JP7254752B2 - 電力管理装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の蓄電池運用制御装置は、電力負荷で使用される使用電力の時間変化と、自然エネルギー発電電力の時間変化とによって予測される蓄電池の容量の時間変化に基づいて、蓄電池の容量の最大ピーク値を予測し、設定された蓄電池の容量の上限値と、蓄電池の容量の最大ピーク値との差分である上限側差分電力量を算出する。そして、当該蓄電池運用制御装置は、時間変化における所定の初期時刻での蓄電池の容量の予測値を、少なくとも上限側差分電力量に基づく補正容量に基づいて補正した値である、初期時刻における必要蓄電容量を算出し、初期時刻において蓄電池の容量が必要蓄電容量となるよう蓄電池を制御する。
これにより、余剰電力の外部給電系統への逆潮を低減し、また外部給電系統からの電力の供給を低減することができる。
例えば、特許文献2に記載の電力供給配分制御装置は、予想太陽光発電量、車両用蓄電池の予想充電量を算出して充電が必要な場合に太陽光発電が車両用蓄電池へ供給されるように電力の配分を制御する。また、予想太陽光発電量の方が予想充電量より多い場合には、余剰電力が住宅負荷へ供給されるように電力の配分を制御し、予想太陽光発電量が、予想充電量と住宅負荷を加算した電力量より大きい場合に、余剰電力が住宅用蓄電池へ供給されるように電力の配分を制御し、さらに余剰電力がある場合に売電されるように電力の配分を制御する。
これにより、太陽電池の発電電力により自動車に搭載される蓄電池を確実に充電することができる、とされている。
また、特許文献2では、車両用蓄電池と住宅用蓄電池との両方を具備する必要がある。設備コスト低減の観点から、1つの蓄電池にて運用できることが望まれる。従って、1つの蓄電池にて電力供給対象の施設における電力負荷に電力を供給しつつ、蓄電池の施設外使用において電気不足を回避できることが望まれる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における電力管理装置を備える施設の構成を示す概略構成図である。同図において、施設1は、電力管理装置100と、蓄電池201を搭載した車両200と、自然エネルギー発電装置300と、電力負荷400とを具備する。
なお、電力管理装置100は、自然エネルギー発電装置300による電力自給率の向上を目的として電力管理を行う。太陽光発電等が普及して逆潮流が増加すると、商用電力系統側への売電を行えなくなることや、売電価格が買電価格よりも安くなることが考えられる。かかる場合、自然エネルギー発電装置300による電力自給率を向上させて買電量を低減させることが望まれる。
ただし、蓄電池201から供給される電力による車両200の走行は、蓄電池201の施設外使用の一例であり、これに限らない。ここでいう、蓄電池201の施設外使用とは、自然エネルギー発電装置300や電力負荷400と切り離した状態での蓄電池201の使用である。例えば、蓄電池201を使用する系統を切り替える場合のように、蓄電池201の施設外使用は、蓄電池201の移動を伴わない使用であってもよい。
自然エネルギー発電装置300は、太陽光または風力などの自然エネルギーによる発電を行う。
電力負荷400は、施設に設けられた電気機器の総称であり、蓄電池201が供給する電力、自然エネルギー発電装置300が供給する電力、または系統電力などの外部供給電力によって稼働する。
そこで、電力管理装置100は、午後11時から午前7時の時間帯(安価期間)の間に、外部供給電力を用いる蓄電池201の充電(後述する充電モードでの充電)を行い、午前7時から午後11時の時間帯(高価期間)の間、蓄電池201が供給する電力によって電力負荷400を稼働させる。したがって、電力管理装置100は、高価期間の間、蓄電池201が供給する電力によって電力負荷400を稼働させることができるよう、蓄電池201の容量の制御を行う。
例えば、施設外使用予定取得部110は、電力管理装置100のユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する)から、車両200の使用予定の入力を受け付ける。
具体的には、車両200の使用目的が通勤などの定期利用である場合、施設外使用予定取得部110は、初回にユーザから使用開始予定時刻、運転距離、及び使用時間、並びに繰り返しパターンの入力を受け付けて、内部のデータベースにこの情報を記録する。例えば、施設外使用予定取得部110は、使用開始予定時刻=午前7時、運転距離=30キロメートル(km)、使用時間=10時間、繰り返しパターン=毎週月~金といった入力を受ける。
そして、施設外使用予定取得部110は、当該使用予定と同じ使用予定を、繰り返しパターン毎に設定する。従って、ユーザは、2回目以降の入力を省略することができる。
