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JP7217348B2 - 対基板作業機の管理装置および管理システム - Google Patents
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JP7217348B2 - 対基板作業機の管理装置および管理システム - Google Patents

対基板作業機の管理装置および管理システム Download PDF

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Description

本発明は、対基板作業機の管理装置および管理システムに関するものである。
対基板作業機は、基板に対する所定の作業(生産処理)を行って種々の基板製品を生産する。対基板作業機には、例えば部品を基板に装着する部品装着機が含まれる。対基板作業機は、制御装置などの複数の構成装置を備える。上記の構成装置は、所定のソフトウェアを実行することにより機能する。また、構成装置は、新たな機能の追加などを目的としてソフトウェアの更新処理を実行されることがある。特許文献1には、構成装置に組み込まれたソフトウェアのバージョンに基づいて、ソフトウェアの更新処理を自動的に実行する構成が開示されている。
特開2010-182768号公報
ところで、生産処理の種類によってはソフトウェアの機能などの関係からソフトウェアのバージョンを指定することの要請がある。これに対して、生産計画ともにソフトウェアの更新計画を生成することが考えられる。しかしながら、生産計画が変更されると更新計画の変更も必要となり、また更新計画に誤りが含まれると構成装置が必要な機能を発揮しないおそれがある。
本明細書は、生産処理に対応するソフトウェアのバージョンを確実に指定することができる対基板作業機の管理装置および管理システムを提供することを目的とする。
本明細書は、所定の対基板作業を実行する生産処理により基板製品を生産する対基板作業機を対象とする管理装置であって、前記生産処理において前記対基板作業機の構成装置が実行するソフトウェアのバージョンを指定するバージョン指定情報、および前記生産処理における前記対基板作業機の動作を指令する動作指令情報が記録された制御プログラムを記憶する記憶装置と、実行予定の前記生産処理に適用する前記ソフトウェアのバージョンを、前記生産処理に用いられる前記制御プログラムの前記バージョン指定情報に基づいて指定するバージョン指定部と、を備える対基板作業機の管理装置を開示する。
本明細書は、上記の管理装置と、前記生産処理において前記構成装置が実行する前記ソフトウェアのバージョンの入力を受け付けて前記バージョン指定情報を生成するとともに、前記対基板作業機による前記生産処理に関する各種のパラメータの入力を受け付けて前記動作指令情報を生成する制御プログラム生成部と、を備える対基板作業機の管理システムを開示する。
このような構成によると、制御プログラムには、通常の生産処理に用いられる動作指令情報に加えて、構成装置が実行するソフトウェアのバージョンを指定するバージョン指定情報が含まれる。これにより、生産処理とソフトウェアのバージョンが確実に関連付けられ、バージョン指定部により生産処理に対応するソフトウェアのバージョンを確実に指定することができる。
実施形態における対基板作業機の管理装置および管理システムを示す模式図である。 図1における部品装着機および管理システムの構成を示す模式図である。 図2における基板を拡大して示す平面図である。 制御プログラムを含む各種データを示す図である。 生産処理における管理処理を示すフローチャートである。 実施形態の変形態様における対基板作業機の管理装置および管理システムを示す模式図である。
1.対基板作業機の管理装置および管理システムの概要
以下、対基板作業機の管理装置および管理システムを具体化した実施形態について図面を参照して説明する。管理装置は、対基板作業機の構成装置が実行するソフトウェアのバージョンを管理する。また、管理システムは、対基板作業機による生産処理、および管理装置によるソフトウェアのバージョンの管理に用いられる制御プログラムを生成する。
本実施形態において、管理装置が対基板作業機としての部品装着機2の制御装置50を管理の対象として適用され、且つ制御装置50に組み込まれた態様を例示する。また、部品装着機2が構成する生産ラインLnを統括して制御するホストコンピュータ70に、管理システムの一部が組み込まれた態様を例示する。部品装着機2は、基板に部品を装着する装着処理を、所定の対基板作業として実行する。
2.生産ラインLnの構成
生産ラインLnは、図1に示すように、複数の対基板作業機を基板90(図2を参照)の搬送方向に複数設置して構成される。複数の対基板作業機のそれぞれは、ホストコンピュータ70に通信可能に接続される。生産ラインLnは、複数の対基板作業機としての印刷機1、複数の部品装着機2、リフロー炉3、および検査機4を備える。
