JP7198112B2 - 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物および光学用成形品 - Google Patents
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Description
更に、近年、成形加工された0.3mm程度の薄型の成形品(例えば、導光板)が、光照射等による高温条件下に、極めて長期にわたり暴露された場合でも、透明性の低下の少ない(白濁又は着色の小さい)材料が、求められつつある。
光源照射等による高温条件下に長期に亘り暴露された場合でも、透明性の低下が少ない(白濁又は着色を生じ難い)ことを見出し、本発明を完成した。
RO-(X-O)m(Y-O)n-R’
(式中、RおよびR’は、各々独立して水素原子又は炭素数1~30のアルキル基を示し、Xは、炭素数2~4の直鎖アルキレン基又は分岐アルキレン基を、Yは、炭素数2~5の直鎖アルキレン基又は分岐アルキレン基を示し、XとYは同一であっても異なっていても良く、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは6~120を示す。)
式(1)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
式(1)で表されるポリエーテル誘導体は、市販品を使用することができる。
下記式(1-1):
RO-(X-O)m(Y-O)n-R’
(式中、RおよびR’は、各々独立して水素原子又は炭素数1~30のアルキル基を示し、Xは、炭素数2~4の直鎖アルキレン基を、Yは、炭素数2~5の分岐アルキレン基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは8~90を示す。)
式(1-1)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
式(1-1)で表されるポリエーテル誘導体は、市販品を使用することができる。
下記式(1-2):
RO-(X-O)m(Y-O)n-R’
(式中、RおよびR’は、各々独立して水素原子又は炭素数1~30のアルキル基を示し、Xは、炭素数2~4の直鎖アルキレン基を、Yは、炭素数2~5の直鎖アルキレン基を示し、XとYは同一であっても異なっていても良く、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは6~100を示す。)
式(1-2)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
式(1-2)で表されるポリエーテル誘導体は、市販品を使用することができる。
下記式(1-3):
RO-(X-O)m(Y-O)n-R’
(式中、RおよびR’は、各々独立して水素原子又は炭素数1~30のアルキル基を示し、Xは、炭素数2~4の分岐アルキレン基を、Yは、炭素数2~5の分岐アルキレン基を示し、XとYは同一であっても異なっていても良く、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは6~120を示す。)
式(1-3)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
式(1-3)で表されるポリエーテル誘導体は、市販品を使用することができる。
HO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。)
式(2)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
HO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH2CH2CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。)
式(3)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
HO-(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。)
式(4)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
RO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、Rは炭素数1~30のアルキル基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。)
式(5)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
RO-(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、Rは炭素数1~30のアルキル基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。)
式(6)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
HO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH2CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。)
式(7)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
HO-(CH2CH2CH2CH2O)p-H
(式中、pは、6~100を示す。)
式(8)で表されるポリエーテル誘導体(ポリテトラメチレングリコール)の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
式:HO-(CH(CH3)CH2O)q-H
(式中、qは、7~120を示す。)
式(9)で表されるポリエーテル誘導体(ポリプロピレングリコール)の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
HO-(CH(C2H5)CH2O)r-H
(式中、rは、6~100を示す。)
式(10)で表されるポリエーテル誘導体(ポリブチレングリコール)の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
式(2-2)で表されるポリエーテル誘導体の重量平均分子量は、500~8000であることが好ましく、1000~4000であることがより好ましい。
(式)HLB値=7+(親水基の基数の総和)+(親油基の基数の総和)
式:
前記式(11)で表される亜リン酸エステル化合物が、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)フォスファイトを含むこと;、
