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JP7184440B2 - 板状部材の結合構造、電子機器、およびコネクタの着脱方法 - Google Patents
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板状部材の結合構造、電子機器、およびコネクタの着脱方法 Download PDF

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Description

本発明は、板状部材の結合構造、電子機器、およびコネクタの着脱方法に関する。
板状の回路基板を備えた電子機器にあっては、互いに平行に配置された回路基板どうしを厚さ方向に重ねた状態で電気的に接続する際、スタッキングコネクタが用いられることがある。このスタッキングコネクタは、接続端子数の増加に伴って嵌合個所も多くなることから、上下の回路基板が強い嵌合力で結合されていることがある。
複数のプリント配線版どうしをコネクタにより電気的、機械的に結合する技術に関連して、特許文献1に記載された技術がある。
特許文献1にあっては、プリント配線版とコネクタとの間にフレキシブル配線板を介在させることによって、プリント配線版どうしの寸法誤差や熱歪み等を吸収して嵌合を容易にするとともに、コネクタの取り外しの操作性を考慮して、フレキシブル配線板の一部に補強板を接着しておく構成を採用している。
また特許文献2にあっては、互いにコネクタを介して連結されたプリント配線板の着脱操作のため、結合個所にアクセスするための開口を設ける構成を採用している。
また特許文献3にあっては、複数のプリント配線板にそれぞれ補強板を設け、一方の補強板に設けた支柱を他方の補強板の穴から突出させておき、この穴から支柱を押し出す操作によってコネクタを分離させる構成を採用している。
特開平6-89763号公報 実開平3-101589号公報 特開平6-302979号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、本来必要とされるプリント配線板の他にフレキシブルプリント配線板を必要とするとともに、コネクタの分離に必要な力を軽減するための格別は配慮がなされてはいない。
また特許文献2の技術は、単に外部から結合部へのアクセスを可能にするに過ぎず、コネクタの分離を容易にする配慮がなされてはいない。
また特許文献3の技術は、プリント配線板の輪郭よりはみ出した補強板を必須とすることから、この補強板により、プリント配線版が配置される電子機器の筐体内の貴重なスペースが占有される。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、着脱可能に連結された板状部材の分離を容易にすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に示される板状部材の結合構造は、互いに対向して配置された第1の板状部材および第2の板状部材と、これらの板状部材の互いに対向する面にそれぞれ設けられ、互いに嵌合、離脱可能に構成された第1のコネクタおよび第2のコネクタと、前記第1の板状部材に一体に連結された第1の支持部と、前記第2の板状部材に前記対向する面と反対側の面から突出して設けられた第2の支持部と、前記第1の支持部と第2の支持部との間に互いに反対方向への力を作用させる操作部材とを有する。
また本発明の第2態様に示されるコネクタの着脱方法は、内面を互いに対向して配置された第1の板状部材と第2の板状部材とをこれらの対向面に設けられた第1のコネクタと第2のコネクタとによって互いに連結する工程と、前記第1の板状部材の一部に連結された第1の支持部に棒状の操作部材の一端近傍を前記第2の板状部材の外面側で接触させる工程と、前記第2の板状部材の外面側に設けられた第2の支持部に前記操作部材の前記一端より他端寄りの位置を接触させる工程と、前記操作部材の前記第2の支持部との接触個所より他端寄りの位置に前記コネクタを離脱させる方向への力を作用させる工程とを有する。
本発明によれば、コネクタによって連結された板状部材を容易に分離することができる。
