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JP7302354B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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JP7302354B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1にはノズルからインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが記載されている。特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、ヘッドの複数のノズルの各々について個別に、インクの吐出の有無、及び、吐出方向の検査を行う。そして、インクの吐出がないノズルがあった場合には、吸引処理を実行し、再度上記検査を行う。
特開2006-175849号公報
ここで、特許文献1のプリンタでは、実際にノズルからインクが吐出されなくなった後にしか、ノズルからインクが吐出されないことを検出することができない。すなわち、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズルを予め検出するといったことはできない。
本発明の目的は、近いうちに液体が吐出されなくなる可能性の高いノズルを予め検出することが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、ノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に沿った第1方向にレーザ光を照射するレーザ照射部と、前記第1方向に前記レーザ照射部と間隔をあけて配置され、前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を受光するレーザ受光部と、前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記ノズル面に沿った方向であって前記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、制御部と、を備え、前記キャリッジは、前記第2方向に移動する際に、前記ノズルが前記第1方向において前記レーザ照射部と前記レーザ受光部との間に位置する判定位置を通過し、前記制御部は、前記液体吐出ヘッドに所定の駆動周期で複数の駆動信号を出力して、前記ノズルから液体を吐出させ、前記複数の駆動信号のうち最後の駆動信号による前記ノズルからの液体の吐出の時点である最終吐出時点から、前記最後の駆動信号を出力する駆動周期の後、前記駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の所定タイミングに、前記判定位置を通過するように、前記キャリッジを前記第2方向に移動させ、前記所定タイミングに、前記レーザ照射部にレーザ光を照射させ、前記所定タイミングに前記レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記ノズルから前記ノズル面への液体のあふれ出しが生じているか否かを判定する。
本発明の液体吐出装置は、ノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを支持する支持部材と、前記支持部材に設けられており、前記ノズル面の前記ノズルが形成された部分に、前記ノズル面に沿った第1方向にレーザ光を照射するレーザ照射部と、前記支持部材に設けられており、前記第1方向において前記液体吐出ヘッドの前記レーザ照射部と反対側に配置され、前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を受光するレーザ受光部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記液体吐出ヘッドに所定の駆動周期で複数の駆動信号を出力して、前記ノズルから液体を吐出させ、前記複数の駆動信号のうち最後の駆動信号による前記ノズルからの液体の吐出の時点である最終吐出時点から、前記最後の駆動信号を出力する駆動周期の後、前記駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の所定タイミングに、前記レーザ照射部にレーザ光を照射させ、前記所定タイミングに前記レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記ノズルから前記ノズル面への液体のあふれ出しが生じているか否かを判定する。
本発明の液体吐出装置は、ノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に沿った第1方向にレーザ光を照射するレーザ照射部と、前記第1方向に前記レーザ照射部と間隔をあけて配置され、前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を受光するレーザ受光部と、前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記ノズル面に沿った方向であって前記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、制御部と、を備え、前記液体吐出ヘッドは、所定の駆動周期で前記制御部から出力された複数の駆動信号によって駆動されて、前記ノズルから液体を吐出し、前記キャリッジは、前記第2方向に移動する際に、前記ノズルが前記第1方向において前記レーザ照射部と前記レーザ受光部との間に位置する判定位置を通過し、前記複数の駆動信号のうち最後の駆動信号による前記ノズルからの液体の吐出の時点である最終吐出時点から、前記最後の駆動信号出力する駆動周期の後、前記駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の所定タイミングに、前記判定位置を通過し、前記レーザ照射部は、前記所定タイミングに前記レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記ノズルから前記ノズル面への液体のあふれ出しが生じているか否かを前記制御部が判定するために、レーザ光を照射する。
近いうちに液体が吐出されなくなる可能性の高いノズルにおいては、ノズルから液体を吐出させた後、ノズル内の液体のメニスカスの振動が残留している間、一時的にノズルからノズル面に液体があふれ出した状態となることが多い。ノズルから液体を吐出させたときには、その後、上述の判定期間程度は、ノズル内の液体のメニスカスの振動が残留している。そこで、本発明では、上記判定期間内の所定タイミングに、レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。これにより、近いうちに液体が吐出されなくなる可能性の高いノズルを予め検出することができる。
第1実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 図2のIII-III線断面図である。 (a)はキャリッジがキャップ対向位置に位置している状態での、走査方向の左側から見たインクジェットヘッド、キャップ、レーザ照射部及びレーザ受光部の位置関係を示す図であり、(b)はキャリッジがキャップ対向位置に位置している状態での、搬送方向の下流側から見たインクジェットヘッド、キャップ、レーザ照射部及びレーザ受光部の位置関係を示す図である。 (a)はキャリッジがフォーム対向位置に位置している状態での、走査方向の左側から見たフラッシングフォーム、レーザ照射部及びレーザ受光部の位置関係を示す図であり、(b)はキャリッジがフォーム対向位置に位置している状態での、搬送方向の下流側から見たフラッシングフォーム、レーザ照射部及びレーザ受光部の位置関係を示す図である。 第1実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態における記録時の処理の流れを示すフローチャートである。 (a)はインクジェットヘッドの駆動周期を説明するための図であり、(b)は、ノズル内のインクのメニスカスの振動を説明するための図である。 第2実施形態における記録時の処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 第3実施形態における記録時の処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態における記録時の処理の流れを示すフローチャートである。 第5実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 第5実施形態における記録時の処理の流れを示すフローチャートである。 第6実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 図15を矢印XVIの方向から見た図である。 第6実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 第6実施形態における記録時の処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1に係るプリンタの概略構成図である。 (a)は変形例2における、記録時の図18に対応する図であり、(b)は変形例2における、フラッシング時の図18に対応する図である。 (a)は変形例3における、記録時の図18に対応する図であり、(b)は変形例3における、フラッシング時の図18に対応する図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の好適な第1実施形態について説明する。
<プリンタの全体構成>
図1に示すように、第1実施形態に係るプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、キャリッジ2、サブタンク3、インクジェットヘッド4(本発明の「液体吐出ヘッド」)、プラテン5、搬送ローラ6,7、メンテナンスユニット8、フラッシングフォーム9(本発明の「液体受け」)などを備えている。
キャリッジ2は、走査方向(本発明の「第2方向」)に延びた2本のガイドレール11,12に支持されている。キャリッジ2は、図示しないベルトなどを介してキャリッジモータ86(図6参照)に接続されており、キャリッジモータ86を駆動させると、キャリッジ2がガイドレール11,12に沿って走査方向に移動する。なお、以下では、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
サブタンク3は、キャリッジ2に搭載されている。ここで、プリンタ1は、カートリッジホルダ14を備えており、カートリッジホルダ14に4つのインクカートリッジ15が取り外し可能に装着されている。4つのインクカートリッジ15には、走査方向の右側に配置されたものから、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインク(本発明の「液体」)が貯留されている。サブタンク3は、4本のチューブ13を介してカートリッジホルダ14に装着された4つのインクカートリッジ15と接続されている。これにより、4つのインクカートリッジ15からサブタンク3に上記4色のインクが供給される。
インクジェットヘッド4は、キャリッジ2に搭載され、サブタンク3の下端部に接続されている。インクジェットヘッド4には、サブタンク3から上記4色のインクが供給される。また、インクジェットヘッド4は、その下面であるノズル面4aに形成された複数のノズル10からインクを吐出する。より詳細に説明すると、ノズル面4aは、走査方向、及び、走査方向と直交する搬送方向(本発明の「第1方向」)と平行な面である。すなわち、走査方向及び搬送方向は、ノズル面4aに沿った方向となる。そして、複数のノズル10は、搬送方向に配列されることによってノズル列19を形成している。また、ノズル面4aには、4列のノズル列19が走査方向に並んでいる。複数のノズル10からは、走査方向の右側のノズル列19を構成するものから、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
