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JP7326017B2 - テーブル - Google Patents
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JP7326017B2 - テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、使用姿勢と収納姿勢の間で姿勢変更できる天板を備えるテーブルに関する。
使用姿勢と収納姿勢の間で姿勢変更できる天板を備えるテーブルとして、天板をフラップ動作により姿勢変更することができるもの(いわゆる、フラップテーブル)がよく知られている(例えば特許文献1参照)。このようなテーブルは、例えば、不使用時に天板を略鉛直に起立した姿勢(収納姿勢)とすることで、複数のテーブルを天板同士が平行に重なるように並べて置くこと(いわゆる、スタッキング)が可能となり、倉庫等の限られたスペースに多数個のテーブルをしまい込むことができる。このような利点を活かして、姿勢変更できるテーブルは、講演会や式典等に利用される大型のホール、会議室、学校、等において好適に用いられる。
特開平11-155641号公報
ところで、例えば、講演会の会場設営の際には、聴講者の数に応じた必要数のテーブルと必要数の椅子を、これらの収納場所である倉庫等から使用場所であるホール等へと運び出して並べる作業(準備作業)が行われる。また、講演会の終了後には、ホール等に並べられていたテーブルと椅子を再び倉庫等へ片付ける作業(片付け作業)が行われる。聴講者の数が多いと、必要なテーブルおよび椅子の各個数が多くなり、これらの作業にかかる負担は非常に大きくなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、会場設営等の準備作業および片付け作業の負担を軽減することができる技術の提供を目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係るテーブルは、
使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できる天板と、
キャスタと、
を備え、
前記天板が前記収納姿勢にあるときに、他の同じテーブルと重ねて収納できるとともに、着座用の座席部を床面と非接触の状態で付帯させることができるように構成されているものであって
前記座席部が、使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できるように構成されており、
前記天板が前記収納姿勢にあるときに、前記座席部が前記収納姿勢とされて前記テーブルに付帯されるように構成されており
前記天板および前記座席部の一方が使用姿勢にあるときは他方も使用姿勢となり、一方が収納姿勢にあるときは他方も収納姿勢となるように、前記天板の姿勢と前記座席部の姿勢を連動させる、第1連動機構、
を備え
前記第1連動機構が、
第1軸部を介して前記天板と連結されるとともに、第2軸部を介して前記座席部と連結される第1リンク部材、
を備え、
前記第1軸部、前記第2軸部、前記天板の回動中心となる天板回動軸部、および、前記座席部の回動中心となる座席部回動軸部を節点とする第1平行リンク機構が形成されており、
前記天板が回動により姿勢変更されて前記第1軸部が前記天板回動軸部の周りで移動すると、該移動に追従して前記第2軸部が前記座席部回動軸部の周りで移動することにより、前記座席部が回動により姿勢変更されるように構成されている。
この構成によると、天板が収納姿勢にあるときに座席部を付帯させることができるので、テーブルとともに座席部を運ぶことができる。さらに、座席部は、床面と非接触の状態で付帯されるので、キャスタによる移動が座席部により妨げられることがなく、小さな負荷でテーブルを運ぶことができる。このように、上記の構成によると、会場設営等の準備作業および片付け作業の負担を軽減することができる。
また、この構成によると、天板およびこれに付帯される座席部がいずれも収納姿勢とされることによってコンパクトな形態となるので、収納に場所をとりにくくなり、収納効率が高まる。
また、この構成によると、天板および座席部のうちの一方の姿勢を変更させると、これに連動して他方の姿勢も変更されるので、天板および座席部の姿勢変更に要する作業負担が軽減される。
また、この構成によると、簡易な構造で、天板の姿勢と座席部の姿勢を連動させることができる。
好ましくは、前記テーブルは、
前記天板を支持する支持フレーム、
を備え、
少なくとも前記天板が前記使用姿勢にあるときに、前記座席部が前記支持フレームに離脱不能に接続されるように構成される。
この構成によると、使用時に座席部がテーブルから離れてバラバラになってしまうことがないので、片付け作業をスムーズに行うことができる。
好ましくは、前記テーブルは、
前記天板が前記使用姿勢にあるときに床面に接触することにより前記座席部が前記床面に対して動かないように制動する制動部分、
を備え、
前記天板が前記収納姿勢にあるときに前記制動部分が前記床面から離間し、前記天板が前記使用姿勢にあるときに前記制動部分が前記床面に接触するように構成されている。
この構成によると、天板を収納姿勢としたときに、キャスタによる移動が制動部分により妨げられることがないので、小さな負荷でテーブルを運ぶことができる。一方、天板を使用姿勢としたときには、座席部が床面に対して動かないように制動されるので、安定した使用感を得ることができる。
好ましくは、前記テーブルは、
前記第1リンク部材が、床面側を迂回する屈曲形状である。
この構成によると、使用者が座席部に着座する際等に、第1リンク部材が邪魔になりにくい。
好ましくは、前記テーブルは、
前記天板および前記座席部の姿勢が前記使用姿勢から前記収納姿勢へ変化する途中で、前記テーブルの重心位置が持ち上がる重心乗り換え点が形成されるように構成されている。
この構成によると、天板および座席部がいずれも使用姿勢とされている状態、あるいは、天板および座席部がいずれも収納姿勢とされている状態のテーブルは、その重心位置が重心乗り換え点を超えない限り(すなわち、重心乗り換え点まで重心位置が持ち上がるような外力が付加されない限り)、他方の状態に遷移しない。したがって、これらの各状態を維持するためのロック機構を設けなくとも(あるいは、該ロック機構の強度を高めなくとも)、テーブルをこれら各状態に安定して維持することができる。
好ましくは、前記テーブルは、
前記座席部が、
着座部分と、
前記着座部分に回動自在に連結された支持部分と、
を備え、
前記座席部が前記使用姿勢にあるときに、前記着座部分と前記支持部分のなす角度が直角となって前記着座部分が前記支持部分により支持され、前記座席部が前記収納姿勢にあるときに、前記着座部分と前記支持部分が互いに平行となるように、前記着座部分の姿勢と前記支持部分の姿勢を連動させる、第2連動機構、
を備える。
この構成によると、座席部が使用姿勢にあるときに、着座部分が支持部分に支持されるので、着座部分の耐荷重が高まる。一方、座席部が収納姿勢にあるときには、着座部分と支持部分が互いに平行となることによってコンパクトな形態となるので、収納に場所をとりにくくなり、収納効率が高まる。さらに、着座部分の姿勢が変更されるとこれに連動して支持部分の姿勢も変更されるので、支持部分の姿勢変更に要する作業負担が軽減される。
