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JP7320534B2 - ガラスシートを処理するための装置及び方法 - Google Patents
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Description

関連出願
本出願は、2018年5月14日に出願された米国仮特許出願第62/671014号の米国特許法第119条の下の優先権の利益を主張するものであり、その内容全体を本明細書に援用する。
本開示は概ね、ガラスシートを処理するための装置及び方法に関する。特に、ガラスシートの中央部分から周辺部分を離し除去する、例えばビーズ領域を垂直向きのガラスシートから取り除くための装置及び方法に関する。
代表的なガラス製造システムでは、様々な原材料成分又はバッチ材料が溶融炉に導入又は「投入」される。バッチ材料は溶けて、システムの成形部へ流されうる粘性の溶けた材料を形成する。粘性の溶けた材料は冷えるとガラスを形成する。
原材料を溶かすことによるガラスシート又は他のガラス物品の製造は既知である。融合プロセスとして知られる1つのこのようなプロセスでは、溶けたガラスは成形本体内の槽の縁を越えてあふれる。別々の流れは、成形本体の底において再合流又は融合してガラスの連続するリボンを形成する。次に、そのガラスリボンから別々のガラスシートが分離(例えば、切り出)される。通常、形成されたままのガラスシートの主表面の中央領域との直接接触を避ける。代わりに、ガラスシートの周辺部分だけが硬い表面、例えばエッジロール、引張りロール、エッジ案内ロールなどとの直接接触に曝される。従って、例えば、融合下方ドロー又はスロット下方ドロープロセスのドローの最低部における形成装置から直接得たガラスシートの両側の周辺部分(時には「ビーズ」又は「こぶ」と呼ばれる)は中央領域より低い表面品質を有しがちである。加えて、使用される特定の形成装置に依って、周辺部分は中央領域と異なる厚み及びより大きな厚み変動を有する傾向がある。
多くの例で、周辺部分はガラスシートの中央領域から分離される。これは、ビーズを除去し中央領域を所望のサイズ又は形状などにするために実行されうる。従来、切り込み線、ベンツ、又はスクライブラインがガラスシートの周辺部分の近くに作られる(例えば、機械的切り込み、レーザーなど)。切り込みに続いて、例えば、周辺部分と係合し、スクライブラインと反対側のガラスシートの主表面上の段鼻棒材の周りに曲げることで周辺部分と中央領域の間の分離がスクライブラインに沿って起こることで、周辺部分は中央領域から分離される。
周辺部分分離及び除去動作の間、ガラスシートは、使用する特定のガラスシート製造システムに依って特定の向き(例えば、垂直、水平など)に置かれる。垂直向きのガラスシートを大量生産で処理する場合、分離及び除去装置は、切り込み装置と共に真空カップ組立体又は締め付け棒組立体を通常含む。真空カップ又は締め付け棒組立体は取り除く周辺部分に先ず取り付けられ、次に切り込み装置の切り込み線を形成する動作が続く。次に真空カップ又は締め付け棒組立体は作動されて取り付けられた周辺部分を曲げ、次に切り込み線に沿った周辺部分の中央領域からの破断又は分離が続く。この手法は分離プロセス中、周辺部分を制御し、有利にも分離された周辺部分が中央領域に接触するのを防ぐ(例えば、もし分離された周辺部分が重力により分離後すぐ自由落下すると、分離された周辺部分は中央領域に接触し損傷するかも知れない)。広く受け入れられているが、ある心配が生じる。例えば、真空カップ又は締め付け棒組立体は変形応力をガラスシート内に引き起すことがあり、一定しない切り込み及び/又は分離を引き起す可能性がある。真空カップが使用される場合、追加のサイクル時間が、ガラスシート表面において必要な真空圧を生成するのに必要である。また、真空カップは頻繁に交換されなければならず(例えば、熱いガス、高頻度の使用、壊れたガラスシートによるキズの故に)、真空カップのサイズを収容するために周辺部分が所望より大きい面積を有することを必要とすることがある。
従って、ガラスシートを処理する、例えばガラスシートの中央領域から周辺部分を離し除去するための代わりの装置及び方法が本明細書に開示される。
本開示の幾つかの実施形態はガラスシートの周辺部分を取り除く方法に関する。受け取られた時、ガラスシートは第2主表面と反対側の第1主表面、第2側縁表面と反対側の第1側縁表面、及び第4側縁表面と反対側の第3側縁表面を有する。前記各側縁表面は前記第1主表面と前記第2主表面を接続する。例えば第3側縁表面近傍で前記第1及び第2主表面を固定することで前記ガラスシートは所定の姿勢に置かれる。前記第1主表面に前記第3側縁表面の近傍から前記第4側縁表面の近傍まで延びる切り込み線を形成する。前記切り込み線は前記ガラスシートの中央領域と周辺部分との境界を画定する。前記周辺部分は前記切り込み線と前記第1側縁表面の間に画定される。次に、一連のステップが実行される。先ず、押し棒が前記周辺部分に沿って前記第1主表面に接触するように前記押し棒をバックアップ棒組立体の方向に移動させる。これに関して、前記押し棒を移動させる前には前記押し棒は前記第1主表面から間隔があいていて、前記バックアップ棒組立体は前記ガラスシートに関して前記押し棒と反対側に位置し前記第2主表面から間隔があいている。次に、前記周辺部分を前記中央領域から分離させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させる。次に、前記分離した周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するために前記方向に前記押し棒を更に移動させる。本開示の方法では、周辺部分は切り込み線の形成中、任意選択で拘束されない。幾つかの実施形態では、前記所定の姿勢は、概ね垂直向きの前記ガラスシートを含む。幾つかの実施形態では、前記バックアップ棒組立体は係合面を備え、前記方法は前記分離した周辺部分を前記係合面の周りに旋回させる前記押し棒の進行を含む。
本開示の他の実施形態はガラスシートの中央領域から周辺部分を離し除去するための装置に関する。前記ガラスシートは第2主表面と反対側の第1主表面を有する。この除去装置は支持装置、切り込み装置、力印加装置、及びバックアップ棒組立体を備える。支持装置は前記ガラスシートを、主要保持平面を有する所定の姿勢に置くのに適合している。切り込み装置は前記第1主表面に前記周辺部分と前記中央領域との境界を画定する切り込み線を形成するのに適合している。力印加装置は押し棒を備える。バックアップ棒組立体は第1係合面を有する。該除去装置のサイクル開始状態では、前記押し棒及び前記第1係合面が前記主要保持平面の互いに反対側に配置されている。前記力印加装置は、前記押し棒を前記第1係合面の方向に移動させ順次、前記押し棒に押す力を前記第1主表面に前記周辺部分において印加させて前記周辺部分を前記切り込み線において前記中央領域から分離させ、次に前記分離された周辺部分を前記第1係合面に接触させ、次に前記分離された周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するのに適合している。幾つかの実施形態では、前記バックアップ棒組立体は前記第1係合面から間隔があいた第2係合面を更に有し、前記第1係合面と前記主要保持平面の前記主要保持平面に垂直な方向の距離は、前記第2係合面と前記主要保持平面の前記主要保持平面に垂直な方向の距離より小さい。幾つかの実施形態では、前記切り込み装置、力印加装置、及びバックアップ棒組立体は、前記主要保持平面に対して前記第1係合面のバックアップ位置が前記切り込み装置の切り込み位置と前記力印加装置の押し位置の間にあるように構成配置される。
本開示の更に他の実施形態はガラスシート物品を作製するための方法に関する。この方法はガラスリボンを形成するステップと、前記ガラスリボンからガラスシートを分離するステップとを含む。前記ガラスシートは除去装置へ届けられる。前記除去装置を動作させて前記ガラスシートを所定の姿勢に置き、前記ガラスシートの第1主表面に切り込み線を形成する。前記切り込み線は前記ガラスシートの中央領域と周辺部分との境界を画定する。前記周辺部分は前記切り込み線と前記ガラスシートの側縁表面の間に画定される。一連のステップが次に実行される。先ず、押し棒が前記周辺部分に沿って前記第1主表面に接触するように前記押し棒をバックアップ棒組立体の方向に移動させる。前記押し棒を移動させる前には前記押し棒は前記第1主表面から間隔があいていて、前記バックアップ棒組立体は前記ガラスシートに関して前記押し棒と反対側に位置し前記ガラスシートの第2主表面から間隔があいている。次に、前記周辺部分を前記中央領域から分離させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させる。次に、前記分離した周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するために前記方向に前記押し棒を更に移動させる。前記周辺部分の除去後、前記中央領域はガラスシート物品を構成する。
追加の特徴と利点は下記の詳細な説明において記述され、その説明から当業者にとって容易に明白となるか、又は下記の詳細な説明、請求項、及び添付図面を含めて本明細書に記載した実施形態を実施することにより認識されるであろう。
