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JP7210243B2 - 判定装置及びドア装置 - Google Patents
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JP7210243B2 - 判定装置及びドア装置 - Google Patents

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本発明は、多重扉の異常を判定する判定装置及びドア装置に関する。
従来、プラットホームに設置されて、プラットホームと線路等の軌道とを区画するホームドア装置が知られている。ホームドア装置は、プラットホームに沿って延出し、扉がプラットホームの延出方向に移動することで、プラットホームと軌道との区画を開閉する。ホームドア装置では、多重扉を有する多重扉式のドア装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の多重扉式のドア装置では、駆動装置が第1段扉を駆動し、第1段扉に収納される第2段扉が第1段扉の移動によって駆動される。
特開2006-64821号公報
ところで、上記特許文献1に記載のドア装置では、第2段扉の開位置及び閉位置をそれぞれ検知するセンサが設けられ、第2段扉の開閉の途中においては検知することができない。すなわち、多重扉式のドア装置において、全開位置と全閉位置との間における多重扉の異常を検知することが望まれている。なお、ホームドア装置だけでなく多重扉式の自動ドア等のドア装置であっても同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、全開位置と全閉位置との間における多重扉の異常を判定することのできる判定装置及びドア装置を提供することにある。
上記課題を解決する判定装置は、連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を検知する検知部と、前記多重扉が移動するときに、前記検知部が検知した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備える。
上記課題を解決する判定装置は、連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を取得する取得部と、前記多重扉が移動するときに、前記取得部で取得した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備える。
上記課題を解決するドア装置は、連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を検知する検知部と、前記多重扉が移動するときに、前記検知部が検知した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備える。
上記構成によれば、多重扉のいずれかの扉に異常があるときには、多重扉が移動するときに、多重扉に含まれる親扉と子扉との相対位置が予め決められている範囲外となるため判定部が異常を判定することができる。よって、全開位置と全閉位置との間における多重扉の異常を検知することができる。
上記判定装置について、前記多重扉を駆動する駆動装置の出力から前記多重扉の移動を検知する移動検知部を備えることが好ましい。
上記ドア装置について、前記多重扉を駆動する駆動装置の出力から前記多重扉の移動を検知する移動検知部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、駆動装置の出力から多重扉の移動を移動検知部が検知するため、多重扉の移動を確実に検知して、判定部が異常判定を行うことができる。
上記ドア装置について、前記検知部は、前記親扉が全開位置にあることを検知する親扉開検知部と、前記親扉が全閉位置にあることを検知する親扉閉検知部と、前記子扉が全開位置にあることを検知する子扉開検知部と、前記子扉が全閉位置にあることを検知する子扉閉検知部とを備え、前記判定部は、前記親扉開検知部の検知結果と前記子扉開検知部の検知結果とが一致、及び前記親扉閉検知部の検知結果と前記子扉閉検知部の検知結果とが一致の少なくとも一方が成立しないときに、異常と判定することが好ましい。
上記構成によれば、多重扉が移動していないときであっても、検知部が検知した親扉と子扉との相対位置が一致していないことを検知することができ、判定部が異常を判定することができる。
上記ドア装置について、前記親扉開検知部及び前記親扉閉検知部は、駆動装置が収容される戸袋部に設置され、前記子扉開検知部と前記子扉閉検知部は、前記親扉に設置されることが好ましい。
