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JP7122891B2 - 定量吐出容器 - Google Patents
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JP7122891B2 - 定量吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、定量吐出容器に関する。
容器の押圧変形(スクイズ変形)を利用して、一回の注出操作による吐出量を定量化させる容器が知られている。例えば、特許文献1には、スクイズ変形可能な容器本体の胴部に押圧操作部を設けるとともに容器本体内に規制片を配置し、押圧操作部が規制片に当接することでスクイズ変形量を一定に規制し、内容液の吐出量を定量化する液体注出容器が記載されている。
特開平10-024950号公報
しかし、上記のような容器では、押圧位置等によって吐出される液体(内容物)の量がばらつく虞がある。また、規制片を設けることで構造や組立工程が煩雑となる懸念があった。
本発明は、上記事情に鑑みて、簡素な構成で容易に定量の内容物を吐出させることができる定量吐出容器を提供することを目的の一つとする。
本発明の定量吐出容器は、内容物を吐出させる吐出孔が設けられた定量吐出容器であって、前記内容物が収容される有底筒状の容器本体を備え、前記容器本体は、一体成形され、一体成形された前記容器本体における底部の底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、前記接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、前記立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて延び、上方に向けて所定変形量だけ弾性変形可能な押圧壁部と、を備え、前記押圧壁部が押圧されて弾性変形することにより、前記押圧壁部の弾性変形量に応じた量の前記内容物が前記吐出孔から吐出されることを特徴とする。
本発明の定量吐出容器によれば、所定変形量だけ弾性変形可能な押圧壁部が押圧されて弾性変形することにより、押圧壁部の弾性変形量に応じた量の内容物が吐出孔から吐出される。そのため、定量吐出容器の使用者は、押圧壁部を単に押圧することによって、容易に定量の内容物を取り出すことができる。したがって、本発明の定量吐出容器によれば、簡素な構成で容易に定量の内容物を吐出させることができる定量吐出容器が得られる。
前記押圧壁部は、下方に向けて凸となる湾曲形状である構成としてもよい。
この構成によれば、押圧壁部を押圧しやすく、押圧壁部を弾性変形させやすい。また、押圧壁部が下方に向けて凸となる形状であるため、押圧された際の押圧壁部の弾性変形を、押圧壁部が上方に向けて凸となる反転変形とすることができる。これにより、押圧壁部を容易かつ精度よく所定量だけ弾性変形させることができ、より精度よく定量の内容物を吐出させることができる。さらに、押圧壁部が湾曲形状であるため、押圧壁部を反転変形させた後、押圧壁部の押圧を中止することで、押圧壁部をより確実に復元変形させることができる。これにより、精度よく定量の内容物を繰り返し吐出させることができる。
前記押圧壁部には、上方に向けて窪む押圧凹部が形成されている構成としてもよい。
この構成によれば、押圧壁部を弾性変形させる際に、使用者は、押圧凹部に手指を引っ掛けることができる。これにより、押圧壁部をより押圧しやすく、押圧壁部をより弾性変形させやすい。
前記容器本体における胴部には、径方向の内側に向けて窪み、全周に亘って連続して延びる把持凹部が形成されている構成としてもよい。
この構成によれば、使用者は、把持凹部に手指を引っ掛けることで安定して容器本体を把持できる。これにより、例えば、使用者は、容器本体の把持と押圧壁部の押圧との両方を片手のみで行いやすい。したがって、片手のみを用いて定量吐出容器から内容物を吐出させることが容易である。
前記容器本体の口部に装着され、かつ前記吐出孔が設けられたキャップ本体をさらに備え、前記キャップ本体には、前記容器本体の内部と前記吐出孔との間を開放可能に閉塞するスリットバルブが設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、押圧壁部を押圧するまで、吐出孔を通じた容器本体の内部と定量吐出容器の外部との連通がスリットバルブによって遮断された状態が維持される。そのため、定量吐出容器を倒立させる過程で、不意に内容物が吐出されてしまうことを抑制できるとともに、押圧壁部の弾性変形量に応じて、内容物をより精度よく定量に吐出させることができる。