上記概要説明と下記の詳細な説明の両方とも様々な実施形態を説明し、請求項に記載された対象物の特質及び特性を理解するための概観又は枠組みを提供するよう意図されていることは理解されるべきである。添付図面はそれら様々な実施形態の更なる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ一部をなしている。図面は本明細書に記載された様々な実施形態を例示し、記述内容と共に請求項に記載された対象物の原理と動作を説明するよう働く。
本開示の原理に係る周辺部分除去を受けるかも知れない中央領域及び2つのビーズ領域を有するガラスシートの簡略化された正面図である。 図1Aのガラスシートの簡略化された端面図である。 本開示の原理に係る図1Aのガラスシートの簡略化された正面図であり、除去される可能性のある周辺部分を示す。 ガラスシートがロードされた本開示の原理に係る除去装置の側面図の概略例である。 ガラスシートがロードされた本開示の原理に係る除去装置の正面図の概略例である。 本開示の原理に係るガラスシートの周辺部分を除去する代表的なステップを示すフローチャートである。 図4の方法を実行する図2の除去装置の簡略化された端面図である。 図4の方法を実行する図2の除去装置の簡略化された端面図である。 図4の方法を実行する図2の除去装置の簡略化された端面図である。 図4の方法を実行する図2の除去装置の簡略化された端面図である。 図4の方法を実行する図2の除去装置の簡略化された端面図である。 図4の方法を実行する図2の除去装置の簡略化された端面図である。 本開示の原理に係るガラス製造システムの一部の概略図である。
ガラスシートを処理する、特にガラスシートの中央領域から1つ以上の周辺部分を離し除去するための装置及び方法の様々な実施形態を詳細に記述する。幾つかの態様では、本開示の装置及び方法はガラスシートのビーズ又はこぶ領域を除去するために有益である。しかし、当業者は本開示の明細書を読んだ後、その教示の恩恵により本開示の装置及び方法は任意のガラスシートのビーズ又はこぶを含む部分である場合とでない場合がある周辺部分を除去するために使用されてもよいことを理解するであろう。例えば、本明細書に開示された装置及び方法はビーズ又はこぶ領域のないガラスシートをサイズ変更するのに使用できる。可能ならいつでも、同じ又は類似の部品を指すために同じ符号を全図面に亘って使用する。しかし、本開示は多くの異なる形態で具体化されてよいし、本明細書に明記された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
ガラスシートは通常、ガラスリボン形成装置でガラスリボンを形成し、分離装置でガラスリボンからガラスシートを分離し、除去装置でガラスシートの1つ以上の周辺部分を除去することで製造される。ガラスリボンは溶融ガラスを成形本体に流すことで通常作製される。成形本体では、ガラスリボンがフロート、スロットドロー、下方ドロー、融合下方ドロー、上方ドロー、又は任意の他の形成プロセスを含む多様なリボン形成プロセスにより形成されてよい。これらのプロセスのいずれによるガラスリボンも次に分割され、これに限定されないが表示用途を含む所望の用途への更なる加工に適した1つ以上のガラスシートを提供してもよい。
説明の便宜上、ガラスシートは2つの互いに反対側の主表面(即ち、第1主表面と第2主表面)を有し、幅、長さ、及び第1主表面から第2主表面への距離として定義される厚みを持つガラス材料片である。追加の説明として、図1A及び1Bはガラスシート20、例えば融合下方ドロープロセスで形成されたガラスリボンから分離されたガラスシートの前面図と端面図を概略的に示す。ガラスシート20は互いに反対側の第1及び第2主表面22、24を有する。第1及び第2主表面22、24は第2側縁表面32と反対側の第1側縁表面30及び第4側縁表面36と反対側の第3側縁表面34によって接続されている。各縁表面30、32、34、36は第1及び第2主表面22、24を接続する。
本書で使用するように、ガラスシートの“周辺部分”は側縁表面30、32、34、36の指定された1つに対応しその近傍の部分であってガラスシート20の残りの部分から離されるよう意図されている部分を指す。下記により詳細に記載するように、本開示の態様はガラスシート20の1つ以上の周辺部分をガラスシート20の残りの部分から離し除去することに関する。例えば、幾つかの非限定の実施形態では、ガラスシート20は1つ以上のビーズ又はこぶ領域、例えば第1側縁表面30に対応しその隣の第1ビーズ領域40及び第2側縁表面32に対応しその隣の第2ビーズ領域42を有するか又は形成してもよい。概ね図1Bに反映されているように、ビーズ領域40、42は、ガラスシート20の他の領域と比較して大きな厚み及び/又は厚みのずれを有しうる。例えば、ガラスシート20は概ね均一な厚みを有する中央領域44を含みうる。中央領域44は時には品質領域と呼ばれ、通常、保存され後の用途で使用されるよう意図されたガラスシート20の部分である。このように、本開示の幾つかの態様は、第1ビーズ領域40を含む第1周辺部分及び第2ビーズ領域42を含む第2周辺部分を取り除くことで、中央領域44からビーズ領域40、42の1つ又は両方を分離することに関する。追加の説明として、図1Cは中央領域44から離される可能性のある第1周辺部分50及び第2周辺部分52を強調表示している。第1周辺部分50は第1側縁表面30に対応しその近傍にあり、第1ビーズ領域40を含む。第2周辺部分52は第2側縁表面32に対応しその近傍にあり、第2ビーズ領域42を含む。第1及び第2周辺部分50、52を中央領域44から離し除去することで、得られるガラスシート物品は中央領域44から成り、ビーズ領域40、42はないであろう。初めに受け取った(例えば、連続するガラスリボンから分離又は切断され)下記に記述される次の処理の前のガラスシート20では、第1及び第2周辺部分50、52は、ビーズ領域40、42の物理的な外見は別としてガラスシート20内で物理的に明白でない場合がある。それどころか、周辺部分50、52の範囲又は境界は、例えば下記に記載されるように1つ以上の切り込み線をガラスシート20の所定の位置にガラスシート20に沿って形成することで、後で画定される。従って、図1Cの描写は、本開示を通して使用される“周辺部分”のより良い理解をもたらすために提供される。
本開示の装置及び方法はガラスシート20の2つの周辺部分を除去することに限定されない。他の実施形態では、一つだけの周辺部分が除去されてもよい。或いは、本開示の装置及び方法を利用してガラスシート20の3つ以上の周辺部分を除去しうる。また、除去される周辺部分はビーズ又はこぶ領域を含む又は備える必要はない。本開示の装置及び方法は任意のガラスシートのビーズ又はこぶ領域を含む部分である場合とでない場合がある周辺部分を除去するために使用されてよい。例えば、本書に開示された装置及び方法はビーズ又はこぶ領域のないガラスシートをサイズ変更するのに使用されうる。
上記の背景を念頭において、上記ガラスシート20などのガラスシートを処理するための本開示の原理に係るガラスシート周辺部分除去装置100の部分が図2に簡略化されて示されている。基準点として、図2はガラスシート20が除去装置100にロードされた動作初期段階(又はサイクル開始)を描く。除去装置100は支持装置102、切り込み装置104、力印加装置106、及びバックアップ棒組立体108を含む。様々な部品についての詳細は下記に提供される。しかし、大まかに言えば、支持装置102はガラスシート20を切り込み装置104、力印加装置106、及びバックアップ棒組立体108に対して所定の位置に位置付けて維持する。切り込み装置104はガラスシート20に切り込み線、ベンツ、又はスクライブを形成するように動作可能である。力印加装置106は押す力をガラスシート20の周辺部分に印加し切り込み線での周辺部分の分離を引き起こすように動作可能である。また、力印加装置106はバックアップ棒組立体108と共に分離後周辺部分を制御する。基準点として、第1側縁表面30を含みそれに隣接したガラスシート20の部分を処理するための除去装置100が図2に描かれている。幾つかの随意の実施形態では、除去装置100は、例えば支持装置102の反対側に位置する追加の(例えば、同一の)切り込み装置、力印加装置、及びバックアップ棒組立体を備えることで、第2側縁表面32(図1A)に隣接して同様な周辺部分除去動作を実行するように構成されうる。設けられた場合、除去装置100は第1側縁表面30の近傍及び第2側縁表面32の近傍の周辺部分の除去を同時に実行するように任意選択で動作しうる。
支持装置102はガラスシート20に非破壊的なやり方で接し係合するのに適切な様々な形態を取りガラスシート20の所定の姿勢を除去装置100において確立しうる。周辺部分除去動作の前及び間に支持装置102の特定の構成がガラスシート20の所望の向きをもたらすために選択されうる。例えば、幾つかの非限定の実施形態では、支持装置102は、ガラスシート20の互いに反対側の主表面22、24とそれぞれ第3側縁表面34(図1A)の近傍で係合するように構成され配置された対向するクランプアーム120、122を含みうる。他の支持装置の構造も受け入れられる。それでも、支持装置102により確立された所定の姿勢は、図2に示すように主要保持平面124を含むか又は画定する。基準点として、ガラスシート20の互いに反対側の主表面22、24は通常概ね同一平面上(即ち、真に同一平面関係から5度以内)で、ガラスシート20の主要平面は、従って互いに反対側の主表面22、24と同一平面上にある。ガラスシート20が支持装置102によって保持される時、ガラスシート20の主要平面は支持装置102の主要保持平面124の向き(又は同一平面)になる。例えば、支持装置102がクランプアーム120、122を含む場合、各アーム120、122はそれぞれクランプ面126、128で終端する。クランプ面126、128は、主要保持平面124がクランプ面126、128の間の中央に位置しそれらと同一平面上にあるように同一平面上にありうる。ガラスシート20のための主要保持平面を確立するのに適合した他の支持装置構造も受け入れられ、クランプアームを含む場合と含まない場合がある。
