Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6988223B2 - インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6988223B2 - インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法 - Google Patents

インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6988223B2
JP6988223B2 JP2017142284A JP2017142284A JP6988223B2 JP 6988223 B2 JP6988223 B2 JP 6988223B2 JP 2017142284 A JP2017142284 A JP 2017142284A JP 2017142284 A JP2017142284 A JP 2017142284A JP 6988223 B2 JP6988223 B2 JP 6988223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex
convex structure
imprint mold
hard mask
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017142284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019024030A (ja
Inventor
公夫 伊藤
真也 雨海
勇一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017142284A priority Critical patent/JP6988223B2/ja
Publication of JP2019024030A publication Critical patent/JP2019024030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6988223B2 publication Critical patent/JP6988223B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本開示は、インプリントモールド及びインプリントモールドを製造する方法に関する。
近年、半導体デバイス(例えば、半導体メモリ等)等の技術分野において、半導体デバイスの小型化、微細化の一層の進展により、フォトリソグラフィー法を用いた製造に限界が訪れつつある。また、小型化、微細化が進展する半導体デバイスをフォトリソグラフィー法で製造するために用いられる露光装置やフォトマスクも、従来に比して極めて高価になってくる。そのため、小型化、微細化が進展する半導体デバイスを安価に製造することが困難となってきている現状がある。
そのような現状において、近年、半導体デバイス等の製造工程において、基板の表面に凹凸パターンを形成した型部材(インプリントモールド)を用い、凹凸パターンを基板等の被加工物に等倍転写するパターン形成技術であるナノインプリント技術が利用されてきている。
ナノインプリント技術において用いられるインプリントモールド100として、図7に示すように、第1面101A及び当該第1面101Aに対向する第2面101Bを有する基部101と、基部101の第1面101Aから突出する凸構造部102と、凸構造部102の上面に形成されてなる凹凸パターン103とを有するものが知られている。第1面101A上における凸構造部102の周囲に位置する所定の領域には、インプリントモールド100の品名、型番等を示すネームマーク、IDコード、アライメントマーク等、凹凸構造により構成されるマーク構造体104が形成されている。ナノインプリント技術においては、一度インプリントモールドを製造すれば、凹凸パターンを容易に繰り返し転写形成することができるため、高いスループットが得られ経済的である。そのため、近年、半導体デバイスの技術分野に限らず、様々な技術分野への応用が期待されている。
上記インプリントモールド100は、凸構造部102の上面にハードマスク層201が形成されているインプリントモールド用ブランクス200を用い、例えば、電子線リソグラフィー等により製造され、このインプリントモールド用ブランクス200は、以下に説明する工程を経て製造される。
まず、第1面301A及び第1面301Aに対向する第2面301Bを有する透明基材(石英ガラス基板等)301を準備し、金属クロム等により構成されるハードマスク層302を当該透明基材301の第1面301A上に形成する(図8(A)参照)。次に、ハードマスク層302上に、凸構造部102及びマーク構造体104に対応するレジストパターン303を形成し(図8(B)参照)、当該レジストパターン303をマスクとしてハードマスク層302をエッチングしてハードマスクパターン304を形成する(図8(C)参照)。このハードマスクパターン304をマスクとして透明基材301の第1面301Aにウェットエッチング処理を施すことで、第1面301Aに凸構造部102及びマーク構造体104を同時に形成してインプリントモールド用ブランクス200が製造される(図8(D)参照)。
このようにしてインプリントモールド用ブランクス200の製造工程において凸構造部102及びマーク構造体104を同時に形成すると、凸構造部102の上面とマーク構造体104の上面とが同じ高さになってしまう。その結果、当該インプリントモールド用ブランクス200を用いて製造されるインプリントモールド100を用い、凸構造部102の上面に形成されている凹凸パターン103を被転写基板上のインプリント樹脂に押し当てるときに、凹凸パターン103とともにマーク構造体104も被転写基板等に接触してしまうという問題がある。
このような課題を解決すべく、従来、マーク構造体104用のレジストパターン303の寸法を、凸構造部102の高さ(設計値)の2倍よりも小さくし、等方性のエッチング液を用いたウェットエッチングにより透明基材301の第1面301Aを加工することで、凸構造部102とマーク構造体104とを同時に形成するとともに、マーク構造体104の上面位置を凸構造部102の上面位置よりも低くすることのできるインプリントモールドの製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
特許第5445714号公報
上記特許文献1に記載のインプリントモールドの製造方法によれば、マーク構造体104用のレジストパターン303の寸法を凸構造部102の高さとの関係において適切に設定し、等方性のエッチング液によって生じるアンダーカット(サイドエッチング)の現象を利用することで、マーク構造体104の上面位置を凸構造部102の上面位置よりも低くすることができる。
しかしながら、等方性のエッチング液によるアンダーカット(サイドエッチング)量をより高い精度で制御することは困難であるため、凸構造部102やマーク構造体104の寸法精度、位置精度等をさらに向上させることは困難である。また、マーク構造体104がアライメントマークである場合、当該マーク構造体104を用いたアライメント精度をさらに向上させることが困難であるという問題もある。さらに、上面位置が凸構造部102よりも低いマーク構造体104を、等方性エッチングによるアンダーカットを利用して凸構造部102と同時に形成する以上、マーク構造体104の寸法の微細化には限界があり、より微細な寸法のマーク構造体104を形成することが困難であるという問題もある。
