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JP7307750B2 - 送信装置、インターフェース、および、送信方法 - Google Patents
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JP7307750B2 - 送信装置、インターフェース、および、送信方法 - Google Patents

送信装置、インターフェース、および、送信方法 Download PDF

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Description

本技術は、送信装置、インターフェース、および、送信方法に関する。詳しくは、シリアルデータを伝送する送信装置、インターフェース、および、送信方法に関する。
従来より、送信側と受信側とのグランドの差を吸収するなどの目的で、AC(Alternating Current:交流)結合を用いたインターフェースが用いられている。ここで、AC結合は、コンデンサを挿入した伝送路により送信装置と受信装置とを接続する方式である。例えば、データ送信時に送信装置がハイインピーダンスから固定電位へ送信端の電位を遷移させ、次いで一定期間に亘って所定のビット列をドライバに入力するAC結合のインターフェースが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このビット列は、論理値「0」と論理値「1」とが交互に繰り返されるものであり、そのビット列により送信装置は、ドライバの出力信号の振幅を徐々に変動させて規定値にすることができる。そして、振幅が規定値になり安定すると、送信装置は有効データの送信を開始する。
特許第5049982号
上述の従来技術では、振幅が規定値で安定してから送信装置が有効データを送信するため、振幅が規定値と異なる状態でデータを送信したことに起因して伝送エラーが生じるのを防止することができる。しかしながら、伝送路内のコンデンサの容量や終端抵抗が大きいほど、ドライバの出力信号の振幅が安定するまでの時間が長くなり、この結果、有効データの送信開始までの時間が長期化してしまうという問題がある。なお、コンデンサの容量を小さくすれば、有効データの送信開始までの時間を短くすることができるものの、安定性が悪化してしまうため好ましくない。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、AC結合により接続された送信装置において、有効データの送信開始までの時間を短くすることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗と、互いに異なる複数の電位のいずれかを上記内部抵抗の他端へ供給する内部回路と、上記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから上記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って上記複数の電位のいずれかを上記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御部とを具備する送信装置、および、その送信方法である。これにより、出力端子の電位が初期化されたときから所定の規定値に達するまでの期間に亘って複数の電位のいずれかが内部抵抗に供給されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記出力端子の電位が上記規定値に達するタイミングに関するデータを供給するタイミング供給部をさらに具備し、上記送信側制御部は、上記データから上記タイミングを取得してもよい。これにより、規定値に達するタイミングが取得されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記タイミング供給部は、上記電位が上記初期値に初期化されたときから上記タイミングまでの時間を示す上記データを上記送信側制御部に供給してもよい。これにより、電位が初期化されたときから規定値に達するタイミングまでの時間を示すデータに基づいてタイミングが取得されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記タイミング供給部は、上記規定値と上記出力端子の電位とを比較した比較結果を上記データとして上記送信側制御部に供給し、上記送信側制御部は、上記比較結果が反転するタイミングを上記タイミングとして取得してもよい。これにより、上記規定値と出力端子の電位とを比較した比較結果からタイミングが取得されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記コンデンサは、正側コンデンサおよび負側コンデンサを含み、上記出力端子は、非反転出力端子および反転出力端子を含み、上記内部抵抗は、上記非反転出力端子に一端が接続された正側内部抵抗と、上記反転出力端子に一端が接続された負側内部抵抗とを備え、上記複数の電位は、一対の電位を含み、上記内部回路は、上記一対の電位の一方を上記正側内部抵抗の他端へ供給するとともに上記一対の電位の他方を上記負側内部抵抗の他端に供給してもよい。これにより、シリアルデータが差動伝送されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、パラレルデータをシリアルデータに変換して上記内部回路に供給するパラレルシリアル変換器をさらに具備し、上記送信側制御部は、送信データを符号化した有効データと上記内部回路を制御するための無効データとを含む上記パラレルデータを生成して上記パラレルシリアル変換器に供給してもよい。これにより、パラレルデータから変換されたシリアルデータにより、内部回路が制御されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗と、互いに異なる複数の電位のいずれかを上記内部抵抗の他端へ供給する内部回路と、上記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから上記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って上記複数の電位のいずれかを上記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御部とを備える送信装置と、上記コンデンサを介してデータを受信する受信装置とを具備するインターフェースである。