本発明にかかる板状部材の結合構造の最少構成例の側面図である。 本発明にかかる板状部材の結合構造の一実施形態の斜視図である。 一実施形態の縦断面図である。 一実施形態の変形例の縦断面図である。
図1を参照して、本発明の板状部材の結合構造の最小構成例を説明する。符号1は第1の板状部材であって、この第1の板状部材1と、同様に構成された第2の板状部材2とは、互いに対向して配置されている。これら第1、第2の板状部材1、2の互いに対向する面は、互いに嵌合、離脱可能に構成された第1のコネクタ3および第2のコネクタ4を備える。
前記第1の板状部材1は、前記第2の板状部材2の前記対向する面と反対側の面(図1の上面)の側から突出して設けられた第1の支持部5を備える。前記第2の板状部材2は第2の支持部6を備える。
前記第1の支持部5と第2の支持部6との間には、互いに反対方向への力を作用させる操作部材7を備える。
以上のように構成された結合構造にあっては、操作部材7の先端を第1の支持部5に当接させ、操作部材7の中間部を第2の支持部6に当接させて、使用者が手指等によって、操作部材7の基端を図1の上方へ力を加えることにより、第1の板状部材1のコネクタ3と第2の板状部材2のコネクタ4とを互いに分離する方向へ移動させることができる。
また、本発明の最少構成例にかかるコネクタの着脱方法は、図1に示すように、内面を互いに対向して配置された第1の板状部材1と第2の板状部材2とをこれらの対向面に設けられた第1のコネクタ3と第2のコネクタ4とによって互いに連結する工程と、前記第1の板状部材1の一部に連結された第1の支持部5に棒状の操作部材7の一端近傍を前記第2の板状部材2の外面側(図1の上側)で接触させる工程と、前記第2の板状部材2の外面側(図1の上側)に設けられた第2の支持部6に前記操作部材7の前記一端より他端寄りの位置を接触させる工程と、前記操作部材7の前記第2の支持部6との接触個所より他端寄りの位置に前記第1、第2のコネクタ3、4を離脱させる方向への力を作用させる工程とを有する。
以上のように構成された着脱方法にあっては、第1の板状部材1と第2の板状部材2とを互いに重ね合わせることによって、第1、第2のコネクタ3、4を連結することができるとともに、操作部材7の先端を第1の支持部5に当接させ、操作部材7の中間部を第2の支持部6に当接させて、使用者が手指等によって、操作部材7の基端を図1の上方へ力を加えることにより、第1の板状部材1のコネクタ3と第2の板状部材2のコネクタ4とを互いに分離する方向へ移動させることができる。
本発明の一実施形態について図2、3を参照して説明する。
符号10は、金属板により、全体として箱状に形成された筐体である。この筐体10は、平面視において、例えば、導体回路パターン上に電子部品を実装して構成されたプリント配線版である、第1の板状部材1A、および第2の板状部材2Aより僅かに大きな平面形状を有し、全体として、前記第1、第2の板状部材1A、2Aを互いに平行にかつ所定の相互間隔をおいて収容することのできる深さを有する箱状に形成されている。
前記第1、第2の板状部材1A、2Aの対向する面(内側の面)には、これら第1、第2の板状部材1A、2Aに形成されたプリントパターン等の回路に接続された第1、第2のコネクタ3A、4Aがそれぞれ取り付けられている。これら第1、第2のコネクタ3A、4Aは、例えば複数の端子電極を有し、互いに連結することによって、各々の端子電極の内対応するものどうしを互いに電気的に接続するもので、平面視において(第1、第2の板状部材1A、2Aの面と直交する方向から見て)、互いに重なる位置に配置されている。
前記第2の板状部材2Aの外面(図2、3における上面)の前記第2のコネクタ4Aに対応する位置には、上方に突出する形状をなして折り曲げられた支持金具11が設けられている。図示例では、支持金具11は、前記第2のコネクタ4Aとほぼ一致する平面形状を有し、側面視において、中央の凸部11aの両側に平板状の取り付け部11bを配置した形状に折り曲げられた金属板により構成されている。また前記凸部11aの内側には、第2の支持部6Aが下方へ突出して設けられている。
