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JP7172575B2 - ロボット管理システム - Google Patents
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Description

本発明は、ロボット管理システムに関する。
工場内で使用されるロボットの台数は、近年、自動化が進んでいることにより、飛躍的に増加している。工場内のロボットを一括で管理/保守できるシステムの需要も、管理するロボットの台数が増えたことにより、増加している。また、ロボットの管理/保守をする際には、各ロボットの動作プログラムの更新や各種設定が必要となる。
そこで、特許文献1には、ネットワークで接続された複数の制御装置へのデータ設定の際に、現在の設定の状態と、目的とする設定の状態と、を比較し、正しい設定であれば、その設定を同一グループ内の複数の制御装置に展開する技術が開示されている。
特開2018-144129号公報
しかしながら、特許文献1に記載のデータ設定システムでは、設定情報に関する比較だけであり、ロボットと周辺機器のレイアウトについては、考慮されていない。そのため、レイアウトの異なるロボットへ新たな設定をした場合に、ロボットと周辺機器の衝突が発生する虞があった。
本題のロボット管理システムは、ロボットを制御する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する管理装置とがネットワークを介して接続されたロボット管理システムであって、前記管理装置は、前記複数の制御装置のうち、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する前記制御装置を選択する選択部と、前記制御装置、前記ロボット、および第1レイアウト情報の関連情報を記憶する記憶部と、前記制御装置の前記第1レイアウト情報と前記更新用ファイルが有する第2レイアウト情報とが一致するか否かを判定するデータ処理部と、前記第1レイアウト情報と前記第2レイアウト情報とが一致した場合、選択された前記制御装置に前記動作プログラムを送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
上記のロボット管理システムにおいて、前記管理装置は、表示部を備え、前記第1レイアウト情報と前記第2レイアウト情報とが一致しない場合、更新不可の通知を前記表示部に表示し、前記第1レイアウト情報と前記第2レイアウト情報とが一致した場合、更新確認の通知を前記表示部に表示することとしてもよい。
上記のロボット管理システムにおいて、前記管理装置は、前記管理装置から送信された前記動作プログラムを用いて、前記ロボットの動作シミュレーションを行うシミュレーション部をさらに備えることとしてもよい。
上記のロボット管理システムにおいて、前記管理装置は、前記制御装置への前記動作プログラムを適用後に前記ロボットの動作に関して注意喚起通知を前記表示部に表示することとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る管理システムのシステム構成を模式的に示すブロック図である。 第1レイアウト情報の一例を示す見取り図である。 管理装置が実行するプログラム送信処理の流れを説明するフローチャートである。 管理装置が実行するプログラム送信処理のうち、アラート表示をする場合の流れを説明するフローチャートである。 管理装置が実行するプログラム送信処理のうち、注意喚起通知を表示する場合の流れを説明するフローチャートである。 制御装置が実行するプログラム更新処理の流れを説明するフローチャートである。 制御装置が実行するプログラム更新処理のうち、動作シミュレーションを実施する場合の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下の実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.管理システムの構成
先ず、図1を参照して管理システムの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るロボット管理システムのシステム構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、ロボット管理システム100は、ロボット30-1~30-n(nは2以上の整数)と、ロボット30-1~30-nの制御装置20-1~20-nと、管理装置10とを含んで構成されている。制御装置20-1~20-nと管理装置10とは、有線又は無線LAN(Local Area Network)等のネットワーク40を介して通信可能に接続されている。
なお、以下の説明では、ロボット30-1~30-nを区別しない場合、単にロボット30と称し、制御装置20-1~20-nを区別しない場合、単に制御装置20と称する。
ロボット30は、製造ラインに設置される産業用ロボットであり、例えば、電子部品または電子機器等の、ワークの保持、搬送、組立て、もしくは検査等の作業で用いられる装置である。