2回目以降の入力では、施設外使用予定取得部110は、使用予定時刻のみをユーザから受け付け、残りのパラメータは、当該使用予定と同じものを用いる。これは、車両200を買物などに利用する場合、行き先及び買物に要する時間がほぼ変わらないと推測されるためである。
なお、車両200の使用目的が単発利用である場合、使用予定を予測することは困難であるため、施設外使用予定取得部110は、当該使用予定の入力を毎回受け付ける。例えば、施設外使用予定取得部110は、使用開始予定時刻=午前8時、運転距離=200キロメートル、使用時間=48時間といった入力を受ける。
図3において、消費電力予測取得部120は、安価期間の開始時刻である23時から翌23時までの、電力負荷400の消費電力を予測している。
図4において、発電電力予測取得部130は、安価期間の開始時刻である23時から翌23時までの、電力負荷400の消費電力を予測している。発電電力予測取得部130の発電量は、太陽光の照射する昼間の時刻に大きくなっている。
同図にM11~M13で示す時間は、車両200の使用が予定されている時間であり、使用目的から想定される消費電力が設定されている。他の時間では、自然エネルギー発電装置300の発電電力から電力負荷400の消費電力を減算した値が設定されている。
図6は、蓄電量予測算出部140が算出する蓄電池201の蓄電量の例を示すグラフである。
同図の横軸は時刻を示し、縦軸は蓄電池201の蓄電量(SOC)を示している。なお、同図のSOCmaxは、蓄電池201の運用において許容される最大蓄電量を示し、SOCminは、蓄電池201の運用において許容される最小蓄電量を示す。図6の例では、8時頃~11時頃の時間帯において、蓄電池201の蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以下となっている。この段階では蓄電池201の蓄電量の調整は、まだ行われていないためである。
ここで、施設外使用終了予定時刻において蓄電池201のSOCが蓄電量最小値SOCminより小さい場合、施設外使用において電気が不足することが予測される。施設1内部での電気の使用と異なり施設外使用では、商用電力などの外部供給電力を取得できないことが考えられる。このため、施設外使用における電気不足は多大な不都合を引き起こすおそれがある。例えば、車両200の走行中に電気が不足すると、車両200が走行できなくなり、施設1へ帰着できなくなってしまう。
そこで、施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用において必要な電気を確保できるよう、施設外使用前に外部供給電力を用いて蓄電池201への充電を行うよう計画する。
充電モードとは、外部供給電力を含めて強制的に一定の電力で充電するモードである。例えば、自然エネルギー発電装置300の余剰発電が3キロワット(kW)あり、蓄電池201を5キロワットで充電する場合、自然エネルギー発電装置300の3キロワットと、外部供給電力の2キロワットとを合わせた5キロワットで蓄電池201の充電を行う。
オートモードでは、余剰電力がある場合(すなわち、自然エネルギー発電装置300の発電電力が、電力負荷400の消費電力より大きい場合)、余剰電力で充電を行う。例えば、余剰電力が3キロワットあれば、3キロワットで充電し1キロワットであれば1キロワットで充電する。
一方、電力が不足している場合(すなわち、自然エネルギー発電装置300の発電電力が、電力負荷400の消費電力以下である場合)、蓄電池201は放電を行う。
また、施設外使用終了時においても、一度待機モードとし、蓄電量を検出し計画を生成し直した後に充電モードまたはオードモードとすることが考えられる。
充電計画部163は、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早いと前後判定部162が判定すると、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画する。施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早い場合、安価期間における充電量を増やすことで、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことができる。安価期間に充電を行うことで、電気料金を安く抑えることができる。
そこで、充電計画部163は、蓄電池201を充電することで、施設外使用時に必要な蓄電量を確保する。
同図(A)において、点P21の示す施設外使用終了時蓄電量は、蓄電量最小値SOCminより小さくなっている。そこで、充電計画部163は、安価期間における充電を計画する。
