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JP6987658B2 - 防水パン - Google Patents
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Description

本発明は防水パンに関するものである。
特許文献1は、折戸枠が載置される支持枠が防水パンの端面にねじ止め固定されている。また、この防水パンは、支持枠と防水パンとの間にシール部材が設けられている。これにより、この防水パンは支持枠と防水パンとの間を経由して漏水することを抑えることができる。
特許第3949974号公報
しかし、特許文献1は、防水パンの端面から水平方向に延びるように支持枠が取り付けられており、防水パンと支持枠とが水平方向に並んで配置されて接続されている。このため、例えば、支持枠の上に使用者が乗るなどした場合、支持枠の先端部が下方向に撓んでしまい、これにより、防水パンと支持枠との当接面同士が離れて隙間が生じる可能性がある。この場合、支持枠とシール部材との間、又は防水パンとシール部材との間に隙間が生じるおそれがあり、この隙間を経由して漏水するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、漏水を良好に抑えることができる防水パンを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の防水パンは、
外縁の内側に形成された受け側凹部、又は前記外縁の内側に形成された受け側凸部を具備する係合受け部を有する防水パン本体と、
前記受け側凹部又は前記受け側凸部に係合する係合凸部又は係合凹部を具備する第1係合部、及び前記防水パン本体の外縁部を挟んだ状態に前記外縁部に係合する第2係合部を有し、前記防水パン本体の縁部に取り付けられたアタッチメントとを備えていることを特徴とする。
本発明の防水パンは、受け側凹部にアタッチメントの係合凸部が係合し、又は受け側凸部にアタッチメントの係合凹部が係合する。つまり、この防水パンは防水パン本体とアタッチメントとが互いに凹部と凸部が嵌り合い係合している。このため、この防水パンは水が流れ難く止水性が良好である。また、アタッチメントを防水パン本体に固定するためにねじを用いておらず、ねじを挿通する挿通孔が不要となるため止水性が良好である。また、仮にねじで固定する場合であっても、係合とねじとを併用することになるため、アタッチメントと防水パン本体とをより強固に固定することができ、止水性が良好である。
したがって、本発明の防水パンは漏水を良好に抑えることができる。
実施例1の防水パンを備えた浴室を上方からみた平面図である。 (A)は図1における矢示A−A断面図であり、(B)は(A)において、外周側立壁の一部を切り欠く前の状態を示す断面図である。 実施例1の防水パンの図2(A)に対応した位置の断面図であって、防水パン本体の外縁部にアタッチメントが取り付けられた部分が床フレームの上面に載置された状態を示す。 実施例1の防水パンの図2(A)に対応した位置の断面図であって、床フレームに載置した防水パン本体にアタッチメントを取り付ける工程を示す。 実施例2の防水パンを備えた浴室における、図2(A)に対応した位置の断面図である。 実施例2の防水パンの図2(A)に対応した位置の断面図であって、床フレームに載置した防水パン本体にアタッチメントを取り付ける工程を示す。 実施例3の防水パンを備えた浴室における、図2(A)に対応した位置の断面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の防水パンの受け側凹部の受け側係合面、及び係合凸部の係合部側係合面の少なくとも一方が設置状態において上側に向かい防水パン本体から離れる方向に傾斜し得る。この場合、受け側係合面及び係合部側係合面はアタッチメントを防水パン本体に取り付ける際に、呼込み面として機能するため、アタッチメントを防水パン本体に取り付け易くすることができる。
本発明の防水パンの受け側凸部の受け側係合面、及び係合凹部の係合部側係合面の少なくとも一方が設置状態において上側に向かい前記防水パン本体に近づく方向に傾斜し得る。この場合、受け側係合面及び係合部側係合面はアタッチメントを防水パン本体に取り付ける際に、呼込み面として機能するため、アタッチメントを防水パン本体に取り付け易くすることができる。
