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JP7350491B2 - 乗物用シート - Google Patents
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JP7350491B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。
従来、特許文献1に開示されているように、乗員がシートに着座しているか否かを検知する着座センサーが、シートクッションにおけるクッションパッドの下側に配置された乗物用シートが知られている。
特許文献1に記載の着座センサーは、シートに着座する乗員の荷重を受けるSバネフレーム間に、弾性部を介して架け渡されたブラケット上に載置されており、局所的に大きな加重があった場合でも、着座センサーの破損を回避できるようになっている。
特開2016-88467号公報
ところで、クッションパッドの下側に形成されるスペースを広く確保することは容易ではない。そのため、クッションパッドの下側に配置される着座センサーのハーネスを配索するにあたって寸法公差を吸収しにくいなどの問題が生じやすく、クッションパッドの下側に配置される着座センサーのハーネスを効率的に配索することが求められている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、着座センサーのハーネスを効率的に配索することが可能な乗物用シートを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、人の大腿部及び臀部を支持するシートクッションの骨格を形成するクッションフレームと、前記クッションフレーム上に設けられたクッションパッドと、前記クッションパッドの下側に配置された着座センサーと、ハーネスによって前記着座センサーと接続されて前記着座センサーからの信号の処理を行う機能を有する外部装置と、を備えた乗物用シートであって、
前記クッションフレームは、乗員の荷重を受ける受圧部材を有しており、
前記着座センサーには、少なくとも前記着座センサーと前記着座センサーの側方に離間する地点との間に配索された前記ハーネスが接続されており、
前記ハーネスのうち前記側方に離間する地点から前記着座センサーまでの間の部位が、前記着座センサーに対して前後方向一方側に隣り合って配置された第一固定点において前記受圧部材に固定され
前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中央領域において前記受圧部材の上側に配置され、
前記ハーネスは、前記受圧部材の下側に配置され、
前記外部装置は、前記受圧部材の下側に配置されて前記受圧部材に固定されており、
前記側方に離間する地点及び前記第一固定点は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向一方側に配置されていて、前記外部装置は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向他方側に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗物用シートにおいて、前記外部装置は、前記シートクッションの前後方向一方側で、かつ、前記着座センサーに対して前後方向一方側に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の乗物用シートにおいて、前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中心部よりも左右のいずれか一方にずれて配置されており、
前記ハーネスは、前記受圧部材に対し、前記着座センサー側に寄せられて固定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記ハーネスは、前記着座センサーから前記シートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、前記着座センサーに近づく方向に曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の乗物用シートにおいて、前記ハーネスは、前記着座センサーから前記シートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、前記シートクッションの幅方向他方側に曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1~5のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記ハーネスは、上下に重なるように曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の乗物用シートにおいて、前記ハーネスは、クリップ部材によって上下に重なった状態で前記第一固定点に固定されており、
