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JP7703919B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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JP7703919B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出するインクジェットプリンタが記載されている。特許文献1のプリンタでは、インクジェットヘッドの複数のノズルを覆うキャップ内のインクの蒸発率であるキャップ蒸発率に対応するキャップパラメータを算出する。そして、算出したキャップパラメータに基づいて、印刷前フラッシングや印刷前の吸引パージでのノズルからのインクの排出量の決定や、定期メンテナンスでのフラッシング及び吸引パージを行わせるか否かの判断、及び、インクの排出量の決定を行う。
また、特許文献1のプリンタでは、上記キャップ蒸発率と、ノズル内のインク中の水分の蒸発によるノズル内のインクの蒸発率であるノズル蒸発率とを算出する。そして、ノズルがキャップで覆われたキャッピング状態で、キャップ蒸発率及びノズル蒸発率が所定の条件を満たすときに、フラッシングを行わせる。
特許第6859726号公報
ここで、特許文献1では、印刷前や定期メンテナンスにおいてフラッシング及び吸引パージを行わせる、あるいは、印刷が完了してキャッピング状態とした後、キャップ蒸発率及びノズル蒸発率が所定の条件を満たすときにフラッシングを行わせる。しかしながら、特許文献1では、印刷が完了した後、キャッピング状態で次の印刷指令の受信を待つ待機状態となるまでに、ノズル内のインクの乾燥を解消させることはしていない。
本発明の目的は、被吐出媒体への液体の吐出が完了した後、ノズルがキャップで覆われたキャップ状態で次の吐出指示信号の受信を待つ待機状態となるまでに、ノズルから適切な量の液体を排出させてノズル内の液体の乾燥を解消させることが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、制御部と、備え、前記液体吐出ヘッドが、複数の前記ノズルが一方向に配列されることによって形成されたノズル列と、前記一方向に延び、前記ノズル列を形成する複数の前記ノズルと連通する共通流路と、前記共通流路に液体を供給するための供給口と、を備え、前記制御部は、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記ノズル列を形成する複数の前記ノズルのうち、前記供給口から最も遠い末端ノズル、又は、前記末端ノズルを含み前記一方向に連続して並ぶ一部のノズルから、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を排出させ、前記吐出動作の完了後、前記待機前フラッシングの前に、前記ノズル列を形成する複数の前記ノズルのうち、前記待機前フラッシングにおいて液体を排出させる前記ノズルよりも前記供給口に近い前記ノズルから液体を排出させる先行フラッシングを行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、制御部と、備え、前記制御部は、第1記録モードと、前記第1記録モードよりも高画質で記録を行う第2記録モードのうちいずれかの記録モードで選択的に被吐出媒体への記録を行わせ、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、前記第2記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、前記第1記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる所定の吐出前スキップ条件を満たす場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、温度を検出する温度センサと、制御部と、備え、前記制御部は、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、前記吐出動作の直前に前記温度センサが検出する温度に関連する吐出前温度条件を満たさない場合には、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、前記吐出前温度条件を含む所定の吐出前スキップ条件を満たす場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、湿度を検出する湿度センサと、制御部と、備え、前記制御部は、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、前記吐出動作の直前に前記湿度センサが検出する湿度に関連する吐出前湿度条件を満たさない場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、前記吐出前湿度条件を含む所定の吐出前スキップ条件を満たす場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、制御部と、備え、前記制御部は、第1記録モードと、前記第1記録モードよりも高画質で記録を行う第2記録モードのうちいずれかの記録モードで選択的に被吐出媒体への記録を行わせ、前記第2記録モードで被吐出媒体への記録を行わせるときには、前記第1記録モードで被吐出媒体への記録を行わせるときよりも、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作に使用する前記ノズルの数が少なく、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記第2記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに前記待機前フラッシングと、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングとを行わせ、前記第1記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる所定の吐出後スキップ条件を満たす場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに、前記待機前フラッシングを行わせ、且つ、前記別のフラッシングを行わせない。
また、本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、温度を検出する温度センサと、制御部と、備え、前記制御部は、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記吐出動作時に前記温度センサが検出する温度に関連する吐出時温度条件を満たさない場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに前記待機前フラッシングと、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングとを行わせ、前記吐出時温度条件を含む所定の吐出後スキップ条件を満たす場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに、前記待機前フラッシングを行わせ、且つ、前記別のフラッシングを行わせない
また、本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、湿度を検出する湿度センサと、制御部と、備え、前記制御部は、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記吐出動作時に前記湿度センサが検出する湿度に関連する吐出時湿度条件を満たさない場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに前記待機前フラッシングと、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングとを行わせ、前記吐出時湿度条件を含む所定の吐出後スキップ条件を満たす場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに、前記待機前フラッシングを行わせ、且つ、前記別のフラッシングを行わせない
また、本発明の液体吐出装置は、ノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うキャップと、前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、制御部と、備え、前記制御部は、被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、前記待機状態中には、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させることはせず、前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、所定の条件を満たす場合には、前記待機前フラッシングとは異なる、別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、前記所定の条件を満たさない場合には、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせる。
本発明によると、待機前フラッシングを行うことにより、吐出動作の完了後、待機状態となるまでに、ノズルの乾燥を解消させることができる。また、待機前フラッシングにおいて、待機前フラッシングの直前のノズルの乾燥の程度に関連する待機前パラメータの値に応じた量の液体をノズルから排出させるため、ノズルの乾燥を解消させることができるとともに、必要以上に液体を排出させないようにすることができる。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 図2の1つのノズル群に対応する部分を拡大して流路等を示した図である。 (a)は図3のIVA部拡大図であり、(b)は(a)のIVB-IVB線断面図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 キャップ状態で記録指令を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は待機前フラッシングにおける、温度及びアンキャップ時間と、基準排出回数とを関連付けたテーブルを説明するための図であり、(b)は温度及び湿度と第1係数とを関連付けたテーブルを示す図であり、(c)はノズル列と第2係数とを関連付けたテーブルを説明するための図である。 先行フラッシングを行わせる例における、キャップ状態で記録指令を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 第1、第2フラッシングを行わせる例における、キャップ状態で記録指令を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)が図9の条件判定処理の流れを示すフローチャートであり、(b)が記録モードと使用するノズルとの関係を説明するための図である。 第1、第2フラッシングにける、キャップ時間及び温度と、基準排出回数とを関連付けたテーブルを説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