本発明の防水パンの係合受け部は、受け側係合面に対向し、設置状態において垂直方向に延びた第1止水面を有し、係合凸部は、係合部側係合面の反対側であって、設置状態において垂直方向に延びた第2止水面を有し、設置状態において、第1止水面と第2止水面とが当接し得る。この場合、第1係合部が係合受け部に嵌りこむ際に、受け側係合面又は係合部側係合面の傾斜によってアタッチメントに対して、第1止水面、及び第2止水面が互いに当接して押し付け合う方向に力が付与され、アタッチメントが防水パン本体に取り付けられる。これにより、互いに当接した第1止水面、及び第2止水面から漏水し難くすることができる。
本発明の防水パンの係合受け部は、受け側係合面の反対側であって、設置状態において垂直方向に延びた第3止水面を有し、係合凹部は、係合部側係合面に対向し、設置状態において垂直方向に延びた第4止水面を有し、設置状態において、第3止水面と第4止水面とが当接し得る。この場合、第1係合部が係合受け部に嵌りこむ際に、受け側係合面又は係合部側係合面の傾斜によってアタッチメントに対して、第3止水面、及び第4止水面が互いに当接して押し付け合う方向に力が付与され、アタッチメントが防水パン本体に取り付けられる。これにより、当接した第3止水面、及び第4止水面から漏水し難くすることができる。
本発明の防水パンのアタッチメントには設置状態において上下方向に貫通した第1ねじ穴が形成され、防水パン本体には設置状態において上方に開口し、凹設した第2ねじ穴が形成されており、第1ねじ穴に挿通され、第2ねじ穴にねじ込まれるねじを備え得る。この場合、第2ねじ穴は貫通していないため、第2ねじ穴を経由して漏水することはない。そして、第1ねじ穴に挿通され、第2ねじ穴にねじ込まれるねじによってアタッチメントを防水パン本体に対して確実に固定することができる。
次に、本発明の防水パンを具体化した実施例1〜3について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の防水パン20は、マンションや戸建て住宅の浴室10に設けられ、洗い場用の防水床として機能する。防水パン20は浴室10の浴槽21に隣接している(図1参照。)。防水パン20は浴室10が設置される設置場所に予め設けられた金属製の床フレーム50に載置される(図2(A)、(B)参照。)。以下、浴室10が設置される設置場所の金属製の床フレーム50に防水パン20が載置された状態を設置状態という。
防水パン20は、図1、2(A)に示すように、外径が四角形状をなしほぼ平板状をなした防水パン本体30と、防水パン本体30の外縁部31に取り付けられるアタッチメント35とを備えている。防水パン本体30の外縁部31の下面は床フレーム50の上面に当接し、床フレーム50に対して固定されるようになっている。
また、防水パン本体30の下面(裏面)には、防水パン本体30の上面に作用する負荷に対する剛性を高める手段として、防水パン本体30に対して直交する方向に垂下するリブ32が設けられている。
防水パン本体30の外縁部31には、図2(A)、(B)に示すように、断面が上面に開口し、ほぼU字状に形成された係合受け部40が形成されている。係合受け部40は防水パン本体30の中央部側(図2(A)、(B)における左側)に位置する本体側立壁40A、本体側立壁40Aの下端から防水パン本体30の中央部から離れる方向に拡がる底壁40B、及び底壁40Bの先端から立ち上がる外周側立壁40Cで形成されている。
本体側立壁40Aの防水パン本体30の外側(図2(A)、(B)における右側)を向いた面は第1止水面40Fである。底壁40Bの本体側立壁40A側には設置状態において上方に開口した受け側凹部40Eが設けられている。受け側凹部40Eは防水パン本体30の外縁の内側に形成されている。受け側凹部40Eの本体側立壁40Aから離れた側は上側に向かい外周側立壁40Cに近づくように(すなわち、防水パン本体30から離れる方向に)傾斜した受け側係合面40Dが形成されている。つまり、第1止水面40Fは受け側係合面40Dに対向し、設置状態において垂直方向に延びている。
底壁40Bには下方向に突出した突出部40Gが設けられており、突出部40Gの下面が床フレーム50の上面に当接している。