上記構成によれば、子扉に全開位置又は全閉位置を検知する検知部を設置しないため、検知部に接続される接続線を子扉に設置する必要がなく、設置作業を容易とすることができる。
上記ドア装置について、前記判定部は、前記多重扉の開方向への移動後に前記親扉が前記全開位置であることを前記親扉開検知部が検知しており且つ前記親扉が前記全閉位置であることを前記親扉閉検知部が検知しておらず且つ前記子扉が前記全開位置であることを前記子扉開検知部が検知しておらず且つ前記子扉が前記全閉位置であることを前記子扉閉検知部が検知していると、前記子扉が全閉状態で異常であると判定することが好ましい。
上記構成によれば、多重扉が全開位置に移動したときに、子扉が全閉位置であることを検知していることで、子扉が全閉状態で移動することができなくなった異常であることを判定することができる。
上記ドア装置について、前記判定部は、前記多重扉の閉方向への移動後、前記親扉が前記全開位置であることを前記親扉開検知部が検知しておらず且つ前記親扉が前記全閉位置であることを前記親扉閉検知部が検知しており且つ前記子扉が前記全開位置であることを前記子扉開検知部が検知しており且つ前記子扉が前記全閉位置であることを前記子扉閉検知部が検知していないと、前記子扉が全開状態で異常であると判定することが好ましい。
上記構成によれば、多重扉が全閉位置に移動したときに、子扉が全開位置であることを検知していることで、子扉が全開状態で移動することができなくなった異常であることを判定することができる。
上記ドア装置について、前記判定部が異常と判定したときには、駆動装置が前記多重扉を開駆動させることが好ましい。
上記構成によれば、異常と判定したときに多重扉が駆動装置によって開駆動されるため、多重扉のうち移動することができる扉だけでも開くことができ、軌道とプラットホームとの開口部を確保することができる。
本発明によれば、全開位置と全閉位置との間における多重扉の異常を判定することができる。
ドア装置の一実施形態の構成を示す全閉時の正面図。 同実施形態のドア装置の構成を示す全開時の正面図。 同実施形態のドア装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態のドア装置の各状態における検知センサの検知結果を示す図。 同実施形態のドア装置の各状態を示す平面図であって、(a)は全開位置における正常状態を示す図、(b)は中間位置における子扉の異常状態を示す図、(c)は中間位置における子扉の異常状態を示す図、(d)は親扉が全閉位置における子扉の異常状態を示す図。 同実施形態のドア装置の各状態を示す平面図であって、(a)は全閉位置における正常状態を示す図、(b)は中間位置における子扉の異常状態を示す図、(c)は中間位置における子扉の異常状態を示す図、(d)は親扉が全開位置における子扉の異常状態を示す図。
以下、図1~図6を参照して、ドア装置をホームドア装置に具体化した一実施形態について説明する。このホームドア装置は、鉄道等のプラットホームに設置される。
図1に示すように、ホームドア装置10は、略矩形状の戸袋部20を備えている。戸袋部20は、プラットホーム1に固定されている。戸袋部20は、戸袋部20から図中右側へ進出する多重扉11を移動可能に支持しているとともに、多重扉11を駆動する駆動装置22が収納されている。多重扉11は、親扉30と、子扉40とを備えている。
ホームドア装置10は、プラットホーム1の軌道側の縁部に沿って設置される。ホームドア装置10は、プラットホーム1を軌道側とプラットホーム1側とに区画する。なお、図示しないが、ホームドア装置10は、プラットホーム1に複数設置され、ホームドア装置10の多重扉11によって乗降通路が開閉される。
親扉30には、親扉30の移動方向に延出する第1レール31が鉛直方向において並んで2本設置されている。戸袋部20には、各第1レール31を移動可能に保持する第1ガイドブロック21が1本の第1レール31に対して2個ずつ設置されている。第1ガイドブロック21は、第1レール31を移動させる転動体を有している。すなわち、4個の第1ガイドブロック21によって親扉30が保持されている。第1ガイドブロック21は、第1レール31に対して鉛直方向下方に位置し、第1レール31を下から保持している。
戸袋部20は、駆動装置22によって回転される第1ローラ23と、第1ローラ23に掛けられる第1無端ベルト24と、親扉30の移動方向において第1ローラ23と反対側に設置されて第1無端ベルト24が掛けられる第2ローラ25とを備えている。親扉30は、鉛直方向に延出する第1支持部材36を備えている。第1無端ベルト24には、第1支持部材36に取り付けられた第1取付部材37が固定されている。このため、第1無端ベルト24が回転すると、第1取付部材37を介して親扉30が移動する。
