JP7372766B2 - 無機コーテッドサンド - Google Patents
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Description
このような無機コーテッドサンドに関する技術としては、例えば、特許文献1(特公昭53-025803号公報)、特許文献2(国際公開第2014/098129号)および特許文献3(国際公開第2018/097180号)に記載のものが挙げられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、金型への充填性に優れるとともに、強度に優れた鋳型を実現でき、鋳型を製造するにあたり水蒸気を通気する必要のない無機コーテッドサンドに関する。また、無機コーテッドサンドは硬化する際に水蒸気を通気する必要のない鋳型の製造方法に関する。また、無機コーテッドサンドを製造するにあたり、無機粘結剤の水溶液を用いる必要がなく、水を除去する工程の必要がない無機コーテッドサンドの製造方法に関する。
耐火性骨材と、上記耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドであって、
該無機系粘結剤層にメタケイ酸塩水和物を含む、無機コーテッドサンドが提供される。
耐火性骨材と、上記耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドを製造するための製造方法であって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸塩水和物を含み、
メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、前記耐火性骨材と前記メタケイ酸塩水和物を混合して混合物を得る工程(1)と、
該混合物を前記メタケイ酸塩水和物の融点未満の温度に冷却する工程(2)と、を含む無機コーテッドサンドの製造方法が提供される。
上記無機コーテッドサンドにより形成された鋳造用鋳型が提供される。
上記無機コーテッドサンドを、目的とする鋳型を与える金型に充填する工程(3)と、
前記無機コーテッドサンドが充填された前記金型を、水蒸気を通気させずに加熱して、前記無機コーテッドサンドを硬化させる工程(4)と、を含む、鋳型の製造方法が提供される。
はじめに、本実施形態に係る無機コーテッドサンド(C)について説明する。
本実施形態に係る無機コーテッドサンド(C)は、耐火性骨材(A)と、耐火性骨材(A)の表面に形成された無機系粘結剤層(B)と、を有する乾態の無機コーテッドサンドであって、無機系粘結剤層(B)にメタケイ酸塩水和物を含む。
無機系粘結剤層(B)を構成する無機系粘結剤として、メタケイ酸塩水和物を用いると、上記効果を発現する理由は定かではないが、以下のように考えられる。
無機系粘結剤層(B)がメタケイ酸塩水和物であると、無機系粘結剤層(B)の結晶性を向上でき、さらに無機コーテッドサンド(C)が乾態となり、常温流動性に優れ、鋳型強度も向上する。また、メタケイ酸塩水和物は融点が低いために、無機コーテッドサンド(C)を製造する際にメタケイ酸塩水和物の水溶液を用いる必要がなく、水を除去する工程を省くことができる。また、無機系粘結剤がメタケイ酸塩水和物であるため、鋳型を製造する際に水蒸気を通気する必要がなく、設備を簡略化できる。
ここで動的安息角とは、以下の方法で測定することができる。円筒形透明ブラスチックボトルにその体積の半分量のコーテッドサンドを入れ、軸心が水平方向になるように保持して、一定の速度にて水平な軸心周りに回転させる。円筒内で流動しているコーテッドサンド層の斜面が平坦面状となる。かかる斜面と水平面との間に形成される角度を測定する。
動的安息角は、好ましくは80°以下、より好ましくは45°以下、さらに好ましくは30°以下である。
円筒内でコーテッドサンドが流動せず、または流動してもコーテッドサンド層の斜面が平坦面として形成されず、その結果、動的安息角を測定することができない場合は、湿態である。
また、無機コーテッドサンド(C)のスランプロス値は、鋳型強度やハンドリング性向上の観点から、好ましくは140mm以下、より好ましくは130mm以下、更に好ましくは120mm以下である。
