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JP7335764B2 - 送信装置、受信装置及びプログラム - Google Patents
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JP7335764B2 - 送信装置、受信装置及びプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、所定の映像信号を分割して符号化し、TS(Transport Stream)パケット形式で多重伝送する送信装置、受信装置及びプログラムに関する。
従来から、或る解像度及びフレームレートの映像信号を符号化伝送する際に、演算回路規模の縮小、処理の高速化、既存装置の活用等の目的のため、より解像度及びフレームレートの低い映像信号に分割して符号化し、伝送する伝送方式が知られている。
例えば、7680×4320画素の映像に関するいわゆる8K信号を、4つの3840×2160画素の映像に関する4K信号に分割して伝送する場合、4K信号用の符号化部及び復号部を合計4対とした伝送方式とすることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
近年、8Kの衛星放送が始まり、臨場感にあふれる超高精細映像を家庭でも楽しめるようになった。8K番組の更なる拡充のためには番組制作設備の8K化が必要であり、ワイヤレスカメラもその1つである。
映像の送信装置として構成されるワイヤレスカメラは、無線信号の伝送帯域に制約があるため、HEVCなどの映像圧縮技術を用いたコーデックを用いる符号化部及び復号部とするのが一般的であり、送信装置側の符号化部によって映像を圧縮した圧縮信号を生成してTSパケット形式で受信装置に向けて伝送する。受信装置側では、送信装置側の符号化部と対応する復号部によって当該圧縮信号を伸長復号して元の映像を復元することができる。
ところで、ワイヤレスカメラは、有線カメラの映像と切り替えても違和感が無いよう、数ミリ~数十ミリ秒の低遅延が要求される。ワイヤレスカメラで支配的な遅延はコーデックによるものであり、4Kの画像サイズを超える映像信号(例えば8K信号)の伝送のために、低遅延で圧縮・伸張するコーデックが求められている。
しかしながら、8K信号を圧縮するコーデックはほとんど製品化されておらず、製品化されているとしても非常に大型で高価であるのが現状である。一方、4K信号のコーデックは複数の製品化が為され、数十ミリ秒の低遅延で小型化されている。
特開2019-97076号公報
上述したように、いわゆる4Kの画像サイズを超える映像信号(例えば8K信号)の伝送のために、低遅延で圧縮・伸張するコーデックが求められているため、数十ミリ秒の低遅延で小型化されている4K信号のコーデックを利用する伝送方式とすることができる。
例えば、図4は、従来技術に基づく比較例の送信装置501の概略構成を示すブロック図である。送信装置501は、第1乃至第4の符号化部511‐1,511‐2,511‐3,511‐4(以下、総括して「符号化部511」と称する。)、TS信号多重化部512、及び、送信部513を備える。
第1乃至第4の符号化部511の各々は、いずれも4K信号のコーデックを利用するように構成され、8K信号を4本の4K信号に分割して出力する8Kカメラ10から当該4本の4K信号をそれぞれ入力し、4K信号のコーデックを利用して圧縮符号化処理を施して圧縮信号を生成し、その圧縮信号をTSパケットに格納してTSパケット列のTS信号としてTS信号多重化部512に出力する。
ここで、MPEG-2 TS形式ではprogram_numberが規定されており、第1乃至第4の符号化部511の各々は、各4K信号に対して同一のprogram_number(図4に示す例では全て♯1)を割り当て、TSパケット単位で同期させた第1乃至第4のTSパケット列のTS信号をTS信号多重化部512に出力する。尚、従来技術においては、TSパケット単位で同期させるため、各4K信号に対してprogram_numberを無作為な値で割り当てることもあるが、本例では、説明の便宜上、全てprogram_number=1としている。
TS信号多重化部512は、第1乃至第4の符号化部511からそれぞれの第1乃至第4のTSパケット列のTS信号を入力して、TSパケット単位で順次、時分割多重化し、図4に示す例では全てprogram_number=1とした第1乃至第4のTSパケット列の多重化TS信号を送信部513に出力する。尚、TS信号多重化部512は、一般的にはマルチプレクサと呼ばれている。