親扉30には、親扉30の移動方向に延出する第2レール32が鉛直方向において並んで2本設置されている。各第2レール32は、第1レール31よりも鉛直方向上方に位置している。子扉40には、各第2レール32を移動可能に保持する第2ガイドブロック41が1本の第2レール32に対して2個ずつ設置されている。第2ガイドブロック41は、第2レール32を移動させる転動体を有している。すなわち、4個の第2ガイドブロック41によって子扉40が親扉30に保持されている。上側の第2ガイドブロック41は、上側の第2レール32に対して鉛直方向上方に位置し、第2レール32を上から保持している。下側の第2ガイドブロック41は、下側の第2レール32に対して鉛直方向下方に位置し、第2レール32を下から保持している。
親扉30は、親扉30の移動方向において離間して配置された第3ローラ33及び第4ローラ34と、第3ローラ33及び第4ローラ34に掛けられる第2無端ベルト35とを備えている。第2無端ベルト35には、戸袋部20に取り付けられた第2取付部材26が固定されている。また、第2無端ベルト35には、子扉40に取り付けられた第3取付部材42が固定されている。このため、親扉30が移動すると、第2取付部材26によって第2無端ベルト35が回転して、子扉40が移動する。
戸袋部20には、親扉30の移動方向に延出する支持フレーム27を備えている。この支持フレーム27には、親扉30が全開位置にあることを検知する親扉開検知部28と、親扉30が全閉位置にあることを検知する親扉閉検知部29とが設置されている。すなわち、親扉開検知部28は、親扉30の第1支持部材36が対向する位置にあるときに、親扉30が全開位置にあると検知し、親扉30の第1支持部材36が対向する位置にないときに、親扉30が全開位置にあると検知しない。また、親扉閉検知部29は、親扉30の第1支持部材36が対向する位置にあるときに、親扉30が全閉位置にあると検知し、親扉30の第1支持部材36が対向する位置にないときに、親扉30が全閉位置にあると検知しない。つまり、親扉30の全開位置及び全閉位置とは、戸袋部20に対する位置である。親扉開検知部28及び親扉閉検知部29は、検知結果を出力する。
子扉40は、鉛直方向に延出する第2支持部材43を備えている。親扉30には、子扉40が全開位置にあることを検知する子扉開検知部38と、子扉40が全閉位置にあることを検知する子扉閉検知部39とが設置されている。すなわち、子扉開検知部38は、子扉40の下側の図中左側の第2ガイドブロック41が対向する位置にあるときに、子扉40が全開位置にあると検知し、子扉40の下側の図中左側の第2ガイドブロック41が対向する位置にないときに、子扉40が全開位置にあると検知しない。また、子扉閉検知部39は、子扉40の下側の図中右側の第2ガイドブロック41が対向する位置にあるときに、子扉40が全閉位置にあると検知し、子扉40の下側の図中右側の第2ガイドブロック41が対向する位置にないときに、子扉40が全閉位置にあると検知しない。つまり、子扉40の全開位置及び全閉位置とは、親扉30に対する位置であるため、親扉30の位置によって戸袋部20に対する位置が異なる。子扉開検知部38及び子扉閉検知部39は、検知結果を出力する。
次に、図3を参照して、ホームドア装置10の電気的構成について説明する。
ホームドア装置10の戸袋部20には、ホームドア装置10を制御する制御装置50が設置されている。制御装置50は、駆動装置22を駆動制御することで多重扉11の親扉30及び子扉40を移動させる。制御装置50は、戸袋部20に設置されている親扉開検知部28及び親扉閉検知部29から検知結果が入力されるとともに、親扉30に設置されている子扉開検知部38及び子扉閉検知部39から検知結果が入力される。なお、子扉40は、親扉30に設置された子扉開検知部38及び子扉閉検知部39によって検知されるため、制御装置50と電気的には接続されていない。
制御装置50は、駆動装置22の出力を取得する取得部51を備えている。取得部51は、駆動装置22の出力から多重扉11が位置変化しているか否かを取得する。取得部51は、駆動装置22の出力があるときには多重扉11が移動していると出力する。
制御装置50は、多重扉11が異常であるか否かを判定する判定部52を備えている。判定部52は、取得部51が多重扉11の移動を取得しているときに、検知部28,29,38,39の検知結果から親扉30と子扉40との相対位置が予め決められた範囲外であると、異常と判定する。また、判定部52は、多重扉11の移動に関係なく、検知部28,29,38,39の検知結果から親扉30と子扉40との相対位置が予め決められた範囲外であると、異常と判定する。