また、スリットバルブは、一定の圧力で開放される弁であるため、スリットバルブを介して吐出される内容物の圧力は、スリットバルブが設けられない場合よりも高くなりやすい。そのため、例えば、吐出孔が複数設けられて、内容物がシャワー状に吐出されるような場合には、内容物が複数の吐出孔から勢いよく吐出され、好適なシャワー状となりやすい。
本発明によれば、簡素な構成で容易に定量の内容物を吐出させることができる定量吐出容器が提供される。
図1は、第1実施形態の定量吐出容器を示す部分縦断面図である。 図2は、第1実施形態の定量吐出容器の一部を示す断面図であって、図1の部分拡大図である。 図3は、第1実施形態の定量吐出容器の使用状態を示す図である。 図4は、第2実施形態の定量吐出容器の一部を示す縦断面図である。 図5は、第2実施形態の定量吐出容器の一部を上方から視た図である。 図6は、第2実施形態の定量吐出容器の使用状態を示す図である。 図7は、第3実施形態の定量吐出容器の一部を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る定量吐出容器について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
<第1実施形態>
図1に示すように、定量吐出容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体10と、容器本体10の口部13に装着された有頂筒状のキャップ本体20と、キャップ本体20を覆う有頂筒状の蓋体30と、を備えている。容器本体10に収容される内容物は、特に限定されないが、例えば香料、果汁、濃縮液等の液体である。キャップ本体20には、内容物を吐出させる吐出孔26cが設けられている。
ここで本実施形態では、容器本体10、キャップ本体20、および蓋体30の各中心軸は、共通の軸線上に配置されている。以下、この共通の軸線を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向という。また、上下方向に沿う容器本体10の底部16側を下方といい、吐出孔26c側を上方という。上下方向から見た平面視において、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体10は、底部16、胴部11、肩部19、および口部13が、下方から上方に向けてこの順に連設されている。容器本体10は、合成樹脂材料を材質とし、例えばブロー成形などにより一体に形成されている。口部13の外周面には、雄ネジ部15が形成されている。口部13と肩部19との間には、径方向の外側に向けて突出するネックリング14が形成されている。胴部11には、径方向の内側に向けて窪み、全周に亘って連続して延びる把持凹部11aが形成されている。本実施形態において把持凹部11aは、胴部11の上下方向の中央部に形成されている。把持凹部11aは、径方向の内側に向けて窪む曲面状に形成されている。
底部16は、上端開口部が胴部11の下端開口部に接続された筒状のヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞する底壁部18と、を備えるカップ状に形成されている。ヒール部17は、上下方向に沿ってほぼ真っ直ぐ延びており、ヒール部17の上端には、環状凹溝17aが全周にわたって連続して形成されている。
底壁部18は、外周縁部に位置する接地部18aと、接地部18aに径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部18bと、立ち上がり周壁部18bの上端部から径方向の内側に向けて延びる押圧壁部18cと、を備えている。
立ち上がり周壁部18bは、上下方向に沿ってほぼ真っ直ぐ延びている。立ち上がり周壁部18bは、容器軸Oと平行に延びてもよいし、金型に対する離型性を考慮して、下方から上方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延びるように、上下方向に対して5°以下、好ましくは2°以下傾斜させてもよい。図示の例では、立ち上がり周壁部18bのこの傾斜角度は例えば約1.5°となっている。
