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JP7325639B2 - エレベータのドア装置及びそのベルト掴み具 - Google Patents
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JP7325639B2 - エレベータのドア装置及びそのベルト掴み具 - Google Patents

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Description

本開示は、エレベータのドア装置及びそのベルト掴み具に関するものである。
従来のエレベータのかごドア装置において、ドアフレームは、垂直部と水平部とを有している。水平部の下面には、ドアモータが固定されている。ドアモータには、第1プーリが設けられている。垂直部には、第2プーリが設けられている。第1プーリ及び第2プーリには、無端状のベルトが巻き掛けられている。
ベルトの上側部分には、第1掴み具の上端部が接続されている。第1掴み具の下端部は、第1かごドアに固定されている。ベルトの下側部分には、第2掴み具の上端部が接続されている。第2掴み具の下端部は、第2かごドアに固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4531899号公報
従来、上記のようなかごドア装置において、第1掴み具のベルトへの接続部には、平板状の押さえ部材と複数本のボルトとが設けられている。押さえ部材は、複数本のボルトによって第1掴み具の上端部に固定されている。ベルトの上側部分は、複数本のボルトを締め付けることにより、第1掴み具の上端部と押さえ部材との間に挟み込まれている。複数本のボルトは、ベルトの幅方向の両側において鉛直下向きに配置されている。第2掴み具のベルトへの接続部も、第1掴み具のベルトへの接続部と同様に構成されている。
このような構成では、複数本のボルトがベルトの幅方向の両側に配置されているため、かごの奥行方向への第1掴み具及び第2掴み具の寸法が大きい。これにより、かごドア装置の厚さ寸法、即ちかごの奥行方向についてのかごドア装置の寸法が大きくなっている。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ドア装置を薄型化することができるエレベータのドア装置及びそのベルト掴み具を得ることを目的とする。
本開示に係るエレベータのドア装置は、ドア、無端状の歯付きベルト、及びドアと歯付きベルトとの間に設けられており、歯付きベルトの動きをドアに伝達するベルト掴み具を備え、ベルト掴み具は、掴み具本体、掴み具本体に固定されている押さえ部材、押さえ部材を掴み具本体に固定している固定具、及び掴み具本体に設けられている押し付け具を備え、掴み具本体は、上下方向に沿って配置されており、ドアに接続されている接続部と、接続部から突出している第1対向部とを有しており、押さえ部材は、第1対向部に対向しており、第1対向部との間に歯付きベルトを挟み込んでいる第2対向部と、下方へ行くに従って接続部から離れている傾斜部とを有しており、接続部には、傾斜部に対向するねじ孔が設けられており、押し付け具は、ねじ孔にねじ込まれている押し付けボルトを有しており、固定具を緩めた状態で押し付けボルトを回転操作して、押し付けボルトを傾斜部側へ移動させることによって、傾斜部が押され、押さえ部材が第1対向部に近付く方向へ移動する。
本開示に係るエレベータのドア装置のベルト掴み具は、掴み具本体、掴み具本体に固定される押さえ部材、押さえ部材を掴み具本体に固定する固定具、及び掴み具本体に設けられる押し付け具を備え、掴み具本体は、上下方向に沿って配置され、ドアに接続される接続部と、接続部から突出している第1対向部とを有しており、押さえ部材は、第1対向部に対向し、第1対向部との間に歯付きベルトを挟み込む第2対向部と、下方へ行くに従って接続部から離れている傾斜部とを有しており、接続部には、傾斜部に対向するねじ孔が設けられており、押し付け具は、ねじ孔にねじ込まれる押し付けボルトを有しており、固定具を緩めた状態で押し付けボルトを回転操作して、押し付けボルトを傾斜部側へ移動させることによって、傾斜部が押され、押さえ部材が第1対向部に近付く方向へ移動する。
本開示のエレベータのドア装置及びそのベルト掴み具によれば、ドア装置を薄型化することができる。