これにより、出力端子の電位が初期化されたときから所定の規定値に達するまでの期間に亘って複数の電位のいずれかが内部抵抗に出力され、内部抵抗とコンデンサを介してデータが受信されるという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における送信装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における内部回路の動作の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における受信装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるドライバ内の電位制御の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における送信側の電位およびシリアルデータの変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における受信側の電位の変動の一例を示すタイミングチャートである。 比較例における送信側の電位およびシリアルデータの変動の一例を示すタイミングチャートである。 比較例における受信側の電位の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における送信装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における送信装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態における負側にも比較器を設けた送信装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における送信装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における受信装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における受信側の制御の一例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における送信側の電位およびシリアルデータの変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における受信側の電位の変動の一例を示すタイミングチャートである。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(安定化期間に亘って内部抵抗の他端の電位を一定にする例)
2.第2の実施の形態(比較結果が反転するまでの安定化期間に亘って内部抵抗の他端の電位を一定にする例)
3.第3の実施の形態(受信側の電位を固定する例)
4.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1におけるa本技術の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像するためのものであり、固体撮像素子110およびアプリケーションプロセッサ120を備える。
固体撮像素子110は、光電変換により画像データを生成するものである。この固体撮像素子110は、インターフェース119を介して画像データをアプリケーションプロセッサ120に供給する。インターフェース119として、例えば、SLVS-EC(Scalable Low Voltage Signaling-Embedded Clock)規格に準拠した高速インターフェースが用いられる。
アプリケーションプロセッサ120は、画像データに対して所定の画像処理を実行するものである。
インターフェース119は、送信装置200および受信装置300を備える。送信装置200は、正側信号線208および負側信号線209を介してシリアルデータを受信装置300へ差動伝送するものである。受信装置300は、シリアルデータを受信するものである。
また、正側信号線208には、正側コンデンサ401が挿入され、負側信号線209には負側コンデンサ402が挿入される。これらの正側コンデンサ401および負側コンデンサ402の挿入により、交流成分を伝送することができる。このような接続は、一般にAC結合と呼ばれる。
なお、インターフェース119の規格としてSLVS-EC規格を用いているが、AC結合によりシリアルデータを伝送することができる規格であれば、SLVS-EC規格に限定されない。例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)規格を用いてもよい。
また、固体撮像素子110とアプリケーションプロセッサ120との間のデータ伝送にインターフェース119を用いているが、この構成に限定されない。固体撮像素子110やアプリケーションプロセッサ120以外の回路間のデータ伝送にインターフェース119を用いることもできる。また、撮像装置100内のデータ伝送にインターフェース119を用いているが、この構成に限定されない。同図におけるbに例示するように、インターフェース119を撮像装置100と、それ以外の装置や機器(例えば、ECU:Electronic Control Unit)との間のデータ伝送に用いることもできる。
また、送信装置200は、シリアルデータを差動伝送しているが、差動伝送する代わりにシングルエンド伝送することもできる。
[送信装置の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における送信装置200の一構成例を示すブロック図である。この送信装置200は、符号化器210、パラレルシリアル変換器220、ドライバ230およびレジスタ240を備える。また、送信装置200には、送信データおよびスタンバイ制御信号が入力される。送信データは、画像データなどの、受信装置300へ送信すべきデータである。スタンバイ制御信号は、データ伝送を行わない状態であるスタンバイ状態に送信装置200を制御するための信号である。例えば、スタンバイ状態にする場合にスタンバイ制御信号に「1」が設定され、スタンバイ状態以外の状態にする(言い換えれば、スタンバイ状態を解除する)場合にスタンバイ制御信号に「0」が設定される。