防水パン本体30の外縁部31において後述するドア75を取り付ける場所は各現場によって異なる。ドア75は後述するドア枠70によって支持される。アタッチメント35はドア枠70を防水パン本体30の外縁部31の所望の位置に取り付ける際に用いるものである。防水パン本体30の外縁部31の所望の位置にドア枠70を取り付けるためには、防水パン本体30の係合受け部40の外周側立壁40Cの一部40H(図2(B)参照)を切り欠き、この部分にアタッチメント35を取り付ける(図2(A)、(B)参照。)。
アタッチメント35は、図2(A)、図3に示すように、防水パン本体30の係合受け部40の外周側立壁40Cの一部40Hを予め切り欠いた部分に取り付けられる。アタッチメント35は図3における手前奥方向に延びて形成されている。アタッチメント35は、第1係合部36、及び第2係合部37を有している。
第1係合部36は第1係合部本体36A、及び連結部36Bを具備している。第1係合部本体36Aは、防水パン本体30の本体側立壁40Aの第1止水面40Fに沿って上下方向に延びており、下端部が受け側凹部40Eに嵌っている。受け側凹部40Eに嵌っている第1係合部本体36Aの下端部は係合凸部36Cであり、係合凸部36Cには受け側凹部40Eの受け側係合面40Dに当接する係合部側係合面36Dが形成されている。つまり、第1係合部36は受け側凹部40Eに係合する係合凸部36Cを具備している。また、受け側凹部40Eの受け側係合面40D、及び係合凸部36Cの係合部側係合面36Dは設置状態において上側に向かい防水パン本体30から離れる方向に傾斜している。第1係合部本体36Aの上端には水平方向に拡がる第1載置面36Eが形成されている。第1載置面36Eの上下方向の位置は本体側立壁40Aの上端とほぼ同じである。本体側立壁40Aの第1止水面40Fに対向して当接する第1係合部本体36Aの面は第2止水面36Fである。つまり、第2止水面36Fは係合部側係合面36Dの反対側であって、設置状態において垂直方向に延びている。また、設置状態において、第1止水面40Fと第2止水面36Fとは当接している。なお、第1止水面40Fと第2止水面36Fとの間に止水パッキン(図示せず)を介在させてもよい。この場合、第1止水面40Fと第2止水面36Fとは止水パッキンを介して間接的に当接した状態になる。
連結部36Bは係合受け部40の底壁40Bの上側に沿うように水平方向に延びて形成されており、一端が第1係合部本体36Aの上下中間部に連結し、他端が後述する第2係合部37の上下中間部に連結している。連結部36Bの上側には水平方向に拡がる連結部平面36Gが形成されている。第2係合部37側の連結部36Bの下側には上方向に窪んで窪み部36Hが形成されている。窪み部36Hには外周側立壁40Cの一部40H(図2(B)参照)が切り欠かれた後の状態の外周側立壁40Cが配置されている。
第2係合部37は係合受け部40の外側(防水パン本体30の外側)を覆うように上下方向に延びている。第2係合部37の下端部には第1係合部本体36Aに近づく方向に突出した爪部37Aが設けられている。つまり、第2係合部37は連結部36Bとで、防水パン本体30の外縁部31を上下方向に挟んだ状態に外縁部31に係合している。爪部37Aの下面は床フレーム50の上面に当接している。第2係合部37の上端には水平方向に拡がる第2載置面37Bが形成されている。第2載置面37Bの上下方向の位置は第1載置面36Eより僅かに上である。こうしてアタッチメント35は防水パン本体30の縁部に取り付けられている。
ドア枠70は、図2(A)に示すように、防水パン本体30の外縁部31に配置されたアタッチメント35に載置される。ドア枠70は図2(A)における手前奥方向に延びて形成されている。ドア枠70は、ドア載置部71、更衣室連結部72、及び中間部73を有している。
ドア載置部71はドア載置部本体71A、第1当接部71B、第2当接部71C、及び第3当接部71Dが設けられている。ドア載置部本体71Aは水平方向に延びている。第1当接部71Bはドア載置部本体71Aの下面から垂下しており、下端部が防水パン本体30の中央部から離れる方向に屈曲している。第1当接部71Bの下端はアタッチメント35の第1載置面36Eの上面に配置されたパッキンPの上面に当接している。