前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記シートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1~7のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記第一固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に第二固定点があり、
前記第二固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に前記側方に離間する地点があり、
前記ハーネスは、前記第二固定点において、前記側方に離間する地点に向かって伸長するように固定されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の乗物用シートにおいて、前記ハーネスは、クリップ部材によって前記第二固定点に固定されており、
前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記側方に離間する地点に向かう方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の乗物用シートにおいて、前記ハーネスは、クリップ部材によって前記第一固定点及び前記第二固定点に固定されており、
前記第一固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向と、前記第二固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向は、互いに交差する方向であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、着座センサーに接続されたハーネスのうち側方に離間する地点から着座センサーまでの間の部位が、着座センサーに対して前後方向一方側に隣り合って配置された第一固定点において受圧部材に固定されているので、ハーネスを、前後方向一方側の第一固定点にオフセットするように配索できる。これにより、例えばハーネスを、側方に離間する地点から着座センサーまで直線的に伸長させる場合に比して、ハーネスの長さに余裕がある状態となるので、側方に離間する地点から着座センサーまでの間隔における寸法公差を吸収することができ、着座センサーのハーネスを効率的に配索することができる。
また、着座センサーは、シートクッションの幅方向中央領域において受圧部材の上側に配置されており、ハーネスは、受圧部材の下側に配置されているので、ハーネスが着座センサーよりも下側に位置することになり、例えばハーネスが受圧部材の上側に配置される場合に比して、着座センサーによるセンシングが阻害されにくい。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
請求項3に記載の発明によれば、着座センサーは、シートクッションの幅方向中心部よりも左右のいずれか一方にずれて配置されており、ハーネスは、受圧部材に対し、着座センサー側に寄せられて固定されているので、着座センサーの近傍に第一固定点を配置することができ、ハーネスの効率的な配索に貢献できる。
請求項4に記載の発明によれば、ハーネスは、着座センサーからシートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、着座センサーに近づく方向に曲がった状態で第一固定点に固定されているので、シートクッションの幅方向において、ハーネスの長さに余裕を持たせやすい。
請求項5に記載の発明によれば、ハーネスは、着座センサーからシートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、シートクッションの幅方向他方側に曲がった状態で第一固定点に固定されているので、シートクッションの幅方向において、ハーネスの長さに余裕を持たせやすい。
請求項6に記載の発明によれば、ハーネスは、上下に重なるように曲がった状態で第一固定点に固定されているので、例えば着座センサーに対するハーネスの接続を左右切り替えた場合に、ハーネスに捩れが生じることを抑えることができる。これにより、着座センサーに対するハーネスの接続を、左側からでも右側からでも行うことができるので、ハーネスの効率的な配索に貢献できる。
請求項7に記載の発明によれば、ハーネスは、クリップ部材によって上下に重なった状態で第一固定点に固定されており、クリップ部材は、ハーネスをシートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されているので、クリップ部材によってハーネスを適切に配置でき、シートクッションの幅方向において、ハーネスの長さに余裕を持たせやすい。
請求項8に記載の発明によれば、第一固定点よりもシートクッションの幅方向一方側に第二固定点があり、第二固定点よりもシートクッションの幅方向一方側に側方に離間する地点があり、ハーネスは、第二固定点において、側方に離間する地点に向かって伸長するように固定されているので、第一固定点と第二固定点との間において、ハーネスの長さに余裕を持たせやすい。すなわち、第一固定点と第二固定点との間でハーネスを撓ませることが可能となり、側方に離間する地点から着座センサーまでの間隔における寸法公差を吸収しやすい。
