以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る注文管理システム90の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る注文管理システム90は、店舗80内に収容されており、注文管理装置10と、注文入力装置30と、調理指示装置42と、伝票発行装置44と、会計装置46と、を備えている。なお、注文管理装置10は、空席情報管理装置の一例であり、注文入力装置30は、携帯端末装置の一例である。
本実施形態に係る店舗80は、商品又は役務(サービス)を提供する店舗全般を対象とし、本実施形態では、店舗80として、各種の飲食物を提供するレストランや居酒屋等の飲食店を適用した場合について説明する。店舗80には、入店客が飲食するための複数の卓が設置されている。複数の卓の各々には、卓情報の一例である卓番号が予め割り当てられており、この卓番号により個々の卓が識別可能とされている。
本実施形態に係る注文管理装置10には、例えば、サーバコンピュータ等が適用される。注文管理装置10は、店舗80内に構築されたLAN(Local Area Network)等のネットワークN1を介して無線通信により注文入力装置30と接続される。注文管理装置10は、注文入力装置30から送信されてくる入店客の注文情報を管理する。この注文情報は、入店客が使用する卓を示す卓番号、入店客の人数、入店客の客層、入店客の入店時刻、及び入店客が注文した注文内容等を含む情報である。なお、ここでいう客層とは、例えば、「主婦」、「サラリーマン」、「家族連れ」、「学生」等のように入店客を分類した情報である。また、ここでいう注文内容とは、入店客が注文した飲食物及びその個数を示す情報である。また、入店時刻は、注文入力装置30に内蔵された時計により得られた時刻を用いてもよいし、注文管理装置10が注文入力装置30から注文情報を受信した時刻を入店時刻として付加してもよい。
また、本実施形態に係る注文管理装置10は、調理指示装置42、伝票発行装置44、及び会計装置46の各々ともネットワークN1を介して有線通信により接続される。なお、注文管理装置10は、調理指示装置42、伝票発行装置44、及び会計装置46の各々とネットワークN1を介して無線通信により接続されてもよい。注文管理装置10は、入店客毎の注文情報に基づいて、伝票番号を含む伝票データ、及び、入店客に提供すべき飲食物及びその個数を示す調理指示データを生成し、調理指示データを調理指示装置42に送信すると共に、伝票データを伝票発行装置44に送信する。調理指示装置42は、注文管理装置10から受信した調理指示データを表示し、厨房の調理担当者に対して入店客に提供すべき飲食物及びその個数を指示する。また、伝票発行装置44は、注文管理装置10から受信した伝票データに応じた伝票を印刷する。また、会計装置46は、伝票発行装置44により印刷された伝票に基づいて、入店客毎に会計処理を行い、会計処理の完了を示す情報を、注文管理装置10に送信する。なお、この会計処理の完了を示す情報は、上記注文情報を解除する注文解除情報の一例である。会計装置46には、例えば、POS(Point Of Sales)レジスタ等が適用される。
店舗80の調理担当者は、調理指示装置42に表示された調理指示データに従って飲食物を準備し、店舗80の接客担当者は、調理担当者が準備した飲食物を、対応する注文情報に含まれる卓番号により示される卓の入店客に提供する。
本実施形態に係る注文入力装置30には、例えば、店舗80の接客担当者が使用するハンディターミナル等が適用される。注文入力装置30には、後述する注文入力プログラムが予めインストールされており、この注文入力プログラムを用いて注文入力処理を実行する。注文入力装置30は、接客担当者が入力して得られた注文情報を、ネットワークN1を介して注文管理装置10に送信する。
図2は、第1の実施形態に係る注文入力装置30の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る注文入力装置30は、制御部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、通信部35と、を備えている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)31A、ROM(Read Only Memory)31B、RAM(Random Access Memory)31C、及び入出力インターフェース(I/O)31Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O31Dには、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、通信部35と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O31Dを介して、CPU31Aと相互に通信可能とされる。
制御部31は、注文入力装置30の一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、注文入力装置30の全体的な動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。
記憶部32としては、例えば、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部32には、本実施形態に係る注文入力処理を実行するための注文入力プログラム32Aが記憶される。なお、注文入力プログラム32Aは、ROM31Bに記憶されていてもよい。
表示部33には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。表示部33は、接客担当者が注文入力装置30の操作を行うためのタッチパネルを表示面と一体的に有している。操作部34には、電源ボタンや各種の操作ボタン等が設けられる。通信部35は、ネットワークN1に接続されており、注文管理装置10とネットワークN1を介して通信を行う。本実施形態の場合、通信部35とネットワークN1とは無線通信を介して接続される。
なお、本実施形態では、注文入力装置30の一例として、店舗専用のハンディターミナルを例示して説明するが、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末装置等に、注文入力装置30としての機能を持たせてもよい。
本実施形態に係る注文入力装置30のCPU31Aは、記憶部32に記憶されている注文入力プログラム32AをRAM31Cに書き込んで実行することにより、注文入力処理を実行する。