第2当接部71Cはドア載置部本体71Aの下面から垂下しており、下端がアタッチメント35の連結部平面36Gの上面に当接している。
第3当接部71Dはドア載置部本体71Aの下面から垂下しており、下端がアタッチメント35の第2載置面37Bの上面に当接している。
また、ドア載置部本体71Aと防水パン本体30の本体側立壁40Aとの間にはシール部材Wが充填されている。
更衣室連結部72は、水平方向に延びて形成され、防水パン本体30の外周より外側に位置している。ドア載置部本体71Aから離れた側の更衣室連結部72の端には更衣室側当接部72Aが垂下している。また、更衣室連結部72には板厚方向に貫通して設けられた貫通孔72Bが図2(A)における手前奥方向に複数並んで形成されている。更衣室連結部72は更衣室の床Fの上面に更衣室側当接部72Aの下端が当接され、貫通孔72Bに挿通されたねじS1によって更衣室の床Fにねじ留めされる。
中間部73は、ドア載置部71と更衣室連結部72との間に位置し、防水パン本体30の外周より外側に位置している。中間部73は、外形が四角形状の枠である中間部本体73Aと、中間部本体73Aの上面から上方向に突出する一対の突起部73Bとを具備している。一方の突起部73Bは中間部本体73Aとドア載置部本体71Aとが連結する近傍から上方向に突出している。他方の突起部73Bは、一方の突起部73Bとの間に所定の間隔を設け、一方の突起部73Bよりもドア載置部71から離れている。他方の突起部73Bの先端は更衣室連結部72のドア載置部71に近い側に連結している。
また、ドア載置部本体71Aの上面にはピボット90が連結されている。ピボット90は、円柱状をなして上下方向に延びるピボット本体90A、及びピボット本体90Aの基端部が連結され、ドア載置部本体71Aの上面に連結される基部90Bを具備している。
そして、ドア枠70にはピボット本体90Aの中心軸を中心にして回動自在にドア75が取り付けられる。また、中間部73の一対の突起部73Bの間には戸当たり部材が取り付けられる(図示せず。)。
次に、防水パン本体30にアタッチメント35を取り付ける方法について図4(A)〜(C)を参照しつつ説明する。
先ず、床フレーム50に防水パン本体30を載置する(図4(A)参照。)。そして、防水パン本体30の外周側立壁40Cの一部40H(図2(B)参照)を予め切欠いた部分にアタッチメント35を取り付ける。このとき、先ず、アタッチメント35の第2係合部37を係合受け部40の外側に配置し、爪部37Aを係合受け部40の下側に配置する(図4(B)参照。)。このとき、第1係合部本体36Aの係合凸部36Cは受け側凹部40Eの上方に位置している。そして、第2係合部37を係合受け部40の外側に配置し、第2係合部37の爪部37Aを係合受け部40の下側に配置した状態で、第1係合部本体36Aの係合凸部36Cを受け側凹部40Eに嵌め込む(図4(C)参照。)。このとき、第1係合部本体36Aの係合凸部36Cの係合部側係合面36Dが受け側凹部40Eの受け側係合面40Dに当接することによって、アタッチメント35に防水パン本体30の中央部に向かう方向(第1止水面40Fと第2止水面36Fとが互いに押付け合う方向)に力が加えられる。これにより、受け側凹部40Eの本体側立壁40Aの第1止水面40Fとアタッチメント35の第2止水面36Fとが互いに押付け合うように当接する。これにより、第1止水面40Fと第2止水面36Fとが密着する。
このように、防水パン20は、防水パン本体30の上方に開口した受け側凹部40Eにアタッチメント35の係合凸部36Cが係合する。つまり、防水パン本体30とアタッチメント35とが上下に重なって互いに受け側凹部40Eと係合凸部36Cとが嵌り合い係合している。このため、防水パン20は上下方向に水が流れ難く止水性が良好である。また、アタッチメント35を防水パン本体30に固定するためにねじを用いておらず、ねじを挿通する挿通孔が不要となるため止水性が良好である。また、仮にねじで固定する場合であっても、係合とねじとを併用することになるため、アタッチメント35と防水パン本体30とをより強固に固定することができ、止水性が良好である。
したがって、本発明の防水パン20は漏水を良好に抑えることができる。
