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JP7344447B2 - 排水装置 - Google Patents
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JP7344447B2 - 排水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排水装置に係り、特に、水受け部の下方に設けられる排水装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、シンクの底面に設けられ且つ超音波発信器を備えている排水装置が知られている。このような排水装置においては、超音波発信器により超音波を照射して排水部を超音波洗浄し、排水部の汚れを落とすようになっている。
特開2004-324108号公報
しかしながら、特許文献1に示すような排水装置による超音波洗浄は、洗浄中に視覚的にも聴覚的にも変化が乏しい。よって、使用者が、超音波発振器が実際に動作しているのか、適切に洗浄しているのかについて認識しにくい又は認識できないという問題があった。
また、そもそも排水装置が、使用者が水受け部を使用する際に意識を向けにくい装置である。よって、使用者が排水装置において超音波発振器が超音波洗浄を行っているかをより気づきにくいという問題もあった。
ここで、特許文献1に示すような排水装置においては、使用者が操作部のスイッチを入操作して超音波洗浄を実行させるようになっている。よって、このような排水装置においては、使用者が操作部のスイッチを入操作しなければ、超音波洗浄が実行されず、超音波洗浄をしようとする度に使用者に負担をかけるという問題があった。
このような問題を解決するために、本発明の発明者は封水形成部内への水の流入と連動して超音波洗浄を実行させることを検討した。しかしながら、この場合、使用者による意識的な操作部の操作なしに超音波洗浄が自動的に実行されることとなる。従って、使用者は、排水装置において超音波発振器が超音波洗浄を行っているかをより気づきにくくなるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、自動洗浄モードにより超音波発振器の照射が行われ、超音波発振器の照射が使用者により視覚的にも聴覚的にも直接確認がしにくい場合であっても、制御装置は、報知モードにより、使用者に超音波発振器の照射について報知することができる排水装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、水受け部の下方に設けられる排水装置であって、水受け部の下流側に設けられ、内部に流路が形成され、前記流路内に封水を形成する封水形成部と、上記封水形成部への水の供給又は上記封水形成部からの水の流出を検知する検知部と、上記封水形成部内の水に超音波を照射する超音波発振器と、上記超音波発振器による超音波の照射を制御する制御装置と、上記超音波発振器による超音波の照射を報知する報知装置とを備え、上記制御装置は、上記検知部が上記封水形成部への水の供給又は上記封水形成部からの水の流出を検知した場合に、上記超音波発振器の照射を行う自動洗浄モードと、上記検知部が上記封水形成部への水の供給又は上記封水形成部からの水の流出を検知した場合又は上記超音波発振器により超音波の照射が実行された場合に上記報知装置による報知を行う報知モードとを備えることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、制御装置は、検知部が封水形成部への水の供給又は封水形成部からの水の流出を検知した場合に、超音波発振器の照射を開始させる自動洗浄モードを備えているので、封水形成部への水の供給に応じて、使用者が超音波発振器の照射開始の操作を行う負担を無くすことができる。このように使用者が超音波発振器の照射開始の操作を行っていない自動洗浄モードにより超音波発振器の照射が行われ、超音波発振器の照射が使用者により視覚的にも聴覚的にも直接確認がしにくい場合であっても、制御装置は、報知モードにより、使用者に超音波発振器の照射について報知できる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、上記報知装置は、上記排水装置を備える排水システムユニット内及びその周辺に設けられる。
このように構成された本発明においては、超音波発振器の照射は封水形成部への水の供給等に応じて開始されるため、使用者が排水装置を備える排水システムユニット内及びその周辺で作業、例えばキッチンにおける水使用作業、浴室における水使用作業、洗面所における水使用作業等をしているときに、超音波発振器の照射が行われる可能性が高い。これに対し、報知装置は、排水装置を備える排水システムユニット内及びその周辺に設けられる。これにより、使用者が排水システムユニット内及びその周辺で作業をしているときに、報知装置が使用者に超音波発振器の照射を行っていることを報知できる。よって、報知装置が使用者に超音波発振器の照射を行っていることを比較的速いタイミングでタイムリーに報知できる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、上記報知装置は、上記超音波発振器の照射を視覚的に報知する発光部を備える。
このように構成された本発明においては、報知装置が視覚的に報知する発光部を備えているので、報知装置が聴覚的に報知する報知部を備えるよりも、報知装置により使用者が報知を煩わしく感じるおそれを抑制できる。
例えば封水形成部への水の供給が頻繁に行われ、報知が頻繁に行われた場合に、視覚的に報知する報知装置は、報知装置が聴覚的に報知する報知部を備えるよりも、報知装置により使用者が報知を煩わしく感じるおそれをさらに抑制できる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、上記報知装置の上記発光部は、上記封水形成部内を光で照らすように設けられている。
このように構成された本発明においては、報知装置の発光部は、封水形成部内を光で照らすように設けられているので、報知装置の発光部は、封水形成部内を見やすくできる。よって、使用者に超音波洗浄を行っていることを報知できるだけでなく、超音波洗浄による封水形成部内の洗浄効果を使用者が確認しやすくできる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、上記報知装置の上記発光部は、上記封水形成部に取付けられている。
このように構成された本発明においては、報知装置の発光部は、封水形成部に取付けられている。これにより、使用者の体の一部、例えば使用者が封水形成部を覗き込むような姿勢をとっている場合の使用者の体の一部、又は他の光を遮る遮へい物が封水形成部の入口の上方に存在するような場合であっても、発光部が封水形成部内を直接照らすことができ、封水形成部の中を明るくでき且つ見やすくできる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、さらに、上記封水形成部の入口の上方を覆うように形成され、且つ取り外し可能に設けられている蓋を備え、上記封水形成部の入口の上方に上記蓋が取付けられ且つ上記排水装置が設けられる室内の照明が消された状態且つ上記発光部が発光した状態において上記流入口近傍の水受け部内領域において測定される光の照度が、上記封水形成部の入口の上方に上記蓋が取付けられ且つ上記排水装置が設けられる室内の照明が点灯された状態且つ上記発光部が発光していない状態において上記流入口近傍の水受け部内領域において測定される光の照度以下となるように、上記発光部、上記蓋、又は上記封水形成部が構成されている。
このように構成された本発明においては、上記報知装置の上記発光部が発光する場合に、流入口近傍の水受け部内領域に漏れ出る光の照度が、排水装置が設けられる室内の照明が点灯された状態且つ発光部が発光していない状態における流入口近傍の水受け部内領域において測定される光の照度以下となる。
これにより、流入口から漏れ出た発光部の光は、室内の照明灯等の光の下では、室内の照明灯等の光が主となって使用者に見え、発光部からの光が使用者に独立して認知されにくくなる。よって、封水形成部への水の供給が頻繁に行われ、報知が頻繁に行われるような場合であっても、報知により使用者に煩わしさを与える可能性を低減できる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、上記報知手段の上記発光部は、上記封水形成部の流路の外側に配置され、上記封水形成部のうち上記発光部よりも内側部分に位置する流路壁は光を透過させるように形成されている。
このように構成された本発明においては、上記報知手段の上記発光部は、上記封水形成部の流路の外側に配置され、発光部は、流路壁を介して発光部の内側部分の流路を照らすことができる。これにより、封水形成部の流路の壁に発光部を取付けるための穴をあけることなく、発光部を封水形成部の外側に配置して、封水形成部内を発光部により照らすことができる。よって、封水形成部の流路の壁に発光部を取付けるための穴をあけることによる漏水の懸念をなくすことができる。
本発明の一実施形態において、好ましくは、上記制御装置の上記報知モードは、少なくとも上記超音波発振器の照射開始の1秒後から照射終了までは上記報知装置による報知を行う。
このように構成された本発明においては、超音波発振器の照射開始時における封水形成部内の汚れよりも、超音波発振器の照射終了時に近づくにつれて封水形成部内の汚れが少なくなる。超音波発振器の照射終了まで報知装置による報知を行うことにより、封水形成部内の汚れが洗浄されて封水形成部内がきれいになっている状態を確認しやすくできる。
本発明の排水装置によれば、自動洗浄モードにより超音波発振器の照射が行われ、超音波発振器の照射が使用者により視覚的にも聴覚的にも直接確認がしにくい場合であっても、制御装置は、報知モードにより、使用者に超音波発振器の照射について報知することができる。
本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムを正面から見た正面図である。 本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムを側面から見た側面図である。 本発明の第1実施形態による排水装置がシンクに取付けられた状態でシンクの斜め上方から見た、蓋、網かごを封水形成部から取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1のIV-IV線に沿って見た断面図である。 図2のV-V線に沿って見た断面図である。 図4の封水形成部近傍を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムの構造を概略的に示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置の発光状態を、蓋と網かごを取り外した状態で示す図である。 本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置の発光状態を、蓋と網かごを取り付けた状態で示す図である。 比較例として本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置が発光していない状態を、蓋と網かごを取り付けた状態で示す図である。 本発明の第1実施形態による排水装置の制御内容を示すフローチャートである。 図11のフローチャートの続きの制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による排水装置における制御装置の報知モードによる報知のタイミングを示す図である。 本発明の第2実施形態による排水装置を備えた排水システムを備えた浴室の斜視図である。 図14のXV-XV線に沿って見た浴室の床面近傍部分の部分拡大断面図である。 本発明の第3実施形態による排水装置を備えた排水システムの斜視図である。 図16のXVII-XVII線に沿って見た部分拡大断面図である。