押圧壁部18cは、上下方向から見た平面視において容器軸Oと同軸に配置された円形状である。本実施形態において押圧壁部18cは、下方に向けて凸となる湾曲形状である。押圧壁部18cには、上方に向けて窪む押圧凹部18dが形成されている。本実施形態において押圧凹部18dは、押圧壁部18cの径方向中央部に形成されている。押圧凹部18dは、上下方向から見た平面視において容器軸Oと同軸に配置された円形状である。押圧壁部18cのうち押圧凹部18dよりも径方向の外側に位置する部分は、立ち上がり周壁部18bの上端部から径方向の内側に向かうに従って下方に位置するように湾曲する。押圧壁部18cは、上方に向けて所定変形量だけ弾性変形可能である。より具体的には、本実施形態において押圧壁部18cは、上方に向けて反転変形することにより、所定変形量だけ弾性変形することが可能である。押圧壁部18cは、押圧されて上方に向けて反転変形した状態において、上方に向けて凸となる湾曲形状となる。
キャップ本体20の周壁21の内周面には、雌ネジ部21aが形成されている。雌ネジ部21aは、容器本体10の雄ネジ部15に螺着されている。なお、キャップ本体20は容器本体10の口部13にアンダーカット嵌合されていてもよい。キャップ本体20の天壁22には、下方に向けて延びる内筒部23と、上方に向けて延びるガイド部25および吐出筒部26と、が形成されている。内筒部23内には、後述する案内筒部材40が取り付けられている。図2に示すように、内筒部23の内周面には、径方向内側に向けて突出する保持突起23aが形成されている。
天壁22の下面と口部13の上端部との間には、シール部材70が配置されている。シール部材70は、容器軸Oと同軸に配置された環状である。シール部材70は、内筒部23の径方向外側に位置している。シール部材70は、天壁22の下面と口部13の上端部との間を封止している。
ガイド部25は筒状に形成されており、吐出筒部26の径方向外側に位置している。吐出筒部26内は、後述するスリットバルブ50および案内筒部材40を介して、内筒部23内に連通している。吐出筒部26は、キャップ本体20の天壁22に接続された下筒部26aと、下筒部26aから上方に向けて延びる上筒部26bと、を有している。下筒部26aの内径は内筒部23の内径よりも小さく、下筒部26aと内筒部23との接続部には段差が設けられている。上筒部26bの内径は下筒部26aの内径よりも小さい。また、上筒部26bの外径は下筒部26aの外径よりも小さいため、下筒部26aと上筒部26bとの接続部には段部が形成されている。上筒部26bの上端部には、上方に向かうに従って漸次径方向外側に向けて延びるリップ部が形成されている。上筒部26bの上端開口は、上述した吐出孔26cである。吐出孔26cは、後述する弁部53よりも上方に位置している。
図2に示すように、案内筒部材40は、内筒部23内に嵌合された環状部41と、環状部41の内周縁から上方に向けて延びる案内筒42と、を有している。環状部41の外径は、下筒部26aの内径よりも大きい。環状部41は、内筒部23の保持突起23aと下筒部26aの下端部との間で保持されている。なお、案内筒部材40は、キャップ本体20と一体に形成されていてもよい。
蓋体30は、キャップ本体20に着脱自在に設けられている。図1に示すように、蓋体30は、ヒンジHを介してキャップ本体20に連結されている。なお、蓋体30はキャップ本体20と別体であってもよい。蓋体30は、ヒンジHを中心として、キャップ本体20に対して上方に回動可能に設けられている。これにより、蓋体30を開閉可能である。なお、以下の各部の相対位置関係の説明においては、特に断りのない限り、蓋体30が閉じた状態にある場合について説明する。
蓋体30の頂壁32には、下方に向けて延びる閉塞筒部34および円柱状の芯体35が設けられている。芯体35は、頂壁32における径方向中央部に位置している。芯体35の下端部は、下方に向かうに従って漸次縮径している。芯体35の下端は、後述するスリットバルブ50の弁部53よりも下方に位置している。
閉塞筒部34は、芯体35の径方向外側に位置している。閉塞筒部34は吐出筒部26の上筒部26b内に嵌合されており、これによって吐出筒部26の吐出孔26cが閉塞されている。蓋体30の周壁31における下端部には、径方向外側に向けて突出する操作部33が形成されている。操作部33は、径方向において、容器軸Oを挟んだヒンジHの反対側に配設されている。
キャップ本体20の吐出筒部26内には、スリットバルブ50が配設されている。スリットバルブ50は、例えばゴムやエラストマーなどの軟材質により形成されており、弾性変形可能である。図2に示すように、スリットバルブ50は、厚肉の基筒部51と、基筒部51から上方に向けて延びる支持筒部52と、支持筒部52の上端部から径方向内側に向けて延びる膜状の弁部53と、を有している。基筒部51、支持筒部52、および弁部53は、容器軸Oと同軸上に配置されている。基筒部51は、径方向において、案内筒42と下筒部26aとの間に位置している。支持筒部52は、径方向において、案内筒42と上筒部26bとの間に位置している。支持筒部52の肉厚は、基筒部51の肉厚よりも小さい。支持筒部52は、弁部53を支持している。