送信部513は、TS信号多重化部512から得られる多重化TS信号を、受信装置502に向けて無線又は有線で送信する。
一方、図5は、従来技術に基づく比較例の受信装置502の概略構成を示すブロック図である。受信装置502は、受信部521、TS信号分離部522、及び、第1乃至第4の復号部523‐1,523‐2,523‐3,523‐4(以下、総括して「復号部523」と称する。)を備える。
受信部521は、送信装置501から送信された多重化TS信号を受信し、TS信号分離部522に出力する。
TS信号分離部522は、受信部521から多重化TS信号を入力して、TSパケット単位で分離し、同期させた第1乃至第4のTSパケット列のTS信号をそれぞれ第1乃至第4の復号部523に出力する。ここで、第1乃至第4のTSパケット列の多重化TS信号は、送信装置501側で全て同一のprogram_number(図5に示す例では全て♯1)とされており、このTS信号分離部522は、一般的にはデマルチプレクサと呼ばれている。
第1乃至第4の復号部523の各々は、それぞれ送信装置501側の第1乃至第4の符号化部511と対応する4K信号のコーデックを利用するように構成され、4K信号のコーデックを利用して伸長復号処理を施して第1乃至第4の4K信号の復号信号を生成し、その復号信号を8K表示器20(ディスプレイ)に向けて外部出力する。
8K表示器20では、第1乃至第4の4K信号を合成して8K信号を復元し表示する。
このように、送信装置501側では伝送対象の8K信号を4本の4K信号に分割して得られる4K信号について、それぞれ4K信号用の符号化部511で圧縮し、その圧縮信号をprogram_numberとして同一(又は無作為)のTSパケット形式で受信装置502に向けて多重伝送する。受信装置502側では多重伝送されたTSパケットを4本に信号分離し、それぞれ4K信号用の復号部523で復号して8K表示器20に向けて出力する。この伝送方式では、8Kカメラ10や8K表示器20のインターフェースとして、それぞれ4K信号を伝送する4本の12G‐SDIがよく用いられていることから、既存のインターフェースを利用できる利点がある。
しかしながら、図4及び図5にそれぞれ示す4K信号用の符号化部511及び復号部523を合計4対とした伝送方式において、送信装置501側では、各符号化部511から出力される4本のTS信号をTS信号多重化部512によって多重化し、program_numberを同一(又は無作為)とした1本の多重化TS信号として伝送すると、受信装置502側ではTS信号分離部522を設けて、TS信号分離部522によって元の4本のTSパケット列となるように分離する必要がある。
しかし、送信装置501をワイヤレスカメラとして構成する場合など、数ミリ~数十ミリ秒の低遅延が要求される伝送方式とする場合、4K信号のコーデックを用いて低遅延化を図るのみでは不十分な場合があり、特にTS信号分離部522の遅延が無視できないことがあるため、より伝送遅延を減少させる伝送方式が望まれる。
そこで、本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、より伝送遅延を減少可能として、所定の映像信号を分割した信号を符号化し、TSパケット形式で多重伝送する送信装置、受信装置及びプログラムを提供することにある。
本発明の送信装置は、所定の映像信号を分割した信号を符号化し、TSパケット形式で多重伝送する送信装置であって、前記映像信号をN(Nは2以上の整数)分割した信号を入力してそれぞれ圧縮符号化処理を施し、それぞれの圧縮信号を生成してTSパケットに格納し、送受間で予め定めた多重化順序の規則に従ってMPEG-2 TS形式で規定されるprogram_number及びパケット識別子(PID)を異なる値で割り当てたN個のTS信号としてそれぞれ出力するN個の符号化手段と、前記N個のTS信号を入力して、順次TSパケット単位で時分割多重化して多重化TS信号を生成するTS信号多重化手段と、前記多重化TS信号を受信装置に向けて送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記符号化手段は、前記所定の映像信号として、4Kの画像サイズを超える映像信号とし、該映像信号をN分割した4Kの画像サイズ以下の信号をそれぞれ入力し、圧縮符号化処理を施すように構成されていることを特徴とする。
