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JP7106041B2 - 情報処理装置、感情推定方法、及び感情推定プログラム - Google Patents
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JP7106041B2 - 情報処理装置、感情推定方法、及び感情推定プログラム - Google Patents

情報処理装置、感情推定方法、及び感情推定プログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、感情推定方法、及び感情推定プログラムに関する。
生体情報、音声情報、画像、視線データなどに基づいてユーザの振舞いを特定することができる。また、ユーザの振舞いを示す情報に基づいて、機器を使用するユーザの感情を推定することができる。ここで、感情を推定する技術が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1の情報処理装置は、撮影者の視線データと撮影者のセンサデータとに基づいて、撮影者の感情を推定する。
機器は、推定された感情に応じた応答又は処理を行う。例えば、エレベータ前に存在するユーザの感情が特定される。ユーザが苛立っている場合、機器は、苛立ちを低減するための処理を行う。
特開2019-47234号公報
ところで、ユーザが注目しているときの状態に基づいて、ユーザの感情を推定する方法が考えられる。しかし、ユーザが注目しているときの感情は、同じでない。例えば、ユーザが被写体の背景に存在する歩行者を注目しているときの感情と、ユーザが撮影対象である被写体を注目しているときの感情とは、異なる。このように、ユーザが注目しているときの感情が常に同じと推定することは、誤りである。
本開示の目的は、感情の推定精度を向上させることである。
本開示の一態様に係る情報処理装置が提供される。情報処理装置は、ある状況におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得する取得部と、前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定する特定部と、前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として特定する待ち時間特定部と、前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と、特定された様子を示す様子情報と、前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択する方法選択部と、選択された方法と、前記物体情報と、前記様子情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する感情推定部と、を有する。
本開示によれば、感情の推定精度を向上させることができる。
実施の形態1の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態1の情報処理装置が有するハードウェアの構成を示す図である。 実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。 実施の形態1の注目関連情報の例を示す図である。 実施の形態1の方法テーブルの例を示す図である。 実施の形態2の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態2の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。 実施の形態3の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態3の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。 実施の形態3の方法テーブルの例を示す図である。 実施の形態4の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。 実施の形態4の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。 実施の形態4の方法テーブルの例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。情報処理装置100は、感情推定方法を実行する装置である。情報処理装置100は、感情推定装置と呼んでもよい。
ここで、情報処理装置100が有するハードウェアを説明する。
図2は、実施の形態1の情報処理装置が有するハードウェアの構成を示す図である。情報処理装置100は、プロセッサ101、揮発性記憶装置102、不揮発性記憶装置103、入力インタフェース104、及び出力インタフェース105を有する。
プロセッサ101は、情報処理装置100全体を制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサでもよい。情報処理装置100は、プロセッサ101に代えて、処理回路を有してもよい。処理回路は、単一回路又は複合回路でもよい。
揮発性記憶装置102は、情報処理装置100の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置103は、情報処理装置100の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置103は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
入力インタフェース104は、外部から入力情報を取得する。入力情報については、後で説明する。出力インタフェース105は、情報処理装置100に接続可能な外部装置に情報を出力する。
図1に戻って、情報処理装置100の機能を説明する。
情報処理装置100は、記憶部110、取得部120、物体認識処理実行部130、特定部140、方法選択部150、及び感情推定部160を有する。
記憶部110は、揮発性記憶装置102又は不揮発性記憶装置103に確保した記憶領域として実現してもよい。
取得部120、物体認識処理実行部130、特定部140、方法選択部150、及び感情推定部160の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。取得部120、物体認識処理実行部130、特定部140、方法選択部150、及び感情推定部160の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。例えば、プロセッサ101が実行するプログラムは、感情推定プログラムとも言う。例えば、感情推定プログラムは、記録媒体に記録されている。
