JP7350491B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の着座センサーは、シートに着座する乗員の荷重を受けるSバネフレーム間に、弾性部を介して架け渡されたブラケット上に載置されており、局所的に大きな加重があった場合でも、着座センサーの破損を回避できるようになっている。
前記クッションフレームは、乗員の荷重を受ける受圧部材を有しており、
前記着座センサーには、少なくとも前記着座センサーと前記着座センサーの側方に離間する地点との間に配索された前記ハーネスが接続されており、
前記ハーネスのうち前記側方に離間する地点から前記着座センサーまでの間の部位が、前記着座センサーに対して前後方向一方側に隣り合って配置された第一固定点において前記受圧部材に固定され、
前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中央領域において前記受圧部材の上側に配置され、
前記ハーネスは、前記受圧部材の下側に配置され、
前記外部装置は、前記受圧部材の下側に配置されて前記受圧部材に固定されており、
前記側方に離間する地点及び前記第一固定点は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向一方側に配置されていて、前記外部装置は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向他方側に配置されていることを特徴とする。
前記ハーネスは、前記受圧部材に対し、前記着座センサー側に寄せられて固定されていることを特徴とする。
前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記シートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする。
前記第二固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に前記側方に離間する地点があり、
前記ハーネスは、前記第二固定点において、前記側方に離間する地点に向かって伸長するように固定されていることを特徴とする。
前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記側方に離間する地点に向かう方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする。
前記第一固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向と、前記第二固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向は、互いに交差する方向であることを特徴とする。
また、着座センサーは、シートクッションの幅方向中央領域において受圧部材の上側に配置されており、ハーネスは、受圧部材の下側に配置されているので、ハーネスが着座センサーよりも下側に位置することになり、例えばハーネスが受圧部材の上側に配置される場合に比して、着座センサーによるセンシングが阻害されにくい。
このような乗物用シートは、乗用車である自動車に設けられるものとするが、これに限られるものではなく、バスやトラック等の他の自動車に設けられるものとしてもよいし、鉄道や船舶、航空機等の自動車以外の乗物に設けられるものとしてもよい。
シートクッションは、クッションフレーム1と、クッションフレーム1上に設けられたクッションパッド(図示省略)と、クッションフレーム1及びクッションパッドを被覆してシートクッションの表面を構成する表皮(図示省略)と、から主に構成される。
シートバックも同様に、バックフレーム8と、バックフレーム8前に設けられたクッションパッド(図示省略)と、バックフレーム8及びクッションパッドを被覆してシートバックの表面を構成する表皮(図示省略)と、から主に構成される。
なお、バックフレーム8は、一定以上の速度で自動車が真横から衝突した時と同等か、それ以上の衝撃を受けた時に膨らむサイドエアバッグ8aを備えている。このサイドエアバッグ8aは、自動車の外側に配置されている。また、このサイドエアバッグ8aは、後述する着座センサー10と連携しており、乗物用シートに人が座っていない状態においては作動しないように設定されている。
クッションフレーム1の下には、乗員の操作に基づいて乗物のフロアに対してクッションフレーム1を任意の前後位置までスライドさせる左右一対のスライドレール6,7が設けられている。左側のスライドレール6は、左側のクッションサイドフレーム2に取り付けられ、右側のスライドレール7は、右側のクッションサイドフレーム3に取り付けられている。
パンフレーム5は、乗員の荷重を受ける金属製の板材からなる受圧部材であり、略箱形に形成され、クッションパッドが収容可能となっている。
センサー10は、例えば、乗員がシートに着座しているか否かを検知可能な着座センサー(ポジションセンサーともいう。)とされている。すなわち、着座センサー10は、シートクッションの幅方向中央領域において受圧部材であるパンフレーム5の上側に配置されている。
また、凹部5aは、パンフレーム5の上面のうち幅方向中央領域において、中心部よりも左右のいずれか一方(本実施形態においては右側)にずれて配置されている。これにより、パンフレーム5における凹部5aの左側に、右側よりも広いスペースを確保できる。さらに、左右にずれて配置された凹部5aに着座センサー10が設けられると、着座センサー10に対して乗員の坐骨付近が当たりやすく、センシング精度が向上しやすい。
なお、パンフレーム5に替えて、例えば所謂Sバネフレームが受圧部材として採用される場合は、図示はしないが、Sバネフレーム間に凹部5aを構成するブラケット部材を架け渡し、そのブラケット部材上に着座センサー10を固定するものとする。
