JP7363538B2 - フィルムのピンホール検査方法、フィルム製造方法及びフィルムのピンホール検査装置 - Google Patents
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例えば、同一の製造ラインで生成されるフィルムが複数の巻回体(ロール)となるようにそれぞれ巻回され、その1つのロールが標本(サンプル)に選択される。そして、この標本でピンホールが検出され場合、この同一の製造ラインで製造された複数のフィルム全部が出荷から除外又は洗浄されたり製造し直されたりする。
(1)
フィルムに対しその両面を挟むように対向配置される一対の電極の間に直流電圧を印加する電圧印加工程と、
前記一対の電極の間に流れる電流または前記一対の電極の間の電圧降下を検出する検出工程と、
前記検出工程の検出結果に基づき前記フィルムにおけるピンホールの有無を判定する判定工程と、を含み、
前記一対の電極のうち一方の第1電極は、前記フィルムの表面又は裏面である第1面に接触して配置され、
前記一対の電極のうち他方の第2電極は、前記第1面とは反対側の第2面に対し離間して配置され、
前記第2電極の印加電圧の極性は、前記第1電極とは相対的に負に設定される、
フィルムのピンホール検査方法。
(2) 前記第1電極と前記第2電極との離間距離が50μm~200μmの範囲に設定される、
(1)に記載のフィルムのピンホール検査方法。
(3) 前記一対の電極の間に前記フィルムを搬送する搬送工程をさらに含み、
前記第1電極は、その周面で前記フィルムの前記第1面に接触して前記フィルムを搬送する導電性ローラであり、前記搬送工程において前記フィルムを搬送しつつ電極としても機能する、
(1)又は(2)に記載のフィルムのピンホール検査方法。
(4) 前記第2電極は、円筒状に形成され、その長手方向が前記フィルムの搬送方向に垂直かつ前記フィルムの幅方向と平行になるように配置される、
(1)~(3)のいずれか1つに記載のフィルムのピンホール検査方法。
(5) (1)~(4)のいずれか1つに記載のフィルムのピンホール検査方法により前記フィルムに対しピンホールの有無を検査する検査工程と、
前記検査工程が施された前記フィルムを巻回する巻回工程と、を含む、
フィルム製造方法。
(6) 同一の製造ラインで生成されるフィルムを複数の巻回体となるようにそれぞれ巻回する巻回工程と、
前記複数の巻回体のうち1つを標本に選択し、(1)~(4)のいずれか1つに記載のフィルムのピンホール検査方法により前記標本の前記フィルムに対し前記ピンホールの有無を検査する検査工程と、
前記検査工程において前記ピンホールが検出されない場合、前記複数の巻回体のうちその残部を最終製造物として出荷する出荷工程と、を含む、
フィルム製造方法。
(7) 前記標本を再度巻回する再巻回工程を更に含み、
前記出荷工程において、前記標本も含めて前記複数の巻回体の全部を出荷する、
(6)に記載のフィルム製造方法。
(8) 製造ラインで生成されるフィルムを巻回体となるように巻回する巻回工程と、
(1)~(4)のいずれか1つに記載のフィルムのピンホール検査方法により前記巻回体のフィルムの一部に対し前記ピンホールの有無を検査する検査工程と、
前記検査工程において前記ピンホールが検出されない場合、前記フィルムのうち前記ピンホールの有無を検査した箇所を切り取り、その残部を最終製造物として出荷する出荷工程と、を含む、
フィルム製造方法。
(9) 前記製造ラインは、
ポリオレフィン樹脂と可塑剤とを混練してポリオレフィン溶液を調製する溶液調製工程と、
前記ポリオレフィン溶液をダイから吐出するとともに冷却してゲル状シートを成形するシート成形工程と、
前記ゲル状シートを延伸して延伸シートを成形するシート延伸工程と、
前記延伸シートから可塑剤を除去して微多孔膜を得る可塑剤除去工程と、を含む、
(6)~(8)のいずれか1つに記載のフィルム製造方法。
(10) フィルムに対しその両面を挟むように対向配置される一対の電極と、
前記一対の電極の間に直流電圧を印加する電圧印加部と、
前記一対の電極の間に流れる電流または前記一対の電極の間の電圧降下を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づき前記フィルムにおけるピンホールの有無を判定する判定部と、を含み、
前記一対の電極のうち一方の第1電極は前記フィルムの表面又は裏面である第1面に接触して配置され、
前記一対の電極のうち他方の第2電極は前記第1面とは反対側の第2面に対し離間して配置され、
前記第2電極の印加電圧の極性は、前記第1電極とは相対的に負に設定される、
フィルムのピンホール検査装置。