プラテン5は、インクジェットヘッド4の下方に配置され、複数のノズル10と対向している。プラテン5は、走査方向に記録用紙Pの全長にわたって延び、記録用紙Pを下方から支持する。搬送ローラ6は、インクジェットヘッド4及びプラテン5よりも搬送方向の上流側に配置されている。搬送ローラ7は、インクジェットヘッド4及びプラテン5よりも搬送方向の下流側に配置されている。搬送ローラ6,7は、図示しないギヤなどを介して搬送モータ87(図6参照)に接続されている。搬送モータ87を駆動させると、搬送ローラ6,7が回転し、記録用紙Pが搬送方向に搬送される。
メンテナンスユニット8は、後述するように吸引パージを行って複数のノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させるためのものである。フラッシングフォーム9は、後述するようにフラッシングにより吐出されたインクを受けるためのものである。メンテナンスユニット8及びフラッシングフォーム9については後程詳細に説明する。
<インクジェットヘッド>
次に、インクジェットヘッド4について詳細に説明する。図2、図3に示すように、インクジェットヘッド4は、流路ユニット21と圧電アクチュエータ22とを備えている。
<流路ユニット>
流路ユニット21は、4枚のプレート31~34が上からこの順に積層されることによって形成されている。プレート31~33は、ステンレスなどの金属材料からなる。プレート34は、ポリイミドなどの合成樹脂材料からなる。
プレート34には、複数のノズル10が形成されている。複数のノズル10は、上述したような4列のノズル列19を形成している。そして、プレート34の下面が、インクジェットヘッド4のノズル面4aとなっている。プレート31には複数の圧力室40が形成されている。圧力室40は、走査方向を長手方向とする楕円の平面形状を有している。また、複数の圧力室40は、複数のノズル10に個別のものであり、走査方向の左側の端部がノズル10と上下方向に重なっている。これにより、プレート31には、複数の圧力室40が搬送方向に配列されることによってそれぞれ形成され、走査方向に並んだ4列の圧力室列29が形成されている。
プレート32には、各圧力室40の走査方向の右側の端部と上下方向に重なる部分に円形の貫通孔42が形成されている。また、プレート32には、各圧力室40の走査方向の左側の端部及びノズル10と上下方向に重なる部分に、円形の貫通孔43が形成されている。
プレート33には、4つのマニホールド流路41(本発明の「共通流路」)が形成されている。4つのマニホールド流路41は、4つの圧力室列29に対応している。マニホールド流路41は、搬送方向に延び、対応する圧力室列29を構成する複数の圧力室40の走査方向の右側の部分と上下方向に重なっている。これにより、各圧力室40が、貫通孔42を介してマニホールド流路41と連通する。また、各マニホールド流路41の搬送方向の上流側の端部には供給口39が設けられている。インクジェットヘッド4は、供給口39においてサブタンク3内の流路と接続されている。これにより、マニホールド流路41には、供給口39からインクが供給される。また、プレート33には、各貫通孔43及びノズル10と上下方向に重なる部分に、円形の貫通孔44が形成されている。これにより、各ノズル10が貫通孔43,44を介して圧力室40と連通する。
そして、流路ユニット21では、1つのノズル10と、このノズル10に対応する圧力室40及び貫通孔42~44とによって、個別流路46が形成されている。そして、流路ユニット21は、このような個別流路46を複数備えている。
<圧電アクチュエータ>
圧電アクチュエータ22は、振動板51と、圧電層52と、共通電極53と、複数の個別電極54とを備えている。振動板51は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であるチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなり、流路ユニット21の上面に配置され、複数の圧力室40を覆っている。なお、振動板51は、次に説明する圧電層52とは異なり、圧電材料以外の絶縁性材料からなるものであってもよい。
圧電層52は、上記圧電材料からなり、振動板51の上面に配置され、複数の圧力室40にわたって連続的に延びている。共通電極53は、振動板51と圧電層52との間に配置され、複数の圧力室40にわたって連続的に延びている。共通電極53は、図示しない配線部材などを介して図示しない電源回路に接続され、グランド電位に保持されている。
複数の個別電極54は、複数の圧力室40に個別のものである。個別電極54は、圧力室40よりも一回り小さい楕円の平面形状を有し、圧電層52の上面に配置され、圧力室40の中央部と上下方向に重なっている。また、個別電極54の走査方向の右側の端部は、圧力室40と上下方向に重ならない位置まで走査方向の右側に延び、その先端部が接続端子54aとなっている。接続端子54aには図示しない配線部材が接続され、個別電極54は、この配線部材を介してドライバIC59(図6参照)に接続されている。そして、ドライバIC59により、複数の個別電極54に個別に、グランド電位及び所定の駆動電位(例えば20V程度)のいずれかが選択的に付与される。
また、共通電極53及び複数の個別電極54がこのように配置されているのに対応して、圧電層52の共通電極53と各個別電極54とに挟まれた部分が、それぞれ、厚み方向に分極されている。そして、以上のような構造の圧電アクチュエータ22では、振動板51、圧電層52及び共通電極53の、各圧力室40と上下方向に重なる部分と、個別電極54とによって形成される部分が、それぞれ、圧力室40内のインクに圧力を付与する駆動素子50となっている。
ここで、圧電アクチュエータ22の各駆動素子50において、個別電極54の電位がグランド電位から駆動電位に切り換えられると、個別電極54と共通電極53との間の電位差により、圧電層52のこれらの電極に挟まれた部分に、分極方向と平行な厚み方向の電界が生じる。この電界により、圧電層52の上記部分が水平方向に収縮し、振動板51及び圧電層52の圧力室40と上下方向に重なる部分が全体として圧力室40側に凸となるように変形する。また、個別電極54の電位が駆動電位からグランド電位に切り換えられると、個別電極54と共通電極53とが同電位になり、振動板51及び圧電層52の圧力室40と上下方向に重なる部分が上記変形の前の状態に戻る。そして、個別電極54の電位をグランド電位と駆動電位との間で切り換えたときの、振動板51及び圧電層52の圧力室40と上下方向に重なる部分の変形により、圧力室40内の容積が変化して圧力室40内のインクに圧力が付与され、圧力室40に連通するノズル10からインクが吐出される。
<メンテナンスユニット>
次に、メンテナンスユニット8について説明する。図1に示すように、メンテナンスユニット8は、キャップ61と、吸引ポンプ62と、廃液タンク63とを備えている。キャップ61は、走査方向において、キャリッジ2の移動範囲内の、プラテン5よりも右側の位置に配置されている。そして、キャリッジ2を、プラテン5よりも走査方向の右側のキャップ対向位置(本発明の「第1位置」、「判定位置」)に位置させると、複数のノズル10がキャップ61と対向する。
また、キャップ61は、キャップ昇降機構88(図6参照、本発明の「キャップ切換部」)によって昇降可能となっている。そして、キャリッジ2を上記キャップ対向位置に位置させて複数のノズル10とキャップ61とを対向させた状態で、キャップ昇降機構88によりキャップ61を上昇させると、キャップ61の上端部がノズル面4aに密着し、複数のノズル10がキャップ61に覆われたキャッピング状態となる。また、キャップ61が降下した状態では、複数のノズル10はキャップ61に覆われていないアンキャッピング状態となる。
また、キャップ61はノズル面4aに密着することで複数のノズル10を覆うものであることには限られない。キャップ61は、例えば、インクジェットヘッド4のノズル面4aの周囲に配置される図示しないフレーム等に密着することで、複数のノズル10を覆うものであってもよい。
吸引ポンプ62はチューブポンプなどであり、チューブを介してキャップ61及び廃液タンク63と接続されている。そして、メンテナンスユニット8では、後述の制御装置80により、キャリッジモータ86及びキャップ昇降機構88を制御して上記キャッピング状態としたうえで、吸引ポンプ62を駆動させることにより、複数のノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させる動作である吸引パージを行うことができる。インクジェットヘッド4から排出されたインクは廃液タンク63に貯留される。
なお、ここでは、便宜上、キャップ61が全てのノズル10をまとめて覆い、吸引パージにおいて、全てのノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させるものとして説明を行ったが、これには限られない。例えば、キャップ61が、ブラックインクを吐出する最も右側のノズル列19を構成する複数のノズル10を覆う部分と、カラーインク(イエロー、シアン、マゼンタのインク)を吐出する左側3列のノズル列19を構成する複数のノズル10を覆う部分とを別々に備えており、吸引パージにおいて、インクジェットヘッド4内のブラックインク及びカラーインクのいずれかを選択的に排出させることができるようになっていてもよい。あるいは、例えば、キャップ61が、ノズル列19毎に個別に設けられ、吸引パージにおいて、ノズル列19毎に個別に、ノズル10からインクを排出させることができるようになっていてもよい。
また、プリンタ1では、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させた状態で、インクジェットヘッド4を駆動させることにより、記録用紙Pに向けたインクの吐出とは別に、複数のノズル10からキャップ61に向けてインクを吐出させる動作であるフラッシングを行うことができる。
また、図1、図4(a),(b)に示すように、キャップ61には、4つのレーザ照射部66(本発明の「第1レーザ照射部」)と、4つのレーザ受光部67(本発明の「第1レーザ受光部」)とが設けられている。4つのレーザ照射部66は、4つのノズル列19に対応しており、ノズル列19よりも搬送方向の上流側に位置し、走査方向に並んでいる。4つのレーザ受光部67は、4つのノズル列19に対応しており、ノズル列19よりも搬送方向の下流側に位置し、走査方向に並んでいる。そして、これにより、レーザ照射部66とレーザ照射部67とが、搬送方向に間隔をあけて配置される。また、キャリッジ2がキャップ対向位置に位置している状態で、各レーザ照射部66及び各レーザ受光部67の走査方向の位置は、対応するノズル列19と同じである。また、各レーザ照射部66及び各レーザ受光部67は、上下方向の位置が、ノズル面4aと同じである。
各レーザ照射部66は、対応するレーザ受光部67に向けて搬送方向にレーザ光L1を照射する。これにより、キャリッジ2がキャップ対向位置に位置している状態で、レーザ照射部66からレーザ光L1を照射すると、レーザ光L1が、ノズル面4a上の対応するノズル列19が配置された部分を通過する。レーザ受光部67は、受光したレーザ光L1の光量に応じた信号を出力する。
<フラッシングフォーム>
フラッシングフォーム9は、走査方向において、キャリッジ2の移動範囲内の、プラテン5よりも左側の位置に配置されている。そして、キャリッジ2を、プラテン5よりも走査方向の左側のフォーム対向位置(本発明の「第2位置」、「判定位置」)に位置させると、複数のノズル10がフラッシングフォーム9と対向する。そして、プリンタ1では、キャリッジ2をフォーム対向位置に位置させた状態で、インクジェットヘッド4を駆動させることにより、記録用紙Pに向けたインクの吐出とは別に、複数のノズル10からフラッシングフォーム9に向けてインクを吐出させる動作であるフラッシングを行うことができる。
また、図1、図5(a),(b)に示すように、フラッシングフォーム9には、4つのレーザ照射部68(本発明の「第2レーザ照射部」)と、4つのレーザ受光部69(本発明の「第2レーザ受光部」)とが設けられている。4つのレーザ照射部68は、4つのノズル列19に対応しており、ノズル列19よりも搬送方向の上流側に位置し、走査方向に並んでいる。4つのレーザ受光部69は、4つのノズル列19に対応しており、ノズル列19よりも搬送方向の下流側に位置し、走査方向に並んでいる。そして、これにより、レーザ照射部68とレーザ照射部69とが、搬送方向に間隔をあけて配置される。また、キャリッジ2がフォーム対向位置に位置している状態で、各レーザ照射部68及び各レーザ受光部69の走査方向の位置は、対応するノズル列19と同じである。また、各レーザ照射部68及び各レーザ受光部69は、上下方向の位置が、ノズル面4aと同じである。