上記課題に鑑みて、本発明は、凸構造部及びマーク構造体がさらに高精度に形成されてなるインプリントモールド用ブランクス及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、インプリントモールドを製造するために用いられるインプリントモールド用ブランクスであって、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体とを備え、前記凸構造部の周壁は、前記第1面から所定の角度をもって立ち上がる実質的に平坦面により構成され、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、前記凸構造部の周壁の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸構造部を取り囲む凹状溝部が形成されているインプリントモールド用ブランクスを提供する。
記凹状溝部の深さを100nm〜200nmとすることができ、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸部を取り囲む凹状溝部が形成されていてもよい。
また、本発明は、インプリントモールドを製造するために用いられるインプリントモールド用ブランクスであって、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体とを備え、前記凸構造部の周壁は、前記第1面から所定の角度をもって立ち上がる実質的に平坦面により構成され、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸部を取り囲む凹状溝部が形成されているインプリントモールド用ブランクスを提供する。
前記凸構造部の周壁が、前記第1面から75°〜95°の角度をもって立ち上がっていてもよい。
前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部の周壁の前記第1面に対するなす角度を、90°未満とすることができ、前記マーク構造体としてはアライメントマークを例示することができ、前記凸構造部の上面に設けられてなるハードマスク層をさらに備えていてもよい。
本発明は、上記インプリントモールド用ブランクスの前記凸構造部の上面に凹凸パターンが形成されてなるインプリントモールドを提供する。
本発明は、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体とを備えインプリントモールド用ブランクスを製造する方法であって、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材であって、前記基材の前記第1面にハードマスク層が形成されてなる基材を準備する工程と、前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングすることで、前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するハードマスクパターンを形成する工程と、前記ハードマスクパターンをマスクとして前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す工程とを含み、前記マーク構造体を構成する凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、前記凸構造部の周壁の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸構造部を取り囲む凹状溝部が形成されるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施すインプリントモールド用ブランクスの製造方法を提供する。
上記インプリントモールド用ブランクスの製造方法において、前記凹状溝部の深さが100nm〜200nmとなるようなエッチング条件にて、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部が前記基部の前記第1面から立ち上がる部分に、前記凸部を取り囲む凹状溝部が形成されるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施すことができる。
また、本発明は、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体とを備えるインプリントモールド用ブランクスを製造する方法であって、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材であって、前記基材の前記第1面にハードマスク層が形成されてなる基材を準備する工程と、前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングすることで、前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するハードマスクパターンを形成する工程と、前記ハードマスクパターンをマスクとして前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す工程とを含み、前記マーク構造体を構成する凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部が前記基部の前記第1面から立ち上がる部分に、前記凸部を取り囲む凹部溝部が形成されるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施すインプリントモールド用ブランクスの製造方法を提供する。
前記凸構造部の周壁が前記基部の前記第1面から75°〜95°の角度をもって立ち上がるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施すことができる。
本発明は、インプリントモールドを製造する方法であって、上記インプリントモールド用ブランクスの前記凸構造部上に設けられている前記ハードマスク層上に、複数の凹状溝部及び凸部を含むレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記凸構造部上の前記ハードマスクをエッチングすることで、ハードマスクパターンを形成する工程と、前記ハードマスクパターンをマスクとして前記凸構造部をエッチングすることで、前記凸構造部上に凹凸パターンを形成する工程とを含むことを特徴とするインプリントモールドの製造方法を提供する。
