61…パイル繊維糸、61a…パイルループ繊維糸、61b…チェーンステッチ、62…複合体。

Claims (6)

  1. 前後方向中央から前側に延在する腹側部分と、後側に延在する背側部分と、背側部分から側外方に延びるファスニングテープと、腹側部分の外面に設けられたターゲット部を有し、
    身体への装着に際して、ファスニングテープを左右両側から腹側に回してターゲット部に着脱自在に連結する、面ファスナーを有するテープタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記ターゲット部の形成領域又はこのターゲット部の形成領域を含むより広い領域に不織布シートを有し、
    前記ターゲット部は、少なくとも前記不織布シートを含む下地シートとされ、少なくとも外面にパイルループ繊維糸を編み出した複合体であり、
    前記不織布の一方向に配向した繊維配向方向を径方向とし、前記外面において膨らむパイルループ繊維糸によるパイルループを構成し、
    チェーンステッチが径方向と直交する緯方向に形成されており、
    前記パイルループ繊維糸の固定位置が緯方向に形成された一のチェーンステッチを跨ぐように、チェーンステッチの径方向に異なる側に交互に設けられる
    ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  2. 前記ターゲット部が前記腹側部分の外側を形成する外装不織布シートに固定されている請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前後方向中央から前側に延在する腹側部分と、後側に延在する背側部分と、背側部分から側外方に延びるファスニングテープと、腹側部分の外面に設けられたターゲット部を有し、
    身体への装着に際して、ファスニングテープを左右両側から腹側に回してターゲット部に着脱自在に連結する、面ファスナーを有するテープタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記ターゲット部の形成領域又はこのターゲット部の形成領域を含むより広い領域に不織布シートを有し、
    前記ターゲット部は、少なくとも前記不織布シートを含む下地シートとされ、少なくとも外面にパイルループ繊維糸を編み出した複合体であり、
    前記不織布の一方向に配向した繊維配向方向を径方向とし、前記外面において膨らむパイルループ繊維糸によるパイルループを構成し、
    前記ターゲット部が前記腹側部分の外側を形成する外装不織布シートに固定されており、
    前記径方向と直交する方向を緯方向とし、この緯方向にチェーンステッチを形成し、前記パイルループ繊維糸は前記チェーンステッチに固定されており、
    前記複合体は前記不織布シートにホットメルト接着剤により前記外装不織布シートに固定されており、ホットメルト接着剤による前記外装不織布シートとの固定領域は、前記チェーンステッチに沿い、かつ隣接するチェーンステッチ間は、固定領域が存在しない、
    ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  4. 記複合体は、不織布下地の少なくとも裏面側に編み出されたパイル繊維糸が、前記外装不織布シートに熱融着状態で固定されている、
    請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  5. 記下地シートは、外面側がティシュペーパーであり、裏面側が不織布シートである、
    請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  6. 記下地シートは、裏面側不織布と外面側不織布との間にティシュペーパーを介在させた積層シートである、
    請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
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