幾つかの実施形態では、本開示の装置及び方法はガラスシート20が垂直向きである間にガラスシート20を処理するように意図されている。これら及び関連する実施形態では、支持装置102は主要保持平面124を、従って、ガラスシート20を概ね垂直向きに確立するように構成される。この関係の例が図3に更に示されている。垂直向きの場合、第3側縁表面34はガラスシート20の上側縁表面と考えることができ、第4側縁表面36は底側縁表面と考えることができる。これらの非限定の実施形態では、クランプアーム120、122は吊り下げシステム130、例えば垂直ガラスシート吊り下げ搬送機に取り付けられたクランプの一部でありうる。通常、ガラスシート20は先ず除去装置100外でクランプアーム120、122と係合され、次に搬送機によって除去装置100内に移動される。それでも、幾つかの非限定の実施形態では、支持装置102はガラスシート20を概ね垂直向きに保持する(即ち、第1主表面22は重力加速度ベクトルに対して10度以下の角度を向く)ように構成されうる。他の実施形態では、本開示の装置及び方法は垂直向きでないガラスシートに周辺部分除去動作を実行するのに適合される。これら及び関連する実施形態では、支持装置102は吊り下げシステムに取り付けられたクランプ装置を含む場合と含まない場合がある他の形態を取りうる。例えば、支持装置102は主要保持平面124(図2)を概ね水平向きに、概ね垂直と概ね水平の間の角度でなどに確立するように構成されることができ、ガラスシート20はそのように確立された向きに保持される。厳密な構成に拘らず、図2に概ね示されているように、幾つかの実施形態では、支持装置102は除去される周辺部分に沿ってガラスシート20と係合もしないし直接接触もしないように構成される(下記で明らかになるように)。
主要保持平面124に加えて、除去装置100において支持装置102によって決められる所定の姿勢は、ガラスシート20の他の特徴を示唆する。例えば、ガラスシート20は、支持装置102に対する第1主側表面30の位置は算出されうるか又は既知であるように支持装置102にロードされる(例えば、ガラスシート20の寸法が見積られるか、測定されるか、又は既知であり、ガラスシート20が支持装置102に関して中央に置かれる場合、支持装置102の中心線(又は他の位置)から第1主側表面30までの距離は算出されうるか又は既知である)。従って、ガラスシート20の所望の部分での周辺部分分離及び除去動作を実行するための切り込み装置104、力印加装置106、及び/又はバックアップ棒組立体108の有利な位置及び/又は動作は支持装置102に対して決められるか又は指定されうる。例えば、図3の非限定の実施形態を追加参照すると、支持装置102は中心線132を有するか又は確立でき、ガラスシート20は互いに反対側の第1及び第2側縁表面30、32が中心線132を中央にするように支持装置102にロードされうる。図2及び3に共通のX、Y、Z座標系を基準として、中心線132と第1側縁表面30のX軸方向の距離は算出されうるか又は既知である。除去装置100における支持装置102の算出された又は既知の最終位置において、中心線132(又は支持装置102の他の幾何学的識別子)と1つ以上の他の部品(例えば、切り込み装置104、力印加装置106、バックアップ棒組立体108など)のX軸方向の距離も算出されうるか又は既知である。従って、より詳しく下記に記載するように、X軸方向の支持装置102の算出された又は既知の最終位置は、第1側縁表面30を、例えば切り込み装置104に対して所望の位置に位置付けるように選択されうる。或いは又は加えて、切り込み装置104の部品(ことによると除去装置100の他の部品、例えば力印加装置106、バックアップ棒組立体108などに加えて)は支持装置102の既知の又は算出された最終位置に対してX軸方向に移動させられ、第1側縁表面30に対して所望の位置でガラスシート20に接しうる。簡略化された例として、除去される周辺部分の所望の幅が1cmである場合、切り込み線は有益にも第1側縁表面30から1cmに形成される。ガラスシート20が400cmの既知の又は算出された幅(X軸方向の寸法)を有し中心線132を中央にする場合、第1側縁表面30から1cmは中心線132から199cmである。従って、この簡略化された例では、支持装置102の最終位置は切り込み装置104に対して配置され、及び/又は切り込み装置104は中心線132から199cmに切り込み線を作るよう動作するように切り込み装置104は支持装置102の最終位置に対して配置される。これらの説明から、除去装置100の様々な部品の配置は中心線132又は支持装置102の他の既知の位置を基準として記述されうることは理解されるであろう。
図2を参照すると、切り込み装置104は切り込み線、ベンツ、又はスクライブをガラスシート20に作るための当分野で既知の様々な形態を取りうる。例えば、切り込み装置104は塔142に載せられた機械切り込み輪140を含みうる。大まかに言えば、塔142は切り込み輪140を移動させガラスシート20に接触させたり離したりし(接触は第1主表面22で始まる)、切り込み輪140は塔142に沿って横切り(例えば、図2の紙面から出たり入ったり)切り込み線を作る。段鼻棒材又はバー144も設けられてよい。当分野で知られているように、切り込み装置104は段鼻棒材144を切り込み輪140と対向してガラスシート20に接触させるように動作しうる(例えば、切り込み輪140が第1主表面22に接触する場合、第2主表面24に接触する)。そう配置された時、段鼻棒材144はガラスシート20を切り込み輪140から印加された力に抗して支え、ガラスシート20がそれに当接して曲がり周辺部分の分離を容易にしうる表面を提供する。他のガラスシート切り込み配置又は構成も受け入れられる(例えば、切り込み棒、レーザー切り込み、超音波、高圧水噴射など)。それでも、切り込み装置104は、切り込み線を、例えば中心線132(図3)又は支持装置102の他の既知の空間特徴に対して既知の又は所定の空間位置に作るように支持装置102に対して構成配置される。言い換えると図2で、切り込み輪140はガラスシート20にまだ接触していない。下記のような切り込み装置104の次の動作で、切り込み輪140は、主要保持平面124と図2に146で示された切り込み位置で交差する切り込み面に沿ってガラスシート20に接触させられる(切り込み装置104の切り込み位置146は、ガラスシート20が実際に存在するか否かに拘らず指定又は決定されうることは理解される)。切り込み装置104の既知の又は所定の構成及び動作は、切り込み位置146が支持装置102の中心線132(又は他の空間特徴)から主要保持平面124に沿った(例えば、X軸方向の)算出された又は既知の距離にあるような構成及び動作である。図2は切り込み装置104が切り込み輪140を初期状態からガラスシート20に切り込み位置146に対応するか又は整列した点で接触するまで直線方向に移動するように動作することを示唆するが、他の実施形態では、切り込み装置104は切り込み生成部品(例えば、切り込み輪140)を、非線形進行路を通って初期状態からガラスシート20へ非直線移動させるよう構成されうる。それでも、支持装置102及び切り込み装置104は、切り込み装置104の切り込み位置146が支持装置102の中心線132(又は他の空間特徴)から既知の又は所定の距離にあるように協調して構成されうる。除去装置100の他の部品又は特徴の配置は、下記のようにガラスシート20の空間特徴から独立して切り込み位置146を基準として記述されうる。他の実施形態では、除去装置100の部品又は特徴の配置は、ガラスシート20の空間特徴、例えば第1側縁表面30を基準として記述されうる。