本発明によれば、凸構造部及びマーク構造体がさらに高精度に形成されてなるインプリントモールド用ブランクス及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るインプリントモールド用ブランクスの概略構成を示す切断端面図である。 図2Aは、本発明の一実施形態に係るインプリントモールド用ブランクスにおける凸構造部の周壁部分及びマーク構造体の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。 図2Bは、本発明の一実施形態におけるインプリントモールド用ブランクスにおける凸構造部の周壁と基部の第1面とのなす角度を説明するための側面図である。 図3(A)及び図3(B)は、本発明の一実施形態に係るインプリントモールド用ブランクスにおけるマーク構造体の概略構成を示す平面図である。 図4は、本発明の一実施形態におけるインプリントモールドの概略構成を示す切断端面図である。 図5(A)〜(C)は、本発明の一実施形態におけるインプリントモールド用ブランクスの製造方法の各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。 図6(A)〜(C)は、本発明の一実施形態におけるインプリントモールドの製造方法の各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。 図7は、従来のインプリントモールドの概略構成を示す切断端面図である。 図8(A)〜(D)は、従来のインプリントモールド用ブランクスの製造方法の各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本明細書に添付した図面においては、理解を容易にするために、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更したり、誇張したりしている場合がある。
本明細書等において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値のそれぞれを下限値及び上限値として含む範囲であることを意味する。
本明細書等において、「フィルム」、「シート」、「板」等の用語は、呼称の相違に基づいて相互に区別されない。例えば、「板」は、「シート」、「フィルム」と一般に呼ばれ得るような部材をも含む概念である。
〔インプリントモールド用ブランクス〕
図1は、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクスの概略構成を示す切断端面図であり、図2は、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクスにおける凸構造部の周壁部分及びマーク構造体の概略構成を示す部分拡大切断端面図であり、図3(A)及び図3(B)は、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクスにおけるマーク構造体の概略構成を示す平面図である。
本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1は、第1面2A及び当該第1面2Aに対向する第2面2Bを有する基部2と、基部2の第1面2A側における平面視略中央部に位置し、当該第1面2Aから突出する凸構造部21と、基部2の第1面2A上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体22と、基部2の第2面2B側における平面視略中央部に形成されてなる窪み部23とを備え、インプリントモールド10(図4参照)を製造するために用いられるものである。
インプリントモールド用ブランクス1の基部2を構成する材料は、特に限定されるものではなく、インプリントモールド用ブランクスとして一般的なものである。例えば、当該基部2は、インプリントモールド10(図4参照)を製造する際に一般的に用いられている基板(例えば、石英ガラス、ソーダガラス、蛍石、フッ化カルシウム基板、フッ化マグネシウム基板、アクリルガラス等のガラス基板、ポリカーボネート基板、ポリプロピレン基板、ポリエチレン基板等の樹脂基板、これらのうちから任意に選択された2以上の基板を積層してなる積層基板等の透明基板;ニッケル基板、チタン基板、アルミニウム基板等の金属基板;シリコン基板、窒化ガリウム基板等の半導体基板等)により構成され得る。
インプリントモールド用ブランクス1の基部2の厚さT2は、強度や取り扱い適性等を考慮し、例えば、300μm〜10mm程度の範囲で適宜設定され得る。インプリントモールド用ブランクス1の基部2の大きさ(平面視における大きさ)も特に限定されるものではないが、当該基部2が石英ガラスにより構成される場合、例えば、当該基部2の大きさは152mm×152mm程度である。
インプリントモールド用ブランクス1の基部2の平面視形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、略矩形状、略円形状等が挙げられる。本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1から製造されるインプリントモールド10(図4参照)が光インプリント用として一般的に用いられる石英ガラスにより構成される場合、通常、当該基部2の平面視形状は略矩形状である。
インプリントモールド用ブランクス1の基部2の第1面2Aから突出する凸構造部21は、平面視において基部2(第1面2A)の略中央に設けられている。かかる凸構造部21の形状は、略矩形状、略円形状等を例示することができる。
凸構造部21の上面の大きさ(寸法)は、インプリントモールド10(図4参照)を用いたインプリント処理を経て製造される製品等に応じて適宜設定される。例えば、凸構造部21が平面視矩形状である場合、凸構造部21の上面の大きさは26mm×33mm程度に設定され得る。
凸構造部21の高さT21は、インプリントモールド10(図4参照)が凸構造部21を備える目的を果たし得る限り、特に制限されるものではなく、例えば、10μm〜100μm程度に設定され得る。なお、本実施形態において、「凸構造部21の高さT21」とは、基部2の第1面2Aを基準とした高さ、すなわち第1面2Aから凸構造部21の上面までの長さ(第1面2Aに対する垂直方向の長さ)を意味するものとする。
凸構造部21の周壁211は、基部2の第1面2Aから所定の角度をもって立ち上がる実質的に平坦面により構成される。本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1の凸構造部21は、後述するようにドライエッチング処理により形成される(図5参照)ため、凸構造部21の周壁211が実質的な平坦面により構成されることになる。その結果、形状、寸法精度の高い転写領域を有する凸構造部21を形成することができる。より具体的には、凸構造部21の周壁211と基部2の第1面2Aとのなす角度θ1は、75°〜95°であるのが好ましく、85°〜90°であるのがより好ましい。当該角度θ1が95°を超えると、インプリントモールド用ブランクス1から作製されたインプリントモールド10(図4参照)の凹凸パターン11を転写するときに、凹凸パターン11が形成されている凸構造部21の上面を均一に押圧することが困難となり、凹凸パターン11が転写されて形成される転写パターンの寸法が変化したり、形状が歪んだりする等の転写不良が発生するおそれがある。なお、本実施形態において、凸構造部21の周壁211と基部2の第1面2Aとのなす角度θ1は、下記式により定義される。
tanθ1=T21/D21
上記式において、T21は「凸構造部21の高さ」を表し、D21は「インプリントモールド用ブランクス1の側面視において、凸構造部21の上面の周縁部21Eと、基部2の第1面2Aからの周壁211の立ち上がり部21Bとの間の水平方向(第1面2Aの平行方向)の長さ」を表す(図2B参照)。