施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻以降である場合、安価期間における充電量を増やしても、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことはできない。この場合、外部供給電力を一旦蓄電池201に蓄電してから電力負荷400へ供給するよりも、直接電力負荷400へ供給したほうが、簡明であり、充放電によるロスも生じない。
そこで、放電抑制計画部164は、蓄電池201の放電を抑制することで、施設外使用時に必要な蓄電量を確保する。
同図(A)において、点P41の示す施設外使用終了時蓄電量は、蓄電量最小値SOCminより小さくなっている。そこで、放電抑制計画部164は、蓄電池201の放電の抑制を計画する。
図11の例では、施設外使用開始までの全時間において蓄電池201の放電を抑制しても、22時の時点における施設外使用終了時蓄電量を確保できない。そこで、放電抑制計画部164は、時間T51において外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画している。これにより、点P51の示す施設外使用終了時蓄電量が、蓄電量最小値SOCmin以上となっている。従って、蓄電池201の施設外使用に必要な蓄電量を確保することができる。
図12は、電力管理装置100が蓄電池201の充放電計画を生成する処理手順を示すフローチャートである。電力管理装置100は、安価期間の開始時刻までに同図の処理を行って、安価期間の開始時刻から次の安価期間の開始時刻までの充放電計画を生成する。また、計画と実際の蓄電量がずれた場合、電力管理装置100は、同図の処理を行って蓄電池201の充放電を再計画する。
また、消費電力予測取得部120は、計画対象の期間の各時刻における電力負荷400の消費電力を予測する(ステップS112)。あるいは、消費電力予測取得部120が、消費電力の予測を他機器から取得するようにしてもよい。
また、施設外使用予定取得部110は、車両200の使用予定を取得し、当該車両200の使用予定電力を算出する(ステップS113)。
そして、施設外使用時蓄電量調整部160は、蓄電池201の施設外使用(本実施形態では、車両200による蓄電池201の使用)に必要な蓄電量を確保するため、施設外使用終了時蓄電量を蓄電量最小値SOCmin以上とする処理を行う(ステップS117)。
その後、図12の処理を終了し、得られた計画に従って充放電制御部170が蓄電池201の充放電を制御する。
図13の処理において、施設外使用時蓄電量調整部160は、まず、車両200の使用予定毎に処理を行うループL11を開始する(ステップS121)。
施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCminより小さいと判定した場合(ステップS122:YES)、施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用終了時蓄電量を蓄電量最小値SOCmin以上にするかさ上げ処理を行う(ステップS123)。
一方、ステップS122において、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上であると判定した場合(ステップS122:NO)、ステップS124へ進む。
図14の処理において、まず、前後判定部162が、施設外使用終了予定時刻(本実施形態では車両使用終了時刻)が最大ピーク時刻より早い(小さい)か否かを判定する(ステップS131)。
その後、図14の処理を終了する。
一方、ステップS131において、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早くないと判定した場合(ステップS131:NO)、放電抑制計画部164が、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早くない場合のかさ上げ処理であるピーク後処理を行う(ステップS133)。
その後、図14の処理を終了する。
図15の処理において、充電計画部163は、まず、安価期間でのピーク前処理として、安価期間において外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行うかさ上げ処理を行う(ステップS141)。
その後、図15の処理を終了する。
一方、ステップS142において、かさ上げ量が足りていると判定した場合(ステップS142:NO)、図15の処理を終了する。
図16の処理において、充電計画部163は、まず、目標かさ上げ量を、蓄電量最小値SOCminから施設外使用終了時蓄電量(本実施形態では車両使用終了時のSOC)を減算した値に設定する(ステップS151)。すなわち、充電計画部163は、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上となるかさ上げを、かさ上げの目標とする。