更に、本発明の受信装置は、本発明の送信装置から送信される前記多重化TS信号を受信して、前記所定の映像信号を復元するための信号を生成する受信装置であって、前記多重化TS信号を受信する受信手段と、受信した前記多重化TS信号をN個に分配する多重化TS信号分配手段と、前記N個に分配された前記多重化TS信号の各々について、前記program_number又はパケット識別子(PID)を識別して復号対象のTSパケットを選択して抽出し、それぞれ前記N個の符号化手段における圧縮符号化処理に対応する伸長復号処理を施してN個の4K信号の復号信号を生成するN個の復号手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、本発明の送信装置として機能させるためのプログラムとして構成する。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、本発明の受信装置として機能させるためのプログラムとして構成する。
本発明によれば、4Kの画像サイズを超える映像信号(例えば8K信号)を分割して符号化し、TSパケット形式で多重伝送する伝送方式において、より伝送遅延を減少可能とする送信装置、及び受信装置を構成することができる。
本発明による一実施例の送信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施例の受信装置の概略構成を示すブロック図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施例の送信装置及び受信装置における第nの符号化部及び第nの復号部の概略構成を示すブロック図である。 従来技術に基づく比較例の送信装置の概略構成を示すブロック図である。 従来技術に基づく比較例の受信装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施例の伝送方式を構成する送信装置1及び受信装置2を説明する。
本発明に係る送信装置1は、4Kの画像サイズを超える映像信号(例えば8K信号)をN(2以上の整数)分割した信号について、それぞれN個の符号化部により圧縮符号化して、TSパケット形式で多重した1本の多重化TS信号を受信装置2に向けて送信するように構成される。また、本発明に係る受信装置2は、送信装置1から受信した1本の多重化TS信号をN分配して、それぞれN個の復号部により処理対象のTSパケットを選択して伸長復号し、元の映像信号を復元するためのN本の信号を出力するように構成される。そこで、以下の説明では、一実施例として、伝送対象とする映像信号を8K信号とし、4K信号のコーデックを用いるものとしてN=4として構成した送信装置1及び受信装置2について説明する。
(送信装置)
図1は、本発明による一実施例の送信装置1の概略構成を示すブロック図である。送信装置1は、第1乃至第4の符号化部11‐1,11‐2,11‐3,11‐4(以下、総括して「符号化部11」と称する。)、TS信号多重化部12、及び、送信部13を備える。
第1乃至第4の符号化部11の各々は、いずれも4K信号のコーデックを利用するように構成され、8K信号を4本の4K信号に分割して出力する8Kカメラ10から当該4本の4K信号をそれぞれ入力する。そして、第1乃至第4の符号化部11の各々は、4K信号のコーデックを利用して圧縮符号化処理を施して圧縮信号を生成し、その圧縮信号をTSパケットに格納してTSパケット列のTS信号としてTS信号多重化部12に出力する。8Kカメラ10と送信装置1との接続には、4K信号を伝送可能とする既存の12G‐SDIを利用できる。
ここで、MPEG-2 TS形式ではprogram_numberが規定されており、第1乃至第4の符号化部11の各々は、送信装置1及び受信装置2間で予め定めた多重化順序の規則に従って、各4K信号に対して異なるprogram_number(図1に示す例では♯1,♯2,♯3,♯4)を割り当て、あたかも別番組の映像であるかのように扱い、TSパケット単位で同期させた第1乃至第4のTSパケット列をそれぞれ第1乃至第4のTS信号として、TS信号多重化部12に出力する。尚、各4K信号に対して異なるprogram_number(図1に示す例では♯1,♯2,♯3,♯4)を割り当てることで、各TSパケットのヘッダ情報に含まれるパケット識別子(PID)も対応して異なる値に割り当てられる。
TS信号多重化部12は、第1乃至第4の符号化部11からそれぞれ第1乃至第4のTS信号を入力して、TSパケット単位で順次、時分割多重化し、program_number(図1に示す例では♯1,♯2,♯3,♯4)が順次繰り返される第1乃至第4のTS信号の多重化TS信号を送信部13に出力する。