符号化器210は、所定の符号化方法を用いて送信データを符号化するものである。この送信データは、論理値「1」と論理値「0」とのそれぞれの出現頻度が同一となるビット列に符号化される。また、符号化の際にクロック信号が重畳される。以下、送信データを符号化したデータを「有効データ」と称する。
また、符号化器210は、安定化期間の長さである安定化時間tを示すデータをレジスタ240から読み出すことにより、安定化期間の終了タイミングを取得する。ここで、安定化期間は、ドライバ230の出力信号の振幅が所定の規定値に達するまでの期間である。安定化時間tの設定方法については後述する。
また、スタンバイ制御信号が「0」に設定(すなわち、スタンバイ状態が解除)されると符号化器210は、安定化時間tに基づいて、ドライバ230の出力を制御するための所定のデータを無効データとして生成する。そして、符号化器210は、その無効データを含むパラレルデータをパラレルシリアル変換器220に入力し、続いて有効データを含むパラレルデータを入力する。
パラレルシリアル変換器220は、パラレルデータ(すなわち、有効データおよび無効データ)をシリアルデータに変換するものである。このパラレルシリアル変換器220は、シリアルデータをドライバ230に入力する。このシリアルデータは、所定周波数の送信クロック信号に同期して1ビットずつ入力される。
ドライバ230は、シリアルデータを受信装置300へ差動伝送するものである。このドライバ230は、内部回路231と正側内部抵抗232および負側内部抵抗233とを備える。
正側内部抵抗および正側コンデンサ401の接続ノードが、ドライバ230の非反転出力端子(+)に該当し、負側内部抵抗および負側コンデンサ402の接続ノードが、ドライバ230の反転出力端子(-)に該当する。正側内部抵抗232の一端は、非反転出力端子(+)に接続され、他端は内部回路231に接続される。一方、負側内部抵抗233の一端は、反転出力端子(-)に接続され、他端は内部回路231に接続される。非反転出力端子(+)の電位を以下、正側出力電位Vtpとし、反転出力端子(-)の電位を負側出力電位Vtnとする。
内部回路231は、シリアルデータに応じて、互いに異なる一対の電位の一方を正側内部抵抗232に正側送信端電位Vendpとして出力し、他方を負側内部抵抗233に負側送信端電位Vendnとして出力するものである。例えば、一対の電位として、0.4ボルト(V)と、0.0ボルト(V)とが用いられる。
内部回路231は、スタンバイ制御信号が「1」(すなわち、スタンバイ状態)に設定されると、正側信号線208および209をハイインピーダンスの状態に制御する。一方、スタンバイ制御信号が「0」に設定(すなわち、スタンバイ状態が解除)されると内部回路231は、シリアルデータに応じて正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnを出力する。
図3は、本技術の第1の実施の形態における内部回路231の動作の一例を示す図である。スタンバイ状態が解除され、論理値「0」のシリアルデータが入力された場合にドライバ230の内部回路231は、0.0ボルト(V)を正側送信端電位Vendpとして出力し、0.4ボルト(V)を負側送信端電位Vendnとして出力する。
一方、論理値「1」のシリアルデータが入力された場合にドライバ230の内部回路231は、0.4ボルト(V)を正側送信端電位Vendpとして出力し、0.0ボルト(V)を負側送信端電位Vendnとして出力する。
同図に例示したように、ドライバ230は、正負の送信端電位の電位差を2値(例えば、±0.4ボルト)に制御して1ビットずつ順にシリアルデータを送信する。このような伝送方式は、2値伝送方式と呼ばれる。
なお、内部回路231は、0.0ボルト(V)および0.4ボルト(V)を出力しているが、出力する電位の値は、これらの値に限定されない。また、インターフェース119は、2値伝送方式を用いているが、多値伝送方式を用いることもできる。多値伝送方式を用いる場合、ドライバ230の内部回路231は、正負の送信端電位の電位差を3値以上に制御して、2ビット以上の単位でシリアルデータを送信する。
[受信装置の構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態における受信装置300の一構成例を示すブロック図である。この受信装置300は、正側終端抵抗311および負側終端抵抗312と、レシーバ320、クロックデータリカバリ回路330、シリアルパラレル変換器340および復号器350とを備える。
正側コンデンサ401の受信側の端子は、レシーバ320の非反転入力端子(+)に接続され、負側コンデンサ402の受信側の端子は、レシーバ320の反転入力端子(-)に接続される。非反転入力端子(+)の電位を以下、正側入力電位Vrpとし、反転入力端子(-)の電位を負側入力電位Vrnとする。
また、正側終端抵抗311は、レシーバ320の非反転入力端子(+)と一定のバイアス電位Vcomが印加されたコモンノードとの間に挿入される。一方、負側終端抵抗312は、レシーバ320の反転入力端子(-)とコモンノードとの間に挿入される。
レシーバ320は、差動伝送されたシリアルデータを受信するものである。このレシーバ320は、受信したシリアルデータをクロックデータリカバリ回路330に供給する。
クロックデータリカバリ回路330は、送信側で重畳されたクロック信号をシリアルデータから分離するものである。このクロックデータリカバリ回路330は、クロック信号を分離したシリアルデータをシリアルパラレル変換器340に供給する。
シリアルパラレル変換器340は、シリアルデータをパラレルデータに変換し、復号器350へパラレル伝送するものである。
復号器350は、送信側の符号化方法に対応する復号方法を用いて、パラレルデータを復号するものである。この復号器350は、復号したデータを受信データとして受信装置300の外部に出力する。
図5は、本技術の第1の実施の形態におけるドライバ内の電位制御の一例を示す図である。同図におけるaは、論理値「0」のシリアルデータが入力された際の電位制御の一例を示し、同図におけるbは、論理値「1」のシリアルデータが入力された際の電位制御の一例を示す。