また、無機コーテッドサンド(C)のスランプフロー値は、鋳型強度やハンドリング性向上の観点から、好ましくは500mm以下、より好ましくは400mm以下、更に好ましくは350mm以下、より更に好ましくは320mm以下である。
殊に、本実施形態においては、耐火性骨材(A)として球状の骨材を用いること、無機系粘結剤層(B)を構成する無機系粘結剤としてメタケイ酸塩水和物を用いること、無機系粘結剤を耐火性骨材(A)に被覆後に無機系粘結剤の流動性を低減させて、無機系粘結剤を耐火性骨材(A)の表面に定着させる方法で無機コーテッドサンド(C)を製造すること等が無機コーテッドサンド(C)のスランプロス値やスランプフロー値を上記範囲内に制御するための因子として挙げられる。
ここで、スランプコーンは円錐が所定の高さ位置で底面に対して平行な面で切断されて、その切断面より上部の部分が抜き取られたような形状で形成されている。スランプコーンは、JIS A 1101:2014におけるスランプ試験で使用するスランプコーンと寸法は異なるものの、その形状は同じものである。また、上端内径及び下端内径はそれぞれ、上端開口部及び下端開口部の空間部分のみの直径のことを指し、スランプコーンの縁の厚み分は除いている。
より具体的には、無機コーテッドサンド(C)のスランプロス値およびスランプフロー値は、以下の手順で測定することができる。
(1)まず、スランプコーンを水平で平滑な台、例えば平板状の台上に、下端開口部が下側、上端開口部が上側に配置するように載置させる。
(2)次いで、上端開口部からスランプコーンの空洞部へ無機コーテッドサンド(C)を流し込み、スランプコーン内部の空洞が無機コーテッドサンド(C)で満たされるようにする。この場合、金属棒等でかき混ぜつつ、無機コーテッドサンド(C)を流し込むようにすれば、空気を巻き込むことなく空洞に無機コーテッドサンド(C)を充填させることができる。また、一度に無機コーテッドサンド(C)を流し込んで充填させるよりも、数回に分けて無機コーテッドサンド(C)を流し込んで、徐々に無機コーテッドサンド(C)が充填されるようにすることが好ましい。
(3)無機コーテッドサンド(C)をスランプコーン内に充填させたら、無機コーテッドサンド(C)の上面をスランプコーンの上端に合わせて平滑にさせる。すなわち、上端開口部とスランプコーンに充填させた無機コーテッドサンド(C)の上端面とが一致するようにする。
(4)無機コーテッドサンド(C)を充填させた後、スランプコーンを鉛直上向きに引き上げる。この引き上げにあたっては、少なくとも下端開口部が、スランプコーンの高さよりも上方に位置するように引き上げる。
(5)スランプコーンを引き上げると、無機コーテッドサンド(C)が充填されて形成されていた形状が自重により崩れ始め、やがて、その崩壊が止まる。この崩壊が止まったときの無機コーテッドサンド(C)の最頂部から下端までの高さをH2とし、元の形状における高さH1と、H2との差、すなわち、H1-H2の値がスランプロス値である。
また、崩壊が止まったときの無機コーテッドサンド(C)の広がりの直径をL2とし、元の形状における直径L1と、L2との差、すなわち、L2-L1の値がスランプフロー値である。
また、球形度の上限値については、具体的には1以下である。
無機コーテッドサンド(C)の平均粒子径は、鋳型品質および鋳型強度向上の観点や、鋳型の造型しやすさの観点から、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましく、0.5mm以下がさらに好ましい。また、無機コーテッドサンド(C)の平均粒子径が上記上限値以下であると、鋳型の製造の際に、空隙率が小さくなり、鋳型強度を高められるため好ましい。
本実施形態において、無機コーテッドサンド(C)の平均粒子径は、下記方法により測定することができる。
粒子の粒子投影断面からの球形度=1の場合は直径(mm)を測定し、一方、球形度<1の場合はランダムに配向させた粒子の長軸径(mm)と短軸径(mm)を測定して(長軸径+短軸径)/2を求め、任意の100個の粒子につき、それぞれ得られた値を平均して平均粒径(mm)とする。長軸径と短軸径は、以下のように定義される。粒子を平面上に安定させ、その粒子の平面上への投影像を2本の平行線ではさんだとき、その平行線の間隔が最小となる粒子の幅を短軸径といい、一方、この平行線に直角な方向の2本の平行線で粒子をはさむときの距離を長軸径という。