請求項9に記載の発明によれば、ハーネスは、クリップ部材によって第二固定点に固定されており、クリップ部材は、ハーネスを側方に離間する地点に向かう方向に伸長可能な向きで配置されているので、クリップ部材によってハーネスを適切に配置でき、ハーネスの効率的な配索に貢献できる。
請求項10に記載の発明によれば、ハーネスは、クリップ部材によって第一固定点及び第二固定点に固定されており、第一固定点のクリップ部材によるハーネスの伸長方向と、第二固定点のクリップ部材によるハーネスの伸長方向は、互いに交差する方向であるため、第一固定点と第二固定点との間において、ハーネスの長さに余裕を持たせやすい。
乗物用シートの骨格を構成するシートフレームを示す斜視図である。 クッションフレームに設けられた着座センサー付近を示す斜視図である。 シートフレームの裏面側を示す底面図である。 クッションフレームの裏面側における要部付近を示す拡大図である。 クッションフレームの裏面側における要部付近を示す拡大斜視図である。 パンフレームに取り付けられたクリップ部材を示す拡大斜視図である。 クリップ部材の全体構成を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
本実施形態における乗物用シートは、人の大腿部及び臀部を支持するシートクッションと、下端部がシートクッションに支持され、かつ背凭れとなるシートバックと、を少なくとも備える。必要に応じて、人の頭部を支持するヘッドレストや、人の腕部を支持するアームレスト、人の脚部を支持するオットマン等の補助支持部が設けられる。
このような乗物用シートは、乗用車である自動車に設けられるものとするが、これに限られるものではなく、バスやトラック等の他の自動車に設けられるものとしてもよいし、鉄道や船舶、航空機等の自動車以外の乗物に設けられるものとしてもよい。
図1において符号1は、シートクッションの骨格を形成するクッションフレームを示し、符号8は、シートバックの骨格を形成するバックフレームを示す。
シートクッションは、クッションフレーム1と、クッションフレーム1上に設けられたクッションパッド(図示省略)と、クッションフレーム1及びクッションパッドを被覆してシートクッションの表面を構成する表皮(図示省略)と、から主に構成される。
シートバックも同様に、バックフレーム8と、バックフレーム8前に設けられたクッションパッド(図示省略)と、バックフレーム8及びクッションパッドを被覆してシートバックの表面を構成する表皮(図示省略)と、から主に構成される。
なお、バックフレーム8は、一定以上の速度で自動車が真横から衝突した時と同等か、それ以上の衝撃を受けた時に膨らむサイドエアバッグ8aを備えている。このサイドエアバッグ8aは、自動車の外側に配置されている。また、このサイドエアバッグ8aは、後述する着座センサー10と連携しており、乗物用シートに人が座っていない状態においては作動しないように設定されている。
クッションフレーム1は、左右一対のクッションサイドフレーム2,3と、各クッションサイドフレーム2,3の後端部を連結するバックパイプフレーム4と、各クッションサイドフレーム2,3及びバックパイプフレーム4の間に架け渡され、これらを連結している受圧部材としてのパンフレーム5と、から主に構成されている。
クッションフレーム1の下には、乗員の操作に基づいて乗物のフロアに対してクッションフレーム1を任意の前後位置までスライドさせる左右一対のスライドレール6,7が設けられている。左側のスライドレール6は、左側のクッションサイドフレーム2に取り付けられ、右側のスライドレール7は、右側のクッションサイドフレーム3に取り付けられている。
クッションフレーム1と共にシートクッションを構成するクッションパッドは、パンフレーム5上に設けられるようになっている。
パンフレーム5は、乗員の荷重を受ける金属製の板材からなる受圧部材であり、略箱形に形成され、クッションパッドが収容可能となっている。
パンフレーム5の上面のうち幅方向中央領域には、図1,図2に示すように、パンフレーム5の上面よりも一段低い凹部5aが設けられており、その凹部5aにセンサー10が配置されている。なお、凹部5aの左右両側には、パンフレーム5の表側と裏側を連通する開口部5bが形成されている。
センサー10は、例えば、乗員がシートに着座しているか否かを検知可能な着座センサー(ポジションセンサーともいう。)とされている。すなわち、着座センサー10は、シートクッションの幅方向中央領域において受圧部材であるパンフレーム5の上側に配置されている。
また、凹部5aは、パンフレーム5の上面のうち幅方向中央領域において、中心部よりも左右のいずれか一方(本実施形態においては右側)にずれて配置されている。これにより、パンフレーム5における凹部5aの左側に、右側よりも広いスペースを確保できる。さらに、左右にずれて配置された凹部5aに着座センサー10が設けられると、着座センサー10に対して乗員の坐骨付近が当たりやすく、センシング精度が向上しやすい。