前記式(12)で表される亜リン酸エステル化合物が、2,4,8,10-テトラ-t-ブチル-6-[3-(3-メチル-4-ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンを含むこと;
前記式(13)で表される亜リン酸エステル化合物が、3,9-ビス(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノキシ)-2,4,8,10-テトラオキサ-3,9-ジホスファスピロ[5,5]ウンデカンを含むこと;及び
前記式(14)で表される亜リン酸エステル化合物が、ビス(2,4-ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイトを含むこと。
本発明の実施形態の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、エポキシ化合物(E)を、0.001~0.2質量部含む場合、光学成形品に求められる優れた光学特性を維持向上させつつ、得られる芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなる成形品の初期光学特性(積算透過率および黄色度)を向上させ、使用状況に起因する劣化やエージング劣化などの劣化を防止することが出来る。
1.芳香族ポリカーボネート樹脂(A):
ビスフェノールAと塩化カルボニルとから合成されたポリカーボネート樹脂
粘度平均分子量:15000、住化ポリカーボネート(株)製のSDポリカ 200-80(商品名)、「SDポリカ」は住化ポリカーボネート(株)の登録商標、以下「PC」又は(A1)ともいう
2-1.テトラメチレングリコールユニットとプロピレングリコールユニットからなる変性グリコール(ランダム共重合)
重量平均分子量:2000、pH:6.7(JIS K1557-5)、日油(株)製のポリセリンDCB-2000(商品名)、骨格部分のHLB値:-5.6、以下(B1)ともいう
重量平均分子量:1000、pH:6.8(JIS K1557-5)、日油(株)製のポリセリンDCB-1000(商品名)、骨格部分のHLB値:1.6、以下(B2)ともいう
重量平均分子量:3000、日油(株)製のポリセリンDC-3000E(商品名)、骨格部分のHLB値:0.0、以下(B3)ともいう
重量平均分子量:1000、日油(株)製のポリセリンBC-1000(商品名)、骨格部分のHLB値:1.6、以下(B4)ともいう
重量平均分子量:1750、日油(株)製のユニルーブ50DE-25(商品名)、骨格部分のHLB値:10.1、以下(B5)ともいう
重量平均分子量:2000、日油(株)製のユニルーブ50MB-26(商品名)、骨格部分のHLB値:10.1、以下(B6)ともいう
重量平均分子量:2000、ダウケミカル製のポリグリコールP2000P(商品名)、骨格部分のHLB値:1.9、以下(B7)ともいう
重量平均分子量:1000、保土谷化学工業(株)製のPTG-1000SN(商品名)、骨格部分のHLB値:-1.4、以下(B8)ともいう
重量平均分子量:2000、保土谷化学工業(株)製のPTG-L2000(商品名)、骨格部分のHLB値:-11.6、以下(B9)ともいう
重量平均分子量:1400、日油(株)製のユニルーブ75DE-25(商品名)、骨格部分のHLB値:13.7、以下(B10)ともいう
重量平均分子量:3000、日油(株)製のユニルーブ75DE-60(商品名)、骨格部分のHLB値:20.4、以下(B11)ともいう
重量平均分子量:2000、保土谷化学工業(株)製のPTG-2000SN(商品名)、骨格部分のHLB値:-9.8、以下(B12)ともいう
重量平均分子量:3000、保土谷化学工業(株)製のPTG-3000SN(商品名)、骨格部分のHLB値:-17.6、以下(B13)ともいう
3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシトルエン
[和光純薬工業(株)製、以下(C1)ともいう]
3’,4’-エポキシシクロヘキシルメチル-3,4-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート
[(株)ダイセル化学工業製のセロキサイド2021P(商品名)、以下(E1)ともいう]
前記各原料を、表2~表5に示す割合にて一括してタンブラーに投入し、10分間乾式混合した後、二軸押出機((株)日本製鋼所製、TEX30α)を用いて、溶融温度220℃にて溶融混練し、実施例1~36及び比較例1~4の各々の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。
但し、実施例7については、化合物(C)と化合物(B)を予め混合した後、他の原料と混合して、実施例7の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。
なお、実施例及び比較例で得られたペレットはいずれも、ほぼ楕円柱状であり、ペレット100個からなる集合体は、各々長さの平均値が約5.1mm~約5.4mm、断面楕円の長径の平均値が約4.1mm~約4.3mm、短径の平均値が約2.2mm~約2.3mmであった。
得られたペレットを120℃で4時間以上乾燥した後、射出成形機(ファナック(株)製、ROBOSHOT S2000i100A)を用い、成形温度360℃、金型温度80℃にて、JIS K 7139「プラスチック-試験片」にて規定の多目的試験片A型(全長168mm×厚さ4mm)を作製した。この試験片の端面を切削し、切削端面について、樹脂板端面鏡面機(メガロテクニカ(株)製、プラビューティーPB-500)を用いて鏡面加工した。
分光光度計((株)日立製作所製、UH4150)に長光路測定付属装置を設置し、光源として50Wハロゲンランプを用いて、光源前マスク5.6mm×2.8mm、試料前マスク6.0mm×2.8mmを使用した状態で、波長380~780nmの領域で1nm毎の、試験片各々の分光透過率を、試験片の全長方向について測定した。測定した分光透過率を積算し、十の位を四捨五入することにより、各々の積算透過率を求めた。なお、積算透過率が31000以上を良好(表中、◎で示す)、31000未満25000以上を使用可(表中、○で示す)、25000未満を不良(表中、×で示す)とした。
積算透過率の評価方法において測定した分光透過率に基づき、標準光源D65を用い、10度視野にて各々の黄色度(以下、YI)を求めた。なお、YIが15以下を良好(表中、◎で示す)、15を超え、30以下を使用可(表中、○で示す)、30を超えると不良(表中、×で示す)とした。
上記で作製した試験片をエスペック社製イナートオーブンIPHH-201Mの中に設置し、200℃、72時間、加熱試験を行った。
次に、各試験片の表面を目視で観察した。以下の基準により、加熱試験後の状態を評価した。結果を表2~表5に示す。
◎:無色透明である。
○:透明であり、使用可であるが、わずかに着色がある。
×:不透明である又は濃い着色がある。
本明細書は、下記の実施形態を含む。
1.