弁部53は、案内筒42を、案内筒42の上方から覆っている。弁部53の外径は、案内筒42の上端部における内径および外径よりも大きい。弁部53は、上下方向において、案内筒42の上端部と吐出筒部26の上端部(吐出孔26c)との間に位置している。弁部53には、この弁部53を上下方向に貫通するスリット53aが形成されており、スリット53aの開口および閉塞によって、吐出孔26cを通じた容器本体10の内部と定量吐出容器1の外部との連通および遮断を切り替えることができる。すなわち、スリットバルブ50の弁部53は、容器本体10の内部と吐出孔26cとの間を開放可能に閉塞している。スリット53aの形状は、特に限定されないが、例えば上面視で容器軸Oを中心とした十字状若しくは放射線状であってもよい。あるいは、上面視で一文字状に延びるスリット53aを採用してもよい。
次に、以上のように構成された定量吐出容器1の作用について説明する。以下では、定量吐出容器1の内容物を、別の相手側容器60に移し替える場合を例にする。なお、内容物を単に吐出させる場合についても、以下と同様の操作によって、定量吐出容器1から内容物を吐出させることができる。
蓋体30の操作部33を摘むなどして、蓋体30をヒンジH回りに上方に回動させると、芯体35が弁部53から上方に離間する。これにより、弁部53のスリット53aが閉じられて、容器本体10の内部と吐出孔26cとの間が弁部53によって閉塞された状態となる。
次に、図3に示すように、定量吐出容器1を倒立させて、吐出孔26cを相手側容器60の口部61内に位置させる。このとき、定量吐出容器1のガイド部25は、相手側容器60の口部61内に嵌合する。また、キャップ本体20の天壁22が、相手側容器60の口部61の上面に接触し、定量吐出容器1の自重が相手側容器60によって支持される。
次に、容器本体10の押圧壁部18cを押圧して、押圧壁部18cを容器軸O方向に弾性変形させる。使用者は、例えば、押圧凹部18dを押圧することで、押圧壁部18cを押圧する。このとき、キャップ本体20の天壁22が相手側容器60の口部61の上面に接触していることで、押圧壁部18cを容易に弾性変形させることができる。なお、例えば肩部19を支持しながら押圧壁部18cを押圧することで、押圧壁部18cを弾性変形させてもよい。また、把持凹部11aに手指を引っ掛けて片手で定量吐出容器1を把持しつつ、定量吐出容器1を把持する手のうち把持凹部11aに引っ掛けられた手指とは別の手指で押圧壁部18cを押圧してもよい。このように片手で定量吐出容器1を操作する場合には、胴部11の最大外径は、30mm以上、50mm以下程度が好ましく、胴部11のうち把持凹部11aが設けられた部分の外径は、20mm以上、40mm以下程度が好ましい。
押圧壁部18cが弾性変形することで、容器本体10の内容積が減少すると、容器本体10の内容物に圧力が加えられる。内容物の圧力を受けることで、弁部53のスリット53aが開口し、内容物が吐出される。このとき、容器本体10の内容積の減少量に応じた量の内容物が吐出孔26cから吐出される。ここで、押圧壁部18cは、押圧されて弾性変形する際に反転変形する。これにより、押圧壁部18cが所定変形量だけ弾性変形するため、押圧壁部18cの弾性変形量に応じた所定量の内容物を容器本体10から相手側容器60へと移し替えることができる。
以上に説明したように、本実施形態の定量吐出容器1によれば、所定変形量だけ弾性変形可能な押圧壁部18cが押圧されて弾性変形することにより、押圧壁部18cの弾性変形量に応じた量の内容物が吐出孔26cから吐出される。そのため、定量吐出容器1の使用者は、押圧壁部18cを単に押圧することによって、容易に定量の内容物を取り出すことができる。したがって、本実施形態によれば、簡易な構成で容易に定量の内容物を吐出させることができる定量吐出容器1が得られる。
また、本実施形態によれば、押圧壁部18cは、下方に向けて凸となる湾曲形状である。そのため、押圧壁部18cを押圧しやすく、押圧壁部18cを弾性変形させやすい。また、押圧壁部18cが下方に向けて凸となる形状であるため、押圧された際の押圧壁部18cの弾性変形を、押圧壁部18cが上方に向けて凸となる反転変形とすることができる。これにより、押圧壁部18cを容易かつ精度よく所定量だけ弾性変形させることができ、より精度よく定量の内容物を吐出させることができる。さらに、本実施形態によれば、押圧壁部18cが湾曲形状であるため、押圧壁部18cを反転変形させた後、押圧壁部18cの押圧を中止することで、押圧壁部18cをより確実に復元変形させることができる。これにより、精度よく定量の内容物を繰り返し吐出させることができる。