以下では、本明細書に開示する本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下の説明から、当業者にとって、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。従って、以下の説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムについて説明する。
図1は本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムを正面から見た正面図であり、図2は本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムを側面から見た側面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態による排水装置1を備えた排水システムユニットである排水システム2は、キッチンに設けられる。排水システム2は、超音波洗浄を行うシステムである。
排水システム2は、水を受ける水受け部であるシンク4と、このシンク4に水又は湯を吐水する吐水部であるキッチン用水栓装置6と、シンク4の底部4aの下方に設けられる排水装置1と、排水装置1の下流側に設けられる排水流路8とを備えている。
シンク4は、キッチン用水栓装置6から吐水された水を下流側に排出するように形成される。キッチン用水栓装置6は、上流側において、給水源(図示せず)から水が供給される水給水路9及び、湯が供給される湯給水路11に接続される。キッチン用水栓装置6は、湯水混合栓6aを備え、水給水路9からの水と、湯給水路11からの湯とを混合し、吐水部6bから吐水させる。水給水路9及び湯給水路11は、一旦上方に延び、湯水混合栓6aに接続され、吐水側流路6cが湯水混合栓6aから下方側に延び、後述する流量センサ24を通り、吐水部6bまで再び上昇して延びている。キッチン用水栓装置6は、さらに、使用者の操作入力により封水形成部10への水の供給を開始させる手動操作部である操作レバー6dを備えている。
排水流路8は、排水装置1の下流端に接続され、鉛直方向下方に延びている。排水流路8は、さらに下流側の排水配管(図示せず)に接続される。
次に、図3乃至図7を参照して、本発明の第1実施形態による排水装置について説明する。
図3は本発明の第1実施形態による排水装置がシンクに取付けられた状態でシンクの斜め上方から見た、蓋、網かごを封水形成部から取り外した状態を示す分解斜視図であり、図4は図1のIV-IV線に沿って見た断面図であり、図5は図2のV-V線に沿って見た断面図であり、図6は図4の封水形成部近傍を拡大して示す拡大断面図であり、図7は本発明の第1実施形態による排水装置を備えた排水システムの構造を概略的に示すブロック図である。
封水形成部10は、底部4aに接続されている。先ず、排水装置1は、シンク4の底部4aよりも下流側に設けられる封水形成部10を備えている。封水形成部10は、内部に流路が形成される。封水形成部10の一部は、底部4aから下方に窪んだ筒状の窪み部分4bにより形成されている。なお、封水形成部10は、窪み部分4bを介さずに底部4aに接続されてもよい。なお、封水形成部10には、シンク4からの流路とは別の水の供給流路が接続されていてもよい。この別の水の供給流路は、別の給水源(図示せず)又は同じ給水源に接続される。封水形成部内に流入する水には、シンク4からの流路とは別の水の供給流路から封水形成部10内に流入する水も含まれる。また、封水形成部10内に流入する水には、洗剤、シャンプー、ボディーソープ、食器の汚れ、水受け部の汚れ等のいずれかを含むような水、例えば生活排水も含まれる。
封水形成部10は、シンク4の下方側に設けられ、内側に網かごが配置される中空部である網かご収納部12と、入口側において下降する下降流路14と、下降流路14の下端から斜め上方に上昇する上昇流路16と、上昇流路16の上端から下降する出口流路18とを備えている。封水形成部10は下降流路14と、上昇流路16と、出口流路18とにより流路内に封水を形成する。封水形成部10は、シンク4に吐水された水を排水するとともに、流入された水の一部を貯留させてその内部に封水水位W0で通常時の封水を形成する機能を有する。上昇流路16と、出口流路18との間の折り返し部分を形成する頂部17により封水水位W0が規定される。出口流路18は、ほぼ鉛直方向下方に延び、排水流路8と接続される。封水形成部10は樹脂により形成されている。頂部17には、封水形成部10内に流入する水により、封水形成部10内の水位が封水形成部10内の封水水位W0から封水形成部10内の封水水位W0より高い最大水位(超音波洗浄水位)W1(図6参照)までは上昇しやすくなるように形成されている水位調整部19が形成されている。水位調整部19は、頂部17の左右方向の一部に形成され且つ封水形成部10内の流路幅を狭める壁19aを備える。壁19aは、前後方向の断面において三角形状に形成される。なお、封水が形成された状態は、封水形成部10よりも上流側の空間と封水形成部10よりも下流側の空間とが封水によって隔てられている状態である。本実施形態においては、下降流路14と上昇流路16との間の内側の折り返し部分の上端が水没する水位(折り返し部分よりも上方の水位)においては、封水形成部10よりも上流側の空間と封水形成部10よりも下流側の空間とが封水によって隔てられ、封水が形成された状態となっている。
網かご収納部12は、網かご21が内側に配置できるような大きさに形成されている。網かご収納部12は、網かご21を内側に配置できるような中空形状を形成している。
図3及び図5に示すように、網かご収納部12の入口は、四角形状に開口され、シンク4の排水口部分を形成している。網かご収納部12は、底部4aの一部がさらに下方に窪むことにより形成されている。網かご収納部12は、四角形状の筒状に形成されている。
図4に示すように、封水形成部10は、封水水位W0に封水を形成するようなトラップ形状の流路を形成する。
排水装置1は、さらに、封水形成部10の網かご収納部12の入口の上方を覆うように形成される蓋部である蓋22と、網かご収納部12内の流路上に配置されると共に網目を有する網かご21と、キッチン用水栓装置6から吐水される水を検知する流量センサ24と、封水形成部10内の水に超音波を照射する超音波発振器26と、超音波発振器26による超音波の照射を制御する制御装置28と、超音波発振器26による超音波の照射を報知する報知装置30とを備えている。
蓋22は、網かご収納部12から取り外し可能に設けられている。蓋22は、網かご21が上方から見えにくくなるように、網かご21の上部に取付けられている。蓋22は、シンク4の底部4aとの間に、水やごみ等の小物体が流入する隙間である流入口23を形成する。
網かご21は、その上端が入口部の内側に配置され、その上端が入口部とほぼ合致するように形成されている。よって、網かご21は、入口部の下方側の流路全体を覆うように形成される。網かご21は、複数の細孔が形成されており、シンク4から流入した水を通過させる一方、シンク4から流入する水に含まれるごみ等の小物体を通過させずに網かご21内に捕集するようになっている。網かご21は、上面視で四角形状に形成されている。網かご21は、ごみ等を補足する機能を有する任意の形状のごみ捕捉部材に変更可能である。
流量センサ24は、封水形成部10に供給される水の流れを検知する。流量センサ24は、キッチン用水栓装置6の湯水混合栓6aと吐水部6bとの間に設けられる。流量センサ24は、キッチン用水栓装置6の吐水部6bから吐水される水の単位時間あたりの流量を検知できる。このように流量センサ24は、単位時間あたりの流量を検知することにより、吐水部6bから吐水がなされることを検知できる。このように、流量センサ24は、吐水部6bからの吐水を検知するので、封水形成部10への水の供給を検知できる。すなわち、流量センサ24は検知部として機能する。流量センサ24は、制御装置28と電気的に接続されている。
検知部は、封水形成部10への水の供給を検知する又は封水形成部10からの水の流出を検知するものであればよい。このような検知部は、例えば流量を検知する検知部、又は水位を検知する検知部により構成することができる。
流量を検知する検知部は、本実施形態のように流量を検知する流量センサ24により構成される。このとき、流量センサ24が封水形成部10から上流側に設けられる場合には、封水形成部10への水の供給を検知することができ、一方、流量センサ24が封水形成部10から下流側に設けられる場合には、封水形成部10からの水の流出を検知することができる。検知部が流量センサ24である場合には、例えば、制御装置28において流量センサ24が測定した流量に流量センサ24が封水形成部20への水の供給を検知している時間又は封水形成部からの水の流出を検知している時間を乗じることにより水量を算出できる。
また、変形例として、キッチン用水栓装置6の通水路に設けられた電磁弁により検知部を構成し、制御装置28がキッチン用水栓装置6の通水路の電磁弁の開状態の時間に通水路の流量を乗じることにより水量を推定(検知)してもよい。電磁弁による検知部によれば封水形成部10への水の供給を検知することができる。検知部が電磁弁のみである場合には、流量を直接測定することができないので、例えば、制御装置28において予め設定した流量の値に電磁弁の開状態の時間を乗じることで水量を推定できる。
また別の変形例として、キッチン用水栓装置6の通水路、封水形成部の流路又は封水形成部の前後の流路、に設けられた圧力センサにより検知部を構成し、圧力センサが流路内の水圧を検知し、この水圧に基づいて制御装置28が流量を推定(検知)してもよい。このとき、圧力センサが封水形成部10から上流側に設けられる場合には、封水形成部10への水の供給を検知することができ、一方、圧力センサが封水形成部10から下流側に設けられる場合には、封水形成部10からの水の流出を検知することができる。検知部が流路内の圧力センサである場合には、流量を直接測定することができないので、例えば、制御装置28において予め設定した流量の値あるいは制御装置28において圧力センサで測定された圧力値から算出した流量の値に圧力センサが封水形成部20への水の供給の検知している時間又は封水形成部からの水の流出を検知している時間を乗じることで水量を推定できる。
水位を検知する検知部は、さらに他の変形例として、封水形成部10内に設けられる水位センサにより検知部を構成してもよい。このように、水位センサが封水形成部10内に設けられることにより、封水形成部10への水の供給又は封水形成部10からの水の流出のうち少なくとも一方を検知することができる。
また別の変形例として、封水形成部内の流路に設けられた圧力センサにより検知部を構成し、圧力センサが流路内の水圧を検知し、この水圧に基づいて制御装置28が封水形成部内の水位を推定(検知)してもよい。このように、圧力センサが封水形成部10内に設けられることにより、封水形成部10への水の供給又は封水形成部10からの水の流出のうち少なくとも一方を検知することができる。
超音波発振器26は、封水形成部10の下降流路14の下方に設けられている。超音波発振器26は、封水形成部10の底部に設けられ、上方に向けて超音波を照射するように配置されている。超音波発振器26は、制御装置28と電気的に接続されている。