凸構造部21の周壁211の第1面2Aからの立ち上がり部分に、凸構造部21を取り囲む凹状溝部212が形成されている。凸構造部21を取り囲む凹状溝部212が形成されていることで、インプリントモールド用ブランクス1から作製されたインプリントモールド10(図4参照)を用いた転写工程において基部2を撓ませる際に生じる応力を凹状溝部212に集中させることができるため、凸構造部21の上面の変形を抑制することができ、その結果、凸構造部21の上面に形成されている凹凸パターン11を転写して形成される転写パターンの寸法、形状変化を抑制し、高精度での転写パターンの形成が可能となる。また、凹状溝部212が形成されていることで、凸構造部21の周壁211と基部2の第1面2Aとの境界が明確になるため、インプリントモールド用ブランクス1の凸構造部21を形成した後、容易に検査することができる。凹状溝部212の深さD212は、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1の製造工程において凸構造部21を形成する際のエッチング条件に応じて適宜設定され得るが、例えば、100nm〜200nm程度に設定され得る。
一般に、インプリントモールド用ブランクス1の検査工程において、凹状溝部212を検出・検査した後、凸構造部21の周縁を検査するが、凸構造部21とその周壁211とのなす角度(180°−θ1)が90°に近い方が、凸構造部21の周縁部と凹状溝部212との距離が小さくなることに加え、当該周縁部がさらに明確に見えるようになるため、当該周縁部の検出・検査を容易に行うことができる。角度θ1が75°未満であると、凸構造部21の周縁部と凹状溝部212との距離が大きくなり、当該周縁部が不明瞭になり、当該周縁部の検出・検査が困難となるおそれがある。
本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1において、基部2の第1面2A上における凸構造部21の周囲の所定の領域に、凹凸構造により構成されるマーク構造体22が形成されている。マーク構造体22としては、例えば、品名、型番等を示すネームマーク、IDコード、アライメントマーク等が挙げられる。
マーク構造体22の凸部221の頂部222の高さ位置は、凸構造部21の上面の高さ位置よりも低い。マーク構造体22の凸部221の頂部222の高さ位置が凸構造部21の上面の高さ位置よりも低いことで、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1から製造されるインプリントモールド10(図4参照)を用いたインプリント処理時に、マーク構造体22が被転写基板やインプリント樹脂に接触してしまうのを防止することができる。
マーク構造体22の第1面2Aからの高さT22(頂部222の高さ位置)は、凸構造部21の第1面2Aからの高さT21(凸構造部21の上面の高さ位置)等との関係において、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1から製造されるインプリントモールド10(図4参照)を用いたインプリント処理時に、マーク構造体22が被転写基板やインプリント樹脂に接触しない程度に適宜設定されればよい。
マーク構造体22がアライメントマークである場合、当該マーク構造体22の平面視形状は、特に限定されるものではなく、例えば、図3(A)に示すような十字形状であってもよいし、図3(B)に示すようなラインアンドスペース形状であってもよい。アライメントマークとして用いられるマーク構造体22が、図3(B)に示すラインアンドスペース形状である場合、このマーク構造体22を備えるインプリントモールド10(図4参照)を用いて被転写基板に凹凸パターン11を転写する際に、マーク構造体22とはピッチの異なるラインアンドスペース形状のアライメントマークが被転写基板に形成されていれば、アライメントマーク同士を重ねることで観察され得るモアレ模様(干渉縞)によってインプリントモールド10と被転写基板との位置合わせが可能となる。
マーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の周壁224の第1面2Aに対するなす角度θ2は、90°未満であるのが好ましく、80°〜89°であるのがより好ましい。当該角度θ2が90°を超えると、マーク構造体22の高さと凸部構造21の高さT21とが同一になってしまい、インプリントモールド用ブランクス1から作製されたインプリントモールド10(図4参照)を用いて凹凸パターン11を被転写基板に転写するときにマーク構造体22が被転写基板に接触してしまうおそれがある。一方、角度θ2が80°未満であると、マーク構造体22がアライメントマークとして用いられる場合、アライメントにおいて適当な高さを有するためには幅(寸法)を大きくしなければならないが、平面視におけるマーク構造体22の寸法が大きくなってしまうことでアライメント精度が低下してしまうおそれがある。また、角度θ2が80°未満のマーク構造体22は、その形成工程としてのエッチングにおける再現性が低下してしまうため、マーク構造体22の寸法や形状に要求される精度を満足することができないおそれがある。
マーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の第1面からの立ち上がり部分に、凸部221を取り囲む凹状溝部223が形成されている。凸部221を取り囲む凹状溝部223が形成されていることで、マーク構造体22の視認性が向上し、位置検出精度が向上する。その結果、マーク構造体22を使用したアライメント精度が向上され得る。
本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1の基部2の第2面2B側には、凸構造部21に対向する窪み部23が形成されている。窪み部23が形成されていることで、凸構造部21の上面を容易に湾曲させることができる。
インプリントモールド用ブランクス1の第2面2B側からの平面視における窪み部23の形状は、略円形であるのが好ましい。窪み部23の平面視形状が略円形であることで、凸構造部21の上面を、略均一に湾曲させることができる。
インプリントモールド用ブランクス1の窪み部23は、当該窪み部23の外形を第1面2A側に投影した投影領域が、平面視における凸構造部21の外形を物理的に包含するように、好ましくは凸構造部21の上面の中心と上記投影領域の中心とを一致させるように、第2面2B側に形成されている。
インプリントモールド用ブランクスの窪み部23の深さD23は、特に限定されるものではない。凸構造部21の上面を効果的に湾曲させることができるように、窪み部23の深さD23が設定される。
本実施形態において、インプリントモールド用ブランクスの基部2の第1面2A及び凸構造部21の上面には、ハードマスク層3が形成されている。ハードマスク層3を構成する材料としては、例えば、クロム、チタン、タンタル、珪素、アルミニウム等の金属;窒化クロム、酸化クロム、酸窒化クロム等のクロム系化合物、酸化タンタル、酸窒化タンタル、酸化硼化タンタル、酸窒化硼化タンタル等のタンタル化合物、窒化チタン、窒化珪素、酸窒化珪素等を単独で、又は任意に選択した2種以上を組み合わせて用いることができる。