粒子の長軸径と短軸径は、光学顕微鏡またはデジタルスコープ(例えば、キーエンス社製、VH-8000型)により該粒子の像(写真)を撮影し、得られた像を画像解析することにより求めることができる。
本実施形態に係る耐火性骨材(A)は、天然砂であってもよく、人工砂であってもよい。
天然砂としては、例えば、石英質を主成分とする珪砂、クロマイト砂、ジルコン砂、オリビン砂、アルミナ砂等が挙げられる。
人工砂としては、例えば、合成ムライト砂、SiO2を主成分とするSiO2系の鋳物砂、Al2O3を主成分とするAl2O3系の鋳物砂、SiO2/Al2O3系の鋳物砂、SiO2/MgO系の鋳物砂、SiO2/Al2O3/ZrO2系の鋳物砂、SiO2/Al2O3/Fe2O3系の鋳物砂、スラグ由来の鋳物砂等が挙げられる。ここで、主成分とは、砂の含有成分の中で最も多い成分をいう。
人工砂とは、天然より産出する鋳物砂ではなく、人工的に金属酸化物の成分を調製し、溶融または焼結した鋳物砂のことを表す。また、使用済みの耐火性骨材を回収した回収砂や、回収砂に再生処理を施した再生砂なども使用できる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本実施形態に係る耐火性骨材(A)は、鋳型強度向上の観点から、SiO2及びAl2O3からなる群から選ばれる1種以上を含むことが好ましい。
本実施形態に係る耐火性骨材(A)は、鋳型強度向上の観点から、人工砂が好ましく、人工砂の中でも、合成ムライト砂、SiO2系の鋳物砂、Al2O3系の鋳物砂、SiO2/Al2O3系の鋳物砂、SiO2/Al2O3/ZrO2系の鋳物砂およびSiO2/Al2O3/Fe2O3系の鋳物砂からなる群より選ばれる少なくとも1種以上が好ましい。
耐火性骨材(A)に含まれるSiO2の含有量の上限は限定されないが、例えば、100質量%以下であり、99質量%以下であってもよい。
耐火性骨材(A)に含まれるAl2O3の含有量の上限は限定されないが、例えば、95質量%以下であり、好ましくは85質量%以下である。
耐火性骨材(A)の非晶化度の上限は限定されないが、例えば、100%以下であり、99%以下であってもよい。
(X線回折法)
耐火性骨材(A)を乳鉢で粉砕し、粉末X線回折装置のX線ガラスホルダーに圧着して測定する。粉末X線回折装置は、理学電機社製MultiFlex(光源CuKα線、管電圧40kV、管電流40mA)を用い、2θ=5~90°の範囲で走査間隔0.01°、走査速度2°/min、スリット DS1、SS1、RS0.3mmにて行う。2θ=10°~50°の範囲で、低角度側及び高角度側のX線強度を直線で結び、直線下の面積をバックグラウンドとし、機器付属のソフトを用いて結晶化度を求め、100から引いて非晶化度とする。具体的には、バックグラウンドより上の面積について、非晶質ピーク(ハロー)と各結晶性成分をカーブフィッティングにより分離し、それぞれの面積を求め、下記式にて非晶化度(%)を計算する。
非晶化度(%)=ハローの面積/(結晶性成分面積+ハロー面積)×100
また、球形度の上限値については、具体的には1以下である。
耐火性骨材(A)の球形度は、無機コーテッドサンド(C)の球形度と同様の方法で測定することができる。
耐火性骨材(A)の平均粒子径は、鋳型品質および鋳型強度向上の観点や、鋳型の造型しやすさの観点から、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましく、0.5mm以下がさらに好ましい。また、耐火性骨材(A)の平均粒子径が上記上限値以下であると、鋳型の製造の際に、空隙率が小さくなり、鋳型強度を高められるため好ましい。
耐火性骨材(A)の平均粒子径は、無機コーテッドサンド(C)の平均粒子径と同様の方法で測定することができる。