制御装置28は、CPU及びメモリ等を内蔵し、流量センサ24から送信される検知信号を受信する機能を有すると共にメモリに記憶された所定の制御プログラム等に基づいて超音波発振器26及び報知装置30の動作を制御する。制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射及び照射の停止を制御すると共に報知装置30の報知の開始、点滅等の発光状態の実行及び報知の停止を制御する。制御装置28は、流量センサ24による水の検知に応じて、超音波発振器26の照射を自動的に行う自動洗浄モードを備え、この自動洗浄モードにより、キッチン用水栓装置6からの吐水の開始と超音波洗浄の開始とを自動的に連動させることができる。また、制御装置28は、さらに、流量センサ24による水の検知に応じて、報知装置30による報知を行う報知モードを備えている。この制御装置28の報知モードは、報知装置30により超音波の照射の実行を報知させる第1報知モードでもある。
制御装置28は、さらに、超音波発振器26及び制御装置28のうち少なくとも一方の故障を判定する故障判定モードと、故障判定モードにより超音波発振器26又は制御装置28が故障と判定された場合に、報知装置30により故障判定モードによる故障の判定を報知する第2報知モードとを備えている。変形例として、制御装置28は、故障箇所を判定し、故障箇所ごとに第2報知モードによる報知方法を異なる方法(例えば点滅パターンが異なる方法等)に変更してもよい。
制御装置28は、さらに、流量センサ24により封水形成部10への水の供給が検知されたとしても、封水形成部10内に封水が形成されていないと判断する場合には、封水形成部10内に所定水量が供給されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する超音波発振器保護モードを備えている。
制御装置28は、このような超音波発振器保護モードにおいて、積算水量が所定値B1(図11参照)を超えないことにより、封水形成部10内に封水が形成されていないと判断する場合には、積算水量が所定値B1を超えるまで超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行い、積算水量が所定値B1を超え、さらに、少なくとも封水形成部10内に所定水量A1が供給されたと判断した後、言い換えると封水が形成されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する。
制御装置28は、このような超音波発振器保護モードにおいて、前回の封水形成部10への水の流れの供給の検知から、今回の封水形成部10への水の流れの供給の検知までの時間が第1所定時間である所定時間T1を超えることにより、封水形成部10内に封水が形成されていないと判断する場合には、今回の封水形成部10への水の流れの供給の検知開始後、封水が形成されるような第2所定時間である所定時間T6が経過するまで、超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行い、所定時間T6が経過し、少なくとも封水形成部10内に所定水量A2が供給されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する。
次に、図4、図6、図7を参照して、本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置30について説明する。
報知装置30は、排水装置1を備える排水システム2内及びその周辺に設けられる。報知装置30が、第1報知モードによる報知と、第2報知モードによる報知との両方を実行する。すなわち、単一の報知装置30が、第1報知モードによる報知部と、第2報知モードによる報知部とを兼ねる。報知装置30は、制御装置28と電気的に接続されている。報知装置30は、超音波発振器26の照射動作の実行を発光により視覚的に報知する発光部30aを備える。発光部30aは、例えばLEDである。発光部30aは、LEDを所定間隔で環状に配列すると共にLEDの発光方向を流路の内向きに配置することにより形成されている。発光部30aは、封水形成部10内を光で照らすように設けられている。発光部30aは、下降流路14の中心部に向けて光を発するように配置され、反射光が下降流路14から上方に向けて漏れ出る。よって、封水形成部10の入口側から見た使用者に対し、蓋22を取り外した状態で、下降流路14自身が光っているような印象を与えると共に、下降流路14内が見えやすくなっている。発光部30aは、青色の光を発するLEDであり、発光部30aの発光状態において流路が青く光ることにより排水装置1全体に高級感を与えると共に清潔感を与えるようになっている。
発光部30aは、封水形成部10に取付けられている。より具体的には、発光部30aは、封水形成部10の入口側において下降する下降流路14の近傍に取付けられている。発光部30aは、封水形成部10の下降流路14の外側において主となる発光方向が下降流路14の内向きになるように配置されている。このとき、封水形成部10のうち少なくとも発光部30aよりも水平方向の内側部分に位置する流路壁32は光を透過させる光透過壁に形成されている。本実施形態においては、封水形成部10のうち発光部30aの取付けられる外側筒状部材31と、外側筒状部材31の内側に配置され且つ外側筒状部材31と螺合するようになっている内側筒状部材33とが光を透過させるような素材により形成され、流路壁32を構成している。よって、光を透過させるように形成されている部分の流路壁32に発光部30aが取付けられている。例えば、流路壁32の筒状の領域Aが光を透過し壁面が発光するような状態となる。光を透過させる流路壁32は、透明又は半透明の樹脂材料等により形成される。透明な材料は、例えばナチュラル色のポリスチレン樹脂、透明色のアクリル、透明色のABS樹脂、ナチュラル色のポリカーボネート樹脂、ガラス等である。半透明の材料は、例えばナチュラル色のポリプロピレン樹脂、ナチュラル色のポリエチレン樹脂である。一方で光を透過させない(させにくい)材料は、例えばナチュラル色以外に着色されたポリプロピレン樹脂、ナチュラル色のABS樹脂、ステンレス、ゴム等である。なお、変形例として、報知装置30は、排水システム2の周辺における壁面等、例えばキッチンの壁面に設けられてもよい。また別の変形例として発光部30aが窪み部分4b内に配置され、下降流路14内を照らしてもよい。さらに別の変形例として、発光部30aが吐水部6bに設けられ、下降流路14内を照らしてもよい。
また、変形例として、発光部30aは、文字等を発光表示する表示部であってもよい。
再び、本実施形態において、制御装置28は、第1報知モードにおける報知装置30の発光状態と、第2報知モードにおける報知装置30の発光状態と、を異なる発光状態に設定している。制御装置28は、第1報知モードにおける報知装置30の発光状態と、第2報知モードにおける報知装置30の発光状態と、のうち一方を点灯を継続する発光状態とし、他方を点滅する発光状態として設定している。例えば第1報知モードにおいては、制御装置28は、報知装置30の発光部30aを点灯を継続する発光状態とするのに対し、第2報知モードにおいては、制御装置28は、報知装置30の発光部30aを点滅する発光状態とする。
さらに、制御装置28は、第1報知モードにおける報知装置30の発光部30aの発光状態と、第2報知モードにおける報知装置30の発光部30aの発光状態と、のうち第2報知モードによる発光状態が第1報知モードによる発光状態よりも明るくなるように構成されている。例えば、第2報知モードにおける発光部30aの発光状態は、第1報知モードにおける発光部30aの発光状態と比べて、ワット(W)、光度(cd)又は照度(lx) を基準として大きな値に設定される。異なる発光状態には、第1報知モードにおける発光部30aの発光状態と、第2報知モードにおける発光部30aの発光状態とが異なることを認識できる他の方法も含まれる。例えば、第1報知モードにおいては、報知装置30の発光部30aが青色の発光状態とするのに対し、第2報知モードにおいては、報知装置30の発光部30aが赤色の発光状態とされてもよい。また、第2報知モードにおいて、複数の発光部30aの一部が赤色の発光状態とされ残りの一部が青色の発光状態とされてもよい。また、本実施形態では、第2報知モードにおいては、発光部30aを点滅させ且つ明るい発光状態としているが、いずれか一方を第2報知モードにおける発光状態としてもよい。
次に、図8乃至図10を参照して、本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置30の発光状態について説明する。
図8は、本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置の発光状態を、蓋と網かごを取り外した状態で示す図であり、図9は、本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置の発光状態を、蓋と網かごを取り付けた状態で示す図であり、図10は、比較例として本発明の第1実施形態による排水装置の報知装置が発光していない状態を、蓋と網かごを取り付けた状態で示す図である。図8乃至図10は、日中に撮影された写真に基づいて作成されており、比較的少ない光量による発光状態を分かりやすく示すため、明暗の際を強調して示しており、図全体がやや黒い色彩となっている。ここで、図8乃至図10におけるシンク4は白色、封水形成部10から出る光は青色である。
報知装置30の発光部30aは、下降流路14の外側において配置される。よって、図8に示すように、発光部30aが発光状態であるときに封水形成部10の下降流路14の内部が照らされ、下降流路14から上方に向けて反射光が漏れるようになっている。発光部30aが発光する場合に、下降流路14から上方に漏れ出た光は、網かご21の網目を通過して、封水形成部10の入口の上方に取付けられた蓋22とシンク4の底部4aとの間の流入口23から漏れ出る。蓋22と底部4aとの間の流入口23から漏れ出る光は、使用者にわずかに認識可能な程度の照度又は光量に設定される。図9と図10とを比較して、より分かりやすく示されるように、発光部30aが発光する場合に、蓋22と底部4aとの間の流入口23から漏れ出る光(図9参照)が、発光部30aが発光していない場合の漏れ出る光のない状態(図10参照)と比べて比較的少ない変化内にとどまるように、報知装置30の発光部30aの光の強さが設定される。
ここで、図9においては、蓋22と底部4aとの間の流入口23から漏れ出る青色の光がわずかに認識可能である。対比のため、図10において、発光部30aが発光状態でなく、蓋22とシンク4の底部4aとの間に光が漏れ出ていない状態を示している。図10において、光が漏れ出ていない状態では、蓋22と底部4aとの間の流入口23部分は暗く且つ黒色に見える。図10に示す状態に比べて、図9においては、図面の手前側の流入口23部分が全体的に青色にわずかに光ると共に、奥側の流入口23部分から出た光が周囲の底面及び壁面に当たり、わずかに青色の彩色をこれらの壁面に付している。蓋22が流入口23部分から漏れる青色の光の上に浮かび上がるような印象も与えることができる。
よって、制御装置28は、報知モードにより、蓋22を取付けた状態のまま、使用者に超音波発振器26の照射について報知することができる。また、蓋22と底部4aとの間から蓋22の近傍領域に漏れ出る反射光により使用者に報知されるので、使用者に直接照射される光に比べて光の強度が比較的弱くなり使用者に煩わしさを与えにくくできると共に、広範囲にわたって広がる直接光に比べて光る領域が比較的小さくなり使用者に煩わしさを与えにくくできる。