<プリンタの全体構成>
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3(本発明の「液体吐出ヘッド」)、プラテン4、搬送ローラ5,6、メンテナンスユニット7などを備えている。
キャリッジ2は、水平な走査方向に延びた2本のガイドレール11,12に支持されている。キャリッジ2は、図示しないベルトなどを介してキャリッジモータ86(図5参照)に接続されている。キャリッジモータ86を駆動させると、キャリッジ2がガイドレール11,12に沿って走査方向に移動する。なお、以下では、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載されている。インクジェットヘッド3は、その下面であるノズル面3aに形成された複数のノズル10からインク(本発明の「液体」)を吐出する。複数のノズル10は、走査方向に並ぶ4個のノズル群8を形成している。複数のノズル10からは、走査方向の右側のノズル群8を形成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。また、インクジェットヘッド3は、図示しないチューブ等を介して4個の図示しないインクカートリッジと接続されている。そして、これら4個のインクカートリッジからインクジェットヘッド3に上記4色のインクが供給される。インクジェットヘッド3については、後程詳細に説明する。
プラテン4は、インクジェットヘッド3の下方に配置され、複数のノズル10と対向している。プラテン4は、走査方向に記録用紙P(本発明の「被吐出媒体」)の全長にわたって延び、記録用紙Pを下方から支持する。搬送ローラ5,6は、記録用紙Pを、水平で且つ走査方向と直交する搬送方向(本発明の「一方向」)に搬送するためのものである。搬送ローラ5は、インクジェットヘッド3及びプラテン4よりも搬送方向の上流側に配置されている。搬送ローラ6は、インクジェットヘッド3及びプラテン4よりも搬送方向の下流側に配置されている。搬送ローラ5,6は、図示しないギヤなどを介して搬送モータ87(図5参照)に接続されている。搬送モータ87を駆動させると、搬送ローラ5,6が回転し、記録用紙Pが搬送方向に搬送される。
メンテナンスユニット7は、キャップ71と、吸引ポンプ72と、廃液タンク73とを備えている。キャップ71は、プラテン4よりも走査方向の右側に配置されている。そして、キャリッジ2を、プラテン4よりも走査方向の右側のメンテナンス位置に位置させると、複数のノズル10がキャップ71と対向する。
また、キャップ71は、キャップ昇降機構88(図5参照)によって昇降可能となっている。キャップ昇降機構88は、モータなどを有し、キャリッジ2の移動とは独立にキャップ71を昇降させることができる。そして、キャリッジ2を上記メンテナンス位置に位置させることによって複数のノズル10とキャップ71とを対向させた状態で、キャップ昇降機構88によりキャップ71を上昇させると、キャップ71の上端部がノズル面3aに密着し、複数のノズル10がキャップ71に覆われるキャップ状態となる。また、キャップ状態となっているときに、キャップ昇降機構88によりキャップ71を降下させると、キャップ71がキャップ状態よりもインクジェットヘッド3から離れて、インクジェットヘッド3の複数のノズル10が露出されたアンキャップ状態となる。
なお、本実施形態では、キャリッジ2とキャップ昇降機構88とを合わせたものが、本発明の「切換手段」に相当する。また、キャップ71はノズル面3aに密着することで複数のノズル10を覆うものであることには限られない。キャップ71は、例えば、インクジェットヘッド3のノズル面3aの周囲に配置される図示しないフレーム等に密着することで、複数のノズル10を覆うものであってもよい。
吸引ポンプ72はチューブポンプなどであり、キャップ71及び廃液タンク73と接続されている。そして、メンテナンスユニット7では、上記キャップ状態で吸引ポンプ72を駆動させると、複数のノズル10からインクジェットヘッド3内のインクを排出させる、いわゆる吸引パージを行うことができる。吸引パージによって排出されたインクは廃液タンク73に貯留される。
なお、ここでは、便宜上、キャップ71が全てのノズル10をまとめて覆い、吸引パージにおいて、全てのノズル10からインクジェットヘッド3内のインクを排出させるものとして説明を行ったが、これには限られない。例えば、キャップ71が、ブラックインクを吐出する最も右側のノズル群8を形成する複数のノズル10を覆う部分と、カラーインク(イエロー、シアン、マゼンタのインク)を吐出する左側3個のノズル群8を形成する複数のノズル10を覆う部分とを別々に備えており、吸引パージにおいて、インクジェットヘッド3内のブラックインク及びカラーインクのいずれかを選択的に排出させることができるようになっていてもよい。あるいは、例えば、キャップ71が、ノズル群8毎に個別に設けられ、吸引パージにおいて、ノズル群8毎に個別に、ノズル10からインクを排出させることができるようになっていてもよい。
<インクジェットヘッド>
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図2~図4に示すように、インクジェットヘッド3は、流路ユニット21と圧電アクチュエータ22とを備えている。
<流路ユニット>
流路ユニット21は、プレート31~35が下方からこの順に鉛直方向に積層されることによって形成されている。また、流路ユニット21は、複数のノズル10と、複数の圧力室51と、複数のディセンダ流路52と、複数の絞り流路53とを有する。
複数のノズル10は、プレート31に形成されている。複数のノズル10は、搬送方向に一定の間隔Rで配列されることによってノズル列9を形成している。また、4列のノズル列9が走査方向に配列されることによってノズル群8を形成している。また、4個のノズル群8が走査方向に並んでいる。
各ノズル群8において、4列のノズル列9のうち、最も右側のノズル列9を形成するノズル10は、走査方向の左から2番目のノズル列9を形成するノズル10に対して、搬送方向の下流側に長さ(R/4)ずれて配置されている。また、走査方向の左から3番目のノズル列9を形成するノズル10は、最も右側のノズル列9を形成するノズル10に対して、搬送方向の下流側に長さ(R/4)ずれて配置されている。また、最も左側のノズル列9を形成するノズル10は、左から3番目のノズル列9を形成するノズル10に対して、搬送方向の下流側に長さ(R/4)ずれて配置されている。これにより、ノズル群8では、搬送方向において、ノズル10が(R/4)の間隔で配置されている。
複数の圧力室51は、プレート35に形成されている。複数の圧力室51は、複数のノズル10に対して個別に設けられている。各ノズル群8における左から1,3番目のノズル列9を形成するノズル10は、対応する圧力室51の右端部と鉛直方向に重なっている。各ノズル群8における左から2,4番目のノズル列9を形成するノズル10は、対応する圧力室51の左端部と鉛直方向に重なっている。
複数のディセンダ流路52は、複数のノズル10に対して個別に設けられている。ディセンダ流路52は、プレート32~34にわたって鉛直方向に延び、鉛直方向に重なるノズル10と圧力室51の走査方向の端部とを接続する。
複数の絞り流路53は、複数の圧力室51に対して個別に設けられている。絞り流路53は、プレート33の上側の部分に形成され、走査方向に延びている。
また、各ノズル群8における左から1,3番目のノズル列9に対応する圧力室51に対して設けられた絞り流路53は、走査方向の右端部においてプレート33の上側の部分とプレート34とにわたって鉛直方向に延び、対応する圧力室51の走査方向の左端部に接続されている。また、各ノズル群8における左から1,3番目のノズル列9に対応する圧力室51に対して設けられた絞り流路53は、走査方向の左端部においてプレート33の鉛直方向の全長にわたって延び、プレート33の下面に開口している。
また、各ノズル群8における左から2,4番目のノズル列9に対応する圧力室51に対して設けられた絞り流路53は、走査方向の左端部においてプレート34の上側の部分とプレート34とにわたって鉛直方向に延び、対応する圧力室51の右端部に接続されている。また、各ノズル群8における左から2,4番目のノズル列9に対応する圧力室51に対して設けられた絞り流路53は、走査方向の右端部においてプレート33の鉛直方向の全長にわたって延び、プレート33の下面に開口している。
そして、流路ユニット21では、対応するノズル10と圧力室51とディセンダ流路52と絞り流路53とによって、個別流路41が形成されている。
また、流路ユニット21は、12個の共通流路42を有する。12個の共通流路42は、プレート32に形成されており、それぞれが搬送方向に延び、走査方向に並んでいる。また、12個の共通流路42のうち、隣接して並ぶ3個ずつが1個のノズル群8に対応している。
各ノズル群8に対応する3個の共通流路42のうち、走査方向の左端の共通流路42aは、ノズル群8を形成する4列のノズル列9のうち、最も左側のノズル列9に対応する複数の絞り流路53と接続されることにより、当該ノズル列9を形成するノズル10と連通している。
各ノズル群8に対応する3個の共通流路42のうち、走査方向の中央の共通流路42bは、ノズル群8を形成する4列のノズル列9のうち、左から2,3番目の2列のノズル列9に対応する複数の絞り流路53と接続されることにより、当該ノズル列9を形成するノズル10と連通している。
各ノズル群8に対応する3個の共通流路42のうち、走査方向の右端の共通流路42cは、ノズル群8を形成する4列のノズル列9のうち、最も右側のノズル列9に対応する複数の絞り流路53と接続されることにより、当該ノズル列9を形成するノズル10と連通している。
また、各ノズル群8に対応する3個の共通流路42a~42cは、それぞれ、搬送方向の上流側の端部において互いに接続されている。そして、3個の共通流路42a~42cの互いに接続される部分には供給口43が設けられ、供給口43から3個の共通流路42a~42cにインクが供給される。
<圧電アクチュエータ>
圧電アクチュエータ22は、振動板61と圧電層62と共通電極63と複数の個別電極64とを有する。
振動板61及び圧電層62は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であるチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなる。ただし、振動板61については、例えば合成樹脂など、圧電材料以外の絶縁性材料からなるものであってもよい。