着座センサー10は凹部5aに直接取り付けられてもよいが、本実施形態における着座センサー10は取付ブラケット11に固定され、着座センサー10が固定された取付ブラケット11が凹部5a内に配置されるようになっている。
なお、パンフレーム5に替えて、例えば所謂Sバネフレームが受圧部材として採用される場合は、図示はしないが、Sバネフレーム間に凹部5aを構成するブラケット部材を架け渡し、そのブラケット部材上に着座センサー10を固定するものとする。
乗員が乗物用シートに着座するとクッションパッドを介して乗員の荷重が着座センサー10にかかる。その際、着座センサー10が取付ブラケット11を介して凹部5aに取り付けられていれば、乗員の荷重が着座センサー10にかかった際にその一部を取付ブラケット11が吸収するため、着座センサー10が凹部5aに直接取り付けられる場合に比べて、着座センサー10に及ぶ乗員の荷重の影響が少なくなる。
着座センサー10には、図1~図3に示すように、当該着座センサー10と外部装置12とを電気的に接続するハーネス13(ワイヤーハーネス、ケーブルハーネスともいう。)のうち平らに形成されたフラットケーブル15aが接続されている。
フラットケーブル15aは、後述する第一サブケーブル15に一体的に接続されたケーブルであり、凹部5aの両側に形成された開口部5bのうち、いずれか一方の開口部5bから通されて、パンフレーム5の裏側(下側)に配線されている。なお、本実施形態においては、フラットケーブル15aは、左側の開口部5bから通されている。
なお、外部装置12は、例えば電源装置や着座センサー10からの信号の処理装置、乗物用シートに装備される電装部品(モータ、センサ、ブロア等)を制御するための制御装置(ECU:Electric Control Unit)等であり、本実施形態においては外部装置12としてECUが採用されている。
ECUである外部装置12は、ハーネス13と共にクッションフレーム1の裏面(下面)に設けられており、ハーネス13以外の他のハーネス又はケーブルとも接続されている。より詳細に説明すると、外部装置12は、クッションフレーム1におけるパンフレーム5の裏面において、左右方向の一方(右)に配置されている。
ハーネス13は、メインケーブル14と、メインケーブル14から分岐する第一サブケーブル15及び第二サブケーブル16と、を有する。
なお、本実施形態においては、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線(ケーブル)を束にして集合部品としたハーネス13ついて説明するが、一本のケーブル(第一サブケーブル15)に置き換えてもよい。
このようなハーネス13は、上記のフラットケーブル15a以外が、パンフレーム5の裏側(下側)に配置されている。
メインケーブル14は、図3に示すように、外部装置12に接続されており、外部装置12と接続された方とは反対側に分岐部14aを備えている。
分岐部14aは、着座センサー10の側方に離間する地点に配置されている。当該地点は、パンフレーム5の裏面における凹部5aの側方(本実施形態においては左側方)に離間した部位の周辺領域を指している。より具体的には、パンフレーム5の裏面における左右方向側端部であって、かつ凹部5aに対して左右方向に間隔を空けて配置された部位の周辺領域を指している。つまり、凹部5aと、着座センサー10の側方に離間する地点は、各々の少なくとも一部が、パンフレーム5の左右方向において同一垂直面上に配置されるような位置関係となっている。
そして、メインケーブル14は、着座センサー10の側方に離間する地点(以下、地点P)においてクリップ部材20(後述)によって固定され、分岐部14aも地点Pに配置されている。
第一サブケーブル15は、分岐部14aにおいて第二サブケーブル16と分岐して伸びるケーブルであり、着座センサー10に近い側の端部には、着座センサー10に接続されるフラットケーブル15aが一体的に接続されており、第一サブケーブル15の途中部分において一方の丸型ケーブルと他方の丸型ケーブルとを接続するコネクタ15bを備えている。
すなわち、このような第一サブケーブル15は、地点Pから凹部5aまで配索されるものであり、分岐部14aにおいて第二サブケーブル16と分岐し、一体的に接続されたフラットケーブル15aが着座センサー10に接続されている。
フラットケーブル15aは、本実施形態においては第一サブケーブル15に一体的に接続されたものである。(つまり、フラットケーブル15aは、第一サブケーブル15とは別体のものであって、着座センサー10との接続のために第一サブケーブル15に対して設けられたことを指す。)。ただし、これに限られるものではなく、フラットケーブル15aは、第一サブケーブル15と一体のものであってもよい。
第二サブケーブル16は、分岐部14aにおいて第一サブケーブル15と分岐して伸びるケーブルであり、シートクッションの幅方向に沿って配置され、コネクタを介して他のケーブルに接続されている。