また、防水パン20の受け側凹部40Eの受け側係合面40D、及び係合凸部36Cの係合部側係合面36Dが設置状態において上側に向かい防水パン本体30から離れる方向に傾斜している。このため、受け側係合面40D及び係合部側係合面36Dはアタッチメント35を防水パン本体30に取り付ける際に、呼込み面として機能するため、アタッチメント35を防水パン本体30に取り付け易くすることができる。
また、防水パン20の係合受け部40は、受け側係合面40Dに対向し、設置状態において垂直方向に延びた第1止水面40Fを有し、係合凸部36Cは、係合部側係合面36Dの反対側であって、設置状態において垂直方向に延びた第2止水面36Fを有し、設置状態において、第1止水面40Fと第2止水面36Fとが当接している。このため、第1係合部本体36Aが係合受け部40に嵌りこむ際に、受け側係合面40D及び係合部側係合面36Dの傾斜によってアタッチメント35に対して、第1止水面40F、及び第2止水面36Fが互いに当接して押し付け合う方向に力が付与され、アタッチメント35が防水パン本体30に取り付けられる。これにより、互いに当接した第1止水面40F、及び第2止水面36Fから漏水し難くすることができる。
<実施例2>
実施例2の防水パン120は、図5に示すように、防水パン本体130に受け側凸部140Eが設けられている点、アタッチメント135に係合凹部136Cが設けられている点等が実施例1と相違する。他の構成は実施例1と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
防水パン本体130の外縁部131には、防水パン本体130の外縁から垂下する本体側立壁40A、及び本体側立壁40Aの下端から防水パン本体130の中央部から離れる方向に拡がる底壁140Bが設けられている。本体側立壁40A及び底壁140Bは係合受け部140である。
底壁140Bの上側には本体側立壁40Aとの間に所定の寸法を設けて上方に突出する受け側凸部140Eが設けられている。つまり、係合受け部140には上方に突出する受け側凸部140Eが設けられている。また、受け側凸部140Eは防水パン本体130の外縁の内側に形成されている。受け側凸部140Eの本体側立壁40Aに対向した側は第3止水面140Fである。受け側凸部140Eの第3止水面140Fに対して反対側には上側に向かい第3止水面140Fに近づくように(すなわち、防水パン本体130に近づく方向に)傾斜した受け側係合面140Dが形成されている。第3止水面140Fは受け側係合面140Dの反対側であって、設置状態において垂直方向に延びている。
アタッチメント135の第1係合部136の第1係合部本体136Aは、本体側立壁40Aに沿って上下方向に延びている。第1係合部本体136Aの第3止水面140Fに対向して当接する面は第4止水面136Fである。つまり、設置状態において、第3止水面140Fと第4止水面136Fとは当接している。また、第3止水面140Fに当接する第4止水面136Fは設置状態において垂直方向に延びている。
第1係合部136の連結部136Bは水平方向に延びて形成されている。第1係合部本体136A側の連結部136Bの下側には、上方向に窪んで係合凹部136Cが形成されている。係合凹部136Cの受け側係合面140Dに対向して当接する面は係合部側係合面136Dである。つまり、受け側凸部140Eの受け側係合面140D、及び係合凹部136Cの係合部側係合面136Dは設置状態において上側に向かい防水パン本体130に近づく方向に傾斜している。また、第4止水面136Fは係合部側係合面136Dに対向している。また、第1係合部136は受け側凸部140Eに係合する係合凹部136Cを具備している。
防水パン本体130にアタッチメント135を取り付ける際、先ず、床フレーム50に防水パン本体130を載置する(図6(A)参照。)。次に、アタッチメント135の第2係合部37の爪部37Aを底壁140Bの下側に配置する(図6(B)参照。)。このとき、第1係合部本体136Aの係合凹部136Cは受け側凸部140Eの上方に位置している。そして、アタッチメント135の第2係合部37の爪部37Aを底壁140Bの下側に配置した状態で、第1係合部本体136Aの係合凹部136Cを受け側凸部140Eに嵌め込む(図6(C)参照。)。このとき、第1係合部本体136Aの係合凹部136Cの係合部側係合面136Dが受け側凸部140Eの受け側係合面140Dに当接することによって、アタッチメント135に防水パン本体130の中央部から離れる方向(第3止水面140Fと第4止水面136Fとが互いに押付け合う方向)に力が加えられる。これにより、受け側凸部140Eの第3止水面140Fとアタッチメント135の第4止水面136Fとが互いに押付け合うように当接する。このため、第3止水面140Fと第4止水面136Fとが密着する。