振動板61は流路ユニット21の上面(プレート35の上面)に配置され、その全域にわたって連続的に延びている。圧電層62は、振動板61の上面に配置され、複数の圧力室51にわたって連続的に延びている。
共通電極63は、振動板61と圧電層62との間に配置され、その全域にわたって延びている。共通電極63は、図示しない配線部材等を介して図示しない電源に接続され、グランド電位に保持されている。
複数の個別電極64は、圧電層62の上面に配置されている。複数の個別電極64は、複数の圧力室51に個別に設けられており、対応する圧力室51の中央部と鉛直方向に重なっている。複数の個別電極64は、図示しない配線部材などを介してドライバIC89(図5参照)に接続されている。ドライバIC89は、複数の個別電極64の電位を個別に、グランド電位と所定の駆動電位(例えば20~30V程度)とで切り換える。ここで、圧電層62の共通電極63と各個別電極64とに挟まれた部分は、それぞれ、厚み方向に分極されている。そして、圧電アクチュエータ22では、上述したように個別電極64の電位をグランド電位と駆動電位とで切り換えると、振動板61及び圧電層62の圧力室51と鉛直方向に重なる部分が変形して圧力室51の容積が変化する。これにより、圧力室51内のインクの圧力が変化し、圧力室51に連通するノズル10からインクを吐出させることができる。
<プリンタの電気的構成>
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。図5に示すように、プリンタ1は、制御部80を備えている。制御部80は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、フラッシュメモリ84、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85などからなる。制御部80は、キャリッジモータ86、ドライバIC89、搬送モータ87、キャップ昇降機構88、吸引ポンプ72等の動作を制御する。なお、本実施形態では、制御部80は、ドライバIC89を制御することによってインクジェットヘッド3を制御する。
また、プリンタ1は、以上に説明した構成以外に、温度センサ91と湿度センサ92とタイマー93とを有する。温度センサ91は、例えばキャリッジ2に搭載されている。温度センサ91は、温度を検出し、検出した温度に対応する信号を出力する。制御部80は、温度センサ91からの信号を受信することによって、温度の情報を取得する。
湿度センサ92は、例えばキャリッジ2に搭載されている。湿度センサ92は、湿度を検出し、検出した湿度に対応する信号を出力する。制御部80は、湿度センサ92からの信号を受信することによって、湿度の情報を取得する。
タイマー93は、アンキャップ状態が継続するアンキャップ時間U(本発明の「アンキャップパラメータ」)を計測し、アンキャップ時間Uに対応する信号を出力する。制御部80は、タイマー93からの信号を受信することによってアンキャップ時間Uの情報を取得する。
なお、制御部80は、CPU81のみが各種処理を行うものであってもよいし、ASIC85のみが各種処理を行うものであってもよいし、CPU81とASIC85とが協働して各種処理を行うものであってもよい。また、制御部80は、1つのCPU81が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のCPU81が処理を分担して行うものであってもよい。また、制御部80は、1つのASIC85が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のASIC85が処理を分担して行うものであってもよい。
<記録時の制御>
次に、プリンタ1において記録を行うときの制御部80による制御について説明する。プリンタ1では、記録や上述の吸引パージ等を行っていないときには、キャップ状態で記録用紙Pへの記録を指示する記録指令(本発明の「吐出指示信号」)の受信を待つ待機状態となっている。そして、待機状態で記録指令を受信したときに、制御部80は、図6のフローに沿って処理を行う。
より詳細に説明すると、制御部80は、まず、アンキャップ処理を実行する(S101)。アンキャップ処理では、制御部80は、キャップ昇降機構88を制御してキャップ71を降下させることによってキャップ状態からアンキャップ状態に切り換えさせる。
続いて、制御部80は、記録処理を実行する(S102)。記録処理では、制御部80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2を走査方向に移動させつつ、ドライバIC89(インクジェットヘッド3)を制御して、複数のノズル10から記録用紙Pに向けてインクを吐出させる記録パスと、搬送モータ87を制御して搬送ローラ5,6に記録用紙Pを所定距離搬送させる搬送動作とを繰り返す記録動作(本発明の「吐出動作」)を行わせる。これにより、記録用紙Pへの記録が行われる。
続いて、制御部80は、次の記録指令を受信している場合には(S103:YES)、S102に戻る。次の記録指令を受信していない場合(S103:NO)、所定時間が経過していなければ(S104:NO)、S103に戻る。また、次の記録指令を受信することなく(S103:NO)、所定時間が経過したときに(S104:YES)、制御部80は、待機前フラッシング処理を実行する(S105)。
待機前フラッシング処理では、制御部80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2を移動させることによって、キャリッジ2を上記メンテナンス位置に位置させ、この状態で、インクジェットヘッド3に各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、搬送方向の最も下流側の末端ノズル10aを含む、搬送方向に連続して並ぶ一部のノズル10からインクを排出させる待機前フラッシングを行わせる。
ここで、本実施形態では、フラッシュメモリ84に、図7(a)に示すような、アンキャップ時間U及び温度Tと、基本排出回数N(N11~N33)とを関連付けたテーブルが記憶されている。図7(a)のテーブルのU1とU2、及び、T1とT2には、ぞれぞれ、U1<U2及びT1<T2の大小関係にある。例えば、U1が1分程度であり、U2が5分程度である。また、例えば、T1が18℃程度であり、T2が33℃程度である。
図7(a)のN11~N33は、N11<N12<N13、N21<N22<N23、N31<N32<N33、N11<N21<N31、N12<N22<N32及びN13<N23<33の大小関係にある。
また、フラッシュメモリ84には、図7(b)に示すような、温度T及び湿度Hと、第1係数Kとを関連付けたテーブルが記憶されている。図7(b)のテーブルのK11~K33は、K11>K12>K13、K21>K22>K23、K31>K32>K33、K11>K21>K31、K12>K22>K32及びK13>K23>33の大小関係にある。
また、フラッシュメモリ84には、図7(c)に示すような、ノズル10が、3個の共通流路42a~42cのうち、中央の共通流路42bに連通するものであるか、両端の共通流路42a,42cに連通するものであるかと、第2係数Jとを関連付けたテーブルが記憶されている。図7(c)のテーブルのJ1,J2は、J1<J2の大小関係にある。
そして、待機前フラッシングでは、制御部80は、アンキャップ時間U、及び、記録処理時に温度センサ91によって検出された温度Tと、図7(a)のテーブルとに基づいて基本排出回数Nを決定する。また、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出された温度T及び記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出された湿度Hと、図7(b)のテーブルとに基づいて第1係数Kを決定する。また、ノズル10がどの共通流路42に連通しているかと図7(c)テーブルとに基づいて第2係数Jを決定する。そして、基本排出回数Nに第1係数Kと第2係数Jとを乗じて得られる回数である(N×K×J)回、上記一部のノズル10からインクを排出させる。なお、本実施形態では、アンキャップ時間U、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出された温度T、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出された湿度H、及び、ノズル10がどの共通流路42に連通しているかが、本発明の「待機前パラメータ」に相当する。
続いて、制御部80は、キャップ処理を実行する(S106)。キャップ処理では、制御部80は、キャップ昇降機構88を制御してキャリッジ2を上昇させることによってアンキャップ状態からキャップ状態に切り換えさせる。これにより、プリンタ1は、キャップ状態で次の記録指令の受信を待つ待機状態となる。
<効果>
本実施形態では、待機前フラッシングを行うことにより、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、ノズル10内のインクの乾燥を解消させることができる。また、待機前フラッシングにおいて、待機前フラッシングの直前のノズル10の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量のインクをノズル10から排出させるため、ノズル10の乾燥を解消させることができるとともに、必要以上にインクを排出させないようにすることができる。
また、記録用紙Pへの記録を行った直後には、記録時におけるインクジェットヘッド3の複数のノズル10間の使用頻度の違いにより、インクジェットヘッド3の複数のノズル10間に、インクの乾燥の進行の程度に差が生じることがある。使用頻度の低いノズル10については、記録中にフラッシングを行ってインクの乾燥を解消させることも考えられるが、その場合でも、インクジェットヘッド3の複数のノズル10間に、インクの乾燥の進行の程度の差が十分に小さくならないこともある。また、待機状態となり、その後次の記録指令を受信したときには、その時点での、インクジェットヘッド3の複数のノズル10内のインクの乾燥の進行の程度によっては、記録用紙Pへの記録の前に、例えば吸引パージを行って複数のノズル10からインクを排出させる必要があることがある。
このとき、本実施形態と異なり、待機前フラッシングを行っていないとすると、当該次の記録指令を受信した時点で、インクジェットヘッド3の複数のノズル10間に、インクの乾燥の進行の程度の差が生じているため、吸引パージにおけるインクの排出量を、インクの乾燥の進行の程度が最も大きいノズル10に合わせた量とする必要がある。この場合、インクの乾燥の進行の乾燥の程度が小さいノズル10については、過剰にインクが排出されることになる。