すなわち、図4に示すように、ホームドア装置10の判定部52は、以下のように判定する。ここでは、親扉30及び子扉40の全開位置及び全閉位置における親扉30と子扉40との相対位置は、正常であれば一致し、異常であれば一致しない。言い換えれば、正常であれば検知結果が一致し、異常であれば検知結果が一致しない。すなわち、予め決められた範囲は、判定部52が検知結果の一致で判定しているため、親扉開検知部28の検知結果と子扉開検知部38の検知結果とが一致する範囲であって、また親扉閉検知部29の検知結果と子扉閉検知部39の検知結果とが一致する範囲である。
図4の状態2に示すように、判定部52は、取得部51が多重扉11の移動を取得しているときに、親扉開検知部28の検知結果と子扉開検知部38の検知結果とが一致しないと、異常状態であると判定する。なお、判定部52は、多重扉11の移動を取得したことをトリガとして判定を開始してもよい。
図4の状態6に示すように、判定部52は、取得部51が多重扉11の移動を取得しているときに、親扉閉検知部29の検知結果と子扉閉検知部39の検知結果とが一致しないと、異常状態であると判定する。なお、判定部52は、多重扉11の移動を取得したことをトリガとして判定を開始してもよい。
図4の状態1及び状態5に示すように、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果と子扉開検知部38の検知結果とが一致するとともに、親扉閉検知部29の検知結果と子扉閉検知部39の検知結果とが一致するときは、正常状態であると判定する。
図4の状態3,8に示すように、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果と子扉開検知部38の検知結果とが一致しないときは、異常状態であると判定する。
特に、図4の状態3に示すように、判定部52は、多重扉11の閉方向への移動後、親扉30が全開位置であることを親扉開検知部28が検知していない、且つ親扉30が全閉位置であることを親扉閉検知部29が検知している、且つ子扉40が全開位置であることを子扉開検知部38が検知している、且つ子扉40が全閉位置であることを子扉閉検知部39が検知していないと、多重扉11が全閉位置に移動されながら子扉40が全開状態となっている異常状態と判定する。
図4の状態4,7に示すように、判定部52は、親扉閉検知部29の検知結果と子扉閉検知部39の検知結果とが一致しないときは、異常状態であると判定する。
特に、図4の状態7に示すように、判定部52は、多重扉11の開方向への移動後、親扉30が全開位置であることを親扉開検知部28が検知している、且つ親扉30が全閉位置であることを親扉閉検知部29が検知していない、且つ子扉40が全開位置であることを子扉開検知部38が検知していない、且つ子扉40が全閉位置であることを子扉閉検知部39が検知していると、多重扉11が全開位置に移動されながら、子扉40が全閉状態となっている異常状態と判定する。
次に、図5及び図6を併せ参照して、上記ホームドア装置10の作用について説明する。
図5(a)は、親扉30及び子扉40が全開位置にある図4の状態1を示している。状態1では、親扉開検知部28が開を検知し、子扉開検知部38が開を検知し、親扉閉検知部29が閉を検知せず、子扉閉検知部39が閉を検知しない。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を検知」と、子扉開検知部38の検知結果「開を検知」とが一致するとともに、親扉閉検知部29の検知結果「閉を非検知」と子扉閉検知部39の検知結果「閉を非検知」とが一致するため、正常状態であると判定する。
図5(b)は、多重扉11が図5(a)の状態から駆動装置22に移動されて、親扉30が全開位置から少し移動して、子扉40が親扉30に対して移動していない図4の状態2を示している。例えば、第2無端ベルト35が切れたときに子扉40が親扉30に対して移動することができなくなる。状態2では、取得部51が移動を取得し、親扉開検知部28が開を検知せず、子扉開検知部38が開を検知し、親扉閉検知部29が閉を検知し、子扉閉検知部39が閉を検知しない。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を非検知」と、子扉開検知部38の検知結果「開を検知」とが一致しないため、異常状態であると判定する。
図5(c)は、多重扉11が図5(b)の状態から駆動装置22に全閉位置まで移動されて、子扉40が親扉30に対して移動していない図4の状態3を示している。例えば、第2無端ベルト35が切れたときに子扉40が親扉30に対して移動することができなくなる。状態3では、取得部51が移動を取得せず、親扉開検知部28が開を検知せず、子扉開検知部38が開を検知し、親扉閉検知部29が閉を検知し、子扉閉検知部39が閉を検知しない。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を非検知」と、子扉開検知部38の検知結果「開を検知」とが一致しないとともに、親扉閉検知部29の検知結果「閉を検知」と子扉閉検知部39の検知結果「閉を非検知」とが一致しないため、親扉30が全閉位置にありながら子扉40が全開状態のままの異常状態であると判定する。