実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。 図1のかごの要部を乗場側から見た正面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 図2の第1ベルト掴み具をかごドアフレーム側から見た背面図である。 図4の第1ベルト掴み具を示す左側面図である。 図5の第1ベルト掴み具を示す斜視図である。 図5の第1ベルト掴み具を図6とは異なる方向から見た斜視図である。 図2の第2ベルト掴み具を示す斜視図である。 図2の第2ベルト掴み具を図8とは異なる方向から見た斜視図である。 実施の形態2による第1ベルト掴み具の要部を示す斜視図である。 図10の第1ベルト掴み具を示す平面図である。 実施の形態2による第2ベルト掴み具の要部を示す斜視図である。 図8の第2ベルト掴み具の変形例を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上方には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3、そらせ車4、及びエレベータ制御装置5が設置されている。
巻上機3は、駆動シーブ6、図示しない巻上機モータ、及び図示しない巻上機ブレーキを有している。巻上機モータは、駆動シーブ6を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の回転を制動する。
駆動シーブ6及びそらせ車4には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の第1端部には、かご8が接続されている。懸架体7の第2端部には、釣合おもり9が接続されている。
かご8及び釣合おもり9は、懸架体7により吊り下げられており、駆動シーブ6を回転させることにより昇降路1内を昇降する。エレベータ制御装置5は、巻上機3を制御することにより、かご8の運行を制御する。
昇降路1内には、図示しない一対のかごガイドレールと、図示しない一対の釣合おもりガイドレールとが設置されている。一対のかごガイドレールは、かご8の昇降を案内する。一対の釣合おもりガイドレールは、釣合おもり9の昇降を案内する。
かご8は、かご枠10及びかご室11を有している。かご枠10には、懸架体7が接続されている。かご室11は、かご枠10に支持されている。かご室11の前面には、第1かごドア12a及び第2かごドア12bが設けられている。第1かごドア12a及び第2かごドア12bは、互いに反対方向へ水平にスライドすることにより、かご出入口を開閉する。
かご8上には、ドアコントローラ13が設けられている。ドアコントローラ13は、第1かごドア12a及び第2かごドア12bの開閉動作を制御する。
複数階の乗場には、第1乗場ドア14a及び第2乗場ドア14bがそれぞれ設けられている。第1乗場ドア14a及び第2乗場ドア14bは、互いに反対方向へ水平にスライドすることにより、乗場出入口を開閉する。また、第1乗場ドア14a及び第2乗場ドア14bは、かご8の着床時に第1かごドア12a及び第2かごドア12bに連動して開閉動作する。
図2は、図1のかご8の要部を乗場側から見た正面図である。かご出入口の上部には、かごドアフレーム21が固定されている。かごドアフレーム21には、かごドアレール22が設けられている。かごドアレール22は、かご出入口の幅方向に平行、かつ水平に、かごドアフレーム21に形成されている。かご出入口の幅方向は、第1かごドア12a及び第2かごドア12bの開閉動作方向に平行な方向であり、図2の左右方向である。
かごドアフレーム21の長手方向の第1端部には、ドアモータ23が設けられている。かごドアフレーム21の長手方向は、かご出入口の幅方向に平行な方向である。ドアモータ23としては、薄型モータが用いられている。薄型モータは、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の寸法よりも小さいモータである。
ドアモータ23には、第1プーリ24が接続されている。第1プーリ24は、ドアモータ23に対して、かご室11側に配置されている。また、第1プーリ24は、ドアモータ23によって回転される。
かごドアフレーム21の長手方向の第2端部には、第2プーリ25が設けられている。第1プーリ24及び第2プーリ25には、無端状の歯付きベルト26が巻かれている。
第1かごドア12aは、第1ドアパネル27及び第1ドアハンガ28を有している。第1ドアハンガ28は、第1ドアパネル27の上部に固定されている。