次に、充電計画部163は、必要かさ上げ量を、ステップS151で設定した目標かさ上げ量に設定する(ステップS152)。ここでの必要かさ上げ量は、後述するループL16でのSOCの逆算において、充電にて得る必要のある残りのかさ上げ量である。
一方、安価期間中に追加充電可能な期間があると判定した場合(ステップS153:YES)、充電計画部163は、追加充電可能期間の終了時刻から追加充電可能期間の開始時刻まで、1分ずつ(すなわち時刻毎に)逆進して処理を行うループL16を開始する(ステップS161)。ループL16では、充電計画部163は、追加充電可能期間内において蓄電池201を充電モードに設定して蓄電量のかさ上げを行う。
そして、充電計画部163は、必要かさ上げ量が0以下になったか否かを判定する(ステップS164)。0以下になったと判定した場合(ステップS164:YES)、必要なかさ上げ量を得られたので、ループL16を抜けて、後述するステップS171へ進む。
具体的には、充電計画部163は、ループL17で処理対象となっている時刻のSOCに(目標かさ上げ量-必要かさ上げ量)を加算する(ステップS172)。この目標かさ上げ量-必要かさ上げ量は、追加充電にて得られるかさ上げ量である。
ステップS173においてループL17を終了した後、図16の処理を終了する。
図17の処理において、充電計画部163は、まず、かさ上げ量を、蓄電量最小値SOCminから施設外使用終了時蓄電量(本実施形態では車両使用終了時のSOC)を減算した値に設定する(ステップS201)。すなわち、充電計画部163は、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上となるかさ上げを行うことに決定する。
そして、充電計画部163は、車両使用開始時刻から計画対象となっている時間の開始時刻まで、1分ずつ(すなわち時刻毎に)逆進して処理を行うループL21を開始する(ステップS211)。ループL21では、充電計画部163は、車両使用開始時刻に設定した必要な蓄電量から逆算して、必要な蓄電量と蓄電池201の蓄電量が一致するまで蓄電池201を充電モードに設定する。
そして、充電計画部163は、必要かさ上げ量が0以下になったか否かを判定する(ステップS223)。0以下になったと判定した場合(ステップS223:YES)、必要なかさ上げ量を得られたので、ループL21を抜けて、後述するステップS261へ進む。
また、ステップS212において、車両200が使用中または蓄電池201へ充電中であると判定した場合(ステップS212:YES)、いずれの場合も蓄電池201へ新たに充電を行うことはできないので、ループL21で処理対象の時刻のSOCに必要かさ上げ量を加算する(ステップS231)。その後、ステップS241へ進む。
具体的には、充電計画部163は、ループL22で処理対象となっている時刻のSOCから、必要かさ上げ量(すなわち、得られていないかさ上げ量)を減算する(ステップS252)。
そして、充電計画部163は、処理対象の全ての分についてループL22の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS253)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、ループL22の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS251に戻り、未処理の分について引き続きループL22の処理を行う。
具体的には、充電計画部163は、ループL23で処理対象となっている時刻のSOCに(かさ上げ量-必要かさ上げ量)を加算する(ステップS262)。
ステップS263においてループL23を終了した後、図17の処理を終了する。
図18の処理において、放電抑制計画部164は、まず、最大ピーク時直後まで放電禁止を考慮するスケジュールを生成する(ステップS301)。ステップS301にて放電抑制計画部164が行う処理について、図19を参照して説明する。
線L61は、放電禁止考慮前のスケジュールによる蓄電池201のSOCの変化例を示す。線L61の例では、時刻T61においてSOCが最大ピーク蓄電量V61となっている。また、時刻T62からT63まで、および、時刻T64からT65までは、車両200の使用が予定されている。処理終了時刻(23時)以前で最後の車両使用終了時(時刻T65)の蓄電量が蓄電量最小値SOCminより小さくなっているため、このスケジュールのままでは、車両使用時に電力が不足することが予想される。