また、ハーネス13のメインケーブル14及び第一サブケーブル15をパンフレーム5に固定するために、クリップ部材20,30が適宜用いられる。
そのため、パンフレーム5には、クリップ部材20,30が取り付けられて係止される取付孔が複数形成されている。
クリップ部材20は、図6,図7に示すように、パンフレーム5に係止される係止部21と、メインケーブル14又は第一サブケーブル15を保持する保持部22と、係止部21と共にパンフレーム5を挟み込む位置に配置される支持部23と、を備える。本実施形態においては、係止部21、保持部22、支持部23は一体形成されている。
係止部21は、基部21aと、基部21aから基部21aの両側に突出する係止片21bと、を有している。係止片21bは弾性変形可能となっており、パンフレーム5に形成された取付孔に基部21aが差し込まれた際に、パンフレーム5の表面側(上面側)に係止される。
保持部22は、保持部本体22aと、保持部本体22aに設けられたバンド22bとを備えている。保持部本体22aには、バンド22bの基端が接続されるとともに、挿入されたバンド22bを抜け止めする抜け止め孔22cを有している。
バンド22bを抜け止め孔22cに挿入することで形成される輪の中に、メインケーブル14又は第一サブケーブル15が保持されるようになっている。
なお、支持部23は、外周部分がパンフレーム5に当接する皿バネの形状を有している。そのため、係止部21における基部21aを、パンフレーム5に形成された取付孔に差し込んだ際に弾性変形し、基部21aが取付孔に差し込まれた後に弾性復帰する。これにより、クリップ部材20の、パンフレーム5に対する係止状態を向上できるようになっている。
クリップ部材30は、図3~図6に示すように、第一サブケーブル15におけるコネクタ15b用のクリップ部材であり、パンフレーム5に係止される係止部31と、コネクタ15bの下端部に係合された係合部32と、係止部31と共にパンフレーム5を挟み込む位置に配置される支持部23と、を備える。本実施形態においては、係止部31、係合部32、支持部33は一体形成されている。
係止部31は、クリップ部材20における係止部21と同様に、基部と係止片とを有するように構成されている。
係合部32は、コネクタ15bの下端部に形成された突片付きの溝部に差し込まれてコネクタ15bに係合されている。
支持部33は、クリップ部材20における支持部23と同様に、皿バネ状に構成されている。
また、ハーネス13を構成する第一サブケーブル15及び第二サブケーブル16やその他のケーブルは、図3に示すように、クッションフレーム1におけるパンフレーム5の裏面において、左右方向の他方(左)に配置されている。また、左右方向の一方(右)に繋がれたケーブル(メインケーブル14を含む各種ケーブル)は、他方(左)側に向かうようにして配索されている。
つまり、クッションフレーム1におけるパンフレーム5の裏面においては、左右方向の一方側に外部装置12が配置され、他方側にハーネス13(14~16)やその他のケーブル類(分岐部14aなども含む)がまとめられて配置されている。そして、着座センサー10は、これら外部装置12と、まとめられて配置されたハーネス13等との間に設けられた状態となっている。これにより、外部装置12とハーネス13等との干渉を避けることができるようになっている。
なお、パンフレーム5の裏面において左右方向の他方側にまとめられたハーネス13等には、図示はしないが、シートクッションを暖めるためのヒーター装置に接続されるヒーターハーネスが含まれている。ヒーター装置は、着座センサー10と連携しており、乗物用シートに人が座っていない状態においては作動しないように設定されている。
上記のフラットケーブル15aは、このようなヒーターハーネスやサイドエアバッグ8aが設けられた側で、着座センサー10に接続されている。これにより、着座センサー10と、ヒーター装置やサイドエアバッグ8aとを、ケーブル等によって連携させやすくなる。
以下、第一サブケーブル15の配索について、より詳細に説明する。なお、第一サブケーブル15は、パンフレーム5の裏面側(下側)に配置されている。
着座センサー10に対して前後方向一方側(本実施形態においては前側)に隣り合って第一固定点F1が配置されている。当該第一固定点F1は、パンフレーム5の裏面において、凹部5aから前側に間隔を空けて配置された部位の周辺領域を指している。本実施形態においては、凹部5aの右斜め前側に第一固定点F1がある。
第一サブケーブル15は、フラットケーブル15aから伸長する丸型ケーブルが、第一固定点F1においてパンフレーム5の裏面に固定されている。パンフレーム5への固定は、クリップ部材20によって行われている。
第一サブケーブル15を第一固定点F1で固定する場合は、着座センサー10側に寄せられて固定されている。より詳細に説明すると、第一サブケーブル15は、着座センサー10からシートクッションの幅方向左側に離間するように伸長した後に、着座センサー10に近づく方向に曲がった状態(当該曲がった状態の部位を、以下、第一曲部15cと称する。)で第一固定点F1に固定されている。