制御装置20は、図1に示した例では、ロボット30の外部に設置されている。なお、制御装置20は、ロボット30の外部に設置される構成に代えて、ロボット30に内蔵される構成であってもよい。本実施形態において、制御装置20-1~20-nには、予めIPアドレス(Internet Protocol address)が設定されており、制御装置20-1~20-nそれぞれに内蔵されたレジスターにIPアドレスの値が記憶されている。
制御装置20は、ロボット30を制御するための動作プログラムを実行することにより、ロボット30に対する指示を出力し、所定の作業を行わせる。所定の作業は、例えば、図示しない給材領域から図示しない対象物を把持し、把持した対象物を図示しない除材領域に除材する作業である。なお、所定の作業は、これに代えて、他の作業であってもよい。対象物は、例えば、産業用の部品や部材、装置等である。なお、対象物は、これに代えて、産業用ではない日用品の部品や部材、装置等であってもよく、細胞等の生体であってもよい。
管理装置10は、PC(Personal Computer)、あるいはサーバ装置などの情報処理装置によって構成され、各制御装置20に対する動作プログラムの更新を統合的に管理する。
具体的に、管理装置10は、製造ラインの新規の立ち上げあるいは変更等の際に、オペレーターによって、製造ラインの構成を示す情報が入力される。製造ラインの構成を示す情報は、例えば、ロボット30と複数の周辺装置との位置関係を示すレイアウト情報、および動作プログラム(以下、適宜「更新用ファイル」と称する)、各制御装置20のIPアドレス等があり、オペレーターによって管理装置10に入力される。
そして、管理装置10は、各制御装置20に対応する動作プログラムを、各制御装置20に送信する。管理装置10は、例えば、制御装置20に動作プログラムを送信する場合、予め入力されている第1レイアウト情報と、更新用ファイル内の第2レイアウト情報とが一致した場合にのみ制御装置20に動作プログラムを送信する。
ロボット管理システム100では、このような手順によって、レイアウトが異なるロボット30への動作プログラムの送信を避けられるため、誤った動作プログラムの送信による、ロボット30と周辺機器との衝突をより容易に防ぐことができる。
2.管理装置の構成
次に、管理装置10の構成について説明する。図1に示すように、管理装置10は、選択部11と、更新用ファイル格納部12と、記憶部13と、データ処理部14と、送信部15と、表示部16と、ネットワーク通信部17とを備えている。
選択部11は、オペレーターによる動作プログラムを送信する制御装置20の選択を受け付ける。換言すれば、選択部11は、複数の制御装置20のうちから、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する制御装置20-1~20-nを選択する。
更新用ファイル格納部12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリーによって構成され、オペレーターによって登録された更新用ファイルが格納されている。
記憶部13は、ハードディスクあるいはフラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置によって構成され、制御装置20と、ロボット30と、第1レイアウト情報との関連情報が記憶されている。
ここで、第1レイアウト情報について、図2を参照して説明する。図2は、第1レイアウト情報の一例を示す見取り図である。図2に示すように、第1レイアウト情報は、ロボット30と、周辺機器の位置関係と、ロボット30の動作範囲50とを含むレイアウト情報である。周辺機器は、例えば、ロボット30の先端に取り付けられたエンドエフェクター53や、ロボット30の周辺に設置されるツールチェンジャー54や、給材装置51や、筐体52、除材装置55や、などである。レイアウト情報は、例えば、図2に示すような見取り図、CAD(Computer-Aided Design)データ、写真データなどを含む画像データ、文字データなどである。
データ処理部14は、選択部11で選択された制御装置20に関連する第1レイアウト情報を記憶部13から取得する。データ処理部14は、取得した第1レイアウト情報と、オペレーターよって登録された、更新用ファイル内の第2レイアウト情報とを比較する。ここで、第2レイアウト情報とは、第1レイアウト情報と同様構成の情報を含む更新用ファイル内のレイアウト情報である。
データ処理部14は、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報とが一致している場合、動作プログラムを送信する制御装置20の選択、もしくは登録された動作プログラムが適正であると判定し、表示部16に、更新確認の通知を表示する。また、データ処理部14は、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報とが一致していない場合、動作プログラムを送信する制御装置20の選択、もしくは登録された動作プログラムが誤っていると判定し、表示部16に、更新不可の通知をアラート表示として表示する。なお、本明細書における「一致」とは、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報との完全一致だけでなく、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報との類似度が、定められた規定値以上である場合も含む。