記憶部110は、方法テーブルを記憶してもよい。方法テーブルには、複数の方法が登録されている。複数の方法のそれぞれは、感情を推定する方法である。ここで、方法テーブルは、方法情報とも言う。
取得部120は、入力情報X1を取得する。入力情報X1は、ある状況におけるユーザに関する情報である。入力情報X1は、ある時点のある状況におけるユーザに関する情報でもよい。例えば、ある状況とは、ユーザがエレベータを待っている状況、ユーザが車を運転している状況などである。また、入力情報X1は、ユーザの振舞いに関する情報と表現してもよい。具体的には、入力情報X1には、画像X2、ユーザの音声を示す音声情報、ユーザの生体情報、視線データ、モーション情報などが含まれる。なお、入力情報X1には、少なくとも画像X2が含まれていてもよい。なお、入力情報X1は、センサ情報と呼んでもよい。
入力情報X1に含まれる生体情報は、非接触センサ又は接触センサを用いて取得できる。例えば、非接触センサは、カメラ、サーモグラフィカメラ、又は呼気センサである。非接触センサがカメラである場合、カメラから得られた画像に含まれる顔表面の血流情報に基づいて心拍、脈拍などの生体情報が得られる。非接触センサがサーモグラフィカメラである場合、サーモグラフィに基づいて、体温を示す生体情報が得られる。非接触センサが呼気センサである場合、呼気に関する情報である生体情報が呼気センサから得られる。また、例えば、接触センサは、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスである。心拍、脈拍、発汗などの生体情報がウェアラブルデバイスから得られる。また、ハンドル又はシートベルトに接触センサが埋め込まれた場合、心拍及び脈拍が生体情報として接触センサから得られる。
入力情報X1に含まれる視線データは、画像X2内におけるユーザの注目位置を示すデータである。例えば、視線データは、アイトラッキングセンサから得られる。
入力情報X1に含まれるモーション情報は、ユーザの動作を示す情報である。モーション情報は、モーションキャプチャによって得られる。また、モーション情報は、マイクロソフト(登録商標)のKinect(登録商標)から得られる。
物体認識処理実行部130は、画像X2に含まれている物体を認識する処理を実行する。
特定部140は、入力情報X1に基づいて、ユーザが注目している物体とユーザが物体を注目しているときの様子とを特定する。また、特定部140は、当該処理により得られた情報と入力情報X1とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定してもよい。
方法選択部150は、特定された物体を示す物体情報と、特定された様子を示す様子情報と、方法テーブルとに基づいて、複数の方法の中から、物体情報と様子情報とに対応する方法を選択する。
感情推定部160は、選択された方法と物体情報と様子情報とに基づいて、ユーザの感情を推定する。
次に、情報処理装置100が実行する処理を、フローチャートを用いて説明する。
図3は、実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
(ステップS11)取得部120は、入力情報X1を取得する。
(ステップS12)物体認識処理実行部130は、入力情報X1に含まれている画像X2を取得する。画像X2は、ユーザの周辺を撮影することにより得られた画像である。なお、画像X2には、後述するように、ユーザが注目している物体が含まれていればよい。そのため、画像X2には、ユーザが含まれていなくてもよい。よって、周辺とは、ユーザから離れた場所、又はユーザを含む範囲と考えてもよい。
物体認識処理実行部130は、画像X2に含まれている物体を認識する処理を実行する。例えば、当該処理では、一般物体認識又は特定物体認識が用いられる。当該処理が実行されることで、処理結果X3が得られる。すなわち、処理結果X3は、当該処理により得られた情報である。
例えば、処理結果X3は、ユーザが操作している機器の部位を示す。例えば、エレベータの場合、当該部位は、呼出ボタン、エレベータ扉、階数表示、又は床である。また、車の場合、当該部位は、ナビゲーション画面、又は窓である。また、例えば、処理結果X3は、ユーザの身体的部位を示す。例えば、身体的部位は、足先である。また、例えば、処理結果X3は、ユーザが身に着けている物品、ユーザが所有する物品などである。例えば、ユーザが身に着けている物品は、時計である。例えば、ユーザが所有する物品は、スマートフォンである。
また、処理結果X3が示す物体(詳細には、物体の名称)には、ID(identifier)が対応付けられてもよい。また、処理結果X3が示す物体には、画像X2内の位置を示す情報が対応付けられてもよい。なお、位置を示す情報は、座標で表される。また、処理結果X3には、画像X2内における、特定された物体の範囲を示す領域情報が含まれてもよい。
また、物体認識処理実行部130は、複数の画像を取得してもよい。例えば、当該複数の画像は、エレベータホールに存在するユーザを30秒間、1秒単位で撮影することにより得られた画像である。物体認識処理実行部130は、複数の画像のそれぞれに含まれている物体を認識する処理を実行する。すなわち、物体認識処理実行部130は、画像毎に、物体を認識する処理を実行する。これにより、連続した処理結果が得られる。例えば、30枚の画像に基づく、連続した30個の処理結果が得られる。
(ステップS13)特定部140は、ユーザが注目している物体を特定する。特定処理を詳細に説明する。
特定部140は、処理結果X3とユーザが含まれている画像X2とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。詳細には、特定部140は、画像X2に基づいて、ユーザの顔の向き、ユーザの身体方向、ユーザが物体を注目している時の特有の動作、ユーザの姿勢などを特定する。なお、特定部140は、公知の技術を用いて、ユーザの顔の向き、ユーザの身体方向、当該特有の動作、ユーザの姿勢などを特定することができる。特定部140は、特定された情報と処理結果X3とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。以下、具体的に特定処理を説明する。
ユーザの顔の向きが特定された場合、特定部140は、処理結果X3に基づいて、ユーザの顔の向きに存在する物体を、ユーザが注目している物体として、特定する。
当該特有の動作が特定された場合を説明する。例えば、当該特有の動作とは、腕時計を見る動作、スマートフォンを見る動作などである。腕時計を見る動作が特定された場合、特定部140は、処理結果X3に基づいて、ユーザが注目している腕時計を特定する。