好ましくは、前記テーブルは、
前記第2連動機構が、
一端が、前記座席部の回動中心となる座席部回動軸部に対して固定的な位置に配置された第3軸部と連結され、他端が、前記支持部分に対して固定された第4軸部と連結された、第2リンク部材、
を備え、
前記座席部回動軸部、前記第3軸部、前記第4軸部、および、前記支持部分の回動中心となる支持部分回動軸部、を節点とする第2平行リンク機構が形成されており、
前記座席部が回動により姿勢変更されることにより、前記座席部回動軸部の周りで前記支持部分回動軸部が回転移動すると、該移動に追従して、前記第4軸部が、前記支持部分回軸部との位置関係を維持したまま前記第3軸部の周りで同じ方向に回転移動するとともに、前記座席部の姿勢変更に伴う前記着座部分の姿勢変更に応じて、前記支持部分が同じ角度だけ逆向きに姿勢変更されて、前記着座部分の姿勢変更に拘わらずに前記支持部分の姿勢が一定に保たれるように構成されている。
この構成によると、簡易な構造で、着座部分の姿勢と支持部分の姿勢を連動させることができる。
好ましくは、前記テーブルは、
前記天板が、複数人用の長尺天板であり、
前記座席部が、複数人用の長尺座席部である。
この構成によると、準備するべきテーブルおよび座席部の総個数が、使用者の総人数に対して少なくてすむので、会場設営等の準備作業および片付け作業の負担をさらに軽減することができる。
好ましくは、前記テーブルは、
少なくとも前記天板が前記使用姿勢にあるときに、前記天板の使用端の側に、前記座席部が複数個接続されるように構成されている。
この構成によると、着座者の全員が同じ方向を向くことができる。このようなテーブルは、講演会や式典等に好適に用いることができる。
好ましくは、前記テーブルは、
前記天板が前記収納姿勢にあるときに、前記座席部が磁石を介して付帯されるように構成されている。
この構成によると、座席部を安定して付帯することができる。
本発明によると、会場設営等の準備作業および片付け作業の負担を軽減することができる。
第1実施形態に係るテーブルが使用状態にあるときの斜視図。 該テーブルが使用状態にあるときの側面図。 該テーブルが途中状態にあるときの斜視図。 該テーブルが途中状態にあるときの側面図。 該テーブルが収納状態にあるときの斜視図。 該テーブルが収納状態にあるときの側面図。 第1平行リンク機構および第2平行リンク機構を説明するための図。 第2実施形態に係るテーブルの重心位置の変化を説明するための図。 第3実施形態に係るテーブルの斜視図。 該テーブルの側面図。 第4実施形態に係るテーブルが使用状態にあるときの側面図。 該テーブルの座席部の姿勢を変更する態様を説明するための図。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るテーブルについて、図1~図7を参照しながら説明する。図1および図2は、使用状態にあるテーブル100の斜視図および側面図である。図3および図4は、途中状態にあるテーブル100の斜視図および側面図である。図5および図6は、収納状態にあるテーブル100の斜視図および側面図である。図7は、第1平行リンク機構400および第2平行リンク機構500を説明するための図である。ただし、ここでいう「使用状態」とは、後述する天板11および座席部20の両方が後述する使用姿勢となっている状態である。また、「収納状態」とは、天板11および座席部20の両方が後述する収納姿勢となっている状態である。また、「途中状態」とは、使用状態と収納状態の間(状態が変化する途中)の状態である。
テーブル100は、典型的には、不使用時には収納状態として収納場所(例えば、倉庫)にしまっておき、使用の際には、収納状態のまま、収納場所から使用場所(例えば、ホール)へと運び出して、そこで収納状態から使用状態に変化させる、という使用態様を想定している。もっとも、この使用態様は一例であり、テーブル100の使用態様はこれに限られるものではない。
<1.構成>
テーブル100は、テーブル本体部10と、着座用の座席部20と、を備える座席部付テーブルとして構成されている。以下においては、説明の便宜上、テーブル100における、テーブル本体部10が配置されている側を「前側」と、座席部20が配置されている側を「後側」とし、前後方向および鉛直方向(上下方向)と直交する方向を「左右方向」とする。また、各部材における、左右方向の中心を向く面を「内側面」とし、これと逆側の面を「外側面」とする。ただし、これらは、テーブル100の使用方向を限定するものではない。
(テーブル本体部10)
テーブル本体部10は、天板11と、天板11を支持する一対の支持フレーム12,12と、各支持フレーム12の下端に設けられた一対のキャスタ13,13と、天板11をフラップ動作させるフラップ機構14と、天板11の姿勢を固定(ロック)するためのラッチ機構15と、を備える。
天板11は、複数人用の長尺天板であり、天板本体部111と、その裏面側における左辺および右辺の各付近に設けられた天板受け部112と、を備える。天板本体部111は、木材、金属、樹脂、等により形成された、平面視長方形状の平板部材であり、その長辺(前辺・後辺)の長さは、複数人(例えば3~4人程度)が一列に並んで使用できるような寸法とされる。天板受け部112は、天板本体部111の短辺(左辺・右辺)と略同一長さの長尺平板状の部材であり、天板本体部111の裏面側であってその左辺(あるいは右辺)の付近において、該辺と略平行に延在する姿勢で立設される。
後述するように、天板11は、フラップ動作によって使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できるように構成されている。ただし、この実施形態においては、「使用姿勢」は、天板11の表面(具体的には、天板本体部111の一方の主面)が略水平面内にある姿勢(図1、図2)であり、「収納姿勢」は、該表面が略鉛直面内にある姿勢(図5、図6)である。
一対の支持フレーム12,12の各々は、ベース部121と、支柱122と、を備える。ベース部121および支柱122はいずれも、金属等により形成された棒状部材である。ベース部121は、軸方向を略水平面内において前後方向に沿わせた姿勢で配置される。支柱122は、軸方向を略鉛直方向に沿わせた姿勢で配置され、下端において、ベース部121(具体的には、その延在途中であって前後中央よりも前端寄りの位置)に対してネジ等を用いて固定される。また、支柱122の上端には、後述する延出板141を介して、天板11(具体的には、その前後中央よりも前端寄りの位置)が回動自在に連結される。また、支柱122の延在途中には、緩衝部材123が設けられ、座席部20が収納姿勢とされたときに、この緩衝部材123が着座部分21と当接するようになっている(図6)。
キャスタ13は、各支持フレーム12のベース部121の両端(前後端)の各々に設けられる。キャスタ13は、転動自在に支持された車輪を備え、該車輪が床面と接触しつつ転動することによって、支持フレーム12が、床面に沿って自在に移動することができる。