第2かごドア12bは、第2ドアパネル29及び第2ドアハンガ30を有している。第2ドアハンガ30は、第2ドアパネル29の上部に固定されている。
第1かごドア12a及び第2かごドア12bは、かごドアレール22から吊り下げられており、かごドアレール22に沿って開閉動作する。
第1かごドア12aは、第1ベルト掴み具31を介して、歯付きベルト26の下側部分に接続されている。即ち、第1ベルト掴み具31は、第1かごドア12aと歯付きベルト26との間に設けられている。第1ベルト掴み具31の下端部は、第1ドアハンガ28に接続されている。
第2かごドア12bは、第2ベルト掴み具32を介して、歯付きベルト26の上側部分に接続されている。即ち、第2ベルト掴み具32は、第2かごドア12bと歯付きベルト26との間に設けられている。第2ベルト掴み具32の下端部は、第2ドアハンガ30に接続されている。
第1プーリ24が回転すると、歯付きベルト26が循環するとともに、第2プーリ25が回転する。このとき、第1ベルト掴み具31は、歯付きベルト26の下側部分の動きを、第1かごドア12aに伝達する。また、第2ベルト掴み具32は、歯付きベルト26の上側部分の動きを、第2かごドア12bに伝達する。これにより、第1かごドア12a及び第2かごドア12bが開閉動作する。
実施の形態1のかごドア装置は、第1かごドア12a、第2かごドア12b、かごドアフレーム21、ドアモータ23、第1プーリ24、第2プーリ25、歯付きベルト26、第1ベルト掴み具31、及び第2ベルト掴み具32を有している。
図3は、図2のIII-III線に沿う断面図である。第1ドアハンガ28及び第2ドアハンガ30には、一対のハンガローラ33と、一対のアップスラストローラ34とが それぞれ設けられている。各ハンガローラ33は、第1かごドア12a及び第2かごドア12bの開閉動作時に、かごドアレール22上を転がりながら移動する。
各アップスラストローラ34は、対応するハンガローラ33の真下に配置されている。また、各アップスラストローラ34は、対応するハンガローラ33のかごドアレール22からの脱落を防止する。
かご出入口の床部には、図示しないかご敷居が設けられている。ドアモータ23は、かご敷居線SLよりもかご室11側に配置されている。即ち、ドアモータ23は、かご敷居線SLよりも乗場側へ突出していない。かご敷居線SLは、第1かごドア12a及び第2かごドア12bの開閉動作方向に沿って見て、かご敷居における乗場側の端面を鉛直上方へ延長した直線である。
図4は、図2の第1ベルト掴み具31をかごドアフレーム21側から見た背面図である。図5は、図4の第1ベルト掴み具31を示す左側面図である。図6は、図5の第1ベルト掴み具31を示す斜視図である。図7は、図5の第1ベルト掴み具31を図6とは異なる方向から見た斜視図である。図5~図7では、歯付きベルト26が省略されている。
第1ベルト掴み具31は、掴み具本体41、押さえ部材42、噛み合い部材43、固定具としての一対の固定ボルト44、押し付け具としての押し付けボルト45、及び止めナット46を有している。
掴み具本体41は、金属製の平板をL字形に折り曲げて形成されている。また、掴み具本体41は、接続部41aと、第1対向部41bとを有している。
接続部41aは、上下方向に沿って配置されている。また、接続部41aの下端部は、第1ドアハンガ28に接続されている。
第1対向部41bは、接続部41aの上端から、接続部41aに対して直角に突出している。即ち、第1対向部41bは、水平に配置されている。
押さえ部材42は、一対の固定ボルト44によって、掴み具本体41に固定されている。また、押さえ部材42は、金属製の平板を折り曲げて形成されている。また、押さえ部材42は、重ね部42aと、第2対向部42bと、傾斜部42cとを有している。
重ね部42aは、接続部41aに重ねられている。また、重ね部42aには、一対の第1ねじ孔42dが設けられている。各第1ねじ孔42dには、対応する固定ボルト44がねじ込まれている。
接続部41aには、一対の長孔41cが設けられている。各長孔41cには、対応する固定ボルト44が通されている。一対の固定ボルト44を緩めることによって、押さえ部材42は、一対の長孔41cに沿って、掴み具本体41に対して上下方向へ移動可能となる。
一対の固定ボルト44の頭部は、接続部41aに対して、押さえ部材42とは反対側に位置している。即ち、各固定ボルト44は、乗場側から、対応する長孔41cに通され、対応する第1ねじ孔42dにねじ込まれている。
