JP7024397B2 - 使い捨ておむつおよび使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、第1ポケットに流入した排泄物が逆流しようとするときに、より確実に第2ポケットに排泄物を流入させることができる。
上記構成によれば、第2開口端が開きやすくなり、第1ポケットから逆流する排泄物が第2ポケットに流入し易くなる。
上記構成によれば、第2ポケットを吸収性本体の内面に一体的に設けることができる。
上記構成によれば、第2ポケットの第2開口端の左右方向の幅を広くすることができる。すなわち、第2開口端の幅を吸収性本体の左右方向の幅に合わせることができ、より確実に第1ポケットから逆流する排泄物が第2ポケットに流入し易くなる。
上記構成によれば、吸収性本体の構成要素であるトップシートを用いて簡単な構成の第2ポケットを吸収性本体に対して一体的に設けることができる。
上記構成によれば、内側弾性部を端部領域に対して内側にして肌との密着性が向上されたおむつにおいて、内側弾性部と端部領域との間に設けられた第1ポケットから逆流する排泄物が流出することを抑える第2ポケットを設けることができる。
上記使い捨ておむつの製造方法において、前記第2ポケットの第2開口端に、左右方向に延在される弾性部材を配置する工程を備えるようにしてもよい。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、パンツ型使い捨ておむつ10(以下、単に「おむつ10」という。)は、人体の腹部形状に追従する形状を有する前身頃10Fと、人体の背部形状に追従する形状を有する後身頃10Rと、前身頃10Fおよび後身頃10Rを繋ぐ股下部10Cとを備える。
腹側外装体12Fおよび背側外装体12Rは、左右方向Xを長手方向とした矩形形状を有している。外装体を構成するシートは、一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布であり、また、透液性シート、不透液性シートの何れであってもよい。そして、腹側外装体12Fは、腹側外装体12Fを構成するシート間に腹側上部弾性部材15FUおよび腹側下部弾性部材15FDが挟まれて構成されている。背側外装体12Rもまた、背側外装体12Rを構成するシート間に背側上部弾性部材15RUおよび背側下部弾性部材15RDが挟まれて構成されている。これらの弾性部材15FU,15FD,15RU,15RDは、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンなどから選ばれる1つ以上の材料により形成された弾性体であり、糸状または紐状に形成されている。弾性部材15FU,15FD,15RU,15RDは、複数本が互いに平行に、左右方向Xに沿って配置されている。
図2(b)および図3(a)に示すように、腹側上部領域12FUにおいて、端部領域16Aのカバーシート20が腹側内側シート部25Fに対して第2接着剤25によって接着される領域が、第1接着領域22Aとなる。腹側の第1接着領域22Aは、第2接着剤25がベタ塗りされている。そして、第1接着領域22Aでは、端部領域16Aのカバーシート20が腹側内側シート部25Fに対して第2接着剤25によって全面接着される。また、背側上部領域12RUにおいても、端部領域16Aのカバーシート20が背側内側シート部25Rに対して第2接着剤25によって接着される領域が、第1接着領域22Aとなる。背側の第1接着領域22Aも、第2接着剤25がベタ塗りされ、端部領域16Aのカバーシート20が背側内側シート部25Rに対して第2接着剤25によって全面接着される。
(1-1)第2ポケット30Yは、着用者が立ったり、寝返りしたりして、腹側第1ポケット30Fに流入した排泄物が股下部10Cの方向に戻ろうとしても、第2ポケット30Yに流入し逆流を抑える。したがって、着用者の股下が汚損することを抑えることができる。また、第2ポケット30Yは、第2開口端30Qが腹側第1ポケット30F内に位置していることから、より確実に逆流する排泄物が流入するようになる。
