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JP7092017B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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JP7092017B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP7092017B2 JP2018235561A JP2018235561A JP7092017B2 JP 7092017 B2 JP7092017 B2 JP 7092017B2 JP 2018235561 A JP2018235561 A JP 2018235561A JP 2018235561 A JP2018235561 A JP 2018235561A JP 7092017 B2 JP7092017 B2 JP 7092017B2
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Description

この明細書による開示は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、光源部及び画像形成部を有している。光源部は、光源光を発する。画像形成部は、光源部から光源光を受光することにより、画像を形成する。ここで、光源部と画像形成部との間には、拡散板が取り付けられるようになっている。
特開2017-98197号公報
特許文献1の装置では、光源部と画像形成部との間に拡散板に、十分な断熱機能がない。このため、光源部で発生した熱が画像形成部に伝熱し、画像形成部が高温となることが懸念されている。画像形成部が高温となると、例えば画像形成の機能低下による画像の品位低下の可能性がある。
この明細書の開示による目的のひとつは、画像形成部が高温となることを抑制し、画像の品位を維持可能な画像形成装置を提供することにある。
ここに開示された態様のひとつは、光源光を発光する光源部(52)と、
光源部から光源光を受光することに応じて、画像を形成する画像形成部(41)と、
光源部と画像形成部との間に配置され、透光性をもつと共に空気よりも熱伝導率が低い低熱伝導率部(SP0)を有する断熱部材(60,260,360,460)と、を備え
断熱部材は、
透光性をもつ壁状に形成され、低熱伝導率部を挟む一対の透光壁部(61a,61b,261a,261b,361a,361b)と、
一対の透光壁部と接続され、低熱伝導率部の外周輪郭を囲む外周壁部(63,463)と、をさらに有し、
外周壁部は、遮光性をもつと共に透光壁部よりも熱伝導率が低い
このような態様によると、光源部と画像形成部との間には、低熱伝導率部を有する断熱部材が配置されている。この低熱伝導率部は、透光性をもっているので、光源部から発光された光源光を画像形成部へ透過させることができ、光源光の受光による画像形成部での画像の形成を可能としている。さらに、低熱伝導率部は、空気よりも熱伝導率が低いので、光源部にて発生した熱が空気を介して画像形成部側に伝熱することを、抑制することができる。故に、画像形成部が高温となることも抑制され、画像の品位を維持することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
第1実施形態のヘッドアップディスプレイの車両への搭載状態を示す図である。 第1実施形態の画像形成装置を示す図である。 第1実施形態の断熱部材の特性を説明するための図である。 第2実施形態の画像形成装置を示す図である。 第3実施形態の画像形成装置を示す図である。 第4実施形態の断熱部材を示す図である。 変形例4の画像形成装置を示す図である。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、本開示の第1実施形態による画像形成装置30は、ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)10の一構成部品として、HUD10のハウジング11内に収容されている。HUD10は、車両1に用いられ、当該車両1のインストルメントパネル2内に設置されることにより、当該車両1に搭載されている。
HUD10は、車両1のウインドシールド3に設定された投影部3aへ向けて画像を投影する。これにより、HUD10は、画像形成装置30により形成された画像を、視認者としての乗員により視認可能に虚像表示する。すなわち、投影部3aにて反射される画像の表示光が、車両1の室内に設定された視認領域EBに到達することにより、視認領域EBにアイポイントEPが位置する乗員が当該表示光を虚像VRIとして知覚する。そして、乗員は、虚像VRIとして表示される各種情報を認識することができる。虚像表示される情報としては、例えば車速、燃料残量等の車両1の状態を示す情報、又は視界補助情報、道路情報等のナビゲーション情報等が挙げられる。
以下において、特に断り書きがない限り、前、後、上、下、左及び右が示す各方向は、水平面HP上の車両1を基準として記載される。