例えば、ユーザの姿勢が特定された場合、特定部140は、ユーザの姿勢が示す首の傾き及び腕の位置と、処理結果X3とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。詳細には、ユーザの姿勢が“腕を上げて、首を斜め横に向けている”ことを示している場合、特定部140は、処理結果X3の中から腕時計を特定する。
入力情報X1に視線データが含まれている場合、特定部140は、視線データと処理結果X3とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。詳細には、処理結果X3が示す物体に、画像X2内の位置を示す情報が対応付けられている場合、特定部140は、処理結果X3が示す物体の位置と視線データが示すユーザの注目位置とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。
入力情報X1に音声情報が含まれている場合、特定部140は、音声情報に基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。詳細には、特定部140は、音声情報が示すユーザの発話内容を分析し、分析の結果に基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。
例えば、入力情報X1にモーション情報が含まれている場合、特定部140は、モーション情報が示すユーザの首方向又は身体方向と処理結果X3とに基づいて、ユーザが注目している物体を特定する。
(ステップS14)特定部140は、入力情報X1に基づいて、ユーザが物体を注目しているときの様子を特定する。言い換えれば、特定部140は、入力情報X1に基づいて、ユーザが物体を注目しているときの状態を特定する。ここで、当該様子を示す様子情報は、注目行動情報と呼んでもよい。注目行動情報の“行動”とは、外部から客観的に観察できる、人間又は動物の静的あるいは動的な状態又は反応であると考えてもよい。また、当該反応には、視線の動き、心拍などの生理的現象も含まれる。
例えば、様子情報とは、ユーザが物体を注目する頻度である注目頻度を示す情報、ユーザが物体を注目しているときの姿勢を示す情報、ユーザが物体を注目しているときの生体情報、ユーザが物体を注目しているときの音声情報に基づく特徴量などである。
次に、注目頻度を説明する。例えば、ユーザが注目している物体が階数表示である場合、特定部140は、ユーザが含まれている複数の画像X2に基づいて、予め設定された時間内にユーザが階数表示を注目している時間又は注目回数を算出し、算出の結果に基づいて、注目頻度を特定する。
姿勢を説明する。特定部140は、ユーザが含まれている画像X2を用いて、ユーザが物体を注目しているときの姿勢を特定する。詳細には、特定部140は、ユーザが含まれている画像X2と姿勢を特定するための画像とに基づいて、ユーザが物体を注目しているときの姿勢を特定する。例えば、エレベータホールに存在するユーザが腕組みをしながら階数表示を注目している状態を画像X2が示している場合、特定部140は、画像X2と腕組みを示す画像とに対してテンプレートマッチングを行うことで、腕組みを特定する。姿勢検出センサから得られた姿勢情報が入力情報X1に含まれている場合、特定部140は、ユーザの姿勢を示す姿勢情報に基づいて、姿勢を特定する。ユーザの骨格情報が入力情報X1に含まれている場合、特定部140は、骨格情報に基づいて、姿勢を特定する。モーション情報が入力情報X1に含まれている場合、特定部140は、モーション情報に基づいて、姿勢を特定する。
生体情報を説明する。生体情報は、入力情報X1に含まれている生体情報である。例えば、生体情報は、心拍数、発汗度合などである。
音声情報に基づく特徴量を説明する。例えば、音声情報に基づく特徴量は、ピッチ、パワー、スペクトルなどである。また、例えば、音声情報に基づく特徴量は、ユーザの発話内容でもよい。
このように、特定部140は、ユーザが注目している物体とユーザが注目しているときの様子を特定する。特定された当該物体を示す物体情報と、特定された当該様子を示す様子情報とは、注目関連情報X4と呼ぶ。ここで、注目関連情報X4を例示する。
図4は、実施の形態1の注目関連情報の例を示す図である。図4の注目関連情報X4が示す“注目対象”は、ユーザが注目している物体を示す。また、図4の注目関連情報X4が示す“注目頻度”、“姿勢”、“心拍数”は、ユーザが注目しているときの様子を示す。図4が示すように、“注目対象”には、ユーザが注目しているときの様子を示す複数の情報が対応付けられてもよい。
また、“注目対象”と当該複数の情報とには、フレーム番号が対応付けられてもよい。フレーム番号は、1つのフレームの番号、又は複数のフレームを1つのフレームとしたときの番号である。例えば、複数のフレームを1つのフレームとしたときの“注目頻度”、“姿勢”、及び“心拍数”は、予め設定された時間における“注目頻度”、“姿勢”、及び“心拍数”を示す。予め設定された時間における“注目頻度”及び“心拍数”は、予め設定された時間における値の平均値、最大値、最小値、又は代表値でもよい。
なお、ステップS14は、ステップS13の前に実行されてもよい。また、ステップS14は、ステップS13と並行に実行されてもよい。
(ステップS15)取得部120は、方法テーブルを取得する。方法テーブルが記憶部110に格納されている場合、取得部120は、記憶部110から方法テーブルを取得する。また、方法テーブルは、情報処理装置100に接続可能な外部装置に格納されてもよい。方法テーブルが外部装置に格納されている場合、取得部120は、外部装置から方法テーブルを取得する。
方法選択部150は、注目関連情報X4と方法テーブルとに基づいて、感情を推定する際に用いる方法を選択する。上述したように、方法テーブルには、複数の方法が登録されている。複数の方法を具体的に説明する。
例えば、方法テーブルには、式を用いて感情を推定する方法が登録されている。
また、例えば、方法テーブルには、感情を判定する際に用いられる特徴量と閾値を用いて感情を推定する方法が登録されている。また、方法テーブルには、注目頻度が0.8以上である場合、苛立ちと推定する方法が登録されてもよい。また、方法テーブルには、心拍数が60未満である場合、平常と推定する方法が登録されてもよい。
また、例えば、方法テーブルには、感情を判定する際に用いられる特徴量、又は感情を示す数値に対して重み付けして感情を推定する方法が登録されている。なお、感情を示す数値は、感情の重要度と表現してもよい。
また、例えば、方法テーブルには、様子情報が示す情報の重要度に対して重み付けして感情を推定する方法が登録されている。具体的には、方法テーブルには、様子情報が示す“注目頻度”に対して重み付けして感情を推定する方法が登録されている。
また、例えば、方法テーブルには、予め設定されたルールに基づいて感情を推定する方法が登録されている。また、例えば、方法テーブルには、学習済モデルを用いて感情を推定する方法、又はSVM(Support Vector Machine)、ニューラルネットワークなどの識別器を用いて感情を推定する方法が登録されている。ここで、方法テーブルの具体例を示す。