図6は、第2実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図である。第2実施形態のおむつ10は、第2ポケット30Yの開口端に左右方向に弾性部材30Eが延在されている。弾性部材30Eは、弾性部材15FU,15FD,15RU,15RDと同様な材料で構成されている。弾性部材30Eは、ポケットシート30Xにおける第2ポケット30Yの第2開口端30Qを構成する部分において、ポケットシート30Xの端部を折り返すことによって固定されている。なお、弾性部材30Eは、当該弾性部材30Eに対してホットメルト接着剤を塗布し、ポケットシート30Xの該当部分を折り返して構成してもよいし、ポケットシート30Xの該当部分にホットメルト接着剤を塗布して弾性部材30Eを挟み込むようにしてもよい。第2ポケット30Yは、ポケットシート30Xにおける第2ポケット30Yの第2開口端30Qを構成する部分に弾性部材30Eを配置したポケットシート30Xを端部領域16Aにおけるトップシート19に接着して設けることができる。そして、図5(a)~(f)に示した製造方法によって、第2実施形態のおむつ10を製造することができる。
(2-1)第2ポケット30Yの第2開口端30Qは、弾性部材30Eが収縮することによって立ち上がり、第2ポケット30Yの第2開口端30Qが立ち上がり開きやすくなる。したがって、腹側第1ポケット30Fに流入した排泄物が股下部10Cの方向に逆流しようとしたとしても、第2ポケット30Yの第2開口端30Qが第1実施形態の場合よりも高い確度で開いていることから、排泄物は、第2ポケット30Yに流入し易くなる。
図7は、第3実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図である。第3実施形態のおむつ10は、第2ポケット30Yの左右方向Xにおける幅が第1実施形態や第2実施形態の第2ポケット30Yの左右方向Xにおける幅より広くなっている。具体的には、ポケットシート30Xは、矩形形状のシートであり、長手方向が吸収性本体16の左右方向Xより、のり代の分若干長く形成されている。そして、ポケットシート30Xは、端部領域16Aの外側、すなわち端部領域16Aから前後方向Yの部分がはみ出し、腹側外側シート部26Fと重なった位置が接着領域30Zとなり、ホットメルト接着剤や熱溶着によって腹側外側シート部26Fに接着することができる。第3実施形態の第2ポケット30Yの左右方向Xにおける有効幅は、接着領域30Zが端部領域16Aからはみ出すことから、端部領域16Aの左右方向Xの幅と一致する。したがって、着用者が立ったり、寝返りしたりして、腹側第1ポケット30Fに流入した排泄物が股下部10Cの方向に逆流しようとしたとしても、第1実施形態や第2実施形態の場合よりも、より確実に第2ポケット30Yに排泄物が流入し、股下部10Cへ漏れてしまうことを抑えることができる。したがって、着用者の股下が汚損することを抑えることができる。
(3-1)第2ポケット30Yは、左右方向Xにおける幅が第1実施形態や第2実施形態の第2ポケット30Yよりも広くなっている。したがって、一層、腹側第1ポケット30Fに流入した排泄物が股下部10Cの方向に戻ろうとしても、第2ポケット30Yに流入し逆流を抑えることができる。
・第2ポケット30Yは、図3(a)および(b)の状態において、立体ギャザー21の先端部21Pを基準に、左右方向Xの内側であっても外側であってもよい。具体的には、ポケットシート30Xの長手方向の幅は、立体ギャザー21の先端部21Pの間の幅と一致していてもよい。この場合、前後方向Yの接着領域30Zの分を差し引くと、第2ポケット30Yにおける第2開口端30Qの有効幅は、立体ギャザー21の先端部21Pの間の幅より狭くなる。勿論、ポケットシート30Xの長手方向の幅は、立体ギャザー21の先端部21Pの間の幅より狭くてもよい。
・第2ポケット30Yの左右方向Xにおける有効幅は、端部領域16Aの左右方向Xの幅より広くてもよい。これにより、第2ポケット30Yは、より広い範囲でより多くの逆流する排泄物を受け止めることができる。
図9は、第4実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)の9B-9B断面図である。第4実施形態では、第2ポケット30Yを、トップシート19を段折りし、ひだによって構成したものである。具体的には、吸収性本体16を製造するときに、左右方向Xに折線が付くように山折りと谷折りを交互に行うことによってひだを形成している。そして、第2ポケット30Yは、ひだの先端側の自由端部が胴周り開口部10Aの方向を向き第2開口端30Qとなり、基端部が股下部10Cの方向に位置するように構成されている。そして、ひだの基端部は、重なった2枚のシートの間に塗布された接着剤30Aによって固定されている。そして、ひだの自由端部である第2ポケット30Yの第2開口端30Qには、弾性部材30Eが延在されている。弾性部材30Eは、弾性部材30Eまたはトップシート19に塗布された接着剤30Aによって固定される。なお、弾性部材30Eは省略してもよい。また、第2ポケット30Yは、前後方向Yの両側縁部がトップシート19の上側に位置するサイドシート21Sのシール部21Cによって接着され凹部形状となっている。