(11) 前記第1電極と前記第2電極との離間距離が50μm~200μmの範囲に設定される、
(10)に記載のフィルムのピンホール検査装置。
(12) 前記電圧印加部に前記フィルムを搬送する搬送部をさらに含み、
前記第1電極は、その周面で前記フィルムの前記第1面に接触して前記フィルムを搬送する導電性ローラであり、前記搬送部と一体に設けられて前記フィルムを搬送しつつ電極としても機能する、
(10)又は(11)に記載のフィルムのピンホール検査装置。
(13) 前記第2電極は、円筒状に形成され、その長手方向が前記フィルムの搬送方向に垂直かつ前記フィルムの幅方向と平行になるように配置される、
(10)~(12)のいずれか1つに記載のフィルムのピンホール検査装置。
なお、図面は符号の向きに合わせてそれぞれ見るものとする。また、以下の説明において、下流側とは、成形されたフィルムが搬送及び巻回される方向であり、その搬送方向に沿って図2及び図3の紙面の左側を上流側、図2及び図3の紙面の右側を下流側ともいう。
なお、判定部は、汎用のミニコンピュータなどで構成され、CPU(中央演算回路)、ROM(読み出し専用記憶回路)、及びRAM(書き込み可能な記憶回路)などを有している。
なお、本実施形態では、同一の製造ラインL1で生成されるフィルムFは同じ特性を有していると推定されるので、上述したように複数のロールRのうち1つが標本に選択され、この標本が検査用に用いられる。それに対して標本を用いる代わりに、ロールRをそれぞれセットして、搬送開始されたフィルムFの最初の部分に対しピンホールの検査をそれぞれ行うように構成してもよい(インライン検査)。この場合、検査で用いた部分は検査後、切り取られ廃棄される。なお、ピンホールがない場合にはフィルムFに絶縁破壊が発生しないので、検査で用いた部分を切り取らず残すようにしてもよい。
なお、上述のインライン検査の際、ピンホールが検出された場合、前工程の装置の洗浄を開始したり前工程のロールRの付着物を除去するために洗浄を促したりする。
なお、標本は検査時に導電性ローラ11及びバー電極12による電圧印加によって帯電するが、ピンホールが検出されなければ品質上問題ないため、必要に応じて除電したうえで、この標本を含めて複数のロールRの全部をフィルム製品リールとして出荷してもよい。
また、ロールRから巻き出したフィルムFの一部に対し電圧を印加してピンホールの有無を判定し、ピンホールがないと判定された場合には、ロールRのうち検査に使用された箇所のフィルムFをカットし、残りの箇所をフィルム製品リールとして出荷してもよい。この場合、例えば、フィルムFの幅方向の一部に対しピンホールの有無を判定し、幅方向の残りの箇所をフィルム製品リール(スリット)としてもよく、あるいは、ロールRの長さ方向の一部のフィルムFに対しピンホールの有無を判定し、ロールRの残りの長さの部分をフィルム製品リールとしてもよい。
例えば、上記実施形態では、第2電極とフィルム(F)との間に何も介挿されなかったが、これらの間に誘電体を配置してもよい。したがって、例えば、外周に誘電体層を有するローラにより第2電極を構成してもよい。
11 導電性ローラ(第1電極)
12 バー電極(第2電極)
13 電圧印加部
14 直流電源
F フィルム
L1 製造ライン
L2 検査ライン
Claims (13)
- フィルムに対しその両面を挟むように対向配置される一対の電極の間に直流電圧を印加する電圧印加工程と、
前記一対の電極の間に流れる電流または前記一対の電極の間の電圧降下を検出する検出工程と、
前記検出工程の検出結果に基づき前記フィルムにおけるピンホールの有無を判定する判定工程と、を含み、
前記一対の電極のうち一方の第1電極は、前記フィルムの表面又は裏面である第1面に接触して配置され、
前記一対の電極のうち他方の第2電極は、前記第1面とは反対側の第2面に対し離間して配置され、
前記第2電極の印加電圧の極性は、前記第1電極とは相対的に負に設定される、
フィルムのピンホール検査方法。 - 前記第1電極と前記第2電極との離間距離が50μm~200μmの範囲に設定される、
請求項1に記載のフィルムのピンホール検査方法。 - 前記一対の電極の間に前記フィルムを搬送する搬送工程をさらに含み、
前記第1電極は、その周面で前記フィルムの前記第1面に接触して前記フィルムを搬送する導電性ローラであり、前記搬送工程において前記フィルムを搬送しつつ電極としても機能する、
請求項1又は2に記載のフィルムのピンホール検査方法。 - 前記第2電極は、円筒状に形成され、その長手方向が前記フィルムの搬送方向に垂直かつ前記フィルムの幅方向と平行になるように配置される、