車両1のウインドシールド3は、例えばガラスないし合成樹脂により透光性の板状に形成され、インストルメントパネル2よりも上方に配置されている。ウインドシールド3は、前方から後方へ向かう程、インストルメントパネル2に対して離間するように傾斜して配置されている。ウインドシールド3は、画像の表示光が投影される投影部3aを、滑らかな凹面状又は平面状に形成している。なお、投影部3aは、ウインドシールド3に設けられていなくてもよい。例えば車両1と別体となっているコンバイナを車両1内に設置して、当該コンバイナに投影部3aが設けられていてもよい。
視認領域EBは、HUD10により表示される虚像VRIが所定の規格を満たすように(例えば虚像VRI全体が所定の輝度以上となるように)視認可能となる空間領域であって、アイボックスとも称される。視認領域EBは、典型的には、車両1に設定されたアイリプスと重なるように設定される。アイリプスは、乗員のアイポイントEPの空間分布を統計的に表したアイレンジに基づいて、仮想の楕円体状に設定されている。
このようなHUD10の具体的構成を、以下に説明する。HUD10は、ハウジング11、導光部21及び画像形成装置30等により構成されている。
ハウジング11は、HUD10の他の要素を収容する中空箱状を呈しており、車両1のインストルメントパネル2内に設置されている。ハウジング11は、投影部3aと対向する上方に、窓部12を有している。窓部12は、物理的に開口していてもよく、表示光を透過可能な防塵シート13で覆われていてもよい。太陽光等の外光が画像形成装置30に到達することを抑制するために、防塵シート13は、例えば偏光板等を有して、外光の少なくとも一部を遮光可能に形成されていることが好適である。なお、防塵シート13に外光対策が施されていても、表示光を透過させる必要がある以上、多少の外光が画像形成装置30に到達することは避けられない。
導光部21は、画像形成装置30の画面43から発せられた画像の表示光を、投影部3aへ向けて導光する。導光部21は、例えば平面鏡22及び凹面鏡24を有している。平面鏡22は、例えば合成樹脂ないしガラスからなる基材の表面に、アルミニウムを蒸着させること等により、反射面23を形成した反射鏡である。反射面23は、滑らかな平面状に形成されている。画像形成装置30から平面鏡22に入射した表示光は、反射面23により凹面鏡24へ向けて反射される。
凹面鏡24は、例えば合成樹脂ないしガラスからなる基材の表面に、アルミニウムを蒸着させること等により、反射面25を形成した反射鏡である。反射面25は、凹状に湾曲することで、滑らかな凹面状に形成されている。平面鏡22から凹面鏡24に入射した表示光は、反射面25により投影部3aへ向けて反射される。ここで、凹面鏡24の反射面25での反射によって、虚像VRIを拡大することが可能となると共に、反射面25を自由曲面状に形成することで、拡大された虚像VRIの歪みを低減することができる。また、凹面鏡24は、左右方向に伸びる回転軸24aのまわりに回動可能となっており、虚像VRIの上下方向の位置を調整することができるようになっている。
こうして凹面鏡24の反射面25に反射された表示光は、防塵シート13を透過することでHUD10の外部へ射出され、ウインドシールド3の投影部3aに入射する。投影部3aに反射された表示光が乗員のアイポイントEPに到達すると、当該乗員は虚像VRIを視認可能となるのである。
画像形成装置30は、例えば透過型液晶式の表示器である。画像形成装置30は、図2に示すように、ケーシング31、画像形成部41、及びバックライト51等により構成されている。
ケーシング31は、例えば合成樹脂により、遮光性を有する箱状又は筒状に形成されている。ケーシング31は、その内部にバックライト51を収容すると共に、その開口部32を塞ぐように画像形成部41を配置している。
本実施形態の画像形成部41は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いたTFT液晶パネルであって、例えば2次元に配列された複数の液晶画素から形成されたアクティブマトリクス型の液晶パネルである。画像形成部41は、バックライト51と対向する矩形状の対向面42と、ケーシング31外に露出する矩形状の画面43とを有する板状に形成されている。各液晶画素では、画面43と対向面42との間を光学的に貫通して設けられる透過部と、当該透過部を囲んで形成された配線部とが設けられている。
画像形成部41は、一対の偏光板及び一対の偏光板に挟まれた液晶層等が積層されて形成されている。各偏光板は、互いに実質直交する透過軸及び吸収軸を有し、透過軸に偏光した光を透過させ、吸収軸に変更した光を吸収する性質を有する。一対の偏光板は、透過軸を互いに直交させて配置されている。液晶層は、液晶画素毎の電圧の印加により、印加電圧に応じて液晶層に入射する光の偏光方向を回転させることが可能となっている。こうして画像形成部41は、偏光方向の回転により画面43側の偏光板を透過する光の割合、すなわち透過率を、液晶画素毎に変えることができる。
したがって、画像形成部41は、対向面42への光源光の入射に対応して、液晶画素毎の透過率が制御されることで、画面43に画像を形成することができる。隣り合う液晶画素には、互いに異なる色(例えば赤、緑及び青)のカラーフィルタが設けられており、これらの組み合わせにより、様々な色が再現されるようになっている。