また、本実施形態によれば、押圧壁部18cには、上方に向けて窪む押圧凹部18dが形成されている。そのため、押圧壁部18cを弾性変形させる際に、使用者は、押圧凹部18dに手指を引っ掛けることができる。これにより、押圧壁部18cをより押圧しやすく、押圧壁部18cをより弾性変形させやすい。
また、本実施形態によれば、容器本体10における胴部11には、径方向の内側に向けて窪み、全周に亘って連続して延びる把持凹部11aが形成されている。そのため、使用者は、把持凹部11aに手指を引っ掛けることで安定して容器本体10を把持できる。これにより、例えば、使用者は、容器本体10の把持と押圧壁部18cの押圧との両方を片手のみで行いやすい。したがって、片手のみを用いて定量吐出容器1から内容物を吐出させることが容易である。
また、本実施形態によれば、キャップ本体20には、容器本体10の内部と吐出孔26cとの間を開放可能に閉塞するスリットバルブ50が設けられている。そのため、押圧壁部18cを押圧するまで、吐出孔26cを通じた容器本体10の内部と定量吐出容器1の外部との連通がスリットバルブ50によって遮断された状態が維持される。そのため、定量吐出容器1を倒立させる過程で、不意に内容物が吐出されてしまうことを抑制できるとともに、押圧壁部18cの弾性変形量に応じて、内容物をより精度よく定量に吐出させることができる。
また、本実施形態によれば、キャップ本体20には、吐出孔26cから吐出された内容物を受ける相手側容器60の口部61内に嵌合するガイド部25が設けられている。そのため、押圧壁部18cを押圧する際に、吐出孔26cと相手側容器60の口部61との相対的な位置が定まるとともに、閉鎖された空間内で内容物を移し替えることが可能となり、内容物の飛散をより確実に抑えることができる。
また、本実施形態によれば、蓋体30に芯体35が設けられているため、定量吐出容器1を保管する際に、スリットバルブ50の弁部53を開放状態にすることができる。これにより、例えば定量吐出容器1を長期間使用しない場合に、スリット53aの開口縁同士が密着して内容物が吐出されにくくなってしまうことが抑えられる。
また、本実施形態によれば、押圧壁部18cが弾性変形した際に、内容物が案内筒部材40の案内筒42を通じて弁部53の径方向中央部へと案内される。これにより、弁部53のスリット53aを開口させやすくでき、内容物をスムーズに吐出させることができる。
<第2実施形態>
図4に示す本実施形態の定量吐出容器2は、第1実施形態に比べて、内容物をシャワー状に吐出できる点が異なる。なお、上述した実施形態と同様の構成には、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図4に示すように、本実施形態のキャップ本体120において吐出筒部126は、下筒部126aと、上筒部126bと、を備えている。下筒部126aは、第1実施形態の吐出筒部26における下筒部26aと同様である。
上筒部126bは、下筒部126aの上端部から径方向内側に張り出す上筒底部126cと、上筒底部126cから上方に向けて延びる上筒本体部126dと、を備えている。上筒底部126cは、容器軸Oと同軸に配置された円環状である。上筒底部126cには、上筒底部126cを上下方向に貫通する貫通部126eが形成されている。貫通部126eは、周方向に沿って複数形成されている。複数の貫通部126eは、例えば、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。なお、複数の貫通部126eは、周方向に隣り合う貫通部126e同士の間隔が不規則に配置されていてもよい。上筒本体部126dは、容器軸Oと同軸に配置された円筒状である。上筒本体部126dの内径は、上方に向かうに従って大きくなる。上筒本体部126dの内周面は、テーパ面である。
上筒本体部126dの内周面には、径方向外側に窪む溝126fが形成されている。溝126fは、上方に向かうに従って径方向外側に位置する向きに斜めに延びている。溝126fは、上筒本体部126dの下端部から上端部まで延びており、上方に開口している。図5に示すように、溝126fは、周方向に沿って複数形成されている。図5では、溝126fは、例えば、6つ形成されている。複数の溝126fは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。溝126fの溝底面は、上下方向から見て、径方向外側に凸となる円弧状である。本実施形態において各溝126fの上端開口は、吐出孔126gである。すなわち、本実施形態において吐出孔126gは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に複数設けられている。吐出孔126gは、例えば、6つ設けられている。