第2対向部42bは、重ね部42aの上端から、重ね部42aに対して直角に突出している。即ち、第2対向部42bは、水平に配置されている。また、第2対向部42bは、第1対向部41bの真下に配置されており、第1対向部41bに対向している。また、第2対向部42bは、第1対向部41bに対して平行に配置されている。また、第2対向部42bは、第1対向部41bとの間に歯付きベルト26を挟み込む。
傾斜部42cは、重ね部42aの下端から、接続部41a及び重ね部42aに対して斜め下方へ突出している。即ち、傾斜部42cは、下方へ行くに従って、接続部41aから離れている。
噛み合い部材43は、第1対向部41bと第2対向部42bとの間に設けられている。また、噛み合い部材43は、鉄、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属により構成されている。また、噛み合い部材43は、非金属により構成されていてもよい。非金属としては、例えば樹脂が挙げられる。樹脂としては、例えばプラスチックが挙げられる。また、噛み合い部材43は、平板状の基部43aと、複数の歯43bと、突起部とを有している。
複数の歯43bは、それぞれ基部43aから同方向へ突出しており、歯付きベルト26に接している。これにより、噛み合い部材43は、歯付きベルト26と噛み合っている。
実施の形態1の突起部は、第1突起部43cと、第2突起部43dとを有している。第1突起部43c及び第2突起部43dは、基部43aから、複数の歯43bとは反対方向へ突出している。
第1突起部43cは、歯付きベルト26の長手方向における基部43aの第1端部に設けられている。第2突起部43dは、歯付きベルト26の長手方向における基部43aの第2端部に設けられている。歯付きベルト26の長手方向は、かご出入口の幅方向に平行な方向であり、図4のX軸に平行な方向である。基部43aの第2端部は、基部43aの第1端部とは反対側の端部である。
第1突起部43cは、歯付きベルト26の長手方向における第1対向部41bの第1端面に当たっている。第2突起部43dは、歯付きベルト26の長手方向における第1対向部41bの第2端面に当たっている。
これにより、第1突起部43c及び第2突起部43dは、歯付きベルト26の長手方向への掴み具本体41に対する噛み合い部材43の移動を阻止している。第1対向部41bの第2端面は、第1対向部41bの第1端面とは反対側の端面である。
噛み合い部材43における第1突起部43cと第2突起部43dとの間には、嵌合溝43eが形成されている。第1対向部41bは、嵌合溝43eに嵌合されている。噛み合い部材43と、歯付きベルト26の下側部分とは、第1対向部41bと第2対向部42bとの間に挟み込まれている。そして、歯付きベルト26の下側部分は、噛み合い部材43と第2対向部42bとの間に挟み込まれている。
噛み合い部材43の断面であって、歯付きベルト26の幅方向に直交する断面の形状は、歯付きベルト26の幅方向に平行な方向の全体に渡って同じである。噛み合い部材43は、引き抜き加工により製造されている。
歯付きベルト26の幅方向は、歯付きベルト26の長手方向に直角、かつ厚さ方向に直角な方向であり、図4及び図5のY軸に平行な方向である。歯付きベルト26の厚さ方向は、上下方向に平行な方向であり、図4及び図5のZ軸に平行な方向である。
接続部41aには、第2ねじ孔41dが設けられている。第2ねじ孔41dは、傾斜部42cに対向している。押し付けボルト45は、第2ねじ孔41dにねじ込まれており、接続部41aを貫通している。押し付けボルト45の先端は、傾斜部42cに当てられている。
押し付けボルト45の頭部は、接続部41aに対して、押さえ部材42とは反対側に位置している。即ち、押し付けボルト45は、乗場側から第2ねじ孔41dにねじ込まれている。
一対の固定ボルト44を緩めた状態で押し付けボルト45を回転操作して、押し付けボルト45を傾斜部42c側へ移動させることによって、押し付けボルト45によって傾斜部42cが押される。これにより、押さえ部材42は、第1対向部41bに近付く方向、即ち上方へ移動する。従って、押し付けボルト45は、第2対向部42bを第1対向部41b側へ押し付けることによって、噛み合い部材43に歯付きベルト26を押し付ける。
止めナット46は、接続部41aに対して、押さえ部材42とは反対側に配置されている。また、止めナット46は、接続部41aに接している。止めナット46には、押し付けボルト45がねじ込まれている。