送信部15は、選択部11で選択された制御装置20に対し、動作プログラムを送信する。
表示部16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって構成され、管理装置10の各種処理結果を表示する。
ネットワーク通信部17は、有線又は無線LANやUSB(Universal Serial Bus)等、所定の通信規格に基づいて信号処理を行う通信インターフェイスを備えている。ネットワーク通信部17は、管理装置10と制御装置20との間で行う通信を制御する。
3.制御装置の構成
次に、制御装置20の構成について説明する。図1に示すように、制御装置20は、ロボット制御部21と、シミュレーション部22と、受信部23と、ネットワーク通信部24とを備えている。
ロボット制御部21は、動作プログラム格納部21aに格納されている動作プログラムを実行し、ロボット30の動作を制御する。これにより、制御装置20によって制御されるロボット30が、動作プログラムの記述に従った動作を行う。
動作プログラム格納部21aは、動作プログラムが格納される。
動作プログラム退避部21bは、動作プログラム格納部21aから退避させた動作プログラムが格納されている。ロボット制御部21は、例えば、管理装置10から受信した動作プログラムを動作プログラム格納部21aへ格納する前に、予め動作プログラム退避部21bへコピーしておく。
シミュレーション部22は、動作プログラム格納部21aに格納されている動作プログラムにより、ロボット30の動作シミュレーションを実行する。なお、制御装置20は、ロボット30の動作シミュレーション機能を備えない場合、シミュレーション部22を必ずしも設けなくてもよい。
受信部23は、管理装置10から送信された動作プログラムを受信する。
ネットワーク通信部24は、有線又は無線LANやUSB等、所定の通信規格に基づいて信号処理を行う通信インターフェイスを備えている。ネットワーク通信部24は、管理装置10と制御装置20との間で行う通信を制御する。
なお、制御装置20には、上述の構成に加えて、ロボット30の動作などを監視する監視カメラ(不図示)を備えてもよい。監視カメラは、ロボット30の動作監視に加えて、例えば画像データとしてレイアウト情報を取得することができる。
4.管理システムの動作
次に、ロボット管理システム100の動作を説明する。
4.1.プログラム送信処理
初めに、図3を参照して、管理装置10が実行するプログラム送信処理について説明する。図3は、管理装置10が実行するプログラム送信処理の流れを説明するフローチャートである。
プログラム送信処理は、オペレーターが、更新用ファイルを管理装置10へ登録し、動作プログラムを送信する制御装置20を選択することにより開始される。
プログラム送信処理が開始されると、ステップS101において、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とを比較する。
ステップS102において、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが一致しているか否かの判定を行う。
データ処理部14は、ステップS102において、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが一致している場合(ステップS102:YES)、処理をステップS103に移行する。
一方、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが一致していない場合(ステップS102:NO)、プログラム送信処理を終了する。
なお、データ処理部14は、動作プログラムを送信する制御装置20が複数選択されている場合、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、選択された制御装置20-1~20-nの第1レイアウト情報とが、すべて一致している場合、ステップS102においてYESと判定し、処理をステップS103へ移行する。
また、データ処理部14は、動作プログラムを送信する制御装置20が複数選択されている場合、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、選択された制御装置20-1~20-nの第1レイアウト情報とが、一つでも一致していない場合、ステップS102においてNOと判定し、プログラム送信処理を終了する。
次に、ステップS103において、送信部15は、動作プログラムを送信する制御装置20に対し、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する。