フラップ機構14は、天板11をフラップ動作させる機構であり、天板11の回動の中心となる軸部(天板回動軸部)Q1を備える。天板回動軸部Q1は、金属等により形成された断面円形の棒状部材である。天板回動軸部Q1は、略水平面内において左右方向に延在する姿勢とされて、一対の支柱122の間(具体的には、各支柱122の上端から上方に延出するように設けられた延出板141の間)に架け渡して設けられることにより、一対の支持フレーム12,12に対して固定される。さらに、天板回動軸部Q1は、延出板141との連結位置よりも外側の各位置において、天板11(具体的には、天板受け部112)に対して回動自在に連結される。ただし、天板回動軸部Q1は、天板11の前後中央よりも前端寄りの位置に連結される。
天板11は、天板回動軸部Q1の周りで回動(フラップ動作)することにより、姿勢変更される。すなわち、天板11が略水平姿勢にあるときに(図1、図2)、使用者が、例えば天板11の後端をつかんでこれを上方に引き上げつつ前方に引っ張ると、天板11が天板回動軸部Q1の周りで回動し、天板11における天板回動軸部Q1よりも前側の部分が下方に、天板回動軸部Q1よりも後側の部分が上方に変位する(図3、図4)。さらに回動が進むと、天板11が略鉛直姿勢となる(図5、図6)。すなわち、天板11が、使用姿勢から収納姿勢に姿勢変更される。一方、天板11が略鉛直姿勢にあるときに(図5、図6)、使用者が、例えば天板11の後端をつかんでこれを後方に引っ張りつつ下方に引き下げると、天板11が天板回動軸部Q1の周りで先と逆の方向に回動し、天板11における天板回動軸部Q1よりも後側の部分が下方に、天板回動軸部Q1よりも前側の部分が上方に変位する(図3、図4)。さらに回動が進むと、天板11が略水平姿勢となる(図1、図2)。すなわち、天板11が、収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更される。
ラッチ機構15は、天板11の姿勢をロックするための機構である。ラッチ機構15は、延出板141の上端縁と後端縁にそれぞれ設けられた切欠き部151と、これに引っかかり合うことができる形状部分を備える係止板152と、を備える。係止板152は、天板受け部112の内面側であって、天板回動軸部Q1よりも後方の位置に配置され、その上端付近において、天板受け部112に回動自在に貫設された軸部153の一端と連結される。軸部153の他端は、天板受け部112の外面側に配置されたレバー154と連結される。
軸部153には、バネ(図示省略)が設けられており、該バネによって、軸部153は、係止板152の下端部を延出板141に近づける方向(図2で見た場合、時計回り)に付勢されている。これにより、係止板152が、延出板141に設けられた2個の切欠き部151のいずれか(天板11が使用姿勢にあるときには、延出板141の後端縁に設けられた切欠き部151(図2)、天板11が収納姿勢にあるときには、延出板141の上端縁に設けられた切欠き部151(図6))に係止されるようになっている。これにより、天板11が使用姿勢あるいは収納姿勢にロックされる。また、使用者がレバー154を該バネの付勢力に逆らって回動させると、係止板152と切欠き部151の係止状態(すなわち、天板11のロック状態)が解除される。
(座席部20)
座席部20は、複数人用の長尺座席部であり、着座部分21と、着座部分21の前端に設けられた一対の前脚体部分22,22と、着座部分21の後端に設けられた複数の後脚体部分である支持部分23と、支持部分23の下端に設けられた制動部分24と、を備える。
後述するように、座席部20は、使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できるように構成されている。ただし、この実施形態においては、「使用姿勢」は、座席部20の着座面(具体的には、着座部分21の一方の主面)が略水平面内にある姿勢(図1、図2)であり、「収納姿勢」は、該着座面が略鉛直面内にある姿勢(図5、図6)である。
着座部分21は、木材、金属、樹脂、等により形成された、平面視長方形状の平板状部材であり、その長辺(前辺・後辺)の長さは、複数人(例えば3~4人程度)が一列に並んで着座できるような寸法であり、かつ、天板本体部111の長辺(前辺・後辺)の長さよりも僅かに短い寸法とされる。
前脚体部分22は、金属等により形成された棒状部材であり、着座部分21の左前端と右前端にそれぞれ設けられる。各前脚体部分22は、軸方向を着座部分21の裏面の法線方向に沿わせた姿勢で配置されて、一端において、着座部分21の裏面における左前端(あるいは、右前端)にネジ等を用いて固定される。前脚体部分22の長さは、支持部分23よりも短く、かつ、ベース部121における支柱122との連結位置よりも後側の長さよりも短い寸法とされる。
支持部分23は、金属等により形成された棒状部材であり、着座部分21の後端付近に複数個(図の例では3個)設けられる。また、複数の支持部分23の間には、略水平面内において左右方向に延在する連結棒231が架け渡して設けられている。支持部分23の配設個数は、着座部分21のサイズ等に応じて適宜に選択することができるが、少なくとも着座部分21の左右の各端部には、支持部分23を設けることとする。各支持部分23は、一端において、軸部(支持部分回動軸部)Q3を介して、着座部分21と回動自在に連結される。支持部分回動軸部Q3は、着座部分21の裏面に設けられた、略水平面内において左右方向に延在する軸部である。
座席部20が使用姿勢にあるとき(すなわち、着座部分21が略水平姿勢にあるとき)、支持部分23は、これと着座部分21のなす角度が直角となるような姿勢(すなわち、略鉛直姿勢)となって、着座部分21を支持する(図2)。一方、座席部20が収納姿勢にあるとき(すなわち、着座部分21が略鉛直姿勢にあるとき)、支持部分23は、着座部分21と平行な姿勢(すなわち、略鉛直姿勢)となってコンパクトに折り畳まれる(図6)。後述するように、支持部分23の姿勢は、着座部分21の姿勢と連動するようになっている。
制動部分24は、支持部分23の他端に設けられる。制動部分24は、平坦な底面を備え、該底面において床面と接触することによって、支持部分23(ひいては、座席部20)が床面に対して動かないように制動する。なお、複数の支持部分23の各々に設けられる制動部分24の全てあるいは一部が、支持部分23の下端に対する離間距離(つまりは、制動部分24の高さ位置)を調整可能に構成されたアジャスタタイプのものであることも好ましい。
制動部分24は、座席部20が使用姿勢にあるときには床面に接触した状態となり(図2)、座席部20が収納姿勢にあるときには床面から離間した状態となる(図6)。後述するように、座席部20の姿勢は天板11の姿勢と連動するようになっており、座席部20が使用姿勢にあるときには天板11も使用姿勢となり、座席部20が収納姿勢にあるときには天板11も使用姿勢となる。つまり、制動部分24は、天板11が使用姿勢にあるときには床面に接触した状態となり、天板11が収納姿勢にあるときには床面から離間した状態となる。
(連結部材30)
テーブル100は、座席部20をテーブル本体部10に連結する連結部材30をさらに備える。連結部材30は、金属等により形成された、略L字状の平板長尺部材であり、一方の直線状部分(第1直線状部分)301において座席部20と連結されるとともに、これと直交する他方の直線状部分(第2直線状部分)302においてテーブル本体部10と連結される。具体的には、第1直線状部分301は、前脚体部分22に沿うように配置されて、前脚体部分22に対してネジ等を用いて固定される。また、第2直線状部分302は、その基端部付近において、ベース部121の後端付近に設けられた軸部(座席部回動軸部)Q2に対して、回動自在に連結される。また、第2直線状部分302の先端部は、後述する第2軸部FQ2を介して、後述する第1リンク部材41の端部と回動自在に連結される。