印刷機1は、搬入された基板90における部品の装着位置にペースト状のはんだを印刷する。複数の部品装着機2のそれぞれは、生産ラインLnの上流側から搬送された基板90に部品を装着する。部品装着機2の構成については後述する。リフロー炉3は、生産ラインLnの上流側から搬送された基板90を加熱して、基板90上のはんだを溶融させてはんだ付けを行う。検査機4は、生産ラインLnにより生産された基板製品の機能が正常であるか否かを検査する。
本実施形態において、基板製品の工場には、複数の生産ラインLnが構成されていてもよい。なお、複数の生産ラインLnのそれぞれは、例えば生産する基板製品の種別などに応じて、その構成を適宜追加、変更され得る。具体的には、複数の生産ラインLnには、搬送される基板90を一時的に保持するバッファ装置や基板供給装置や基板反転装置、各種検査装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの対基板作業機が適宜設置され得る。
3.部品装着機2の構成
部品装着機2は、基板90に部品を装着する装着処理を実行する。部品装着機2は、図2に示すように、基板搬送装置10、部品供給装置20、部品移載装置30、部品カメラ41、基板カメラ42、および制御装置50を備える。基板搬送装置10は、ベルトコンベアおよび位置決め装置などにより構成される。基板搬送装置10は、基板90を搬送方向へと順次搬送するとともに、基板90を機内の所定位置に位置決めする。基板搬送装置10は、装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機2の機外に搬出する。
部品供給装置20は、基板90に装着される部品を供給する。部品供給装置20は、複数のスロット21にセットされたフィーダ22を備える。フィーダ22は、多数の部品が収納されたキャリアテープを送り移動させて、部品を採取可能に供給する。また、部品供給装置20は、例えば比較的大型の部品を、パレット24に載置されたトレイ25上に並べた状態で供給する。部品供給装置20の収納装置23は、複数のパレット24を収納し、装着処理に応じて所定のパレット24を引き出して部品を供給する。
部品移載装置30は、部品供給装置20により供給された部品を、基板搬送装置10により機内に搬入された基板90上の所定の装着位置まで移載する。部品移載装置30のヘッド駆動装置31は、直動機構により移動台32を水平方向(X方向およびY方向)に移動させる。移動台32には、図示しないクランプ部材により装着ヘッド33が交換可能に固定されている。装着ヘッド33は、回転可能に且つ昇降可能に複数の吸着ノズル34を支持する。吸着ノズル34は、供給される負圧エアにより、フィーダ22により供給される部品を吸着する。
部品カメラ41、および基板カメラ42は、CMOSなどの撮像素子を有するデジタル式の撮像装置である。部品カメラ41、および基板カメラ42は、制御信号に基づいて撮像を行い、当該撮像により取得した画像データを送出する。部品カメラ41は、装着ヘッド33の吸着ノズル34に保持された部品を下方から撮像可能に構成される。基板カメラ42は、基板90を上方から撮像可能に構成される。
制御装置50は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。制御装置50は、基板90に部品を装着する装着処理を制御する。上記の装着処理は、生産処理の一種であり、部品供給装置20により供給された部品を採取して基板90における所定位置に部品を装着するピックアンドプレースサイクル(以下、「PPサイクル」とも称する)を複数回に亘って繰り返す処理が含まれる。制御装置50は、装着処理において、各種センサから出力される情報や画像処理の結果、予め記憶された制御プログラムRcなどに基づき、部品移載装置30の動作を制御する。これにより、装着ヘッド33に支持された複数の吸着ノズル34の位置および角度が制御される。
なお、上記のような構成からなる部品装着機2において、基板搬送装置10、部品供給装置(フィーダ22、収納装置23)、ヘッド駆動装置31、装着ヘッド33、部品カメラ41、基板カメラ42、および制御装置50は、部品装着機2を構成する構成装置である。これらの構成装置は、要求される機能(例えばフィーダ22が部品を供給する機能、制御装置50が部品移載装置30などの動作を制御する機能)に応じたソフトウェアを実行する。本実施形態において、上記のソフトウェアは、構成装置に組み込まれたファームウェアである。
また、本実施形態において、制御装置50は、互いに異なる複数のバージョンのソフトウェアを予めインストールされる。より具体的には、制御装置50には、インストールされた同種のソフトウェアを選択的に実行可能な第一起動領域51および第二起動領域52が確保されている。そして、例えば、部品装着機2の制御装置50には、図3のバージョン情報M2に示すように、第一起動領域51および第二起動領域のそれぞれに互いに異なるバージョン(Ver2.1、Ver4.2)がインストールされる。