各レーザ照射部68は、対応するレーザ受光部69に向けて搬送方向にレーザ光L2を照射する。これにより、キャリッジ2がフォーム対向位置に位置している状態でレーザ照射部68からレーザ光L2が照射されると、レーザ光L2が、ノズル面4a上の対応するノズル列19が配置された部分を通過する。レーザ受光部69は、受光したレーザ光L2の光量に応じた信号を出力する。
<プリンタの電気的構成>
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。プリンタ1の動作は、制御装置80によって制御される。図6に示すように、制御装置80は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、フラッシュメモリ84、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85などからなり、キャリッジモータ86、搬送モータ87、キャップ昇降機構88、吸引ポンプ62、レーザ照射部66,68などの動作を制御する。また、制御装置80は、ドライバIC59を制御することによって、インクジェットヘッド4の複数の駆動素子50を制御する。ただし、以下では、記載を簡単にするため、「制御装置80がインクジェットヘッド4を制御する」などとすることがある。また、制御装置80には、レーザ受光部67,69から、受光したレーザ光の光量に応じた信号が入力される。
なお、制御装置80は、CPU81のみが各種処理を行うものであってもよいし、ASIC85のみが各種処理を行うものであってもよいし、CPU81とASIC85とが協働して各種処理を行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのCPU81が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のCPU81が処理を分担して行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのASIC85が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のASIC85が処理を分担して行うものであってもよい。
<記録時の制御>
次に、プリンタ1において記録用紙Pに記録を行うときの、制御装置80の制御について説明する。プリンタ1では、記録用紙Pへの記録を行うことを指示する記録指令が入力されたときに、制御装置80が図7のフローに沿って処理を実行する。
より詳細に説明すると、記録指令が入力されたときに、制御装置80は、まず、搬送モータ87等を制御して、図示しない給紙部及び搬送ローラ6に記録用紙Pを供給させる動作である給紙動作を行わせる(S101)。
続いて、制御装置80は、変数Mの値を0にリセットしてから(S102)、キャリッジモータ86を制御して、キャリッジ2を、記録用紙Pが配置されている吐出範囲で走査方向に移動させつつ、インクジェットヘッド4を制御して複数のノズル10から記録用紙Pに向けてインクを吐出させる動作である記録パス処理行わせる(S103)。このとき、制御装置80の制御により、所定の駆動周期UでドライバIC59からインクジェットヘッド4に複数の駆動信号を出力することによってインクジェットヘッド4の駆動素子50を駆動させる。
ここで、上記吐出範囲は、最大でも、プラテン5が配置されている範囲である。これにより、第1実施形態では、走査方向において、キャップ61が上記吐出範囲よりも右側(本発明の「一方側」)に配置され、フラッシングフォーム9が上記吐出範囲よりも左側(本発明の「他方側」)に配置されている。
また、プリンタ1では、記録用紙Pへの記録を行っていない待機状態において、キャリッジ2が上記キャップ対向位置に位置している。そして、記録用紙Pへの記録を行うときには、後述するように記録パス処理を繰り返し行わせるが、奇数番目の記録パス処理では、キャリッジ2を走査方向の左側に移動させ、偶数番目の記録パス処理では、キャリッジ2を走査方向の右側に移動させる。
続いて、制御装置80は、変数Mの値を1増加させる(S104)。これにより、変数Mの値が、記録用紙Pへの記録が開始されてからの記録パス処理の回数に対応したものとなる。続いて、制御装置80は、変数Mの値が所定値Ma以上であるか否か(本発明の「フラッシング条件を満たしているか否か」)を判定する(S105)。変数Mの値が所定値Ma未満の場合には(S105:NO)、S118に進む。
変数Mの値が所定値Ma以上である場合(S105:YES)、制御装置80は、記録パス処理でキャリッジ2を右側に移動させていた場合には(S106:YES)、キャリッジ2をキャップ対向位置へ移動させ(S107)、記録パス処理でキャリッジ2が左側に移動していた場合には(S106:NO)、キャリッジ2をフォーム対向位置へ移動させる(S108)。これにより、キャリッジ2が、記録パス処理が完了したときの位置から、キャップ対向位置及びフォーム対向位置のうち、より近い位置に移動される。また、S107,S108では、後述する所定タイミングまでに、キャリッジ2がキャップ対向位置又はフォーム対向位置に到達するように、キャリッジ2を移動させる。
S107でキャリッジ2をキャップ対向位置へ移動させた場合には、制御装置80は、続いて、後述する所定タイミングに、レーザ照射部66にレーザ光L1の照射を行わせ(S109)、このときにレーザ受光部67で受光されるレーザ光L1の光量が所定光量以上であるか否かを判定する(S110)。
ここで、現在は正常にインクが吐出されるが近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10では、インクの吐出後、ノズル10内のインクのメニスカスの振動が十分に減衰するまでの間、ノズル10からノズル面4aに、図4(a)、(b)にAの符号で示すようなインクのあふれ出しが生じることがある。上記あふれ出しが生じている場合には、S109でレーザ照射部66から照射されたレーザ光L1の一部が、あふれ出したインクによって遮られ、上記あふれ出しが生じていない場合と比較して、レーザ受光部67で受光されるレーザ光L1の光量が小さくなる。そこで、第1実施形態では、S110において、レーザ受光部67で受光されるレーザ光L1の光量が所定光量以上であるか否かによって、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。後述するS114での判定等についても同様である。
レーザ受光部67で受光されるレーザ光L1の光量が所定光量以上であり、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には(S110:YES)、制御装置80は、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたまま、インクジェットヘッド4を制御して、キャップ61に向けてフラッシングを行わせ(S111)、S117に進む。レーザ受光部67で受光されるレーザ光L1の光量が所定光量未満であり、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には(S110:NO)、制御装置80は、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたまま、上述の吸引パージを行わせ(S112)、S117に進む。
S108でキャリッジ2をフォーム対向位置へ移動させた場合には、制御装置80は、続いて、後述する所定タイミングに、レーザ照射部68にレーザ光L2の照射を行わせ(S113)、このときにレーザ受光部69で受光されるレーザ光L2の光量が所定光量以上であるか否かを判定する(S114)。
レーザ受光部69で受光されるレーザ光L2の光量が所定光量以上であり、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には(S114:YES)、制御装置80は、キャリッジ2をフォーム対向位置に位置させたまま、インクジェットヘッド4を制御して、フラッシングフォーム9に向けてフラッシングを行わせ(S111)、S117に進む。レーザ受光部69で受光されるレーザ光L2の光量が所定光量未満であり、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には(S114:NO)、制御装置80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2をキャップ対向位置へ移動させたうえで(S115)、上述の吸引パージを行わせ(S116)、S117に進む。
S117では、変数Mの値を0にリセットする。続いて、記録用紙Pへの記録が完了していない場合には(S118:NO)、制御装置80は、搬送モータ87を制御して、搬送ローラ6,7に記録用紙Pを所定距離搬送させる動作である搬送動作を行わせてから(S119)、S103に戻る。
記録用紙Pへの記録が完了している場合には(S118:YES)、制御装置80は、搬送モータ87を制御して、搬送ローラ6,7に記録用紙Pをプリンタ1から排出させる動作である排紙動作を行わせ(S120)、処理を終了する。
<所定タイミング>
次に、S109,S113でのレーザ光L1,L2の照射、及び、S110,S114での受光したレーザ光L1,L2の光量に基づく判定を行う、上記所定タイミングについて説明する。プリンタ1では、S103の記録パス処理において、制御装置80の制御により、図8(a)に示すように、ドライバIC59からインクジェットヘッド4に、駆動周期Uで複数の駆動信号を出力することによって、インクジェットヘッド4の駆動素子50を駆動させる。このとき、これら複数の駆動信号のうち、最後に出力される駆動信号が、時刻Tkに出力され始め、その後の時刻Ek(本発明の「最終吐出時点」)に当該駆動信号に応じてノズル10からインクが吐出される。
また、圧力室40内のインクに圧力が付与されてノズル10からインクが吐出された後には、ノズル10内のインクのメニスカスが2×ALの周期で上下方向に振動する。より詳細には、図8(b)に示すように、ノズル10からインクが吐出される時刻において、ノズル10内のインクのメニスカスの下側への変位が極大となり、その後、ノズル10内のインクのメニスカスが、減衰しながら2×ALの周期で上下方向に振動する。ここで、ALとは、駆動素子50の駆動により圧力室40内で発生した圧力波が、個別流路46とマニホールド流路41との接続部分まで伝搬するのにかかる時間である。
また、このようなメニスカスの振動は、通常、ある駆動信号によってノズル10からインクが吐出されたときに、当該インクの吐出の時点から、上記ある駆動信号の後、駆動周期Uの2倍の時間が経過するまでの期間は、ある程度残っている。
また、図8(b)に示すように、時刻Ekと、時刻Ekから0.5×AL経過した時点との間の期間、及び、Nを0以上の整数として、時刻Ekから[(1.5+2×N)×AL]経過した時点と、時刻Ekから[(2.5+2×N)×AL]経過した時点との間の期間において、ノズル10内のインクのメニスカスは、振動していないときよりも下側に変位している。したがって、これらの期間には上記あふれ出しが特に大きくなり、所定タイミングをこれらの期間内のタイミングとすれば、上記あふれ出しが生じているか否かによる、レーザ受光部67,69で受光されるレーザ光の光量の差を大きくすることができる。
一方で、上記メニスカスの振動は、時間の経過とともに減衰するため、これらの期間のうち、先の期間ほど上記あふれ出しが大きくなる。ただし、これらの期間のうち最も先の期間である、時刻Ekと、時刻Ekから0.5×AL経過した時点との間の期間内のタイミングを上記所定タイミングとすると、レーザ光L1,L2がノズル10から吐出されたインクによって遮られてしまう可能性がある。
そこで、第1実施形態では、所定タイミングを、N=0の場合の、時刻Ekから1.5×AL経過した時点と、時刻Ekから2.5×AL経過した時点との間の期間Ra内のタイミングとしている。このタイミングは、時刻Ekから、上記最後の駆動信号を出力する駆動周期(時刻Tkから時刻Tk+1までの駆動周期)の後、駆動周期Uの2倍の時間が経過した時点(時刻Tk+3)までの判定期間Rb内のタイミングでもある。