吐出筒部126の内部には、栓部材180が配置されている。栓部材180は、図4に示すように、栓部材本体181と、挿通部182と、係合部183と、を備えている。
栓部材本体181は、上筒本体部126dの径方向内側に配置されている。栓部材本体181は、上筒底部126cの上方に位置している。栓部材本体181は、容器軸Oと同軸に配置された円錐台状である。栓部材本体181の外径は、上方に向かうに従って大きくなる。
栓部材本体181の下端部の外径は、上筒底部126cの内径よりも大きい。また、栓部材本体181の下端部の外径は、上筒本体部126dの下端部における内径よりも大きい。そのため、上筒本体部126dの径方向内側に配置された栓部材本体181の下端部は、上筒本体部126dの下端部よりも上方に位置する。これにより、栓部材本体181は上筒底部126cの上方に離れて配置され、栓部材本体181の下端面と上筒底部126cの上面との間には隙間が設けられている。図5に示すように、栓部材本体181の外周面は、上筒本体部126dの内周面と接触し、溝126fの径方向内側の開口を閉塞している。栓部材本体181の上端面と吐出筒部126の上端面とは、上下方向においてほぼ同じ位置に配置されている。
図4に示すように、挿通部182は、栓部材本体181の下面から下方に延びている。挿通部182は、上筒部126bの上筒底部126cの径方向内側に通されて、上筒底部126cよりも下方に突出している。
係合部183は、挿通部182の下端部から径方向外側に突出している。係合部183は、上筒底部126cの下面に下方から係合される。これにより、栓部材180が吐出筒部126から上方に抜け出ることを抑制できる。本実施形態において栓部材180は、スナップフィットによってキャップ本体120に固定されている。
内筒部123は、第1実施形態の内筒部123と異なり、保持突起23aを有していない。
本実施形態の蓋体130は、第1実施形態と異なり、閉塞筒部34および芯体35を備えていない。蓋体130の頂壁132の下面には、上方に窪む凹部132aが形成されている。図示は省略するが、凹部132aは、例えば、上下方向から見て、容器軸Oと同軸に配置された円形状である。凹部132aには、シール部材171が嵌め込まれて配置されている。シール部材171は、蓋体130が閉じられた状態において、栓部材本体181の上端面および吐出筒部126の上端面と接触し、溝126fの上端開口(吐出孔126g)を閉塞している。
本実施形態の定量吐出容器2は、第1実施形態と異なり、案内筒部材40およびスリットバルブ50を備えていない。定量吐出容器2のその他の構成は、第1実施形態の定量吐出容器1のその他の構成と同様である。
定量吐出容器2の使用方法は、第1実施形態の定量吐出容器1の使用方法と同様である。すなわち、図6に示すように、定量吐出容器2を倒立させて押圧壁部18cを弾性変形させることで、容易に所定量の内容物を吐出させることができる。本実施形態では、貫通部126eを介して上筒本体部126dの内部に流入した内容物が、複数の溝126fを通り、複数の吐出孔126gから吐出される。これにより、本実施形態によれば、複数の溝126fを介して、内容物をシャワー状に吐出させることができる。
また、本実施形態によれば、蓋体130にシール部材171が設けられているため、蓋体130を閉じて定量吐出容器2を保管する際に、シール部材171によって溝126fの上端開口(吐出孔126g)を閉塞することができる。そのため、保管時に蓋体130の内部に内容物が漏れ出ることを抑制できる。
<第3実施形態>
図7に示す本実施形態の定量吐出容器3は、第2実施形態に対して、案内筒部材240とスリットバルブ250とを備えている点が異なる。なお、上述した実施形態と同様の構成には、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図7に示すように、案内筒部材240およびスリットバルブ250は、天壁22の径方向内縁部から下方に延びる取付筒部224の内部に保持されている。取付筒部224は、容器軸Oと同軸に配置された円筒状である。取付筒部224は、内筒部123の径方向内側に位置している。取付筒部224は、内筒部123よりも下方に延びている。案内筒部材240の形状は、第1実施形態の案内筒部材40の形状と同様である。スリットバルブ250の形状は、第1実施形態のスリットバルブ50の形状と同様である。