次に、ステップS104において、ネットワーク通信部17は、動作プログラムを送信する制御装置20から発信される、更新結果の通知を待つ。
ステップS105において、ネットワーク通信部17は、動作プログラムを送信する制御装置20から発信された、更新結果を受信し、一連のプログラム送信処理を終了する。
4.2.アラート表示処理
次に、図4を参照して、アラート表示をする場合の処理について説明する。図4は、管理装置10が実行するプログラム送信処理のうち、アラート表示をする場合の流れを説明するフローチャートである。
プログラム送信処理は、オペレーターが、更新用ファイルを管理装置10へ登録し、動作プログラムを送信する制御装置20を選択することにより、開始される。
プログラム送信処理が開始されると、ステップS201において、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とを比較する。
ステップS202において、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、送信先の制御装置20の第1レイアウト情報とが一致しているか否かの判定を行う。
データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが一致している場合(ステップS202:YES)、処理をステップS205に移行する。
一方、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが一致していない場合(ステップS202:NO)、処理をステップS203に移行する。
なお、データ処理部14は、動作プログラムを送信する制御装置20が複数選択されている場合、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、選択された制御装置20-1~20-nの第1レイアウト情報とが、すべて一致している場合、ステップS202においてYESと判定し、処理をステップS205へ移行する。
また、データ処理部14は、動作プログラムを送信する制御装置20が複数選択されている場合、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、選択された制御装置20-1~20-nの第1レイアウト情報とが、一つでも一致していない場合、ステップS202においてNOと判定し、処理をステップS203へ移行する。
次に、ステップS203において、データ処理部14は、更新不可の通知をアラート表示として、表示部16に表示する。データ処理部14は、例えば、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが、一致していないことを、表示部16に表示する。また、データ処理部14は、オペレーターが、プログラム送信処理を継続するか、中断するかを選択できるGUI(Graphical User Interface)も、表示部16に表示する。
なお、データ処理部14は、制御装置20が複数選択されている場合、第1レイアウト情報と、第2レイアウト情報とが一致している制御装置20-1~20-nに対してのみ、プログラム送信処理を継続するか、すべての制御装置20-1~20-nに対して、プログラム送信処理を継続するか、もしくは、プログラム送信処理を中断するかを、選択できるGUIを、表示部16に表示しても良い。
次に、ステップS204において、データ処理部14は、オペレーターが、プログラム送信処理を継続するか、中断するかのどちらを選択したかの判定を行う。データ処理部14は、プログラム送信処理を継続する場合(ステップS204:YES)、処理をステップS205に移行する。一方、データ処理部14は、プログラム送信処理を中断する場合(ステップS204:NO)、プログラム送信処理を終了する。
次に、ステップS205において、送信部15は、動作プログラムを送信する制御装置20に対し、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する。
次に、ステップS206において、ネットワーク通信部17は、動作プログラムを送信する制御装置20から発信される、更新結果の通知を待つ。
次に、ステップS207において、ネットワーク通信部17は、動作プログラムを送信する制御装置20から発信された、更新結果を受信する。
次に、ステップS208において、データ処理部14は、ネットワーク通信部17が受信した更新結果が正常か否かの判定を行う。データ処理部14は、ネットワーク通信部17が受信した更新結果が正常の場合(ステップS208:YES)、処理をステップS209に移行する。一方、データ処理部14は、ネットワーク通信部17が受信した更新結果が正常でない場合(ステップS208:NO)、プログラム送信処理を終了する。
次に、ステップS209において、データ処理部14は、記憶部13に記憶されている、制御装置20と、ロボット30と、第1レイアウト情報との関連情報を、最新の情報に更新し、一連のプログラム送信処理を終了する。
4.3.注意喚起通知処理