また、所定タイミングは、ノズル列19毎に、記録パス処理における最終吐出時点に基づいて個別に決定される。また、ノズル列19間で所定タイミングが異なる場合には、S107,S108において、これらのうち最も早い所定タイミングまでにキャリッジ2をキャップ対向位置又はフォーム対向位置に移動させる。後述する第3についても同様である。
また、S109,S113では、各ノズル列19についての所定タイミングに、対応するレーザ照射部66,68からレーザ光を照射させる。また、S110,S114では、各ノズル列19についての所定タイミングに、対応するレーザ受光部67,69で受光されたレーザ光の光量に基づいて、ノズル列19を構成する複数のノズル10のいずれかにおいて、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。後述する第2~第5実施形態においても同様である。
<効果>
第1実施形態では、上記最後の駆動信号によるインクの吐出によってノズル10内のインクのメニスカスに生じた振動がある程度残っている判定期間Rb内の所定タイミングにおいて、レーザ照射部66,68からレーザ受光部67,69に向けてノズル面4a上を通過するようにレーザ光を照射することによって、上記あふれ出しが生じているか否かを判定することができる。そして、上記あふれ出しが生じているかにより、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10を予め検出することができる。
また、第1実施形態では、上述したように、上記判定期間のうち、時刻Ekと、時刻Ekから0.5×AL経過した時点との間の期間、及び、Nを0以上の整数として、時刻Ekから[(1.5+2×N)×AL]経過した時点と、時刻Ekから[(2.5+2×N)×AL]経過した時点との間の期間において、上記あふれ出しが特に大きくなる。そこで、第1実施形態では、これらの期間のうちの1つである、時刻Ekから[(1.5+2×N)×AL]経過した時点と、時刻Ekから[(2.5+2×N)×AL]経過した時点との間の期間内のタイミングを、所定タイミングとしている。これにより、上記あふれ出しが生じているか否かによる、レーザ受光部67,69で受光されるレーザ光の光量の差を大きくすることができる。
また、第1実施形態では、記録パス処理におけるノズル10から記録用紙Pに向けたインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。したがって、この判定のために、別途ノズル10からのインクの吐出を行う必要がない。
また、第1実施形態では、上記あふれ出しが生じており、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10がある場合に、吸引パージによりノズル10からインクを排出させることにより、ノズル10からインクが吐出されなくなるのを防止することができる。
また、第1実施形態では、記録パス処理の後、変数Mが所定値Ma以上であり、フラッシングを行うべきときに、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。そして、上記あふれ出しが生じていないと判定したときには、フラッシングを行わせ、上記あふれ出しが生じていると判定したときには、フラッシングの代わりにパージを行わせる。これにより、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10からインクが吐出されなくなるのを防止しつつ、それ以外のノズル10についてもインクの乾燥を防止することができる。
また、第1実施形態では、上述の判定期間Rbは、それほど長い期間ではない。そこで、第1実施形態では、キャップ61にレーザ照射部66及びレーザ受光部67を設け、フラッシングフォーム9にレーザ照射部68及びレーザ受光部69を設ける。そして、記録パス処理の後、変数Mが所定値Ma以上の場合に、キャップ対向位置及びフォーム対向位置のうち、より近い位置に移動させる。これにより、記録パス処理の後、直ちに上記あふれ出しが生じているか否かを判定することができる。
また、第1実施形態では、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させ、レーザ受光部67によって受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたまま吸引パージを行う。
また、第1実施形態では、キャリッジ2をフォーム対向位置に移動させ、レーザ受光部69によって受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させてから吸引パージを行う。
また、第1実施形態では、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させ、レーザ受光部67によって受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたままフラッシングを行う。また、キャリッジ2をフォーム対向位置に移動させ、レーザ受光部69によって受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には、キャリッジ2をフォーム対向位置に位置させたまま吸引パージを行う。これにより、フラッシングのためにキャリッジ2を移動させる必要がない。
[第2実施形態]
次に、本発明の好適な第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と同様、プリンタ1に係るものであるが、第2実施形態では、記録時の制御が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、記録指令が入力されたときに、制御装置80が、図9のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると、記録指令が入力されたときに、制御装置80は、第1実施形態と同様、S101~S108と同様の処理を実行する。
そして、S107でキャリッジ2をキャップ対向位置へ移動させた場合には、制御装置80は、続いて、レーザ照射部66にレーザ光を照射させたうえで(S201)、インクジェットヘッド4を制御して、キャップ61に向けてフラッシング(本発明の「第1フラッシング」)を行わせる(S202)。S202では、制御装置80の制御によりドライバIC59からインクジェットヘッド4に上記駆動周期Uで複数の駆動信号を出力することによってフラッシングを行わせる。
続いて、制御装置80は、所定タイミングにレーザ受光部67で受光したレーザ光の光量が所定光量以上であるか否かを判定する(S203)。第2実施形態における所定タイミングは、S203のフラッシングにおいて最後にインクが吐出された時点である最終吐出時点から1.5×AL経過した時点と、上記最終吐出時点から2.5×AL経過した時点との間の期間内のタイミングである。このタイミングは、上記最終吐出時点から、上記最後の駆動信号を出力する駆動周期の後、駆動周期Uの2倍の時間が経過した時点までの期間(本発明の「判定期間」)内のタイミングでもある。
そして、レーザ受光部67で受光したレーザ光の光量が所定光量以上であり、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には(S203:YES)、変数Mの値を0にリセットし(S205)、第1実施形態と同様のS118に進む。レーザ受光部67で受光されたレーザ光の光量が所定光量未満であり、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には(S203:NO)、制御装置80は、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたまま吸引パージを行わせてから(S204)、変数Mの値を0にリセットし(S205)、S118に進む。S118以降の処理は、第1実施形態と同様である。
S108でキャリッジ2をフォーム対向位置へ移動させた場合には、制御装置80は、続いて、レーザ照射部68にレーザ光を照射させたうえで(S206)、インクジェットヘッド4を制御して、フラッシングフォーム9に向けてフラッシング(本発明の「第2フラッシング」)を行わせる(S207)。S207においても、S202と同様、制御装置80の制御により、ドライバIC59からインクジェットヘッド4に上記駆動周期Uで複数の駆動信号を出力することによってフラッシングを行わせる。
続いて、制御装置80は、上述の所定タイミングにレーザ受光部69で受光したレーザ光の光量が所定光量以上であるか否かを判定する(S208)。そして、レーザ受光部69で受光されたレーザ光の光量が所定光量以上であり、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には(S208:YES)、変数Mの値を0にリセットし(S205)、S118に進む。レーザ受光部69で受光されたレーザ光の光量が所定光量未満であり、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には(S208:NO)、制御装置80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2をキャップ対向位置に移動させたうえで(S209)、吸引パージを行わせてから(S204)、変数Mの値を0にリセットし(S205)、S118に進む。
<効果>
第2実施形態では、フラッシングにおけるノズル10からのインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。したがって、この判定のために、別途ノズル10からのインクの吐出を行う必要がない。
さらに、第2実施形態では、記録パス処理の後、変数Mが所定値Ma以上のときに、キャリッジをキャップ対向位置及びフォーム対向位置のうち、より近い位置に移動させて、その位置でフラッシングを行わせ、上記あふれ出しが生じているか否かの判定を行う。これにより、記録パスの後、上記あふれ出しが生じているか否かの判定のためのキャリッジ2の移動距離を短くすることができる。
また、第2実施形態では、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させ、レーザ受光部67によって受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたまま吸引パージを行う。
また、第2実施形態では、キャリッジ2をフォーム対向位置に移動させ、レーザ受光部69によって受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させてから吸引パージを行う。
[第3実施形態]
次に、本発明の好適な第3実施形態について説明する。図10に示すように、第3実施形態に係るプリンタ100は、第1、第2実施形態に係るプリンタ1から、フラッシングフォーム9、レーザ照射部68及びレーザ受光部69を除いたものである。
第3実施形態では、記録指令が入力されたときに、制御装置80が、図11のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると、記録指令が入力されたときに、制御装置80は、第1実施形態と同様、S101~S105と同様の処理を実行する。そして、変数Mが所定値Ma未満のときには(S105:NO)、第1実施形態と同様、S118に進む。変数Mが所定値Ma以上のときには(S105:YES)、制御装置80は、第1実施形態で説明したS107,S109~S112,S117の処理を実行したうえで、S118に進む。S118以降の処理は、第1実施形態と同様である。
<効果>
第3実施形態でも、第1実施形態と同様、記録パス処理でのノズル10から記録用紙Pに向けたインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。したがって、この判定のために、別途ノズル10からのインクの吐出を行う必要がない。
また、第3実施形態では、第1実施形態と同様、上記あふれ出しが生じている場合に、吸引パージによりノズル10からインクを排出させることにより、ノズル10からインクが吐出されなくなるのを防止することができる。