請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルムのピンホール検査方法。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載のフィルムのピンホール検査方法により前記フィルムに対しピンホールの有無を検査する検査工程と、
前記検査工程が施された前記フィルムを巻回する巻回工程と、を含む、
フィルム製造方法。 - 同一の製造ラインで生成されるフィルムを複数の巻回体となるようにそれぞれ巻回する巻回工程と、
前記複数の巻回体のうち1つを標本に選択し、請求項1~4のいずれか1項に記載のフィルムのピンホール検査方法により前記標本の前記フィルムに対し前記ピンホールの有無を検査する検査工程と、
前記検査工程において前記ピンホールが検出されない場合、前記複数の巻回体のうちその残部を最終製造物として出荷する出荷工程と、を含む、
フィルム製造方法。 - 前記標本を再度巻回する再巻回工程を更に含み、
前記出荷工程において、前記標本も含めて前記複数の巻回体の全部を出荷する、
請求項6に記載のフィルム製造方法。 - 製造ラインで生成されるフィルムを巻回体となるように巻回する巻回工程と、
請求項1~4のいずれか1つに記載のフィルムのピンホール検査方法により前記巻回体のフィルムの一部に対し前記ピンホールの有無を検査する検査工程と、
前記検査工程において前記ピンホールが検出されない場合、前記フィルムのうち前記ピンホールの有無を検査した箇所を切り取り、その残部を最終製造物として出荷する出荷工程と、を含む、
フィルム製造方法。 - 前記製造ラインは、
ポリオレフィン樹脂と可塑剤とを混練してポリオレフィン溶液を調製する溶液調製工程と、
前記ポリオレフィン溶液をダイから吐出するとともに冷却してゲル状シートを成形するシート成形工程と、
前記ゲル状シートを延伸して延伸シートを成形するシート延伸工程と、
前記延伸シートから可塑剤を除去して微多孔膜を得る可塑剤除去工程と、を含む、
請求項6~8のいずれか1項に記載のフィルム製造方法。 - フィルムに対しその両面を挟むように対向配置される一対の電極と、
前記一対の電極の間に直流電圧を印加する電圧印加部と、
前記一対の電極の間に流れる電流または前記一対の電極の間の電圧降下を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づき前記フィルムにおけるピンホールの有無を判定する判定部と、を含み、
前記一対の電極のうち一方の第1電極は前記フィルムの表面又は裏面である第1面に接触して配置され、
前記一対の電極のうち他方の第2電極は前記第1面とは反対側の第2面に対し離間して配置され、
前記第2電極の印加電圧の極性は、前記第1電極とは相対的に負に設定される、
フィルムのピンホール検査装置。 - 前記第1電極と前記第2電極との離間距離が50μm~200μmの範囲に設定される、
請求項10に記載のフィルムのピンホール検査装置。 - 前記電圧印加部に前記フィルムを搬送する搬送部をさらに含み、
前記第1電極は、その周面で前記フィルムの前記第1面に接触して前記フィルムを搬送する導電性ローラであり、前記搬送部と一体に設けられて前記フィルムを搬送しつつ電極としても機能する、
請求項10又は11に記載のフィルムのピンホール検査装置。 - 前記第2電極は、円筒状に形成され、その長手方向が前記フィルムの搬送方向に垂直かつ前記フィルムの幅方向と平行になるように配置される、
請求項10~12のいずれか1項に記載のフィルムのピンホール検査装置。
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| JP2020015224A JP7363538B2 (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | フィルムのピンホール検査方法、フィルム製造方法及びフィルムのピンホール検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2020015224A JP7363538B2 (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | フィルムのピンホール検査方法、フィルム製造方法及びフィルムのピンホール検査装置 |
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| JP2021124284A JP2021124284A (ja) | 2021-08-30 |
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