図8は、図2の第2ベルト掴み具32を示す斜視図である。図9は、図2の第2ベルト掴み具32を図8とは異なる方向から見た斜視図である。第2ベルト掴み具32の構成は、第1ベルト掴み具31と同様である。
但し、第2ベルト掴み具32における接続部41aの上下方向寸法は、第1ベルト掴み具31における接続部41aの上下方向寸法よりも大きい。また、第2ベルト掴み具32における噛み合い部材43は、第1ベルト掴み具31における噛み合い部材43に対して、上下逆向きに配置されている。
第1突起部43cは、歯付きベルト26の長手方向における第2対向部42bの第1端面に当たっている。第2突起部43dは、歯付きベルト26の長手方向における第2対向部42bの第2端面に当たっている。
これにより、第1突起部43c及び第2突起部43dは、歯付きベルト26の長手方向への掴み具本体41に対する基部43aの移動を阻止している。第2対向部42bの第2端面は、第2対向部42bの第1端面とは反対側の端面である。
第2対向部42bは、嵌合溝43eに嵌合されている。噛み合い部材43と、歯付きベルト26の上側部分とは、第1対向部41bと第2対向部42bとの間に挟み込まれている。そして、歯付きベルト26の上側部分は、噛み合い部材43と第1対向部41bとの間に挟み込まれている。
図3に示すように、かごドアフレーム21の長手方向に沿って見たとき、第2ベルト掴み具32の押し付けボルト45の頭部は、かご室11の奥行方向についてドアモータ23の厚さの範囲内に配置されている。かご室11の奥行方向は、かご出入口の幅方向及び上下方向に直角な方向であり、図3の左右方向である。
また、図3には第1ベルト掴み具31が示されていないが、かごドアフレーム21の長手方向に沿って見たとき、第1ベルト掴み具31の押し付けボルト45の頭部も、かご室11の奥行方向についてドアモータ23の厚さの範囲内に配置されている。
また、かごドアフレーム21の長手方向に沿って見たとき、第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32の押し付けボルト45の頭部は、それぞれドアモータ23と重なっている。
このようなかごドア装置、第1ベルト掴み具31、及び第2ベルト掴み具32では、押さえ部材42に傾斜部42cが設けられている。また、接続部41aには、傾斜部42cに対向する第2ねじ孔41dが設けられている。そして、押し付けボルト45は、押さえ部材42の傾斜部42cを押すことにより、楔のように機能し、第2対向部42bを第1対向部41b側へ押し付ける。
このように、押し付けボルト45の水平方向への移動が押さえ部材42の上方への移動に変換される。このため、第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32を歯付きベルト26に取り付けるための押し付けボルト45をそれぞれ水平に配置することができる。
これにより、複数本のボルトが、歯付きベルト26の幅方向の両側において鉛直下向きに配置される構成と比べて、歯付きベルト26の幅方向への第1対向部41bの寸法を小さくすることができる。この結果、かご室11の奥行方向への第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32の寸法を縮小することができ、かごドア装置を薄型化することができる。
また、かごドア装置を薄型化することにより、図3に示すように、ドアモータ23を、かご室11の天井の上ではなく、かご室11の天井よりも下方であって、かご室11の前方に配置することができる。
これにより、実施の形態1のかごドア装置の適用範囲を拡大することができる。即ち、実施の形態1のかごドア装置を標準仕様とした場合、特注仕様のかごドア装置にも、実施の形態1のかごドア装置を転用することができる。
特注仕様のかごドア装置としては、例えば、減速機付きのかごドア装置、高天井タイプのかご室に設置されるかごドア装置が挙げられる。これらの特注仕様のかごドア装置では、例えば、図3のかごドアフレーム21の上に小プーリ及びドアモータ23が配置され、図3のドアモータ23の位置に大プーリが配置されてもよい。
また、かご出入口の上端からの歯付きベルト26の高さを一定にすることができる。これにより、第1かごドア12a及び第2かごドア12bの高さを一定にすることができる。また、乗場ドア装置との高さずれを補正する必要がない。また、かご室11の天井の高さの違いによるかごドア装置の適用変更を低減することができ、エレベータの仕様によらず、かごドア装置をモジュールとして生産することができる。