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)、ポリエーテル誘導体(B)及び下記式で表される芳香族化合物(C)を含む芳香族ポリカーボネート樹脂組成物であって、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、ポリエーテル誘導体(B)を、0.1重量部以上3.0重量部以下、および芳香族化合物(C)を0.0001重量部以上0.1重量部未満含み、ポリエーテル誘導体(B)の骨格部分のデイビス法によるHLB値は、-12以上15以下であることを特徴とする、芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式:
[化21]
2.
前記ポリエーテル誘導体(B)が、下記式(1)で表され、500~8000の重量平均分子量を有するポリエーテル誘導体を含む、上記1に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式(1):
RO-(X-O)m(Y-O)n-R’
(式中、RおよびR’は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~30のアルキル基を示し、Xは、炭素数2~4の直鎖アルキレン基又は分岐アルキレン基を示し、Yは、炭素数2~5の直鎖アルキレン基又は分岐アルキレン基を示し、XとYは同一であっても異なっていても良く、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは6~120を示す。)
3.
式(1)で表されるポリエーテル誘導体は、下記式(2)で表されるポリエーテル誘導体、式(3)で表されるポリエーテル誘導体、式(4)で表されるポリエーテル誘導体、式(5)で表されるポリエーテル誘導体、式(6)で表されるポリエーテル誘導体、式(7)で表されるポリエーテル誘導体、式(8)で表されるポリエーテル誘導体、式(9)で表されるポリエーテル誘導体及び式(10)で表されるポリエーテル誘導体から選択される少なくとも1種を含む、上記2に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式(2):
HO-(CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 O)m(CH(CH 3 )CH 2 O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(3):
HO-(CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 O)m(CH 2 CH 2 CH(CH 3 )CH 2 O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(4):
HO-(CH 2 CH 2 O)m(CH(CH 3 )CH 2 O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(5):
RO-(CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 O)m(CH(CH 3 )CH 2 O)n-H
(式中、Rは炭素数1~30のアルキル基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(6):
RO-(CH 2 CH 2 O)m(CH(CH 3 )CH 2 O)n-H
(式中、Rは炭素数1~30のアルキル基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(7):
HO-(CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 O)m(CH 2 CH 2 O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(8):
HO-(CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 O)p-H
(式中、pは、6~100を示す。);
式(9):
HO-(CH(CH 3 )CH 2 O)q-H
(式中、qは、7~120を示す。);
及び
式(10):
HO-(CH(C 2 H 5 )CH 2 O)r-H
(式中、rは、6~100を示す。)
4.
JIS K1557-4に準拠して測定される、ポリエーテル誘導体(B)のCPRが3.5以下である、上記1~3のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
5.
JIS K1557-5に準拠して測定される、ポリエーテル誘導体(B)のpHが、5.0以上、7.5未満である、上記1~4のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
6.
JIS K7120に準拠する熱重量測定で測定される、ポリエーテル誘導体(B)の90%重量となる温度(又は重量減少率が10%となる温度)が、300℃以上である、上記1~5のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
7.