無機系粘結剤層(B)を構成する無機系粘結剤は、メタケイ酸塩水和物である。メタケイ酸塩水和物を用いると、無機系粘結剤層(B)の結晶性を向上でき、さらに無機コーテッドサンド(C)が乾態となり、常温流動性に優れるため好ましい。また、融点の低いメタケイ酸塩水和物を用いることにより、水に溶かさない状態で耐火性骨材(A)の表面に無機系粘結剤層(B)を形成することができる。すなわち、無機コーテッドサンド(C)を製造する工程において、メタケイ酸塩水和物の水溶液を用いる必要がないために水を除去する工程を省くことができ、製造方法が簡略できる。また、無機系粘結剤がメタケイ酸塩水和物であるため、鋳型を製造する際に水蒸気を通気する必要がなく、設備を簡略化できる。
なお、メタケイ酸ナトリウム5水和物の融点は72℃、メタケイ酸ナトリウム9水和物の融点は47℃である。
また、鋳物砂組成物(C)に含まれる無機系粘結剤層(B)の被覆量は、高強度の鋳造用鋳型を得る観点から、耐火性骨材(A)100質量部に対して、例えば10質量部以下であり、好ましくは8質量部以下、より好ましくは6質量部以下である。
例えば、無機系粘結剤層(B)を構成する無機系粘結着剤がメタケイ酸ナトリウム5水和物のみである場合の水の含有量は74質量部であり、メタケイ酸ナトリウム9水和物のみである場合の水の含有量は133質量部である。
カップリング剤としては限定されないが、例えば、シランカップリング剤、ジルコンカップリング剤、チタンカップリング剤等が挙げられる。
滑剤としては限定されないが、例えば、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックス、モンタン酸ワックス等のワックス類;ステアリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、エルカ酸アマイド等の脂肪酸アマイド類;メチレンビスステアリン酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイド等のアルキレン脂肪酸アマイド類;ステアリン酸;ステアリルアルコール;ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等のステアリン酸金属塩;ステアリン酸モノグリセリド;ステアリルステアレート;硬化油等が挙げられる。
離型剤としては限定されないが、例えば、パラフィン、ワックス、軽油、マシン油、スピンドル油、絶縁油、廃油、植物油、脂肪酸エステル、有機酸、黒鉛微粒子、雲母、蛭石、フッ素系離型剤、シリコーン系離型剤等が挙げられる。
こうすることで、無機コーテッドサンド(C)の粒子同士が無機微粒子を介してより強固に結着し、その結果、得られる鋳型の強度をさらに向上させることができる。
ここで、無機系粘結剤層(B)上の無機微粒子は、無機系粘結剤層(B)に一部埋め込まれていてもよい。
また、無機微粒子としてシリカ粒子を用いる場合、無機コーテッドサンド(C)同士の融結性向上の観点から、耐火性骨材(A)に含まれる全成分の合計を100質量%としたとき、耐火性骨材(A)は、SiO2を30質量%以上含むことが好ましく、60質量%以上含むことがより好ましく、80質量%以上含むことがさらに好ましく、90質量%以上含むことがより更に好ましい。また、耐火性骨材(A)中のSiO2の含有量の上限値については100質量%以下である。
非晶性シリカ粒子の非晶化度の上限は限定されないが、例えば、100%以下であり、99%以下であってもよい。
ここで、上記無機微粒子のレーザー回折散乱式粒度分布測定法による重量基準粒度分布における平均粒子径d50は、例えばコーテッドサンドから無機系粘結剤層を水で溶解させて除去し、無機微粒子を取り出し、次いで、得られた無機微粒子の粒度をレーザー回折散乱式粒度分布測定法で測定することによって得ることができる。
また、上記無機微粒子のレーザー回折散乱式粒度分布測定法による重量基準粒度分布における平均粒子径d50は、原料である無機微粒子の粒度をレーザー回折散乱式粒度分布測定法で測定することによって得ることもできる。
ここで、走査型電子顕微鏡の観察画像から求められる、上記無機微粒子の平均粒子径は、種々の画像解析手法を用いることができる。前処理として不規則な粒子選別を行ってもよい。例えば、元素を頼りに無機系粘結剤層と無機微粒子を判定した後に、任意の無機微粒子を100個選択し、それらの粒子径を測定し、最大粒子径から数えて10個と最低粒子径から数えて10個の合計20個の無機微粒子を除いた80個の無機微粒子の粒子径の平均値を上記無機微粒子の平均粒子径とすることができる。