力印加装置106は押し棒150、台152、及び駆動部154を含む。押し棒150は台152に装着され接触面156で終端する。押し棒150はガラスに力を容易に移す又は印加するように構成された剛性又は半剛性体である。幾つかの非限定の実施形態では、押し棒150又は少なくとも押し棒150の接触面156を提供する部品は、例えば、段鼻棒材144で又はとして従来使用される材料に類似した高温シリコンゴム材料である。押し棒150、特に接触面156の形は、他の形(とがった、湾曲した、曲線状の、不規則ななど)も受け入れられるが図示のように平らでありうる。例えば、押し棒150は正方形棒、円形棒などでありうる。幾つかの非限定の実施形態では、押し棒150は基部への交換可能な挿入のために成形された押し出し成形体でありうる。接触面156の幅158はガラスシート20に接するのに十分な表面面積を生じるように選択され、幾つかの実施形態では、50ミリメートル(mm)以下で、任意選択で40mm以下で、幾つかの実施形態では、30mm以下で、他の非限定の実施形態では、およそ12mmでありうる。従って、幾つかの実施形態では、接触面156の幅158はガラスシート周辺部分除去装置で従来使用される真空カップの直径未満である。接触面156は幅158に亘って直線状であるとして概ね例示されているが、他の実施形態では、接触面156は丸められガラスシート20と接線接触又は線接触してもよい。幾つかの実施形態では、押し棒150の長さ(図2の紙面から出たり入ったりするY軸寸法)は、支持装置102により所定の位置に配置された時にガラスシート20の予測され対応する寸法に近い又は超えるように選択される。例えば、図1Aを追加参照して、除去装置100がガラスシート20の第1側縁表面30を含む周辺部分を除去するように動作する場合、押し棒150の長さは第1側縁表面30の寸法又は長さ(又は第3及び第4側縁表面34、36間のガラスシート20の寸法)より大きくてもよい。この任意選択の構造の故に、下記のように周辺部分除去動作の間、接触面156はより均一に力を、ガラスシート20を横切って働かせ又は移しうる。他の実施形態では、押し棒150はガラスシート20の全体を横切って延在しないようにサイズが決められうる。図2は力印加装置106を1つの押し棒150を含むとして示しているが、他の実施形態では、2つ以上の押し棒が設けられうる。
台152は押し棒150を支持し、押し棒150を矢印160で示される方向に移動させるための様々な部品及び/又は機構を含む(例えば、台152は静止基部又は枠にスライド可能に装着されうる)。幾つかの実施形態では、方向160は主要保持平面124に概ね垂直(即ち、真の垂直から10度以内)でありうる。方向160と主要保持平面124との他の関係も想像される。また、方向160は直線状又は真っ直ぐであるとして例示されているが、他の実施形態では、台152は押し棒150を湾曲した又は曲線状の経路に沿って移動させるように構成されうる。図2に示す台152のホーム又はサイクル開始位置において、幾つかの実施形態では下記に明らかにされる理由で、接触面156及び切り込み輪140が主要保持平面124の同じ側にあるように押し棒150は位置している。
駆動部154は台152を駆動し押し棒150を所望のやり方で方向160に沿って移動させるように通常構成される。幾つかの実施形態では、駆動部154は駆動装置170及びコントローラ172を含む。駆動装置170は台152、従って、押し棒150の方向160のガラスシート20の周辺部分を切り込み線に沿って分離するのに適した速度及び力での動力移動(下記により詳細に記述するように)を実行するのに適した様々な形態を取りうる。従って、駆動装置170は空気圧ベース(例えば、1つ以上の空気圧シリンダー)、油圧ベース、発動機を備えたなどでありうる。コントローラ172は駆動装置170の作動を制御し、駆動装置170を所望のやり方で動作させるようにプログラム(ハードウェア、ソフトウェアなど)されたコンピュータ又はコンピュータのような機器(例えば、PLC、コンピュータなど)であっても又は含んでもよい。例えば、幾つかの任意選択の実施形態では、駆動部154はサーボモーターシステムで、ユーザーが動作パラメータ(例えば、速度、ストローク位置、タイミングなど)を容易に変更又は調整するのを許すユーザーインターフェースを含む。幾つかの実施形態では、駆動部154の動作は支持装置102及び切り込み装置104の1つ又は両方の動作と電子的に協調させられる。コントローラ172は支持装置102を動作させるコントローラ(不図示)及び切り込み装置104を動作させるコントローラ(不図示)に電子的に接続されうる。例えば、システムコントローラ又はコンピュータは、支持装置102、切り込み装置104、及び駆動部コントローラ172とインターフェースし下記プロセス及び方法を自動的に実行するようにプログラムされうる(ハードウェア又はソフトウェア)。
力印加装置106は、例えば支持装置102の中心線132(図3)及び/又は切り込み装置104の切り込み位置146に対する既知の又は所定の空間位置で保持されたガラスシート20に接触するように構成され支持装置102及び切り込み装置104に対して配置される。図2で、接触面156はガラスシート20とまだ接触していない。下記に記述するように力印加装置106の次の動作で、接触面156は、主要保持平面124と図2の176で示された押し位置で交差する押し平面に沿ってガラスシート22と接触させられる(力印加装置106の押し位置176はガラスシート20が実際に存在するか否かに拘らず指定又は算出されうることは理解される)。力印加装置106の既知の又は所定の構成及び動作は、押し位置176が主要保持平面124に沿った(例えば、X軸方向の)中心線132及び/又は切り込み位置146に対する算出された又は既知の位置にあるような構成及び動作である。例えば、幾つかの実施形態では、除去装置100は、中心線132(又は支持装置102の他の空間特徴)から切り込み位置146までの距離が中心線132(又は他の空間特徴)から押し位置176までの距離より小さいように構成される。言い換えると、除去装置100は、主要保持平面124に対して(例えば、X軸方向に)押し位置176が切り込み位置146の外側又は越えた所にあるように構成される。関連する実施形態では、除去装置100の構成は、除去装置100に初めにロードされたガラスシート20を基準として記述されることができ、押し位置176は第1側縁表面30と切り込み位置146の間にあることが含まれる。
バックアップ棒組立体108は、第1バックアップ体182及び第2バックアップ体184など1つ以上のバックアップ体を維持する枠180を通常含む。バックアップ体182、184は、ガラスに接するのに適した様々な形態(例えば、棒、ロッドなど)を取り、枠180から係合面、例えば第1係合面186(第1バックアップ体182により提供される)及び第2係合面188(第2バックアップ体184により提供される)まで延在しうる。2つ(又はより多く)が設けられた場合、バックアップ体182、184、従って、それぞれの係合面186、188は枠180に沿って互いに間隔をあけられうる。また、バックアップ棒組立体108は、第1係合面186が第2係合面188に比べて主要保持平面124のより近くに位置するように構成される。
特に、幾つかの実施形態では、除去装置100は、下記の周辺部分除去動作の間、枠180、従って、バックアップ体182、184が静止したままであり、バックアップ棒組立体108はバックアップ体182、184に印加される予測される力に抗するように構成される。例えば、枠180(又は枠180に取り付けられた他の物体)がガラス製造施設の床に強固に設置されうる。これら及び同様の静止構造の故に、バックアップ棒組立体108は、下記で明らかにされる理由で第1係合面186が主要保持平面124、切り込み位置146、及び押し位置176に対して指定された位置に維持されるように構成され配置される。また、第2係合面188は主要保持平面124と向かい合う方向に第1係合面186からずれた指定の位置に維持される。
例えば、第1係合面186が切り込み装置104の切り込み位置146と力印加装置106の押し位置176の空間的に間の位置に維持される。言い換えると、主要保持平面124に垂直に第1係合面186から延びる想像上の線(例えば、Z軸方向の想像上の線)は主要保持平面124と第1バックアップ位置190で交差する。幾つかの実施形態では、除去装置100は第1バックアップ位置190が切り込み位置146と押し位置176の間となるように構成される。或いは、幾つかの実施形態では、中心線132(図3)から第1係合面186までの主要保持平面124に平行な方向の直線距離は中心線132と切り込み位置146の直線距離より大きく、中心線132と押し位置176の直線距離より小さいように除去装置100は構成される。加えて、第1係合面186は、主要保持平面124からガラスシート20の周辺部分の残りの部分からの形成された切り込み線での折れ曲がり及び分離を許すのに十分な距離に維持される(下記により詳細に説明される)。幾つかの実施形態では、第1係合面186と主要保持平面124の特定の距離は、特定のガラスシート20の組成及び厚みを含む様々なプロセスパラメータの関数として選択されうる。より大まかに言えば、第1係合面186は切り込み装置104と向かい合う主要保持平面124に対して切り込み装置104の動作の前及び間ガラスシート20に接触しないように位置付けられると記述されうる。
幾つかの実施形態では、第2係合面188は力印加装置106の押し位置176と第1係合面186の空間的に間の位置に維持される。言い換えると、主要保持平面124に垂直に第2係合面188から延びる想像上の線(例えば、Z軸方向の想像上の線)は主要保持平面124と第2バックアップ位置192で交差する。幾つかの実施形態では、除去装置100は第2バックアップ位置192が押し位置176と第1バックアップ位置190の間となるように構成される。或いは、幾つかの実施形態では、中心線132(図3)から第2係合面188までの主要保持平面124に平行な方向の直線距離は中心線132と第1係合面186の直線距離より大きく、中心線132と押し位置176の直線距離より大きいように除去装置100は構成される。加えて、第2係合面188は主要保持平面124から第1係合面186と主要保持平面124の距離より大きい距離に維持される(下記で明らかにされる理由で)。