フラットケーブル15aは、後述する第一サブケーブル15に一体的に接続されたケーブルであり、凹部5aの両側に形成された開口部5bのうち、いずれか一方の開口部5bから通されて、パンフレーム5の裏側(下側)に配線されている。なお、本実施形態においては、フラットケーブル15aは、左側の開口部5bから通されている。
なお、外部装置12は、例えば電源装置や着座センサー10からの信号の処理装置、乗物用シートに装備される電装部品(モータ、センサ、ブロア等)を制御するための制御装置(ECU:Electric Control Unit)等であり、本実施形態においては外部装置12としてECUが採用されている。
ECUである外部装置12は、ハーネス13と共にクッションフレーム1の裏面(下面)に設けられており、ハーネス13以外の他のハーネス又はケーブルとも接続されている。より詳細に説明すると、外部装置12は、クッションフレーム1におけるパンフレーム5の裏面において、左右方向の一方(右)に配置されている。
なお、本実施形態においては、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線(ケーブル)を束にして集合部品としたハーネス13ついて説明するが、一本のケーブル(第一サブケーブル15)に置き換えてもよい。
このようなハーネス13は、上記のフラットケーブル15a以外が、パンフレーム5の裏側(下側)に配置されている。
分岐部14aは、着座センサー10の側方に離間する地点に配置されている。当該地点は、パンフレーム5の裏面における凹部5aの側方(本実施形態においては左側方)に離間した部位の周辺領域を指している。より具体的には、パンフレーム5の裏面における左右方向側端部であって、かつ凹部5aに対して左右方向に間隔を空けて配置された部位の周辺領域を指している。つまり、凹部5aと、着座センサー10の側方に離間する地点は、各々の少なくとも一部が、パンフレーム5の左右方向において同一垂直面上に配置されるような位置関係となっている。
そして、メインケーブル14は、着座センサー10の側方に離間する地点(以下、地点P)においてクリップ部材20(後述)によって固定され、分岐部14aも地点Pに配置されている。
すなわち、このような第一サブケーブル15は、地点Pから凹部5aまで配索されるものであり、分岐部14aにおいて第二サブケーブル16と分岐し、一体的に接続されたフラットケーブル15aが着座センサー10に接続されている。
フラットケーブル15aは、本実施形態においては第一サブケーブル15に一体的に接続されたものである。(つまり、フラットケーブル15aは、第一サブケーブル15とは別体のものであって、着座センサー10との接続のために第一サブケーブル15に対して設けられたことを指す。)。ただし、これに限られるものではなく、フラットケーブル15aは、第一サブケーブル15と一体のものであってもよい。
そのため、パンフレーム5には、クリップ部材20,30が取り付けられて係止される取付孔が複数形成されている。
バンド22bを抜け止め孔22cに挿入することで形成される輪の中に、メインケーブル14又は第一サブケーブル15が保持されるようになっている。
係合部32は、コネクタ15bの下端部に形成された突片付きの溝部に差し込まれてコネクタ15bに係合されている。
支持部33は、クリップ部材20における支持部23と同様に、皿バネ状に構成されている。
つまり、クッションフレーム1におけるパンフレーム5の裏面においては、左右方向の一方側に外部装置12が配置され、他方側にハーネス13(14~16)やその他のケーブル類(分岐部14aなども含む)がまとめられて配置されている。そして、着座センサー10は、これら外部装置12と、まとめられて配置されたハーネス13等との間に設けられた状態となっている。これにより、外部装置12とハーネス13等との干渉を避けることができるようになっている。
上記のフラットケーブル15aは、このようなヒーターハーネスやサイドエアバッグ8aが設けられた側で、着座センサー10に接続されている。これにより、着座センサー10と、ヒーター装置やサイドエアバッグ8aとを、ケーブル等によって連携させやすくなる。
第一サブケーブル15は、フラットケーブル15aから伸長する丸型ケーブルが、第一固定点F1においてパンフレーム5の裏面に固定されている。パンフレーム5への固定は、クリップ部材20によって行われている。
第一サブケーブル15は、第一曲部15cの部位において、着座センサー10からシートクッションの幅方向に離間するように伸長した後に、着座センサー10に近づく方向に曲がった状態に配索され、伸長した先で第一固定点F1に固定されている。より詳細には、第一サブケーブル15は、着座センサー10からシートクッションの幅方向外側(左側)に離間するように伸長した後に、シートクッションの幅方向内側(右側)に曲がった状態で第一固定点F1に固定されている。
すなわち、第一曲部15cは、図4,図5に示すように、フラットケーブル15aから地点Pに向かうにつれて徐々に前側に湾曲し、最終的に、地点Pとは反対側に伸長している。
第二曲部15dは、上下に重なった状態となっていることで、第一サブケーブル15の伸長方向を、右向きから左向きに180度転換させている。つまり、第一サブケーブル15は、第二曲部15dにおいて屈曲している。
また、クリップ部材20は、第一サブケーブル15を、シートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されている。すなわち、クリップ部材20は、バンド22bを抜け止め孔22cに挿入することで形成される輪が、左右方向に開口するように配置されている。このような輪の中に、上下に重なって屈曲した状態で挿入されることで、第一サブケーブル15はクリップ部材20によって保持される。
第一サブケーブル15は、第一固定点F1から第二固定点F2に向かって伸長している。第一サブケーブル15は、第二固定点F2に固定される場合に、前後方向一方側(本実施形態においては、前側)に撓んだ状態(当該撓んだ状態の部位を、以下、第三曲部15eと称する。)で第二固定点F2に固定されている。
そして、第一サブケーブル15は、第二固定点F2において、地点Pに向かって伸長するように固定されている。