座席部20は、連結部材30が座席部回動軸部Q2の周りで回動することにより、姿勢変更される。具体的には、連結部材30が、座席部回動軸部Q2の周りで回動することにより、第1直線状部分301が略鉛直姿勢(図2)から略水平姿勢(図6)に姿勢変更されると、着座部分21は略水平姿勢から略鉛直姿勢に姿勢変更される。すなわち、座席部20が、使用姿勢から収納姿勢に姿勢変更される。一方、連結部材30が、座席部回動軸部Q2の周りで回動することにより、第1直線状部分301が略水平姿勢(図6)から略鉛直姿勢(図2)に姿勢変更されると、着座部分21は略鉛直姿勢から略水平姿勢に姿勢変更される。すなわち、座席部20が、収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更される。
(第1連動機構40)
テーブル100は、天板11の姿勢と座席部20の姿勢とを連動させる第1連動機構40、をさらに備える。第1連動機構40は、天板11および座席部20の一方が使用姿勢にあるときは他方も使用姿勢となり、一方が収納姿勢にあるときは他方も収納姿勢となるように、天板11の姿勢と座席部20の姿勢を連動させる。
第1連動機構40は、第1リンク部材41を備える。第1リンク部材41は、床面側を迂回する屈曲形状をなし、一端において天板11と連結され、他端において連結部材30を介して座席部20と連結される。具体的には、第1リンク部材41は、金属等により形成された、略L字状の平板長尺部材であり、一方の直線状部分(第1直線状部分)411が支柱122に沿い、これと直交する他方の直線部分(第2直線状部分)412がベース部121に沿うように配置される。そして、第1直線部分411側の端部において、天板11に対して固定された軸部(第1軸部)FQ1と回動自在に連結され、第2直線部分412側の端部において、第2軸部FQ2を介して連結部材30の端部と回動自在に連結される。第1軸部FQ1は、略水平面内において左右方向に延在する軸部であり、天板受け部112における天板回動軸部Q1よりも前方の位置に設けられる。第2軸部FQ2は、略水平面内において左右方向に延在する軸部であり、連結部材30の端部と第1リンク部材41の端部を互いに回動自在に連結する。
ここで、図7に示されるように、天板回動軸部Q1、第1軸部FQ1、第2軸部FQ2、および、座席部回動軸部Q2は、これらの軸部Q1,FQ1,FQ2,Q2をこの順に結ぶ矩形が平行四辺形を形成するような位置にそれぞれ設けられている。すなわち、これらの軸部Q1,FQ1,FQ2,Q2を節点とする四節リンク機構が、平行リンク機構(第1平行リンク機構)400を構成している。この第1平行リンク機構400においては、天板回動軸部Q1および座席部回動軸部Q2が不動節点(固定節点)となり、第1軸部FQ1が主動節点となり、第2軸部FQ2が従動節点となる。つまり、第1軸部FQ1が移動したときに、これに追従して、第2軸部FQ2が、他の軸部Q1,FQ1,Q2との間に平行四辺形が形成されるような位置関係を維持しつつ、移動する。
天板11がフラップ動作(すなわち、天板回動軸部Q1の周りで回動)することにより姿勢変更されると、第1軸部FQ1は天板回動軸部Q1を中心とする円周上を所定方向に移動する。すると、該移動に追従して、第2軸部FQ2が、座席部回動軸部Q2を中心とする円周上を同じ方向に移動する。すると、連結部材30が、座席部回動軸部Q2の周りで回動し、座席部20が姿勢変更される。例えば、天板11が使用姿勢(図7の上段)から収納姿勢(図7の下段)に姿勢変更されるとき、第1軸部FQ1は天板回動軸部Q1を中心とする円周上を反時計回り(図7で見た場合)に移動し、これに従動して、第2軸部FQ2が座席部回動軸部Q2を中心とする円周上を反時計回りに移動する。すると、連結部材30が、座席部回動軸部Q2の周りで回動し、座席部20が使用姿勢から収納姿勢に姿勢変更される。天板11が収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更されるときには、これと逆の動作により、座席部20が収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更されることはいうまでもない。
(第2連動機構50)
テーブル100は、着座部分21の姿勢と支持部分23の姿勢を連動させる第2連動機構50、をさらに備える。第2連動機構50は、座席部20が使用姿勢にあるときに、着座部分21と支持部分23のなす角度が直角となって着座部分21が支持部分23により支持され(図2)、座席部20が収納姿勢にあるときに、着座部分21と支持部分23が互いに平行となるように(図6)、両部分21,23の姿勢を連動させる。
第2連動機構50は、第2リンク部材51を備える。第2リンク部材51は、一端においてベース部121と連結され、他端において支持部分23と連結される。具体的には、第2リンク部材51は、金属等により形成された、略S字状の平板長尺部材であり、一端において、ベース部121に対して固定された軸部(第3軸部)BQ2と回動自在に連結され、他端において、支持部分23に対して固定された軸部(第4軸部)BQ3と回動自在に連結される。第3軸部BQ2は、略水平面内において左右方向に延在する軸部であり、ベース部121における座席部回動軸部Q2よりも後方の位置に設けられる。第4軸部BQ3は、略水平面内において左右方向に延在する軸部であり、支持部分23の延在途中から後方に突出するように形成された軸固定部52に設けられる。
ここで、図7に示されるように、座席部回動軸部Q2と第3軸部BQ2の相対位置関係と、支持部分回動軸部Q3と第4軸部BQ3の相対位置関係は、互いに同じものとされており、座席部回動軸部Q2、第3軸部BQ2、第4軸部BQ3、および、支持部分回動軸部Q3は、これらの軸部Q2,BQ2,BQ3,Q3をこの順に結ぶ矩形が平行四辺形を形成するような位置にそれぞれ設けられている。すなわち、これらの軸部Q2,BQ2,BQ3,Q3を節点とする四節リンク機構が、平行リンク機構(第2平行リンク機構)500を構成している。この第2平行リンク機構500においては、座席部回動軸部Q2および第3軸部BQ2が不動節点(固定節点)となり、支持部分回動軸部Q3が主動節点となり、第4軸部BQ3が従動節点となる。つまり、支持部分回動軸部Q3が移動したときに、これに追従して、第4軸部BQ3が、他の軸部Q2,BQ2,Q3の間に平行四辺形が形成されるような位置関係を維持しつつ、移動する。