制御装置50は、後述する管理装置60により実行するソフトウェアのバージョンを指定され、その指定バージョンに対応するソフトウェアを起動する。なお、本実施形態では、図3のバージョン情報M2に示すように、構成装置(制御装置50、装着ヘッド33、フィーダ22、・・)ごとにインストールされたソフトウェアのバージョンが管理される。また、複数の起動領域を有しない構成装置については、単に現在インストールされている一種類のバージョンが示される。なお、バージョン情報M2は、同一の生産ラインLnにおける複数の部品装着機2に共通であってもよいし、複数の部品装着機2ごとに相違してもよい。
ここで、部品装着機2による装着処理の種別は、生産計画M1に基づく進行により切り換えられる場合と、搬入した基板90によって切り換えられる場合(以下、「フレキシブル生産」と称する)とが含まれる。上記の生産計画M1は、図4に示すように、生産ラインLnにおける基板製品の製品種(U1,U2,U3,・・・)ごとの目標生産数(T1,T2,T3,・・・)を示す。部品装着機2は、装着処理の実行による生産数が目標生産数に到達した場合に、例えば次の生産処理に対応する制御プログラムRcをホストコンピュータ70からダウンロードし、当該制御プログラムRcを実行することにより装着処理の種別を切り換える。
また、上記のフレキシブル生産において、部品装着機2は、基板90に付された生産コード91を読み取る。ここで、本実施形態における基板90は、図3に示すように、生産コード91および2つの基準マーク92を有する。2つの基準マーク92のそれぞれは、基板90の基準位置を示す。制御装置50は、基板カメラ42により基準マーク92を撮像して取得された画像データに基づいて基準マーク92を認識する。そして、制御装置50は、認識された基準マーク92の位置に基づいて、基板搬送装置10により位置決めされた基板90の基準位置を認識する。
生産コード91は、実行する生産処理(装着処理)の種別を示す。生産コード91としては、バーコードや二次元コードなどを適用し得る。本実施形態において、生産コード91には、線幅および線同士の間隔が異なる複数の棒線を平行に配置して構成されるバーコードが採用されている。制御装置50は、基板カメラ42により生産コード91を撮像して取得された画像データに基づいて、装着処理の種別を読み取る。そして、部品装着機2は、生産コード91の読み取りにより取得した装着処理の種別に基づいて、装着処理に用いられる制御プログラムRcを選択する。
なお、上記の生産コード91が単に基板90に固有の識別情報(ID)であるものとしてもよい。制御装置50は、基板90の識別情報と装着処理の種別が対応付けられた対応情報を予め記憶し、基板90の識別情報が読み取られた際に、対応情報に基づいて装着処理の種別を取得してもよい。このような構成においても、生産コード91は、装着処理の種別を間接的に示すものである。また、制御装置50は、複数種類の制御プログラムRcを予め記憶し、選択した1つを実行するようにしてもよいし、必要に応じてホストコンピュータ70からダウンロードして実行するようにしてもよい。
4.管理装置60の構成
上記の制御装置50は、構成機器およびインストールされたソフトウェアにより対基板作業機の管理装置60として機能する。本実施形態において、管理装置60は、部品装着機2の構成装置の一つである制御装置50を対象として、制御装置50に組み込まれたソフトウェアのバージョンを管理する。
管理装置60は、図2に示すように、記憶装置61を備える。記憶装置61は、ハードディスク装置などの光学ドライブ装置、またはフラッシュメモリなどにより構成される。この記憶装置61には、対基板作業機の制御に用いられる制御プログラムRcやバージョン情報M2などの各種データが記憶される。制御プログラムRcは、図4に示すように、バージョン指定情報Nvおよび動作指令情報Npが記録されている。
バージョン指定情報Nvは、当該制御プログラムRcを用いた装着処理において部品装着機2の構成装置(制御装置50など)が実行するソフトウェアのバージョンを指定する情報である。具体的には、バージョン指定情報Nvは、部品装着機2の複数の構成装置(制御装置50、装着ヘッド33、フィーダ22、・・)ごとに、ソフトウェアのバージョンを指定する。バージョンの指定態様としては、特定の1つのバージョンを記載、複数のバージョンを記載、およびバージョンの範囲を記載することが想定される。
なお、上記のバージョンの範囲指定について、例えば「Ver4.0以降」のように、所定のバージョンから最新バージョンまでが含まれるように指定してもよい。また、バージョンの範囲指定について、例えば「Ver3.**」(*は任意の数、以下同じ)のように、所定の世代が含まれるように指定してもよい。なお、当該制御プログラムRcを用いた装着処理においてバージョンの指定が不要の場合には、「Ver*」と記載したり、構成装置を特定する項目自体を不記載としたりすることで、未指定状態とすることができる。