図5(d)は、多重扉11が駆動装置22に移動されて、全開位置へ移動中に子扉40が親扉30に対して移動しなくなり、親扉30が全閉位置に到達した図4の状態4を示している。状態4では、取得部51が移動を取得せず、親扉開検知部28が開を検知せず、子扉開検知部38が開を検知し、親扉閉検知部29が閉を検知せず、子扉閉検知部39が閉を検知しない。よって、判定部52は、親扉閉検知部29の検知結果「閉を検知」と、子扉閉検知部39の検知結果「閉を非検知」とが一致しないため、異常状態であると判定する。
図6(a)は、親扉30及び子扉40が全閉位置にある図4の状態5を示している。状態5では、親扉開検知部28が開を検知せず、子扉開検知部38が開を検知せず、親扉閉検知部29が閉を検知し、子扉閉検知部39が閉を検知する。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を非検知」と、子扉開検知部38の検知結果「開を非検知」とが一致するとともに、親扉閉検知部29の検知結果「閉を検知」と子扉閉検知部39の検知結果「閉を検知」とが一致するため、正常状態であると判定する。
図6(b)は、多重扉11が図6(a)の状態から駆動装置22に移動されて、親扉30が全閉位置から少し移動して、子扉40が親扉30に対して移動していない図4の状態6を示している。例えば、第2無端ベルト35が切れたときに子扉40が親扉30に対して移動することができなくなる。状態6では、取得部51が移動を取得し、親扉開検知部28が開を検知せず、子扉開検知部38が開を検知し、親扉閉検知部29が閉を検知し、子扉閉検知部39が閉を検知しない。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を非検知」と、子扉開検知部38の検知結果「開を検知」とが一致しないため、異常状態であると判定する。
図6(c)は、多重扉11が図6(b)の状態から駆動装置22に全開位置まで移動されて、子扉40が親扉30に対して移動していない図4の状態7を示している。状態7では、取得部51が移動を取得せず、親扉開検知部28が開を検知し、子扉開検知部38が開を検知せず、親扉閉検知部29が閉を検知せず、子扉閉検知部39が閉を検知する。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を検知」と、子扉開検知部38の検知結果「開を非検知」とが一致しないとともに、親扉閉検知部29の検知結果「閉を非検知」と子扉閉検知部39の検知結果「閉を検知」とが一致しないため、親扉30が全開位置にありながら子扉40が全閉状態のままの異常状態であると判定する。
図6(d)は、多重扉11が駆動装置22に移動されて、全開位置へ移動中に子扉40が親扉30に対して移動しなくなり、親扉30が全開位置に到達した図4の状態8を示している。状態8では、取得部51が移動を取得せず、親扉開検知部28が開を検知し、子扉開検知部38が開を検知せず、親扉閉検知部29が閉を検知せず、子扉閉検知部39が閉を検知しない。よって、判定部52は、親扉開検知部28の検知結果「開を検知」と、子扉開検知部38の検知結果「閉を非検知」とが一致しないため、異常状態であると判定する。
よって、親扉30と子扉40とを連結する第2無端ベルト35が切れて、多重扉11が駆動装置22によって移動されたときには、多重扉11が少し移動しただけで、状態2又は状態6となり、多重扉11が異常であることを判定部52が判定することができる。また、多重扉11が移動した後においても、多重扉11が異常であることを判定部52が判定することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)多重扉11のいずれかの扉が異常であるときには、多重扉11が移動するときに、親扉30と子扉40との相対位置が予め決められた相対位置からずれるため判定部52が異常を判定することができる。よって、全開位置と全閉位置との間における多重扉11の異常を判定することができる。
(2)駆動装置22の出力から多重扉11の移動を取得部51が取得するため、多重扉11の移動を確実に検知して、判定部52が異常判定を行うことができる。
(3)検知部28,29,38,39が検知した親扉30と子扉40との相対位置が一致していないことにより判定部52が異常を判定することができる。
(4)子扉40に子扉40の全開位置及び全閉位置を検知する検知部を設置しないため、検知部に接続される接続線を子扉40に設置する必要がなく、設置作業を容易とすることができる。