連結部材30が座席部回動軸部Q2の周りで回動することにより座席部20が姿勢変更されると、支持部分回動軸部Q3は座席部回動軸部Q2を中心とする円周上を所定方向に移動する。すると、該移動に追従して、第4軸部BQ3が、支持部分回動軸部Q3との位置関係を維持したまま第3軸部BQ2を中心とする円周上を同じ方向に移動する。すると、支持部分23が軸固定部52に押されることにより、座席部20の姿勢変更に伴う着座部分21の姿勢変更に応じて、これと逆向きに姿勢変更される(すなわち、着座部分21の姿勢変更に応じた角度だけ、支持部分回動軸部Q3の周りで、着座部分21と逆向きに回動する)。これにより、着座部分21の姿勢変更に拘わらずに支持部分23の姿勢が一定に保たれる。例えば、座席部20が使用姿勢(図7の上段)から収納姿勢(図7の下段)に姿勢変更されるとき、着座部分21は略水平姿勢から略鉛直姿勢に姿勢変更されるが、この間、支持部分23の姿勢は略鉛直姿勢に保たれる。座席部20が収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更されるときにも同様であることはいうまでもない。
このように、支持部分23の姿勢は、座席部20が姿勢変更されても一定に保たれる。ただし、支持部分23の高さおよび前後位置は、座席部20が姿勢変更されるとこれに応じて変更される。すなわち、座席部20が使用姿勢にあるときには、着座部分21が略水平姿勢になるとともに支持部分23が略鉛直姿勢になり、制動部分24が床面に接触した状態となる。この状態から、連結部材30が座席部回動軸部Q2の周りで回動することにより座席部20が姿勢変更されると、支持部分回動軸部Q3は、座席部回動軸部Q2を中心とする円周上を、上方かつ前方に移動する。つまり、支持部分23は、上方に持ち上げられながら、略鉛直姿勢のまま前方にスライド移動する。そして、座席部20が収納姿勢となったときに、着座部分21と支持部分23がともに略鉛直姿勢になり、制動部分24が床面から離間した状態となる。座席部20が収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更されるときには、これと逆の動作が行われることはいうまでもない。
<2.効果>
上記の実施形態に係るテーブル100によると、天板11が収納姿勢にあるときに座席部20を付帯させることができるので、テーブル本体部10とともに座席部20を運ぶことができる。さらに、座席部20は、床面と非接触の状態で付帯されるので、キャスタ13による移動が座席部20により妨げられることがなく、小さな負荷でテーブル100を運ぶことができる。したがって、会場設営等の準備作業および片付け作業の負担を軽減することができる。
また、テーブル100は、これが収納状態にあるときに他の同じテーブル100と重ねて収納(スタッキング)できるようになっている。具体的には、複数のテーブル100,100,・・同士を、互いのベース部121が干渉しないように左右位置を互いにずらして、天板11同士が平行に重なるように近接して並べることができるようになっている。したがって、限られたスペースの収納場所に多数台のテーブル100を収納することができる。
また、テーブル100においては、天板11が使用姿勢にあるときに、座席部20が支持フレーム12に離脱不能に接続される。したがって、使用時に座席部20がテーブル本体部10から離れてバラバラになってしまうことがないので、片付け作業をスムーズに行うことができる。
また、テーブル100は、座席部20に設けられた制動部分24を備え、天板11が収納姿勢にあるときに制動部分24が床面から離間し、天板11が使用姿勢にあるときに制動部分24が床面に接触するように構成されている。この構成によると、天板11を収納姿勢としたときに、キャスタ13による移動が制動部分24により妨げられることがないので、小さな負荷でテーブル100を運ぶことができる。一方、天板11を使用姿勢としたときには、座席部20が床面に対して動かないように制動されるので、安定した使用感を得ることができる。特にここでは、座席部20とテーブル本体部10が連結部材30により連結されているので、座席部20が制動されることにより、テーブル本体部10も床面に対して動かないように制動される。したがって、キャスタ13が転動しないようにロックする機構等を設ける必要がない。
また、テーブル100は、座席部20が、使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できるように構成されており、天板11が収納姿勢にあるときに、座席部20が収納姿勢とされてテーブル100に付帯されるように構成されている。この構成によると、天板11およびこれに付帯される座席部20がいずれも収納姿勢とされることによってコンパクトな形態となるので、収納に場所をとりにくくなり、収納効率が高まる。
また、テーブル100は、天板11および座席部20の一方が使用姿勢にあるときは他方も使用姿勢となり、一方が収納姿勢にあるときは他方も収納姿勢となるように、天板11の姿勢と座席部20の姿勢を連動させる、第1連動機構40を備える。この構成によると、天板11および座席部20のうちの一方の姿勢を変更させると、これに連動して他方の姿勢も変更されるので、天板11および座席部20の姿勢変更に要する作業負担が軽減される。
また、テーブル100では、第1連動機構40が、第1軸部FQ1を介して天板11と連結されるとともに、第2軸部FQ2を介して座席部20と連結される第1リンク部材41を備える。そして、第1軸部FQ1、第2軸部FQ2、天板11の回動中心となる天板回動軸部Q1、および、座席部20の回動中心となる座席部回動軸部Q2、を節点とする第1平行リンク機構400が形成されている。この構成によると、簡易な構造で、天板11の姿勢と座席部20の姿勢を連動させることができる。
また、テーブル100では、第1リンク部材41が、床面側を迂回する屈曲形状であるので、使用者が座席部20に着座する際等に、第1リンク部材41が邪魔になりにくい。
また、テーブル100は、着座部分21の姿勢と支持部分23の姿勢を連動させる第2連動機構50を備え、これが、座席部20が使用姿勢にあるときに、着座部分21と支持部分23のなす角度が直角となって着座部分21が支持部分23により支持され、座席部20が収納姿勢にあるときに、着座部分21と支持部分23が互いに平行となるように、両部分21,23の姿勢を連動させる。この構成によると、座席部20が使用姿勢にあるときに、着座部分21が支持部分23に支持されるので、着座部分21の耐荷重が高まる。一方、座席部20が収納姿勢にあるときには、着座部分21と支持部分23が互いに平行となることによってコンパクトな形態となるので、収納に場所をとりにくくなり、収納効率が高まる。さらに、着座部分21の姿勢が変更されるとこれに連動して支持部分23の姿勢も変更されるので、支持部分23の姿勢変更に要する作業負担が軽減される。
また、テーブル100では、第2連動機構50が、一端が第3軸部BQ2と連結され、他端が第4軸部BQ3と連結された、第2リンク部材51を備える。そして、座席部回動軸部Q2、第3軸部BQ2、第4軸部BQ3、および、支持部分回動軸部Q3、を節点とする第2平行リンク機構500が形成されている。この構成によると、簡易な構造で、着座部分21の姿勢と支持部分23の姿勢を連動させることができる。
また、テーブル100においては、天板11が、複数人用の長尺天板であり、座席部20が、複数人用の長尺座席部である。この構成によると、準備するべきテーブル100の総個数が、使用者の総人数に対して少なくてすむので、会場設営等の準備作業および片付け作業の負担をさらに軽減することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るテーブル100aについて、図8を参照しながら説明する。図8は、テーブル100aの重心位置の変化を説明するための図である。