動作指令情報Npは、部品の装着処理における部品装着機2の動作を指令する情報である。具体的には、動作指令情報Npは、装着処理において基板90に装着される部品の装着位置および装着順序を示す。具体的には、動作指令情報Npは、部品の装着位置(座標)に、部品の装着角度、および部品種が関連付けられている。上記の装着座標(X軸座標(X11,X12,X13,X14,・・・)、Y軸座標(Y11,Y12,・・・))は、基板90において部品を装着する位置を示す値である。部品の装着角度(θ軸角度(θ1,θ2,θ3,θ4,・・・))は、装着座標における部品の角度を示す値である。
バージョン情報M2は、装着処理において部品装着機2の構成装置(制御装置50など)にインストールされているソフトウェアのバージョンを複数の構成装置ごとに関連付けた情報である。制御装置50にインストールされているソフトウェアは、一例として、部品移載装置30の動作を制御するためのファームウェアである。また、バージョン情報M2は、制御装置50のように、複数の起動領域(第一起動領域51、第二起動領域52)を有する場合には、それぞれにインストールされているソフトウェアの各バージョンを示す。なお、バージョン情報M2は、インストールされているソフトウェアの更新に伴って更新される。
管理装置60は、バージョン指定部62を備える。バージョン指定部62は、実行予定の生産処理(装着処理)に適用するソフトウェアのバージョンを、生産処理に用いられる制御プログラムRcのバージョン指定情報Nvに基づいて指定する。具体的には、バージョン指定部62は、バージョン指定情報Nvにおいて、所定の構成装置について特定の1つのバージョンが記載されている場合には、当該1つのバージョンを指定する。
また、バージョン指定情報Nvに複数のバージョンが記載、またはバージョンの範囲が記載されている場合には、バージョン指定部62は、バージョン情報M2に示されるバージョンのうちバージョン指定情報Nvを満たすバージョンを指定する。具体的には、バージョン指定情報Nvに「Ver4.0以降」との範囲指定があり、バージョン情報M2に「Ver2.0, Ver4.2」との記載があった場合には、バージョン指定部62は、「Ver4.2」をバージョンとして指定する。
上記のように、バージョン指定部62は、実行予定の生産処理に用いられる制御プログラムRcのバージョン指定情報Nvに基づいて、構成装置(制御装置50など)にインストールされているソフトウェアの複数のバージョンの一つを選択する。これにより、バージョン指定部62は、生産処理(装着処理)に適用するソフトウェアのバージョンを指定する。なお、バージョン指定部62は、構成装置にインストールされているソフトウェアの複数のバージョンがともにバージョン指定情報Nvの指定を満たす場合には、例えば最新バージョンに近い方を指定するなど、所定条件に基づいて一つを選択するようにしてもよい。
さらに、バージョン指定部62は、構成装置にインストールされているソフトウェアのバージョンがバージョン指定情報Nvの指定を満たさない場合には、例えばバージョン指定情報Nvの指定のうち最新バージョンに近いバージョンを指定するなど、所定条件に基づいて特定のバージョンを指定する。なお、この特定のバージョンは、後述する更新部63が構成装置のソフトウェアを更新する際に用いられる。上記の所定条件は、最新バージョンに近いとする他に、実行の実績などを勘案して作業者により適宜設定される。
また、上記のようにバージョン指定部62は、実行予定の装着処理に用いられる制御プログラムRcに含まれるバージョン指定情報Nvに基づいて、それぞれの構成装置にインストールされているソフトウェアのバージョンを指定する。よって、例えば部品装着機2が生産計画M1によらないフレキシブル生産を行う場合には、バージョン指定部62は、部品装着機2により選択された制御プログラムRcのバージョン指定情報Nvに基づいてソフトウェアのバージョンを指定することになる。つまり、制御プログラムRcの切り換えに伴って、装着処理に適用されるソフトウェアのバージョンも切り換えられることになる。
管理装置60は、更新部63を備える。管理装置60は、バージョン指定部62により指定されたバージョンのソフトウェアが構成装置(制御装置50など)にインストールされていない場合に、その構成装置にインストールされたソフトウェアを更新する。これにより、更新部63は、バージョン指定部62により指定されたバージョンのソフトウェアが構成装置にインストールされた状態にする。また、更新部63は、部品装着機2の構成装置に複数のバージョンのソフトウェアがインストールされている場合に、何れか一つのソフトウェアを更新する。
5.ホストコンピュータ70の概要および管理システム80の構成
ホストコンピュータ70は、生産ラインLnの動作状況を監視し、部品装着機2などの対基板作業機の制御を行う。本実施形態において、管理システム80は、上記の管理装置60と、ホストコンピュータ70の構成機器およびホストコンピュータ70にインストールされたソフトウェアとにより構成される。管理システム80は、制御プログラム生成部81を備える。