封水形成部10の入口の上方に蓋22が取付けられ且つ排水装置1が設けられる室内の照明が消された状態且つ発光部30aが発光した状態において流入口23近傍のシンク内領域において測定される光の第1照度が、封水形成部10の入口の上方に蓋22が取付けられ且つ排水装置1が設けられる室内の照明が点灯された状態且つ発光部30aが発光していない状態において流入口23近傍のシンク内領域において測定される光の第2照度以下となるように、発光部30a、蓋22、又は封水形成部10が構成されている。
第1照度は、例えば夜間において排水装置1が設けられる室内の照明が消された状態において測定される。よって、第1照度は、流入口23から漏れ出た発光部30aの光のみによる照度である。第1照度は、流入口23近傍のシンク4内領域、例えば流入口23の入口から5cm以内の領域であって上面視で蓋22よりも外側の領域において測定される。第1照度は、流入口23近傍のシンク4内領域且つ流入口23の開口方向の領域において測定されてもよい。第1照度は、照度の測定精度を向上させるように、複数、例えば4つの流入口23近傍のシンク4内領域において測定され、複数の照度の測定値を平均して算出される。なお、第1照度は、照度計のセンサを流入口23に向けて測定する。第1照度は、好ましくは0lx以上500lx以下であり、より好ましくは0lx以上300lx以下である。
第2照度は、第1照度を測定したものと同じ排水装置1において、例えば夜間において排水装置1が設けられる室内の照明が点灯された状態において測定される。よって、第2照度は、主に室内の照明灯の光による照度である。なお、第2照度は日中に測定され、外来の自然光の間接光が含まれてもよい。第2照度は、第1照度を測定した測定領域と同じ測定領域において測定される。すなわち、第2照度は、流入口23近傍のシンク4内領域、例えば流入口23の入口から5cm以内の領域であって上面視で蓋22よりも外側の領域において測定される。第2照度も、照度の測定精度を向上させるように、複数、例えば4つの流入口23近傍のシンク4内領域において測定され、複数の照度の測定値を平均して算出される。なお、第2照度は、照度計のセンサをシンク4の上方に向けて測定する。また、第2照度は、第1照度の測定値と同じ位置で測定する。
第1照度が第2照度以下となる場合、流入口23から漏れ出た発光部30aの光の照度が室内の照明灯等の光による照度以下となる。これにより、流入口23から漏れ出た発光部30aの光は、室内の照明灯等の光の下では、室内の照明灯等の光が主となって使用者に見えることとなる。使用者には、室内の照明灯等の光の下に漏れ出た発光部30aの光が溶け込むように感じられ、発光部30aの光が使用者に独立して認知されにくくなる。
次に、図11乃至図13により、上述した本発明の第1実施形態による排水装置の動作を説明する。本発明の第1実施形態による排水装置の動作(作用)について、第1実施形態による排水システム2の動作(作用)と異なる点のみを説明し、同様の部分については説明を省略する。
図11は、本発明の第1実施形態による排水装置の制御内容を示すフローチャートである。図12は図11のフローチャートの続きの制御内容を示すフローチャートである。図13は本発明の第1実施形態による排水装置における制御装置の報知モードによる報知のタイミングを示す図である。
図11において、Sは各ステップを示している。図11のフローチャートにおける符号Aは、図12のフローチャートにおける符号Aに続くことを示し、図11のフローチャートにおける符号Bは、図12のフローチャートにおける符号Bに続くことを示している。図13において、横軸は時刻を示し、縦軸は、上から順に、超音波発振器の照射のタイミング、封水形成部内の汚れの量、変形例1における報知モードの報知のタイミング、変形例2における報知モードの報知のタイミング、及び本実施形態における報知モードの報知のタイミングを示している。時刻t0は、流量センサ24による水の供給の検知のタイミングである。
図11に示すように、処理のスタート時において、キッチン用水栓装置6は、吐水がなされる前の待機状態となっている。封水形成部10内においては水が封水水位W0(図6参照)に貯留された状態となっている。封水形成部10への水の供給は、操作レバー6dへの使用者の操作入力により開始される。なお、後述する封水形成部10への水の供給が、制御装置28による制御により自動的に(例えば定期的に)開始されるようになっていてもよい。
最初に、図11のS1において、制御装置28は、流量センサ24による水の供給の検知がなされたか否かを判定する。
流量センサ24による水の供給の検知がなされた場合(YESの場合)には、制御装置28は、キッチン用水栓装置6の吐水部6bからの吐水が開始されたと判断できるので、S2に進む。
流量センサ24による水の供給の検知がなされていない場合(NOの場合)には、制御装置28は、キッチン用水栓装置6の吐水部6bからの吐水が終了した又は停止状態のままであると判断できるので、S3に進む。
次に、S2において、制御装置28は、前回の(前回の一連の吐水のための)流量センサ24による水の供給の検知がなされた時から今回の(今回の一連の吐水のための)流量センサ24による水の供給の検知がなされた時までに第1所定時間である所定時間T1が経過しているか否かを判定する。所定時間T1は、封水形成部10内の水の蒸発等による水の干上がりにより封水が解消される可能性がある時間であり、例えば1か月~1年の範囲内の時間であり、例えば1か月である。
所定時間T1が経過していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、封水形成部10内の封水が干上がりにより解消される可能性は低いと判断でき、S4に進む。
所定時間T1が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、封水形成部10内の封水が干上がり、封水形成部内に封水が形成されていない可能性が高いと判断でき、S5に進む。
なお、S3においては、制御装置28は、超音波発振器26により超音波を照射しているか否かを判定する。
超音波発振器26により超音波を照射していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、流量センサ24による水の供給の検知がなされておらず且つ超音波発振器26も作動していないので、各機器の作動前の待機状態であると判断できるので、S1に戻る。
超音波発振器26により超音波を照射している場合(YESの場合)には、制御装置28は、流量センサ24による水の供給の検知がなされていないにも関わらず超音波発振器26により超音波を照射している状態であると判断できるので、S9に進む。
次に、S4において、制御装置28は、流量センサ24が計測した流量に基づいて得られる積算水量(例えば排水装置1の施工後から前回の流量センサ24による水の供給の検知終了までの積算水量)が所定値B1を超えているか否かを判定する。所定値B1は、封水形成部10内の水が空の状態から封水形成部10内の封水を形成するために必要な水量であり、封水形成部の構成に基づき設定される。
積算水量が所定値B1を超えている場合(YESの場合)には、制御装置28は、排水装置1が施工直後の状態にはなく、封水形成部10内に封水が形成されていると判断できるので、S6に進む。
積算水量が所定値B1を超えていない場合(NOの場合)には、制御装置28は、排水装置1が施工直後の状態にあり、封水形成部10内に封水が形成されていないと判断できるので、積算水量が所定値B1を超えるまで超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行うため、S1に戻る。所定値B1は、例えば200ml~1000mlの範囲内の水量であり、例えば500mlである。
なお、S5において、制御装置28は、流量センサ24による水の供給の検知開始から所定時間T2が経過しているか否かを判定する。
所定時間T2が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、吐水部6bから吐水された水が封水形成部10に到達する時間が経過したと判断できるので、S8に進む。
所定時間T2が経過していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、吐水部6bから吐水された水が封水形成部10に到達する時間が経過していないと判断できるので、所定時間T2が経過するまで待機するため、S1に戻る。
次に、S6において、制御装置28は、流量センサ24による水の供給の検知開始から所定時間T2が経過しているか否かを判定する。
所定時間T2が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、吐水部6bから吐水された水が封水形成部10に到達する時間が経過したと判断できるので、S7に進む。
所定時間T2が経過していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、吐水部6bから吐水された水が封水形成部10に到達する時間が経過していないと判断できるので、所定時間T2が経過するまで待機するため、S1に戻る。
次に、S7において、制御装置28は、流量センサ24により測定された流量から得られる水の供給水量が封水形成部10内の水位を上昇させるような所定水量A1以上であるか否かを判定する。
水の供給水量が所定水量A1以上である場合(YESの場合)には、制御装置28は、封水形成部10内の水位を上昇させるような水量の水が封水形成部10に供給されると判断できるので、S14に進む。
水の供給流量が所定水量A1未満である場合(NOの場合)には、制御装置28は、封水形成部10内の水位を上昇させるような水量の水が封水形成部10に供給されていないと判断できるので、S1に戻る。
なお、S5に続くS8においては、制御装置28は、流量センサ24により測定された流量から得られる水の供給水量が干上がっていた封水を復元させる(例えば再び封水機構を有するようにさせる)ために十分な所定水量A2以上となるか否かを判定する。
水の供給水量が所定水量A2以上となる場合(YESの場合)には、制御装置28は、封水形成部10内の封水を復元させるために十分な少なくとも所定水量A2の水が封水形成部10に供給され、封水が形成されたと判断できるので、S14に進む。
水の供給流量が所定水量A2未満となる場合(NOの場合)には、制御装置28は、封水形成部10内の封水を復元させるために十分な所定水量A2の水が封水形成部10に供給されていないと判断できるので、今回の封水形成部10への水の流れの供給の検知開始後、封水が形成されるような第2所定時間である所定時間T6が経過するまで、超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行うため、S1に戻る。所定水量A2は、封水形成部10内の水が封水形成部10内の封水を復元させる(封水を形成する)ための水量である。所定水量A2は、例えば200ml~1000mlの範囲内の水量であり、例えば500mlである。
なお、S3に続くS9においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射を停止させる。
次に、S10においては、制御装置28は、報知装置30による報知が行われているか否かを判定する。
報知装置30による報知が行われていない場合(NOの場合)には、待機状態に戻るため、S1に戻る。
報知装置30による報知が行われている場合(YESの場合)には、制御装置28は、報知装置30による報知の終了処理が必要であると判断できるので、S11に進む。
次に、S11においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射終了から所定時間T4が経過しているか否かを判定する。