また、第3実施形態でも、第1実施形態と同様、記録パス処理の後、変数Mが所定値Ma以上であり、フラッシングを行うべきときに、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。そして、上記あふれ出しが生じていないと判定したときには、フラッシングを行わせ、上記あふれ出しが生じていると判定したときには、フラッシングの代わりにパージを行わせる。これにより、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10からインクが吐出されなくなるのを防止しつつ、それ以外のノズル10についてもインクの乾燥を防止することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の好適な第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第3実施形態と同様、プリンタ100に係るものであるが、第4実施形態では、記録時の制御が第3実施形態と異なる。
第4実施形態では、記録指令が入力されたときに、制御装置80が、図12のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると、記録指令が入力されたときに、制御装置80は、第3実施形態と同様、S101~S105と同様の処理を実行する。そして、変数Mが所定値Ma未満のときには(S105:NO)、S118に進む。変数Mが所定値Ma以上のときには(S105:YES)、制御装置80は、第2実施形態と同様のS107,S201~S205の処理を実行してから、S118に進む。S118以降の処理は、第1実施形態と同様である。
<効果>
第4実施形態では、フラッシングにおけるノズル10からのインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定するため、この判定のために、別途ノズルからのインクの吐出を行う必要がない。
また、第4実施形態では、上記あふれ出しが生じており、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10がある場合に、吸引パージによりノズル10からインクを排出させることにより、ノズル10からインクが吐出されなくなるのを防止することができる。
また、第4実施形態では、ノズル10から液体受けとしてのキャップ61に向けてインクを吐出してフラッシングを行う(キャップ61が液体受けを兼ねている)ため、上記あふれ出しが生じていると判定されたときに、キャリッジ2を移動させることなく吸引パージを行うことができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の好適な第5実施形態について説明する。図13に示すように、第5実施形態に係るプリンタ120は、第1実施形態に係るプリンタ1において、キャップ61がより走査方向の右側に位置し、フラッシングフォーム9が、走査方向において、プラテン5とキャップ61との間に配置されている。すなわち、第5実施形態では、走査方向において、キャップ61とフラッシングフォーム9とが、プラテン5(記録パス処理での吐出範囲)に対して同じ側に配置されている。また、第5実施形態では、第1実施形態と同様に、フラッシングフォーム9に、4つのレーザ照射部68及び4つのレーザ受光部69が設けられているが、第1実施形態とは異なり、キャップ61にレーザ照射部及びレーザ受光部が設けられていない。
第5実施形態では、記録指令が入力されたときに、制御装置80が、図14のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると、記録指令が入力されたときに、制御装置80は、第1実施形態と同様、S101~S105と同様の処理を実行する。そして、変数Mが所定値Ma未満のときには(S105:NO)、S118に進む。S118以降の処理は、第1実施形態と同様である。
変数Mが所定値Ma以上のときには(S105:YES)、制御装置80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2をフォーム対向位置へ移動させ(S108)、第2実施形態と同様、レーザ照射部68にレーザ光を照射させたうえで(S206)、インクジェットヘッド4を制御してフラッシングを行わせる(S207)。そして、第2実施形態と同様の所定タイミングにレーザ受光部69で受光されたレーザ光の光量が所定光量以上であるか否かを判定する(S208)。
上記所定タイミングにレーザ受光部69で受光されたレーザ光の光量が所定光量以上であり、上記あふれ出しが生じていないと判定した場合には(S208:YES)、制御装置80は、変数Mの値を0にリセットし(S117)、S118に進む。
上記所定タイミングにレーザ受光部69で受光されたレーザ光の光量が所定光量未満であり、上記あふれ出したが生じていると判定した場合には(S208:NO)、制御装置80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2をキャップ対向位置に移動させてから(S301)、吸引パージを行わせる(S302)。そして、変数Mの値を0にリセットし(S117)、S118に進む。
<効果>
第5実施形態では、フラッシングにおけるノズル10からのインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定するため、この判定のために、別途ノズル10からのインクの吐出を行う必要がない。
また、第5実施形態では、上記あふれ出しが生じており、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル10がある場合に、吸引パージによりノズル10からインクを排出させることにより、ノズル10からインクが吐出されなくなるのを防止することができる。
また、第5実施形態では、走査方向において、キャップ61とフラッシングフォーム9とが、プラテン5に対して同じ側に配置されている。これにより、上記あふれ出しが生じていると判定したときに、吸引パージを行うために、キャリッジ2をフォーム対向位置からキャップ対向位置へ移動させるときの移動距離を短くすることができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の好適な第6実施形態について説明する。図15、図16に示すように、第6実施形態に係るプリンタ140は、ヘッドバー141と、プラテン142と、搬送ローラ143,144(本発明の「搬送部」)と、フラッシングフォーム145とを備えている。
ヘッドバー141は、4つのインクジェットヘッド151と、支持部材152と、8つのレーザ照射部153と、8つのレーザ受光部154とを備えている。4つのインクジェットヘッド151は、その下面であるノズル面151aに形成された複数のノズル150からインクを吐出する。より詳細に説明すると、ノズル面151aは、互いに直交する走査方向(本発明の「第1方向」)及び搬送方向(本発明の「第2方向」)と平行な面である。すなわち、走査方向及び搬送方向は、ノズル面151aに沿った方向となる。そして、複数のノズル150は、走査方向に配列されることによってノズル列149を形成しており、ノズル面151aには、4列のノズル列149が搬送方向に並んでいる。そして、複数のノズル150からは、搬送方向の上流側のノズル列149を構成するものから、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
また、インクジェットヘッド151は、第1実施形態のインクジェットヘッド4と同様、ノズル150及び図示しない圧力室をそれぞれ含む複数の個別流路と、複数の個別流路に連通する図示しないマニホールド流路と、複数のノズル150(圧力室)に個別の複数の駆動素子155(図17参照)とを備えている。そして、駆動素子155の駆動により、圧力室内のインクに圧力を付与することで複数のノズル150からインクを吐出する。
また、4つのインクジェットヘッド151のうち、2つずつが走査方向に間隔をあけて並んでいる。また、4つのインクジェットヘッド151のうち、走査方向に並んだ2つのインクジェットヘッド151と、走査方向に並んだ残り2つのインクジェットヘッド151とは、走査方向及び搬送方向にずれて配置されている。これにより、4つのインクジェットヘッド151の複数のノズル150が、走査方向において記録用紙Pの全長にわたって配置されている。
支持部材152は、走査方向を長手方向とする略長方形の板状の部材であり、4つのインクジェットヘッド151は、支持部材152に取り付けられ、上述したような位置関係で支持部材152に支持されている。8つのレーザ照射部153は、支持部材152の左端部に配置され、搬送方向に並んでいる。8つのレーザ照射部153のうち、搬送方向の上流側の4つのレーザ照射部153は、搬送方向の上流側に配置された2つのインクジェットヘッド151の4つのノズル列149と、搬送方向の位置が同じである。8つのレーザ照射部153のうち、搬送方向の下流側の4つのレーザ照射部153は、搬送方向の下流側に配置された2つのインクジェットヘッド151の4つのノズル列149と、搬送方向の位置が同じである。
8つのレーザ受光部154は、支持部材152の左端部に配置され、搬送方向に並んでいる。8つのレーザ受光部154は、8つのレーザ照射部153に対応しており、搬送方向の位置が、対応するレーザ照射部154と同じである。これにより、走査方向において、レーザ受光部154は、インクジェットヘッド151のレーザ照射部153と反対側に配置されている。
また、各レーザ照射部153及び各レーザ受光部154は、上下方向の位置が、ノズル面151aと同じである。各レーザ照射部153は、対応するレーザ受光部154に向けて走査方向にレーザ光L3を照射する。これにより、レーザ光L3が、搬送方向に並ぶ2つのインクジェットヘッド151のノズル面151a上の、対応するノズル列149が配置された部分を通過する。
プラテン142は、ヘッドバー141の下側に配置されており、4つのインクジェットヘッド151の複数のノズル150と対向している。プラテン142は、記録用紙Pを下方から支持する。搬送ローラ143は、搬送方向において、プラテン142よりも上流側に配置されている。搬送ローラ144は、搬送方向において、プラテン142よりも下流側に配置されている。搬送ローラ143,144は、図示しないギヤなどを介して搬送モータ161(図17参照)に接続されており、搬送モータ161を駆動させると、搬送ローラ143,144が回転し、記録用紙Pが搬送方向に搬送される。
フラッシングフォーム145は、上下方向において、ヘッドバー141とプラテン142との間に位置している。また、フラッシングフォーム145は、インク受け切換部162(図17参照、本発明の「液体受け切換部」)により、走査方向に移動させることができる。これにより、プリンタ140では、フラッシングフォーム145が、図15に実線で示す、ヘッドバー141及びプラテン142よりも走査方向の右側の、4つのインクジェットヘッド151と対向しない非対向位置に配置された状態(本発明の「第2状態」)と、図15に二点鎖線で示す、フラッシングフォーム145が4つのインクジェットヘッド151と対向する対向位置に配置された状態(本発明の「第1状態」)との切り換えが可能となっている。
次に、プリンタ140の電気的構成について説明する。プリンタ140の動作は、制御装置160によって制御されている。制御装置160は、制御装置80と同様、CPU81、ROM82、RAM83、フラッシュメモリ84、ASIC85等からなる。制御装置160は、搬送モータ161、レーザ照射部153、インク受け切換部162等の動作を制御する。また、制御装置160は、複数の駆動素子155に接続されたドライバIC159を制御することによって、4つのインクジェットヘッド151の複数の駆動素子155を制御する。ただし、以下では、記載を簡単にするために、「制御装置160がインクジェットヘッド151を制御する」などとすることがある。また、制御装置160にはレーザ受光部154から、受光したレーザ光の光量に応じた信号が入力される。
<記録時の制御>
次に、プリンタ140において記録用紙Pに記録を行うときの制御装置160の制御について説明する。プリンタ140では、記録指令が入力されたときに、制御装置160が図18のフローに沿って処理を行う。
より詳細に説明すると、記録指令が入力されたときに、制御装置160は、搬送モータ161を制御して、搬送ローラ143,144に記録用紙Pを搬送方向に搬送させながら、複数のインクジェットヘッド151を制御して、複数のノズル150から記録用紙Pに向けてインクを吐出させる動作である記録動作(本発明の「吐出動作」)を行わせる(S401)。S401においても、第1実施形態などで説明したのと同様、制御装置160の制御により、ドライバIC159からインクジェットヘッド151に所定の駆動周期Uで複数の駆動信号を出力することによって、複数のノズル150からインクを吐出させる。また、記録用紙Pへの記録が行われているときには、フラッシングフォーム145は、上記非対向位置に位置している(第2状態となっている)。