制御プログラム生成部81は、生産処理において構成装置(制御装置50など)が実行するソフトウェアのバージョンの入力を受け付けてバージョン指定情報Nvを生成する。具体的には、管理システム80は、例えば所定の装着処理において部品装着機2の制御装置50や装着ヘッド33に適用すべきソフトウェアのバージョンの入力を、作業者が適宜設定可能に受け付ける。このとき、ソフトウェアのバージョンを1以上指定し、また範囲で指定してもよく、また不指定とすることもできる。
また、制御プログラム生成部81は、対基板作業機(部品装着機2など)による生産処理に関する各種のパラメータの入力を受け付けて動作指令情報Npを生成する。具体的には、管理システム80は、例えば所定の装着処理に適用する基板90の種別、装着する部品の種別、位置、および角度などの各種のパラメータの入力を、作業者が適宜設定可能に受け付ける。そして、制御プログラム生成部81は、生成したバージョン指定情報Nvおよび動作指令情報Npを連結させて、制御プログラムRcを生成する。
ここで、上記のような構成により、構成装置のソフトウェアのバージョンを任意に指定することが可能となる。しかしながら、作業者は、多数のソフトウェアについて、多数のバージョンごとに機能等を把握し、適正にバージョンを指定することが容易でないことがある。また、生産処理に適したバージョンが指定されることが望ましい。そこで、管理システム80は、下記のような構成からなる提示部82を備える。
提示部82は、ソフトウェアのバージョンの入力を受け付ける際に、作業者に対して指定候補としての複数のバージョンおよびソフトウェアのバージョンごとの実績情報M5を提示する。ここで、上記の「実績情報M5」とは、生産処理(例えば装着処理)による基板製品の生産数、作業成功率、および作業時間のうち少なくとも一つである。本実施形態において、管理システム80は、図4に示すように、装着処理による実際の生産数(即ち、装着処理の実行回数)、作業成功率、および作業時間を含む実績情報M5を、生産処理の種別およびソフトウェアのバージョンに関連付けて記憶する。
なお、上記の作業成功率とは、例えば装着処理の実行後における外観検査や機能検査によって正常とされた装着処理の割合としてもよいし、PPサイクルにおいて部品の吸着や装着に所定のエラーが発生せずに完了した装着処理の割合としてもよい。また、作業時間は、装着処理の所要時間であって、例えば基板90が機内に搬入されてから装着処理を実行されて機外に搬出されるまでの時間としてもよい。
上記のように、提示部82は、管理システム80が作業者によるソフトウェアのバージョンの入力を受け付ける際に、作業者に対してバージョンの指定の指標となる情報を提示する。これにより、作業者は、所定の装着処理に必要なバージョンの指定を確実に行うことができるとともに、過度にバージョンを指定して却って装着処理の効率を低下させることを防止できる。また、提示部82は、実績情報M5に加えて、または換えて、生産計画M1、バージョン情報M2、機能情報M3、および適用情報M4を作業者に提示してもよい。
生産計画M1およびバージョン情報M2は、既に説明した通りである。機能情報M3は、図4に示すように、ソフトウェアの機能を複数のバージョンごとに関連付けた情報である。具体的には、機能情報M3には、主機能である基本動作(例えば、装着処理における部品移載装置30の動作)、オプション機器対応の可否、特殊な装着処理に対応した専用動作、把握している不具合の有無などの項目がバージョンごとに関連付けられている。例えば、Ver2.1は、オプション機器には対応しないが、専用動作に対応する。また、Ver4.0は、オプション機器や専用動作に対応しないが、ソフトウェアの改良等によって基本動作が良好であると記録されている。
適用情報M4は、生産処理(装着処理)において必要なソフトウェアの機能と生産処理の種別ごとに関連付けた情報である。具体的には、適用情報M4には、製品種(U1,U2,U3,・・・)を生産するために実行される装着処理の種別(P1,P2,P3,・・・)ごとに、当該装着処理において必要なソフトウェアの機能が関連付けられる。例えば、製品種(U4)を生産するために実行される装着処理(P4)には、オプション機器に対応する機能が要求される。提示部82は、指定候補のバージョンとともに、上記のような各種情報M1-M5を作業者に提示することにより、適正なバージョンの指定を促す。
6.管理装置60による管理処理
管理装置60によるソフトウェアの管理処理について図4および図5を参照して説明する。ここで、管理装置60は、対基板作業機である部品装着機2を構成する制御装置50を管理の対象とする。制御装置50には、装着処理において部品移載装置30の動作を制御するためのソフトウェアが組み込まれている。詳細には、図4に示すように、制御装置50の第一起動領域51にはVer2.0のソフトウェアがインストールされ、第二起動領域にはVer4.2のソフトウェアがインストールされている。
先ず、部品装着機2の基板搬送装置10は、基板90の搬入処理を実行する(S11)。これにより、機内に基板90が搬入されるとともに、機内の所定位置に位置決めされる。次に、部品装着機2は、生産処理の種別の認識処理を実行する(S12)。具体的には、部品装着機2は、基板搬送装置10により位置決めされた基板90の生産コード91を基板カメラ42によって撮像し、当該撮像により取得された画像データを画像処理することによって生産コード91を読み取る。そして、部品装着機2は、生産コード91により示される装着処理の種別を認識する。