送信部13は、TS信号多重化部12から得られる多重化TS信号を、受信装置12に向けて無線又は有線で送信する。
(受信装置)
図2は、本発明による一実施例の受信装置2の概略構成を示すブロック図である。受信装置2は、受信部21、多重化TS信号分配部22、及び、第1乃至第4の復号部23‐1,23‐2,23‐3,23‐4(以下、総括して「復号部23」と称する。)を備える。
受信部21は、送信装置1から、program_number(図1に示す例では♯1,♯2,♯3,♯4)が順次繰り返される第1乃至第4のTS信号の多重化TS信号を受信し、多重化TS信号分配部22に出力する。
多重化TS信号分配部22は、受信部521から多重化TS信号を入力して、そのままの信号形態で分配し、それぞれ第1乃至第4の復号部23に出力する。この多重化TS信号分配部22は、一般的にはディストリビュータと呼ばれている。また、本発明に係る多重化TS信号は、上述したように、送信装置1及び受信装置2間で予め定めた多重化順序の規則に従って、各4K信号に対して異なるprogram_number(図1に示す例では♯1,♯2,♯3,♯4)が割り当てられた第1乃至第4のTS信号を多重化したものである。
このように、本実施例の受信装置2では、図5に示す従来のTS信号分離部522の代わりに、多重化TS信号分配部22を使用する構成となっている。多重化TS信号分配部22は、電気的に同一信号を単に分配するのみであることから、遅延は無視できるほど小さいため、TS信号分離部522よりも伝送遅延を短縮させることが可能となる。
第1乃至第4の復号部23の各々は、それぞれ送信装置1側の第1乃至第4の符号化部11と対応する4K信号のコーデックを利用するように構成され、program_number又はパケット識別子(PID)を識別して復号対象のTSパケットのみを選択して抽出し、4K信号のコーデックを利用して伸長復号処理を施して第1乃至第4の4K信号の復号信号を生成し、その復号信号を8K表示器20(ディスプレイ)に向けて外部出力する。
8K表示器20では、第1乃至第4の4K信号を合成して8K信号を復元し表示する。ここで、受信装置2と8K表示器20との接続には、4K信号を伝送可能とする既存の12G‐SDIを利用できる。
(符号化部及び復号部)
図3を参照して、N個の符号化部11及び復号部23における第nの符号化部11‐n及び第nの復号部23‐nの構成例について説明する。
図3(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2における第nの符号化部11‐n及び第nの復号部23‐nの概略構成を示すブロック図である。
図3(a)に示す第nの符号化部11‐nは、エンコーダ111、TSパケット送信部112、エンコーダ制御部113、及びTS管理部114を備える。
エンコーダ111は、第nの4K信号を入力し、エンコーダ制御部113の制御により、4K信号のコーデックに基づいた伝送のために予め定めた符号化パラメータで圧縮符号化処理を施して圧縮信号を生成し、TSパケット送信部112に出力する。尚、第nの符号化部11‐nにおけるエンコーダ111は、他の符号化部と異なる符号化パラメータとしてもよいし、同一の符号化パラメータとしてもよい。
TSパケット送信部112は、エンコーダ制御部113の制御により符号化及びパケット送信の同期を制御して、エンコーダ111から入力した圧縮信号を順次、TSパケットのペイロードに格納し、更に、TS管理部114から得られる固有のprogram_number=n、及び対応するパケット識別子(PID)を当該TSパケット列のヘッダに格納し、TSパケット列のTS信号としてTS信号多重化部12に出力する。
エンコーダ制御部113は、エンコーダ111に対しては符号化パラメータを制御し、TSパケット送信部112に対しては符号化及びパケット送信の同期を制御する機能部であり、その制御情報はTS管理部114に通知される。
TS管理部114は、エンコーダ制御部113から通知される制御情報を基に、固有のprogram_number=n、及び対応するパケット識別子(PID)を割り当て、TSパケット送信部112に出力する機能部である。尚、第nの符号化部11‐nにおけるTS管理部114は、他の符号化部と異なる固有のprogram_number=n、及び対応するパケット識別子(PID)を割り当てる。
一方、図3(b)に示す第nの復号部23‐nは、TSパケット受信部231、デコーダ232、TS管理部233、及びデコーダ制御部234を備える。