図3は、第1の実施形態に係る注文管理装置10の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る注文管理装置10は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、通信部15と、を備えている。
制御部11は、CPU11A、ROM11B、RAM11C、及びI/O11Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O11Dには、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、通信部15と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O11Dを介して、CPU11Aと相互に通信可能とされる。
制御部11は、注文管理装置10の一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、注文管理装置10の全体的な動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。制御部11の各ブロックの一部又は全部には、例えば、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路又はIC(Integrated Circuit)チップセットが用いられる。上記各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。上記各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、上記各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。制御部11の集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
記憶部12としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部12には、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラム12Aが記憶される。なお、このプログラム12Aは、ROM11Bに記憶されていてもよい。また、記憶部12には、空席管理テーブル12Bが記憶される。
プログラム12Aは、例えば、注文管理装置10に予めインストールされていてもよい。また、プログラム12Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布し、注文管理装置10に適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
表示部13には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELディスプレイ等が用いられる。
操作部14には、注文管理装置10の操作者から各種の指示を受け付けるための操作キー群が設けられている。
通信部15は、ネットワークN1に接続されており、注文入力装置30、調理指示装置42、伝票発行装置44、及び会計装置46の各々とネットワークN1を介して通信を行う。また、通信部15は、ルータ(図示省略)とも接続され、ルータを介してインターネット等の外部ネットワークとも接続されている。
本実施形態に係る注文管理装置10のCPU11Aは、記憶部12に記憶されているプログラム12AをRAM11Cに書き込んで実行することにより、図4に示す各部として機能する。
図4は、第1の実施形態に係る注文管理装置10の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係る注文管理装置10のCPU11Aは、取得部20、更新部22、及び登録部24として機能する。
なお、本実施形態に係る記憶部12には、上述したように、空席管理テーブル12Bが記憶されている。空席管理テーブル12Bでは、店舗80に設置された複数の卓の各々に対応付けて、上記複数の卓の各々が空席か否かを示す空席情報が記憶される。
本実施形態に係る取得部20は、入店客の注文時に、注文入力装置30から、上記複数の卓のいずれかの卓を示す卓番号を含みかつ店舗80の入店客の注文に関する注文情報を取得する。また、取得部20は、入店客の会計時に、会計装置46から、会計の対象とする卓の卓番号を含みかつ当該卓に対する注文情報を解除する注文解除情報を取得する。
本実施形態に係る更新部22は、取得部20により注文情報が取得された場合に、空席管理テーブル12Bにより上記複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、取得された注文情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を更新する。また、更新部22は、取得部20により注文解除情報が取得された場合に、空席管理テーブル12Bにより上記複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、取得された注文解除情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を更新する。
なお、本実施形態に係る更新部22は、空席管理テーブル12Bにより管理される空席情報を更新した場合、更新の同期を指示する情報(以下、同期指示情報という。)を、通信部15からインターネット等の外部ネットワークに送信する。なお、この「同期指示情報」については、後述する第2の実施形態で具体的に説明する。
図5は、本実施形態に係る空席管理テーブル12Bの一例を示す模式図である。
図5に示すように、空席管理テーブル12Bには、複数の卓の各々を示す卓番号に対応付けて、座席数、空席情報、伝票番号、人数、客層、入店時刻、空席予測時刻、及び注文属性の各項目の情報が登録される。
上記の座席数は、対応する卓に設けられた座席の数を示す情報である。また、上記の卓番号、人数、客層、入店時刻、及び注文属性は、入店客からの新規注文時に、接客担当者により注文入力装置30を介して入力される注文情報から得られる情報である。なお、注文属性は、注文情報に含まれる注文内容に対応付けられている属性情報であり、例えば、注文内容が「コーヒー」であれば、注文属性として「飲み物」が対応付けられている。また、上記の伝票番号は、入店客からの新規注文に対応して、注文管理装置10によって一意に生成される情報である。また、上記の空席情報は、入店客の注文情報又は注文解除情報を取得した場合に自動的に更新される情報である。