続いて、部品装着機2は、生産コード91の読み取り(S12)により取得した装着処理の種別に基づいて、当該装着処理に用いられる制御プログラムRcを選択する(S13)。バージョン指定部62は、S13において選択された制御プログラムRcのバージョン指定情報Nvに基づいて、実行予定の装着処理に適用されるソフトウェアのバージョンを指定する(S14)。管理装置60は、S14にて指定されたバージョンのソフトウェアが制御装置50にインストールされているか否かを判定する(S15)。
S14においてバージョン指定部62により指定されたバージョンのソフトウェアが制御装置50にインストールされていない場合には(S15:No)、更新部63は、制御装置50にインストールされているソフトウェアを更新する(S16)。このとき、更新部63は、制御装置50の第一起動領域51または第二起動領域52の何れか一方にインストールされているソフトウェアを更新する。何れの起動領域を更新の対象とするかについては、バージョンの古い方であったり、更新ロックが施されていない方であったり、所定条件に基づくように設定することができる。
S16によりソフトウェアが指定されたバージョンに更新され、または指定されたバージョンのソフトウェアが制御装置50にインストールされている場合には(S15:Yes)、後の装着処理において指定されたバージョンのソフトウェアが実行される。なお、本実施形態のように、制御装置50が複数の起動領域51,52を備える場合には、バージョン指定部62の指定をもって何れの起動領域51,52におけるソフトウェアを実行するかが決定される。
なお、バージョン指定情報Nvにおいて、部品装着機2における複数の構成装置についてバージョンの指定があった場合には、管理装置60は、上記のようなソフトウェアのバージョン管理処理(S14-S16)を繰り返すことにより対応する。これにより、バージョンを指定された構成機器は、指定のバージョンのソフトウェアがインストールされているか判定され、必要に応じて更新処理を実行される。
続いて、制御装置50は、制御プログラムRcを用いた装着処理を実行する(S17)。上記の装着処理では、S14にて指定されたバージョンのソフトウェアが実行されることになる。装着処理(S17)において全てのPPサイクルが終了すると、基板搬送装置10は、基板90の搬出処理を実行する(S18)。管理装置60は、上記のようにソフトウェアのバージョン管理処理(S14-S16)および装着処理(S17)を一連で実行した後に、その装着処理(S17)の実行による実績をホストコンピュータ70に送出する(S19)。これにより、実績情報M5が適宜更新される。
ここで、管理装置60による管理処理に用いられる制御プログラムRcには、通常の生産処理(装着処理など)に用いられる動作指令情報Npに加えて、構成装置(制御装置50など)が実行するソフトウェアのバージョンを指定するバージョン指定情報Nvが含まれる。これにより、生産処理とソフトウェアのバージョンが確実に関連付けられ、バージョン指定部62により生産処理に対応するソフトウェアのバージョンを確実に指定することができる。
結果として、所定の生産処理に対して特定のバージョンを確実に指定することができるので、誤ったバージョンを指定することを防止できる。また、生産処理の割り込みなどにより生産計画M1が変更された場合でも、バージョンの指定が制御プログラムRcによりなされるので、例えばソフトウェアのバージョンの更新計画が別途存在する場合と比較して、簡易に且つ確実に生産処理に適用するバージョンを指定することができる。よって、構成装置のソフトウェアのバージョンの管理性を向上できる。
7.実施形態の変形態様
実施形態において、管理装置60は、部品装着機2の制御装置50に組み込まれる構成とした。これに対して、管理装置60は、ホストコンピュータ70に組み込まれた構成としてもよい。詳細には、図6に示すように、対基板作業機の管理システム180は、ホストコンピュータ70に組み込まれた管理装置160と、制御プログラム生成部81と、提示部82とを備える。
管理装置160は、記憶装置161と、バージョン指定部162と、更新部163とを備える。記憶装置161は、ホストコンピュータ70の記憶装置である。記憶装置161には、生産計画M1、バージョン情報M2、機能情報M3、適用情報M4、実績情報M5、および制御プログラムRcを記憶する。バージョン指定部162は、例えば所定の生産ラインLnにおいてフレキシブル生産が実行される場合には、部品装着機2などの対基板作業機との通信によって構成装置のソフトウェアのバージョンを指定する。
また、バージョン指定部162は、生産計画M1に沿った生産が実行される場合には、生産処理の実行中において、実行予定の生産処理に用いられる制御プログラムRcを読み込み、バージョン指定情報Nvを取得してもよい。そして、バージョン指定部162は、例えば次回の生産処理において必要となるソフトウェアのバージョンを予め対基板作業機に対して指定するようにしてもよい。