同図におけるaに例示するように、論理値「0」が入力された場合にドライバ230は、正側内部抵抗232の内部側のノードを0.0ボルト(V)にし、負側内部抵抗233の内部側のノードを0.4ボルト(V)にする。この制御により、時定数に応じて正側出力電位Vtpが徐々に降下し、負側出力電位Vtnは、徐々に上昇する。正側の時定数は、正側内部抵抗232、正側コンデンサ401および正側終端抵抗311の抵抗値や容量値により決定される値である。負側の時定数は、負側内部抵抗233、負側コンデンサ402および負側終端抵抗312の抵抗値や容量値により決定される値である。
一方、同図におけるbに例示するように、論理値「1」が入力された場合にドライバ230は、正側内部抵抗232の内部側のノードを0.4ボルト(V)にし、負側内部抵抗233の内部側のノードを0.0ボルト(V)にする。この制御により、時定数に応じて正側出力電位Vtpが徐々に上昇し、負側出力電位Vtnは、徐々に降下する。
図6は、本技術の第1の実施の形態における送信側の電位およびシリアルデータの変動の一例を示すタイミングチャートである。同図におけるaは、送信側の正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnの変動の一例を示し、同図におけるbはシリアルデータの変動の一例を示す。
タイミングT0までの期間をスタンバイ状態のスタンバイ期間とする。このスタンバイ期間においてドライバ230は、正側信号線208および負側信号線209をハイインピーダンス(Hi-Z)にする。
タイミングT0においてスタンバイ状態が解除されると、タイミングT1までのロー出力期間に亘って、論理値「0」のシリアルデータが継続してドライバ230に入力される。このシリアルデータにより、ドライバ230の正側出力電位Vtpは徐々に降下して0.0ボルト(V)に固定(言い換えれば、初期化)され、負側出力電位Vtnは、徐々に上昇して0.4ボルト(V)に固定(言い換えれば、初期化)される。すなわち、ドライバ230の出力の振幅が最大値に固定される。ロー出力期間は、振幅が最大値に固定されるほど、十分に長い期間に設定される。
そして、ロー出力期間が経過したタイミングT1においてシリアルデータは、論理値「1」に反転し、タイミングT1以降において「1」のシリアルデータが継続して入力される。このシリアルデータにより、ドライバ230の正側出力電位Vtpは、高周波の電流が流れることにより直ちにコモン電位(0.2ボルトなど)に到達し、その後はコモン電位から徐々に上昇し、負側出力電位Vtnは、コモン電位から徐々に降下する。そして、レジスタ240に設定された安定化時間が経過したタイミングT2においてシリアルデータは、論理値「0」に反転する。タイミングT2までのデータは、受信側において無効データとして扱われる。タイミングT2以降は、有効データが送信される。
ここで、安定化期間の長さ(すなわち、安定化時間t)は、正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnが、所定の規定値に達するまでの時間に設定される。規定値は、例えば、SLVS-ECに規定されたコモン電位および振幅に対応した値である。SLVC-ECでは、コモン電位として0.2ボルト(V)が規定され、振幅として0.2ボルト(V)が規定される。このため、正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnのそれぞれの規定値として、例えば、0.3ボルト(V)および0.1ボルト(V)が用いられる。
上述したように、正側の時定数は正側内部抵抗232、正側コンデンサ401および正側終端抵抗311の抵抗値や容量値により決定される。正側内部抵抗232および正側終端抵抗311のそれぞれの抵抗の合成抵抗の値をRとし、正側コンデンサ401の容量値をCとすると、正側の時定数τは、次の式により求められる。
τ=RC
上式において抵抗値Rの単位は、例えば、オーム(Ω)であり、容量値Cの単位は、例えば、ナノファラッド(nF)である。時定数τの単位は、例えば、ナノ秒(ns)である。
また、タイミングT1かtナノ秒(ns)が経過したときの負側出力電位Vtnの値Vtp(t)は、次の式により求められる。
tn(t)=0.2×exp(-t/τ)
上式の時定数τをRCに置き換え、Vtn(t)に規定値0.1ボルト(V)を代入すると、安定化時間tとして、約1.6×RCナノ秒(ns)が算出される。時定数τ(すなわち、RC)の値を50とすると、時間tとして、例えば、80ナノ秒(ns)を示すデータがレジスタ240に設定される。なお、正側の時定数は、負側と略同一であるものとする。
そして、安定化期間が経過したタイミングT2においてシリアルデータは、論理値「0」に反転する。このタイミングT2以降は、有効データが伝送される。
符号化器210は、上述のシリアルデータに対応するパラレルデータを生成して、ドライバ230を制御する。すなわち、スタンバイ状態が解除されると、タイミングT2までのロー出力期間に亘って、正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnとして0.0ボルト(V)および0.4ボルト(V)を出力させる。これにより、正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnが0.0ボルト(V)および0.4ボルト(V)の固定値に初期化される。
次いで、符号化器210は、正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnを0.4ボルト(V)および0.0ボルト(V)に遷移させ、それらの電位をレジスタ240に設定された安定化時間tに亘って継続して出力させる。これにより、タイミングT2で正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnが0.3ボルト(V)および0.1ボルト(V)の規定値に達する。そして、タイミングT2で符号化器210は、正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnを0.0ボルト(V)および0.4ボルト(V)に遷移させる。なお、符号化器210は、特許請求の範囲に記載の送信側制御部の一例である。