TSパケット受信部231は、多重化TS信号を入力し、TS管理部233から通知される固有のprogram_number=n、又は対応するパケット識別子(PID)を持つTSパケットを選択して抽出し、デコーダ232に出力する。多重化TS信号は、上述したように、送信装置1及び受信装置2間で予め定めた多重化順序の規則に従って異なるprogram_number(本例では♯1,♯2,♯3,♯4)、及び対応するパケット識別子(PID)が割り当てられた第1乃至第4のTS信号を多重化したものである。尚、第nの復号部23‐nにおけるTSパケット受信部231は、他の復号部と同じ多重化TS信号を入力して処理する。
デコーダ232は、program_number=n、又は対応するパケット識別子(PID)を持つTSパケットのペイロードから圧縮信号を取り出し、デコーダ制御部234の制御により、第nの符号化部11‐nと対応する4K信号のコーデックに基づいた伝送のために予め定めた符号化パラメータで伸長復号処理を施して第nの4K信号の復号信号を生成し、8K表示器20に出力する。
TS管理部233は、固有のprogram_number=n、及び対応するパケット識別子(PID)を、TSパケット受信部231に出力する機能部である。尚、第nの復号部23‐nにおけるTS管理部233は、第nの符号化部11‐nと対応する固有のprogram_number=n、及び対応するパケット識別子(PID)を保持している。
デコーダ制御部234は、デコーダ232に対しては第nの符号化部11‐nと対応する予め定めた符号化パラメータを制御する機能部である。
このように、第nの符号化部11‐n及び第nの復号部23‐nは、多重化TS信号分配部22による低遅延化に関連して、効率よく符号化及びTSパケット化し、効率よくTSパケット抽出及び復号することができる。
以上のように、本実施例の伝送方式では、送信装置1側では伝送対象の映像信号(本例では8K信号)を分割した4本の4K信号について、それぞれ4個の符号化部により圧縮符号化して、それぞれ異なるprogram_number及びパケット識別子(PID)を割り当てた4本のTS信号を多重した1本の多重化TS信号を受信装置2に向けて送信するように構成される。受信装置2側では受信した1本の多重化TS信号を4分配して、それぞれ4個の復号部によりprogram_number又はパケット識別子(PID)に基づいて処理対象のTSパケットを選択して伸長復号し、元の映像信号を復元するための4本の4K信号を出力するように構成される。
従って、本実施例の送信装置1及び受信装置2によれば、多重化TS信号分配部22による低遅延化と、第nの符号化部11‐n及び第nの復号部23‐nによる低遅延化により、数ミリ~数十ミリ秒の低遅延が要求される伝送方式として好適に実用することができ、従来技術よりも伝送遅延を減少できるようになる。
また、本実施例の送信装置1及び受信装置2によれば、図4及び図5に示すような従来技術に基づく比較例とは異なり、送受間で予め定めた多重化順序の規則に従って異なる値のprogram_number及びパケット識別子(PID)を持つパケット列で各TS信号を識別するように構成しているため、各TS信号の多重化又は抽出に係るTS同期に生じうる同期ジッタを容易に吸収させることができ、同期ジッタに対する耐性も強くなる。
尚、本実施例の送信装置1又は受信装置2はコンピュータにより機能させることもできる。当該コンピュータに、本発明に係る各構成要素を実現させるためのプログラムは、当該コンピュータの内部又は外部に備えられるメモリ(図示せず)に記憶される。コンピュータに備えられる中央演算処理装置(CPU)などの制御で、各構成要素の機能を実現するための処理内容が記述されたプログラムを、適宜、メモリから読み込んで、送信装置1又は受信装置2の各構成要素の機能をコンピュータに実現させることができる。ここで、各構成要素の機能をハードウェアの一部で実現してもよい。
ところで、上述した実施例において、伝送対象とする映像信号を出力する装置として8Kカメラ10とする例を説明したが、記録装置から入力する形態としてもよく、任意である。同様に、映像信号を表示する装置として8K表示器20とする例を説明したが、映像信号を処理する画像処理装置としてもよく、任意である。