所定時間T4が経過していない場合(NOの場合)には、超音波発振器26の照射終了に対し報知終了までのディレイ時間を達成させるため、S11に戻る。
所定時間T4が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26の照射終了に対し報知終了までのディレイ時間を達成できている判断し、S12に進む。
次に、S12においては、制御装置28は、報知装置30による報知を停止させ、S1に戻る。
次に、S13においては、制御装置28は、超音波発振器26により超音波を照射しているか否かを判定する。
超音波発振器26により超音波を照射していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26により超音波を照射させるため、S14に進む。
超音波発振器26により超音波を照射している場合(YESの場合)には、制御装置28は、既に、超音波発振器26により超音波を照射させているため、S15に進む。
次に、S14においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射を開始させ、S15に進む。
次に、S15においては、制御装置28は、故障判定モードにより、超音波発振器26の電圧、電流又は周波数が規定範囲内の値であるか否かを判定する。
超音波発振器26の電圧、電流又は周波数が規定範囲内の値である場合(YESの場合)には、制御装置28は、故障判定モードにより、超音波発振器26又は制御装置28自身が正常に作動していると判断できるので、S16に進む。
超音波発振器26の電圧、電流又は周波数が規定範囲内の値でない場合(NOの場合)には、制御装置28は、故障判定モードにより、超音波発振器26又は制御装置28自身が正常に作動しておらず、故障と判断できるので、S24に進む。
次に、S16においては、制御装置28は、報知装置30による報知が行われているか否かを判定する。
報知装置30による報知が行われていない場合(NOの場合)には、S17に進む。
報知装置30による報知が行われている場合(YESの場合)には、制御装置28は、既に報知装置30による報知処理が開始されているので、S19に進む。
次に、S17においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射開始から所定時間T3が経過しているか否かを判定する。所定時間T3は、例えば0.5S~2Sの範囲内の時間であり、例えば1Sである。
所定時間T3が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、超音波の照射開始に対し報知開始までのディレイ時間を達成できていると判断できるので、S18に進む。
所定時間T3が経過していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、超音波の照射開始に対し報知開始までのディレイ時間を達成させるため、S1に戻る。
次に、S18においては、制御装置28は、報知モード(第1報知モード、以下同様のため省略)により報知装置30による報知を開始させ、S19に進む。よって、制御装置28は、流量センサ24が水の供給若しくは水の流出を検知した場合又は超音波発振器26により超音波の照射が実行された場合(例えば超音波の照射の開始又は停止に基づいて)に報知モードを実行させている。
図13に示すように、制御装置28の報知モードは、少なくとも超音波発振器26の照射開始の所定時間T3経過後(例えば1秒経過後)の時刻t2から照射終了(S20)の時刻t3までは報知装置30による報知を行う。このように制御装置28の報知モードは、超音波発振器26の照射開始時に比べて下降流路14内の汚れの量が比較的少ないときに特に実行される。報知モードが、汚れが比較的少ないタイミングにおいて実行されることにより、封水形成部内の汚れが洗浄されて封水形成部内がきれいになっている状態を確認しやすくできる。
本実施形態においては、制御装置28の報知モードは、少なくとも超音波発振器26の照射開始(時刻t1)の所定時間T3経過後(時刻t2)に開始され、照射終了(S20)から所定時間T4経過後(時刻t4)に終了するように報知装置30による報知を行う。超音波発振器26の照射終了後も報知モードが実行される場合には、超音波発振器26の作動後の封水形成部10内がきれいになった状態が確認しやすくできる。所定時間T3は例えば1秒間である。制御装置28の報知モードの報知のタイミングは、超音波発振器26の照射のタイミングに対して変更可能である。図13の変形例1に示すように、制御装置28の報知モードは、超音波発振器26の発振開始(時刻t1)と同時に開始され、超音波発振器26の照射終了(S20)(時刻t3)とほぼ同時に終了するように報知装置30による報知を行ってもよい。また、変形例2に示すように、制御装置28の報知モードは、流量センサ24による水の供給の検知に基づいて超音波発振器26の照射開始前(時刻t0)から超音波発振器26の照射に先立って報知を開始してもよく、超音波発振器26の照射終了(S20)(時刻t3)から所定時間T4経過後(時刻t4)に終了するように報知装置30による報知を行ってもよい。照射開始前(時刻t0)のタイミングは、例えば、流量センサ24による水の供給の検知のタイミングである。
次に、S19においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射開始から所定制限時間U1が経過したか否かを判定する。所定制限時間U1は、例えば5S~60Sの範囲内の時間であり、例えば10Sである。
所定制限時間U1が経過した場合(YESの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26の連続作動による耐久性の低下や故障を抑制するため超音波発振器26の連続作動を制限するべきと判断し、S20に進む。
所定制限時間U1が経過していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26の連続作動が可能な時間内での作動であり、封水形成部10内の洗浄に効果的な範囲での作動が行われていると判断できるので、S1に戻る。
なお、S20においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射を停止させ、S21に進む。
次に、S21においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射終了から所定時間T4が経過したか否かを判定する。
所定時間T4が経過していない場合(NOの場合)には、超音波発振器26の照射終了に対し報知終了までのディレイ時間を達成させるため、S21に戻る。
所定時間T4が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26の照射終了に対し報知終了までのディレイ時間を達成できている判断し、S22に進む。
次に、S22においては、制御装置28は、報知装置30による報知を停止させ、S23に進む。
次に、S23においては、制御装置28は、超音波発振器26による超音波の照射終了から休止時間U2が経過したか否かを判定する。
休止時間U2が経過していない場合(NOの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26の連続的な起動及び停止による耐久性の低下や故障を抑制するため超音波発振器26の連続的な起動及び停止を制限するべきと判断し、休止時間U2を確保させるため、S23に戻る。
休止時間U2が経過している場合(YESの場合)には、制御装置28は、超音波発振器26の連続的な起動及び停止による耐久性の低下や故障を抑制するため超音波発振器26の連続的な起動及び停止を制限できていると判断し、S1に戻る。
次に、S15から分岐されるS24においては、制御装置28は、超音波発振器26及び他の機器が安全に停止できるように、超音波発振器26による超音波の照射を停止させ、S25に進む。
次に、S25においては、制御装置28は、報知装置30による報知が行われているか否かを判定する。
報知装置30による報知が行われていない場合(NOの場合)には、S27に進む。
報知装置30による報知が行われている場合(YESの場合)には、制御装置28は、報知装置30による報知の終了処理が必要であると判断できるので、S26に進む。
次に、S26においては、制御装置28は、報知装置30による報知を停止させ、S27に進む。
次に、S27においては、制御装置28は、故障判定モードにより超音波発振器26又は制御装置28自身が正常に作動していない故障状態であることを報知すべきと判断できるので、第2報知モードによりこのような故障状態であることを報知装置30により報知開始させ、S28に進む。このとき、制御装置28は、報知装置30の発光部30aを点滅する発光状態とする。
次に、S28においては、制御装置28は、報知装置30による故障状態の報知開始から所定時間T5が経過したか否かを判定する。所定時間T5は、例えば12時間~24時間の範囲内の時間であり、例えば24時間である。
所定時間T5が経過していない場合(NOの場合)には、使用者に故障状態であることを気づいてもらいやすくするように、故障状態の報知を所定時間T5まで継続するため、S28に戻る。
所定時間T5が経過した場合(YESの場合)には、制御装置28は、使用者に故障状態であることを気づいてもらう意図は達成できている可能性が高いと判断できるので、S29に進む。
このように、制御装置28は、第1報知モードにおける報知装置30の発光状態と、第2報知モードにおける報知装置30の発光状態と、のうち第2報知モードによる発光状態の継続時間(例えば24時間)を第1報知モードによる発光状態の継続時間(例えば10秒間)よりも長く設定している。
なお、第2報知モードによる報知(故障状態の報知)は、使用者の何らかの操作により終了することができることが好ましい。これにより、使用者が故障に気付いているにもかかわらず報知が継続することを防ぐことができる。
次に、S29においては、制御装置28は、報知装置30による故障状態の報知を停止させ、エンドに進み、一連の処理を終了する。
次に、本実施形態の構成による効果を説明する。
このように構成された本発明においては、制御装置28は、流量センサ24による検知に応じて、超音波発振器26の照射を開始させる自動洗浄モードを備えているので、封水形成部10への水の供給に応じて、使用者が超音波発振器26の照射開始の操作を行う負担を無くすことができる。このように使用者が超音波発振器26の照射開始の操作を行っていない自動洗浄モードにより超音波発振器26の照射が行われ、超音波発振器26の照射が使用者により視覚的にも聴覚的にも直接確認がしにくい場合であっても、制御装置28は、報知モードにより、使用者に超音波発振器26の照射について報知できる。
このように構成された本発明においては、超音波発振器26の照射は封水形成部10への水の供給等に応じて開始されるため、使用者が排水装置1を備える排水システム2内及びその周辺で作業、例えばキッチンにおける水使用作業、浴室における水使用作業、洗面所における水使用作業等をしているときに、超音波発振器26の照射が行われる可能性が高い。これに対し、報知装置30は、排水装置1を備える排水システム2内及びその周辺に設けられる。これにより、使用者が排水システム2内及びその周辺で作業をしているときに、報知装置30が使用者に超音波発振器26の照射を行っていることを報知できる。よって、報知装置30が使用者に超音波発振器26の照射を行っていることを比較的速いタイミングでタイムリーに報知できる。