図5は、実施の形態1の方法テーブルの例を示す図である。例えば、方法テーブル111は、記憶部110に格納されている。方法テーブル111は、方法ID、注目対象、条件、及び方法の項目を有する。方法IDの項目には、識別子が登録される。注目対象の項目には、注目対象の物体が登録される。条件の項目には、条件が登録される。図5では、3つの条件の項目が例示されている。条件の項目の数は、1つでもよい。すなわち、条件の項目の数は、3つに限らない。方法の項目には、方法が登録される。図5の方法の項目には、感情を判定する際に用いられる特徴量、又は感情を示す数値に対して重み付けして感情を推定する方法が登録されている。
例えば、方法選択部150は、注目関連情報X4に含まれている“階数表示”(注目対象)、“0.8”(注目頻度)、“腕組み”(姿勢)、及び“80”(心拍数)の条件に合致するレコードを方法テーブル111の中から検索する。方法選択部150は、“苛立ち:1.5”を重みとして、重み付けして感情を推定する方法を選択する。
また、同一の感情であり、かつ複数の重みが検索された場合、方法選択部150は、複数の重みを乗算、加算、又は平均した値を重みとしてもよい。また、方法選択部150は、当該複数の重みの最大値又は最小値を重みとしてもよい。
選択された方法を示す情報は、方法情報X5と呼ぶ。また、方法情報X5は、選択された方法を示す方法IDでもよい。さらに、方法情報X5は、注目対象と選択された方法とを組み合わせた情報でもよい。例えば、方法情報X5は、“階数表示:苛立ち:1.5”のような情報でもよい。
(ステップS16)感情推定部160は、注目関連情報X4と方法情報X5とに基づいて、ユーザの感情を推定する。また、方法情報X5に方法IDが含まれている場合、感情推定部160は、方法テーブル111を参照し、当該方法IDに対応する方法を特定する。感情推定部160は、特定された方法と注目関連情報X4とに基づいて、ユーザの感情を推定する。
例えば、方法情報X5が示す方法で使用される重みが“苛立ち:1.5”であり、注目関連情報X4に基づいて推定された感情が“苛立ち”である場合、感情推定部160は、“苛立ち”を示す値に“1.5”を重み付けする。
また、例えば、ある値を用いて感情値を推定する方法を方法情報X5が示している場合、感情推定部160は、注目関連情報X4と当該値とを用いて感情値を推定する。
また、例えば、方法情報X5が、注目頻度が0.8以上である場合に苛立ちと推定する方法を示している場合、感情推定部160は、注目関連情報X4が示す注目頻度と“0.8”とを比較して感情を推定する。
また、例えば、感情推定部160は、方法情報X5が示す方法で使用されるルール、式、学習済モデル、又は識別器を用いて感情を推定する。
感情推定部160は、方法情報X5が示す方法で使用される重み又は閾値を変更し、変更された値を用いて感情を推定してもよい。
推定された結果は、結果情報X6と呼ぶ。結果情報X6は、喜怒哀楽、疲労、ストレス、ユーザの内面などを示す。また、結果情報X6は、喜怒哀楽などの感情を数値で示してもよい。例えば、感情を示す数値とは、“喜:0.5”である。感情推定部160は、結果情報X6を出力する。例えば、感情推定部160は、結果情報X6をディスプレイに出力する。
また、感情推定部160は、フレーム番号ごとに、感情を推定する。感情推定部160は、複数の結果情報X6を出力する。複数の結果情報X6が数値を示している場合、感情推定部160は、最大値を出力してもよい。また、複数の結果情報X6が数値を示している場合、感情推定部160は、特定のフレーム番号の数値を代表値として出力してもよい。
実施の形態1によれば、情報処理装置100は、注目関連情報X4に基づいて感情を推定する。詳細には、情報処理装置100は、ユーザが注目している物体とユーザが注目しているときの様子とに基づいて感情を推定する。そのため、情報処理装置100は、感情の推定精度を向上させることができる。
また、情報処理装置100は、注目関連情報X4に基づいて、感情を推定する際に用いる方法を方法テーブル111の中から選択する。すなわち、情報処理装置100は、注目関連情報X4が示す情報を用いて感情を推定する際に最も適切な方法を選択する。そして、情報処理装置100は、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100は、精度の高い推定を実現できる。
上記では、感情推定部160が、選択された方法を用いて感情を推定する場合を説明した。感情推定部160は、物体情報と、様子情報と、予め設定された、感情を推定する方法とに基づいて、ユーザの感情を推定してもよい。例えば、予め設定された当該方法とは、閾値を用いて感情を推定する方法、感情を判定する際に用いられる特徴量、又は感情を示す数値に対して重み付けして感情を推定する方法である。また、例えば、予め設定された当該方法とは、ルール、式、学習済モデル、SVMなどの識別器を用いて感情を推定する方法である。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態2では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態2の説明では、図1~5を参照する。
図6は、実施の形態2の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。図1に示される構成と同じ図6の構成は、図1に示される符号と同じ符号を付している。
情報処理装置100aは、感情推定部160aを有する。
取得部120は、入力情報X1を取得する。入力情報X1は、ある状況で予め設定された時間内におけるユーザに関する情報である。具体的には、入力情報X1には、予め設定された時間内に撮影することにより得られた複数の画像X2、予め設定された時間内におけるユーザの音声を示す音声情報、予め設定された時間内におけるユーザの生体情報、予め設定された時間内における視線データ、予め設定された時間内におけるモーション情報などが含まれる。言い換えれば、入力情報X1は、画像X2、音声情報、生体情報、視線データ、モーション情報などの特徴量を示す時系列データである。
感情推定部160aの機能については、後で説明する。
次に、情報処理装置100aが実行する処理を、フローチャートを用いて説明する。
図7は、実施の形態2の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。図7の処理では、ステップS16aが実行される点が、図3の処理と異なる。そのため、図7では、ステップS16aを説明する。図7における他のステップについては、図3のステップ番号と同じ番号を付することによって、処理の説明を省略する。