また、レジスタ240は、安定化期間の長さ(すなわち、安定化時間t)を示すデータを記憶し、符号化器210に供給する。このため、符号化器210は、このデータに基づいてタイミングT2を取得することができる。DC(Direct Current)結合を用いる場合は、安定化時間tを最小にすればよい。このようにレジスタ240に設定しておく構成を用いることにより、ドライバ230や受信側の回路追加が不要で、符号化器210は、デジタルのパラレルデータを生成するのみでよいというメリットが生じる。なお、レジスタ240は、特許請求の範囲に記載のタイミング供給部の一例である。
上述の制御を、SLVS-EC規格に準拠したインターフェース119に実装する場合について考える。この場合、例えば、論理値「0」のデータに固定するロー出力期間と、トレーニングシーケンス期間との間に、論理値「1」のデータに固定するHigh期間(安定化期間)を挿入すればよい。また、安定化時間tを設定するレジスタ240は、その規格におけるAttribute Registerに追加される。また、SLVS-EC規格のTable2において、例えば、次のように記載すればよい。
・Register :Stabilize Length
・Description:Set the differential High output period follow after the differential Low output period during mode change and initialization
・Unit :SI
・Range :1~4095
・Default :400
「Stabilize Length」は、同図の安定化期間の長さ(安定化時間)を表す。「differential High output period」は、同図の安定化期間を表す。「differential Low output period」は、同図のロー出力期間を表す。なお、AC結合の容量をデフォルトで10ナノファラッド(nF)とし、最大で100ナノファラッド(nF)までを使用範囲と想定している。
図7は、本技術の第1の実施の形態における受信側の電位の変動の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT0においてスタンバイ状態が解除されると、タイミングT1までのロー出力期間に亘って、レシーバ320の正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnは、徐々に変動して受信側のコモン電位に収束する。
そして、タイミングT1乃至タイミングT2の安定化期間に亘ってレシーバ320の正側入力電位Vrpは、高周波の電流が流れることにより直ちにコモン電位から0.2ボルト振れた電位に到達し、その後は徐々に降下し、負側出力電位Vtnは、徐々に上昇する。そして、タイミングT2において、正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnが0.1ボルト(V)および0.3ボルト(V)の規定値に達する。
タイミングT2以降においてドライバ230の出力の振幅が規定値で安定するため、レシーバ320は、有効データを受信することができる。
ここで、安定化期間において、論理値「1」および「0」を交互にドライバ230に入力する比較例を想定する。
図8は、比較例における送信側の電位およびシリアルデータの変動の一例を示すタイミングチャートである。同図におけるaは、比較例の正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnの変動の一例を示し、同図におけるbは比較例のシリアルデータの変動の一例を示す。
この比較例では、ロー出力期間が経過するタイミングT1までのドライバ230の制御は、図6に例示した制御と同様であるものとする。
しかし、タイミングT1からタイミングT2'までの安定化期間に亘って、論理値「1」のシリアルデータと論理値「0」のシリアルデータとが所定のパルス期間ごとに交互に入力される。このようなシリアルデータにより、ドライバ230の正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnは、上昇および降下を繰り返し、それらの振幅は、安定化期間の経過後に規定値で安定する。
図9は、比較例における受信側の電位の変動の一例を示すタイミングチャートである。送信側と同様に、安定化期間においてレシーバ320の正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnは、上昇および降下を繰り返し、それらの振幅は、安定化期間の経過後に規定値で安定する。
図8および図9に例示した比較例では、正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnの遷移が繰り返されるため、正側コンデンサ401および負側コンデンサ402は、充電と放電とを交互に繰り返す。この構成では、安定化期間が比較的長くなり、例えば、約8×RCナノ秒(ns)となる。時定数τ(すなわち、RC)の値を50とすると、安定化期間の長さは、400ナノ秒(ns)となる。
これに対して、図6および図7に例示した制御では、安定化期間に亘って正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnが継続して上昇および降下するため、正側コンデンサ401および負側コンデンサ402を連続して充電(または放電)することができる。これにより、コンデンサの充電と放電とを交互に繰り返して、ドライバの出力電位を規定値に徐々に近づける比較例と比較して、有効データの送信が開始されるまでの安定化時間tを80ナノ秒(ns)まで短縮することができる。また、安定化期間中から十分な差動振幅が確保されるため、レシーバ320は、安定化期間中から有効データを待つことができる。
なお、スタンバイ状態において伝送路をハイインピーダンスにせず、0.0ボルトと0.4ボルトとの間の中間電位にする制御によっても安定化期間を短くすることができる。しかし、この制御を実現するには、中間電位を駆動する回路を追加する必要がある。この回路を設けると、回路面積や寄生容量が増大するため、スタンバイ状態において中間電位にする制御は好ましくない。
[送信装置の動作例]