テーブル100aは、第1実施形態に係るテーブル100と同じ構成を備える。ただし、テーブル100aにおいては、図8に模式的に示されるように、これが使用状態にあるときの重心位置G1が、途中状態にあるときの重心位置G2よりも低くなり、かつ、収納状態にあるときの重心位置G3も、途中状態にあるときの重心位置G2よりも低くなるように、各部のサイズ、質量、部材間の連結位置、等が規定されている。つまり、テーブル100aは、これが使用状態から収納状態へ変化する途中で、その重心位置が持ち上がる重心乗り換え点G2が形成されるように構成される。
この構成によると、使用状態あるいは収納状態のテーブル100aは、その重心位置が重心乗り換え点G2を超えない限り(すなわち、重心乗り換え点G2まで重心位置が持ち上がるような外力が付加されない限り)、他方の状態に遷移しない。したがって、これらの各状態を維持するためのロック機構を設けなくとも(あるいは、該ロック機構(例えば、ラッチ機構15)の強度を高めなくとも)、テーブル100aを使用状態あるいは収納状態に安定して維持することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係るテーブル100bについて、図9、図10を参照しながら説明する。図9はテーブル100bの斜視図であり、図10はテーブル100bの側面図である。
テーブル100bは、第1連動機構40を備えない点において第1実施形態に係るテーブル100と相違するが、それ以外の構成は、テーブル100と同じである。このテーブル100bにおいては、座席部20の姿勢変更は、例えば、使用者が、着座部分21の後端を掴んで、これを上方に引き上げつつ前方に引っ張る(あるいは、後方に引っ張りつつ下方に引き下げる)ことにより行うことができる。このような作業を使用者が行いやすいように、着座部分21の後端等に、後方に突出するハンドル部分25を設けることも好ましい。
テーブル100bによると、天板11の姿勢と座席部20の姿勢を独立して変更することができる。すなわち、例えば図示されるように、天板11を使用姿勢としつつ、座席部20を収納姿勢とすることができる。
<第4実施形態>
第4実施形態に係るテーブル100cについて、図11、図12を参照しながら説明する。図11はテーブル100cの側面図である。図12は、テーブル100cにおいて座席部20cの姿勢を変更する態様を説明するための図である。
<1.構成>
テーブル100cは、第1実施形態に係るテーブル100と同様、テーブル本体部10cと、着座用の座席部20cと、を備える座席部付テーブルとして構成されている。
(テーブル本体部10c)
テーブル本体部10cは、天板11cと、天板11cを支持する一対の支持フレーム12c,12cと、各支持フレーム12cの下端に設けられた一対のキャスタ13c,13cと、天板11cをフラップ動作させるフラップ機構14cと、天板11cの姿勢を固定(ロック)するためのラッチ機構15cと、を備える。これら各部11c~15cの各構成は、第1の実施形態に係るテーブル本体部10が備える各部11~15の構成とそれぞれほぼ同様であるが、以下の点において相違する。すなわち、この実施形態に係る天板11cは、その一方の主面に設けられた磁石113cを備える。また、この実施形態に係る支持フレーム12cの支柱122cは、下端において、ベース部121cの前後中央の位置に対してネジ等を用いて固定される。また、上端において、延出板141cを介して、天板11cの前後中央の位置に対して、回動自在に連結される。
(座席部20c)
座席部20cは、複数人用の長尺座席部であり、着座部分21cと、着座部分21cの後端に設けられた一対の支持部分23c,23cと、支持部分23cの下端に設けられた制動部分24cと、を備える。着座部分21cの構成は、上記の実施形態に係る着座部分21の構成と同様である。
上記の実施形態に係る座席部20と同様、この実施形態に係る座席部20cも、使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できるように構成されている。この実施形態においても、「使用姿勢」は、座席部20cの着座面(具体的には、着座部分21cの一方の主面)が略水平面内にある姿勢(図11、図12の上段)であり、「収納姿勢」は、該着座面が略鉛直面内にある姿勢(図12の下段)である。
支持部分23cは、金属等により形成された棒状部材であり、着座部分21cの左後端と右後端にそれぞれ設けられる。各支持部分23cは、一端において、軸部(支持部分回動軸部)Q3cを介して、着座部分21cと回動自在に連結される。支持部分回動軸部Q3cは、着座部分21cの裏面に設けられた、略水平面内において左右方向に延在する軸部である。また、支持部分回動軸部Q3cには、バネ(図示省略)が設けられており、該バネによって、支持部分23cは、これが着座部分21cとなす角度が略直角となるような姿勢に付勢されている。
座席部20cは、使用者が着座する等して着座部分21cに荷重がかかることによって、使用姿勢となる。座席部20cが使用姿勢にあるとき(すなわち、着座部分21cが略水平姿勢にあるとき)、支持部分23cは、これと着座部分21cのなす角度が直角となるような姿勢(すなわち、略鉛直姿勢)となって、着座部分21cを支持する(図11、図12の上段)。一方、座席部20cが収納姿勢にあるとき(すなわち、着座部分21cが略鉛直姿勢にあるとき)、支持部分23cは、着座部分21cと平行な姿勢(すなわち、略鉛直姿勢)となる(図12の下段)。
制動部分24cは、各支持部分23cの他端(下端)の間に架け渡して設けられる。制動部分24cは、平坦な底面を備え、該底面において床面と接触することによって、支持部分23cが床面に対して動かないように制動する。
制動部分24cは、座席部20cが使用姿勢にあるときには床面に接触した状態となり(図11、図12の上段)、座席部20cが収納姿勢にあるときには床面から離間した状態となる(図12の下段)。
(連結部材30c)
テーブル100cは、座席部20cをテーブル本体部10cと連結する連結部材30cをさらに備える。連結部材30cは、金属等により形成された、直線状の平板長尺部材であり、一端において座席部20cと連結されるとともに、他端においてテーブル本体部10cと連結される。具体的には、連結部材30cは、一端において、着座部分21cに対して固定された軸部(着座部分回動軸部)Q4cと回動自在に連結され、他端において、支柱122cに対して固定された軸部(座席部回動軸部)Q2cと回動自在に連結される。着座部分回動軸部Q4cは、略水平面内において左右方向に延在する軸部であり、着座部分21の裏面に設けられる。座席部回動軸部Q2cは、略水平面内において左右方向に延在する軸部であり、支柱122cの延在途中に設けられる。座席部回動軸部Q2cには、バネ(図示省略)が設けられており、該バネによって、連結部材30cは、これが支柱122cの上側部分となす角度が小さくなるように跳ね上がる方向(図11で見た場合、反時計回り)に付勢されている。
座席部20cは、連結部材30cが座席部回動軸部Q2cの周りで回動することにより、姿勢変更される。該姿勢変更の態様について、図12を参照しながら説明する。