上記の第1及び第2係合面186、188の空間配置は様々なやり方で達成されうる。例えば、幾つかの実施形態では、枠180が空間にしっかり固定され(即ち、下記の周辺部分除去動作の間に予想される力を受けた時に動かない)、第1及び第2バックアップ体182、184を図示のように維持する。他の実施形態では、枠180は基部(不図示)に枠180の選択的動きを許すやり方で装着され、第1及び第2バックアップ体182、184、従って、第1及び第2係合面186、188を望むように位置付けしうる。例えば、枠180は駆動装置、例えば、空気圧ベースドライブ(例えば、1つ以上の空気圧シリンダー)、油圧ベースドライブ、発動機を備えたドライブなどにより制御可能に操作されうる。更に他の実施形態では、バックアップ体182、184の1つ又は両方が枠180に可動に結合されている。この任意選択の構造で、枠180は大まかな空間配置を可能にすることができ、バックアップ体182、184の1つ又は両方がより正確にそれぞれの係合面186、188を望むように位置付けするように枠180に対して非直線移動させられうる。関連する実施形態では、主要保持平面124とバックアップ棒組立体108の1つ以上の部品の距離、例えば主要保持平面124と第1係合面186の所望の距離及び/又は主要保持平面124と第2係合面188の距離は特定のガラスシート取扱い動作のために決定され、その所望の距離を達成するためにバックアップ棒組立体108は操作されうる(例えば、駆動装置(不図示))。
幾つかの実施形態では、除去装置100の構成及び配置は、例えば主要保持平面124に平行な方向の距離に関して除去装置100に保持されたガラスシート20の第1側縁表面30を基準として記述されうる。例えば、切り込み装置104の切り込み位置146は第1側縁表面30から第1距離D1に位置する。第1係合面186は第1側縁表面30から第2距離D2に位置し、第2距離D2は第1距離D1より小さい。力印加装置106の押し位置176は第1側縁表面30から第3距離D3に位置し、第3距離D3は第2距離D2より小さい。最後に、第2係合面188は第1側縁表面30から第4距離D4に位置し、第4距離D4は第3距離D3より小さい。
本開示の原理に係る、例えば除去装置100(図2)の動作によりガラスシートの周辺部分を除去するための方法300の非限定の例は、図4に概略的に示されている。ステップ302から始まり、図5Aを追加参照すると、ガラスシート20は先ず除去装置100において又はにより受け取られ所定の姿勢に配置される。例えば、ガラスシート20は支持装置102に固定され、支持装置102はガラスシート20を所定の、そうでなければ上記のように除去装置100の他の部品に対して算出された又は既知の関係を有する位置に位置付け保持するように動作する。幾つかの実施形態では、支持装置102はガラスシート20を主要保持平面124に維持し、第1側縁表面30の既知の又は算出された位置を確立する。基準点として、図5A~5Fで示された周辺部分除去動作及び方法は、第1側縁表面30を含む周辺部分の除去に関係する。ガラスシート20は第1側縁表面30において第1ビーズ領域40を含む場合と含まない場合があることを思い出すであろう。図示の容易さのため、第1ビーズ領域40は残りの図5B~5Fでは示されていない。
ステップ304では、切り込み線はガラスシート20の第1主表面30上に形成される。例えば、図5Bを参照すると、切り込み装置104は切り込み輪140を(例えば、矢印200の方向に)第1主表面22と接触するように移動させるように動作し、次に切り込み輪140の動作が続き、切り込み線又はベンツ210(概ね参照される)を作る。幾つかの実施形態では、切り込み線210は第3側縁表面34(図1Aで最も良く見える)の近傍から第4側縁表面36(図1A)の近傍まで延びうるが、切り込み輪140(又は他の切り込み形成具)は第3及び/又は第4側縁表面34、36のまさに縁線に直接接触しないことがある。他の実施形態では、切り込み線210は第3及び第4側縁表面34、36の1つ又は両方のまさに縁線にまで延びてもよい。それでも、切り込み線210はガラスシート20の周辺部分220と中央領域222との境界を定め、周辺部分220は切り込み線210と第1側縁表面30の間に画定される。幾つかの実施形態では、切り込み線210を形成するステップ(即ち、ステップ304)では、周辺部分220は切り込み線形成動作の間、除去装置100によって本質的に拘束も保持もされない(例えば、切り込み線210が作られている間、周辺部分220の小部分に切り込み線210の所で接触している段鼻棒材144を除いて、力印加装置106及びバックアップ棒組立体108を含む除去装置100の他の部品は周辺部分220に接触も係合もしていない)。これら及び同様の実施形態では、切り込み線形成の間、真空カップアレイ又はクランプが周辺部分と係合する幾つかの従来の周辺部分除去装置及び方法と違って、切り込み線210が形成される時、変形応力は周辺部分220に引き起こされない。基準点として、もし周辺部分220が切り込み線210形成の間拘束されるならば、変形応力が周辺部分に引き起こされ、そして均一な切り込みを妨げることがあり、周辺部分220を中央領域222から切り込み線210に沿って分離するのを達成するのに必要なエネルギーを増加させることがある。
ステップ306では、接触面156が第1主表面22に周辺部分220に沿って接触するように押し棒150がバックアップ棒組立体108の方向に移動させられる。例えば、図5Cで力印加装置106が動作し押し棒150を方向226にガラスシート20に向かって移動させ、図5Bの配置と比べてバックアップ棒組立体108により近い。接触面156は第1主表面22に周辺部分220に沿って接触させられている(図示の容易さのため周辺部分220は図5Cでは符号を付けられていない)。言い換えると、接触面156は第1側縁表面30と切り込み線210の間の位置で第1主表面22に接触させられる。幾つかの実施形態では、力印加装置106の動作は切り込み装置104の動作とタイミング合わせ又は相互関連させられ、切り込み線210が完成した直後に、接触面156は第1主表面22と係合する。例えば、力印加装置106は押し棒150のガラスシート20に向かう移動を切り込み線210の完成前(例えば、切り込み輪40の切り込み動作がまだ終わっていない)に開始させるように動作しうる。幾つかの実施形態では、切り込み装置104の動作タイミングが決められているか又は既知である場合、切り込み線210が完成後1秒未満で接触面156は第1主表面22と接触しうる。これら及び同様の実施形態では、この効率的な動作は有利にも周辺部分除去プロセスの全体サイクル時間を低減しうる。
押し棒150は方向226(即ち、バックアップ棒組立体108の方向)に更に移動させられ、ステップ308で周辺部分220(図5B)に中央領域222(図5B)から切り込み線210に沿って分離させる。例えば、図5Dで、力印加装置106は押し棒150を方向226に更に移動させる(図5Cの配置と比べて)ように動作させられていて、押す力が周辺部分220に接触面156において印加されている。バックアップ棒組立体108の方向の押し棒150の継続進行により、周辺部分220は中央領域222に対して切り込み線210でたわまされるか又は曲げられる。幾つかの実施形態では、段鼻棒材144は周辺部分220がその周りをたわみうる表面を提供できる。周辺部分220がたわまされる時、ガラスシート20は切り込み線210で割れ、最終的に完全に中央領域222から分離する。図5Dで示されるように、周辺部分220が最初に完全に中央領域222から分離する瞬間に周辺部分220はバックアップ棒組立体108に接触していない。上記のように、第1係合面186はバックアップ棒組立体108のガラスシート20に最も近い部分を代表する。これに留意して、バックアップ棒組立体108は第1係合面186が周辺部分220のたわみと干渉も妨げもしないで切り込み線210で完全な分離を達成するのに十分なように構成又は配置される。基準点として、切り込み線210で完全な分離を実行するのに必要なたわみのレベル又は量(例えば、周辺部分220と中央領域222の間の角度)はプロセス変数、例えばガラスシート20の組成、ガラスシート20の厚み、切り込み線210の深さ及び品質、ガラスシート20の温度などに依存することがあり、幾つかの実施形態では、およそ7度である場合がある。幾つかの実施形態では、周辺部分除去動作の前にバックアップ棒組立体108はこれらの特性のうち1つ以上に応じて(又は試運転などに基づいて)調整され、周辺部分220の必要なたわみと干渉も妨げもしないように第1係合面186を位置付けうる。
ステップ310では、押し棒150は方向226(即ち、バックアップ棒組立体108に向かう方向)に更に移動させられ押し棒150とバックアップ棒組立体108の間に分離された周辺部分を捕える。例えば、図5Eでは、力印加装置106は押し棒150を方向226に更に移動させるように動作したところである(図5Dの配置に比べて)。分離された周辺部分は図5Eで符号220’が付けられもはやガラスシート20の残りと繋がっても一部でもないことを更に明確にする。ガラスシート20の以前の記述と一貫して、分離された周辺部分220’は符号22’、24’が付けられた互いに反対側の主表面を有し第1側縁表面30及び切り込み縁230で終端する。図5Eは中央領域222の新たに形成された切り込み縁232も示す。押し棒150の継続する動きは押す力を分離された周辺部分220’に印加し、第2主表面24’を第1係合面186と接触するように向ける。基準点として、ガラスシート20が周辺部分除去プロセスの間垂直向きである実施形態では、分離された周辺部分220’が中央領域222から完全に離れると直ぐ(即ち、図5Dの配置)、分離された周辺部分220’は重力の下で落下を始める。従って、分離された周辺部分220’が接触面156に沿って垂直に落下又はスライドすることがある間、押し棒150の継続する進行の故に、分離された周辺部分220’は第1係合面186に向けられるであろう。