上記のような構成において、更新部163は、バージョン指定部162により指定されたソフトウェアのバージョンが構成装置(制御装置50など)にインストールされていない場合に、構成装置インストールされたソフトウェアを更新するタイミングを生産計画M1に基づいて設定してもよい。また、実施形態において例示したように、構成装置が複数の起動領域(制御装置50の第一起動領域51および第二起動領域52)を備える場合には、一方の起動領域のソフトウェアを実行している期間に、他方の起動領域にインストールされているソフトウェアを更新してもよい。
これにより、指定バージョンのソフトウェアが実行予定の装着処理が実行される前にインストールすることができる。よって、更新部163は、ソフトウェアのインストールに伴う生産効率の低下を防止することができる。ここで、部品装着機2が実行する装着処理には、上記のようにPPサイクルを繰り返す処理が含まれる。そこで、更新部163は、装着処理のうち制御装置50の処理負荷がPPサイクルの実行中よりも低減する低負荷期間にソフトウェアを更新してもよい。これにより、装着処理における制御装置50の動作への影響を防止できる。
8.その他の態様
8-1.管理装置60,160について
実施形態および変形態様において、管理装置60,160は、バージョン指定部62,162により指定されたバージョンのソフトウェアが構成装置にインストールされていない場合に、更新部63,163によるソフトウェアの更新処理を実行する構成とした。これに対して、管理装置60,160は、上記のような場合に、更新部63,163による更新処理を省略して、作業者等に通知するなど他の対応処理を実行してもよい。
実施形態および変形態様において、ソフトウェアが組み込まれた構成装置は、部品装着機2の制御装置50である構成とした。これに対して、構成装置は、部品装着機2を構成するものであれば、制御装置50の他に、例えば基板搬送装置10や装着ヘッド33、フィーダ22などであってもよい。さらに、実施形態において、管理装置60は、対基板作業機である部品装着機2を管理の対象とした。これに対して、管理装置60は、部品装着機2以外の対基板作業機(印刷機、検査機、シールド装着装置など)を対象としてもよい。
また、構成装置は、生産処理において用途の異なる複数種類のソフトウェアをそれぞれ実行することがある。このような場合でも実施形態および変形態様にて例示したように、バージョン指定情報Nvにおいて各ソフトウェアのバージョンを指定することにより対応することができる。
実施形態において、管理装置60は、部品装着機2の制御装置50に組み込まれる構成とした。また、変形態様において、管理装置160は、ホストコンピュータ70に組み込まれる構成とした。これに対して、管理装置60,160は、対基板作業機と通信可能であれば、他に種々の態様を採用し得る。例えば、管理装置60,160は、基板製品の工場に設置された管理専用の装置であってもよいし、対基板作業機とインターネットを介して通信可能に接続されたサーバであってもよい。何れの構成においても実施形態と同様の効果を奏する。
また、管理システム80,180は、バージョン指定情報Nvを含む制御プログラムRcを生成可能とする構成として、制御プログラム生成部81および提示部82を備える構成とした。ここで、例えば、構成装置に2つの軌道領域が確保され、一方には常に最新のバージョンのソフトウェアがインストールされ、他方には実績のあるバージョンのソフトウェアがインストールされる構成とすれば、提示部82による種々の情報の提示を省略できる。このような運用においては、管理システム80,180は、提示部82を省略した構成としてもよい。
8-2.ソフトウェアの実行について
実施形態および変形態様において、構成装置である制御装置50が実行するソフトウェアは、制御装置50に組み込まれたファームウェアであるものとした。これに対して、ソフトウェアは、例えばホストコンピュータ70における所定の起動領域に予め記憶されたものであってもよい。そして、制御装置50は、外部装置であるホストコンピュータ70とネットワークを介して通信し、所定の起動領域に記憶されたソフトウェアを実行する。
このような構成において、所定の起動領域に生産処理に適用すべきバージョンのソフトウェアが記憶されていない場合には、例えば更新部63,163がソフトウェアを適宜更新することにより対応することができる。このような構成によると、対基板作業機の構成装置は、ネットワークを介してホストコンピュータ70における所定の起動領域に記憶されたソフトウェアを実行する。これにより、所定の起動領域に記憶するソフトウェアを適宜更新することによって、生産処理に指定のバージョンのソフトウェアを適用できる。よって、実行予定の生産処理の段取りとして構成装置のソフトウェアを予め更新する作業を省略できる。結果として、生産効率を向上できる。