このように、放電抑制計画部164は、最大ピーク時から、処理終了時刻以前で最後の車両使用終了時(時刻T65)までの時間帯について、車両使用時以外の時刻における放電を禁止した場合のスケジュールを生成する。
これに対して、放電禁止を考慮した場合の、最大ピーク時以降最初の車両使用開始時における蓄電量が、放電禁止前の最大ピーク蓄電量より大きい場合は、車両使用時の電力不足を回避するために、新たな充放電を計画する必要がある。
車両使用開始時のSOCがピーク時のSOCより大きいと判定した場合(ステップS302:YES)、すなわち、新たな充電が必要な場合、放電抑制計画部164は、必要かさ上げ量を、車両使用開始時のSOCからピーク時のSOCを減算した値に設定する(ステップS311)。
そして、放電抑制計画部164は、車両使用開始時刻からピーク時刻まで1分ずつ逆進して処理を行うループL31を開始する(ステップS321)。
ステップS342においてループL31を終了すると、放電抑制計画部164は、最大ピーク時刻から処理終了時刻まで1分ずつ順に処理を行うループL32の処理を行う(ステップS351)。
そして、放電抑制計画部164は、処理対象の全ての分についてループL32の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS353)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、図18の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS351に戻り、未処理の分について引き続きループL32の処理を行う。
一方、ステップS333において、必要かさ上げ量が0以下であると判定した場合、(ステップS333:YES)、放電抑制計画部164は、ピーク時刻から必要かさ上げ量を確保できるまで放電禁止とする(ステップS381)。その後、図18の処理を終了する。
そして、施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用終了予定時刻における蓄電池201の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値SOCmin以上となるように蓄電池201の充放電を計画する。
これにより、1つの蓄電池201から電力負荷400へ電力を供給しつつ、車両200の走行など蓄電池201の施設外使用も行う場合において電力不足を回避することができる。
そして、施設外使用終了予定時刻が、蓄電池201の蓄電量が最大となる時刻より早いと前後判定部162が判定すると、充電計画部163は、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画する。一方、施設外使用終了予定時刻が、蓄電池の蓄電量が最大となる時刻以後であると前後判定部162が判定すると、蓄電池201の放電の抑制を計画する。
これにより、電力管理装置100は、施設外使用のタイミングと蓄電量のピークのタイミングとに応じて適切なかさ上げ方法(施設外使用に必要な蓄電量を確保する方法)を選択できる。
また、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻以降である場合、安価期間における充電量を増やしても、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことはできない。この場合、外部供給電力を一旦蓄電池201に蓄電してから電力負荷400へ供給するよりも、直接電力負荷400へ供給したほうが、簡明であり、充放電によるロスも生じない。そこで、放電抑制計画部164は、蓄電池201の放電を抑制することで、不要な充放電によるロスを避けて、施設外使用時に必要な蓄電量を確保することができる。
これにより、充電計画部163は、蓄電池201の施設外使用の直前の時間帯において蓄電池201の充電を行うよう計画する。充電時期を遅くすることで、充電計画部163は、電力負荷400の消費電力が予測よりも少なかった場合に充電量を低減させることができる。したがって、電力管理装置100は、不必要な充電を回避することができる。
例えば、22時30分から23時30分までの間に3キロワットアワー(kwh)の使用予定がある場合、22時30分から23時までに3キロワットアワー使用する予定に組み替えるようにしてもよい。これにより、施設外使用時蓄電量調整部160が計画を立てるのがより容易になる。
なお、充電量最小値SOCminは、蓄電池201の性能から設定される値に、予測誤差のマージンを含んだやや大きめの値であってもよい。
第1の実施形態では、充電計画部163は、高価期間に外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行う場合、施設外使用の直前(なるべく遅い時刻)に充電を行うように計画した。