記録動作の完了後、制御装置160は、所定タイミングとなるまで待機する(S402:NO)。ここで、第6実施形態における所定タイミングは、記録動作における最後の駆動信号によるインクの吐出の時点である最終吐出時点から1.5×AL経過した時点と、最終吐出時点から2.5×AL経過した時点との間の期間内のタイミングである。また、第6実施形態では、所定タイミングが、各レーザ照射部153及びレーザ受光部154に対応する2つのノズル列149毎に決定される。
そして、所定タイミングとなったときに(S402:YES)、制御装置160は、レーザ照射部153にレーザ光を照射させ(S403)、レーザ受光部154で受光したレーザ光の光量が所定光量以上であり、上記あふれ出しが生じていないと判定したときには(S404:YES)、処理を終了する。
レーザ受光部154で受光したレーザ光の光量が所定光量未満であり、上記あふれ出しが生じていると判定した場合には、(S404:NO)、制御装置160は、続いて、インク受け切換部162を制御して、フラッシングフォーム145を対向位置に移動させ(第1状態に切り換え)たうえで(S405)、インクジェットヘッド151を制御して、フラッシングフォーム145に向けてフラッシングを行わせる(S406)。そして、フラッシングの完了後、制御装置160は、インク受け切換部162を制御して、フラッシングフォーム145を非対向位置に戻し(S407)、処理を終了する。
<効果>
第6実施形態でも、第1実施形態で説明したのと同様、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル150において、上記判定期間に上記あふれ出しが生じることがある。そこで、第6実施形態では、上記判定期間内の所定タイミングに、レーザ受光部154において受光されたレーザ光の光量に基づいて、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。これにより、近いうちにインクが吐出されなくなる可能性の高いノズル150を予め検出することができる。また、第6実施形態では、インクジェットヘッド151を支持する支持部材152にレーザ照射部153及びレーザ受光部154が設けられているため、必要なときにすぐに上記あふれ出しが生じているか否かを判定することができる。
また、第6実施形態では、1組のレーザ照射部153とレーザ受光部154との間に、走査方向に並んだ2つのインクジェットヘッド151が配置されている。したがって、1組のレーザ照射部153とレーザ受光部154とを用いて、これら2つのインクジェットヘッド151について、上記あふれ出しが生じているか否かを判定することができる。
また、第6実施形態では、記録用紙Pへの記録時のノズル150から記録用紙Pに向けたインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。したがって、この判定のために、別途ノズル150からのインクの吐出を行う必要がない。
また、第6実施形態では、記録用紙Pへの記録時には、フラッシングフォーム145を非対向位置に位置させることにより、記録用紙Pへの記録時にフラッシングフォーム145が邪魔にならないようすることができる。一方、あふれ出しが生じているときには、フラッシングフォーム145を対向位置に移動させることにより、ノズル150からフラッシングフォーム145に向けてフラッシングを行うことができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な第1~第6実施形態について説明したが、本発明は第1~第6実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
第1実施形態では、記録パス処理の後、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させた場合において、上記あふれ出しが生じていると判定したときに、キャリッジ2をキャップ対向位置に位置させたまま、キャップ61に向けてフラッシングを行ったが、これには限られない。例えば、上記のような場合に、キャリッジ2をキャップ対向位置からフォーム対向位置に移動させ、フラッシングフォーム9に向けてフラッシングを行ってもよい。
また、第1実施形態では、キャップ61にレーザ照射部66及びレーザ受光部67が設けられ、フラッシングフォーム9にレーザ照射部68及びレーザ受光部69が設けられていたが、これには限られない。例えば、変形例1では、図19に示すように、プリンタ170において、走査方向におけるプラテン5(記録パス処理での最大の吐出範囲)とキャップ61との間に、レーザ照射部66及びレーザ受光部67が設けられ、プラテン5とフラッシングフォーム9との間に、レーザ照射部68及びレーザ受光部69が設けられている。
この場合には、S107,S108でキャリッジ2をキャップ対向位置又はフォーム対向位置に移動させる際に、上述の所定タイミングに、キャリッジ2を、ノズル列19が対応するレーザ照射部66とレーザ受光部67との間にくる位置、又は、ノズル列19が対応するレーザ照射部68とレーザ受光部69との間にくる位置を通過するようにキャリッジ2を移動させる。そして、上述の所定タイミングにS107又はS113のレーザ光の照射を行う。
また、変形例1では、ノズル列19間で所定タイミングが異なる場合には、S107,S108において、最も早い所定タイミングまでに、キャリッジ2を、ノズル列19が対応するレーザ照射部66とレーザ受光部67との間にくる位置、又は、ノズル列19が対応するレーザ照射部68とレーザ受光部69との間にくる位置に移動させ、キャリッジ2を一時停止させる。そして、各ノズル列19についての所定タイミングに、S109又はS113のレーザ光の照射を行う。そして、その後、キャリッジ2をキャップ対向位置又はフォーム対向位置へ移動させる。
なお、変形例1では、ノズル列19が対応するレーザ照射部66とレーザ受光部67との間に位置するときのキャリッジ2の位置、及び、ノズル列19が対応するレーザ照射部68とレーザ受光部69との間に位置するときのキャリッジ2の位置が、それぞれ、本発明の「判定位置」に相当する。
また、第2実施形態では、上記あふれ出しが生じていると判定したときに吸引パージを行わせたが、これには限られない。例えば、上記あふれ出しが生じていると判定したときに、さらにフラッシングを行わせてもよい。
また、第4実施形態では、キャップ61が液体受けを兼ねていたが、これには限られない。例えば、第4実施形態において、フラッシングフォーム9、レーザ照射部68及びレーザ受光部69が設けられ、キャップ61にレーザ照射部及びレーザ受光部が設けられていなくてもよい。この場合には、キャリッジ2をフォーム対向位置に移動させてフラッシングを行って、上記あふれ出しが生じているか否かを判定する。そして、上記あふれ出しが生じていると判定した場合に、キャリッジ2をキャップ対向位置に移動させ、吸引パージを行わせる。
また、第5実施形態では、走査方向において、キャップ61とフラッシングフォーム9とが、プラテン5に対して同じ側に配置されていたが、これには限られない。例えば、第5実施形態において、第1実施形態などと同様に、走査方向において、キャップ61とフラッシングフォーム9とが、プラテン5に対して互いに反対側に配置されていてもよい。
また、第1~第5実施形態では、変数Mの値が所定値Ma以上であることを、フラッシングを行うべきフラッシング条件としたが、これには限られない。フラッシング条件は、例えば、前回のフラッシングから又は前回の吸引パージからの経過時間についての条件等、別の条件であってもよい。
また、第1、第3実施形態では、記録パスの後、フラッシング条件を満たす場合に上記あふれ出しが生じているか否かを判定したが、これには限られない。フラッシング条件を満たすときとは別のタイミングで上記あふれ出しが生じているか否かを判定し、上記あふれ出しが生じていると判定したときに吸引パージを行わせてもよい。
また、第1、第3実施形態では、上記あふれ出しが生じていると判定したときに吸引パージを行わせ、上記あふれ出しが生じていないと判定したときにフラッシングを行わせたが、これには限られない。例えば、上記あふれ出しが生じているか否かによらずフラッシングを行わせ、且つ、上記あふれ出しが生じていると判定したときに、上記あふれ出しが生じていないと判定したときよりも、フラッシングによるインクの排出量を多くするなどしてもよい。
また、第6実施形態では、フラッシングフォーム145が、4つのインクジェットヘッド151と対向する対向位置と、4つのインクジェットヘッド151と対向しない非対向位置との間で移動可能となっていたが、これには限られない。例えば、フラッシングフォーム145が図15の実線で示す位置に固定されたものであり、ヘッドバー141が、プラテン142と対向する位置と、フラッシングフォーム145と対向する位置との間で走査方向に移動可能であり、インク受け切換部162がヘッドバー141を上記2つの位置の間で移動させるものであってもよい。なお、この場合には、ヘッドバー141がプラテン142と対向する位置にある状態が、本発明の「第1状態」に相当し、ヘッドバー141がフラッシングフォーム145と対向する位置にある状態が、本発明の「第2状態」に相当する。
また、変形例2では、図20(a)、(b)に示すように、プラテン181に上下方向に貫通する貫通孔182が形成されている。また、プラテン181に、走査方向(図20(a)、(b)の紙面垂直方向)と平行な揺動軸183aを中心に揺動することで貫通孔182の開閉を行う開閉部183が設けられている。また、フラッシングフォーム145が、プラテン181と上下方向に重なる位置に配置され、プラテン181よりも下方の下側位置と、プラテン181よりも上方の上側位置との間で昇降可能となっている。そして、インク受け切換部162が、開閉部183を揺動させることによる貫通孔182の開閉、及び、プラテン181の下側位置と上側位置との間での昇降を行う。
そして、変形例2では、記録用紙Pへの記録時には、図20(a)に示すように、フラッシングフォーム145を下側位置に位置させ、貫通孔182が開閉部183により閉じられた状態とする。そして、フラッシングを行うときには、図20(b)に示すように、開閉部183を揺動させて貫通孔182を開いたうえで、フラッシングフォーム145を上側位置まで移動させる。なお、変形例2では、図20(a)の状態が、本発明の「第2状態」に相当し、図20(b)の状態が、本発明の「第1状態」に相当する。
また、変形例3では、図21(a)、(b)に示すように、プラテン142よりも搬送方向の上流側且つ上側に、搬送方向及び上下方向に対して傾いて延びたフラッシングフォーム191が配置されている。また、支持部材192が、走査方向(図21(a)、(b)の紙面垂直方向)と平行な揺動軸192aを中心に揺動可能となっている。そして、インク受け切換部162が、支持部材192を揺動させることにより、ヘッドバー190を、図21(a)に示す、複数のインクジェットヘッド151がプラテン142と対向する記録位置と、図21(b)に示す、複数のインクジェットヘッド151がフラッシングフォーム191と対向するフラッシング位置との間で移動させる。なお、変形例3では、図21(a)の状態が本発明の「第2状態」に相当し、図21(b)の状態が本発明の「第1状態」に相当する。
この場合には、ヘッドバー190を図21(a)に示す記録位置に位置させた状態で、記録用紙Pへの記録を行うことにより、記録用紙Pへの記録時にフラッシングフォーム191が邪魔になることがない。また、ヘッドバー190を図21(b)に示すフラッシング位置に位置させることにより、フラッシングフォーム191に向けてフラッシングを行うことができる。
さらには、第6実施形態において、4つのインクジェットヘッド151ノズル150から吐出されたインクがフラッシングフォームによって受けられる第1状態と、4つのインクジェットヘッド151ノズル150から吐出されたインクがフラッシングフォームによって受けられない第2状態とを切り換えることにも限られない。例えば、フラッシングフォームがなく、プラテンに向けてフラッシングを行ってもよい。