(ステップS16a)感情推定部160aは、入力情報X1と方法情報X5とに基づいて、ユーザの感情を推定する。例えば、方法情報X5が特徴量と予め設定された閾値を用いて感情を推定する方法を示している場合、感情推定部160aは、入力情報X1が示す特徴量と当該閾値とに基づいて感情を推定する。また、例えば、感情推定部160aは、方法情報X5が示す方法で使用されるルール、式、学習済モデル、又は識別器を用いて感情を推定する。
推定された結果は、結果情報X6と呼ぶ。結果情報X6は、喜怒哀楽、疲労、ストレス、ユーザの内面などを示す。また、結果情報X6は、喜怒哀楽などの感情を数値で示してもよい。感情推定部160aは、結果情報X6を出力する。
ここで、実施の形態1では、注目関連情報X4を用いて感情が推定された。すなわち、実施の形態1では、ユーザが注目している時点の情報を用いて感情が推定された。実施の形態2によれば、情報処理装置100aは、入力情報X1を用いて感情を推定する。そのため、情報処理装置100aは、予め設定された時間内におけるユーザの感情を推定できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3では、実施の形態2と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態3では、実施の形態2と共通する事項の説明を省略する。実施の形態3の説明では、図6,7を参照する。
図8は、実施の形態3の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。図6に示される構成と同じ図8の構成は、図6に示される符号と同じ符号を付している。
情報処理装置100bは、取得部120bと方法選択部150bと待ち時間特定部170とを有する。待ち時間特定部170の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。待ち時間特定部170の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
取得部120bは、入力情報X1と機器情報X7とを取得する。入力情報X1は、実施の形態2で説明した入力情報X1である。機器情報X7は、ユーザが使用する機器に関する情報である。例えば、機器情報X7は、エレベータの呼出ボタンが押下された時刻情報、エレベータの階数表示情報、エレベータ籠の現在位置を示す情報などである。また、例えば、機器情報X7は、車に備えられているナビゲーション機器のボタンが押下されたことを示す情報、ナビゲーション機器に表示されている画面の情報、ナビゲーション機器が出力した音声案内の情報などである。
方法選択部150bと待ち時間特定部170の機能については、後で説明する。
次に、情報処理装置100bが実行する処理を、フローチャートを用いて説明する。
図9は、実施の形態3の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。図9の処理では、ステップS11a,11b,15aが実行される点が、図7の処理と異なる。そのため、図9では、ステップS11a,11b,15aを説明する。図9における他のステップについては、図7のステップ番号と同じ番号を付することによって、処理の説明を省略する。
(ステップS11a)取得部120bは、入力情報X1と機器情報X7とを取得する。
(ステップS11b)待ち時間特定部170は、機器情報X7に基づいて、ユーザが機器を操作してから当該操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として、特定する。待ち時間の特定方法を具体的に説明する。
例えば、機器情報X7は、ユーザがエレベータの呼出ボタンが押下された時刻である押下時刻と、エレベータ籠が到着して扉が開いた時刻とを含んでいるものとする。待ち時間特定部170は、押下時刻と扉が開いた時刻とに基づいて、待ち時間を特定する。また、扉が開いた時刻を機器情報X7が含んでいない場合、待ち時間特定部170は、押下時刻と、ステップS11bを実行している時刻(すなわち、現在時刻)とに基づいて、待ち時間を特定してもよい。
また、例えば、機器情報X7は、ナビゲーション機器を操作した時刻である操作時刻と当該操作に対する応答が実行された時刻である実行時刻とを含んでいるものとする。待ち時間特定部170は、操作時刻と実行時刻とに基づいて、待ち時間を特定する。
また、例えば、機器情報X7は、ユーザが発した音声の音声情報がナビゲーション機器に入力された時刻である入力時刻と、当該音声に対する応答が実行された時刻である実行時刻とを含んでいるものとする。待ち時間特定部170は、入力時刻と実行時刻とに基づいて、待ち時間を特定する。
特定された待ち時間を示す情報は、待ち時間情報X8と呼ぶ。また、待ち時間情報X8は、時間の長さで表してもよい。例えば、時間の長さとは、“長い”又は“短い”である。
なお、ステップS11bは、ステップS15aが実行される前であれば、どのタイミングで実行されてもよい。
(ステップS15a)取得部120bは、方法テーブル111を取得する。方法選択部150bは、注目関連情報X4と待ち時間情報X8と方法テーブル111とに基づいて、感情を推定する際に用いる方法を選択する。詳細には、方法選択部150bは、待ち時間情報X8が示す待ち時間と物体情報と様子情報と方法テーブル111とに基づいて、方法テーブル111が示す複数の方法の中から、待ち時間と物体情報と様子情報とに対応する方法を選択する。ここで、方法テーブル111を例示する。
図10は、実施の形態3の方法テーブルの例を示す図である。図10は、方法テーブル111が、条件“待ち時間”の項目を有していることを示している。
例えば、方法選択部150bは、注目関連情報X4に含まれている“階数表示”(注目対象)、“0.8”(注目頻度)、“腕組み”(姿勢)、及び“80”(心拍数)と、待ち時間情報X8に含まれている“150秒”(待ち時間)との条件に合致するレコードを方法テーブル111の中から検索する。方法選択部150bは、“苛立ち:1.5”を重みとして、重み付けして感情を推定する方法を選択する。
選択された方法を示す情報は、方法情報X5と呼ぶ。また、方法情報X5は、選択された方法を示す方法IDでもよい。さらに、方法情報X5は、注目対象と選択された方法とを組み合わせた情報でもよい。例えば、方法情報X5は、“階数表示:苛立ち:1.5”のような情報でもよい。
実施の形態3によれば、情報処理装置100bは、注目関連情報X4と待ち時間情報X8に基づいて、感情を推定する際に用いる方法を方法テーブル111の中から選択する。すなわち、情報処理装置100bは、待ち時間が考慮された方法を選択する。そして、情報処理装置100bは、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100bは、精度の高い推定を実現できる。
実施の形態3の変形例.