バックライト51は、画像形成部41への照明に用いられ、光源部52、集光部56、及び断熱部材60等により構成されている。
光源部52は、例えば複数の点状光源(例えば発光ダイオード素子53)が光源用回路基板54上に配列されて形成されている。各発光ダイオード素子53は、光源用回路基板54上の配線パターンを通じて、電源と電気的に接続されている。より詳細に、各発光ダイオード素子53は、チップ上の青色発光ダイオードを、透光性を有する合成樹脂に黄色蛍光剤を混合した黄色蛍光体により封止することにより形成されている。青色発光ダイオードから電流量に応じて発せられる青色光により、黄色蛍光体が励起されて黄色光が発光され、青色光と黄色光との混合により、結果的に、各発光ダイオード素子53から疑似白色の光源光が発光される。
ここで各発光ダイオード素子53は、発光強度が最大となる発光ピーク方向PDから乖離するに従って発光強度が相対的に低下する放射角度分布にて、光源光を発光する。各発光ダイオード素子53において、発光ピーク方向PDは、光源用回路基板54に実質垂直な方向となっている。光源用回路基板54に対して、画像形成部41の対向面42及び画面43が傾斜して配置されているので、本実施形態では、バックライト51からの光源光の主光線は、対向面42の法線方向及び画面43の法線方向に対して傾いた方向に沿って、画像形成部41を透過することとなる。
集光部56は、光源部52と画像形成部41との間の光路上に配置され、光源部52から発せられた光源光を集光する。集光部56は、コンデンサレンズ57及びフィールドレンズ58を有する。コンデンサレンズ57は、光源部52と断熱部材60との間に配置され、例えば合成樹脂ないしガラス等により透光性を有して形成されている。特に本実施形態のコンデンサレンズ57は、複数の凸レンズ素子が発光ダイオード素子53の数及び配置に合わせて配列されたレンズアレイとなっている。コンデンサレンズ57は、光源部52側から入射した光源光を集光して断熱部材60側へ射出する。
フィールドレンズ58は、コンデンサレンズ57との間に断熱部材60を介挿するようにして、断熱部材60と画像形成部41との間に配置され、例えば合成樹脂ないしガラスにより透光性を有して形成されている。フィールドレンズ58は、コンデンサレンズ57から断熱部材60を透過して入射した光源光をさらに集光して平行化し、画像形成部41側へ向けて射出する。
断熱部材60は、光源部52と画像形成部41との間の光路上に配置され、特にコンデンサレンズ57とフィールドレンズ58との間に配置されている。断熱部材60は、図3に示すように、光源光の多くを透過すると共に、当該断熱部材60よりも光源部52側の熱が当該断熱部材60よりも画像形成部41側へ伝熱することを規制する。本実施形態の断熱部材60は、「断熱」という名称であれど、熱を100%遮断しなくてもよく、伝熱を規制する態様、すなわち熱の一部を遮断する態様が許容される。HUD10において、画像形成部41は、画面43側への外光の入射による熱の発生影響と、対向面42側への光源部52の空気を介した伝熱影響との合算により、比較的高熱になり易い環境が生じ得るが、断熱部材60の設置により、当該合算による高熱化を抑制することができる。
より詳細に、断熱部材60は、一対の透光壁部61a,61b、外周壁部63、及び低熱伝導率部SP0等により構成されている。一対の透光壁部61a,61bは、例えば耐熱性に優れたポリカーボネイト樹脂等の合成樹脂により、透光性をもつ平壁状に形成され、気体の通過を遮断するようになっている。一対の透光壁部61a,61bは、光源部52の発光ピーク方向PDないし光軸OAと交差するように、互いに離間して配置されている。
外周壁部63は、各透光壁部61a,61bの外周縁部と全周に亘って接続され、筒壁状に形成されている。特に本実施形態の外周壁部63は、一対の透光壁部61a,61bと同じ材料により、当該一対の透光壁部61a,61bと一体的に形成されている。これにより、一対の透光壁部61a,61b及び外周壁部63に囲まれた内部空間の密閉性が保たれている。なお、本実施形態では、断熱部材60の光軸OAとの交差箇所を基準として内周又は外周を記載している。
また、外周壁部63は、ケーシング31の内壁部33に沿うように形成されている。外周壁部63と内壁部33との間に、少しの隙間が生じていてもよいが、外周壁部63と当該内壁部33との間が接合されて、空気の通過を規制又は遮断するようになっていることが好適である。これにより、断熱部材60は、光源部側空間SP1と、画像形成部側空間SP2とを分断することが可能となる。
低熱伝導率部SP0は、一対の透光壁部61a,61b及び外周壁部63に囲まれた内部空間として設けられている。この内部空間が、光源部52の発光ピーク方向PDないし光軸OAと交差する方向へ延設されていることで、低熱伝導率部SP0は、一対の透光壁部61a,61bに挟まれて所定の厚みを有する層状に構成されている。