更に、上述した実施例において、伝送対象とする映像信号を8K信号とする例を説明したが、本発明による送信装置1及び受信装置2は、4Kの画像サイズを超える映像信号の伝送に有効であり、4Kの画像サイズ以下の信号に分割した信号を伝送することで、4K信号を伝送可能とする既存の12G‐SDIをインターフェースとして利用することができる。このため、本発明による送信装置1及び受信装置2は、例えば現在検討されている6K信号、16K信号、或いは32K信号の映像信号を4Kの画像サイズ以下の信号に分割した信号を、伝送対象とすることができる。
また、上述した実施例において、N=4として4分割信号の多重化及び4分配とする例を説明したが、Nは2以上の整数として任意とすることができる。ただし、好適例では、6K信号、16K信号、或いは32K信号の映像信号を扱うものとして、N=2,3,4,6,16,64のいずれかとして予め定めておくこともできる。更に、Nの最大を64として予め定めておき、種々の画像サイズの映像信号が入力される場合でも選択的に動作するように構成することもできる。
従って、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によってのみ制限される。
本発明によれば、映像信号の伝送遅延をより減少させることができるので、映像信号を分割して符号化し、TSパケット形式で多重伝送する伝送方式の送信装置、及び受信装置に有用である。
1 送信装置
2 受信装置
10 8Kカメラ
11,11‐1,11‐2,11‐3,11‐4,11‐n 符号化部
12 TS信号多重化部
13 送信部
20 8K表示器
21 受信部
22 多重化TS信号分配部
23,23‐1,23‐2,23‐3,23‐4,23‐n 復号部
111 エンコーダ
112 TSパケット送信部
113 エンコーダ制御部
114 TS管理部
231 TSパケット受信部
232 デコーダ
233 TS管理部
234 デコーダ制御部
501 従来技術に基づく比較例の送信装置
502 従来技術に基づく比較例の受信装置
511,511‐1,511‐2,511‐3,511‐4 符号化部
512 TS信号多重化部
513 送信部
521 受信部
522 TS信号分離部
523,523‐1,523‐2,523‐3,523‐4 復号部

Claims (5)

  1. 所定の映像信号を分割した信号を符号化し、TSパケット形式で多重伝送する送信装置であって、
    前記映像信号をN(Nは2以上の整数)分割した信号を入力してそれぞれ圧縮符号化処理を施し、それぞれの圧縮信号を生成してTSパケットに格納し、送受間で予め定めた多重化順序の規則に従ってMPEG-2 TS形式で規定されるprogram_number及びパケット識別子(PID)を異なる値で割り当てたN個のTS信号としてそれぞれ出力するN個の符号化手段と、
    前記N個のTS信号を入力して、順次TSパケット単位で時分割多重化して多重化TS信号を生成するTS信号多重化手段と、
    前記多重化TS信号を受信装置に向けて送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記符号化手段は、前記所定の映像信号として、4Kの画像サイズを超える映像信号とし、該映像信号をN分割した4Kの画像サイズ以下の信号をそれぞれ入力し、圧縮符号化処理を施すように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の送信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の送信装置から送信される前記多重化TS信号を受信して、前記所定の映像信号を復元するための信号を生成する受信装置であって、
    前記多重化TS信号を受信する受信手段と、
    受信した前記多重化TS信号をN個に分配する多重化TS信号分配手段と、
    前記N個に分配された前記多重化TS信号の各々について、前記program_number又はパケット識別子(PID)を識別して復号対象のTSパケットを選択して抽出し、それぞれ前記N個の符号化手段における圧縮符号化処理に対応する伸長復号処理を施してN個の4K信号の復号信号を生成するN個の復号手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  4. コンピュータを、請求項1又は2に記載の送信装置として機能させるためのプログラム。
  5. コンピュータを、請求項3に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。
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