このように、防水パン120は、防水パン本体130の上方に突出した受け側凸部140Eにアタッチメント135の係合凹部136Cが係合する。つまり、防水パン本体130とアタッチメント135とが上下に重なって互いに受け側凸部140Eと係合凹部136Cとが嵌り合い係合している。このため、上下方向に水が流れ難く止水性が良好である。また、アタッチメント135を防水パン本体130に固定するためにねじを用いておらず、ねじを挿通する挿通孔が不要となるため止水性が良好である。また、仮にねじで固定する場合であっても、係合とねじとを併用することになるため、アタッチメント135と防水パン本体130とをより強固に固定することができ、止水性が良好である。
したがって、実施例2の防水パン120も漏水を良好に抑えることができる。
また、防水パン120の受け側凸部140Eの受け側係合面140D、及び係合凹部136Cの係合部側係合面136Dが設置状態において上側に向かい前記防水パン本体に近づく方向にしている。このため、受け側係合面140D及び係合部側係合面136Dはアタッチメント135を防水パン本体130に取り付ける際に、呼込み面として機能するため、アタッチメント135を防水パン本体130に取り付け易くすることができる。
また、防水パン120の係合受け部140は、受け側係合面140Dの反対側であって、設置状態において垂直方向に延びた第3止水面140Fを有し、係合凹部136Cは、係合部側係合面136Dに対向し、設置状態において垂直方向に延びた第4止水面136Fを有し、設置状態において、第3止水面140Fと第4止水面136Fとが当接している。このため、第1係合部本体136Aが係合受け部140に嵌りこむ際に、受け側係合面140D、及び係合部側係合面136Dの傾斜によってアタッチメント135に対して、第3止水面140F、及び第4止水面136Fが互いに当接して押し付け合う方向に力が付与され、アタッチメント135が防水パン本体130に取り付けられる。これにより、当接した第3止水面140F、及び第4止水面136Fから漏水し難くすることができる。
<実施例3>
実施例3の防水パン220は、図7に示すように、アタッチメント235に上下方向に貫通した第1ねじ穴235Aが形成され、防水パン本体230には上方に開口し、凹設した第2ねじ穴230Aが形成され、第1ねじ穴235Aに挿通され、第2ねじ穴230Aにねじ込まれるねじS2が備えられている点が実施例1、2と相違する。他の構成は実施例1と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
防水パン220のアタッチメント235の連結部236Bには、アタッチメント235が防水パン本体230に係合した設置状態において、上下方向に貫通した第1ねじ穴235Aが、図7における手前奥方向に複数並んで形成されている。
また、防水パン本体230には、アタッチメント235が防水パン本体230に係合した設置状態において、アタッチメント235の第1ねじ穴235Aに連通し、上方向に開口して凹設された第2ねじ穴230Aが、図7における手前奥方向に複数並んで形成されている。
そして、複数のねじS2を各第1ねじ穴235Aに挿通し、各第2ねじ穴230AにこれらのねじS2をねじ込む。こうして、アタッチメント235が防水パン本体230にねじ留めされる。
このように、防水パン220は、防水パン本体230の上方に開口した受け側凹部40Eにアタッチメント235の係合凸部36Cが係合する。つまり、防水パン本体230とアタッチメント235とが上下に重なって互いに受け側凹部40Eと係合凸部36Cとが嵌り合い係合している。このため、上下方向に水が流れ難く止水性が良好である。また、アタッチメント235を防水パン本体230にねじS2で固定しており、係合とねじS2とを併用しているため、アタッチメント235と防水パン本体230とをより強固に固定することができ、止水性が良好である。