ハードマスク層3は、後述するインプリントモールドの製造方法における一工程(図6(B)参照)にてパターニングされ、インプリントモールド用ブランクス1の凸構造部21の上面をエッチングする際のマスクとして用いられるものである。そのため、インプリントモールド用ブランクス1の構成材料の種類に応じ、エッチング選択比等を考慮して、ハードマスク層3の構成材料を選択するのが好ましい。例えば、インプリントモールド用ブランクス1の基部2が石英ガラスにより構成される場合、ハードマスク層3として金属クロム膜等が好適に選択され得る。
ハードマスク層3の厚さは、インプリントモールド用ブランクス1の種類に応じたエッチング選択比、製造されるインプリントモールド10における凹凸パターン11のアスペクト比等を考慮して適宜設定される。例えば、インプリントモールド用ブランクス1の基部2が石英ガラスにより構成され、ハードマスク層3が金属クロムにより構成される場合、ハードマスク層3の厚さは、1nm〜20nm程度に設定され得る。
インプリントモールド用ブランクス1の基部2の第1面2A及び凸構造部21の上面にハードマスク層3を形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、スパッタリング、PVD(Physical Vapor Deposition)、CVD(Chemical Vapor Deposition)等の公知の成膜方法が挙げられる。
次に、本実施形態に係るインプリントモールド用ブランクス1から製造されるインプリントモールド10について説明する。図4は、本実施形態におけるインプリントモールドの概略構成を示す切断端面図である。
図4に示すように、本実施形態におけるインプリントモールド10は、第1面2A及び第1面2Aに対向する第2面2Bを有する基部2と、基部2の第1面2Aから突出する凸構造部21と、凸構造部21の上面に形成されてなる凹凸パターン11と、基部2の第1面2A上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体22と、基部2の第2面2B側における平面視略中央部に形成されてなる窪み部23とを備える。本実施形態におけるインプリントモールド10は、上述したインプリントモールド用ブランクス1から製造され得る。以下に説明するインプリントモールド10において、インプリントモールド用ブランクス1と同様の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるインプリントモールド10が備える凹凸パターン11の形状、寸法等は、インプリントモールド10(図4参照)にて要求される形状、寸法等に応じて適宜設定され得るものであって、特に制限されるものではない。例えば、凹凸パターン11の形状としては、ラインアンドスペース状、ピラー状、ホール状、格子状等が挙げられる。図示例において、凹凸パターン11は、凸構造部21の上面に形成された複数の凹部と隣接する凹部間に位置する凸部とを有する凹状パターンである。また、凹凸パターン11の寸法は、例えば、10nm〜200nm程度であればよい。
本実施形態におけるインプリントモールド10においては、凸構造部21の周壁211が実質的な平坦面により構成される。これにより、インプリント工程においてインプリントモールド10を押圧する時に発生するインプリントモールド10の撓み、歪みの予測が容易になり、予測精度を高めることができる。その結果、インプリント工程によって形成される転写パターンの精度を高めることができ、同時に、より微細な転写パターンの形成が可能になる。また、凸構造部21の周壁211と基部2の第1面2Aとのなす角度θ1は、75°〜95°であるのが好ましく、85°〜90°であるのがより好ましい。当該角度θ1が75°未満であると、インプリント工程におけるインプリントモールド10押圧する時に、インプリントモールド10が撓む際に凸構造部21にも撓み、歪みが発生し、凸構造部21の上面の凹凸パターン11が変形し、転写パターンの寸法が変化したり、形状が歪んだりする等の転写不良が発生するおそれがあり、95°を超えると、インプリントモールド10の凹凸パターン11を転写するときに、凹凸パターン11が形成されている凸構造部21の上面を均一に押圧することが困難となり、凹凸パターン11が転写されて形成される転写パターンの寸法が変化したり、形状が歪んだりする等の転写不良が発生するおそれがある。
さらに、本実施形態におけるインプリントモールド10においては、凸構造部21の周壁211の第1面2Aからの立ち上がり部分に、凸構造部21を取り囲む凹状溝部212が形成されている。凸構造部21を取り囲む凹状溝部212が形成されていることで、インプリントモールド10を用いた転写工程において基部2を撓ませる際に生じる応力を凹状溝部212に集中させることができるため、凸構造部21の上面の変形を抑制することができ、その結果、凸構造部21の上面に形成されている凹凸パターン11を転写して形成される転写パターンの寸法、形状変化を抑制し、高精度での転写パターンの形成が可能となる。
さらにまた、本実施形態におけるインプリントモールド10においては、マーク構造体22の頂部222の高さ位置が凸構造部21の上面の高さ位置よりも低いことで、インプリント処理時に、マーク構造体22が被転写基板やインプリント樹脂に接触してしまうのを防止することができる。また、マーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の第1面からの立ち上がり部分に、凸部221を取り囲む凹状溝部223が形成されている。凸部221を取り囲む凹状溝部223が形成されていることで、マーク構造体22の視認性が向上し、位置検出精度が向上する。その結果、マーク構造体22を使用したアライメント精度を向上させることができる。
本実施形態におけるインプリントモールド10においては、凸構造部21が高い寸法精度にて形成されていることで、インプリントモールド10を用いたインプリント処理において高精度で凹凸パターン11を転写することができる。さらに、上記構成を有するインプリントモールド10によれば、後述するように凸構造部21がドライエッチング処理により形成されることで、当該凸構造部21の側壁211の第1面2Aからの立ち上がり角度がより鋭角(例えば75°〜95°程度)になり、その結果、凸構造部21の寸法精度が良好になり、使用する過程でインプリント性能を向上させ得る。
さらにまた、上記構成を有するインプリントモールド10によれば、後述するように凸構造部21及びマーク構造体22がドライエッチング処理により形成されてなるものであることで、インプリントモールド10の基部2の側面や第2面2Bはエッチングされず、ダメージを有しない。そのため、当該インプリントモールド10をインプリント装置のモールド保持部に安定的に真空吸着させることができ、インプリント処理中にアライメント精度が低下するのを防止することができる。
〔インプリントモールド用ブランクスの製造方法〕
本実施形態におけるインプリントモールド用ブランクスを製造する方法について説明する。図5は、本実施形態におけるインプリントモールド用ブランクスの製造方法の各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。
まず、インプリントモールド用ブランクス1(図1参照)を製造するために用いられる、第1面40A及び第1面40Aに対向する第2面40Bを有し、第1面40Aにハードマスク層41が形成されている基材40(図5(A)参照)を準備する。