本実施形態では、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに待機前フラッシングを行わせる。したがって、待機状態となる直前において、インクジェットヘッド3の複数のノズル10間でインクの乾燥の程度を均一にすることができる。この後、次の記録指令を受信するまでの間、キャップ状態で各ノズル10内のインクの乾燥が進行するが、当該次の記録指令を受信したときにも、インクジェットヘッド3の複数のノズル10間でインクの乾燥の程度が均一となる。したがって、当該次の記録指令に基づく記録を行う前に吸引パージにおけるインクの排出量を、複数のノズル10内のインクの乾燥の進行の程度に応じた適切なものとすることができる。
また、本実施形態では、共通流路42は、供給口43から遠い搬送方向の下流側の部分ほどインクがよどみやすい。また、供給口43から遠い搬送方向の下流側のノズル10ほど、共通流路42内のよどんだインクが供給されるため、乾燥の程度が大きい。そこで、本実施形態では、待機前フラッシングにおいて、少なくとも末端ノズル10aからインクを排出させる。これにより、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、乾燥の程度が大きいノズル10内の乾燥を解消させて、ノズル列9を形成する複数のノズル10間のインクの乾燥の程度のばらつきを抑えることができる。また、共通流路42の供給口43から遠い部分のよどんだインクを効率よく排出させることができる。
また、プリンタ1の使用頻度が高いときには、キャップ状態からアンキャップ状態に切り換えた後、再度キャップ状態に切り換えるまでに、複数の記録指令に基づく記録が連続して行われることが多い。そして、この場合には、アンキャップ時間が長くなり、ノズル10内のインクの乾燥が進行しやすい。一方、プリンタ1の使用頻度が低いときには、キャップ状態からアンキャップ状態に切り換えた後、再度キャップ状態に切り換えるまでに、1つの記録指令に基づく記録のみが行われることが多い。そして、この場合には、アンキャップ時間が短くなり、ノズル10内のインクの乾燥が進行しにくい。
そこで、本実施形態では、待機前フラッシングにおけるインクの排出量(排出回数)を決定するための待機前パラメータに、アンキャップ時間Uを含め、アンキャップ時間Uが長いときほど、待機前フラッシングにおけるインクの排出量(基本排出回数N)が多くさせる。これにより、待機前フラッシングにおいて、アンキャップ状態で進行するノズル10内のインクの乾燥の程度に応じた適切な量のインクを排出させることができる。また、この場合、プリンタ1の使用頻度が低い場合に、プリンタ1の使用頻度が高い場合よりも、待機前フラッシングでのインクの排出量が少なくなる。その結果、プリンタ1の使用頻度によらず、記録用紙Pへの記録に使用されるインクの量に対する、待機前フラッシングによって排出されるインクの量の割合が大きくなりすぎないようにすることができる。
また、記録用紙Pへの記録時の温度によって、記録用紙Pへの記録が行われているとき(アンキャップ状態となっているとき)のノズル10内のインクやキャップ71内のインクの乾燥の進行の程度が変わる。そこで、本実施形態では、待機前パラメータに、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出される温度Tを含めている。これにより、待機前フラッシングにおいて、記録用紙Pへの記録時の温度に応じて適切な量のインクを排出させることができる。
また、記録用紙Pへの記録時の湿度によって、記録用紙Pへの記録が行われているとき(アンキャップ状態となっているとき)のノズル10のインクやキャップ71内のインクの乾燥の進行の程度が変わる。そこで、本実施形態では、待機前パラメータに、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出される湿度を含めている。これにより、待機前フラッシングにおいて、記録用紙Pへの記録時の湿度に応じて適切な量のインクを排出させることができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られず、特許請求の範囲記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施形態では、待機前フラッシングにおいて、各ノズル列9における末端ノズル10aを含む搬送方向に連続して並ぶ一部のノズル10のみからインクを排出させたが、これには限られない。例えば、待機前フラッシングにおいて、各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうちの末端ノズル10aのみからインクを排出させてもよい。あるいは、待機前フラッシングにおいて、各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、末端ノズル10a以外のノズル10のみからインクを排出させてもよい。あるいは、待機前フラッシングにおいて、各ノズル列9を形成する全てのノズル10からインクを排出させてもよい。
また、待機前フラッシングにおいて、各ノズル列9の末端ノズル10aのみ、又は、各ノズル列9における末端ノズル10aを含む搬送方向に連続して並ぶ一部のノズル10のみからインクを排出させる場合、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、待機前フラッシングのみを行わせることには限られない。
変形例1では、制御部80は、待機状態で記録指令を受信したときに、図8のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると、制御部80は、上述の実施形態のS101~S104と同様のS201~S204の処理を実行する。そして、S202の記録処理の完了後、次の記録指令を受信することなく(S203:NO)、所定時間が経過したときに(S204:YES)、制御部80は、先行フラッシング処理を実行し(S205)、続いて、上述の実施形態のS105と同様の待機前フラッシング処理を実行してから(S206)、上述の実施形態のS106と同様のキャップ処理を実行する(S207)。
S205の先行フラッシング処理では、制御部80は、各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、待機前フラッシングでインクを排出させるノズル10よりも搬送方向の上流側の(供給口43から近い)ノズル10からインクを排出させる先行フラッシングを行わせる。また、先行フラッシングでの各ノズル10からのインクの排出量(排出回数)を、待機前フラッシングでの各ノズル10からのインクの排出量(排出回数)よりも少なくする。
変形例1では、待機前フラッシングにおいて、各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、末端ノズル10aを含む連続して並ぶ一部のノズル10からインクを排出させる。また、待機前フラッシングの前に先行フラッシングを行わせ、先行フラッシングにおいて、待機前フラッシングでインクを排出させるノズル10よりも供給口43から近いノズル10からインクを排出させる。これにより、供給口43から遠いノズル10と近いノズル10について、それぞれ、インクの乾燥の程度に応じて適切な量のインクを排出させることができる。
また、待機前フラッシングが行われると、共通流路42の供給口43から遠い部分のインクが排出され、共通流路42のこの部分に、共通流路42の供給口43により近い部分からインクが流れ込む。変形例1では、待機前フラッシングの前に先行フラッシングを行っている。これにより、先行フラッシングによって共通流路42の供給口43から近い部分のインクが排出された後に待機前フラッシングが行われることになる。その結果、待機前フラッシングの際に、共通流路42の供給口43から遠い部分に流れ込むインクを、より乾燥の進んでいないインクとすることができる。また、これにより、待機前フラッシングにおいてインクを排出させるノズル10におけるインクの乾燥を効率よく解消させることができる。
また、変形例1では、先行フラッシングにおいて、各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、待機前フラッシングでインクを排出させるノズル10よりも搬送方向の上流側の(供給口43から近い)ノズル10からインクを排出させたが、これには限られない。例えば、先行フラッシングにおいて、各ノズル列9を形成する全てのノズル10からインクを排出させてもよい。この場合、例えば、待機前フラッシングでインクを排出させるノズル10について、先行フラッシングで排出されるインクの量と、待機前フラッシングで排出されるインクの量との合計が、変形例1における待機前フラッシングで排出されるインクの量と同じとなるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、供給口43が、共通流路42の搬送方向の上流側の端部に設けられ、各共通流路42と連通する複数のノズル10のうち、搬送方向の最も下流のノズル10が末端ノズル10aであったが、これには限られない。例えば、供給口が共通流路42の搬送方向における中央部に設けられていてもよい。そして、各共通流路42と連通し且つ供給口よりも搬送方向の上流に位置する複数のノズル10の中で搬送方向の最も上流のノズル10、及び、各共通流路42と連通し且つ供給口よりも搬送方向の下流に位置する複数のノズル10の中で搬送方向の最も下流のノズル10のうち、少なくとも一方のノズル10を末端ノズルとしてもよい。
また、上述の実施形態では、アンキャップ時間U、記録時に温度センサ91によって検出される温度T、記録時に湿度センサ92によって検出される湿度H、及び、ノズル10がどの共通流路42と連通するものであるかを、待機前パラメータとして、待機前フラッシングでのインクの排出量を決定したが、これには限られない。これらのうちの一部を待機前パラメータとして、待機前フラッシングでのインクの排出量を決定してもよい。
また、例えば、待機前パラメータとして、アンキャップ時間Uの代わりに、アンキャップ時間Uに関連し、アンキャップ時間Uが長いほど値が大きくなる別のアンキャップパラメータを用いてもよい。また、例えば、待機前パラメータとして、記録時に温度センサ91によって検出される温度Tの代わりに、当該温度Tに関連する別のパラメータをもよい。また、例えば、待機前パラメータとして、記録時に湿度センサ92によって検出される湿度Hの代わりに、当該湿度に関連する別のパラメータを用いてもよい。
さらには、待機前パラメータに、待機前フラッシングの直前におけるノズル10内のインクの乾燥の程度に関連する、上述したのとは別のパラメータを含めてもよい。