また、第6実施形態では、複数のインクジェットヘッド151を有するヘッドバー141の支持部材152に、レーザ照射部153及びレーザ受光部154が設けられた例について説明したが、これには限られない。例えば、第1~第5実施形態で説明したようないわゆるシリアル式のプリンタにおいて、キャリッジ2(本発明の「支持部材」)にレーザ照射部及びレーザ受光部が設けられていてもよい。
また、第6実施形態では、記録用紙Pへの記録時のノズル150からのインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定したが、これには限られない。例えば、記録用紙Pへのインクの吐出とは別にフラッシングを行い、このフラッシング時のノズル150からのインクの吐出を利用して、上記あふれ出しが生じているか否かを判定してもよい。
また、以上の例では、記録用紙Pへの記録やフラッシングにおける最後の駆動信号によるインクの吐出の時点である最終吐出時点から1.5×AL経過した時点と、最終吐出時点から2.5×AL経過した時点との間の期間内のタイミングを、所定タイミングとして上記あふれ出しが生じているか否かを判定したが、これには限られない。例えば、最終吐出時点と、最終吐出時点から0.5×AL経過した時点との間の期間内のタイミングを、所定タイミングとしてあふれ出しが生じているか否かを判定してもよい。
あるいは、Nを1以上の整数として、最終吐出時点から[(1.5+2×N)×AL]経過した時点と、最終吐出時点から[(2.5+2×N)×AL]経過した時点との間の期間内のタイミングを、所定タイミングとしてあふれ出しが生じているか否かを判定してもよい。ただし、この場合、当該期間が、上述の判定期間内に収まるように、整数Nを設定する必要がある。
さらには、記録用紙Pへの記録やフラッシングにおける最後の駆動信号によるインクの吐出の時点である最終吐出時点から、当該最後の駆動信号を出力する駆動周期の後、駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の、以上に説明したのとは別のタイミングを、所定タイミングとしてあふれ出しが生じているか否かを判定してもよい。
また、以上では、ノズルからインクを吐出して記録用紙Pに記録を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。Tシャツ、屋外広告用のシート、スマートフォン等の携帯端末のケース、段ボール、樹脂部材など、記録用紙以外の被記録媒体に画像を記録する画像記録装置にも適用され得る。また、インク以外の液体、例えば、液体状にした樹脂や金属を吐出する液体吐出装置にも適用され得る。
1 プリンタ
2 キャリッジ
4 インクジェットヘッド
4a ノズル面
9 フラッシングフォーム
10 ノズル
40 圧力室
41 マニホールド流路
46 個別流路
50 駆動素子
61 キャップ
62 吸引ポンプ
66,68 レーザ照射部
67,69 レーザ受光部
80 制御装置
86 キャップ昇降機構
100 プリンタ
120 プリンタ
140 プリンタ
143,144 搬送ローラ
145 フラッシングフォーム
150 ノズル
151 インクジェットヘッド
151a ノズル面
152 支持部材
153 レーザ照射部
154 レーザ受光部
160 制御部
161 搬送モータ
162 インク受け切換部
170 プリンタ
183 開閉部
191 フラッシングフォーム
192 支持部材

Claims (21)

  1. ノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズル面に沿った第1方向にレーザ光を照射するレーザ照射部と、
    前記第1方向に前記レーザ照射部と間隔をあけて配置され、前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を受光するレーザ受光部と、
    前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記ノズル面に沿った方向であって前記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、
    制御部と、を備え、
    前記キャリッジは、
    前記第2方向に移動する際に、前記ノズルが前記第1方向において前記レーザ照射部と前記レーザ受光部との間に位置する判定位置を通過し、
    前記制御部は、
    前記液体吐出ヘッドに所定の駆動周期で複数の駆動信号を出力して、前記ノズルから液体を吐出させ、
    前記複数の駆動信号のうち最後の駆動信号による前記ノズルからの液体の吐出の時点である最終吐出時点から、前記最後の駆動信号を出力する駆動周期の後、前記駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の所定タイミングに、前記判定位置を通過するように、前記キャリッジを前記第2方向に移動させ、
    前記所定タイミングに、前記レーザ照射部にレーザ光を照射させ、
    前記所定タイミングに前記レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記ノズルから前記ノズル面への液体のあふれ出しが生じているか否かを判定することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記液体吐出ヘッドは、
    前記ノズルと、前記ノズルに連通する圧力室とをそれぞれ含む複数の個別流路と、
    前記複数の個別流路と接続された共通流路と、
    前記複数の個別流路に対して個別に設けられ、前記圧力室内の液体に圧力を付与する複数の駆動素子と、を有し、
    前記駆動素子の駆動により前記圧力室内に発生した圧力波が、前記個別流路の前記共通流路との接続部分まで伝搬するのにかかる時間をALとし、
    Nを0以上の整数として、
    前記所定タイミングは、
    前記最終吐出時点と、前記最終吐出時点から[0.5×AL]経過した時点との間のタイミング、又は、
    前記最終吐出時点から[(1.5+2×N)×AL]経過した時点と、前記最終吐出時点から[(2.5+2×N)×AL]経過した時点との間のタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記キャリッジを前記第2方向に移動させつつ、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力することによって、前記第2方向における所定の吐出範囲で前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させる動作である記録パス処理、を行わせ、
    前記記録パス処理における前記ノズルからの被吐出媒体に向けた最後の液体の吐出の時点を前記最終吐出時点として、前記あふれ出しが生じているか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第2方向における前記キャリッジの移動範囲内に配置され、前記ノズルを覆うキャップと、
    前記キャップに接続されたポンプと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャッピング状態と、前記ノズルが前記キャップで覆われていないアンキャッピング状態とを切り換えるキャップ切換部と、を備え、
    前記レーザ照射部及び前記レーザ受光部が、前記キャップに設けられ、
    前記制御部は、前記あふれ出しが生じていると判定したときに、
    前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記ノズルから液体吐出ヘッド内の液体を排出させる動作であるパージを行わせることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記第2方向における前記キャリッジの移動範囲内に配置され、前記ノズルを覆うキャップと、
    前記キャップに接続されたポンプと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャッピング状態と、前記ノズルが前記キャップで覆われていないアンキャッピング状態とを切り換えるキャップ切換部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録パス処理の後、所定のフラッシング条件を満たす場合に、前記あふれ出しが生じているか否かを判定し、
    前記あふれ出しが生じていると判定したときに、前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記ノズルから液体吐出ヘッド内の液体を排出させる動作であるパージを行わせ、
    前記あふれ出しが生じていないと判定したときに、前記液体吐出ヘッドに、被吐出媒体に向けた液体の吐出とは別に、前記ノズルから液体を吐出させる動作であるフラッシングを行わせることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  6. 前記第2方向における前記キャリッジの移動範囲内に配置された液体受け、を備え、
    前記キャップが、前記第2方向において前記吐出範囲よりも一方側に位置し、
    前記液体受けが、前記第2方向において前記吐出範囲よりも他方側に位置し、
    前記レーザ照射部及び前記レーザ受光部として、
    前記第2方向において、前記吐出範囲と前記キャップとの間の位置に配置された、又は、前記キャップに設けられた、第1レーザ照射部及び第1レーザ受光部と、
    前記第2方向において、前記吐出範囲と前記液体受けとの間の位置に配置された、又は、前記液体受けに設けられた、第2レーザ照射部及び第2レーザ受光部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記記録パス処理の後、前記フラッシング条件を満たす場合に、前記キャリッジを、前記ノズルが前記キャップと対向する第1位置、及び、前記ノズルが前記液体受けと対向する第2位置のうち、より近い位置に移動させ、
    前記キャリッジを前記第1位置に移動させるときには、
    前記第1レーザ照射部からレーザ光を照射させた状態で、前記キャリッジを、前記所定タイミングに、前記判定位置としての、前記ノズルが前記第1レーザ照射部と前記第1レーザ受光部との間にくる位置を通過するように移動させ、
    前記所定タイミングに前記第1レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記あふれ出しが生じているか否かを判定し、
    前記キャリッジを前記第2位置に移動させるときには、
    前記第2レーザ照射部からレーザ光を照射させた状態で、前記キャリッジを、前記所定タイミングに、前記判定位置としての、前記ノズルが前記第2レーザ照射部と前記第2レーザ受光部との間にくる位置を通過するように移動させ、
    前記所定タイミングに前記第2レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記あふれ出しが生じているか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて前記あふれ出しが生じていると判定したときには、前記キャリッジを前記第1位置に位置させたまま、前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記パージを行わせることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第2レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて前記あふれ出しが生じていると判定したときには、前記キャリッジを前記第1位置に移動させてから、前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記パージを行わせることを特徴とする請求項6又は7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて前記あふれ出しが生じていないと判定したときには、前記キャリッジを前記第1位置に位置させたまま、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから前記キャップに向けて液体を吐出させる前記フラッシングを行わせ、