また、実施の形態1のかごドア装置によれば、押し付けボルト45に対する作業を正面から行うことができ、十分な作業スペースを確保することができる。従って、第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32を歯付きベルト26に容易に取り付けることができる。また、かごドア装置の周囲のスペースを、効率的に使用することができる。
また、接続部41aには、一対の長孔41cが設けられているので、簡単な構成によって、掴み具本体41に対して押さえ部材42を上下動させることができる。
また、噛み合い部材43が歯付きベルト26と噛み合っているため、一対の固定ボルト44に多少の緩みが生じても、掴み具本体41に対して歯付きベルト26がずれることがない。このため、一対の固定ボルト44を増し締めする頻度を下げることができ、保守作業の手間を軽減することができる。
また、噛み合い部材43に第1突起部43c及び第2突起部43dが設けられている。そして、第1突起部43c及び第2突起部43dは、第1対向部41b及び第2対向部42bのいずれか一方に当たることによって、歯付きベルト26の長手方向への掴み具本体41に対する噛み合い部材43の移動を阻止する。このため、歯付きベルト26に対する第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32のずれをより確実に抑制することができる。
また、第1ベルト掴み具31と第2ベルト掴み具32とにおいて、共通の噛み合い部材43を使用することができる。
また、噛み合い部材43の断面であって、歯付きベルト26の幅方向に直交する断面の形状は、歯付きベルト26の幅方向に平行な方向の全体に渡って同じである。このため、噛み合い部材43を、引き抜き加工により容易に製造することができる。
また、突起部は、第1突起部43cと第2突起部43dとを有している。このため、開閉方向の両方向について、歯付きベルト26に対する第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32のずれを抑制することができる。
実施の形態2.
次に、図10は、実施の形態2による第1ベルト掴み具31の要部を示す斜視図である。図11は、図10の第1ベルト掴み具31を示す平面図である。実施の形態2の第1ベルト掴み具31における第1対向部41bの先端部は、嵌合溝43eから突出している。そして、第1対向部41bの先端部には、一対の第1移動規制部41gが設けられている。
一対の第1移動規制部41gは、歯付きベルト26の長手方向における第1対向部41bの両端から、外側へ突出している。一対の第1移動規制部41gは、第1突起部43c及び第2突起部43dに当たることによって、歯付きベルト26の長手方向に直角かつ水平な方向への噛み合い部材43の移動を規制する。
各第1移動規制部41gにおける噛み合い部材43に対向する面は、噛み合い部材43の端面に対して傾斜している。
図12は、実施の形態2による第2ベルト掴み具32の要部を示す斜視図である。実施の形態2の第2ベルト掴み具32における第2対向部42bの先端部は、嵌合溝43eから突出している。そして、第2対向部42bの先端部には、一対の第2移動規制部42eが設けられている。
一対の第2移動規制部42eは、歯付きベルト26の長手方向における第2対向部42bの両端から、外側へ突出している。一対の第2移動規制部42eは、第1突起部43c及び第2突起部43dに当たることによって、歯付きベルト26の長手方向に直角かつ水平な方向への噛み合い部材43の移動を規制する。
各第2移動規制部42eにおける噛み合い部材43に対向する面は、噛み合い部材43の端面に対して傾斜している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、押さえ部材42を移動させる際に、噛み合い部材43が適正な位置からずれたり落下したりすることを抑制し、作業性を向上させることができる。
なお、実施の形態2において、移動規制部の数及び位置は、上記の例に限定されない。
また、実施の形態2において、各第1移動規制部41gにおける噛み合い部材43に対向する面は、傾斜面に限定されず、例えば噛み合い部材43の端面に対して平行な平面であってもよい。同様に、各第2移動規制部42eにおける噛み合い部材43に対向する面は、傾斜面に限定されず、例えば噛み合い部材43の端面に対して平行な平面であってもよい。