具体的に、更新部22は、取得部20により注文情報が取得された場合、注文情報に含まれる卓番号が示す卓に対応する空席情報を空席から満席に更新する。図5に示す例では、卓番号「A002」及び「B001」の各々の空席情報が空席から満席に更新されている。一方、更新部22は、取得部20により注文解除情報が取得された場合、注文解除情報に含まれる卓番号が示す卓に対応する空席情報を満席から空席に更新する。なお、図5に示す卓番号「A001」の例は、空席情報が満席から空席に更新された状態、あるいは、デフォルトで空席の状態を示している。
なお、更新部22は、取得部20により注文解除情報が取得された後に予め定められたマージンに対応する時間が経過した場合に、注文解除情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を満席から空席に更新してもよい。ここでいう「予め定められたマージンに対応する時間」とは、一例として、卓の片づけに要する時間等である。この「予め定められたマージンに対応する時間」を、例えば、10分とした場合、注文解除情報を取得してから、すなわち、入店客が会計してから10分後に、入店客が使用した卓の空席情報が満席から空席に更新される。
本実施形態に係る登録部24は、入店客が使用する卓が当該使用後に空席になると予測される空席予測時刻を入店客が使用する卓に対応付けて空席管理テーブル12Bに登録する。この空席予測時刻は、店舗80に入店した入店客の滞在予測時間により定まる時刻である。
以下、図6〜図9を参照して、店舗80に入店した入店客の滞在予測時間を決定するための具体的な構成について説明する。
図6は、本実施形態に係る基本飲食時間テーブル12Cの一例を示す模式図である。
図6に示すように、基本飲食時間テーブル12Cには、店舗80で提供可能な複数のメニューの各々に対応付けて、複数のメニューの各々の飲食に要する基本飲食時間が登録されている。ここでいうメニューとは、飲食物の品目を意味する。この基本飲食時間テーブル12Cは、記憶部12に記憶されている。
上記の基本飲食時間は、メニュー毎に飲食に要する時間を予め計測することで得られる時間である。ここでいう基本飲食時間とは、一般成人が通常の速度で食べたと仮定した場合、1つのメニューについて、入店客からの注文を受けてから、入店客が飲食を完了するまでの時間、つまり、当該メニューの提供時間と飲食時間とを合計した時間を意味する。なお、基本飲食時間の他の形態として、入店客が飲食に要する時間のみとしてもよい。なお、図6に示す例の場合、メニュー番号「1」のメニューは「グラタン」であり、基本飲食時間は「30分」となる。また、メニュー番号「200」のメニューは「ステーキディナーコース」であり、基本飲食時間は「2時間」となる。
本実施形態に係る登録部24は、入店客からの注文内容に応じて入店客の滞在予測時間を決定する。具体的に、登録部24は、新規注文又は追加注文を受け付ける度に、図6に示す基本飲食時間テーブル12Cを参照し、注文を受け付けたメニューに応じた基本飲食時間を滞在予測時間として決定する。この場合、新規注文時における空席予測時刻は、新規注文を受け付けた時刻を基準として、新規注文に応じて決定した滞在予測時間を加算して得られる時刻となる。また、追加注文時における空席予測時刻は、新規注文時に登録した空席予測時刻を基準として、追加注文に応じて決定した滞在予測時間を加算して得られる時刻となる。なお、追加注文時における空席予測時刻は、追加注文を受け付けた時刻を基準として、追加注文に応じて決定した滞在予測時間を加算して得られる時刻としてもよい。但し、この場合、既に提供済みの飲食物の飲食が完了していると見做し、新規注文時に登録した空席予測時刻が更新される。また、グループ客の場合であって、各々が別々のメニューを注文した場合には、注文された複数のメニューの各々に応じた基本飲食時間の中の最大値を採用するようにしてもよい。
図7は、本実施形態に係るオフセット時間テーブル12Dの一例を示す模式図である。
図7中、横軸は入店客の人数を示し、縦軸は入店客が入店する時間帯を示す。図7に示すように、本実施形態では、モーニング、ランチ、夕方、ディナー、及び深夜の5つの時間帯に入店する時間帯を分けている。
図7に示すように、オフセット時間テーブル12Dには、入店客の客層(図7に示す例では「主婦」とする。)毎に、入店客の人数及び入店客が入店する時間帯に対応付けて、係数及びオフセット時間が登録されている。このオフセット時間テーブル12Dは、記憶部12に記憶されている。
図6を参照して説明した注文内容を用いた別の形態として、本実施形態に係る登録部24は、この注文内容に加えて、入店客が入店した時間帯、入店客の客層、及び入店客の人数の少なくとも1つを用いて、入店客の滞在予測時間を決定する。具体的に、入店客の滞在予測時間は、図6に示す基本飲食時間テーブル12C、図7に示すオフセット時間テーブル12D、及び、以下に示す式(1)により決定される。
滞在予測時間=オフセット時間+基本飲食時間×係数・・・(1)
例えば、ある入店客について、客層が「主婦」、人数が「1人」、時間帯が「モーニング」である場合、図7に示すオフセット時間テーブル12Dから、係数=1.2、オフセット時間=10分、が抽出される。また、この入店客が注文したメニューがメニュー番号「1」の「グラタン」であれば、図6に示す基本飲食時間テーブル12Cから、基本飲食時間=30分、が抽出される。これらの係数、オフセット時間、及び基本飲食時間を、上記式(1)に代入すると、滞在予測時間は、以下のように算出される。
滞在予測時間=10分+30分×1.2=46分
この場合も同様に、新規注文時における空席予測時刻は、新規注文を受け付けた時刻を基準として、新規注文に応じて決定した滞在予測時間を加算して得られる時刻となる。また、追加注文時における空席予測時刻は、例えば、新規注文時に登録した空席予測時刻を基準として、追加注文に応じて決定した滞在予測時間を加算して得られる時刻となる。
図8は、本実施形態に係る特定メニューテーブル12Eの一例を示す模式図である。
図8に示すように、特定メニューテーブル12Eには、複数の特定メニューの各々に対応付けて、滞在予測時間が登録されている。この特定メニューテーブル12Eは、記憶部12に記憶されている。
上記の特定メニューとは、一般的に、入店客が所謂「締め」のメニューとして最後に注文することが多いメニューであり、一例として、「お茶漬け」、「デザート」、「コーヒー」等が挙げられる。図8に示す例の場合、メニュー番号「15」は「お茶漬け」であり、滞在予測時間は「30分」となる。また、メニュー番号「98」は「デザート」であり、滞在予測時間は「20分」となる。