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、芳香族化合物(C)を、0.0005以上~0.003重量部未満含む、上記1~6のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
8.
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、更に、リン系酸化防止剤(D)を、0.5重量部まで含有する、上記1~7のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
9.
前記リン系酸化防止剤(D)が、下記亜リン酸エステル構造を有する亜リン酸エステル化合物を含む、上記8に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
[化22]
10.
前記リン系酸化防止剤(D)が、下記式(11)、(12)、(13)及び(14)で表される亜リン酸エステル化合物から選択される少なくとも1種以上の化合物を含む、上記9に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式(11):
[化23]
[式中、R 1 は、炭素数1~20のアルキル基又はアルキル基で置換されていてもよいアリール基を示し、aは、0~3の整数を示す。]
式(12):
[化24]
[式中、R 2 、R 3 、R 5 及びR 6 は、各々独立して、水素原子、炭素数1~8のアルキル基、炭素数5~8のシクロアルキル基、炭素数6~12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7~12のアラルキル基又はフェニル基を示す。R 4 は、水素原子又は炭素数1~8のアルキル基を示す。Xは、単結合、硫黄原子又は式:-CHR 7 -(ここで、R 7 は、水素原子、炭素数1~8のアルキル基又は炭素数5~8のシクロアルキル基を示す)で表される基を示す。Aは、炭素数1~8のアルキレン基又は式:*-COR 8 -(ここで、R 8 は、単結合又は炭素数1~8のアルキレン基を示し、*は、酸素側の結合手であることを示す)で表される基を示す。Y及びZは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素数1~8のアルコキシ基又は炭素数7~12のアラルキルオキシ基を示し、もう一方が水素原子又は炭素数1~8のアルキル基を示す。]
式(13):
[化25]
[式中、R 9 、R 10 は炭素数1~20のアルキル基、またはアルキル基で置換されてもよいアリール基を、b及びCは、それぞれ独立して、整数0~3を示す。]
式(14):
[化26]
[式中、R 11 ~R 18 は、それぞれ独立に、炭素数1~3のアルキル基またはアルケニル基を示す。R 11 とR 12 、R 13 とR 14 、R 15 とR 16 、R 17 とR 18 とは、互いに結合して環を形成していても良い。R 19 ~R 22 は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1~20のアルキル基を示す。d~gは、それぞれ独立して、0~5の整数である。X 1 ~X 4 は、それぞれ独立に、単結合または炭素原子を示す。X 1 ~X 4 が単結合である場合、R 11 ~R 22 のうち、当該単結合に繋がった官能基は式(14)から除外される。]
11.
前記芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、さらに、エポキシ化合物(E)を、0.001~0.2質量部含有する、上記1~10のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
12.
前記エポキシ化合物(E)が、3’,4’-エポキシシクロヘキシルメチル-3,4-エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを含む、上記11に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
13.
熱安定剤、酸化防止剤、着色剤、離型剤、軟化剤、帯電防止剤及び衝撃性改良剤を含む群から選択される少なくとも1種を更に含有する、上記1~12のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
14.
上記1~13のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を含む光学用成形品。
15.
前記光学用成形品が、導光板、面発光体材料、導光フィルム、車両用ライトガイド及び銘板から選択される成形品を含む、上記14記載の光学用成形品。
16.