すなわち、第一サブケーブル15は、コネクタ15bの部分が、コネクタ15b用のクリップ部材30によって第二固定点F2に固定されている。
すなわち、第一固定点F1の右側方に第二固定点F2があり、これら第一固定点F1と第二固定点F2との間における第一サブケーブル15は左右方向に伸長している。第二固定点F2の左斜め後方に地点Pがあり、これら第二固定点F2と地点Pとの間における第一サブケーブル15は斜め方向に伸長している。
なお、以上のようなハーネス13や外部装置12、その他のハーネスを含む全体的な配置は、乗物用シートが乗物の左右どちらに配置されるかといった条件に応じて適宜、線対称的に配置してもよい。
2 クッションサイドフレーム
3 クッションサイドフレーム
4 連結パイプフレーム
5 パンフレーム
5a 凹部
5b 開口部
10 着座センサー
11 取付ブラケット
12 外部装置
13 ハーネス
14 メインケーブル
14a 分岐部
15 第一サブケーブル
15a フラットケーブル
15b コネクタ
15c 第一曲部
15d 第二曲部
15e 第三曲部
16 第二サブケーブル
20 第一クリップ部材
21 係止部
21a 基部
21b 係止片
22 保持部
22a 保持部本体
22b バンド
22c 抜け止め孔
23 支持部
30 第二クリップ部材
31 係止部
32 係合部
33 支持部
P 地点
F1 第一固定点
F2 第二固定点
Claims (10)
- 人の大腿部及び臀部を支持するシートクッションの骨格を形成するクッションフレームと、前記クッションフレーム上に設けられたクッションパッドと、前記クッションパッドの下側に配置された着座センサーと、ハーネスによって前記着座センサーと接続されて前記着座センサーからの信号の処理を行う機能を有する外部装置と、を備えた乗物用シートであって、
前記クッションフレームは、乗員の荷重を受ける受圧部材を有しており、
前記着座センサーには、少なくとも前記着座センサーと前記着座センサーの側方に離間する地点との間に配索された前記ハーネスが接続されており、
前記ハーネスのうち前記側方に離間する地点から前記着座センサーまでの間の部位が、前記着座センサーに対して前後方向一方側に隣り合って配置された第一固定点において前記受圧部材に固定され、
前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中央領域において前記受圧部材の上側に配置され、
前記ハーネスは、前記受圧部材の下側に配置され、
前記外部装置は、前記受圧部材の下側に配置されて前記受圧部材に固定されており、
前記側方に離間する地点及び前記第一固定点は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向一方側に配置されていて、前記外部装置は、前記シートクッションの幅方向中心部よりも幅方向他方側に配置されていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記外部装置は、前記シートクッションの前後方向一方側で、かつ、前記着座センサーに対して前後方向一方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記着座センサーは、前記シートクッションの幅方向中心部よりも左右のいずれか一方にずれて配置されており、
前記ハーネスは、前記受圧部材に対し、前記着座センサー側に寄せられて固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。 - 前記ハーネスは、前記着座センサーから前記シートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、前記着座センサーに近づく方向に曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記ハーネスは、前記着座センサーから前記シートクッションの幅方向一方側に離間するように伸長した後に、前記シートクッションの幅方向他方側に曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
- 前記ハーネスは、上下に重なるように曲がった状態で前記第一固定点に固定されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記ハーネスは、クリップ部材によって上下に重なった状態で前記第一固定点に固定されており、
前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記シートクッションの幅方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。 - 前記第一固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に第二固定点があり、
前記第二固定点よりも前記シートクッションの幅方向一方側に前記側方に離間する地点があり、
前記ハーネスは、前記第二固定点において、前記側方に離間する地点に向かって伸長するように固定されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記ハーネスは、クリップ部材によって前記第二固定点に固定されており、
前記クリップ部材は、前記ハーネスを前記側方に離間する地点に向かう方向に伸長可能な向きで配置されていることを特徴とする請求項8に記載の乗物用シート。 - 前記ハーネスは、クリップ部材によって前記第一固定点及び前記第二固定点に固定されており、
前記第一固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向と、前記第二固定点の前記クリップ部材による前記ハーネスの伸長方向は、互いに交差する方向であることを特徴とする請求項8又は9に記載の乗物用シート。
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