次に、図5を参照して、注意喚起通知を表示する場合の処理について説明する。図5は、管理装置10が実行するプログラム送信処理のうち、注意喚起通知を表示する場合の流れを説明するフローチャートである。
プログラム送信処理は、オペレーターが、更新用ファイルを管理装置10へ登録し、動作プログラムを送信する制御装置20を選択することにより、開始される。
プログラム送信処理が開始されると、ステップS301において、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とを比較する。
ステップS302において、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが同じか否かの判定を行う。データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが同じ、即ち一致している場合(ステップS302:YES)、処理をステップS305に移行する。一方、データ処理部14は、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが同じでない、即ち一致していない場合(ステップS302:NO)、処理をステップS303に移行する。
なお、データ処理部14は、動作プログラムを送信する制御装置20が複数選択されている場合、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、選択された制御装置20-1~20-nの第1レイアウト情報とが、すべて一致している場合、ステップS302においてYESと判定し、処理をステップS305へ移行する。
また、データ処理部14は、動作プログラムを送信する制御装置20が複数選択されている場合、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、選択された制御装置20-1~20-nの第1レイアウト情報とが、一つでも一致していない場合、ステップS302においてNOと判定し、処理をステップS303へ移行する。
ステップS303において、データ処理部14は、更新不可の通知をアラート表示として、表示部16に表示する。データ処理部14は、例えば、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とが、一致していないことを表示部16に表示する。また、データ処理部14は、オペレーターが、プログラム送信処理を継続するか、中断するかを選択できるGUIも、表示部16に表示する。
なお、データ処理部14は、制御装置20が複数選択されている場合、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報とが一致している制御装置20-1~20-nに対してのみ、プログラム送信処理を継続するか、すべての制御装置20-1~20-nに対して、プログラム送信処理を継続するか、もしくは、プログラム送信処理を中断するかを、選択できるGUIを表示部16に表示しても良い。
ステップS304において、データ処理部14は、オペレーターが、プログラム送信処理を継続するか、中断するかのどちらを選択したかの判定を行う。データ処理部14は、プログラム送信処理を継続する場合(ステップS304:YES)、処理をステップS305に移行する。一方、データ処理部14は、プログラム送信処理を中断する場合(ステップS304:NO)、プログラム送信処理を終了する。
次に、ステップS305において、送信部15は、動作プログラムを送信する制御装置20に対し、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する。
次に、ステップS306において、ネットワーク通信部17は、動作プログラムを送信する制御装置20から発信される、更新結果の通知を待つ。
次に、ステップS307において、ネットワーク通信部17は、動作プログラムを送信する制御装置20から発信された、更新結果を受信する。
次に、ステップS308において、データ処理部14は、ネットワーク通信部17が受信した更新結果が正常か否かの判定を行う。データ処理部14は、ネットワーク通信部17が受信した更新結果が正常の場合(ステップS308:YES)、処理をステップS309に移行する。一方、データ処理部14は、ネットワーク通信部17が受信した更新結果が正常でない場合(ステップS308:NO)、プログラム送信処理を終了する。
次に、ステップS309において、データ処理部14は、記憶部13に記憶されている、制御装置20と、ロボット30と、第1レイアウト情報との関連情報を、最新の情報に更新する。
次に、ステップS310において、データ処理部14は、ロボット30の動作に関して注意喚起通知を表示部16に表示し、一連のプログラム送信処理を終了する。データ処理部14は、例えば、動作プログラムを送信する制御装置20の動作プログラムが更新されたことと、ロボット30の動作の再稼働時に、ロボット30の動きを注視し、安全に配慮することとを、表示部16に表示する。
4.4.プログラム更新処理
次に、図6を参照して、制御装置20が実行するプログラム更新処理について説明する。図6は、制御装置20が実行するプログラム更新処理の流れを説明するフローチャートである。