また、実施の形態1、2では、押し付けボルト45によって傾斜部42cを直接押しているが、押し付けボルト45と傾斜部42cとの間に別の部材を介在させてもよい。
また、実施の形態1、2において、第1突起部43c及び第2突起部43dのいずれか一方を省略してもよい。この場合、第1かごドア12a及び第2かごドア12bの開閉動作方向の一方向について、歯付きベルト26に対する第1ベルト掴み具31及び第2ベルト掴み具32のずれを抑制することができる。
また、例えば図13に示すように、第1突起部43c及び第2突起部43dの両方を省略してもよい。
また、第1突起部43c及び第2突起部43dの代わりに、歯付きベルト26の長手方向における基部43aの中間部に、中間突起部を設けてもよい。この場合も、中間突起部は、基部43aから複数の歯43bとは反対方向へ突出する。また、中間突起部は、第1対向部41b又は第2対向部42bに設けられている中間溝に挿入される。
また、噛み合い部材43の断面は、必ずしも歯付きベルト26の幅方向に平行な方向の全体に渡って同じでなくてもよい。
また、噛み合い部材43を省略してもよい。
また、エレベータのドア装置は、図2に示したような中央開き式のドア装置であっても、片開き式のドア装置であってもよい。
また、ドアの数は、特に限定されない。
また、エレベータのドア装置は、歯付きベルトを用いるドア装置であれば、乗場ドア装置であってもよい。
また、エレベータのタイプは、図1のタイプに限定されるものではなく、例えば2:1ローピング方式のエレベータであってもよい。
また、エレベータは、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータ等であってもよい。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
12a 第1かごドア、12b 第2かごドア、26 歯付きベルト、31 第1ベルト掴み具、32 第2ベルト掴み具、41 掴み具本体、41a 接続部、41b 第1対向部、41c 長孔、41d 第2ねじ孔、41g 第1移動規制部、42 押さえ部材、42b 第2対向部、42c 傾斜部、42e 第2移動規制部、43 噛み合い部材、43a 基部、43b 歯、44 固定ボルト(固定具)、45 押し付けボルト(押し付け具)。

Claims (4)

  1. ドア、
    無端状の歯付きベルト、及び
    前記ドアと前記歯付きベルトとの間に設けられており、前記歯付きベルトの動きを前記ドアに伝達するベルト掴み具
    を備え、
    前記ベルト掴み具は、
    掴み具本体、
    前記掴み具本体に固定されている押さえ部材、
    前記押さえ部材を前記掴み具本体に固定している固定具、及び
    前記掴み具本体に設けられている押し付け具
    を備え、
    前記掴み具本体は、
    上下方向に沿って配置されており、前記ドアに接続されている接続部と、
    前記接続部から突出している第1対向部と
    を有しており、
    前記押さえ部材は、
    前記第1対向部に対向しており、前記第1対向部との間に前記歯付きベルトを挟み込んでいる第2対向部と、
    下方へ行くに従って前記接続部から離れている傾斜部と
    を有しており、
    前記接続部には、前記傾斜部に対向するねじ孔が設けられており、
    前記押し付け具は、前記ねじ孔にねじ込まれている押し付けボルトを有しており、
    前記固定具を緩めた状態で前記押し付けボルトを回転操作して、前記押し付けボルトを前記傾斜部側へ移動させることによって、前記傾斜部が押され、前記押さえ部材が前記第1対向部に近付く方向へ移動し、
    前記接続部には、長孔が設けられており、
    前記固定具は、前記長孔に通されており、
    前記固定具を緩めることによって、前記押さえ部材は、前記長孔に沿って、前記掴み具本体に対して上下方向へ移動可能となるエレベータのドア装置。
  2. ドア、
    無端状の歯付きベルト、及び
    前記ドアと前記歯付きベルトとの間に設けられており、前記歯付きベルトの動きを前記ドアに伝達するベルト掴み具
    を備え、
    前記ベルト掴み具は、
    掴み具本体、
    前記掴み具本体に固定されている押さえ部材、
    前記押さえ部材を前記掴み具本体に固定している固定具、及び
    前記掴み具本体に設けられている押し付け具
    を備え、