押し棒150は図5Eの配置から方向226に更に移動させられ、分離された周辺部分220’に第1係合面186の周りを旋回させる。例えば、図5Eの瞬間に第1係合面186は第2主表面24’と接触し、第1係合面186と第1側縁表面30の間の位置で接触面156は第1主表面22’と接触する。従って、押し棒150が更に進行するとともに、分離された周辺部分220’は旋回し、そして分離された周辺部分220’の切り込み縁230を中央領域222の切り込み縁232から離す。幾つかの実施形態では、次に除去装置100は、分離された周辺部分220’が中央領域222と接触又は損傷する可能性を制限又は無くすように動作する。
押し棒150の方向226の進行が継続し、図5Fに示すように分離された周辺部分220’を第2係合面188と接触するように向ける。図5Eと図5Fの比較は、押し棒150の進行により第1係合面186の周りの分離された周辺部分220’の旋回を更に示す。図5Fの配置では、分離された周辺部分220’は押し棒150とバックアップ棒組立体108の間に捕えられている。特に、第1及び第2係合面186、188は第2主表面24’と接触し、一方、第1及び第2係合面186、188の間の位置で接触面156は第1主表面22’と接触する。押し棒150が分離された周辺部分220’及びバックアップ棒組立体108に力を印加し続け、組立体108は係合面186、188でこの印加された力に抗しながら、分離された周辺部分220’は捕えられ、もはや回転しない(又はガラスシート20が垂直向きで処理されている状況下で落下しない)。分離された周辺部分220’は捕えられた配置で概ね平面であると示されているが、幾つかの実施形態では、分離された周辺部分220’は接触面156でたわむか曲がるかしてもよい(例えば、分離された周辺部分220’の厚み及び/又は押し棒150により印加されている力に依って)。
幾つかの実施形態では、本開示の方法は、押し棒150がガラスシート20との初期接触点(即ち、図5Cの状態)から分離された周辺部分220’を捕える点(即ち、図5Fの状態)まで継続して移動又は進行することを含む。幾つかの実施形態では、押し棒150は一定の速度で進行させられる。他の実施形態では、押し棒150の速度は除去動作の間変わりうる。それでも、幾つかの実施形態では、初期接触点から捕える点まで押し棒150の進行距離及び/又は進行速度はガラスシート20の厚みと、ガラスシート20が垂直向きで処理されている実施形態では、分離された周辺部分220’の許容できる又は所望の落下距離(例えば、分離された周辺部分220’が分離点から捕捉点まで落下しうる距離、下記のように除去装置100から解放された時に分離された周辺部分220’が次に落下するのを許される距離など)との関数として変わりうる。本開示の幾つかの方法で、押し棒150の所望の進行距離及び/又は進行速度は予め決定され、除去装置100はその決定に従って構成される。例えば、幾つかの実施形態では、駆動部154(図2)は押し棒150の所望の進行距離及び/又は速度を生成するようにプログラムされ、バックアップ棒組立体108は第1係合面186及び/又は第2係合面188をガラスシート20などから所望の距離に位置付けるように配置される。
ステップ312では、分離された周辺部分220’は押し棒150及びバックアップ棒組立体108から解放される。例えば、幾つかの実施形態では、押し棒150は係合面186、188から離され(即ち、方向226と反対方向に)、及び/又はバックアップ棒組立体108は係合面186、188を押し棒150から離すよう動作する。解放されると、分離された周辺部分220’は中央領域222から更に離されうる。例えば、ガラスシート20が垂直向きで処理される場合、分離された周辺部分220’が解放されると、分離された周辺部分220’は重力の下で落下し、例えば収集箱(例えば、割れたガラスのシュート又はコンベアを介して)に入るであろう。これら及び同様の実施形態では、落下する分離された周辺部分220’の経路は除去装置100により随意に制御され又は指定されうる。例えば、除去装置100は、捕捉状態の分離された周辺部分220’に溜まったエネルギーをゆっくりと解放させるためにゆっくり押し棒150をバックアップ棒組立体108から後退させるように動作しうる。これらの状況下で、分離された周辺部分220’は平面のままで単に垂直に落下する。幾つかの実施形態では、押し棒150はバックアップ棒組立体108から速やかに後退させられ、捕捉され分離された周辺部分220’に溜まったエネルギーは速やかに解放させられうる。これらの状況下で、分離された周辺部分220’は落下しながら、「バウンド」又は当たって方向が変わり、ことによると回転することがある。解放され分離された周辺部分220’を取り除くための他の手法も受け入れられる。
分離された周辺部分220’が取り除かれると、中央領域222は所望のように更に処理されうる。例えば、支持装置102は中央領域222を別の処理装置(例えば、洗浄ステーション、保管、出荷など)に搬送するように動作しうる。それでも、除去装置100は、別のガラスシートを処理するために自動的に図5Aのホーム又はサイクル開始位置に戻りうる。
図4に示された方法は本開示のほんの一例である。他の実施形態では、例えば、図4のステップの1つ以上を省略できる。加えて又は或いは、他のステップを追加できる。本書に開示した特定の実施形態は代表的で、従って非限定であるよう意図されていることは理解されるべきである。幾つかの実施形態では、処理されるガラスシートはガラス製造システムにより形成されうるか、ガラスリボンから分離されたガラスシートとして提供されうるか、別のガラスシートから分離されたガラスシートとして提供されうるか、ガラスシートの一巻きから伸ばし出されたガラスシートとして提供されうるか、積み重ねたガラスシートから得られたガラスシートとして提供されうるか、又は自立したガラスシートとして提供されうる。
上記のように、本開示の周辺部分除去装置及び方法は、ガラス製造システムの一部として、例えば、ドロー動作でガラスを製造するガラス製造システムで有用でありうる。幾つかの非限定の実施形態が図6に提供される。図6は概ねドロー動作でガラスを製造するのに使用されるガラス製造システムを描く。ガラス製造システムはバッチ材料を処理して溶けたガラスにし、次に溶けたガラスは形成装置に導入され、そこから溶けたガラスが流れ出てガラスリボンを形成する。下記の説明は融合ガラス作製プロセスによりガラスシートを形成する文脈で提示されるが、本書に記載した原理は、溶けたガラスが閉じた又は部分的に閉じた空間内に入れられ溶けたガラスから生成されるガラスリボンの冷却が望まれる広い範囲の工程に適用できる。従って、本書に開示した原理は、下記の特定の実施形態によって限定されず、例えば、フロート、上方ドロー、スロット式、及びフーコー式プロセスなどの他のガラス作製プロセスにおいて使用されてもよい。
図6を参照すると、ガラス製造システム400はガラスリボン形成装置410、分離装置412、搬送装置414、及び除去装置100を含む。形成装置410は融合プロセスを実行するように構成され、溶融容器450、清澄容器452、混合容器454、送達容器456、形成機458、及びドロー装置460を含む。形成装置410は、バッチ材料を溶融し結合して溶けたガラスにし、溶けたガラスを分散させ暫定形状にし、ガラスが冷え粘度が増すと共に張力をガラスリボン462に加えてガラスリボン462の寸法を制御することで、バッチ材料から途切れのないガラスリボン462を作製する。分離装置412は、ガラスが粘弾性遷移を経てガラスシート20に安定な寸法特性を与える機械的特性を持った後、ガラスリボン462から個別のガラスシート20を切り出す。ガラスリボン462の粘弾性領域はほぼガラスの軟化点からガラスの歪み点まで延びる。歪み点未満ではガラスは弾性的に振舞うと考えられる。
動作時、ガラスを形成するためのバッチ材料は矢印464が示すように溶融容器450に導入され、溶融されて溶けたガラス466を形成する。溶けたガラス466は、溶融容器450の温度より高い温度に維持された清澄容器452内に流れ込む。清澄容器452から溶けたガラス466は混合容器454に流れ込み、そこで溶けたガラス466は、溶けたガラス466を均質にする混合プロセスを経る。溶けたガラス466は混合容器454から送達容器456へ流れ、送達容器456は溶けたガラス466を、下降管468を通して入口470へ及び形成機458内へ届ける。
図6に描かれた形成機458は融合ドロープロセスで使用され高い表面品質と小さい厚みばらつきとを有するガラスリボン462を作製する。形成機458は溶けたガラス466を受ける開口を有する。溶けたガラス466は槽472に流れ込み、次にあふれ出て槽472の側面474(それらの1つが図6で見える)を2つの部分的なリボン部分に分かれて流れ落ち形成機458の底縁(根元)476の下で融合する。溶けたままのガラス466の2つの部分的なリボン部分は形成機458の根元476の下の位置で互いに再結合(例えば、融合)してガラスリボン462を形成する。ガラスリボン462は形成機458からドロー装置460により下方へ引っ張られる。図示し本書に記載した形成装置410は融合ドロープロセスを実行するが、これに限定されないがスロットドロー装置などを含む他の形成装置を使用してもよいことは理解されるべきである。ドロー装置460は当業者に既知の1つ以上のローラー組立体(不図示)を含みうる。ローラー組立体はドロー装置460に沿った位置に配置され、ガラスリボン462がドロー装置460を通る間ガラスリボン462に接触する。