第一サブケーブル15は、第一曲部15cの部位において、着座センサー10からシートクッションの幅方向に離間するように伸長した後に、着座センサー10に近づく方向に曲がった状態に配索され、伸長した先で第一固定点F1に固定されている。より詳細には、第一サブケーブル15は、着座センサー10からシートクッションの幅方向外側(左側)に離間するように伸長した後に、シートクッションの幅方向内側(右側)に曲がった状態で第一固定点F1に固定されている。
すなわち、第一曲部15cは、図4,図5に示すように、フラットケーブル15aから地点Pに向かうにつれて徐々に前側に湾曲し、最終的に、地点Pとは反対側に伸長している。
さらに、第一サブケーブル15は、第一固定点F1に固定される場合に、上下に重なるように曲がった状態(当該曲がった状態の部位を、以下、第二曲部15dと称する。)で第一固定点F1に固定されている。すなわち、第一サブケーブル15における第二曲部15dは、クリップ部材20によって上下に重なった状態で第一固定点F1に固定されている。
第二曲部15dは、上下に重なった状態となっていることで、第一サブケーブル15の伸長方向を、右向きから左向きに180度転換させている。つまり、第一サブケーブル15は、第二曲部15dにおいて屈曲している。
また、クリップ部材20は、第一サブケーブル15を、シートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されている。すなわち、クリップ部材20は、バンド22bを抜け止め孔22cに挿入することで形成される輪が、左右方向に開口するように配置されている。このような輪の中に、上下に重なって屈曲した状態で挿入されることで、第一サブケーブル15はクリップ部材20によって保持される。
第一固定点F1よりもシートクッションの幅方向外側には第二固定点F2がある。本実施形態においては、第一固定点F1の右側方に、短い間隔を空けて第二固定点F2が配置されている。この第二固定点F2は、上記の地点Pよりもシートクッションの幅方向内側に位置している。換言すれば、第二固定点F2よりもシートクッションの幅方向外側に、分岐部14aが設けられる地点Pがある。より具体的には、第二固定点F2の左斜め後方に、地点Pがある。
第一サブケーブル15は、第一固定点F1から第二固定点F2に向かって伸長している。第一サブケーブル15は、第二固定点F2に固定される場合に、前後方向一方側(本実施形態においては、前側)に撓んだ状態(当該撓んだ状態の部位を、以下、第三曲部15eと称する。)で第二固定点F2に固定されている。
そして、第一サブケーブル15は、第二固定点F2において、地点Pに向かって伸長するように固定されている。
第二固定点F2は、本実施形態においては、第一サブケーブル15におけるコネクタ15bを固定する箇所となっている。そのため、この第二固定点F2には、コネクタ15b用のクリップ部材30が設けられている。
すなわち、第一サブケーブル15は、コネクタ15bの部分が、コネクタ15b用のクリップ部材30によって第二固定点F2に固定されている。
また、クリップ部材30は、第一サブケーブル15を上記の地点Pに向かう方向に伸長可能な向きで配置されている。すなわち、クリップ部材30の係合部32は、上記のように、コネクタ15bの下端部に形成された突片付きの溝部に差し込まれるが、その差込向き(又はその逆方向の向き)と、第一サブケーブル15が地点Pに伸長する向きとが揃った状態となっている。これにより、第一サブケーブル15は、第二固定点F2から地点Pに向かって左斜め後方に伸長している。
第一固定点F1のクリップ部材20による第一サブケーブル15の伸長方向と、第二固定点F2のクリップ部材30による第一サブケーブル15の伸長方向は、互いに交差する方向である。
すなわち、第一固定点F1の右側方に第二固定点F2があり、これら第一固定点F1と第二固定点F2との間における第一サブケーブル15は左右方向に伸長している。第二固定点F2の左斜め後方に地点Pがあり、これら第二固定点F2と地点Pとの間における第一サブケーブル15は斜め方向に伸長している。
そして、着座センサー10と第一固定点F1との間隔、第一固定点F1と第二固定点F2との間隔、第二固定点F2と地点Pとの間隔、それぞれを足し合わせた寸法は、フラットケーブル15a及びコネクタ15bを含む第一サブケーブル15の長さ寸法よりも短く設定されている。換言すれば、第一サブケーブル15は、第一曲部15cと第二曲部15dと第三曲部15eとを形成しながら配索されるため、上記のそれぞれの間隔を足し合わせた寸法よりも長いものとなっている。
第一サブケーブル15は、以上のようにしてパンフレーム5の裏面側(下側)において配索されている。
なお、以上のようなハーネス13や外部装置12、その他のハーネスを含む全体的な配置は、乗物用シートが乗物の左右どちらに配置されるかといった条件に応じて適宜、線対称的に配置してもよい。