図10は、本技術の第1の実施の形態における送信装置200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、スタンバイ状態が解除されたときに開始される。送信装置200は、ドライバ230の正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnを固定電位(0.0ボルトおよび0.4ボルトなど)に固定(初期化)する(ステップS901)。そして、送信装置200は、送信端電位について1回目の遷移を行う。これにより、正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnは、例えば、0.4ボルトおよび0.0ボルトに制御される(ステップS902)。
送信装置200は、レジスタ240に設定された安定化期間が経過したか否かを判断する(ステップS903)。安定化期間が経過していない場合(ステップS903:No)、送信装置200は、ステップS903を繰り返す。
一方、安定化期間が経過した場合(ステップS903:Yes)、送信装置200は、送信端電位について2回目の遷移を行う。これにより、正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnは、例えば、0.4ボルトおよび0.0ボルトに制御される(ステップS904)。そして、送信装置200は、有効データを送信する(ステップS905)。ステップS905の後に送信装置200は、スタンバイ状態に移行し、送信のための動作を終了する。
このように、本技術の第1の実施の形態では、送信装置200は、初期化後にドライバ230の出力電位が規定値に達するまで一定の送信端電位を出力させるため、AC結合のコンデンサを連続して充電(または放電)させることができる。これにより、コンデンサの充電と放電とを交互に繰り返して、ドライバの出力電位を規定値に徐々に近づける制御と比較して安定化期間を短くすることができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、安定化時間tの長さを予め算出しておき、レジスタ240に設定していたが、時定数RCの値は、システムにより異なることが多いため、システムごとにその値を算出し、レジスタ240に設定しておく必要がある。この第2の実施の形態は、比較器の追加により、安定化時間tの算出および設定を不要とした点において第1の実施の形態と異なる。
図11は、本技術の第2の実施の形態における送信装置200の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の送信装置200は、レジスタ240の代わりに正側比較器251を設けた点において第1の実施の形態と異なる。
正側比較器251は、正側出力電位Vtpと、規定値(0.1ボルトなど)と同一の正側参照電位Vrefpとを比較するものである。この正側比較器251は、比較結果を符号化器210に供給する。なお、正側比較器251は、特許請求の範囲に記載のタイミング供給部の一例である。
第2の実施の形態の符号化器210は、初期化後に正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnを0.4ボルト(V)および0.0ボルト(V)に遷移させる。そして、符号化器210は、比較結果が反転したタイミングで正側送信端電位Vendpおよび負側送信端電位Vendnを0.0ボルト(V)および0.4ボルト(V)に遷移させる。
正側比較器251の追加により、符号化器210は、安定化期間の終了タイミングを取得することができるため、システムごとに時定数RCを算出および設定する必要が無くなる。
なお、正側に比較器を設けているが、正側の代わりに負側に比較器を設けてもよい。また、正側のみに比較器を設けているが、図12に例示するように、正側に加えて負側にも比較器(同図における負側比較器252)を設けてもよい。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、正側出力電位Vtpと規定値とを比較する正側比較器251を設けたため、システムに応じて時定数RCを設定する必要が無くなる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、送信装置200に安定化時間tの長さを予め算出しておき、レジスタ240に設定していたが、時定数RCの値は、システムにより異なることが多い。このため、システムごとにその値を算出し、レジスタ240に設定しておく必要がある。この第2の実施の形態は、比較器やスイッチの追加により、安定化時間tの算出および設定を不要とした点において第1の実施の形態と異なる。
図13は、本技術の第3の実施の形態における送信装置200の一構成例を示すブロック図である。この第3の実施の形態の送信装置200は、レジスタ240が設けられない点において第1の実施の形態と異なる。第3の実施の形態のドライバ230の制御方法については後述する。
図14は、本技術の第3の実施の形態における受信装置300の一構成例を示すブロック図である。この第3の実施の形態の受信装置300は、スイッチ313、315、316および318と、電源側抵抗314と、接地側抵抗317と、正側比較器360と、受信側制御部370とをさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
電源側抵抗314は、レシーバ320の非反転入力端子(+)とスイッチ313との間に挿入される。接地側抵抗317は、レシーバ320の反転入力端子(-)とスイッチ318との間に挿入される。
スイッチ313は、電源側抵抗314と電源端子との間の経路を制御信号SW1に従って開閉するものである。スイッチ315は、正側終端抵抗311とコモンノードとの間の経路を制御信号SW2に従って開閉するものである。スイッチ316は、コモンノードと負側終端抵抗312との間の経路を制御信号SW2に従って開閉するものである。スイッチ318は、接地側抵抗317と所定の基準電位(接地電位など)の端子との間の経路を制御信号SW1に従って開閉するものである。
正側比較器360は、非反転入力端子(+)の電位(正側入力電位Vrp)と、コモン電位より高い所定の正側参照電位Vrefpとを比較するものである。この正側比較器360は、比較結果を受信側制御部370に供給する。
受信側制御部370は、比較結果に基づいてスイッチ313、315、316および318のそれぞれを制御するものである。
なお、正側に比較器を設けているが、正側の代わりに負側に比較器を設けてもよい。また、正側のみに比較器を設けているが、正側に加えて負側にも比較器を設けてもよい。