また、上述の実施形態では、待機前フラッシングでの各ノズル10からインクの排出量は、主にアンキャップ状態で記録用紙Pへの記録が行われているときのノズル10内のインクの乾燥を解消させるのに必要な排出量となっている。ただし、キャップ状態でも、ノズル10からキャップ71内の空間へのインク中の水分の蒸発、ノズル10内のインクから、キャップ71内のインクへの水分の蒸発等によって、ノズル10内のインクの乾燥が進行する。変形例2では、以下に説明するように、キャップ状態でのノズル10内のインクの乾燥の進行をさらに考慮してフラッシングを行わせる。
より詳細に説明すると、変形例2では、制御部80は、待機状態で記録指令を受信したときに、図9のフローに沿って処理を行う。図9のフローでは、制御部80は、上述の実施形態のS101と同様のアンキャップ処理を実行し(S301)、続いて、条件判定処理を実行する(S302)。
条件判定処理では、図10(a)に示すように、まず、制御部80は、通常記録モード(本発明の「第1記録モード」)での記録であるか否かを判定する(S401)。 変形例2では、プリンタ1において、通常記録モードと、通常記録モードよりも高画質で記録する高画質記録モード(本発明の「第2記録モード」)のうちいずれかの記録モードで選択的に記録を行うことができるようになっている。
ここで、キャリッジ2の移動時の傾き、インクジェットヘッド3のキャリッジ2への取り付け時の誤差などの影響により、ノズル列9を形成する複数のノズル10の配列方向が、搬送方向に対して若干傾くことがある。一方、ノズル10同士が搬送方向に離れているほど、ノズル列9を形成する複数のノズル10の配列方向の搬送方向に対する傾きに対して、ノズル10同士の走査方向のずれが大きくなる。
そこで、変形例2では、図10(b)に示すように、通常記録モードでは、各ノズル列9を形成する複数のノズル10全てを使用して記録を行う。一方、高画質記録モードでは、各ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、搬送方向に連続して並ぶ一部のノズル10のみを使用して記録を行う。高画質記録モードで使用する上記一部のノズル10は、例えば、ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、搬送方向における上流の半分のノズル10、又は、下流の半分のノズル10である。すなわち、高画質記録モードで記録用紙Pに記録を行わせるときには、通常記録モードで記録用紙Pに記録を行わせるときよりも、記録に使用するノズル10の数が少ない。そして、これにより、通常記録モードでは、高画質記録モードよりも高速で記録を行うことができ、高画質記録モードでは、通常記録モードよりも高画質で記録を行うことができる。
図10(a)に戻って、通常記録モードでの記録ではない場合、すなわち、高画質記録モードでの記録である場合には(S401:NO)、図9のフローに戻る。通常記録モードでの記録である場合には(S401:YES)、制御部80は、続いて、温度センサ91によって検出された現在の温度T(記録の直前の温度)が温度Ta(例えば、18℃程度)以上且つ温度Tb(例えば、33℃程度)以下であるか否かを判定する(S402)。
温度Tが温度Taよりも低い又は温度Tbよりも高い場合には(S402:NO)、図9のフローに戻る。温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下の場合には(S402:YES)、制御部80は、続いて、湿度センサ92によって検出された現在の湿度H(記録の直前の湿度)が湿度Ha(例えば30%程度)以上且つ湿度Hb(例えば50%程度)以下であるか否かを判定する(S403)。
湿度Hが湿度Haよりも低い又は湿度Hbよりも高い場合には(S403:NO)、図9のフローに戻る。湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下である場合には(S403:YES)、制御部80は、スキップフラグ情報をフラッシュメモリ84に記憶させ(S404)、図9のフローに戻る。ここで、S302の条件判定処理において、S404でフラッシュメモリ84に記憶させるスキップフラグ情報は、後述する第1フラッシングを行わせないことを示すものである。
なお、変形例2では、S302の条件判定処理における、S402の温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下という条件が、本発明の「吐出前温度条件」に相当する。また、変形例2では、S302の条件判定処理における、S403湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下という条件が、本発明の「吐出前湿度条件」に相当する。また、変形例2では、S302の条件判定処理における、通常記録モードで記録を行い、且つ、温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下であり、且つ、湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下であるという条件が、本発明の「吐出前スキップ条件」に相当する。そして、変形例2では、S302の条件判定処理において、上記吐出前スキップ条件を満たす場合に、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶される。
図9に戻って、S302の条件判定処理の後、制御部80は、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されているか否かを判定する(S303)。フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されていない場合には(S303:NO)、制御部80は、第1フラッシング処理を実行する(S304)。
第1フラッシング処理では、制御部80は、インクジェットヘッド3に、各ノズル列9を形成する全てのノズル10からインクを吐出させる第1フラッシング(本発明の「別のフラッシング」)を行わせる。
ここで、変形例2では、フラッシュメモリ84に、図11に示すような、キャップ時間V(本発明の「最後にフラッシングが行われてからの経過時間に関連するパラメータ」)及び温度Tと、基本排出回数M(M11~M33)とを関連付けたテーブルが記憶されている。キャップ時間Vとは、キャップ状態が継続する時間のことである。また、変形例2では、タイマー93が、アンキャップ時間Uに加えて、キャップ時間Vを計測する。
図11のテーブルのV1とV2には、V1<V2の大小関係にある。例えば、V1は1分程度であり、V2は3分程度である。表11のT1,T2は、表7(a)のT1,T2と同様である。図11のM11~M33は、M11<M12<M13、M21<M22<M23、M31<M32<M33、M11<M21<M31、M12<M22<M32及びM13<M23<M33の大小関係にある。
そして、第1フラッシング処理では、制御部80は、キャップ時間V及び温度センサ91によって検出された現在(記録処理の直前)の温度Tと、図11のテーブルとに基づいて基本排出回数Mを決定する。また、温度センサ91によって検出された現在(記録処理の直前)の温度T及び湿度センサ92によって検出された現在(記録処理の直前)の湿度Hと、図7(b)のテーブルとに基づいて第1係数Kを決定する。また、ノズル10がどの共通流路42に連通しているかと図7(c)テーブルとに基づいて、第2係数Jを決定する。そして、制御部80は、基本排出回数Mに第1係数Kと第2係数Jとを乗じて得られる回数である(M×K×J)回、各ノズル10からインクを排出させる。
なお、変形例2では、キャップ時間V、記録の直前に温度センサ91によって検出される温度、及び、記録の直前に湿度センサ92によって検出される湿度、及び、ノズル10がどの共通流路42に連通しているかが、本発明の「乾燥進行パラメータ」に相当する。
そして、第1フラッシングの完了後、制御部80は、上述の実施形態のS102~S104と同様のS305~S307の処理を実行する。
一方、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されている場合には(S303:YES)、制御部80は、フラッシュメモリ84に記憶されているスキップフラグ情報を消去してから(S308)、S305~S307の処理を実行する。すなわち、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されている場合には、記録用紙Pへの記録の前に第1フラッシングが行われない。
S305の記録処理の後、次の記録指令を受信することなく(S306:NO)、所定時間が経過したときに(S307:YES)、制御部80は、条件判定処理を実行する(S309)。S309の条件判定処理も、S302と同様、制御部80は、図10(a)のフローに沿って処理を実行する。ただし、S309の条件判定処理では、S402において、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出された温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下であるか否かを判定する。また、S403において、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出された湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下であるか否かを判定する。また、S309の条件判定処理では、S402の温度Ta,Tb及びS403の湿度Ha,Hbのうち少なくとも一部が、S302の条件判定処理と異なっていてもよい。
なお、変形例2では、S309の条件判定処理における、S402の温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下という条件が、本発明の「吐出時温度条件」に相当する。また、変形例2では、S309の条件判定処理における、S403の湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下という条件が、本発明の「吐出時前湿度条件」に相当する。また、変形例2では、S309の条件判定処理における、通常記録モードで記録を行い、且つ、温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下であり、且つ、湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下であるという条件が、本発明の「吐出後スキップ条件」に相当する。
そして、変形例2では、S309の条件判定処理において、上記吐出後スキップ条件を満たす場合に、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶される。ここで、S309の条件判定処理において、S404でフラッシュメモリ84に記憶させるスキップフラグ情報は、後述する第2フラッシングを行わせないことを示すものである。