更に別の形態として、本実施形態に係る登録部24は、図6を参照して説明した注文内容に代えて、入店客が特定メニューを注文した場合に、特定メニューに応じて入店客の滞在予測時間を決定する。具体的に、登録部24は、特定メニューの注文を受け付けると、図8に示す特定メニューテーブル12Eを参照し、注文を受け付けた特定メニューに応じた滞在予測時間を決定する。この場合、空席予測時刻は、例えば、新規注文時又は追加注文時に登録した空席予測時刻を基準として、特定メニューの注文に応じて決定した滞在予測時間を加算して得られる時刻となる。なお、既に提供済みの飲食物の飲食が完了していない場合、入店客の滞在時間が滞在予測時間よりも長くなる可能性がある。このため、注文入力装置30は、接客担当者により特定メニューの注文が入力された場合に、既に提供済みの飲食物の飲食がどのくらいで完了しそうかを示す情報を入力するように促すメッセージを表示させてもよい。
一方、入店客の様子から接客担当者が間もなく帰りそうな入店客を察知する場合がある。例えば、荷物を纏め始めたり、次の店舗の話を始めたりする入店客は、間もなく帰る可能性が高いと考えられる。そこで、接客担当者が入店客の様子を見て、間もなく帰りそうな入店客を察知した場合に、例えば、図9に示すように、この入店客についての滞在予測時間を決定してもよい。この場合の滞在予測時間は、実際の入店客の様子から得られる情報に基づくため、他の方法で得られた滞在予測時間と比べて、正確であることが多い。このため、接客担当者から得られた滞在予測時間を優先的に採用してもよい。
図9は、本実施形態に係る注文入力装置30を用いて接客担当者が滞在予測時間を入力する場合の一例を説明するための図である。
本実施形態に係る登録部24は、店舗80の接客担当者が使用する注文入力装置30を介して入力された入店客の滞在予測時間を受け付けて用いる。例えば、図9に示すように、注文入力装置30の表示部33には、機能選択ボタン33aが表示される。接客担当者が機能選択ボタン33aを押圧操作すると、表示部33には、滞在予測時間入力画面と共に時間入力ボタン33bが表示される。次に、接客担当者が時間入力ボタン33bを押圧操作すると、滞在予測時間入力画面への滞在予測時間の入力が可能となり、接客担当者は適切な時間(図9に示す例では「30分」とする。)を入力する。そして、表示部33には、滞在予測時間入力画面と共に送信操作ボタン33cが表示される。接客担当者が送信操作ボタン33cを押圧操作すると、滞在予測時間入力画面を介して入力した滞在予測時間が注文管理装置10に送信される。
この場合、空席予測時刻は、接客担当者から滞在予測時間の入力を受け付けた時刻を基準として、接客担当者から入力を受け付けた滞在予測時間を加算して得られる時刻となる。なお、空席予測時刻を接客担当者が直接入力してもよい。
次に、図10を参照して、第1の実施形態に係る注文管理システム90の具体的な動作を説明する。
図10は、第1の実施形態に係る注文管理システム90の全体的な動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、顧客が店舗80に入店すると、店舗80の接客担当者が入店客を空席の卓に案内し、入店客から注文を聞いて、注文入力装置30に注文を入力する。
図10のステップS1では、注文入力装置30が、接客担当者による注文入力の操作に応じて、入店客の注文情報として、卓番号、人数、客層、入店時刻、注文属性、及び注文内容の入力を受け付ける。
ステップS2では、注文入力装置30が、接客担当者による送信の操作に応じて、注文管理装置10に注文情報を送信する。
ステップS3では、注文管理装置10が、注文入力装置30から送信された注文情報を取得して注文を受け付ける。この取得処理は、取得部20により実行される。注文を受け付けた注文管理装置10は、伝票番号を生成すると共に、伝票番号及び卓番号を含む伝票データ、及び、伝票番号及び卓番号を含む調理指示データの各々を生成する。
ステップS4では、注文管理装置10が、注文情報の取得に応じて、空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、注文情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を空席から満席に更新する。この更新処理は、更新部22により実行される。
ステップS5では、注文管理装置10が、上記ステップS3で生成した伝票データを伝票発行装置44に送信する。
ステップS6では、伝票発行装置44が、注文管理装置10から受信した伝票データを所定の用紙に印刷して伝票D1を発行する。この伝票D1には、少なくとも伝票番号を含むバーコード情報が印刷されている。
ステップS7では、注文管理装置10が、上記ステップS3で生成した調理指示データを調理指示装置42に送信する。
ステップS8では、調理指示装置42が、注文管理装置10から受信した調理指示データを表示して、厨房の調理担当者に飲食物の調理を指示する。
上記指示に従って、厨房の調理担当者が飲食物を調理する。そして、接客担当者は、調理が完成した飲食物を入店客に提供すると共に、上記ステップS6で発行した伝票D1を入店客に渡す。入店客は飲食物の飲食が完了すると、伝票D1を持って、会計装置46のある場所に行き、接客担当者等に会計装置46による会計処理を依頼する。
ステップS9では、会計装置46が、伝票D1に印刷されているバーコード情報を専用のバーコード読み取り機を用いて読み取って会計処理を行う。
ステップS10では、会計装置46が、伝票D1から読み取って得られた伝票番号を、会計済み伝票番号として、この会計済み伝票番号及び卓番号を含む注文解除情報を、注文管理装置10に送信する。
ステップS11では、注文管理装置10が、会計装置46から送信された注文解除情報を取得する。この取得処理は、取得部20により実行される。そして、注文管理装置10は、注文解除情報の取得に応じて、空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、注文解除情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を満席から空席に更新する。この更新処理は、更新部22により実行される。
ステップS12では、注文管理装置10が、上記ステップS11で取得した注文解除情報に対応する注文情報を解除(消去)し、この会計処理を完了させる。