上記1~13のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を成形することを含む、光学用成形品の製造方法。
Claims (16)
- 前記ポリエーテル誘導体(B)が、下記式(1)で表され、500~8000の重量平均分子量を有するポリエーテル誘導体を含む、請求項1に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式(1):
RO-(X-O)m(Y-O)n-R’
(式中、RおよびR’は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1~30のアルキル基を示し、Xは、炭素数2~4の直鎖アルキレン基又は分岐アルキレン基を示し、Yは、炭素数2~5の直鎖アルキレン基又は分岐アルキレン基を示し、XとYは同一であっても異なっていても良く、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは6~120を示す。) - 式(1)で表されるポリエーテル誘導体は、下記式(2)で表されるポリエーテル誘導体、式(3)で表されるポリエーテル誘導体、式(4)で表されるポリエーテル誘導体、式(5)で表されるポリエーテル誘導体、式(6)で表されるポリエーテル誘導体、式(7)で表されるポリエーテル誘導体、式(8)で表されるポリエーテル誘導体、式(9)で表されるポリエーテル誘導体及び式(10)で表されるポリエーテル誘導体から選択される少なくとも1種を含む、請求項2に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式(2):
HO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(3):
HO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH2CH2CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(4):
HO-(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(5):
RO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、Rは炭素数1~30のアルキル基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(6):
RO-(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)n-H
(式中、Rは炭素数1~30のアルキル基を示し、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(7):
HO-(CH2CH2CH2CH2O)m(CH2CH2O)n-H
(式中、m及びnは、各々独立して、3~60を示し、m+nは、8~90を示す。);
式(8):
HO-(CH2CH2CH2CH2O)p-H
(式中、pは、6~100を示す。);
式(9):
HO-(CH(CH3)CH2O)q-H
(式中、qは、7~120を示す。);
及び
式(10):
HO-(CH(C2H5)CH2O)r-H
(式中、rは、6~100を示す。) - JIS K1557-4に準拠して測定される、ポリエーテル誘導体(B)のCPRが3.5以下である、請求項1~3のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- JIS K1557-5に準拠して測定される、ポリエーテル誘導体(B)のpHが、5.0以上、7.5未満である、請求項1~4のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- JIS K7120に準拠する熱重量測定で測定される、ポリエーテル誘導体(B)の90%重量となる温度(又は重量減少率が10%となる温度)が、300℃以上である、請求項1~5のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- 芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、芳香族化合物(C)を、0.0005重量部以上0.003重量部以下含む、請求項1~6のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- 芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、更に、リン系酸化防止剤(D)を、0.5重量部まで含有する、請求項1~7のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記リン系酸化防止剤(D)が、下記式(11)、(12)、(13)及び(14)で表される亜リン酸エステル化合物から選択される少なくとも1種以上の化合物を含む、請求項9に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
式(11):
[式中、R1は、炭素数1~20のアルキル基又はアルキル基で置換されていてもよいアリール基を示し、aは、0~3の整数を示す。]
式(12):
[式中、R2、R3、R5及びR6は、各々独立して、水素原子、炭素数1~8のアルキル基、炭素数5~8のシクロアルキル基、炭素数6~12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7~12のアラルキル基又はフェニル基を示す。R4は、水素原子又は炭素数1~8のアルキル基を示す。Xは、単結合、硫黄原子又は式:-CHR7-(ここで、R7は、水素原子、炭素数1~8のアルキル基又は炭素数5~8のシクロアルキル基を示す)で表される基を示す。Aは、炭素数1~8のアルキレン基又は式:*-COR8-(ここで、R8は、単結合又は炭素数1~8のアルキレン基を示し、*は、酸素側の結合手であることを示す)で表される基を示す。Y及びZは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素数1~8のアルコキシ基又は炭素数7~12のアラルキルオキシ基を示し、もう一方が水素原子又は炭素数1~8のアルキル基を示す。]
式(13):
[式中、R9、R10は炭素数1~20のアルキル基、またはアルキル基で置換されてもよいアリール基を、b及びCは、それぞれ独立して、整数0~3を示す。]
式(14):
[式中、R11~R18は、それぞれ独立に、炭素数1~3のアルキル基またはアルケニル基を示す。R11とR12、R13とR14、R15とR16、R17とR18とは、互いに結合して環を形成していても良い。R19~R22は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1~20のアルキル基を示す。d~gは、それぞれ独立して、0~5の整数である。X1~X4は、それぞれ独立に、単結合または炭素原子を示す。X1~X4が単結合である場合、R11~R22のうち、当該単結合に繋がった官能基は式(14)から除外される。] - 前記芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して、さらに、エポキシ化合物(E)を、0.001~0.2質量部含有する、請求項1~10のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記エポキシ化合物(E)が、3’,4’-エポキシシクロヘキシルメチル-3,4-エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを含む、請求項11に記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- 熱安定剤、酸化防止剤、着色剤、離型剤、軟化剤、帯電防止剤及び衝撃性改良剤を含む群から選択される少なくとも1種を更に含有する、請求項1~12のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
- 請求項1~13のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を含む光学用成形品。
- 前記光学用成形品が、導光板、面発光体材料、導光フィルム、車両用ライトガイド及び銘板から選択される成形品を含む、請求項14記載の光学用成形品。
- 請求項1~13のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を成形することを含む、光学用成形品の製造方法。
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