本実施の形態によれば、着座センサー10に接続されたハーネス13のうち側方に離間する地点Pから着座センサー10までの間の部位である第一サブケーブル15が、着座センサー10に対して前後方向一方側に隣り合って配置された第一固定点F1においてパンフレーム5に固定されているので、ハーネス13を、前後方向一方側の第一固定点F1にオフセットするように配索できる。これにより、例えばハーネス13を、側方に離間する地点Pから着座センサー10まで直線的に伸長させる場合に比して、ハーネス13の長さに余裕がある状態となるので、側方に離間する地点Pから着座センサー10までの間隔における寸法公差を吸収することができ、着座センサー10のハーネス13を効率的に配索することができる。
また、着座センサー10は、シートクッションの幅方向中央領域においてパンフレーム5の上側に配置されており、ハーネス13における第一サブケーブル15は、パンフレーム5の下側に配置されているので、第一サブケーブル15が着座センサー10よりも下側に位置することになり、例えば第一サブケーブル15がパンフレーム5の上側に配置される場合に比して、着座センサー10によるセンシングが阻害されにくい。
また、着座センサー10は、シートクッションの幅方向中心部よりも左右のいずれか一方にずれて配置されており、ハーネス13における第一サブケーブル15は、パンフレーム5に対し、着座センサー10側に寄せられて固定されているので、着座センサー10の近傍に第一固定点F1を配置することができ、ハーネス13における第一サブケーブル15の効率的な配索に貢献できる。
また、ハーネス13における第一サブケーブル15は、着座センサー10からシートクッションの幅方向に離間するように伸長した後に、着座センサー10に近づく方向に曲がった状態(第一曲部15c)で第一固定点F1に固定されているので、シートクッションの幅方向において、第一サブケーブル15の長さに余裕を持たせやすい。
また、ハーネス13における第一サブケーブル15は、着座センサー10からシートクッションの幅方向外側に離間するように伸長した後に、シートクッションの幅方向内側に曲がった状態で第一固定点F1に固定されているので、シートクッションの幅方向において、第一サブケーブル15の長さに余裕を持たせやすい。
また、ハーネス13における第一サブケーブル15は、上下に重なるように曲がった状態(第二曲部15d)で第一固定点F1に固定されているので、例えば着座センサー10に対する第一サブケーブル15の接続を左右切り替えた場合に、第一サブケーブル15に捩れが生じることを抑えることができる。これにより、着座センサー10に対する第一サブケーブル15の接続を、左側からでも右側からでも行うことができるので、第一サブケーブル15の効率的な配索に貢献できる。
また、ハーネス13における第一サブケーブル15は、クリップ部材20によって上下に重なった状態で第一固定点F1に固定されており、クリップ部材20は、第一サブケーブル15をシートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されているので、クリップ部材20によって第一サブケーブル15を適切に配置でき、シートクッションの幅方向において、第一サブケーブル15の長さに余裕を持たせやすい。
また、第一固定点F1よりもシートクッションの幅方向外側に第二固定点F2があり、第二固定点F2よりもシートクッションの幅方向外側に側方に離間する地点Pがあり、ハーネス13における第一サブケーブル15は、第二固定点F2において、側方に離間する地点Pに向かって伸長するように固定されているので、第一固定点F1と第二固定点F2との間において、第一サブケーブル15の長さに余裕を持たせやすい。すなわち、第一固定点F1と第二固定点F2との間で第一サブケーブル15を撓ませることが可能となり(第三曲部15e)、側方に離間する地点Pから着座センサー10までの間隔における寸法公差を吸収しやすい。
また、ハーネス13における第一サブケーブル15は、クリップ部材30によって第二固定点F2に固定されており、クリップ部材30は、第一サブケーブル15を側方に離間する地点Pに向かう方向に伸長可能な向きで配置されているので、クリップ部材30によって第一サブケーブル15を適切に配置でき、第一サブケーブル15の効率的な配索に貢献できる。
また、ハーネス13における第一サブケーブル15は、クリップ部材20,30によって第一固定点F1及び第二固定点F2に固定されており、第一固定点F1のクリップ部材20による第一サブケーブル15の伸長方向と、第二固定点F2のクリップ部材30による第一サブケーブル15の伸長方向は、互いに交差する方向であるため、第一固定点F1と第二固定点F2との間において、第一サブケーブル15の長さに余裕を持たせやすい。
1 クッションフレーム
2 クッションサイドフレーム
3 クッションサイドフレーム
4 連結パイプフレーム
5 パンフレーム
5a 凹部
5b 開口部
10 着座センサー
11 取付ブラケット
12 外部装置
13 ハーネス
14 メインケーブル
14a 分岐部
15 第一サブケーブル
15a フラットケーブル
15b コネクタ
15c 第一曲部
15d 第二曲部
15e 第三曲部
16 第二サブケーブル
20 第一クリップ部材
21 係止部
21a 基部
21b 係止片
22 保持部
22a 保持部本体
22b バンド
22c 抜け止め孔
23 支持部
30 第二クリップ部材