(5)多重扉11が閉じる方向へ移動しているときには、全開位置に親扉30及び子扉40が位置しないため、全開位置における検知が一致しないことで、多重扉11が異常であることを判定部52が判定することができる。
(6)多重扉11が開く方向へ移動しているときには、全閉位置に親扉30及び子扉40が位置しないため、全開位置における検知が一致しないことで、多重扉11が異常であることを判定部52が判定することができる。
(7)多重扉11が全開位置に移動したときに、子扉40が全閉位置であることを検知していることで、子扉40が全閉状態で移動することができなくなった異常であることを判定することができる。
(8)多重扉11が全閉位置に移動したときに、子扉40が全開位置であることを検知していることで、子扉40が全開状態で移動することができなくなった異常であることを判定することができる。
(9)異常と判定したときに多重扉11が駆動装置22によって開駆動されるため、多重扉11のうち移動することができる扉だけでも開くことができ、軌道とプラットホーム1との開口部を確保することができる。
(他の実施形態)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、親扉30に第1レール31を設け、戸袋部20に第1レール31を保持する第1ガイドブロック21を設けたが、戸袋部20に第1レールを設け、親扉30に第1レールを保持する第1ガイドブロックを設けてもよい。
・上記実施形態では、親扉30に第2レール32を設け、子扉40に第2レール32を保持する第2ガイドブロック41を設けたが、子扉40に第2レールを設け、親扉30に第2レールを保持する第2ガイドブロックを設けてもよい。
・上記実施形態では、親扉30の全開位置を検知する親扉開検知部28及び親扉30の全閉位置を検知する親扉閉検知部29を戸袋部20に設けた。しかしながら、親扉30の全開位置を検知する親扉開検知部28及び親扉30の全閉位置を検知する親扉閉検知部29を親扉30に設けてもよい。
・上記実施形態では、子扉40の全開位置を検知する子扉開検知部38及び子扉40の全閉位置を検知する子扉閉検知部39を親扉30に設けた。しかしながら、子扉40の全開位置を検知する子扉開検知部38及び子扉40の全閉位置を検知する子扉閉検知部39を子扉40に設けてもよい。
・上記実施形態では、状態を判定されるホームドア装置10内の駆動装置22の出力を取得部51が取得したが、他のホームドア装置10内の駆動装置22の出力を取得部が取得して、判定部52が判定してもよい。このようにすれば、全てのホームドア装置10の駆動装置22の出力を取得する必要がなくなり、取得部の個数を減らすことができる。
・上記実施形態では、取得部51が駆動装置22の出力を取得したが、駆動装置22の出力に限らず、制御装置50の信号を取得してもよい。また、判定部52が多重扉11の移動の有無を取得することで、取得部51の構成を省略してもよい。
・上記実施形態では、制御装置50をホームドア装置10内に設けたが、制御装置50をホームドア装置10の外部に設置してもよい。
・上記実施形態では、駆動装置22の駆動力を第2無端ベルト35を介して親扉30から子扉40に伝達したが、子扉40を駆動する駆動装置を駆動装置22とは別に設けて、子扉40を親扉30と連れ動きするようにしてもよい。このような場合には、いずれかの駆動装置が故障したときに、判定部52が異常と判定する。
・上記実施形態では、検知部28,29,38,39によって親扉30及び子扉40の全開位置又は全閉位置を検知することで親扉30及び子扉40の相対位置を検出した。しかしながら、親扉30及び子扉40の相対位置を検知することができれば、親扉30及び子扉40の全開位置又は全閉位置を検知する検知部に限らない。
・上記実施形態では、予め決められた範囲を検知結果が一致する範囲とした。しかしながら、検知部が親扉30の位置と子扉40の位置とを広範囲で検知することができれば、予め決められた範囲を検知結果が一致する範囲ではなく、親扉30及び子扉40の相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定してもよい。
・上記実施形態では、ドア装置としてホームドア装置に具体化したが、フルハイトタイプの多重扉を有するドア装置に具体化してもよい。すなわち、無目に設置された第1レールに吊設金具を介して親扉が吊設され、無目に設置された第2レールに吊設金具を介して子扉が吊設される。そして、無目に上記実施形態と同様に、駆動装置と第1無端ベルト及び第2無端ベルトを設置して、親扉及び子扉の全開位置及び全閉位置をそれぞれ検知する検知部を設けて判定部が異常を判定する。