プログラム更新処理は、管理装置10におけるプログラム送信処理の実行に対応して開始される。プログラム更新処理が開始されると、ステップS401において、受信部23は、管理装置10から動作プログラムを受信する。
次に、ステップS402において、制御装置20は、管理装置10から受信した動作プログラムを、動作プログラム格納部21aへ格納する。
次に、ステップS403において、制御装置20は、管理装置10に対し、動作プログラムの更新結果を通知し、一連のプログラム更新処理を終了する。制御装置20は、例えば、動作プログラムの格納を実行した結果が正常である場合、その旨を示す通知信号を送信する。
4.5.動作シミュレーション処理
次に、図7を参照して、プログラム更新処理の際、動作シミュレーションを実施する場合について説明する。図7は、制御装置20が実行するプログラム更新処理のうち、動作シミュレーションを実施する場合の流れを説明するフローチャートである。
プログラム更新処理は、管理装置10におけるプログラム送信処理の実行に対応して開始される。プログラム更新処理が開始されると、ステップS501において、受信部23は、管理装置10から動作プログラムを受信する。
次に、ステップS502において、制御装置20は、動作プログラム格納部21aに格納されている動作プログラムを、動作プログラム退避部21bに、退避させる。
次に、ステップS503において、制御装置20は、管理装置10から受信した動作プログラムを、動作プログラム格納部21aへ格納する。
次に、ステップS504において、シミュレーション部22は、動作プログラム格納部21aに格納された動作プログラムを用いて、ロボット30の動作シミュレーションを実行する。
次に、ステップS505において、シミュレーション部22は、周辺装置への衝突の可能性があるか否かの判定を行う。シミュレーション部22は、周辺装置への衝突の可能性がない場合(ステップS505:YES)、処理をステップS507に移行する。一方、シミュレーション部22は、周辺機器への衝突の可能性がある場合(ステップS505:NO)、処理をステップS506に移行する。
次に、ステップS506において、制御装置20は、動作プログラム退避部21bに退避されている動作プログラムを、動作プログラム格納部21aへ戻す。
次に、ステップS507において、制御装置20は、管理装置10に対し、動作プログラムの更新結果を通知し、一連のプログラム更新処理を終了する。制御装置20は、例えば、周辺装置への衝突の可能性が無い場合、更新作業が正常に完了したと判定し、その旨を示す通知信号を送信する。
以上に述べたように、本実施形態に係るロボット管理システム100においては、管理装置10が、動作プログラムの送信を実行する前に、更新用ファイル内の第2レイアウト情報と、動作プログラムを送信する制御装置20の第1レイアウト情報とを比較する。これにより、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報とが異なるロボット30への動作プログラムの適用を避けられるため、誤った動作プログラムの適用による、ロボット30と周辺機器との衝突を容易に防ぐことができる。
なお、上述した動作プログラムは、ロボット30が既に実行したことのある動作プログラムを用いることが好ましい。このように、既に実行され、稼働実績のある動作プログラムを用いることにより、安全性を高めることができる。但し、稼働実績のない動作プログラムを用いる場合でも、シミュレーションによって干渉を生じなければ適用することが可能である。
また、上述では、更新用ファイルを適用することが不可、即ち更新不可を知らせるアラート報知として、表示部16にアラート表示する方法で説明したが、アラート報知の方法はこれに限らない。アラート報知は、例えば、音声報知や発光報知によって行うことができる。この場合、管理装置10には、例えばスピーカーやブザー音発生装置などを含む音発生部、もしくは、例えばLEDランプなどを用いた発光部を備える。
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
ロボット管理システムは、ロボットを制御する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する管理装置とがネットワークを介して接続されたロボット管理システムであって、前記管理装置は、前記複数の制御装置のうち、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する前記制御装置を選択する選択部と、前記制御装置、前記ロボット、および第1レイアウト情報の関連情報を記憶する記憶部と、前記制御装置の前記第1レイアウト情報と前記更新用ファイルが有する第2レイアウト情報とが一致するか否かを判定するデータ処理部と、前記第1レイアウト情報と前記第2レイアウト情報とが一致した場合、選択された前記制御装置に前記動作プログラムを送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本ロボット管理システムによれば、管理装置が、動作プログラムの送信を実行する前に、第1レイアウト情報と、第2レイアウト情報とを比較し、一致しているか否かを判定する。これにより、レイアウトが異なるロボットへの動作プログラムの適用を避けられるため、誤った動作プログラムの適用による、ロボットと周辺機器との衝突を防ぐことができる、という効果を得ることができる。