基材40を構成する材料は、特に限定されるものではなく、インプリントモールド用ブランクスとして一般的なものである。例えば、当該基材40は、インプリントモールド10(図4参照)を製造する際に一般的に用いられている基板(例えば、石英ガラス、ソーダガラス、蛍石、フッ化カルシウム基板、フッ化マグネシウム基板、アクリルガラス等のガラス基板、ポリカーボネート基板、ポリプロピレン基板、ポリエチレン基板等の樹脂基板、これらのうちから任意に選択された2以上の基板を積層してなる積層基板等の透明基板;ニッケル基板、チタン基板、アルミニウム基板等の金属基板;シリコン基板、窒化ガリウム基板等の半導体基板等)により構成され得る。
ハードマスク層41を構成する材料としては、例えば、クロム、チタン、タンタル、珪素、アルミニウム等の金属;窒化クロム、酸化クロム、酸窒化クロム等のクロム系化合物、酸化タンタル、酸窒化タンタル、酸化硼化タンタル、酸窒化硼化タンタル等のタンタル化合物、窒化チタン、窒化珪素、酸窒化珪素等を単独で、又は任意に選択した2種以上を組み合わせて用いることができる。
ハードマスク層41は、後述する工程(図5(B)参照)にてパターニングされ、インプリントモールド用ブランクス1の凸構造部21及びマーク構造体22の上面をエッチングする際のマスクとして用いられるものである。そのため、インプリントモールド用ブランクス1の構成材料の種類に応じ、エッチング選択比等を考慮して、ハードマスク層41の構成材料を選択するのが好ましい。例えば、基材40が石英ガラスにより構成される場合、ハードマスク層41として金属クロム膜等が好適に選択され得る。
ハードマスク層41の厚さは、基材40の種類に応じたエッチング選択比、凸構造部21の高さT21等を考慮して適宜設定される。例えば、基材40が石英ガラスにより構成され、ハードマスク層41が金属クロムにより構成される場合、ハードマスク層41の厚さは、100nm〜1μm程度に設定され得る。
基材40の第1面40Aにハードマスク層41を形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、スパッタリング、PVD(Physical Vapor Deposition)、CVD(Chemical Vapor Deposition)等の公知の成膜方法が挙げられる。
ハードマスク層41上に、インプリントモールド用ブランクス1の凸構造部21及びマーク構造体22のそれぞれに対応する、ネガ型又はポジ型の電子線反応性レジスト材料、紫外線反応性レジスト材料等により構成されるレジストパターン42を形成する(図5(A)参照)。ハードマスク層41上にレジストパターン42を形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ハードマスク層41上にレジスト膜を形成し、レジストパターン42に対応する遮光部又は開口部を有するフォトマスクを用いて上記レジスト膜に露光・現像処理を施す方法(フォトリソグラフィー法)等が挙げられる。
続いて、レジストパターン42をマスクとしてハードマスク層41にドライエッチング処理を施してハードマスクパターン43を形成し(図5(B)参照)、当該ハードマスクパターン43をマスクとして第1面40Aに、CF4、CHF3等のフッ素系のエッチングガスを用いたドライエッチング処理を施すことで、凸構造部21及びマーク構造体22を形成する(図5(C)参照)。
ハードマスクパターン43をマスクとする第1面40Aのドライエッチング処理において、マーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の頂部222の高さ位置が、凸構造部21の上面の高さ位置よりも低くなるようなエッチング条件を設定する。このようなエッチング条件としては、通常のドライエッチングより等方性の高い条件(例えば、真空度:180mmTorr、CF4流量:30cm3/秒、O2流量:20cm3/秒等)等が挙げられる。このようなエッチング条件により第1面40Aにドライエッチング処理を施すことで、マーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の頂部222の高さ位置を、凸構造部21の上面の高さ位置よりも低くすることができる。また、第1ステップとして等方性の高い条件(例えば、真空度:300mmTorr、CF4流量:40cm3/秒、O2流量:20cm3/秒等)にてエッチングし(エッチング深さ:1〜10μm)、第2ステップとして異方性の高い条件(例えば、真空度:120Torr、CF4流量:20cm3/秒、O2流量:10cm3/秒等)にてエッチングする(全エッチング深さ:30μm)2段階エッチングを行うことによっても、マーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の頂部222の高さ位置を、凸構造部21の上面の高さ位置よりも低くすることができる。
上記ドライエッチング処理において、凸構造部21の周壁211の立ち上がり部分及びマーク構造体22を構成する凹凸構造の凸部221の立ち上がり部分のそれぞれに、凸構造部21及び凸部221のそれぞれを取り囲む凹状溝部212,223が形成されるようなエッチング条件、凸構造部21の周壁211の第1面2Aに対するなす角度θ1が75°〜95°となるようなエッチング条件、凸部221の第1面2Aに対するなす角度θ2が90°未満となるようなエッチング条件を設定するのが好ましい。
上述したインプリントモールド用ブランクスの製造方法によれば、凸構造部21及びマーク構造体22を同一のドライエッチング工程により形成することができるため、凸構造部21及びマーク構造体22を極めて高い寸法精度及び位置精度にて形成することができる。
〔インプリントモールドの製造方法〕
上記のようにして製造されるインプリントモールド用ブランクスを用いてインプリントモールドを製造する方法を説明する。図6は、本実施形態におけるインプリントモールドの製造方法の各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。
本実施形態におけるインプリントモールドの製造方法においては、まず、上記インプリントモールド用ブランクス1(図1,図5(C)参照)を準備し、凸構造部21の上面のハードマスク層3上に、インプリントモールド10の凹凸パターン11に対応するレジストパターン51を形成する(図6(A)参照)。なお、インプリントモールド用ブランクス1が、凸構造部21の上面にハードマスク層3が設けられていない態様のものであれば、予めハードマスク層3を設けておく。
レジストパターン51は、当該レジストパターン51に対応する開口部及び遮光部を有するフォトマスクを用いたフォトリソグラフィー方法により形成されてもよいし、電子線描画装置を用いた電子線リソグラフィー方法により形成されてもよいし、レジストパターン51に対応する凹凸パターンを有するマスターモールドを用いたインプリント方法により形成されてもよい。
そして、レジストパターン51をマスクとしてハードマスク層3をエッチングしてハードマスクパターン52を形成し(図6(B)参照)、当該ハードマスクパターン52をマスクとして凸構造部21の上面をエッチングすることで、凹凸パターン11を形成する。このようにして、本実施形態におけるインプリントモールド10(図4参照)を製造することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上記実施形態において、インプリントモールド用ブランクス1の凸構造部21の上面にハードマスク層3が設けられている態様を例に挙げて説明したが、この態様に限定されるものではなく、当該ハードマスク層3は設けられていなくてもよい。