したがって、実施例3の防水パン220も漏水を良好に抑えることができる。
また、防水パン220のアタッチメント235には設置状態において上下方向に貫通した第1ねじ穴235Aが形成され、防水パン本体230には設置状態において上方に開口し、凹設した第2ねじ穴230Aが形成されており、第1ねじ穴235Aに挿通され、第2ねじ穴230Aにねじ込まれるねじS2を備えている。第2ねじ穴230Aは貫通していないため、第2ねじ穴230Aを経由して漏水することはない。そして、第1ねじ穴235Aに挿通され、第2ねじ穴230Aにねじ込まれるねじS2によってアタッチメント235を防水パン本体230に対して確実に固定することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1、2では、アタッチメント、及び防水パン本体のそれぞれの係合部側係合面、受け側係合面が傾斜して形成されているが、係合部側係合面、受け側係合面のいずれか一方が傾斜している構成としてもよい。
(2)実施例1、2では、床フレームに防水パン本体を載置した後にアタッチメントを取り付けているが、防水パン本体を床フレームに載置する前に防水パン本体にアタッチメントを取り付けてもよい。
30,130,230…防水パン本体
31,131…外縁部
35,135,235…アタッチメント
36A,136A…第1係合部本体(第1係合部)
36C…係合凸部
36D,136D…係合部側係合面
36F…第2止水面
37…第2係合部
40,140…係合受け部
40D,140D…受け側係合面
40E…受け側凹部
40F…第1止水面
136C…係合凹部
136F…第4止水面
140E…受け側凸部
140F…第3止水面
230A…第2ねじ穴
235A…第1ねじ穴
S2…ねじ

Claims (6)

  1. 外縁の内側に形成された受け側凹部、又は前記外縁の内側に形成された受け側凸部を具備する係合受け部を有する防水パン本体と、
    前記受け側凹部又は前記受け側凸部に係合する係合凸部又は係合凹部を具備する第1係合部、及び前記防水パン本体の外縁部を挟んだ状態に前記外縁部に係合する第2係合部を有し、前記防水パン本体の縁部に取り付けられたアタッチメントと、
    を備えていることを特徴とする防水パン。
  2. 前記受け側凹部の受け側係合面、及び前記係合凸部の係合部側係合面の少なくとも一方が設置状態において上側に向かい前記防水パン本体から離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の防水パン。
  3. 前記受け側凸部の受け側係合面、及び前記係合凹部の係合部側係合面の少なくとも一方が設置状態において上側に向かい前記防水パン本体に近づく方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の防水パン。
  4. 前記係合受け部は、前記受け側係合面に対向し、前記設置状態において垂直方向に延びた第1止水面を有し、
    前記係合凸部は、前記係合部側係合面の反対側であって、前記設置状態において垂直方向に延びた第2止水面を有し、
    前記設置状態において、前記第1止水面と前記第2止水面とが当接していることを特徴とする請求項2に記載の防水パン。
  5. 前記係合受け部は、前記受け側係合面の反対側であって、前記設置状態において垂直方向に延びた第3止水面を有し、
    前記係合凹部は、前記係合部側係合面に対向し、前記設置状態において垂直方向に延びた第4止水面を有し、
    前記設置状態において、前記第3止水面と前記第4止水面とが当接していることを特徴とする請求項3に記載の防水パン。
  6. 前記アタッチメントには、前記設置状態において上下方向に貫通した第1ねじ穴が形成され、
    前記防水パン本体には、前記設置状態において上方に開口し、凹設した第2ねじ穴が形成されており、
    前記第1ねじ穴に挿通され、前記第2ねじ穴にねじ込まれるねじを備えていることを特徴とする請求項乃至5のいずれか1項に記載の防水パン。
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