S309の条件判定処理の後、制御部80は、続いて、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されているか否かを判定する(S310)。フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されていない場合には(S310:NO)、制御部80は、第2フラッシング処理を実行する(S311)。
第2フラッシング処理では、制御部80は、インクジェットヘッド3に、各ノズル列9を形成する全てのノズル10からインクを排出させる第2フラッシング(本発明の「別のフラッシング」)を行わせる。
また、第2フラッシング処理では、制御部80は、キャップ時間V及び記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出された温度Tと、図11のテーブルとに基づいて基本排出回数Mを決定する。また、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出された温度T及び記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出された湿度Hと、図7(b)のテーブルとに基づいて第1係数Kを決定する。また、ノズル10がどの共通流路42に連通しているかと図7(c)のテーブルとに基づいて第2係数Jを決定する。そして、制御部80は、基本排出回数Mに第1係数Kと第2係数Jとを乗じて得られる回数である(M×K×J)回、各ノズル10からインクを排出させる。
そして、第2フラッシングの完了後、上述の実施形態のS105と同様の待機前フラッシング処理を実行し(S312)、続いて、上述の実施形態のS106と同様のキャップ処理を実行する(S313)。
一方、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されている場合には(S310:YES)、制御部80は、フラッシュメモリ84に記憶されているスキップ情報を消去させてから(S314)、S313の待機前フラッシング処理、及び、S314のキャップ処理を実行する。すなわち、フラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されている場合には、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、待機前フラッシングが行われ、且つ、第2フラッシングが行われない。
変形例2では、待機前フラッシングとは別に、キャップ状態でのノズル10のインクの乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータの値に応じた量のインクをノズルから排出させる第1、第2フラッシングを行わせる。これにより、キャップ状態で進行したノズル10内のインクの乾燥を解消することができる。また、第1、第2フラッシングによるインクの排出量が必要以上に多くならないようにすることができる。
また、通常記録モードでは、高い画質が要求されない分できるだけ高速に記録を行うことが要求される。一方、高画質記録モードでは高い画質が要求される。そこで、変形例2では、高画質記録モードで記録用紙Pへの記録を行わせる場合には、インクジェットヘッド3、第1フラッシングを行わせてから記録用紙Pへの記録動作を行わせる。これにより、ノズル10内のインクの乾燥が解消されてから記録が行われるため、高画質での記録が可能となる。
一方、通常記録モードで記録用紙Pへの記録を行う記録前スキップ条件を満たす場合には、インクジェットヘッド3に、第1フラッシングを行わせずに記録用紙Pへの記録を行わせる。これにより、無駄なインクの排出を抑えることができるとともに、吐出動作の開始を早めることができる。
また、記録用紙Pへの記録時の温度によって、キャップ状態でのノズル10内のインクの乾燥の進行が、記録用紙Pへの記録の際のノズル10からのインクの吐出にどの程度影響を与えるかが変わる。
そこで、変形例2では、記録用紙Pへの記録の直前に温度センサ91で検出された温度Tが、温度Taよりも低い又は温度Tbよりも高い(吐出前温度条件を満たさない)場合には、インクジェットヘッド3に、第1フラッシングを行わせてから記録用紙Pへの記録を行わせる。これにより、記録用紙Pへの記録時にノズル10から正常にインクを吐出させることができる。
一方、記録用紙Pへの記録の直前に温度センサ91で検出された温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下であるという吐出前温度条件を含む吐出前スキップ条件を満たす場合には、インクジェットヘッド3に、第1フラッシングを行わせずに記録用紙Pへの記録を行わせる。これにより、無駄なインクの排出を抑えることができるとともに、記録指令を受信してから、記録用紙Pへの吐出動作を開始させるまでの時間を短くすることができる。
また、記録用紙Pへの記録時の湿度によって、キャップ状態でのノズル10内のインクの乾燥の進行が、記録用紙Pへの記録時のノズル10からのインクの吐出にどの程度影響を与えるかが変わる。
そこで、変形例2では、記録用紙Pへの記録の直前に湿度センサ92で検出された湿度Hが湿度Haよりも低い又は湿度Hbよりも高い(吐出前湿度条件を満たさない)場合には、インクジェットヘッド3に、第1フラッシングを行わせてから記録用紙Pへの記録を行わせる。これにより、記録用紙Pへの記録時にノズル10から正常にインクを吐出させることができる。
一方、記録用紙Pへの記録の直前に湿度センサ92で検出された湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下であるという吐出前湿度条件を含む吐出前スキップ条件を満たす場合には、インクジェットヘッド3に、第1フラッシングを行わせずに記録用紙Pへの記録を行わせる。これにより、無駄なインクの排出を抑えることができるとともに記録指令を受信してから、記録用紙Pへの吐出動作を開始させるまでの時間を短くすることができる。
また、高画質記録モードで記録用紙Pへの記録を行う場合、記録に使用されるノズル10については、記録用紙Pへの記録時にインクが吐出されることにより、キャップ状態で進行したインクの乾燥が解消されるが、記録に使用されないノズル10については、記録用紙Pへの記録時に、キャップ状態で進行したインクの乾燥が解消されない。
そこで、変形例2では、高画質記録モードで記録を行わせる場合には、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、インクジェットヘッド3に、待機前フラッシングと第2フラッシングとを行わせる。これにより、記録用紙Pへの記録に使用されないノズル10における、キャップ状態で進行したインクの乾燥を解消させることができる。
一方、通常記録モードで記録を行わせる吐出後スキップ条件を満たす場合には、記録用紙Pへの記録後、待機状態となるまでに、インクジェットヘッド3に、待機前フラッシングを行わせ、且つ、第2フラッシングを行わせない。これにより、無駄なインクの排出を抑えることができる。
また、記録用紙Pへの記録時の温度によって、キャップ状態で進行したノズル内のインクの乾燥が、記録用紙Pへの記録の完了時のノズル10内のインクの乾燥にどの程度影響を与えるのかが変わる。
そこで、変形例2では、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91で検出された温度Tが温度Ta未満又は温度Tbよりも高い(吐出時温度条件を満たさない)場合には、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、インクジェットヘッド3に、待機前フラッシングと第2フラッシングとを行わせる。これにより、例えば、記録用紙Pへの記録時に使用頻度が低いノズル10について、キャップ状態で進行したインクの乾燥を解消させることができる。
一方、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91で検出された温度Tが温度Ta以上且つ温度Tb以下であるという吐出時温度条件を含む吐出後スキップ条件を満たす場合には、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、待機前フラッシングを行わせ、且つ、第2フラッシングを行わせない。これにより、無駄な液体の排出を抑えることができる。
また、記録用紙Pへの記録時の湿度によって、キャップ状態で進行したノズル10内のインクの乾燥が、記録用紙Pへの記録の完了時のノズル10内のインクの乾燥にどの程度影響を与えるのかが変わる。
そこで、変形例2では、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92で検出された湿度Hが湿度Ha未満又は湿度Hbよりも高い(吐出時湿度条件を満たさない)場合には、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、インクジェットヘッド3に、待機前フラッシングと第2フラッシングとを行わせる。これにより、例えば、記録用紙Pへの記録時に使用頻度が低いノズル10について、キャップ状態で進行したインクの乾燥を解消させることができる。
一方、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92で検出された湿度Hが湿度Ha以上且つ湿度Hb以下という吐出時湿度条件を含む吐出後スキップ条件を満たす場合には、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、インクジェットヘッド3に、待機前フラッシングを行わせ、且つ、第2フラッシングを行わせない。これにより、無駄なインクの排出を抑えることができる。
また、キャップ時間Vが長いほど、キャップ状態でノズル10内のインクの乾燥が進行する。そこで、変形例2では、第1、第2フラッシングでのインクの排出量(排出回数)を決定するための乾燥進行パラメータに、キャップ時間Vを含めている。これにより、乾燥進行パラメータに基づいて、第1、第2フラッシングでのインクの排出量を適切に決定することができる。
また、待機状態(キャップ状態)での温度によって、キャップ状態でのノズル10内のインクの乾燥の進行の程度が変わる。そこで、変形例2では、乾燥進行パラメータに、待機状態で温度センサによって検出される温度を含めている。これにより、乾燥進行パラメータに基づいて、第1、第2フラッシングでのインクの排出量を適切に決定することができる。
また、待機状態(キャップ状態)での湿度によって、キャップ状態でのノズル10のインクの乾燥の進行の程度が変わる。そこで、変形例2では、第1、第2フラッシングでのインクの排出量(排出回数)を決定するための乾燥進行パラメータに、待機状態で湿度センサによって検出される湿度を含めている。これにより、乾燥進行パラメータに基づいて、第1、第2フラッシングでのインクの排出量を適切に決定することができる。