(4-1)第2ポケット30Yは、吸収性本体16の構成要素であるトップシート19を段折りすることによって構成されることから、部品点数が増加することを防ぐことができ、また、簡単な構造で構成することができる。
図10は、第5実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの断面図である。第5実施形態は、第4実施形態の変形例であって、第2ポケット30Yの内側であってひだの基端部に接着剤30Aを塗布しトップシート19に固定するようにしている。このような構成であっても、第4実施形態の第2ポケット30Yと同様な効果を得ることができる。
・第1ポケットの構成としては、内側弾性部27Fを吸収性本体16の端部領域16Aの肌側に配置する構成に限定されるものではない。一例として、端部領域16Aの内面に対して第1開口端30Pが股下部10Cを向くようにシート要素を接着する構成としてもよい。
・腹側外装体12F、背側外装体12Rの何れか一方の外装体にだけ内側弾性部27Fが設けられる構成であってもよい。
・第2ポケット30Yの開口端に位置する弾性部材30Eは省略してもよい。例えば、弾性部材30Eを用いなくても、ポケットシート30Xが弾性シートで構成することによって、第2ポケット30Yの開口端を塞がりにくくすることができる。
・吸収性本体16に対して内側に位置する上部弾性部材15FU,15RUが配置された領域と外側に位置する下部弾性部材15FD,15RDが配置された領域とは、重なっていてもよい。また、上部弾性部材15FU,15RUが配置された領域の下端部と下部弾性部材15FD,15RDが配置された領域の上端部とが、境界部分において、同じ位置に位置していてもよい。
・乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつであってもよい。また、ペット用であってもよい。
Claims (14)
- 左右両端部が接合されて上端部に胴周り開口部を構成する第1外装体および第2外装体と、
吸収体を備えるとともに、前後方向における両端部に前記第1外装体および前記第2外装体と重なる端部領域を備え、前記第1外装体と前記第2外装体との間に股下部を構成する吸収性本体と、
前記吸収性本体の少なくとも一方の前記端部領域における肌と接する内面を覆い、前記胴周り開口部を構成する上端部に近い基端から前記股下部を向いた第1開口端を有する第1ポケットと、
前記吸収性本体の内面に設けられ、前記基端を向いた第2開口端を有する第2ポケットとを備え、
前記第2開口端は、前記第1ポケットと重なった位置に設けられているとともに、前記前後方向における前記吸収体の配置位置と重なるように設けられている
使い捨ておむつ。 - 前記第2開口端の左右方向における有効幅は、前記第1開口端に対して上記第2ポケットを構成するための上下方向に延びる接着領域の分だけ狭い、または、前記端部領域の左右方向における幅と同じである
請求項1に記載の使い捨ておむつ。 - 前記第2開口端には、左右方向に延在される弾性部材を備える
請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。 - 前記第1開口端に対して上記第2ポケットを構成するための上下方向に延びる接着領域の分だけ狭い場合において、前記第2ポケットは、前記端部領域の内面に対して、シート素材を接着して構成されている
請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 前記端部領域の左右方向における幅と同じ場合において、前記第2ポケットは、前記吸収性本体に対して前記肌とは反対側に位置するシート部であって、胴周り方向における前記吸収性本体の外側に位置する前記シート部に対して、シート素材を接着して構成されている
請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 前記吸収性本体の内面は、最も肌側に位置するトップシートによって構成され、