使用者が着座する等して着座部分21cに荷重がかかると、座席部20が使用姿勢となる。すなわち、着座部分21cが略水平姿勢になり、支持部分23cが略鉛直姿勢となって着座部分21cを支持し、制動部分24cが床面に接触した状態となる。(図12の上段)。
この状態から、使用者が立ち上がる等して着座部分21cにかかっていた荷重がなくなると、座席部回動軸部Q2cに設けられているバネの付勢力によって連結部材30cが跳ね上がり、着座部分21cが上方かつ前方に移動する(図12の中段の二点鎖線)。このとき、着座部分21cは、その後端が、支持部分23cの重みよって下方に引っ張られることにより、着座部分回動軸部Q4cの周りで回動し、前端側が上方に変位するとともに後端側が下方に変位する(図12の中段の二点鎖線)。
天板11cが収納姿勢とされていると、連結部材30cの回動がさらに進み、制動部分24cが支柱122cに突き当たる(図12の中段の実線)。このとき、使用者が、着座部分21cの後端を支柱122cに押しつけるような力を付加すると、着座部分21cおよび支持部分23cが、支持部分回動軸部Q3cに設けられたバネの付勢力に逆らって、互いのなす角度が大きくなるように支持部分回動軸部Q3cの周りで回動する。そして、該角度がほぼ180°となる(すなわち、着座部分21cおよび支持部分23cの両方が略鉛直姿勢となる)ことにより、座席部20cが収納姿勢となる(図12の下段)。このとき、支持部分23cが磁石113cに吸着されることにより、収納姿勢の座席部20cが収納姿勢の天板11cに対して固定される。
座席部20cが収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更されるときには、これと逆の動作が行われることはいうまでもない。
<他の実施形態>
第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいては、天板11,11cは、フラップ動作により姿勢変更されるものであったが、天板11,11cの姿勢を変更する態様はこれに限らない。例えば、天板11,11cを一対の支持フレーム12,12cに対して着脱自在に構成しておき、天板11,11cを使用姿勢あるいは収納姿勢で一対の支持フレーム12,12cに対して着設するための各構成(例えば、ネジ止め、係合、はめ合い、等)を設けてもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいては、テーブル本体部10,10cと座席部20,20cが連結部材30,30cを介して連結されることにより、天板11,11cが収納姿勢にあるテーブル本体部10,10cに座席部20,20cが付帯されるように構成されていたが、座席部を付帯させる態様はこれに限らない。例えば、座席部をテーブル本体部に対して着脱自在に構成しておき、各種の周知の手法(例えば、構造による引っ掛かり合い、磁石、面ファスナー構造、ネジ止め、等)によって、天板が収納姿勢にあるテーブル本体部に対して、座席部を付帯させるような構成としてもよい。ただし、この場合、天板が収納姿勢にあるテーブル本体部に付帯された座席部が、床面と非接触となるように、引っ掛かり合う部分等を配設する位置を適宜に調整する。このようなテーブル(すなわち、座席部を付帯させるための部分を備えるテーブル本体部のみからなる(すなわち、座席部を備えない)テーブル)も、本発明の実施形態の1つとして含まれる。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいては、テーブル本体部10,10cと座席部20,20cが連結部材30,30cを介して連結されることにより、天板11,11cが使用姿勢にあるテーブル本体部10,10cに座席部20,20cが離脱不能に接続されるように構成されていたが、座席部を離脱不能に接続する態様はこれに限らない。例えば、座席部をテーブル本体部に対して着脱自在に構成しておき、各種の周知の手法(例えば、構造による引っ掛かり合い、ネジ止め、等)によって、天板が使用姿勢にあるテーブル本体部に対して、座席部を離脱不能に接続する構成としてもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいて、支持フレーム12,12cが備えるベース部121,121cは、後端に近づくにつれて外側に傾斜する姿勢で配置される(すなわち、一対のベース部121,121(121c,121c)における後端部間の離間距離が、前端部間の離間距離よりも広い、平面視ハの字型をなしている)ことも好ましい。このような構成によると、テーブル100,100a~cの一対のベース部121,121(121c,121c)の間に、別のテーブル100,100a~cの一対のベース部121,121(121c,121c)を入り込ませることにより、複数のテーブル100,100a~cを、左右方向にずらすことなく水平方向に重ねて配置する(スタッキングする)ことができる。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいて、制動部分24,24cは必須の要素ではなく、これを省略してもよいし、これをキャスタに変えてもよい。
また、第1~第3実施形態に係るテーブル100,100a,100bにおいて、第2連動機構27は必須の要素ではなく、これを省略してもよい。
また、第4実施形態に係るテーブル100cにおいて、磁石113cは必須の要素ではなく、これを省略してもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cが備える天板11,11cは複数人用の長尺天板であったが、天板は一人用のものであってもよい。また、座席部20,20cは複数人用の長尺座席部であったが、座席部は一人用の座席であってもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cは、1個のテーブル本体部10,10cに対して1個の座席部20,20cが設けられていたが、1個のテーブル本体部に対して複数個の座席部が設けられてもよい。例えば、複数人用の長天板を備えるテーブル本体部に対して、一人用の座席部が複数個設けられてもよい。
1個のテーブル本体部に対して複数個の座席部が設けられる場合、少なくとも天板が使用姿勢にあるときに、天板の使用端の側に、該複数個の座席部が接続されるように構成されることが好ましい。この構成によると、着座者の全員が同じ方向を向くことができる。このようなテーブルは、講演会や式典等に好適に用いることができる。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいて、テーブル本体部10,10cの支持フレーム12,12c、座席部20,20cの各脚体部分22,23,23c等の全てあるいは一部を、中空状に形成してもよい。これにより、テーブル100,100a~cを軽量化することができる。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいて、着座部分21,21cは必ずしも平板状の部材でなくともよい。例えば、背板と座板が一体となった断面L字状の部材等であってもよい。また例えば、平板状の部材の一方の主面にクッション材等が配設されたものであってもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいて、座席部20,20cが備える複数の支持部分23,23cを内部に収納する箱部材をさらに設けてもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおいて天板11,11cの使用姿勢は略水平姿勢に限るものではなく、天板11,11cの収納姿勢は略鉛直姿勢に限るものではない。例えば、天板11,11cの表面が鉛直方向から傾斜した面内にある姿勢が、使用姿勢(あるいは、収納姿勢)とされてもよい。同様に、座席部20,20cの使用姿勢は着座面が略水平面内にある姿勢に限るものではなく、座席部20,20cの収納姿勢は着座面が略鉛直面内にある姿勢に限るものではない。例えば、着座面が鉛直方向から傾斜した面内にある姿勢が、使用姿勢(あるいは、収納姿勢)とされてもよい。