これに対して、第2の実施形態では、充電計画部163が、なるべく早い時刻に蓄電池201の充電を行う。具体的には、充電計画部163は、充放電計画対象時間帯の開始時刻を充電開始時刻とする時間帯において、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を継続するよう計画し、当該時間帯の時間幅を、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値以上となる時間幅とする。
このように、充電計画部163が、なるべく早い時刻に蓄電池201の充電を行うことで、蓄電池201の発電量が予想よりも少なかった場合など、蓄電池201の容量不足が見込まれる場合にも余裕をもって蓄電池201を充電することができ、施設外使用時における電気不足をより確実に回避できる。
それ以外は、第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態では、充放電制御部170は、蓄電池201の施設外使用時や施設外使用が予定されている時間において、蓄電池201と電力負荷400や自然エネルギー発電装置300や外部供給電力との間で充放電を行わない待機モードに設定した。
これに対して、第3の実施形態では、充放電制御部170は、蓄電池201の施設外使用時や施設外使用が予定されている時間において、充電モードを選択する。具体的には、充放電制御部170は施設外使用開始予定時刻から施設外使用終了予定時刻までの時間帯において蓄電池201が接続されている状態を検出すると、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を行う。
すなわち、充放電制御部170は、電池が自然エネルギー発電装置300や外部供給電力に接続可能となると、速やかに充電を開始する。これにより、蓄電池201への充電をより速く行うことができ、予定外の蓄電池201の使用にも対応し易くなる。
それ以外は、第1の実施形態と同様である。
なお、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせて実施するようにしてもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
110 施設外使用予定取得部
120 消費電力予測取得部
130 発電電力予測取得部
140 蓄電量予測算出部
150 最大蓄電量調整部
160 施設外使用時蓄電量調整部
161 調整要否判定部
162 前後判定部
163 充電計画部
164 放電抑制計画部
170 充放電制御部
200 車両
201 蓄電池
300 自然エネルギー発電装置
400 電力負荷
Claims (3)
- 発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行い、前記蓄電池の充放電を制御する電力管理装置であって、
前記発電装置の発電電力と外部供給電力とにより前記蓄電池に充電を行う第一モードと、
前記発電装置の発電電力が前記電力負荷の消費電力より大きく、余剰電力が生じる場合に、前記余剰電力で前記蓄電池に充電を行い、前記発電電力が前記電力負荷の消費電力以下であり、電力が不足している場合に、前記電力負荷に対して前記蓄電池から放電を行う第二モードと、
前記蓄電池の充電及び放電を行わない第三モードとを有し、
前記第一乃至第三モードは切り替え可能であり、
前記電力管理装置は、前記外部供給電力の電気料金が高価な時間帯よりも安価な時間帯を優先して前記第一モードで充電を行うように設定することにより前記外部供給電力の電気料金が高価な時間帯での充電を低減させつつ、何れのモードにおいても前記蓄電池の蓄電量が前記蓄電池の施設外使用終了予定時刻において許容される最小蓄電量以上となるように管理し、前記第一モード及び前記第一モードとは異なる時間帯で動作する第二モードは一日における異なる時間帯に夫々設定可能であり、前記設定に関わらず前記蓄電池の施設外使用中は前記第三モードになることを特徴とする電力管理装置。 - 前記電力管理装置は、前記蓄電池の施設外使用開始予定時刻までに、前記蓄電池の蓄電量が、前記蓄電池の施設外使用中に使用される電力量に前記最小蓄電量に加えた蓄電量以上となるように、前記蓄電池に充電するよう管理する請求項1に記載の電力管理装置。
- 前記電力管理装置は、前記蓄電池の施設外使用開始予定時刻までに、前記蓄電池の蓄電量が、前記蓄電池の施設外使用中に使用される電力量に前記最小蓄電量を加えた蓄電量以上となるように、前記蓄電池の放電を禁止するよう管理する請求項1に記載の電力管理装置。
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