分離装置412はガラス分離器480を含みうる。多様なガラス分離器480が本開示の実施形態において提供されるかもしれない。例えば、切り込み線482をガラスリボン462に入れ分離されるべきガラスシート20を画定できる移動アンビル機が設けられてもよい。幾つかの実施形態では、けがき針(例えば、切り込み輪、ダイアモンド先刃など)を当業者により理解されるように使用できる。幾つかの実施形態では、レーザー使用分離装置を当業者により理解されるように設けられてもよい。
幾つかの実施形態では、搬送装置414の部品はガラスリボン462からのガラスシート20の分離を助けうる。例えば、搬送装置414は ガラスリボン462に対してガラスシート20を曲げて切り込み線482に沿ってガラスリボン462からガラスシート20を分離するように動作するエンドエフェクタ486を有するロボット484を含みうる。
ロボット484は分離されたガラスシート20を除去装置100に届けるように動作しうる。他の実施形態では、ガラスシート20は搬送装置414によって中間ステーションに搬送され、次に除去装置100に搬送される。それでも、除去装置100は上述したように動作し、1つ以上の周辺部分をガラスシート20から取り除く。除去装置100での処理はガラスシート20をガラスシート物品490に遷移させ(例えば、ビーズ領域を取り除き、サイズを減少させるなど)、物品490は矢印492で示されるように次の取り扱い及び/又は処理作用を受けうる。
本開示の除去装置、ガラス製造システム、及び方法は、以前の構成と比べて著しい改善を提供する。機械切り込みプロセス及び曲げ/割るプロセスの間、ガラスシートの取り除くべき周辺部分は保持も拘束もされていない。従って、もしあれば、最小の応力が周辺部分に引き起こされ、それにより切り込み線形成を向上させ、分離のために必要なエネルギーを低減する。また、本開示の除去装置及び方法は、周辺部分を捕捉するための真空カップの従来の使用をなくしうる。結果として、真空カップと関連する増加したサイクル時間、表面面積、及び交換の心配を防止する。
請求項の対象の範囲から逸脱することなく、様々な部分変更及び変形が本書に記載した実施形態にされうる。従って、本書に記載した様々な実施形態の部分変更及び変形が添付の請求項及びそれらの等価物の範囲内に入る場合、本明細書はそのような部分変更及び変形を包含するように意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラスシートの周辺部分を取り除くための方法であって、
第2主表面と反対側の第1主表面、第2側縁表面と反対側の第1側縁表面、及び第4側縁表面と反対側の第3側縁表面を有するガラスシートを受け取るステップであって、前記各側縁表面は前記第1主表面と前記第2主表面を接続する、ステップと、
前記第1及び第2主表面を固定することで前記ガラスシートを所定の姿勢に置くステップと、
前記第1主表面に前記第3側縁表面の近傍から前記第4側縁表面の近傍まで延びる切り込み線を形成するステップであって、前記切り込み線は前記ガラスシートの中央領域と前記ガラスシートの周辺部分との境界を画定し、前記周辺部分は前記切り込み線と前記第1側縁表面の間に画定される、ステップと、
a)押し棒が前記周辺部分に沿って前記第1主表面に接触するように前記押し棒をバックアップ棒組立体の方向に移動させるステップであって、前記押し棒を移動させる該ステップの前には前記押し棒は前記第1主表面から間隔があいていて、前記バックアップ棒組立体は前記ガラスシートに関して前記押し棒と反対側に位置し前記第2主表面から間隔があいている、ステップと、
b)ステップa)に続いて、前記周辺部分を前記切り込み線に沿って前記中央領域から分離させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップと、
c)ステップb)に続いて、前記分離した周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップと
を含む方法。
実施形態2
ステップa)~c)は 前記押し棒の前記方向の継続移動により連続して実行される、実施形態1記載の方法。
実施形態3
前記バックアップ棒組立体は第1係合面を備え、
ステップb)に続いて、ステップc)の前に、前記分離した周辺部分の前記第2主表面を前記第1係合面に接触させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップを更に含む実施形態1記載の方法。
実施形態4
前記分離した周辺部分の前記第2主表面を前記第1係合面に接触させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップは、前記分離した周辺部分は前記第1係合面の周りに旋回することを含む、実施形態3記載の方法。
実施形態5
ステップb)に直ぐ続いて、前記分離した周辺部分は前記第1側縁表面と反対側の切り込まれた側縁を有し、前記分離した周辺部分は前記第1係合面の周りに旋回する前記ステップは前記切り込まれた側縁が前記中央領域から離れることを含む、実施形態4記載の方法。
実施形態6
前記分離した周辺部分の前記第2主表面を前記第1係合面に接触させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップは、前記分離した周辺部分の前記第1側縁表面と前記第1係合面の直線距離は前記分離した周辺部分の前記第1側縁表面と前記押し棒の直線距離より大きいことを含む、実施形態4記載の方法。
実施形態7
前記バックアップ棒組立体は前記第1係合面から間隔があいた第2係合面を更に備え、ステップc)は前記分離した周辺部分の前記第2主表面に接触している前記第1及び第2係合面と前記分離した周辺部分の前記第1主表面に接触している前記押し棒とを含む、実施形態4記載の方法。
実施形態8
ステップc)は前記分離した周辺部分の前記第1側縁表面と前記第1係合面の直線距離は前記分離した周辺部分の前記第1側縁表面と前記押し棒の直線距離より大きいことと、前記分離した周辺部分の前記第1側縁表面と前記押し棒の直線距離は前記分離した周辺部分の前記第1側縁表面と前記第2係合面の直線距離より大きいこととを含む、実施形態7記載の方法。
実施形態9
ステップc)に続いて、前記押し棒及び前記バックアップ棒組立体から前記分離した周辺部分を解放するステップを更に含む実施形態1記載の方法。
実施形態10
前記所定の姿勢は、概ね垂直向きの前記ガラスシートを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態11
切り込み線を形成する前記ステップの間、前記周辺部分に前記第1及び第2主表面に沿って印加されている力がないことを特徴とする実施形態1記載の方法。
実施形態12
第2主表面と反対側の第1主表面を有するガラスシートの中央領域から周辺部分を離し除去するための装置であって、
前記ガラスシートを、主要保持平面を有する所定の姿勢に置くのに適合した支持装置と、
前記第1主表面に前記周辺部分と前記中央領域との境界を画定する切り込み線を形成するのに適合した切り込み装置と、
押し棒を備える力印加装置と、
第1係合面を有するバックアップ棒組立体と
を備え、
該除去装置は、前記押し棒及び前記第1係合面が前記主要保持平面の互いに反対側に配置されているサイクル開始状態を有し、
前記力印加装置は、前記押し棒を前記第1係合面の方向に移動させ順次、
前記押し棒に押す力を前記第1主表面に前記周辺部分において印加させて前記周辺部分を前記切り込み線において前記中央領域から分離させ、
前記押し棒に押す力を前記分離された周辺部分の前記第1主表面に印加させて前記分離された周辺部分を前記第1係合面に接触させ、
前記押し棒に押す力を前記分離された周辺部分の前記第1主表面に印加させて前記分離された周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するのに適合している、除去装置。
実施形態13
前記バックアップ棒組立体は前記第1係合面から間隔があいた第2係合面を更に有する、実施形態12記載の装置。
実施形態14
前記バックアップ棒組立体は、前記押し棒の前記方向の移動で、前記分離された周辺部分が前記第1係合面に接触させられ次に第2係合面に接触させられるように構成され前記押し棒に対して配置されている、実施形態13記載の装置。
実施形態15
前記第1係合面と前記主要保持平面の前記主要保持平面に垂直な方向の距離は、前記第2係合面と前記主要保持平面の前記主要平面に垂直な方向の距離より小さい、実施形態14記載の装置。
実施形態16
前記切り込み装置は、前記主要保持平面に切り込み位置で交差する切り込み平面に沿って切り込み線を作るように構成され前記支持装置に対して配置され、前記第1係合面は前記第1係合面から前記主要保持平面に垂直に延びる想像上の線が前記主要保持平面と第1バックアップ位置で交差するような位置に維持され、前記力印加装置は押し位置で前記主要保持平面に交差する押し平面に沿って前記押し棒を動かすように構成され前記切り込み装置に対して配置され、前記切り込み位置と前記押し位置の間に前記第1バックアップ位置があるように構成された実施形態12記載の装置。