また前記筐体10の一部をなす側板部12の一部、詳細には、図3の紙面と直交する方向において前記支持金具11と一致する個所は、操作部材7からの力を受ける第1の支持部5Aとなっている。図示例にあっては、前記第2の板状部材2Aは前記筐体10の側板部12の上端より僅かに下となる位置で前記筐体10内に収容されている。なお、説明の便宜上、図2において、前記筐体10の二つの側板部12を図示したが、前記筐体10は、さらに二つの側板部を有していて、全体として、上面が開口した六面体の箱状をなしている。
前記第1の支持部5Aと第2の支持部6Aとの間には、棒状の操作部材7が配置されている。この操作部材7は、操作者により握りやすい太さを有する把手部7aと、把手部7aの先端から延び、金属等により構成された本体部7bとを有している。なお前記操作部材7は、例えば、一般的に使用されているドライバーのような工具を流用すれば足り、図示された如き格別な形状、構造を有する必要がないのはもちろんである。また前記支持金具11には、前記本体部7bを挿通させるための孔11cが形成されている。前記本体部7bは、先端が前記第1の支持部5Aに上方から接触し、また、前記第1の支持部5Aに接触する先端から基端寄りに離れた位置で前記第2の支持部6Aに下方から接触するよう構成されている。
上記構成の板状部材の結合構造の作用とともに、コネクタの着脱方法について説明する。
前記筐体10の内部の所定高さの位置に前記第1のコネクタ3Aを上に向けた状態で前記第1の板状部材1Aを固定する。この固定には、例えば、筐体10の内面から突出して設けた図示しない取り付け板へ前記第1の板状部材1Aをねじ止めする構成が採用される。
前記筐体10の内部に前記第2のコネクタ4Aを下へ向けて前記第2の板状部材2Aを配置しながら、前記第2のコネクタ4Aを筐体10内で下方へ移動させて、第1のコネクタに挿入する。この操作により、前記第1の板状部材1Aと第2の板状部材2Aとの連結が完了する。
前記操作部材7の把手部7aを保持し、本体部7bを支持金具11の孔11cに挿通させながら、側板部12の上に配置すると、第1のコネクタ3Aから第2のコネクタ4Aを抜き取る準備が完了する。
前記本体部7bの先端を側板部12の上に乗せ(換言すれば、第1の支持部5Aの上に乗せ)、前記本体部7bの基端寄りの位置を支持金具11の内側の第2の支持部6Aの下端に当て、筐体10(より具体的には第1の板状部材1A)の上方への移動を規制した状態で、把手部7aを図3に矢印aに示すように上方へ持ち上げると、第1の支持部5Aを支点(図3に鎖線Vで囲んで示す)、把手部7aを力点、第2の支持部6Aを作用点(図3に鎖線VIで囲んで示す)として「てこの原理」の作用により、第1のコネクタ3Aから第2のコネクタ4Aを引き抜く方向への力を発生させ、第2の板状部材2Aを第1の板状部材1Aから分離させることができる。
なお前記把手部7aを持ち上げるに際し、筐体10が第1、第2のコネクタ3A、4Aを抜くために要する力より十分に大きな重量を持っているか、あるいは、十分に大きな重量のサーバラック等に取り付けられている場合には、格別に、筐体10を作業者の手指等によって保持する必要がない。
第1、第2のコネクタ3A、4Aを分離すると、コネクタを外す作業が完了する。
なお前記第1の支持部5Aと第2の支持部6Aとができるだけ近付くように、筐体10の形状、第1、第2の板状部材1A、2Aにおける第1、第2のコネクタ3A、4Aの位置を設定することにより、第1、第2のコネクタ3A、4Aの取り外しに要する操作力を軽減することができる。
図4は前記支持金具11の変形例を示すものである。
前記筐体10の上部の開口は、該筐体10と同一の平面形状を有する蓋体13によって覆っても良い。
また前記支持金具11の高さ(凸部11aの突出高さ)を第2の板状部材2Aの取り付け高さ、筐体10の側板部12の高さに応じて適宜設定して、前記蓋体13の内面に接する寸法とすることにより、蓋体13を構成する板金部材をボルト14によって支持金具11にねじ止めすることにより、蓋体13と第2の板状部材2Aとを一体化しても良い。すなわち、筐体10に支持された第1の板状部材1Aと、蓋体13に支持金具11を介して支持された第2の板状部材2Aとを第1のコネクタ3Aと第2のコネクタ4Aを介して着脱可能に連結する構成を採用しても良い。