なお、ここでの「一致」とは、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報との完全一致だけでなく、第1レイアウト情報と第2レイアウト情報との類似度が、定められた規定値以上である場合も含むものとする。
上記ロボット管理システムにおいて、前記管理装置は、表示部を備え、前記第1レイアウト情報と、前記第2レイアウト情報とが一致しない場合、更新不可の通知を前記表示部に表示し、前記第1レイアウト情報と、前記第2レイアウト情報とが一致した場合、更新確認の通知を前記表示部に表示することとしてもよい。
本ロボット管理システムによれば、オペレーターへ更新の確認をすることで、誤った動作プログラムの適用による、ロボットと周辺機器との衝突を防ぐことができる、という効果を得ることができる。
上記ロボット管理システムにおいて、前記制御装置は、前記管理装置から送信された前記動作プログラムを用いて、前記ロボットの動作シミュレーションを行うシミュレーション部をさらに備えることとしてもよい。
本ロボット管理システムによれば、シミュレーション部が、事前にロボットと周辺装置との衝突の可能性を検証することができる。これにより、ロボットと周辺機器との衝突を防ぐことができる、という効果を得ることができる。
上記ロボット管理システムにおいて、前記管理装置は、前記制御装置への前記動作プログラムを適用後に前記ロボットの動作に関して注意喚起通知を前記表示部に表示することとしてもよい。
本ロボット管理システムによれば、動作プログラム適用後に、注意喚起通知を表示することで、プログラムが更新されたことを、オペレーターが認識できる。これにより、オペレーターが再稼働時にロボットの速度を低速で動作させ、衝突の危険がある場合には緊急停止をさせることができ、安全に考慮した作業が可能となるという効果を得ることができる。
10…管理装置、11…選択部、12…更新用ファイル格納部、13…記憶部、14…データ処理部、15…送信部、16…表示部、17,24…ネットワーク通信部、20,20-1~20-n…制御装置、21…ロボット制御部、21a…動作プログラム格納部、21b…動作プログラム退避部、22…シミュレーション部、23…受信部、30,30-1~30-n…ロボット、40…ネットワーク、50…動作範囲、51…給材装置、52…筐体、53…エンドエフェクター、54…ツールチェンジャー、55…除材装置、100…ロボット管理システム。

Claims (4)

  1. ロボットを制御する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する管理装置とがネットワークを介して接続されたロボット管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記複数の制御装置のうち、更新用ファイル内の動作プログラムを送信する前記制御装置を選択する選択部と、
    前記制御装置、前記ロボット、および第1レイアウト情報の関連情報を記憶する記憶部と、
    前記制御装置の前記第1レイアウト情報と前記更新用ファイルが有する第2レイアウト情報とが一致するか否かを判定するデータ処理部と、
    前記第1レイアウト情報と前記第2レイアウト情報とが一致した場合、選択された前記制御装置に前記動作プログラムを送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするロボット管理システム。
  2. 前記管理装置は、表示部を備え、
    前記第1レイアウト情報と、前記第2レイアウト情報とが一致しない場合、更新不可の通知を前記表示部に表示し、
    前記第1レイアウト情報と、前記第2レイアウト情報とが一致した場合、更新確認の通知を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載のロボット管理システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記管理装置から送信された前記動作プログラムを用いて、
    前記ロボットの動作シミュレーションを行うシミュレーション部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のロボット管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記制御装置への前記動作プログラムを適用後に前記ロボットの動作に関して注意喚起通知を前記表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載のロボット管理システム。
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