このように構成された本発明においては、報知装置30が視覚的に報知する発光部30aを備えているので、報知装置30が聴覚的に報知する報知部を備えるよりも、報知装置30により使用者が報知を煩わしく感じるおそれを抑制できる。
例えば封水形成部10への水の供給が頻繁に行われ、報知が頻繁に行われた場合に、視覚的に報知する報知装置30は、報知装置30が聴覚的に報知する報知部を備えるよりも、報知装置30により使用者が報知を煩わしく感じるおそれをさらに抑制できる。
このように構成された本発明においては、報知装置30の発光部30aは、封水形成部10内を光で照らすように設けられているので、報知装置30の発光部30aは、封水形成部10内を見やすくできる。よって、使用者に超音波洗浄を行っていることを報知できるだけでなく、超音波洗浄による封水形成部10内の洗浄効果を使用者が確認しやすくできる。
このように構成された本発明においては、報知装置30の発光部30aは、封水形成部10に取付けられている。これにより、使用者の体の一部、例えば使用者が封水形成部10を覗き込むような姿勢をとっている場合の使用者の体の一部、又は他の光を遮る遮へい物が封水形成部10の入口の上方に存在するような場合であっても、発光部30aが封水形成部10内を直接照らすことができ、封水形成部10の中を明るくでき且つ見やすくできる。
このように構成された本発明においては、報知装置30の発光部30aが発光する場合に、流入口23近傍のシンク4内領域に漏れ出る光の照度が、排水装置1が設けられる室内の照明が点灯された状態且つ発光部30aが発光していない状態における流入口23近傍のシンク4内領域において測定される光の照度以下となる。これにより、流入口23から漏れ出た発光部30aの光は、室内の照明灯等の光の下では、室内の照明灯等の光が主となって使用者に見え、発光部30aからの光が使用者に独立して認知されにくくなる。よって、封水形成部10への水の供給が頻繁に行われ、報知が頻繁に行われたるような場合であっても、報知により使用者に煩わしさを与える可能性を低減できる。
このように構成された本発明においては、報知装置30の発光部30aは、封水形成部10の流路の外側に配置され、発光部30aは、流路壁32を介して発光部30aの内側部分の流路を照らすことができる。これにより、封水形成部10の流路の壁に発光部30aを取付けるための穴をあけることなく、発光部30aを封水形成部10の外側に配置して、封水形成部10内を発光部30aにより照らすことができる。よって、封水形成部10の流路の壁に発光部30aを取付けるための穴をあけることによる漏水の懸念をなくすことができる。
このように構成された本発明においては、超音波発振器26の照射開始時における封水形成部10内の汚れよりも、超音波発振器26の照射終了時に近づくにつれて封水形成部10内の汚れが少なくなる。超音波発振器26の照射終了まで報知装置30による報知を行うことにより、封水形成部10内の汚れが洗浄されて封水形成部10内がきれいになっている状態を確認しやすくできる。
次に、図14及び図15により、本発明の第2実施形態による排水装置を備えた排水システムを説明する。第2実施形態は、本発明による排水装置を備えた排水システムを浴室に適用した例である。図14は本発明の第2実施形態による排水装置を備えた排水システムの斜視図である。図15は図14のXV-XV線に沿って見た浴室の床面近傍部分の部分拡大断面図である。
第2実施形態による排水システム102は、上述した第1実施形態による排水システム2と基本構造が類似しているため、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。本発明の第2実施形態による排水システム102の動作(作用)については、第1実施形態による排水システム2の動作(作用)と同様であるので説明を省略する。
排水システム102は、浴室に設けられた水受け部である洗い場床104と、浴室に設けられた水受け部である浴槽105と、洗い場床104に水又は湯を吐水する浴室用水栓装置(浴室用水栓)である洗い場側水栓装置(吐水部)106と、浴槽105に水又は湯を吐水する浴室用水栓装置(浴室用水栓)であるシャワー水栓装置(吐水部)107と、浴槽105に水(湯水)を吐水する供給装置である浴槽側水栓装置109と、洗い場床104の底部104aに設けられる排水装置である洗い場側排水装置101と、浴槽105の底部に設けられる排水装置である浴槽側排水装置103と、排水流路108(図15参照)とを備えている。
洗い場側水栓装置106及びシャワー水栓装置107は、上流側において、給水源(図示せず)から水が供給される水給水路9及び、湯が供給される湯給水路11に接続される。洗い場側水栓装置106及びシャワー水栓装置107は、湯水混合栓6aを備え、水給水路9からの水と、湯給水路11からの湯とを混合し、吐水部106b、107bから吐水させる。水給水路9及び湯給水路11は、湯水混合栓6aに接続され、吐水側流路6cが湯水混合栓6aから下方側に延び、後述する流量センサ24を通り、吐水部106b、107bまで延びている。洗い場床104は、洗い場側水栓装置106及び/又はシャワー水栓装置107から吐水された水を下流側に排出するように形成される。
次に、本発明の第2実施形態による洗い場側排水装置101について説明する。
先ず、洗い場側排水装置101は、洗い場床104の底部104aの下方側に設けられる封水形成部110を備えている。封水形成部110は、内部に流路が形成される。封水形成部110の一部は、底部104aから下方に窪んだ窪み部分104bにより形成されている。なお、封水形成部110は、窪み部分104bを介さずに底部104aに接続されてもよい。封水形成部110は、洗い場床104側に開口される入口部111と、入口部111の下流側に設けられるトラップ形状の流路である第1排水流路112と、第1排水流路112から分岐される第2排水流路114と、一定の大きさの汚れが第2排水流路114に侵入することを抑制する侵入抑制部116を備えている。封水形成部110は、洗い場床104に吐水された水を排水するとともに、吐水された水の一部を貯留させてその内部に封水水位W2で通常時の封水を形成する封水形成部として機能する。入口部111は、底部104aの一部が底面よりも下方に窪むことにより形成されている。なお、封水形成部110には、洗い場床104からの流路とは別の水の供給流路が接続されていてもよい。別の水の供給流路は、別の給水源(図示せず)に接続されてもよい。封水形成部110内に供給される水には、洗い場床104からの流路とは別の水の供給流路から封水形成部110内に流入する水も含まれる。また、封水形成部110内に流入する水には、洗剤、シャンプー、ボディーソープ、食器の汚れ、水受け部の汚れ等のいずれかを含むような水、例えば生活排水も含まれる。
洗い場側排水装置101は、さらに、封水形成部10の網かご収納部12の入口の上方を覆うように形成される蓋122と、網かご収納部12内の流路上に配置されると共に網目を有する網かご(図示せず)と、洗い場側水栓装置106から吐水される水を検知する検知部である流量センサ24と、封水形成部110内の水に超音波を照射する超音波発振器26と、超音波発振器26による超音波の照射を制御する制御装置28と、超音波発振器26による超音波の照射を報知する報知装置30とを備えている。
蓋122は、網かご収納部12から取り外し可能に設けられている。蓋122は、網かご(図示せず)が上方から見えにくくなるように、網かご(図示せず)の上部に取付けられている。蓋122は、網かご収納部12の上端の入口との間に、水やごみ等の小物体が流入する隙間である流入口を形成する。
網かご(図示せず)は、封水形成部110の上流側部分に配置されている。網かご(図示せず)は、入口部111の下方側の流路全体を覆うように形成される。網かご(図示せず)の上端は入口部111に配置されている。網かご(図示せず)は、水を通過させる一方、ごみ等の小物体を通過させずに内部に留めるようになっている。
流量センサ24は、封水形成部110に供給される水の流れを検知する。流量センサ24は、洗い場側水栓装置106及び/又はシャワー水栓装置107の湯水混合栓6aと吐水部106b、107bとの間に設けられる。流量センサ24は、吐水部106b、107bから吐水される水の単位時間あたりの流量を検知できる。すなわち、流量センサ24は検知部として機能する。 流量センサ24は、吐水部106b、107bからの吐水を検知するので、封水形成部110への水の供給を検知できる。
超音波発振器26は、封水形成部110内の入口部111の下方に設けられている。超音波発振器26は、封水形成部110の底部に設けられ、上方に向けて超音波を発振するように配置されている。
制御装置28は、流量センサ24が封水形成部110への水の供給を検知した場合に、超音波発振器26の照射を自動的に行う自動洗浄モードを備え、この自動洗浄モードにより、洗い場側水栓装置106及び/又はシャワー水栓装置107からの吐水の開始と超音波洗浄の開始とを自動的に連動させることができる。また、制御装置28は、さらに、流量センサ24が封水形成部110への水の供給又は封水形成部110からの水の流出を検知した場合に、報知装置30による報知を行う報知モードを備えている。この制御装置28の報知モードは、報知装置30により超音波の照射の実行を報知させる第1報知モードでもある。
制御装置28は、さらに、超音波発振器26及び制御装置28のうち少なくとも一方の故障を判定する故障判定モードと、故障判定モードにより超音波発振器26又は制御装置28が故障と判定された場合に、報知装置30により故障判定モードによる故障の判定を報知する第2報知モードとを備えている。
制御装置28は、さらに、流量センサ24により封水形成部110への水の流れの供給が検知されたとしても、封水形成部110内に封水が形成されていない又は水が所定量貯水されていないと判断する場合には、封水形成部110内に所定水量が供給されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する超音波発振器保護モードを備えている。
制御装置28は、このような超音波発振器保護モードにおいて、積算水量が所定値B1(図11参照)を超えないことにより、封水形成部110内に封水が形成されていないと判断する場合には、積算水量が所定値B1を超えるまで超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行い、積算水量が所定値B1を超え、さらに、少なくとも封水形成部110内に所定水量A1が供給されたと判断した後、言い換えると封水が形成されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する。
制御装置28は、このような超音波発振器保護モードにおいて、前回の封水形成部110への水の流れの供給の検知から、今回の封水形成部110への水の流れの供給の検知までの時間が第1所定時間である所定時間T1を超えることにより、封水形成部110内に封水が形成されていないと判断する場合には、今回の封水形成部110への水の流れの供給の検知開始後、封水が形成されるような第2所定時間である所定時間T6が経過するまで、超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行い、所定時間T6が経過し、少なくとも封水形成部110内に所定水量A2が供給されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する。
制御装置28は、超音波洗浄モードにより、洗い場側水栓装置106及び/又はシャワー水栓装置107からの吐水の開始と超音波洗浄の開始とを自動的に連動させることができる。