図15は、本技術の第3の実施の形態における受信側の制御の一例を示す図である。同図におけるaは、正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnを送信側と同一の電位に固定(言い換えれば、初期化)した状態の受信装置300の回路の一例である。同図におけるbは、電位の固定を解除した状態の受信装置300の回路の一例である。
スタンバイ状態が解除されると受信側制御部370は、同図におけるaに例示するように制御信号SW1およびSW2によりスイッチ313および318を閉状態にし、スイッチ315および316を開状態にする。これにより、正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnは、送信側と同一の電位(0.4ボルトおよび0.0ボルトなど)に固定される。スイッチ315および316により、正側終端抵抗311および負側終端抵抗312を切り離しているため、固定電位にした状態において、それらの抵抗に不要な電流が流れることを防止することができる。
そして、ロー出力期間が経過した後、送信装置200が最初の有効データを出力したタイミングで比較結果が反転する。受信側制御部370は、この反転のタイミングで同図におけるbに例示するようにスイッチ313および318を開状態にし、スイッチ315および316を閉状態にする。これにより、電位の固定が解除される。以降においては、同図におけるbの状態が継続する。
図16は、本技術の第3の実施の形態における送信側の電位およびシリアルデータの変動の一例を示すタイミングチャートである。同図におけるaは、送信側の正側出力電位Vtpおよび負側出力電位Vtnの変動の一例を示し、同図におけるbはシリアルデータの変動の一例を示す。
ロー出力期間が経過するタイミングT1までの第2の実施の形態の制御は、図6に例示した第1の実施の形態の制御と同様であるものとする。そして、タイミングT1以降において、送信装置200は、送信データを符号化したシリアルデータを送信する。
図17は、本技術の第1の実施の形態における受信側の電位の変動の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT0においてスタンバイ状態が解除されると、受信側制御部370は、制御信号SW1およびSW2により正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnを送信側と同一の電位(0.0ボルトおよび0.4ボルトなど)に固定する。
ロー出力期間が経過するタイミングT1において送信装置200は、送信端電位について1回目の遷移を行う。これにより、正側比較器360の比較結果が反転する。受信側制御部370は、その比較結果の反転したタイミングT1において制御信号SW1およびSW2により電位の固定を解除する。これにより、ロー出力期間の経過するタイミングT1の直後から送信側と受信側とで電位が同一になり、振幅が安定する。また、当初から十分な差動振幅が確保されるため、タイミングT1の直後からデータをレシーバ320が受信可能となる。
なお、第1および第2の実施の形態と異なり、第3の実施の形態では、SLVS-EC規格上の制御に変更を加える必要は無い。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、受信装置300が、正側入力電位Vrpおよび負側入力電位Vrnを送信側と同一の電位に固定するため、固定しない場合と比較して安定化期間を短くすることができる。
<4.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図18は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図18に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図18の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図19は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図19では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図19には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、安定化時間を短くしてインターフェースのレスポンスを向上させることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗と、
互いに異なる複数の電位のいずれかを前記内部抵抗の他端へ供給する内部回路と、
前記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから前記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って前記複数の電位のいずれかを前記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御部と
を具備する送信装置。
(2)前記出力端子の電位が前記規定値に達するタイミングに関するデータを供給するタイミング供給部をさらに具備し、
前記送信側制御部は、前記データから前記タイミングを取得する
前記(1)記載の送信装置。
(3)前記タイミング供給部は、前記電位が前記初期値に初期化されたときから前記タイミングまでの時間を示す前記データを前記送信側制御部に供給する
前記(2)記載の送信装置。
(4)前記タイミング供給部は、前記規定値と前記出力端子の電位とを比較した比較結果を前記データとして前記送信側制御部に供給し、
前記送信側制御部は、前記比較結果が反転するタイミングを前記タイミングとして取得する
前記(2)記載の送信装置。
(5)前記コンデンサは、正側コンデンサおよび負側コンデンサを含み、
前記出力端子は、非反転出力端子および反転出力端子を含み、
前記内部抵抗は、
前記非反転出力端子に一端が接続された正側内部抵抗と、
前記反転端子に一端が接続された負側内部抵抗と
を備え、
前記複数の電位は、一対の電位を含み、
前記内部回路は、前記一対の電位の一方を前記正側内部抵抗の他端へ供給するとともに前記一対の電位の他方を前記負側内部抵抗の他端に供給する