なお前記第1の板状部材1Aの筐体10への取り付けは、例えば、筐体10の内面に溶接し、あるいは、図4に示すように、筐体10にL字状の支持部材15をボルト16により取り付け、さらに、この支持部材15へ前記第1の板状部材1Aをボルト17によって取り付け等の固着構造が適用されている。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、板状部材の結合構造、この結合構造を備える電子機器、および、コネクタの着脱方法に利用することができる。
1、1A 第1の板状部材
2、2A 第2の板状部材
3、3A 第1のコネクタ
4、4A 第2のコネクタ
5、5A 第1の支持部
6、6A 第2の支持部
7 操作部材
7a 把手部
7b 本体部
10 筐体
11 支持金具
12 側板部
13 蓋体
14 ボルト
15 支持部材
16 ボルト
17 ボルト

Claims (6)

  1. 互いに対向して配置された第1の板状部材および第2の板状部材と、
    これらの板状部材の互いに対向する面にそれぞれ設けられ、互いに嵌合、離脱可能に構成された第1のコネクタおよび第2のコネクタと、
    前記第1の板状部材および第2の板状部材より僅かに大きな平面形状を有し、前記第1の板状部材および第2の板状部材を前記対向の方向へ所定の相互間隔をおいて収容することのできる深さの側板を有していて、前記第2の板状部材側の面が開口された箱状をなす筐体と、
    を有し、
    前記第1の板状部材は、前記対向する面と反対側の面を前記筐体の底面に向けて配置され、
    前記第2の板状部材は、前記筐体の側板の縁部より底面寄りの位置に配置され、
    前記側板の縁部の一部は、棒状の操作部材の先端が当接する第1の支持部を備え、
    前記第2の板状部材の前記開口された側の面は、前記操作部材の前記先端から離れた位置が当接する第2の支持部を備え、
    該第2の支持部は、前記開口された側の前記第2の板状部材の面に設けられた支持金具の一部に設けられて、前記先端から前記操作部材に作用する力を支持する、
    板状部材の結合構造。
  2. 前記第1の支持部を備える前記縁部は、前記開口された側の第2の板状部材の面より上方の位置に設けられた、
    請求項1に記載の板状部材の結合構造。
  3. 前記第1の支持部は、前記操作部材の先端から、前記縁部を押さえる方向への力を受け、前記第2の支持部は、前記操作部材の先端から離れた位置と接触して、前記第1の支持部と反対方向への力を受ける、
    請求項1または2のいずれか1項に記載の板状部材の結合構造。
  4. 前記筐体の開口された面を覆う蓋体を有し、該蓋体は、前記第2の支持部を備える支持金具に連結された、
    請求項3に記載の板状部材の結合構造。
  5. 請求項4に記載の板状部材の結合構造を有し、
    前記筐体内に回路基板としての前記第1の板状部材と第2の板状部材とを収容し、
    前記第2の板状部材に設けられた前記支持金具によって前記蓋体を固定した電子機器。
  6. 内面を互いに対向して配置された第1の板状部材と第2の板状部材とを、これら第1の板状部材および第2の板状部材より僅かに大きな平面形状を有する、前記第2の板状部材側が開口する筐体に収容し、これらの対向面に設けられた第1のコネクタと第2のコネクタとによって互いに連結する工程と、
    前記筐体の開口の縁の一部の第1の支持部に棒状の操作部材の一端近傍を前記第2の板状部材の外面側で接触させる工程と、
    前記第2の板状部材の外面側に設けられた第2の支持部に前記操作部材の前記一端より他端寄りの位置を接触させる工程と、
    前記操作部材の前記第2の支持部との接触個所より他端寄りの位置に前記第1、第2のコネクタを離脱させる方向への力を作用させて、前記第1の支持部と第2の支持部とへ互いに反対方向への力を作用させる工程と、
    を有するコネクタの着脱方法。
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