次に、図15を参照して、本発明の第2実施形態による排水システムの第1排水流路112及び第2排水流路114について説明する。
排水システム102の封水形成部110の第1排水流路112は、入口部111の下方に接続される下降流路部112aと、排水トラップを形成するように下流側に向けて斜め上方に上昇する上昇流路である第1排水流路上昇部112bと、第1排水流路上昇部112bと出口流路部112dとの間における折り返し部分である頂部112cと、頂部112cから下降する下降流路である出口流路部112dとを備えている。出口流路部112dは排水流路108と接続される。
第1排水流路112は、第1排水流路上昇部112bから出口流路部112dに向けて折り返すトラップ形状の流路である。出口流路部112dは第1排水流路上昇部112bの下流端に接続され且つほぼ鉛直方向下方に延びるように形成されている。封水形成部110の内部の下降流路部112a、第1排水流路上昇部112b及び第2排水流路114において後述するように封水が形成され、封水水位W2が規定される。また、第1排水流路112は、トラップ形状の流路の頂部112cにより最大水位W1を規定するように構成されている。最大水位W1は、洗浄時の封水の水位として設定される。
第2排水流路114は、第1排水流路112の頂部112cより上流側に設けられた下降流路部112aから頂部112cより下流側に設けられた出口流路部112dまで延びるバイパス流路を形成する。第2排水流路114は、入口部114aと出口部114bとの間において最も高い部分を形成する頂部114cと、入口部114aから下流側に向けて斜め下方に延びる第2排水流路下降部114iとを備えている。第2排水流路114の入口部114aは頂部114cを形成している。第2排水流路114は、頂部114cにより封水形成部110内の封水水位W2を規定する。
第2排水流路114の第2の流路断面積D12は第1排水流路112の第1の流路断面積D11よりも小さい。よって、第2排水流路114は、第2排水流路114により第1排水流路112よりも大きな流路抵抗を有するように形成されている。第2排水流路114は、第2排水流路114の絞り部130の単位時間あたりの第2排水量を超える単位時間あたりの流入量の水が封水形成部110内に流入する場合に、封水形成部110内の水位を、封水水位W2より高く且つ第1排水流路112により規定される最大水位W1まで少なくとも上昇させるように機能する。すなわち、第2排水流路114は、封水形成部110内の水位が封水形成部110内の封水水位W2から封水形成部110内の最大水位(超音波洗浄水位)W1(図15参照)までは上昇しやすくなるように形成されている水位調整部として機能する。
次に、図14及び図15を参照して、本発明の第2実施形態による洗い場側排水装置101の報知装置30について説明する。
報知装置30は、洗い場側排水装置101を備える排水システム102内及びその周辺に設けられる。報知装置30は、超音波発振器26の照射を発光により視覚的に報知する発光部30aを備える。発光部30aは、例えば、LEDである。発光部30aは、LEDを所定間隔で環状に配列すると共にLEDの発光方向を流路の内向きに配置することにより形成されている。発光部30aは、封水形成部110の下降流路部112a内を光で照らすように設けられている。発光部30aは、下降流路部112aの中心部に向けて光を発するように配置され、反射光が下降流路部112aから上方に向けて漏れ出る。よって、封水形成部110の入口側(洗い場側)から見た使用者に対し、蓋122を取り外した状態で、下降流路部112a自身が光っているような印象を与えると共に、下降流路部112a内が見えやすくなっている。発光部30aは、青色の光を発するLEDであり、発光部30aの発光状態において流路が青く光ることにより洗い場側排水装置101全体に高級感を与えると共に清潔感を与えるようになっている。
発光部30aは、封水形成部110に取付けられている。より具体的には、発光部30aは、封水形成部110の入口側において下降する下降流路部112aの近傍に取付けられている。発光部30aは、封水形成部110の下降流路部112aの外側において主となる発光方向が下降流路部112aの内向きになるように配置されている。このとき、封水形成部110のうち少なくとも発光部30aよりも水平方向の内側部分に位置する流路壁132は光を透過させる光透過壁に形成されている。本実施形態においては、封水形成部10のうち発光部30aの取付けられる外側筒状部材131と、外側筒状部材131の内側に配置され且つ外側筒状部材131と嵌合するようになっている内側筒状部材133とが光を透過させるような素材により形成され、流路壁132を構成している。よって、光を透過させるように形成されている部分の流路壁132に発光部30aが取付けられている。また、発光部30aの少なくとも水平方向の内側部分の部材は光を透過させるように形成されている。例えば、流路壁132の筒状の領域Aが光を透過し壁面が発光するような状態となる。本実施形態の流路壁132は、第1実施形態における流路壁32と同様の透明又は半透明の樹脂材料等により形成される。なお、変形例として、報知装置30は、排水システム102の周辺における壁面等、例えば浴室の壁面や隣接する別の部屋に設けられてもよい。また別の変形例として発光部30aが入口部111内に配置され、下降流路部112a内を照らしてもよい。
また、変形例として、発光部30aは、文字等を発光表示する表示部であってもよい。
第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同様に、発光部30aが発光する場合には、蓋122と底部104aとの間の流入口から洗い場床104内に光が漏れ出るようになっている。本発明の第2実施形態による洗い場側排水装置101の報知装置30の発光状態については、第1実施形態による排水装置1の報知装置30の発光状態とほぼ同様であるので説明を省略する。また、本発明の第2実施形態による洗い場側排水装置101の制御内容についても、第1実施形態による排水装置1の制御内容とほぼ同様であるので説明を省略する。
また、第2実施形態の変形例として報知装置30の発光部30aを浴槽105の底部105aに取付けられた浴槽側排水装置103の封水形成部210に取付けてもよい。
次に、図16及び図17により、本発明の第3実施形態による排水装置を備えた排水システムを説明する。第3実施形態は、本発明による排水装置を洗面用水栓装置の洗面ボウルに適用した例である。図16は本発明の第3実施形態による排水装置を備えた排水システムの斜視図である。図17は図16のXVII-XVII線に沿って見た部分拡大断面図である。なお、図17においては、内部構造の説明のため、排水本体部の断面で示されていない流路についても仮想線により内部構造を概略的に図示している。
第3実施形態による排水システム302は、上述した第1実施形態による排水システム2と基本構造が類似しているため、本発明の第3実施形態につき第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。本発明の第3実施形態による排水システム302実施の動作(作用)については、第1実施形態による排水システム2の動作(作用)と同様であるので説明を省略する。
排水システム302は、洗面化粧台に設けられた水受け部である洗面ボウル304と、洗面ボウル304に水又は湯を吐水する吐水部である洗面用水栓装置306と、洗面ボウル304の底部304aに設けられる排水装置である洗面ボウル排水装置301と、排水流路8とを備えている。洗面ボウル304は、洗面化粧台用のボウルに限られず、手洗いができる程度の大きさの手洗いボウルを含む。
洗面用水栓装置306は、上流側において、給水源(図示せず)から水が供給される水給水路9及び、湯が供給される湯給水路11に接続される。洗面用水栓装置306は、湯水混合栓6aを備え、水給水路9からの水と、湯給水路11からの湯とを混合し、吐水部306bから吐水させる。水給水路9及び湯給水路11は、湯水混合栓6aに接続され、吐水側流路6cが湯水混合栓6aから後述する流量センサ24を通り、吐水部306bまで延びている。洗面ボウル304は、洗面用水栓装置306から吐水された水を下流側に排出するように形成される。
次に、図17を参照して、本発明の第3実施形態による洗面ボウル排水装置301について説明する。
先ず、洗面ボウル排水装置301は、洗面ボウル304の底部304aの下流側に設けられる封水形成部310を備えている。封水形成部310は、内部に流路が形成される。封水形成部310の一部は、底部304aから下方に窪んだ円筒状の窪み部分304bにより形成されている。なお、封水形成部310は、窪み部分304bを介さずに底部304aに接続されてもよい。封水形成部308は、シンク4の下方側に設けられ、内側に網かごが配置される中空部である網かご収納部311と、窪み部分304bの下流側に設けられるトラップ形状の流路である第1排水流路312と、第1排水流路312から分岐される第2排水流路314とを備えている。封水形成部310は、洗面ボウル304に吐水された水を排水するとともに、吐水された水の一部を貯留させてその内部に封水水位W2で通常時の封水を形成する封水形成部として機能する。なお、封水形成部308には、洗面ボウル304からの流路とは別の水の供給流路が接続されていてもよい。別の水の供給流路は、別の給水源(図示せず)に接続されてもよい。封水形成部308内に供給される水には、洗面ボウル304からの流路とは別の水の供給流路から封水形成部308内に流入する水も含まれる。また、封水形成部308内に流入する水には、洗剤、シャンプー、ボディーソープ、水受け部の汚れ等のいずれかを含むような水、例えば生活排水も含まれる。
排水システム302は、さらに、封水形成部310の網かご収納部311の入口の上方を覆うように形成される蓋322と、網かご収納部311内の流路上に配置されると共に網目を有する網かご(図示せず)と、洗面用水栓装置306から吐水される水を検知する検知部である流量センサ24と、封水形成部310内の水に超音波を照射する超音波発振器26と、超音波発振器26による超音波の照射を制御する制御装置28とを備えている。
蓋322は、網かご収納部311から取り外し可能に設けられている。蓋322は、網かご120が上方から見えにくくなるように、網かご(図示せず)の上部に取付けられている。蓋322は、網かご収納部311の上端の入口との間に、水やごみ等の小物体が流入する隙間である流入口を形成する。
網かご(図示せず)は、封水形成部310の上流側部分に配置されている。網かご(図示せず)は、流路全体を覆うように形成される。網かご(図示せず)の上端は窪み部分304bに配置されている。網かご(図示せず)は、水を通過させる一方、ごみ等の小物体を通過させずに内部に留めるようになっている。
流量センサ24は、封水形成部310に供給される水の流れを検知する。流量センサ24は、洗面用水栓装置306の湯水混合栓6aと吐水部306bとの間に設けられる。流量センサ24は、洗面用水栓装置306の吐水部306bから吐水される水の単位時間あたりの流量を検知できる。このように流量センサ24は、単位時間あたりの流量を検知することにより、吐水部306bから吐水がなされることを検知できる。すなわち、流量センサ24は検知部として機能する。このように、流量センサ24は、吐水部306bからの吐水を検知するので、封水形成部310への水の供給を検知できる。
超音波発振器26は、封水形成部308内の下降流路の下方に設けられている。超音波発振器26は、封水形成部308の底部に設けられ、上方に向けて超音波を照射するように配置されている。