また、記録前スキップ条件は、変形例2のものには限られない。例えば、記録前スキップ条件に含まれる「記録前温度条件」が、記録用紙Pへの記録の直前に温度センサ91によって検出される温度Tに関連する別の条件であってもよい。また、例えば、記録前スキップ条件に含まれる「記録前湿度条件」が、記録用紙Pへの記録の直前に湿度センサ92によって検出される湿度Hに関連する別の条件であってもよい。
また、記録前スキップ条件は、通常記録モードであるという条件、記録前温度条件及び記録前湿度条件のうち、一部の条件のみを含んでいてもよい。また、記録前スキップ条件は、通常記録モードであるという条件、記録前温度条件及び記録前湿度条件とは別の条件を含んでいてよい。
また、記録後スキップ条件は、変形例2のものには限られない。例えば、記録後スキップ条件に含まれる「記録時温度条件」が、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出される温度Tに関連する別の条件であってもよい。また、例えば、記録後スキップ条件に含まれる「記録時湿度条件」が、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出される湿度Hに関連する別の条件であってもよい。
また、記録後スキップ条件は、通常記録モードであるという条件、記録時温度条件及び記録時湿度条件のうち、一部の条件のみを含んでいてもよい。また、記録後スキップ条件は、通常記録モードであるという条件、記録時温度条件及び記録時湿度条件とは別の条件を含んでいてもよい。
また、変形例2では、記録用紙Pへの記録前に条件判定処理を実行し(S302)、その結果に基づいて第1フラッシングを行わせるか否かを決定する。また、記録用紙Pへの記録後に条件判定処理を実行し(S309)、その結果に基づいて第2フラッシングを行わせるか否かを決定する。しかしながら、これには限られない。例えば、記録用紙Pへの記録前の条件判定処理の結果に基づいて、第1フラッシングを行わせるか否かと、第2フラッシングを行わせるか否かとを決定してもよい。すなわち、変形例2において、S302の条件判定処理を実行し、S309の条件判定処理を実行しなくてもよい。
なお、この場合には、記録用紙Pへの記録の直前に温度センサ91によって検出される温度T、及び、記録用紙Pへの記録の直前に湿度センサ92によって検出される湿度Hに基づいて、第2フラッシングを行わせるか否かを決定することになるが、記録用紙Pへの記録の直前と、記録用紙Pへの記録中とで温度及び湿度の変化は僅かである。したがって、この場合でも、実質的には、記録用紙Pへの記録時に温度センサ91によって検出される温度T、及び、記録用紙Pへの記録時に湿度センサ92によって検出される湿度Hに基づいて第2フラッシングを行わせるか否かを決定していることになる。また、この場合には、S303でフラッシュメモリ84にスキップフラグ情報が記憶されている場合にスキップフラグ情報の消去は行わせずにS305の記録処理に進み、スキップフラグ情報の消去はS314でのみ行わせる。
また、変形例2では、記録前スキップ条件を満たさない場合に、記録用紙Pへの記録前に第1フラッシングを行わせ、記録後スキップ条件を満たさない場合に、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、第2フラッシングを行わせたが、これには限られない。
例えば、記録用紙Pへの記録前には、常に第1フラッシングを行わせず、記録後スキップ条件を満たさない場合に、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、第2フラッシングを行わせてもよい。
あるいは、記録用紙Pへの記録前に、記録前スキップ条件を満たさない場合に、第1フラッシングを行わせ、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、常に第2フラッシングを行わせないようにしてもよい。また、この場合、通常記録モード及び高画質記録モードのいずれの記録モードで記録を行うときにも、ノズル列9を形成する全てのノズル10を使用してもよい。この場合、例えば、高画質記録モードにおいて、通常画質モードよりも、記録時にノズル10から吐出させるインクの量を少なくする。これにより、高画質モードにおいて、通常画質モードよりも、記録される画像を形成するドットサイズを小さくして、記録される画像の画質を高くすることができる。
また、変形例2では、記録前スキップ条件を満たさない場合にのみ、記録用紙Pへの記録の前に第1フラッシングを行わせたが、これには限られない。例えば、記録用紙Pへの記録前に、常に第1フラッシングを行わせてもよい。
また、変経例2では、記録後スキップ条件を満たさない場合にのみ、記録用紙Pへの記録の完了後、待機状態となるまでに、第2フラッシングを行わせたが、これには限られない。例えば、記録用紙Pへの記録の完了後、常に第2フラッシングを行わせてもよい。
また、変形例2では、キャップ時間、温度センサ91によって検出された温度、湿度センサ92によって検出された湿度、及び、ノズル10がどの共通流路と連通するものであるかに基づいて、第1、第2フラッシングでの各ノズル10からのインクの排出回数を決定したが、これには限られない。例えば、キャップ時間の代わりに、最後にフラッシングが行われてからの経過時間に関連する別のパラメータを用いてもよい。また、温度センサ91によって検出された温度に関連する別のパラメータを用いてもよい。また、湿度センサ92によって検出された湿度に関連する別のパラメータを用いてもよい。
また、第1、第2フラッシングでの各ノズル10からのインクの排出回数を決定するための乾燥進行パラメータが、キャップ時間に関連するパラメータ、温度センサ91によって検出された温度に関連するパラメータ、湿度センサ92によって検出された湿度に関連するパラメータ、及び、ノズル10がどの共通流路と連通するものであるかに関連するパラメータを含むものであることには限られない。
乾燥進行パラメータは、これらのパラメータのうちの一部のパラメータのみを含んでいてもよい。また、乾燥進行パラメータは、これらのパラメータとは別の、キャップ状態でのノズル10内のインクの乾燥の進行の程度に関連するパラメータを含んでいてもよい。
また、変形例2では、第1、第2フラッシングにおいてノズル列9を形成する全てのノズル10からインクを排出させたが、これには限られない。
例えば、キャップ状態では、共通流路42の搬送方向の下流側の部分(供給口43から遠い部分)ほどインクの乾燥が進行しやすい。そこで、例えば、第1、第2フラッシングにおいて、ノズル列9を構成する複数のノズル10のうち、末端ノズル、又は、末端ノズル10aを含む連続する一部のノズル10からインクを排出させ、それ以外のノズル10からはインクを排出させないようにしてもよい。
また、高画質記録モードで記録を行う場合、ノズル列9を形成する複数のノズル10のうち、連続する一部のノズル10以外のノズルが使用されない。そして、記録用紙Pへの記録時に使用されなかったノズル10は、使用されたノズル10よりも、記録用紙Pへの記録の完了時にインクの乾燥が進行している。そこで、例えば、第2フラッシングにおいて、ノズル列9を構成する複数のノズル10のうち、記録用紙Pへの記録時に使用されなかったノズル10からインクを排出させ、記録用紙Pへの記録時に使用されたノズル10からはインクを排出させないようにしてもよい。
また、以上の例では、待機前フラッシングを行わせた後に、アンキャップ状態からキャップ状態に切り換えたが、これには限られない。例えば、アンキャップ状態からキャップ状態に切り換えた後に、キャップ状態で待機前フラッシングを行わせ、待機前フラッシングの完了後に、キャップ状態で次の記録指令の受信を待つ待機状態としてもよい。また、変形例1の先行フラッシング、及び、変形例2の第2フラッシングについても、アンキャップ状態からキャップ状態に切り換えた後に行わせてもよい。
また、以上の例では、フラッシングにおいて、ノズル10からキャップ71に向けて液体を排出させたが、これには限られない。例えば、走査方向におけるプラテン4よりも左側の位置にインク受けを設け、フラッシングにおいて、複数のノズル10がインク受けと対向する位置までキャリッジ2を移動させたうえで、ノズル10からインク受けに向けてインクを排出させてもよい。あるいは、例えば、プラテン4を、記録用紙Pが搬送される領域よりも走査方向に長いものとし、フラッシングにおいて、ノズル10からプラテン4の記録用紙Pの搬送領域と対向する部分よりも外側の部分に向けてインクを排出させてもよい。
また、以上の例では、キャップ昇降機構88が図示しないモータ等を有し、キャリッジ2の移動と独立にキャップ71を昇降させるものであったが、これには限られない。キャップ昇降機構は、例えば、メンテナンス位置の近傍で走査方向に移動するキャリッジ2から力が加えられるように構成され、キャリッジ2から加えられる力を利用してキャップ71を昇降させる機構であってもよい。
また、以上では、キャリッジとともに走査方向に移動しつつ複数のノズルからインクを吐出する、いわゆるシリアルヘッドを備えたプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。例えば、走査方向に記録用紙の全長にわたって延びたいわゆるラインヘッドを備えたプリンタに本発明を適用することも可能である。
また、以上では、ノズルからインクを吐出して記録用紙Pに記録を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。Tシャツ、屋外広告用のシート、スマートフォン等の携帯端末のケース、段ボール、樹脂部材など、記録用紙以外の被記録媒体に画像を記録するプリンタにも適用され得る。また、インク以外の液体、例えば、液体状にした樹脂や金属を吐出する液体吐出装置にも適用され得る。
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
9 ノズル列
10 ノズル
10a 末端ノズル
42 共通流路
43 供給口
71 キャップ
80 制御部
88 キャップ昇降機構
91 温度センサ
92 湿度センサ

Claims (15)

  1. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    制御部と、備え、
    前記液体吐出ヘッドが、
    複数の前記ノズルが一方向に配列されることによって形成されたノズル列と、
    前記一方向に延び、前記ノズル列を形成する複数の前記ノズルと連通する共通流路と、
    前記共通流路に液体を供給するための供給口と、を備え、
    前記制御部は、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記ノズル列を形成する複数の前記ノズルのうち、前記供給口から最も遠い末端ノズル、又は、前記末端ノズルを含み前記一方向に連続して並ぶ一部のノズルから、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を排出させ、