実施の形態3では、方法選択部150bが選択した方法で感情推定部160aが感情を推定する。実施の形態3の変形例では、方法選択部150bが選択した方法で感情推定部160が感情を推定する。すなわち、実施の形態3の変形例では、ステップS15aの後に、ステップS16が実行される。
実施の形態3の変形例によれば、情報処理装置100bは、注目関連情報X4に基づいて感情を推定する。詳細には、情報処理装置100bは、ユーザが注目している物体とユーザが注目しているときの様子とに基づいて感情を推定する。そのため、情報処理装置100bは、感情の推定精度を向上させることができる。
また、情報処理装置100bは、注目関連情報X4と待ち時間情報X8に基づいて、感情を推定する際に用いる方法を方法テーブル111の中から選択する。すなわち、情報処理装置100bは、待ち時間が考慮された方法を選択する。そして、情報処理装置100bは、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100bは、精度の高い推定を実現できる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4を説明する。実施の形態4では、実施の形態2と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態4では、実施の形態2と共通する事項の説明を省略する。実施の形態4の説明では、図6,7を参照する。
図11は、実施の形態4の情報処理装置が有する機能ブロックを示す図である。図6に示される構成と同じ図11の構成は、図6に示される符号と同じ符号を付している。
情報処理装置100cは、方法選択部150cと識別部180とを有する。識別部180の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。識別部180の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
記憶部110は、複数の方法テーブルを記憶してもよい。複数の方法テーブルについては、後で説明する。
方法選択部150cの機能については、後で説明する。
識別部180は、入力情報X1に基づいて、ユーザとユーザのタイプとのうちの少なくとも1つを識別する。
次に、情報処理装置100cが実行する処理を、フローチャートを用いて説明する。
図12は、実施の形態4の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。図12の処理では、ステップS11c,15bが実行される点が、図7の処理と異なる。そのため、図12では、ステップS11c,15bを説明する。図12における他のステップについては、図7のステップ番号と同じ番号を付することによって、処理の説明を省略する。
(ステップS11c)識別部180は、入力情報X1に基づいて、ユーザとユーザのタイプとのうちの少なくとも1つを識別する。
ユーザを識別する方法を具体的に説明する。例えば、ユーザが含まれている画像X2が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、画像X2を用いて、ユーザを識別する。詳細には、識別部180は、画像X2と公知技術とに基づいて、ユーザを識別する。例えば、公知技術とは、一般物体認識又は特定物体認識である。また、例えば、入力情報X1にモーション情報が含まれている場合、識別部180は、モーション情報から特定されるユーザの癖に基づいて、ユーザを識別する。詳細には、識別部180は、モーション情報が示す特徴的な動作と、個人を特定可能な動作の癖を示す情報とに基づいて、ユーザを識別する。なお、当該癖を示す情報は、記憶部110に格納されてもよい。また、例えば、音声情報が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、音声情報に基づく特徴量を用いて、ユーザを識別する。また、例えば、心拍、虹彩、指紋などの生体情報が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、生体情報を用いて、ユーザを識別する。詳細には、識別部180は、生体情報と公知技術とに基づいて、ユーザを識別する。
次に、タイプを識別する方法を具体的に説明する。例えば、1以上の画像X2が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、画像X2が示すユーザの表情、又は複数の画像X2から特定されるユーザの表情の変化に基づいて、ユーザのタイプを識別する。例えば、識別されるタイプは、怒りっぽいタイプ、温和なタイプなどである。また、例えば、モーション情報が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、モーション情報が示す特徴的な動作に基づいて、ユーザのタイプを識別する。また、例えば、音声情報が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、音声情報から特定される喋り方に基づいて、ユーザのタイプを識別する。また、例えば、生体情報が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、生体情報を用いて、ユーザのタイプを識別する。詳細には、識別部180は、生体情報が示す特徴量に基づいて、ユーザのタイプを識別する。例えば、識別されるタイプは、汗を掻きやすいタイプなどである。
また、ユーザとタイプとの対応関係を示す情報であるユーザタイプ情報が記憶部110又は外部装置に格納されており、かつユーザが識別された場合、識別部180は、識別されたユーザとユーザタイプ情報とに基づいて、ユーザのタイプを特定してもよい。
ユーザとユーザのタイプとのうちの少なくとも1つを示す情報が入力情報X1に含まれている場合、識別部180は、当該情報に基づいて、ユーザとユーザのタイプとのうちの少なくとも1つを識別する。
識別された情報は、識別情報X9と呼ぶ。識別情報X9は、ユーザの名前とタイプとのうちの少なくとも1つを示す情報である。また、識別情報X9は、識別されたユーザのIDと識別されたタイプのIDとのうちの少なくとも1つを示す情報でもよい。
なお、ステップS11cは、ステップS15bが実行される前であれば、どのタイミングで実行されてもよい。
(ステップS15b)取得部120は、識別情報X9が示すユーザ又はタイプに対応する方法テーブルを取得する。取得される方法テーブルは、記憶部110又は外部装置に格納されている。
ここで、取得される方法テーブルが記憶部110に格納されている場合を説明する。例えば、記憶部110は、個人に対応する方法テーブル111a1~111a3と、タイプに対応する方法テーブル111b1~111b3を記憶する。
例えば、取得部120は、識別情報X9が示すユーザU1に対応する方法テーブル111a1を記憶部110から取得する。ここで、方法テーブル111a1の方法の項目には、ユーザU1の感情を推定するのに適した方法が登録されている。このように、方法テーブル111a1~111a3のそれぞれには、識別情報X9が示すユーザの感情を推定するのに適した方法が登録されている。
また、例えば、取得部120は、識別情報X9が示すタイプTY1に対応する方法テーブル111b1を記憶部110から取得する。ここで、方法テーブル111b1の方法の項目には、タイプTY1のユーザの感情を推定するのに適した方法が登録されている。このように、方法テーブル111b1~111b3のそれぞれには、識別情報X9が示すタイプのユーザの感情を推定するのに適した方法が登録されている。
方法選択部150cは、注目関連情報X4と、取得された方法テーブルとに基づいて、感情を推定する際に用いる方法を選択する。当該選択の処理は、実施の形態1のステップS15と同じである。そのため、当該選択の処理の説明は、省略する。
また、識別情報X9がユーザとタイプを示す情報である場合、次の処理が行われる。取得部120は、方法テーブル111を取得する。方法選択部150cは、注目関連情報X4と識別情報X9と方法テーブル111とに基づいて、感情を推定する際に用いる方法を選択する。ここで、方法テーブル111を例示する。