本実施形態では、低熱伝導率部SP0は、透光性をもつ真空の空間となっている。ここでいう真空とは、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた状態を意味しており、低真空、中真空、高真空、及び超高真空を含む概念である(JISZ8126-1:1999も参照)。これにより、低熱伝導率部SP0では、空気よりも熱伝導率が低い状態が実現されている。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態によると、光源部52と画像形成部41との間には、低熱伝導率部SP0を有する断熱部材60が配置されている。この低熱伝導率部SP0は、透光性をもっているので、光源部52から発光された光源光を画像形成部41へ透過させることができ、光源光の受光による画像形成部41での画像の形成を可能としている。さらに、低熱伝導率部SP0は、空気よりも熱伝導率が低いので、光源部52にて発生した熱が空気を介して画像形成部41側に伝熱することを、抑制することができる。故に、画像形成部41が高温となることも抑制され、画像の品位を維持することができる。
また、第1実施形態によると、一対の透光壁部61a,61bが透光性をもつ壁状に形成され、低熱伝導率部SP0を挟んでいる。したがって、低熱伝導率部SP0を容易に形成できると共に、光源光を容易に透過させることができる。
また、第1実施形態によると、外周壁部63が一対の透光壁部61a,61bと接続され、低熱伝導率部SP0の外周輪郭を囲んでいる。このようにすると、光軸OAから遠い外周にて追加された構造によって、光源光の断熱部材60の透過し易さを維持しつつ、低熱伝導率部SP0を容易に封止できる。
(第2実施形態)
図4に示すように、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の断熱部材260では、一対の透光壁部261a,261bのうち少なくとも一方に、光学構造262が設けられている。具体的に、画像形成部41側に配置された透光壁部261bに、光学構造262が設けられている。このようにすると、光学構造262が光源部側空間SP1とは低熱伝導率部SP0によって隔てられていることとなる。
第2実施形態の透光壁部261bは、低熱伝導率部SP0と接する光源部52側に、滑らかな平面状の光学面262aを形成している。これと共に、透光壁部261bは、空間SP2と接する画像形成部41側に、凸状に湾曲する滑らかな凸面状の光学面262bを形成している。このような構成によって、透光壁部261bは、光源光に及ぼす光学作用として、集光作用を発揮可能な光学素子として機能している。
透光壁部261bが光源光を集光するので、コンデンサレンズ57及びフィールドレンズ58の光学パワーを透光壁部261bにも分散することができ、その結果、収差を低減することが可能となる。
以上説明した第2実施形態によると、一対の透光壁部261a,261bのうち少なくとも一方は、光学構造262が設けられることにより光源光に光学作用を及ぼす光学素子として機能している。1つの部材60で断熱機能と光学機能とを両立させることができるため、部品点数を抑制することができる。
また、第2実施形態によると、光学構造262は、一対の透光壁部261bのうち光源部52とは低熱伝導率部SP0を隔てた画像形成部41側に配置された透光壁部261bに、設けられている。低熱伝導率部SP0が画像形成部41側の透光壁部261bへの伝熱を規制しているので、光学構造262が熱の影響を受け難く、熱膨張による光学構造262の変形が生じ難い。故に、光学構造262が設けられることによる光源光への光学作用を、安定的に作用させることが可能となる。
(第3実施形態)
図5に示すように、第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態の断熱部材360は、保持部364をさらに有している。保持部364は、外周壁部63よりも内周側、すなわち光源光が通過する光路上において、当該光軸OA(又は発光ピーク方向PD)に沿うように一対の透光壁部361a,361b間を接続している。これにより、真空の低熱伝導率部SP0と、空間SP1,SP2との気圧差により、一対の透光壁部361a,361bの中央部が凹むように陥没変形してしまう事態が抑制されている。
特に本実施形態では、保持部364は、一対の透光壁部361a,361bと同じ材料により、当該一対の透光壁部361a,361bと一体的に形成された壁状を呈している。より詳細に、保持部364は、一対の透光壁部361a,361b及び外周壁部63に囲まれた内部空間を、それぞれ密閉性を有する複数のセルに区画するような区画壁364aとなっている。これにより、真空の低熱伝導率部SP0は、当該セルに対応して配列されるように複数形成されている。
以上説明した第3実施形態によると、保持部364は、光源光の光路上において、光軸OAに沿うように一対の透光壁部361a,361b間を接続し、一対の透光壁部361a,361b間の距離を保持する。このようにすると、真空の低熱伝導率部SP0の厚みの持続容易性が高まるので、断熱部材360の機能を、高く保つことができる。
(第4実施形態)