前記(1)から(4)のいずれかに記載の送信装置。
(6)パラレルデータをシリアルデータに変換して前記内部回路に供給するパラレルシリアル変換器をさらに具備し、
前記送信側制御部は、送信データを符号化した有効データと前記内部回路を制御するための無効データとを含む前記パラレルデータを生成して前記パラレルシリアル変換器に供給する
前記(1)から(5)のいずれかに記載の送信装置。
(7)コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗と、互いに異なる複数の電位のいずれかを前記内部抵抗の他端へ供給する内部回路と、前記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから前記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って前記複数の電位のいずれかを前記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御部とを備える送信装置と、
前記コンデンサを介してデータを受信する受信装置と
を具備するインターフェース。
(8)内部回路が、コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗の他端へ互いに異なる複数の電位のいずれかを供給する出力手順と、
送信側制御部が、前記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから前記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って前記複数の電位のいずれかを前記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御手順と
を具備する送信方法。
100 撮像装置
110 固体撮像素子
119 インターフェース
120 アプリケーションプロセッサ
200 送信装置
210 符号化器
220 パラレルシリアル変換器
230 ドライバ
231 内部回路
232 正側内部抵抗
233 負側内部抵抗
240 レジスタ
251、360 正側比較器
252 負側比較器
300 受信装置
311 正側終端抵抗
312 負側終端抵抗
313、315、316、318 スイッチ
314 電源側抵抗
317 接地側抵抗
320 レシーバ
330 クロックデータリカバリ回路
340 シリアルパラレル変換器
350 復号器
370 受信側制御部
401 正側コンデンサ
402 負側コンデンサ
12031 撮像部

Claims (8)

  1. コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗と、
    互いに異なる複数の電位のいずれかを前記内部抵抗の他端へ供給する内部回路と、
    前記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから前記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って前記複数の電位のいずれかを前記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御部と
    を具備する送信装置。
  2. 前記出力端子の電位が前記規定値に達するタイミングに関するデータを供給するタイミング供給部をさらに具備し、
    前記送信側制御部は、前記データから前記タイミングを取得する
    請求項1記載の送信装置。
  3. 前記タイミング供給部は、前記電位が前記初期値に初期化されたときから前記タイミングまでの時間を示す前記データを前記送信側制御部に供給する
    請求項2記載の送信装置。
  4. 前記タイミング供給部は、前記規定値と前記出力端子の電位とを比較した比較結果を前記データとして前記送信側制御部に供給し、
    前記送信側制御部は、前記比較結果が反転するタイミングを前記タイミングとして取得する
    請求項2記載の送信装置。
  5. 前記コンデンサは、正側コンデンサおよび負側コンデンサを含み、
    前記出力端子は、非反転出力端子および反転出力端子を含み、
    前記内部抵抗は、
    前記非反転出力端子に一端が接続された正側内部抵抗と、
    前記反転出力端子に一端が接続された負側内部抵抗と
    を備え、
    前記複数の電位は、一対の電位を含み、
    前記内部回路は、前記一対の電位の一方を前記正側内部抵抗の他端へ供給するとともに前記一対の電位の他方を前記負側内部抵抗の他端に供給する
    請求項1記載の送信装置。
  6. パラレルデータをシリアルデータに変換して前記内部回路に供給するパラレルシリアル変換器をさらに具備し、
    前記送信側制御部は、送信データを符号化した有効データと前記内部回路を制御するための無効データとを含む前記パラレルデータを生成して前記パラレルシリアル変換器に供給する
    請求項1記載の送信装置。
  7. コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗と、互いに異なる複数の電位のいずれかを前記内部抵抗の他端へ供給する内部回路と、前記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから前記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って前記複数の電位のいずれかを前記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御部とを備える送信装置と、
    前記コンデンサを介してデータを受信する受信装置と
    を具備するインターフェース。
  8. 内部回路が、コンデンサに接続された出力端子に一端が接続された内部抵抗の他端へ互いに異なる複数の電位のいずれかを供給する出力手順と、
    送信側制御部が、前記出力端子の電位が所定の初期値に初期化されたときから前記出力端子の電位が所定の規定値に達するまでの期間に亘って前記複数の電位のいずれかを前記内部回路に供給させる制御を行う送信側制御手順と
    を具備する送信方法。
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