図13は、実施の形態4の方法テーブルの例を示す図である。図13は、方法テーブル111が、条件“ユーザ”の項目と条件“タイプ”の項目とを有していることを示している。
例えば、方法選択部150cは、注目関連情報X4に含まれている“階数表示”(注目対象)、“0.8”(注目頻度)、“腕組み”(姿勢)、及び“80”(心拍数)と、識別情報X9に含まれている“Usr”(ユーザ)、及び“怒りっぽい”(タイプ)との条件に合致するレコードを方法テーブル111の中から検索する。方法選択部150cは、“苛立ち:1.5”を重みとして、重み付けして感情を推定する方法を選択する。
選択された方法を示す情報は、方法情報X5と呼ぶ。また、方法情報X5は、選択された方法を示す方法IDでもよい。さらに、方法情報X5は、注目対象と選択された方法とを組み合わせた情報でもよい。例えば、方法情報X5は、“階数表示:苛立ち:1.5”のような情報でもよい。
実施の形態4によれば、情報処理装置100cは、識別情報X9が示すユーザに対応する方法テーブルを取得することで、当該ユーザの感情を推定するのに適した方法を選択する。そして、情報処理装置100cは、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100cは、精度の高い推定を実現できる。また、情報処理装置100cは、識別情報X9が示すタイプに対応する方法テーブルを取得することで、当該タイプのユーザの感情を推定するのに適した方法を選択する。そして、情報処理装置100cは、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100cは、精度の高い推定を実現できる。
実施の形態4の変形例.
実施の形態4では、方法選択部150cが選択した方法で感情推定部160aが感情を推定する。実施の形態4の変形例では、方法選択部150cが選択した方法で感情推定部160が感情を推定する。すなわち、実施の形態4の変形例では、ステップS15bの後に、ステップS16が実行される。
実施の形態4の変形例によれば、情報処理装置100cは、注目関連情報X4に基づいて感情を推定する。詳細には、情報処理装置100cは、ユーザが注目している物体とユーザが注目しているときの様子とに基づいて感情を推定する。そのため、情報処理装置100cは、感情の推定精度を向上させることができる。
また、情報処理装置100cは、識別情報X9が示すユーザに対応する方法テーブルを取得することで、当該ユーザの感情を推定するのに適した方法を選択する。そして、情報処理装置100cは、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100cは、精度の高い推定を実現できる。また、情報処理装置100cは、識別情報X9が示すタイプに対応する方法テーブルを取得することで、当該タイプのユーザの感情を推定するのに適した方法を選択する。そして、情報処理装置100cは、選択された方法で感情を推定する。そのため、情報処理装置100cは、精度の高い推定を実現できる。
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
100,100a,100b,100c 情報処理装置、 101 プロセッサ、 102 揮発性記憶装置、 103 不揮発性記憶装置、 104 入力インタフェース、 105 出力インタフェース、 110 記憶部、 111,111a1~111a3,111b1~111b3 方法テーブル、 120,120b 取得部、 130 物体認識処理実行部、 140 特定部、 150,150b,150c 方法選択部、 160,160a 感情推定部、 170 待ち時間特定部、 180 識別部。

Claims (28)

  1. ある状況におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得する取得部と、
    前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定する特定部と、
    前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として特定する待ち時間特定部と、
    前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と、特定された様子を示す様子情報と、前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択する方法選択部と、
    選択された方法と、前記物体情報と、前記様子情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する感情推定部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 物体認識処理実行部をさらに有し、
    前記入力情報には、前記ユーザの周辺を撮影することにより得られた画像が含まれ、
    前記物体認識処理実行部は、前記画像に含まれている物体を認識する処理を実行し、
    前記特定部は、前記処理により得られた情報と前記入力情報とに基づいて、前記ユーザが注目している物体を特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特定部は、前記処理により得られた情報と前記ユーザが含まれている前記画像とに基づいて、前記ユーザが注目している物体を特定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記入力情報には、前記画像内における前記ユーザの注目位置を示す視線データが含まれ、
    前記特定部は、前記処理により得られた情報と前記視線データとに基づいて、前記ユーザが注目している物体を特定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記入力情報には、前記ユーザの動作を示すモーション情報が含まれ、
    前記特定部は、前記処理により得られた情報と前記モーション情報とに基づいて、前記ユーザが注目している物体を特定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記入力情報には、前記ユーザの音声を示す音声情報が含まれ、
    前記特定部は、前記音声情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体を特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記入力情報には、前記ユーザが含まれている複数の画像が含まれており、
    前記特定部は、前記複数の画像に基づいて、前記ユーザが前記物体を注目する頻度である注目頻度を特定し、前記注目頻度を前記様子として、特定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記入力情報には、前記ユーザが含まれている画像が含まれており、
    前記特定部は、前記画像を用いて、前記ユーザが前記物体を注目しているときの姿勢を特定し、前記姿勢を前記様子として、特定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記入力情報には、前記ユーザの姿勢を示す姿勢情報又は前記ユーザの骨格情報が含まれ、
    前記特定部は、前記姿勢情報が示す姿勢又は前記骨格情報から特定される姿勢を前記様子として、特定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記入力情報には、前記ユーザが前記物体を注目しているときの生体情報が含まれ、
    前記様子情報は、前記生体情報である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記入力情報には、前記ユーザの音声を示す音声情報が含まれ、
    前記様子情報は、前記音声情報に基づく特徴量である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記入力情報に基づいて、前記ユーザを識別する識別部をさらに有し、