また、第1~第4実施形態に係るテーブル100,100a~cにおける各部の具体的な形状、仕様、その他の詳細な構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、各実施形態に係るテーブル100,100a~cの構成を適宜に組み合わせてもよいことはいうまでもない。
100,100a~c テーブル
10,10c テーブル本体部
11,11c 天板
12,12c 支持フレーム
121,121c ベース部
122,122c 支柱
13,13c キャスタ
14,14c フラップ機構
15,15c ラッチ機構
20,20c 座席部
21,21c 着座部分
22 前脚体部分
23,23c 支持部分
24,24c 制動部分
30,30c 連結部材
40 第1連動機構
41 第1リンク部材
400 第1平行リンク機構
50 第2連動機構
51 第2リンク部材
500 第2平行リンク機構
Q1 天板回動軸部
Q2,Q2c 座席部回動軸部
Q3,Q3c 支持部分回動軸部
Q4c 着座部分回動軸部
FQ1 第1軸部
FQ2 第2軸部
BQ2 第3軸部
BQ3 第4軸部

Claims (10)

  1. 使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できる天板と、
    キャスタと、
    を備え、
    前記天板が前記収納姿勢にあるときに、他の同じテーブルと重ねて収納できるとともに、着座用の座席部を床面と非接触の状態で付帯させることができるように構成されているテーブルであって
    前記座席部が、使用姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更できるように構成されており、
    前記天板が前記収納姿勢にあるときに、前記座席部が前記収納姿勢とされて前記テーブルに付帯されるように構成されており
    前記天板および前記座席部の一方が使用姿勢にあるときは他方も使用姿勢となり、一方が収納姿勢にあるときは他方も収納姿勢となるように、前記天板の姿勢と前記座席部の姿勢を連動させる、第1連動機構、
    を備え
    前記第1連動機構が、
    第1軸部を介して前記天板と連結されるとともに、第2軸部を介して前記座席部と連結される第1リンク部材、
    を備え、
    前記第1軸部、前記第2軸部、前記天板の回動中心となる天板回動軸部、および、前記座席部の回動中心となる座席部回動軸部を節点とする第1平行リンク機構が形成されており、
    前記天板が回動により姿勢変更されて前記第1軸部が前記天板回動軸部の周りで移動すると、該移動に追従して前記第2軸部が前記座席部回動軸部の周りで移動することにより、前記座席部が回動により姿勢変更されるように構成されている、
    テーブル。
  2. 請求項1に記載のテーブルであって、
    前記天板を支持する支持フレーム、
    を備え、
    少なくとも前記天板が前記使用姿勢にあるときに、前記座席部が前記支持フレームに離脱不能に接続されるように構成される、
    テーブル。
  3. 請求項1または2に記載のテーブルであって、
    前記天板が前記使用姿勢にあるときに床面に接触することにより前記座席部が前記床面に対して動かないように制動する制動部分、
    を備え、
    前記天板が前記収納姿勢にあるときに前記制動部分が前記床面から離間し、前記天板が前記使用姿勢にあるときに前記制動部分が前記床面に接触するように構成されている、
    テーブル。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載のテーブルであって、
    前記第1リンク部材が、床面側を迂回する屈曲形状である、
    テーブル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のテーブルであって、
    前記天板および前記座席部の姿勢が前記使用姿勢から前記収納姿勢へ変化する途中で、前記テーブルの重心位置が持ち上がる重心乗り換え点が形成されるように構成されている、
    テーブル。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のテーブルであって、
    前記座席部が、
    着座部分と、
    前記着座部分に回動自在に連結された支持部分と、
    を備え、
    前記座席部が前記使用姿勢にあるときに、前記着座部分と前記支持部分のなす角度が直角となって前記着座部分が前記支持部分により支持され、前記座席部が前記収納姿勢にあるときに、前記着座部分と前記支持部分が互いに平行となるように、前記着座部分の姿勢と前記支持部分の姿勢を連動させる、第2連動機構、
    を備える、
    テーブル。
  7. 請求項6に記載のテーブルであって、
    前記第2連動機構が、
    一端が、前記座席部の回動中心となる座席部回動軸部に対して固定的な位置に配置された第3軸部と連結され、他端が、前記支持部分に対して固定された第4軸部と連結された、第2リンク部材、
    を備え、
    前記座席部回動軸部、前記第3軸部、前記第4軸部、および、前記支持部分の回動中心となる支持部分回動軸部、を節点とする第2平行リンク機構が形成されており、
    前記座席部が回動により姿勢変更されることにより、前記座席部回動軸部の周りで前記支持部分回動軸部が回転移動すると、該移動に追従して、前記第4軸部が、前記支持部分回軸部との位置関係を維持したまま前記第3軸部の周りで同じ方向に回転移動するとともに、前記座席部の姿勢変更に伴う前記着座部分の姿勢変更に応じて、前記支持部分が同じ角度だけ逆向きに姿勢変更されて、前記着座部分の姿勢変更に拘わらずに前記支持部分の姿勢が一定に保たれるように構成されている、
    テーブル。
  8. 請求項1からのいずれかに記載のテーブルであって、
    前記天板が、複数人用の長天板であり、
    前記座席部が、複数人用の長座席部である、
    テーブル。
  9. 請求項1からのいずれかに記載のテーブルであって、
    少なくとも前記天板が前記使用姿勢にあるときに、前記天板の使用端の側に、前記座席部が複数個接続されるように構成されている、
    テーブル。
  10. 請求項1からのいずれかに記載のテーブルであって、
    前記天板が前記収納姿勢にあるときに、前記座席部が磁石を介して付帯されるように構成されている、
    テーブル。
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