制御装置28は、流量センサ24が封水形成部310への水の供給を検知した場合に、超音波発振器26の照射を自動的に行う自動洗浄モードを備え、この自動洗浄モードにより、洗面用水栓装置306からの吐水の開始と超音波洗浄の開始とを自動的に連動させることができる。また、制御装置28は、さらに、流量センサ24が封水形成部310への水の供給を検知した場合に、報知装置30による報知を行う報知モードを備えている。この制御装置28の報知モードは、報知装置30により超音波の照射の実行を報知させる第1報知モードでもある。
制御装置28は、さらに、超音波発振器26及び制御装置28のうち少なくとも一方の故障を判定する故障判定モードと、故障判定モードにより超音波発振器26又は制御装置28が故障と判定された場合に、報知装置30により故障判定モードによる故障の判定を報知する第2報知モードとを備えている。
制御装置28は、さらに、流量センサ24により封水形成部310への水の流れの供給が検知されたとしても、封水形成部310内に封水が形成されていない又は水が所定量給水されていないと判断する場合には、封水形成部310内に所定水量が供給されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する超音波発振器保護モードを備えている。
制御装置28は、このような超音波発振器保護モードにおいて、積算水量が所定値B1(図11参照)を超えないことにより、封水形成部310内に封水が形成されていないと判断する場合には、積算水量が所定値B1を超えるまで超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行い、積算水量が所定値B1を超え、さらに、少なくとも封水形成部310内に所定水量A1が供給されたと判断した後、言い換えると封水が形成されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する。
制御装置28は、このような超音波発振器保護モードにおいて、前回の封水形成部310への水の流れの供給の検知から、今回の封水形成部310への水の流れの供給の検知までの時間が第1所定時間である所定時間T1を超えることにより、封水形成部310内に封水が形成されていないと判断する場合には、今回の封水形成部310への水の流れの供給の検知開始後、封水が形成されるような第2所定時間である所定時間T6が経過するまで、超音波発振器26による超音波の照射を開始させない制御を行い、所定時間T6が経過し、少なくとも封水形成部10内に所定水量A2が供給されたと判断した後に超音波発振器26による超音波の照射を実行する。
次に、図16及び図17を参照して、本発明の第3実施形態による洗面ボウル排水装置301の第1排水流路312及び第2排水流路314について説明する。
排水システム302の封水形成部310の第1排水流路312は、窪み部分304bの下方に接続される下降流路部312aと、排水トラップを形成するように下流側に向けて斜め上方に上昇する上昇流路である第1排水流路上昇部312bと、第1排水流路上昇部312bと出口流路部312dとの間における折り返し部分である頂部312cと、頂部12cから下降する下降流路である出口流路部312dとを備えている。出口流路部312dは排水流路8と接続される。
第1排水流路312は、第1排水流路上昇部312bから出口流路部312dに向けて折り返すトラップ形状の流路である。出口流路部312dは第1排水流路上昇部312bの下流端に接続され且つほぼ鉛直方向下方に延びるように形成されている。封水形成部308の内部の下降流路部312a、第1排水流路上昇部312b及び第2排水流路314において後述するように封水が形成され、封水水位W2が規定される。また、第1排水流路312は、トラップ形状の流路の頂部312cにより最大水位W1を規定するように構成されている。最大水位W1は、洗浄時の封水の水位として設定される。
第2排水流路314は、第1排水流路312の頂部312cより上流側に設けられた下降流路部312aから頂部312cより下流側の出口流路部312dまで延びるバイパス流路を形成する。第2排水流路314は、入口部314aから下流側に向けて斜め上方に上昇する第2排水流路上昇部314hと、入口部314aと出口部314bとの間において最も高い部分を形成する頂部314cとを備えている。出口部314bは、出口流路326の側壁に接続されている。第2排水流路314は、頂部314cにより封水形成部308内の封水水位W2を規定する。
第2排水流路314の第2の流路断面積D2は第1排水流路312の第1の流路断面積D1よりも小さい。よって、第2排水流路314は、絞り部330により第1排水流路312よりも大きな流路抵抗を有するように形成されている。第2排水流路314は、第2排水流路314の絞り部330の単位時間あたりの第2排水量を超える単位時間あたりの流入量の水が封水形成部308内に流入する場合に、封水形成部308内の水位を、封水水位W2より高く且つ第1排水流路312により規定される最大水位W1まで少なくとも上昇させるように機能する。すなわち、第2排水流路314は、封水形成部310内の水位が封水形成部210内の封水水位W2から封水形成部210内の最大水位(超音波洗浄水位)W1(図17参照)までは上昇しやすくなるように形成されている水位調整部として機能する。
次に、図17を参照して、本発明の第3実施形態による洗面ボウル排水装置301の報知装置30について説明する。
報知装置30は、洗面ボウル排水装置301を備える排水システム302内及びその周辺に設けられる。報知装置30は、超音波発振器26の照射を発光により視覚的に報知する発光部30aを備える。発光部30aは、例えばLEDである。発光部30aは、LEDを所定間隔で環状に配列すると共にLEDの発光方向を流路の内向きに配置することにより形成されている。発光部30aは、封水形成部310の下降流路部312a内を光で照らすように設けられている。発光部30aは、下降流路部312aの中心部に向けて光を発するように配置され、下降流路部312aから上方に向けて光が漏れ出る。よって、封水形成部310の入口側(洗い場側)から見た使用者に対し、蓋322を取り外した状態で、下降流路部312a自身が光っているような印象を与えると共に、下降流路部312a内が見えやすくなっている。発光部30aは、青色の光を発するLEDであり、発光部30aの発光状態において流路が青く光ることにより洗面ボウル排水装置301全体に高級感を与えると共に清潔感を与えるようになっている。
発光部30aは、封水形成部310に取付けられている。より具体的には、発光部30afは、封水形成部310の入口側において下降する下降流路部312aの近傍に取付けられている。発光部30aは、封水形成部310の下降流路部312aの外側において下降流路部312aの内向きに配置されている。このとき、封水形成部310のうち少なくとも発光部30aよりも水平方向の内側部分に位置する流路壁332は光を透過させる光透過壁に形成されている。光を透過させるように形成されている部分の流路壁332に発光部30aが取付けられている。また、発光部30aの少なくとも水平方向の内側部分の部材は光を透過させるように形成されている。例えば、流路壁332の筒状の領域Aが光を透過し壁面が発光するような状態となる。本実施形態の流路壁332は、第1実施形態における流路壁32と同様の透明又は半透明の樹脂材料等により形成される。なお、変形例として、報知装置30は、排水システム2の周辺における壁面等に設けられてもよい。また、さらなる変形例として、発光部30aが窪み部分304b内に配置され、下降流路部312a内を照らしてもよい。
第3実施形態においても、第1実施形態とほぼ同様に、発光部30aが発光する場合には、蓋322と底部304aとの間の流入口から洗面ボウル304内に光が漏れ出るようになっている。本発明の第3実施形態による洗面ボウル排水装置301の報知装置30の発光状態については、第1実施形態による排水装置1の報知装置30の発光状態とほぼ同様であるので説明を省略する。また、本発明の第3実施形態による洗面ボウル排水装置301の制御内容についても、第1実施形態による排水装置1の制御内容とほぼ同様であるので説明を省略する。
1 排水装置
2 排水システム
4 シンク
4a 底部
10 封水形成部
22 蓋
24 流量センサ
26 超音波発振器
28 制御装置
30 報知装置
30a 発光部
32 流路壁
101 洗い場側排水装置
102 排水システム
103 浴槽側排水装置
104 洗い場床
104a 底部
105a 底部
106b 吐水部
110 封水形成部
122 蓋
132 流路壁
210 封水形成部
301 洗面ボウル排水装置
302 排水システム
304 洗面ボウル
304a 底部
306 洗面用水栓装置
306b 吐水部
308 封水形成部
310 封水形成部
322 蓋
332 流路壁

Claims (8)

  1. 水受け部の下方に設けられる排水装置であって、
    水受け部よりも下流側に設けられ、内部に流路が形成され、上記流路内に封水を形成する封水形成部と、
    上記封水形成部への水の供給又は上記封水形成部からの水の流出を検知する検知部と、
    上記封水形成部内の水に超音波を照射する超音波発振器と、
    上記超音波発振器による超音波の照射を制御する制御装置と、
    上記超音波発振器による超音波の照射を報知する報知装置とを備え、
    上記制御装置は、
    上記検知部が上記封水形成部への水の供給又は上記封水形成部からの水の流出を検知した場合に、上記超音波発振器の照射を行う自動洗浄モードと、
    上記検知部が上記封水形成部への水の供給又は上記封水形成部からの水の流出を検知した場合又は上記超音波発振器により超音波の照射が実行された場合に上記報知装置による報知を行う報知モードとを備えることを特徴とする排水装置。
  2. 上記報知装置は、上記排水装置を備える排水システムユニット内及びその周辺に設けられる、請求項1に記載の排水装置。
  3. 上記報知装置は、上記超音波発振器の照射を視覚的に報知する発光部を備える、請求項1又は2に記載の排水装置。
  4. 上記報知装置の上記発光部は、上記封水形成部内を光で照らすように設けられている、請求項3に記載の排水装置。
  5. 上記報知装置の上記発光部は、上記封水形成部に取付けられている、請求項4に記載の排水装置。
  6. さらに、上記封水形成部の入口の上方を覆うように形成され、且つ取り外し可能に設けられている蓋を備え、
    上記蓋は、上記封水形成部の入口の上方に取付けられた状態で上記水受け部の底部との間に流入口が形成されるように構成されており、
    上記封水形成部の入口の上方に上記蓋が取付けられ且つ上記排水装置が設けられる室内の照明が消された状態且つ上記発光部が発光した状態において上記流入口近傍の水受け部内領域において測定される光の照度が、上記封水形成部の入口の上方に上記蓋が取付けられ且つ上記排水装置が設けられる室内の照明が点灯された状態且つ上記発光部が発光していない状態において上記流入口近傍の上記水受け部内領域において測定される光の照度以下となるように、上記発光部、上記蓋、又は上記封水形成部が構成されている、請求項4又は5に記載の排水装置。
  7. 上記報知装置の上記発光部は、上記封水形成部の流路の外側に配置され、
    上記封水形成部のうち上記発光部よりも内側部分に位置する流路壁は光を透過させるように形成されている、請求項4乃至6の何れか1項に記載の排水装置。
  8. 上記制御装置の上記報知モードは、少なくとも上記超音波発振器の照射開始の1秒後から照射終了までは上記報知装置による報知を行う、請求項4乃至7の何れか1項に記載の排水装置。
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