・上記実施形態では、2重の多重扉11を有するドア装置としたが、3重以上の多重扉を有するドア装置としてもよい。3重以上である場合、3つ以上の扉のうちの2つの扉の全開位置と全閉位置とをそれぞれ検知する検知部を設けることで、上記実施形態と同様に全開位置と全閉位置との間における多重扉の異常を検知することができる。また、多重扉のうち先頭の扉の全開位置と全閉位置とを検知する検知部を設けることで、多重扉の途中の扉の異常も検知することができる。
1…プラットホーム、10…ホームドア装置、11…多重扉、20…戸袋部、21…第1ガイドブロック、22…駆動装置、23…第1ローラ、24…第1無端ベルト、25…第2ローラ、26…第2取付部材、27…支持フレーム、28…親扉開検知部、29…親扉閉検知部、30…親扉、31…第1レール、32…第2レール、33…第3ローラ、34…第4ローラ、35…第2無端ベルト、36…第1支持部材、37…第1取付部材、38…子扉開検知部、39…子扉閉検知部、40…子扉、41…第2ガイドブロック、42…第3取付部材、43…第2支持部材、50…制御装置、51…取得部、52…判定部。

Claims (8)

  1. 連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を検知する検知部と、
    前記多重扉を駆動する駆動装置の出力から前記多重扉が移動中であることを検知する移動検知部と、
    前記移動検知部が前記多重扉移動中であることを検知しているときに、前記検知部が検知した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備える
    判定装置。
  2. 連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を取得する位置取得部と、
    前記多重扉を駆動する駆動装置の出力から前記多重扉が移動中であることを取得する移動取得部と、
    前記移動取得部が前記多重扉移動中であることを取得しているときに、前記位置取得部で取得した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備える
    判定装置。
  3. 連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を検知する検知部と、
    前記多重扉を駆動する駆動装置の出力から前記多重扉が移動中であることを検知する移動検知部と、
    前記移動検知部が前記多重扉移動中であることを検知しているときに、前記検知部が検知した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備える
    ドア装置。
  4. 連れ動きする親扉と子扉とを含む多重扉の前記親扉と前記子扉との相対位置を検知する検知部と、
    前記多重扉が移動するときに、前記検知部が検知した前記相対位置が予め決められている範囲外となったときに異常と判定する判定部とを備え、
    前記検知部は、
    前記親扉が全開位置にあることを検知する親扉開検知部と、
    前記親扉が全閉位置にあることを検知する親扉閉検知部と、
    前記子扉が全開位置にあることを検知する子扉開検知部と、
    前記子扉が全閉位置にあることを検知する子扉閉検知部とを備え、
    前記判定部は、前記親扉開検知部の検知結果と前記子扉開検知部の検知結果とが一致、及び前記親扉閉検知部の検知結果と前記子扉閉検知部の検知結果とが一致の少なくとも一方が成立しないときに、異常と判定する
    ア装置。
  5. 前記親扉開検知部及び前記親扉閉検知部は、駆動装置が収容される戸袋部に設置され、
    前記子扉開検知部と前記子扉閉検知部は、前記親扉に設置される
    請求項に記載のドア装置。
  6. 前記判定部は、前記多重扉の開方向への移動後に前記親扉が前記全開位置であることを前記親扉開検知部が検知しており且つ前記親扉が前記全閉位置であることを前記親扉閉検知部が検知しておらず且つ前記子扉が前記全開位置であることを前記子扉開検知部が検知しておらず且つ前記子扉が前記全閉位置であることを前記子扉閉検知部が検知していると、前記子扉が全閉状態で異常であると判定する
    請求項又はに記載のドア装置。
  7. 前記判定部は、前記多重扉の閉方向への移動後に前記親扉が前記全開位置であることを前記親扉開検知部が検知しておらず且つ前記親扉が前記全閉位置であることを前記親扉閉検知部が検知しており且つ前記子扉が前記全開位置であることを前記子扉開検知部が検知しており且つ前記子扉が前記全閉位置であることを前記子扉閉検知部が検知していないと、前記子扉が全開状態で異常であると判定する
    請求項のいずれか一項に記載のドア装置。
  8. 前記判定部が異常と判定したときには、駆動装置が前記多重扉を開駆動させる
    請求項のいずれか一項に記載のドア装置。
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