前記第2ポケットは、前記トップシートを、折線が前記内面の左右方向に形成されるように段折りして、前記第2開口端となる自由端部が前記股下部とは反対側を向くひだを設けることによって構成されている
請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 前記第1外装体および前記第2外装体の少なくとも1つの外装体は、胴周り方向に延在され伸縮する弾性部材を備え、当該弾性部材をシートで挟み込んで構成した内側弾性部であって、前記吸収性本体より肌側となる内側に位置する前記内側弾性部と、
前記吸収性本体より肌とは反対側の外側であって、少なくとも前記内側弾性部と対向して位置するシート部であって、前記内側弾性部が前記端部領域の周囲において接着される前記シート部とを備え、
前記第1ポケットは、前記内側弾性部と前記端部領域の内面との間に構成されている
請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 吸収体を備えるとともに、第1外装体および第2外装体と、前後方向における両端部に前記第1外装体および前記第2外装体と重なる端部領域を備え、前記第1外装体と前記第2外装体との間に股下部を構成する吸収性本体とを備えた使い捨ておむつの製造方法において、
前記第1外装体および前記第2外装体を構成するシート部に対して前記吸収性本体の端部領域を接着する工程と、
少なくとも一方の前記端部領域における肌と接する内面を覆い、胴周り開口部を構成する上端部に近い基端から前記股下部を向いた第1開口端を有する第1ポケットを形成する工程と、
前記吸収性本体の内面において、前記基端を向いた第2開口端を有する第2ポケットを形成する工程とを備え、
前記第2開口端は、前記第1ポケットと重なった位置に設ける前記前後方向おける前記吸収体の配置位置と重なるように設ける
使い捨ておむつの製造方法。 - 前記第2開口端の左右方向における有効幅は、前記第1開口端に対して上記第2ポケットを構成するための上下方向に延びる接着領域の分だけ狭い、または、前記端部領域の左右方向における幅と同じである
請求項8に記載の使い捨ておむつの製造方法。 - 前記第2ポケットの第2開口端に、左右方向に延在される弾性部材を配置する工程を備える
請求項8または9に記載の使い捨ておむつの製造方法。 - 前記第1開口端に対して上記第2ポケットを構成するための上下方向に延びる接着領域の分だけ狭い場合において、前記第2ポケットを形成する工程では、前記端部領域の内面に対して、シート素材を接着して前記第2ポケットを形成する
請求項8ないし10のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつの製造方法。 - 前記端部領域の左右方向における幅と同じ場合において、前記第2ポケットを形成する工程では、胴周り方向における前記吸収性本体の外側に位置する前記シート部に対して、シート素材を接着して前記第2ポケットを形成する
請求項8ないし10のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつの製造方法。 - 前記吸収性本体の内面は、トップシートによって構成され、
前記第2ポケットを形成する工程では、前記トップシートを、折線が前記内面の左右方向に形成されるように段折りして、前記第2開口端となる自由端部が前記股下部とは反対側を向くひだを設けることによって前記第2ポケットを形成する
請求項8ないし10のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつの製造方法。 - 前記第1外装体および前記第2外装体の少なくとも1つの外装体は、胴周り方向に延在され伸縮する弾性部材を備え、当該弾性部材をシートで挟み込んで構成した内側弾性部であって、前記吸収性本体より肌側となる内側に位置する前記内側弾性部を備え、
前記製造方法は、
前記弾性部材をシートで挟み込んで前記内側弾性部を構成し、前記内側弾性部を、前記端部領域の内面上に重ね、前記端部領域を前記シート部と前記内側弾性部とで挟み込み、前記シート部と前記内側弾性部とを接着して、前記内側弾性部と前記端部領域の内面との間に前記第1ポケットを形成する
請求項8ないし13のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつの製造方法。
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