次に、図11を参照して、第1の実施形態に係る注文管理装置10の作用を説明する。なお、図11は、第1の実施形態に係るプログラム12Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、注文管理装置10の電源がオンされると、本実施形態に係るプログラム12Aが起動され、以下の各処理を実行する。
図11のステップ100では、取得部20が、注文入力装置30から、注文情報を取得したか否かを判定する。注文情報を取得したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ102に移行し、注文情報を取得していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ110に移行する。
ステップ102では、更新部22が、注文情報が新規注文か否かを判定する。注文情報が新規注文であると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ104に移行し、注文情報が新規注文ではない、つまり、追加注文であると判定した場合(否定判定の場合)、ステップ106に移行する。
ステップ104では、更新部22が、空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、新規注文で対象とする卓の空席情報を空席から満席に更新し、ステップ108に移行する。
ステップ106では、更新部22が、空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席予測時刻及び注文属性のうち、追加注文で対象とする卓について追加注文の内容に応じて空席予測時刻及び注文属性を更新し、ステップ108に移行する。
ステップ108では、更新部22が、空席情報の更新処理を終了するか否かを判定する。空席情報の更新処理を終了しないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ100に戻り待機となる。空席情報の更新処理を終了すると判定した場合(肯定判定の場合)、上記プログラム12Aによる一連の処理を終了する。
一方、ステップ110では、取得部20が、会計装置46から、注文解除情報を取得したか否かを判定する。注文解除情報を取得したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ112に移行し、注文解除情報を取得していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ100に戻り待機となる。
ステップ112では、更新部22が、空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、注文解除情報で対象とする卓の空席情報を満席から空席に更新し、ステップ108に移行する。
このように本実施形態によれば、従来の注文管理システムの運用形態を変更することなく、店舗に設置された複数の卓の各々における空席情報が即座に更新される。従って、この更新のために店舗の従業員や入店客に負担をかけることがないため、手間をかけずに、空席状況を迅速に把握することが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、注文管理装置10を処理の主体として説明したが、本実施形態では、複数の注文管理装置10の各々と接続される空席情報提供装置50を処理の主体とした場合について説明する。
図12は、第2の実施形態に係る空席情報提供システム92の構成の一例を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施形態に係る空席情報提供システム92は、空席情報提供装置50と、店舗80Aに設置された注文管理装置10Aと、店舗80Bに設置された注文管理装置10Bと、店舗80Cに設置された注文管理装置10Cと、・・・を備えている。なお、複数の店舗80A、80B、80C、・・・を区別して説明する必要が無い場合には、これらを総称して店舗80ともいう。同様に、複数の注文管理装置10A、10B、10C、・・・を区別して説明する必要が無い場合には、これらを総称して注文管理装置10ともいう。
本実施形態に係る空席情報提供装置50には、例えば、クラウド上のサーバコンピュータ等が適用される。空席情報提供装置50は、インターネット等のネットワークN2を介して複数の注文管理装置10の各々と接続される。また、空席情報提供装置50は、ネットワークN2を介して予め定められたインターネットサービスとしてWebサイト82とも接続される。空席情報提供装置50は、複数の注文管理装置10の各々で管理される空席情報をWebサイト82に提供する。このWebサイト82には、例えば、複数の店舗80の各々における空席情報を利用者に提供するポータルサイト等が適用される。
なお、ここでは図示を省略しているが、各店舗80には、注文管理装置10のみならず、調理指示装置42、伝票発行装置44、及び会計装置46が設けられているものとする。
図13は、第2の実施形態に係る空席情報提供装置50の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図13に示すように、本実施形態に係る空席情報提供装置50は、制御部51と、記憶部52と、表示部53と、操作部54と、通信部55と、を備えている。
制御部51は、CPU51A、ROM51B、RAM51C、及びI/O51Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O51Dには、記憶部52と、表示部53と、操作部54と、通信部55と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O51Dを介して、CPU51Aと相互に通信可能とされる。
制御部51は、空席情報提供装置50の一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、空席情報提供装置50の全体的な動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。
記憶部52としては、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部52には、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラム52Aが記憶される。なお、このプログラム52Aは、ROM51Bに記憶されていてもよい。また、記憶部52には、空席管理テーブル12Bと同一の情報を含む第2空席管理テーブル52Bが記憶される。以下では、これら2つの空席管理テーブルを、第1空席管理テーブル12B及び第2空席管理テーブル52Bとして区別する。