31 係止部
32 係合部
33 支持部
P 地点
F1 第一固定点
F2 第二固定点

Claims (10)

  1. 人の大腿部及び臀部を支持するシートクッションの骨格を形成するクッションフレームと、前記クッションフレーム上に設けられたクッションパッドと、前記クッションパッドの下側に配置された着座センサーと、ハーネスによって前記着座センサーと接続されて前記着座センサーからの信号の処理を行う機能を有する外部装置と、を備えた乗物用シートであって、
    前記クッションフレームは、乗員の荷重を受ける受圧部材を有しており、
    前記着座センサーには、少なくとも前記着座センサーと前記着座センサーの側方に離間する地点との間に配索された前記ハーネスが接続されており、
    前記ハーネスのうち前記側方に離間する地点から前記着座センサーまでの間の部位が、前記着座センサーに対して前後方向一方側に隣り合って配置された第一固定点において前記受圧部材に固定され
    前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中央領域において前記受圧部材の上側に配置され、
    前記ハーネスは、前記受圧部材の下側に配置され、
    前記外部装置は、前記受圧部材の下側に配置されて前記受圧部材に固定されており、
    前記側方に離間する地点及び前記第一固定点は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向一方側に配置されていて、前記外部装置は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向他方側に配置されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記外部装置は、前記シートクッションの前後方向一方側で、かつ、前記着座センサーに対して前後方向一方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中心部よりも左右のいずれか一方にずれて配置されており、
    前記ハーネスは、前記受圧部材に対し、前記着座センサー側に寄せられて固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記ハーネスは、前記着座センサーから前記シートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、前記着座センサーに近づく方向に曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記ハーネスは、前記着座センサーから前記シートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、前記シートクッションの幅方向他方側に曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記ハーネスは、上下に重なるように曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記ハーネスは、クリップ部材によって上下に重なった状態で前記第一固定点に固定されており、
    前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記シートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
  8. 前記第一固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に第二固定点があり、
    前記第二固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に前記側方に離間する地点があり、
    前記ハーネスは、前記第二固定点において、前記側方に離間する地点に向かって伸長するように固定されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記ハーネスは、クリップ部材によって前記第二固定点に固定されており、
    前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記側方に離間する地点に向かう方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする請求項8に記載の乗物用シート。
  10. 前記ハーネスは、クリップ部材によって前記第一固定点及び前記第二固定点に固定されており、
    前記第一固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向と、前記第二固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向は、互いに交差する方向であることを特徴とする請求項8又は9に記載の乗物用シート。
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