実施形態17
前記バックアップ棒組立体は、第2係合面から前記主要保持平面に垂直に延びる想像上の線が前記主要保持平面と第2バックアップ位置で交差するような位置に維持された該第2係合面を更に有し、前記押し位置は前記第1バックアップ位置と前記第2バックアップ位置の間にある、実施形態16記載の装置。
実施形態18
前記支持装置は前記主要保持平面が概ね垂直であるような吊り下げ組立体から成る、実施形態12記載の装置。
実施形態19
前記力印加装置は前記押し棒を前記方向に駆動するためのサーボモーター作動器を更に備える、実施形態14記載の装置。
実施形態20
ガラスシート物品を作製するための方法であって、
ガラスリボンを形成するステップと、
前記ガラスリボンから互いに反対側の第1及び第2主表面を有するガラスシートを分離するステップと、
第2主表面と反対側の第1主表面、第2側縁表面と反対側の第1側縁表面、及び第4側縁表面と反対側の第3側縁表面を有する前記ガラスシートを除去装置へ届けるステップと、
前記除去装置を動作させて
前記ガラスシートを所定の姿勢に置くステップと、
前記第1主表面に切り込み線を形成するステップであって、前記切り込み線は前記ガラスシートの中央領域と前記ガラスシートの周辺部分との境界を画定し、前記周辺部分は前記切り込み線と前記第1側縁表面の間に画定される、ステップと、
a)押し棒が前記周辺部分に沿って前記第1主表面に接触するように前記押し棒をバックアップ棒組立体の方向に移動させるステップであって、前記押し棒を移動させる該ステップの前には前記押し棒は前記第1主表面から間隔があいていて、前記バックアップ棒組立体は前記ガラスシートに関して前記押し棒と反対側に位置し前記第2主表面から間隔があいている、ステップと、
b)ステップa)に続いて、前記周辺部分を前記切り込み線に沿って前記中央領域から分離させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップと、
c)ステップb)に続いて、前記分離した周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップと
を含み、
前記周辺部分の除去後、前記中央領域は前記ガラスシート物品を構成する、方法。
20 ガラスシート
22、24 主表面
30、32、34、36 側縁表面
40、42 ビーズ領域
44 中央領域
50、52 周辺部分
100 除去装置
102 支持装置
104 切り込み装置
106 力印加装置
108 バックアップ棒組立体
120、122 クランプアーム
124 主要保持平面
126、128 クランプ面
130 吊り下げシステム
132 中心線
140 切り込み輪
144 段鼻棒材
146 切り込み位置
150 押し棒
152 台
154 駆動部
156 接触面
170 駆動装置
172 コントローラ
176 押し位置
182、184 バックアップ体
186、188 係合面
190、192 バックアップ位置
220 周辺部分
222 中央領域
400 ガラス製造システム
410 ガラスリボン形成装置
412 分離装置
414 搬送装置
450 溶融容器
452 清澄容器
454 混合容器
456 送達容器
458 形成機
460 ドロー装置
462 ガラスリボン
466 溶けたガラス
468 下降管
470 入口
472 槽
474 側面
476 底縁
486 エンドエフェクタ
490 ガラスシート物品

Claims (14)

  1. ガラスシートの周辺部分を取り除くための方法であって、
    第2主表面と反対側の第1主表面、第2側縁表面と反対側の第1側縁表面、及び第4側縁表面と反対側の第3側縁表面を有するガラスシートを受け取るステップであって、前記第1側縁表面、前記第2側縁表面、前記第3側縁表面、及び前記第4側縁表面は前記第1主表面と前記第2主表面と接している、ステップと、
    前記第1及び第2主表面を固定することで前記ガラスシートを所定の姿勢に置くステップと、
    前記第1主表面に前記第3側縁表面の近傍から前記第4側縁表面の近傍まで延びる切り込み線を形成するステップであって、前記切り込み線は前記ガラスシートの中央領域と前記ガラスシートの周辺部分との境界を画定し、前記周辺部分は前記切り込み線と前記第1側縁表面の間に画定される、ステップと、
    a)押し棒が前記周辺部分に沿って前記第1主表面に接触するように前記押し棒をバックアップ棒組立体の方向に移動させるステップであって、前記押し棒を移動させる該ステップの前には前記押し棒は前記第1主表面から間隔があいていて、前記バックアップ棒組立体は前記ガラスシートに関して前記押し棒と反対側に位置し前記第2主表面から間隔があいている、ステップと、
    b)ステップa)に続いて、前記周辺部分を前記切り込み線に沿って前記中央領域から分離させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップと、
    c)ステップb)に続いて、前記分離した周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップと
    を含む方法。
  2. ステップa)~c)は 前記押し棒の前記方向の継続移動により連続して実行される、請求項1記載の方法。
  3. 前記バックアップ棒組立体は第1係合面を備え、
    ステップb)に続いて、ステップc)の前に、前記分離した周辺部分の前記第2主表面を前記第1係合面に接触させるために前記方向に前記押し棒を更に移動させるステップを更に含む請求項1記載の方法。
  4. ステップc)に続いて、前記押し棒及び前記バックアップ棒組立体から前記分離した周辺部分を解放するステップを更に含む請求項1記載の方法。
  5. 前記所定の姿勢は、概ね垂直向きの前記ガラスシートを含む、請求項1記載の方法。
  6. 切り込み線を形成する前記ステップの間、前記周辺部分に前記第1及び第2主表面に沿って印加されている力がないことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 第2主表面と反対側の第1主表面を有するガラスシートの中央領域から周辺部分を離し除去するための除去装置であって、該除去装置は、
    前記ガラスシートを、主要保持平面を有する所定の姿勢に置くのに適合した支持装置と、
    前記第1主表面に前記周辺部分と前記中央領域との境界を画定する切り込み線を形成するのに適合した切り込み装置と、
    押し棒を備える力印加装置と、
    第1係合面を有するバックアップ棒組立体と
    を備え、
    前記除去装置は、前記押し棒及び前記第1係合面が前記主要保持平面の互いに反対側に配置されているサイクル開始状態を有し、
    前記力印加装置は、前記押し棒を前記第1係合面の方向に移動させ順次、
    前記押し棒に押す力を前記第1主表面に前記周辺部分において印加させて前記周辺部分を前記切り込み線において前記中央領域から分離させ、
    前記押し棒に押す力を前記分離された周辺部分の前記第1主表面に印加させて前記分離された周辺部分を前記第1係合面に接触させ、
    前記押し棒に押す力を前記分離された周辺部分の前記第1主表面に印加させて前記分離された周辺部分を前記押し棒と前記バックアップ棒組立体の間に捕捉するのに適合している、除去装置。
  8. 前記バックアップ棒組立体は前記第1係合面から間隔があいた第2係合面を更に有する、請求項7記載の装置。
  9. 前記バックアップ棒組立体は、前記押し棒の前記方向の移動で、前記分離された周辺部分が前記第1係合面に接触させられ次に第2係合面に接触させられるように構成され前記押し棒に対して配置されている、請求項8記載の装置。
  10. 前記第1係合面と前記主要保持平面の前記主要保持平面に垂直な方向の距離は、前記第2係合面と前記主要保持平面の前記主要保持平面に垂直な方向の距離より小さい、請求項9記載の装置。
  11. 前記切り込み装置は、前記主要保持平面に切り込み位置で交差する切り込み平面に沿って切り込み線を作るように構成され前記支持装置に対して配置され、前記第1係合面は前記第1係合面から前記主要保持平面に垂直に延びる想像上の線が前記主要保持平面と第1バックアップ位置で交差するような位置に維持され、前記力印加装置は押し位置で前記主要保持平面に交差する押し平面に沿って前記押し棒を動かすように構成され前記切り込み装置に対して配置され、前記切り込み位置と前記押し位置の間に前記第1バックアップ位置があるように構成された請求項7記載の装置。
  12. 前記バックアップ棒組立体は、第2係合面から前記主要保持平面に垂直に延びる想像上の線が前記主要保持平面と第2バックアップ位置で交差するような位置に維持された該第2係合面を更に有し、前記押し位置は前記第1バックアップ位置と前記第2バックアップ位置の間にある、請求項11記載の装置。
  13. 前記支持装置は前記主要保持平面が概ね垂直であるような吊り下げ組立体から成る、請求項7記載の装置。
  14. 前記力印加装置は前記押し棒を前記方向に駆動するためのサーボモーター作動器を更に備える、請求項9記載の装置。
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