プログラム52Aは、例えば、空席情報提供装置50に予めインストールされていてもよい。また、プログラム52Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布し、空席情報提供装置50に適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
表示部53には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELディスプレイ等が用いられる。
操作部54には、空席情報提供装置50の操作者から各種の指示を受け付けるための操作キー群が設けられている。
通信部55は、ネットワークN2に接続されており、複数の注文管理装置10の各々とネットワークN2を介して通信を行う。また、通信部55は、ネットワークN2を介してWebサイト82とも通信可能に接続されている。
本実施形態に係る空席情報提供装置50のCPU51Aは、記憶部52に記憶されているプログラム52AをRAM51Cに書き込んで実行することにより、図14に示す各部として機能する。
図14は、第2の実施形態に係る空席情報提供装置50の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、本実施形態に係る空席情報提供装置50のCPU51Aは、取得部60、更新部62、及び提供部64として機能する。
なお、本実施形態に係る記憶部52には、上述したように、第2空席管理テーブル52Bが記憶されている。第2空席管理テーブル52Bでは、注文管理装置10が有する第1空席管理テーブル12Bと同一の情報が記憶される。
本実施形態に係る取得部60は、第1空席管理テーブル12Bにより管理される空席情報が更新された場合に、注文管理装置10から、上述した同期指示情報を取得する。この同期指示情報とは、空席情報提供装置50に対して、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を指示する情報である。なお、ここでいう「同期」とは、情報を一致させることを意味する。この同期指示情報には、第1空席管理テーブル12Bで更新された内容を表す情報が含まれており、例えば、「卓番号「A001」で示される卓の空席情報を空席から満席に更新」等の情報が含まれる。
本実施形態に係る更新部62は、取得部60により取得された同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行う。
本実施形態に係る提供部64は、更新部62により更新された第2空席管理テーブル52Bにより管理される空席情報をWebサイト82に提供する。なお、提供部64による空席情報の提供は、更新処理をトリガとしてもよいし、後述するように、Webサイト82からのリクエストの取得をトリガとしてもよい。
なお、上記では、1つの注文管理装置10を対象として説明したが、複数の注文管理装置10を対象とした場合も同様である。
すなわち、記憶部52には、複数の注文管理装置10の各々が有する第1空席管理テーブル12Bと同一の情報を含む第2空席管理テーブル52Bの各々が記憶されている。
そしてこの場合、取得部60は、第1空席管理テーブル12Bの各々により管理される空席情報が更新された場合に、空席情報を更新した注文管理装置10から同期指示情報を取得する。更新部62は、取得部60により取得された同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを、空席情報を更新した注文管理装置10が有する第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行う。提供部64は、更新部62により更新された第2空席管理テーブル52Bにより管理される空席情報をWebサイト82に提供する。
次に、図15〜図17を参照して、第2の実施形態に係る空席情報提供システム92の具体的な動作を説明する。
図15は、第2の実施形態に係る空席情報提供システム92の新規注文時における動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、顧客が店舗80に入店すると、店舗80の接客担当者が入店客を空席の卓に案内し、入店客から注文を聞いて、注文入力装置30に注文を入力する。
図15のステップS21では、注文入力装置30が、接客担当者による注文入力の操作に応じて、入店客の新規の注文情報として、卓番号、人数、客層、入店時刻、注文属性、及び注文内容の入力を受け付ける。
ステップS22では、注文入力装置30が、接客担当者による送信の操作に応じて、注文管理装置10に注文情報を送信する。
ステップS23では、注文管理装置10が、注文入力装置30から送信された注文情報を取得して注文を受け付ける。注文を受け付けた注文管理装置10は、伝票番号を生成すると共に、伝票番号及び卓番号を含む伝票データ、及び、伝票番号及び卓番号を含む調理指示データの各々を生成する。
ステップS24では、注文管理装置10が、注文情報の取得に応じて、第1空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、注文情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を空席から満席に更新する。
ステップS25では、注文管理装置10が、上記ステップS24の更新処理に応じて同期指示情報を空席情報提供装置50に送信する。
ステップS26では、空席情報提供装置50が、注文管理装置10から送信された同期指示情報を取得する。この取得処理は、取得部60により実行される。同期指示情報を取得した空席情報提供装置50は、この同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行う。この更新処理は、更新部62により実行される。
ステップS27では、注文管理装置10が、上記ステップS23で生成した伝票データを伝票発行装置44に送信する。
ステップS28では、伝票発行装置44が、注文管理装置10から受信した伝票データを所定の用紙に印刷して伝票D1を発行する。この伝票D1には、少なくとも伝票番号を含むバーコード情報が印刷されている。
ステップS29では、注文管理装置10が、上記ステップS23で生成した調理指示データを調理指示装置42に送信する。
ステップS30では、調理指示装置42が、注文管理装置10から受信した調理指示データを表示して、厨房の調理担当者に飲食物の調理を指示する。