また、上記のような態様において、ホストコンピュータ70には、互いに異なる複数のバージョンのソフトウェアが複数の起動領域に予め記憶された構成としてもよい。この構成は、実施形態および変形態様において構成装置である制御装置50の第一起動領域51および第二起動領域52に互いに異なるバージョンのソフトウェアを予めインストールした構成と同様である。それぞれの構成の主な相違点は、ソフトウェアを記憶する記憶装置が相違する点、構成装置である制御装置50がソフトウェアを実行する際にネットワークを介するか否かの点である。
2:部品装着機(対基板作業機)、 20:部品供給装置(構成装置)、 33:装着ヘッド(構成装置)、 41:部品カメラ(構成装置)、 42:基板カメラ(構成装置)、 50:制御装置(構成装置)、 51:第一起動領域、 52:第二起動領域、 60:管理装置、 61:記憶装置、 62:バージョン指定部、 63:更新部、 80:管理システム、 81:制御プログラム生成部、 82:提示部、 90:基板、 91:生産コード、 M1:生産計画、 M2:バージョン情報、 M3:機能情報、 M4:適用情報、 M5:実績情報、 Rc:制御プログラム、 Nv:バージョン指定情報、 Np:動作指令情報

Claims (9)

  1. 所定の対基板作業を実行する生産処理により基板製品を生産する対基板作業機を対象とする管理装置であって、
    前記生産処理において前記対基板作業機の構成装置が実行するソフトウェアのバージョンを指定するバージョン指定情報、および前記生産処理における前記対基板作業機の動作を指令する動作指令情報が記録された制御プログラムを記憶する記憶装置と、
    実行予定の前記生産処理に適用する前記ソフトウェアのバージョンを、前記生産処理に用いられる前記制御プログラムの前記バージョン指定情報に基づいて指定するバージョン指定部と、
    を備える対基板作業機の管理装置。
  2. 前記構成装置は、互いに異なる複数のバージョンの前記ソフトウェアを予めインストールされ、
    前記バージョン指定部は、実行予定の前記生産処理に用いられる前記制御プログラムの前記バージョン指定情報に基づいて、前記構成装置にインストールされている前記ソフトウェアの複数のバージョンの一つを選択することにより前記生産処理に適用する前記ソフトウェアのバージョンを指定する、請求項1に記載の対基板作業機の管理装置。
  3. 所定の対基板作業を実行される前記基板には、実行する前記生産処理の種別を示す生産コードが付され、
    前記対基板作業機は、前記生産コードの読み取りにより取得した前記生産処理の種別に基づいて当該生産処理に用いられる前記制御プログラムを選択し、
    前記バージョン指定部は、前記対基板作業機により選択された前記制御プログラムの前記バージョン指定情報に基づいて前記ソフトウェアのバージョンを指定する、請求項1または2に記載の対基板作業機の管理装置。
  4. 前記管理装置は、前記バージョン指定部により指定されたバージョンの前記ソフトウェアが前記構成装置にインストールされていない場合に、前記構成装置にインストールされた前記ソフトウェアを更新する更新部をさらに備える、請求項1-3の何れか一項に記載の対基板作業機の管理装置。
  5. 前記記憶装置は、実行予定の前記生産処理の種別および順序が記録された生産計画をさらに記憶し、
    前記更新部は、前記バージョン指定部により指定されたバージョンの前記ソフトウェアが前記構成装置にインストールされていない場合に、前記構成装置にインストールされた前記ソフトウェアを更新するタイミングを前記生産計画に基づいて設定する、請求項4に記載の対基板作業機の管理装置。
  6. 前記対基板作業機は、基板に部品を装着する部品装着機である、請求項1-5の何れか一項に記載の対基板作業機の管理装置。
  7. 前記構成装置は、前記部品の装着を制御する制御装置、前記部品装着機の機内において前記部品を供給する部品供給装置、および前記部品供給装置により供給される前記部品を採取して前記基板に装着する装着ヘッドの少なくとも一つである、請求項6に記載の対基板作業機の管理装置。
  8. 請求項1-7の何れか一項に記載の管理装置と、
    前記生産処理において前記構成装置が実行する前記ソフトウェアのバージョンの入力を受け付けて前記バージョン指定情報を生成するとともに、前記対基板作業機による前記生産処理に関する各種のパラメータの入力を受け付けて前記動作指令情報を生成する制御プログラム生成部と、
    を備える対基板作業機の管理システム。
  9. 前記管理システムは、前記生産処理による前記基板製品の生産数、作業成功率、および作業時間のうち少なくとも一つを実績情報として前記生産処理の種別および前記ソフトウェアのバージョンに関連付けて記憶し、
    前記管理システムは、前記ソフトウェアのバージョンの入力を受け付ける際に、作業者に対して指定候補としての複数のバージョンおよび前記ソフトウェアのバージョンごとの前記実績情報を提示する提示部をさらに備える、請求項8に記載の対基板作業機の管理システム。
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