本発明は、半導体デバイスの製造過程等において用いられるインプリントモールドを製造する方法等として有用である。
1…インプリントモールド用ブランクス
2…基部
21…凸構造部
22…マーク構造体
10…インプリントモールド
11…凹凸パターン

Claims (15)

  1. インプリントモールドを製造するために用いられるインプリントモールド用ブランクスであって、
    第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、
    前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、
    前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体と
    を備え、
    前記凸構造部の周壁は、前記第1面から所定の角度をもって立ち上がる実質的に平坦面により構成され、
    前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、
    前記凸構造部の周壁の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸構造部を取り囲む凹状溝部が形成されているインプリントモールド用ブランクス。
  2. 前記凹状溝部の深さが、100nm〜200nmである請求項に記載のインプリントモールド用ブランクス。
  3. 前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸部を取り囲む凹状溝部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のインプリントモールド用ブランクス。
  4. インプリントモールドを製造するために用いられるインプリントモールド用ブランクスであって、
    第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、
    前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、
    前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体と
    を備え、
    前記凸構造部の周壁は、前記第1面から所定の角度をもって立ち上がる実質的に平坦面により構成され、
    前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、
    前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸部を取り囲む凹状溝部が形成されているインプリントモールド用ブランクス。
  5. 前記凸構造部の周壁が、前記第1面から75°〜95°の角度をもって立ち上がる請求項1〜4のいずれかに記載のインプリントモールド用ブランクス。
  6. 前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部の周壁の前記第1面に対するなす角度が、90°未満である請求項1〜5のいずれかに記載のインプリントモールド用ブランクス。
  7. 前記マーク構造体がアライメントマークである請求項1〜6のいずれかに記載のインプリントモールド用ブランクス。
  8. 前記凸構造部の上面に設けられてなるハードマスク層をさらに備える請求項1〜7のいずれかに記載のインプリントモールド用ブランクス。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載のインプリントモールド用ブランクスの前記凸構造部の上面に凹凸パターンが形成されてなるインプリントモールド。
  10. 第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体とを備えインプリントモールド用ブランクスを製造する方法であって、
    第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材であって、前記基材の前記第1面にハードマスク層が形成されてなる基材を準備する工程と、
    前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、
    前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングすることで、前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するハードマスクパターンを形成する工程と、
    前記ハードマスクパターンをマスクとして前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す工程と
    を含み、
    前記マーク構造体を構成する凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、前記凸構造部の周壁の前記第1面からの立ち上がり部分に、前記凸構造部を取り囲む凹状溝部が形成されるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施すインプリントモールド用ブランクスの製造方法。
  11. 前記凹部溝部の深さが100nm〜200nmとなるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す請求項1に記載のインプリントモールド用ブランクスの製造方法。
  12. 前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部が前記基部の前記第1面から立ち上がる部分に、前記凸部を取り囲む凹部溝部が形成されるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す請求項10又は請求項11に記載のインプリントモールド用ブランクスの製造方法。
  13. 第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、前記基部の前記第1面から突出する凸構造部と、前記基部の前記第1面上に設けられてなり、凹凸構造により構成されるマーク構造体とを備えるインプリントモールド用ブランクスを製造する方法であって、
    第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材であって、前記基材の前記第1面にハードマスク層が形成されてなる基材を準備する工程と、
    前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、
    前記ハードマスク層上に前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングすることで、前記凸構造部及び前記マーク構造体のそれぞれに対応するハードマスクパターンを形成する工程と、
    前記ハードマスクパターンをマスクとして前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す工程と
    を含み、