    前記掴み具本体は、
    上下方向に沿って配置されており、前記ドアに接続されている接続部と、
    前記接続部から突出している第1対向部と
    を有しており、
    前記押さえ部材は、
    前記第1対向部に対向しており、前記第1対向部との間に前記歯付きベルトを挟み込んでいる第2対向部と、
    下方へ行くに従って前記接続部から離れている傾斜部と
    を有しており、
    前記接続部には、前記傾斜部に対向するねじ孔が設けられており、
    前記押し付け具は、前記ねじ孔にねじ込まれている押し付けボルトを有しており、
    前記固定具を緩めた状態で前記押し付けボルトを回転操作して、前記押し付けボルトを前記傾斜部側へ移動させることによって、前記傾斜部が押され、前記押さえ部材が前記第1対向部に近付く方向へ移動し、
    前記第1対向部と前記第2対向部との間に設けられており、前記歯付きベルトと噛み合っている噛み合い部材
    をさらに備え、
    前記噛み合い部材は、
    平板状の基部と、
    それぞれ前記基部から同方向へ突出しており、前記歯付きベルトに接する複数の歯と
    を有しており、
    前記第1対向部及び前記第2対向部のいずれか一方には、前記歯付きベルトの長手方向に直角かつ水平な方向への前記噛み合い部材の移動を規制する移動規制部が設けられているエレベータのドア装置。
  3. 掴み具本体、
    前記掴み具本体に固定される押さえ部材、
    前記押さえ部材を前記掴み具本体に固定する固定具、及び
    前記掴み具本体に設けられる押し付け具
    を備え、
    前記掴み具本体は、
    上下方向に沿って配置され、ドアに接続される接続部と、
    前記接続部から突出している第1対向部と
    を有しており、
    前記押さえ部材は、
    前記第1対向部に対向し、前記第1対向部との間に歯付きベルトを挟み込む第2対向部と、
    下方へ行くに従って前記接続部から離れている傾斜部と
    を有しており、
    前記接続部には、前記傾斜部に対向するねじ孔が設けられており、
    前記押し付け具は、前記ねじ孔にねじ込まれる押し付けボルトを有しており、
    前記固定具を緩めた状態で前記押し付けボルトを回転操作して、前記押し付けボルトを前記傾斜部側へ移動させることによって、前記傾斜部が押され、前記押さえ部材が前記第1対向部に近付く方向へ移動し、
    前記接続部には、長孔が設けられており、
    前記固定具は、前記長孔に通されており、
    前記固定具を緩めることによって、前記押さえ部材は、前記長孔に沿って、前記掴み具本体に対して上下方向へ移動可能となるエレベータのドア装置のベルト掴み具。
  4. 掴み具本体、
    前記掴み具本体に固定される押さえ部材、
    前記押さえ部材を前記掴み具本体に固定する固定具、及び
    前記掴み具本体に設けられる押し付け具
    を備え、
    前記掴み具本体は、
    上下方向に沿って配置され、ドアに接続される接続部と、
    前記接続部から突出している第1対向部と
    を有しており、
    前記押さえ部材は、
    前記第1対向部に対向し、前記第1対向部との間に歯付きベルトを挟み込む第2対向部と、
    下方へ行くに従って前記接続部から離れている傾斜部と
    を有しており、
    前記接続部には、前記傾斜部に対向するねじ孔が設けられており、
    前記押し付け具は、前記ねじ孔にねじ込まれる押し付けボルトを有しており、
    前記固定具を緩めた状態で前記押し付けボルトを回転操作して、前記押し付けボルトを前記傾斜部側へ移動させることによって、前記傾斜部が押され、前記押さえ部材が前記第1対向部に近付く方向へ移動し、
    記第1対向部と前記第2対向部との間に設けられており、前記歯付きベルトと噛み合っている噛み合い部材
    をさらに備え、
    前記噛み合い部材は、
    平板状の基部と、
    それぞれ前記基部から同方向へ突出しており、前記歯付きベルトに接する複数の歯と
    を有しており、
    前記第1対向部及び前記第2対向部のいずれか一方には、前記歯付きベルトの長手方向に直角かつ水平な方向への前記噛み合い部材の移動を規制する移動規制部が設けられているエレベータのドア装置のベルト掴み具。
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