上記指示に従って、厨房の調理担当者が飲食物を調理する。そして、接客担当者は、調理が完成した飲食物を入店客に提供すると共に、上記ステップS28で発行した伝票D1を入店客に渡す。
図16は、第2の実施形態に係る空席情報提供システム92の追加注文時における動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、店舗80の接客担当者は、上記新規注文時と同一の入店客から追加注文を聞いて、注文入力装置30に追加注文を入力する。
図16のステップS31では、注文入力装置30が、接客担当者による注文入力の操作に応じて、入店客の追加の注文情報(追加注文情報)として、伝票番号、卓番号、人数、客層、注文属性、及び追加注文の内容等の入力を受け付ける。なお、伝票番号は、新規注文の際に生成した伝票番号と同一の番号である。
ステップS32では、注文入力装置30が、接客担当者による送信の操作に応じて、注文管理装置10に追加注文情報を送信する。
ステップS33では、注文管理装置10が、注文入力装置30から送信された追加注文情報を取得して追加注文を受け付ける。追加注文を受け付けた注文管理装置10は、伝票番号及び卓番号を含む追加の伝票データ、及び、伝票番号及び卓番号を含む追加の調理指示データの各々を生成する。
ステップS34では、注文管理装置10が、追加注文情報の取得に応じて、第1空席管理テーブル12Bの対象とする卓に対応付けられた空席予測時刻及び注文属性を、追加注文の内容に応じて更新する。なお、空席予測時刻は、追加注文の内容に応じて、例えば、上述の図6に示す基本飲食時間テーブル12Cを参照することで得られ、注文属性は、追加注文情報から得られる。
ステップS35では、注文管理装置10が、上記ステップS34の更新処理に応じて同期指示情報を空席情報提供装置50に送信する。
ステップS36では、空席情報提供装置50が、注文管理装置10から送信された同期指示情報を取得する。この取得処理は、取得部60により実行される。同期指示情報を取得した空席情報提供装置50は、この同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行う。この更新処理は、更新部62により実行される。
ステップS37では、注文管理装置10が、上記ステップS33で生成した伝票データを伝票発行装置44に送信する。
ステップS38では、伝票発行装置44が、注文管理装置10から受信した伝票データを所定の用紙に印刷して追加伝票D2を発行する。この追加伝票D2には、少なくとも伝票番号を含むバーコード情報が印刷されている。なお、ここでは、追加伝票D2に、当初の伝票D1の内容が反映されており、追加伝票D2を用いて後述の会計処理がなされる。
ステップS39では、注文管理装置10が、上記ステップS33で生成した調理指示データを調理指示装置42に送信する。
ステップS40では、調理指示装置42が、注文管理装置10から受信した調理指示データを表示して、厨房の調理担当者に飲食物の調理を指示する。
上記指示に従って、厨房の調理担当者が飲食物を調理する。そして、接客担当者は、調理が完成した飲食物を入店客に提供すると共に、上記ステップS38で発行した追加伝票D2を入店客に渡す。
図17は、第2の実施形態に係る空席情報提供システム92の会計時における動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、上記追加注文時と同一の入店客は飲食物の飲食が完了すると、追加伝票D2を持って、会計装置46のある場所に行き、接客担当者等に会計装置46による会計処理を依頼する。
図17のステップS41では、会計装置46が、追加伝票D2に印刷されているバーコード情報を専用のバーコード読み取り機を用いて読み取って会計処理を行う。
ステップS42では、会計装置46が、追加伝票D2から読み取って得られた伝票番号を、会計済み伝票番号として、この会計済み伝票番号及び卓番号を含む注文解除情報を、注文管理装置10に送信する。
ステップS43では、注文管理装置10が、会計装置46から送信された注文解除情報を取得する。そして、注文管理装置10は、注文解除情報の取得に応じて、第1空席管理テーブル12Bにより複数の卓の各々に対応付けられた空席情報のうち、注文解除情報に含まれる卓番号が示す卓の空席情報を満席から空席に更新する。
ステップS44では、注文管理装置10が、上記ステップS43の更新処理に応じて同期指示情報を空席情報提供装置50に送信する。
ステップS45では、空席情報提供装置50が、注文管理装置10から送信された同期指示情報を取得する。この取得処理は、取得部60により実行される。同期指示情報を取得した空席情報提供装置50は、この同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行う。この更新処理は、更新部62により実行される。
ステップS46では、注文管理装置10が、上記ステップS43で取得した注文解除情報に対応する注文情報を解除(消去)し、この会計処理を完了させる。
図18は、本実施形態に係る第1空席管理テーブル12B及び第2空席管理テーブル52Bの各々が時系列に変化する状態の一例を示す模式図である。
図18の1番上の図は、一例として、第1空席管理テーブル12B及び第2空席管理テーブル52Bの各々で管理される卓番号「123」が示す卓の空席情報が空席であることを示している。
図18の上から2番目の図は、新規注文時に、一例として、卓番号「123」が示す卓の空席情報が空席から満席に更新された状態を示している。これは、上述の図15に示すステップS24及びステップS26に対応している。
図18の上から3番目の図は、追加注文時に、一例として、卓番号「123」が示す卓の空席予測時刻及び注文属性が更新された状態を示している。これは、上述の図16に示すステップS34及びステップS36に対応している。
図18の1番下の図は、会計時に、一例として、卓番号「123」が示す卓の空席情報が満席から空席に更新された状態を示している。これは、上述の図17に示すステップS43及びステップS45に対応している。
図19は、本実施形態に係る第1空席管理テーブル12B及び第2空席管理テーブル52Bの各々が時系列に変化する状態の他の例を示す模式図である。
図19の1番上の図から図19の上から3番目の図までは、図18の一番上の図から図18の上から3番目の図と同一である。
図19の上から4番目の図では、図18の一番下の図と異なり、会計処理の直後では、卓番号「123」が示す卓の空席情報は満席のままで更新されていない。この例では、図19の1番下の図に示すように、卓の片づけに要する時間を考慮し、会計処理から一定時間経過後に、卓番号「123」が示す卓の空席情報を満席から空席に更新している。