    前記取得部は、前記ユーザに対応する前記方法情報を取得する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  13. 前記入力情報には、前記ユーザが含まれている画像が含まれ、
    前記識別部は、前記画像を用いて、前記ユーザを識別する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記入力情報には、前記ユーザの動作を示すモーション情報が含まれ、
    前記識別部は、前記モーション情報から特定される前記ユーザの癖に基づいて、前記ユーザを識別する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  15. 前記入力情報には、前記ユーザの音声を示す音声情報が含まれ、
    前記識別部は、前記音声情報に基づく特徴量を用いて、前記ユーザを識別する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  16. 前記入力情報には、前記ユーザの生体情報が含まれ、
    前記識別部は、前記生体情報を用いて、前記ユーザを識別する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  17. 前記入力情報に基づいて、前記ユーザのタイプを識別する識別部をさらに有し、
    前記取得部は、前記タイプに対応する前記方法情報を取得する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  18. 前記入力情報には、前記ユーザが含まれている1以上の画像が含まれ、
    前記識別部は、前記画像が示す前記ユーザの表情、又は前記ユーザの表情の変化に基づいて、前記タイプを識別する、
    請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記入力情報には、前記ユーザの動作を示すモーション情報が含まれ、
    前記識別部は、前記モーション情報が示す特徴的な動作に基づいて、前記タイプを識別する、
    請求項17に記載の情報処理装置。
  20. 前記入力情報には、前記ユーザの音声を示す音声情報が含まれ、
    前記識別部は、前記音声情報から特定される喋り方に基づいて、前記タイプを識別する、
    請求項17に記載の情報処理装置。
  21. 前記入力情報には、前記ユーザの生体情報が含まれ、
    前記識別部は、前記生体情報を用いて、前記タイプを識別する、
    請求項17に記載の情報処理装置。
  22. ある状況で予め設定された時間内におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得する取得部と、
    前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定する特定部と、
    前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として、特定する待ち時間特定部と、
    前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と特定された様子を示す様子情報と前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択する方法選択部と、
    選択された方法と前記入力情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する感情推定部と、
    を有する情報処理装置。
  23. 前記入力情報に基づいて、前記ユーザを識別する識別部をさらに有し、
    前記取得部は、前記ユーザに対応する前記方法情報を取得する、
    請求項22に記載の情報処理装置。
  24. 前記入力情報に基づいて、前記ユーザのタイプを識別する識別部をさらに有し、
    前記取得部は、前記タイプに対応する前記方法情報を取得する、
    請求項22に記載の情報処理装置。
  25. 情報処理装置が、
    ある状況におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得し、前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定し、前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として特定し、
    前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と、特定された様子を示す様子情報と、前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択し、
    選択された方法と、前記物体情報と、前記様子情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する、
    感情推定方法。
  26. 情報処理装置が、
    ある状況で予め設定された時間内におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得し、前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定し、前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として、特定し、
    前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と特定された様子を示す様子情報と前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択し、
    選択された方法と前記入力情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する、
    感情推定方法。
  27. 情報処理装置に、
    ある状況におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得し、前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定し、前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として特定し、
    前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と、特定された様子を示す様子情報と、前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択し、
    選択された方法と、前記物体情報と、前記様子情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する、
    処理を実行させる感情推定プログラム。
  28. 情報処理装置に、
    ある状況で予め設定された時間内におけるユーザに関する情報である入力情報と、感情を推定する方法である、複数の方法を示す方法情報と、前記ユーザが使用する機器に関する情報である機器情報とを取得し、前記入力情報に基づいて、前記ユーザが注目している物体と前記ユーザが前記物体を注目しているときの様子とを特定し、前記機器情報に基づいて、前記ユーザが前記機器を操作してから前記操作に対する応答が返ってくるまでの時間を、待ち時間として、特定し、
    前記待ち時間と、特定された前記物体を示す物体情報と特定された様子を示す様子情報と前記方法情報とに基づいて、前記複数の方法の中から、前記待ち時間と前記物体情報と前記様子情報とに対応する方法を選択し、
    選択された方法と前記入力情報とに基づいて、前記ユーザの感情を推定する、
    処理を実行させる感情推定プログラム。
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