図6に示すように、第4実施形態は第1実施形態の変形例である。第4実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第4実施形態の断熱部材460にて外周壁部463は、一対の透光壁部61a,61bと異なる材料により形成されている。具体的に、外周壁部463は、遮光性を持つと共に一対の透光壁部61a,61bよりも熱伝導率が低い材料を用いて形成されている。こうした材料としては、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル、合成ゴム等を採用することができる。透光壁部61a,61bと外周壁部463とは、例えば二色成形、接着剤による接着等により、密閉性を有するように接続することができる。
以上説明した第4実施形態によると、外周壁部463は、遮光性をもつと共に透光壁部61a,61bよりも熱伝導率が低い。すなわち、低熱伝導率部SP0の外周輪郭を囲むように配置された外周壁部463は、配置上、光源光の断熱部材460の透過のし易さに大きな影響を及ぼさないので、遮光性に形成しても問題は生じ難い。したがって、熱伝導率の低い材料を選択することが可能となった。外周壁部463の熱伝導率が低いので、光源部52で発生した熱が外周壁部463を伝って断熱部材460よりも画像形成部41側へ及ぶことが抑制される。したがって、画像形成部41が高温となることも抑制される。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、低熱伝導率部SP0は、真空の空間でなくてもよい。低熱伝導率部SP0は、例えば密閉空間に充填されたアルゴンガスにより構成されていてもよい。また、低熱伝導率部SP0は、エアロゲル等の構造体であってもよい。
変形例2としては、集光部56には、種々の構成を採用することができ、また、集光部56自体が設けられていなくてもよい。
変形例3としては、外周壁部63は、ケーシング31と一体化していてもよい。
第2実施形態に関する変形例4としては、透光壁部261a,261bに設けられる光学構造262は、光源光に集光作用を及ぼすものに限られない。例えば光学構造262は、凹面状の光学面であってもよく、光源光に発散作用を及ぼすものであってもよい。また例えば図7に示すように、光学構造262は、回折格子962aであり、光源光に回折作用を及ぼすものであってもよい。また例えば、光学構造262は、透光壁部261a,261bの表面に微細な凹凸を形成し、光源光に拡散作用を及ぼすものであってもよい。
第2実施形態に関する変形例5としては、光学構造262は、一対の透光壁部261a,261bのうち光源部52側の透光壁部261aのみに設けられていてもよい。また光学構造262は、一対の透光壁部261a,261bの両方に設けられていてもよい。
第3実施形態に関する変形例6としては、保持部364は、区画壁364aに限られず、例えば低熱伝導率部SP0を区画しない柱状のリブによって形成されていてもよい。
変形例7としては、画像形成部41は、反射型液晶式の表示器であってもよく、液晶式の表示器以外の、例えば透明有機ELパネルであってもよい。
変形例8としては、画像形成装置30は、車載のHUD10に用いられるものに限られず、車載メータ、プレゼンテーション用プロジェクタ等の他の用途に用いられてもよい。
30 画像形成装置、41 画像形成部、52 光源部、60,260,360,460 断熱部材、SP0 低熱伝導率部

Claims (4)

  1. 光源光を発光する光源部(52)と、
    前記光源部から前記光源光を受光することに応じて、画像を形成する画像形成部(41)と、
    前記光源部と前記画像形成部との間に配置され、透光性をもつと共に空気よりも熱伝導率が低い低熱伝導率部(SP0)を有する断熱部材(60,260,360,460)と、を備え
    前記断熱部材は、
    透光性をもつ壁状に形成され、前記低熱伝導率部を挟む一対の透光壁部(61a,61b,261a,261b,361a,361b)と、
    一対の前記透光壁部と接続され、前記低熱伝導率部の外周輪郭を囲む外周壁部(63,463)と、をさらに有し、
    前記外周壁部は、遮光性をもつと共に前記透光壁部よりも熱伝導率が低い、画像形成装置。
  2. 対の前記透光壁部のうち少なくとも一方は、光学構造(262)が設けられることにより前記光源光に光学作用を及ぼす光学素子として機能している請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記光学構造は、一対の前記透光壁部のうち前記光源部とは前記低熱伝導率部を隔てた前記画像形成部側に配置された前記透光壁部に、設けられている請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記低熱伝導率部は、真空の空間であり、
    前記断熱部材は、前記光源光の光路上において、光軸(OA)に沿うように一対の前記透光壁部間を接続し、一対の前記透光壁部間の距離を保持する保持部(364)を、さらに有する請求項からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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