    前記マーク構造体を構成する凹凸構造の凸部の頂部が、前記凸構造部の上面よりも前記第1面側に位置し、前記マーク構造体を構成する前記凹凸構造の前記凸部が前記基部の前記第1面から立ち上がる部分に、前記凸部を取り囲む凹部溝部が形成されるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施すインプリントモールド用ブランクスの製造方法。
  14. 前記凸構造部の周壁が前記基部の前記第1面から75°〜95°の角度をもって立ち上がるようなエッチング条件にて前記基材の前記第1面にドライエッチング処理を施す請求項10〜13のいずれかに記載のインプリントモールド用ブランクスの製造方法。
  15. インプリントモールドを製造する方法であって、
    請求項8に記載のインプリントモールド用ブランクスの前記凸構造部上に設けられている前記ハードマスク層上に、複数の凹状溝部及び凸部を含むレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記凸構造部上の前記ハードマスクをエッチングすることで、ハードマスクパターンを形成する工程と、
    前記ハードマスクパターンをマスクとして前記凸構造部をエッチングすることで、前記凸構造部上に凹凸パターンを形成する工程と
    を含むことを特徴とするインプリントモールドの製造方法。
JP2017142284A 2017-07-21 2017-07-21 インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法 Active JP6988223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142284A JP6988223B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142284A JP6988223B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019024030A JP2019024030A (ja) 2019-02-14
JP6988223B2 true JP6988223B2 (ja) 2022-01-05

Family

ID=65368628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017142284A Active JP6988223B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6988223B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12085852B2 (en) * 2021-12-27 2024-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Template, method of forming a template, apparatus and method of manufacturing an article

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226660A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujifilm Corp ドライエッチングによるパターニング方法及びそれに用いるモールド並びにインクジェットヘッドの製造方法
NL2004932A (en) * 2009-07-27 2011-01-31 Asml Netherlands Bv Imprint lithography template.
JP5445714B2 (ja) * 2013-10-11 2014-03-19 大日本印刷株式会社 ナノインプリントリソグラフィ用モールド、およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019024030A (ja) 2019-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7056013B2 (ja) テンプレート及びテンプレートブランクス、並びにインプリント用テンプレート基板の製造方法、インプリント用テンプレートの製造方法、及び、テンプレート
JP6232731B2 (ja) インプリントモールドの製造方法
JP6273860B2 (ja) インプリントモールド及び半導体デバイスの製造方法
JP5716384B2 (ja) ナノインプリントリソグラフィ用モールド、およびその製造方法
JP5421380B2 (ja) モールド
JP6988223B2 (ja) インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法
US8048354B2 (en) Method of forming supports bearing features, such as lithography masks
JP6361317B2 (ja) 位置精度推定方法及び位置精度保証方法
JP2014194967A (ja) ナノインプリント用テンプレートおよびその製造方法
JP6375718B2 (ja) インプリントモールド用基材、インプリントモールド及びそれらの製造方法、並びにインプリントモールド用基材の評価方法
TWI766156B (zh) 奈米壓印用模片及其製造方法、及、2段台面基底及其製造方法
JP7139751B2 (ja) インプリントモールドの製造方法
JP7124585B2 (ja) レプリカモールドの製造方法
JP6972581B2 (ja) インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法
JP6957917B2 (ja) インプリントモールド用マスクブランク及びその製造方法、インプリントモールド及びその製造方法、並びにインプリント方法
JP7302347B2 (ja) インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法
JP6607293B2 (ja) テンプレート
JP6631271B2 (ja) インプリントモールドの製造方法
JP2020057783A (ja) インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法
JP5445714B2 (ja) ナノインプリントリソグラフィ用モールド、およびその製造方法
JP6996333B2 (ja) ブランクス基材、インプリントモールド、インプリントモールドの製造方法及びインプリント方法
JP6459284B2 (ja) インプリントモールドの検査方法及び製造方法
JP6575646B2 (ja) インプリントモールド用基材及びインプリントモールド
JP7615861B2 (ja) インプリントモールド及びテンプレートの製造方法、並びに描画システム
JP6394112B2 (ja) テンプレートの製造方法およびテンプレート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6988223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150