    前記吐出動作の完了後、前記待機前フラッシングの前に、前記ノズル列を形成する複数の前記ノズルのうち、前記待機前フラッシングにおいて液体を排出させる前記ノズルよりも前記供給口に近い前記ノズルから液体を排出させる先行フラッシングを行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  2. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    制御部と、備え
    前記制御部は、
    前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させるよう、前記液体吐出ヘッドを制御することによって、被記録媒体への記録を行う吐出動作を行わせ、
    第1記録モードと、前記第1記録モードよりも高画質で記録を行う第2記録モードのうちいずれかの記録モードで選択的に被吐出媒体への記録を行わせ、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、
    前記第2記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、
    前記第1記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる所定の吐出前スキップ条件を満たす場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  3. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    温度を検出する温度センサと、
    制御部と、備え、
    前記制御部は、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、
    前記吐出動作の直前に前記温度センサが検出する温度に関連する吐出前温度条件を満たさない場合には、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、
    前記吐出前温度条件を含む所定の吐出前スキップ条件を満たす場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  4. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    湿度を検出する湿度センサと、
    制御部と、備え、
    前記制御部は、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、
    前記吐出動作の直前に前記湿度センサが検出する湿度に関連する吐出前湿度条件を満たさない場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、
    前記吐出前湿度条件を含む所定の吐出前スキップ条件を満たす場合には、前記液体吐出ヘッドに、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    制御部と、備え
    前記制御部は、
    前記ノズルから被吐出媒体に向けて液体を吐出させるよう、前記液体吐出ヘッドを制御することによって、被記録媒体への記録を行う吐出動作を行わせ、
    第1記録モードと、前記第1記録モードよりも高画質で記録を行う第2記録モードのうちいずれかの記録モードで選択的に被吐出媒体への記録を行わせ、
    前記第2記録モードで被吐出媒体への記録を行わせるときには、前記第1記録モードで被吐出媒体への記録を行わせるときよりも、前記吐出動作に使用する前記ノズルの数が少なく、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記第2記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに前記待機前フラッシングと、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングとを行わせ、
    前記第1記録モードで被吐出媒体への記録を行わせる所定の吐出後スキップ条件を満たす場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに、前記待機前フラッシングを行わせ、且つ、前記別のフラッシングを行わせないことを特徴とする液体吐出装置。
  6. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    温度を検出する温度センサと、
    制御部と、備え、
    前記制御部は、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記吐出動作時に前記温度センサが検出する温度に関連する吐出時温度条件を満たさない場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに前記待機前フラッシングと、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングとを行わせ、
    前記吐出時温度条件を含む所定の吐出後スキップ条件を満たす場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに、前記待機前フラッシングを行わせ、且つ、前記別のフラッシングを行わせないことを特徴とする液体吐出装置。
  7. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    湿度を検出する湿度センサと、
    制御部と、備え、
    前記制御部は、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記吐出動作時に前記湿度センサが検出する湿度に関連する吐出時湿度条件を満たさない場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに前記待機前フラッシングと、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させる別のフラッシングとを行わせ、
    前記吐出時湿度条件を含む所定の吐出後スキップ条件を満たす場合には、前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドに、前記待機前フラッシングを行わせ、且つ、前記別のフラッシングを行わせないことを特徴とする液体吐出装置。
  8. 前記待機前パラメータは、前記アンキャップ状態が継続する時間であるアンキャップ時間の長さに応じた値となるアンキャップパラメータを含み、
    前記制御部は、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記アンキャップパラメータの値が示す前記アンキャップ時間が長いときほど、前記ノズルからの液体の排出量を多くさせることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 温度を検出する温度センサを備え、
    前記待機前パラメータは、前記吐出動作の際に前記温度センサが検出する温度に関連するパラメータを含むことを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の液体吐出装置。
  10. 湿度を検出する湿度センサを備え、
    前記待機前パラメータは、前記吐出動作の際に前記湿度センサが検出する湿度に関連するパラメータを含むことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の液体吐出装置。
  11. 前記乾燥進行パラメータは、最後にフラッシングが行われてからの経過時間に関連するパラメータを含むことを特徴とする請求項2~7のいずれかに記載の液体吐出装置。
  12. 温度を検出する温度センサを備え、
    前記乾燥進行パラメータは、前記待機状態で前記温度センサが検出する温度に関連するパラメータを含むことを特徴とする請求項2~7,11いずれかに記載の液体吐出装置。
  13. 湿度を検出する湿度センサを備え、
    前記乾燥進行パラメータは、前記待機状態で前記湿度センサが検出する湿度に関連するパラメータを含むことを特徴とする請求項2~7,11のいずれかに記載の液体吐出装置。
  14. ノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うキャップと、
    前記ノズルが前記キャップで覆われたキャップ状態と、前記キャップ状態よりも前記キャップが前記液体吐出ヘッドから離れて前記ノズルが露出されるアンキャップ状態とを切り換える切換手段と、
    制御部と、備え、
    前記制御部は、
    被吐出媒体への液体の吐出を指示する吐出指示信号を受信したときに、
    前記アンキャップ状態で、前記液体吐出ヘッドに前記ノズルから被吐出媒体へ液体を吐出させる吐出動作を行わせ、
    前記吐出動作の完了後、前記切換手段を制御して前記アンキャップ状態から前記キャップ状態に切り換えさせることによって、前記キャップ状態で前記吐出指示信号の受信を待つ待機状態にし、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機前フラッシングにおいて、前記待機前フラッシングの直前の前記ノズル内の液体の乾燥の程度に関連する待機前パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させ、
    前記吐出動作の完了後、前記待機状態となるまでに、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させる待機前フラッシングを行わせ、
    前記待機状態中には、前記液体吐出ヘッドを制御して、前記ノズルから液体を排出させることはせず、
    前記待機状態で前記吐出指示信号を受信したときに、
    所定の条件を満たす場合には、前記待機前フラッシングとは異なる、別のフラッシングを行わせてから前記吐出動作を行わせ、
    前記所定の条件を満たさない場合には、前記別のフラッシングを行わせずに前記吐出動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  15. 前記制御部は、
    前記別のフラッシングを行わせる際に、前記液体吐出ヘッドに、前記キャップ状態での前記ノズル内の液体の乾燥の進行の程度に関連する乾燥進行パラメータに応じた量の液体を前記ノズルから排出させることを特徴とする請求項14に記載の液体吐出装置。
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