スリットバルブ250の弁部253は、栓部材180と案内筒部材240との上下方向の間に位置している。弁部253の形状は、第1実施形態の弁部53の形状と同様である。弁部253は、案内筒部材240と栓部材180との間を開放可能に閉塞することで、容器本体10の内部と吐出孔126gとの間を開放可能に閉塞する。
定量吐出容器3のその他の構成は、第2実施形態の定量吐出容器2のその他の構成と同様である。
本実施形態によれば、容器本体10の内部と吐出孔126gとの間を開放可能に閉塞するスリットバルブ250が設けられている。そのため、押圧壁部18cを押圧するまで、吐出孔126gを通じた容器本体10の内部と定量吐出容器3の外部との連通がスリットバルブ250によって遮断された状態が維持される。そのため、定量吐出容器3を倒立させる過程で、不意に内容物が吐出されてしまうことを抑制できるとともに、押圧壁部18cの弾性変形量に応じて、内容物をより精度よく定量に吐出させることができる。
また、スリットバルブ250は、一定の圧力で開放される弁であるため、スリットバルブ250を介して吐出される内容物の圧力は、スリットバルブ250が設けられない場合よりも高くなりやすい。そのため、内容物が複数の吐出孔126gから勢いよく吐出され、好適なシャワー状となりやすい。
なお、上述した各実施形態の定量吐出容器においては、下記の構成を採用することもできる。
押圧壁部の形状は、特に限定されない。押圧壁部は、湾曲せずに下方に向けて凸となる形状であってもよい。この場合、押圧壁部は、例えば、下方に向けて凸となる略円錐台形状であってもよい。押圧壁部は、上下方向と直交する平板形状であってもよい。押圧壁部には、押圧凹部が形成されていなくてもよい。この場合、押圧壁部の径方向の中央部を、平坦部としてもよい。この場合には、例えば、平坦部とした部分を手指等で押圧することによって、押圧壁部を弾性変形させる。押圧壁部は、所定変形量だけ弾性変形するならば、どのように弾性変形してもよい。容器本体の胴部には、把持凹部が設けられなくてもよい。蓋体は、キャップ本体に螺着される構成であってもよい。また、上述した第1実施形態においては、蓋体30に芯体35が設けられていなくてもよい。キャップ本体は、設けられなくてもよい。この場合、吐出孔は、容器本体に設けられてもよい。
なお、本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1,2,3…定量吐出容器、10…容器本体、11…胴部、11a…把持凹部、13…口部、16…底部、18…底壁部、18a…接地部、18b…立ち上がり周壁部、18c…押圧壁部、18d…押圧凹部、20,120…キャップ本体、26c,126g…吐出孔、50,250…スリットバルブ

Claims (5)

  1. 内容物を吐出させる吐出孔が設けられた定量吐出容器であって、
    前記内容物が収容される有底筒状の容器本体を備え、
    前記容器本体は、一体成形され、
    一体成形された前記容器本体における底部の底壁部が、
    外周縁部に位置する接地部と、
    前記接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
    前記立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて延び、上方に向けて所定変形量だけ弾性変形可能な押圧壁部と、
    を備え、
    前記押圧壁部が押圧されて弾性変形することにより、前記押圧壁部の弾性変形量に応じた量の前記内容物が前記吐出孔から吐出されることを特徴とする定量吐出容器。
  2. 前記押圧壁部は、下方に向けて凸となる湾曲形状であることを特徴とする請求項1に記載の定量吐出容器。
  3. 前記押圧壁部には、上方に向けて窪む押圧凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定量吐出容器。
  4. 前記容器本体における胴部には、径方向の内側に向けて窪み、全周に亘って連続して延びる把持凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の定量吐出容器。
  5. 前記容器本体の口部に装着され、かつ前記吐出孔が設けられたキャップ本体をさらに備え、
    前記キャップ本体には、前記容器本体の内部と前記吐出孔との間を開放可能に閉塞するスリットバルブが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の定量吐出容器。
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