図20は、第2の実施形態に係る空席情報提供システム92による空席予測時刻の更新動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
図20のステップS51では、注文入力装置30が、上述の図9を参照して説明したように、接客担当者から入店客の滞在予測時間の入力を受け付ける。
ステップS52では、注文入力装置30が、上記ステップS51で入力を受け付けた滞在予測時間を注文管理装置10に送信する。
ステップS53では、注文管理装置10が、注文入力装置30から送信された滞在予測時間を取得する。
ステップS54では、注文管理装置10が、上記ステップS53で取得した滞在予測時間に基づいて、第1空席管理テーブル12Bの対象とする卓に対応付けられた空席予測時刻を更新する。
ステップS55では、注文管理装置10が、上記ステップS54の更新処理に応じて同期指示情報を空席情報提供装置50に送信する。
ステップS56では、空席情報提供装置50が、注文管理装置10から送信された同期指示情報を取得する。この取得処理は、取得部60により実行される。同期指示情報を取得した空席情報提供装置50は、この同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行う。この更新処理は、更新部62により実行される。
図21は、第2の実施形態に係る空席情報提供装置50からWebサイト82への空席情報の提供動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
本実施形態に係る空席情報提供装置50には、予め登録した店舗毎に第2空席管理テーブル52Bが格納されており、第2空席管理テーブル52Bの各々には、各店舗についての最新の空席情報及び空席予測時刻が登録されている。
図21のステップS61では、Webサイト82が、検索条件を付加したリクエストを空席情報提供装置50に送信する。例えば、店舗の地域(横浜エリア、新宿エリア等)を限定して検索結果を得たい場合には、リクエストに「地域」に関する検索条件を付加しておけばよい。また、店舗のジャンル(中華料理店、日本料理店等)を限定して検索結果を得たい場合には、リクエストに「ジャンル」に関する検索条件を付加しておけばよい。この場合、空席情報提供装置50では、各店舗の第2空席管理テーブル52Bに、空席情報及び空席予測時刻に加えて、店舗の地域、ジャンルを店舗情報として付加しておけばよい。また、所定時間後(30分後、1時間後、2時間後、3時間後、・・・等)に空席ができる店舗を限定して検索結果を得たい場合には、リクエストに「時間」に関する検索条件を付加しておけばよい。
ステップS62では、空席情報提供装置50が、Webサイト82から送信されたリクエストを取得し、取得したリクエストに応じて、予め登録されている店舗毎に格納された第2空席管理テーブル52Bの中から、該当店舗の空席情報を検索する。
ステップS63では、空席情報提供装置50が、上記ステップS62での検索結果として得られた該当店舗の空席情報をWebサイト82に提供する。なお、この際、該当店舗の空席予測時刻もWebサイト82に提供してもよい。この提供処理は、提供部64により実行される。なお、空席情報提供装置50では、検索結果として第2空席管理テーブル52Bから得られた該当店舗の空席情報を、Webサイト82での利用形態に合うように加工してから提供してもよい。
ステップS64では、Webサイト82が、空席情報提供装置50から提供された該当店舗の空席情報を利用して、Webサイト82の利用者に対して各種のサービスを提供する。例えば、Webサイト82の利用者に対して、店舗の空席状況を提示すると共に、店舗の予約が行えるサービスを提供する。
次に、図22を参照して、第2の実施形態に係る空席情報提供装置50の作用を説明する。なお、図22は、第2の実施形態に係るプログラム52Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図22のステップ120では、取得部60が、注文管理装置10から、同期指示情報を取得したか否かを判定する。同期指示情報を取得したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ122に移行し、同期指示情報を取得していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ124に移行する。
ステップ122では、更新部62が、上記で取得した同期指示情報に従って、第2空席管理テーブル52Bを第1空席管理テーブル12Bに一致させる更新を行い、ステップ120に戻り待機となる。
一方、ステップ124では、取得部60が、Webサイト82から、検索条件を付加したリクエストを取得したか否かを判定する。リクエストを取得したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ126に移行し、リクエストを取得していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ120に戻り待機となる。
ステップ126では、提供部64が、上記で取得したリクエストに応じて、予め登録されている店舗毎に格納された第2空席管理テーブル52Bの中から、該当店舗の空席情報を検索する。そして、提供部64は、検索結果として得られた該当店舗の空席情報をWebサイト82に提供し、ステップ120に戻り待機となる。なお、この際、該当店舗の空席情報と共に空席予測時刻をWebサイト82に提供してもよい。
このように本実施形態によれば、空席情報提供装置によって複数の店舗の各々における最新の空席情報が一括して管理され、店舗毎の最新の空席情報がWebサイトに提供される。このため、Webサイトの利用者は所望の店舗における最新の空席状況を把握することができる。
以上、実施形態として空席情報管理装置、空席情報提供装置、及び空席情報提供システムを例示して説明した。実施形態は、空席情報管理装置が備える各部又は空席情報提供装置が備える各部の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態としてもよい。実施形態は、このプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明した空席情報管理装置及び空席情報提供装置の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。