    前記第2レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて前記あふれ出しが生じていないと判定したときには、前記キャリッジを前記第2位置に位置させたまま、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから前記液体受けに向けて液体を吐出させる前記フラッシングを行わせることを特徴とする請求項6~8のいずれかに記載の液体吐出装置。
  10. 前記第2方向における前記キャリッジの移動範囲内に配置され、前記ノズルと対向する液体受け、を備え、
    前記レーザ照射部及び前記レーザ受光部が、前記液体受けに設けられ、
    前記制御部は、
    前記キャリッジを、前記判定位置としての、前記ノズルが前記液体受けと対向する位置に移動させ、前記レーザ照射部にレーザ光を照射させたうえで、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力して、前記ノズルから前記液体受けに向けて液体を吐出させる動作であるフラッシングを行わせ、
    前記フラッシングにおける前記ノズルからの最後の液体の吐出の時点を前記最終吐出時点として、前記あふれ出しが発生しているか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  11. 前記第2方向における前記キャリッジの移動範囲内に配置され、前記ノズルを覆うキャップと、
    前記キャップに接続されたポンプと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャッピング状態と、前記ノズルが前記キャップで覆われていないアンキャッピング状態とを切り換えるキャップ切換部と、を備え、
    前記制御部は、前記あふれ出しが生じていると判定したときに、
    前記キャリッジを、前記ノズルが前記キャップと対向する位置に位置させ、前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記ノズルから液体吐出ヘッド内の液体を排出させる動作であるパージを行わせることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 前記キャリッジを前記第2方向に移動させつつ、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力することによって、前記第2方向における所定の吐出範囲で前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させる動作である記録パス処理、を行わせ、
    前記第2方向において、前記液体受けと前記キャップとが、前記吐出範囲に対して同じ側に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
  13. 前記キャップが前記液体受けを兼ねていることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
  14. 前記第2方向において前記キャリッジの移動範囲内に配置され、前記ノズルを覆うキャップと、
    前記キャップに接続されたポンプと、
    前記第2方向において前記キャリッジの移動範囲内に配置された液体受けと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャッピング状態と、前記ノズルが前記キャップで覆われていないアンキャッピング状態とを切り換えるキャップ切換部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記キャリッジを前記第2方向に移動させつつ、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力することによって、前記第2方向における所定の吐出範囲で前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させる動作である記録パス処理、を行わせ、
    前記キャップが、前記第2方向において前記吐出範囲よりも一方側に位置し、
    前記液体受けが、前記第2方向において前記吐出範囲よりも他方側に位置し、
    前記レーザ照射部及び前記レーザ受光部として、
    前記キャップに設けられた第1レーザ照射部及び第1レーザ受光部と、
    前記液体受けに設けられた第2レーザ照射部及び第2レーザ受光部と、
    前記制御部は、
    前記記録パス処理の後、所定のフラッシング条件を満たす場合に、前記キャリッジを、前記ノズルが前記キャップと対向する第1位置、及び、前記ノズルが前記液体受けと対向する第2位置のうち、より近い位置に移動させ、
    前記キャリッジを前記第1位置に移動させたときには、
    前記第1レーザ照射部からレーザ光を照射させたうえで、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力して前記ノズルから前記キャップに向けて液体を吐出させる動作である第1フラッシングを行わせ、
    前記第1フラッシングにおける前記ノズルからの最後の液体の吐出の時点を前記最終吐出時点として、前記所定タイミングに前記第1レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記あふれ出しが生じているか否かを判定し、
    前記キャリッジを前記第2位置に移動させたときには、
    前記第2レーザ照射部からレーザ光を照射させたうえで、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力して前記ノズルから前記液体受けに向けて液体を吐出させる動作である第2フラッシングを行わせ、
    前記第2フラッシングにおける前記ノズルからの最後の液体の吐出の時点を前記最終吐出時点として、前記所定タイミングに前記第2レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記あふれ出しが生じているか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  15. 前記制御部は、
    前記第1レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて前記あふれ出しが生じていると判定したときには、
    前記キャリッジを前記第1位置に位置させたまま、前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記ノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させる動作であるパージを行わせることを特徴とする請求項14に記載の液体吐出装置。
  16. 前記制御部は、
    前記第2レーザ受光部で受光されたレーザ光の光量に基づいて前記あふれ出しが生じていると判定したときには、
    前記キャリッジを前記第1位置に移動させてから、前記キャップ切換部を制御して前記キャッピング状態としたうえで、前記ポンプを駆動させることによって、前記ノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させる動作であるパージを行わせることを特徴とする請求項14又は15に記載の液体吐出装置。
  17. ノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられており、前記ノズル面の前記ノズルが形成された部分に、前記ノズル面に沿った第1方向にレーザ光を照射するレーザ照射部と、
    前記支持部材に設けられており、前記第1方向において前記液体吐出ヘッドの前記レーザ照射部と反対側に配置され、前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を受光するレーザ受光部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記液体吐出ヘッドに所定の駆動周期で複数の駆動信号を出力して、前記ノズルから液体を吐出させ、
    前記複数の駆動信号のうち最後の駆動信号による前記ノズルからの液体の吐出の時点である最終吐出時点から、前記最後の駆動信号を出力する駆動周期の後、前記駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の所定タイミングに、前記レーザ照射部にレーザ光を照射させ、
    前記所定タイミングに前記レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記ノズルから前記ノズル面への液体のあふれ出しが生じているか否かを判定することを特徴とする液体吐出装置。
  18. 前記支持部材に支持され、前記第1方向において前記レーザ照射部と前記レーザ受光部との間に位置し、前記第1方向に沿って並んだ複数の前記液体吐出ヘッドと、
    被吐出媒体を、複数の前記液体吐出ヘッドと対向する位置で、前記ノズル面に沿った方向であって前記第1方向と交差する第2方向に搬送する搬送部と、を備えていることを特徴とする請求項17に記載の液体吐出装置。
  19. 前記制御部は、
    前記搬送部を制御して被吐出媒体を前記第2方向に移動させつつ、前記液体吐出ヘッドに前記複数の駆動信号を出力することによって、前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させる動作である吐出動作、を行わせ、
    前記吐出動作における前記ノズルからの被吐出媒体に向けた最後の液体の吐出の時点を前記最終吐出時点として、前記あふれ出しが生じているか否かを判定することを特徴とする請求項18に記載の液体吐出装置。
  20. 液体受けと、
    複数の前記液体吐出ヘッドの前記ノズルから吐出された液体が前記液体受けによって受けられる第1状態と、複数の前記液体吐出ヘッドの前記ノズルから吐出された液体が前記液体受けによって受けられない第2状態とを切り換える液体受け切換部と、を備え、
    前記制御部は、
    複数の前記液体吐出ヘッドの前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させるときには、前記液体受け切換部を制御して前記第2状態とし、
    前記あふれ出しが生じていると判定したときに、前記液体受け切換部を制御して前記第1状態としたうえで、前記複数の前記液体吐出ヘッドの前記ノズルから前記液体受けに向けて液体を吐出させるフラッシングを行わせることを特徴とする請求項18又は19に記載の液体吐出装置。
  21. ノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズル面に沿った第1方向にレーザ光を照射するレーザ照射部と、
    前記第1方向に前記レーザ照射部と間隔をあけて配置され、前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を受光するレーザ受光部と、
    前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記ノズル面に沿った方向であって前記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、
    制御部と、を備え、
    前記液体吐出ヘッドは、所定の駆動周期で前記制御部から出力された複数の駆動信号によって駆動されて、前記ノズルから液体を吐出し、
    前記キャリッジは、
    前記第2方向に移動する際に、前記ノズルが前記第1方向において前記レーザ照射部と前記レーザ受光部との間に位置する判定位置を通過し、
    前記複数の駆動信号のうち最後の駆動信号による前記ノズルからの液体の吐出の時点である最終吐出時点から、前記最後の駆動信号出力する駆動周期の後、前記駆動周期の2倍の時間が経過した時点までの判定期間内の所定タイミングに、前記判定位置を通過し、
    前記レーザ照射部は、前記所定タイミングに前記レーザ受光部において受光されたレーザ光の光量に基づいて、前記ノズルから前記ノズル面への液体のあふれ出しが生じているか否かを前記制御部が判定するために、レーザ光を照射することを特徴とする液体吐出装置。
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