次に、本実施形態に係る無機コーテッドサンド(C)の製造方法について説明する。
無機コーテッドサンド(C)の製造方法は、従来の無機コーテッドサンドの製造方法とは異なるものである。
無機系粘結剤層は、メタケイ酸塩水和物を含む。
そして、本実施形態に係る無機コーテッドサンド(C)は、例えば、以下の工程(1)および(2)を含む製造方法により得ることができる。
工程(1):メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、耐火性骨材(A)とメタケイ酸塩水和物(B)を混合して混合物を得る工程
工程(2):該混合物をメタケイ酸塩水和物の融点未満の温度に冷却する工程
メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、耐火性骨材(A)とメタケイ酸塩水和物を混合する方法としては、例えば、メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度に加熱した耐火性骨材(A)にメタケイ酸塩水和物を投入し、メタケイ酸塩水和物を融解させながら耐火性骨材(A)とメタケイ酸塩水和物とを混合する方法[工程(1A)]、加熱融解させたメタケイ酸塩水和物を耐火性骨材(A)に投入し、混合する方法[工程(1B)]が挙げられる。
これらの中でも、コーティング時間を短くできる観点から、工程(1B)が好ましい。
同様の観点から、工程(1)において、メタケイ酸塩水和物を予め水溶液にしないで混合することが好ましい。また、工程(1)が、水を意図的に添加する工程を含まないことが好ましい。
耐火性骨材(A)とメタケイ酸塩水和物とを混合するときの攪拌速度や処理時間等の混合条件は、混合物の処理量によって適宜決定することができる。
つぎに、本実施形態に係る鋳造用鋳型について説明する。
本実施形態に係る鋳造用鋳型は、無機コーテッドサンド(C)により形成される。
鋳造用鋳型の製造方法は、以下の工程(3)及び工程(4)を含む。
工程(3):無機コーテッドサンド(C)を、目的とする鋳型を与える金型に充填する工程。
工程(4):無機コーテッドサンド(C)が充填された金型を、水蒸気を通気させずに加熱して、無機コーテッドサンドを硬化させる工程。
加熱する温度は、鋳型生産性を向上させる観点から、及び、鋳型強度を向上させる観点から、好ましくは100℃以上であり、より好ましくは150℃以上であり、また、好ましくは300℃以下であり、より好ましくは250℃以下である。また、加熱する時間は安定した鋳型強度を得る観点から、好ましくは30秒以上であり、より好ましくは60秒以上であり、また、好ましくは600秒以下である。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
<1> 耐火性骨材と、該耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドであって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸塩水和物を含み、前記無機系粘結剤層中に含まれる水分量がメタケイ酸塩100質量部に対して60質量部以上140質量部以下であり、
前記耐火性骨材がSiO2及びAl2O3からなる群から選ばれる1種以上を含み、
該無機コーテッドサンドの平均粒子径が0.05mm以上2mm以下である、無機コーテッドサンド。
<2> 耐火性骨材と、該耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドであって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸ナトリウム5水和物及びメタケイ酸ナトリウム9水和物から選ばれる1種以上を含み、前記無機系粘結剤層中に含まれる水分量がメタケイ酸塩100質量部に対して60質量部以上140質量部以下であり、
前記耐火性骨材がSiO2及びAl2O3からなる群から選ばれる1種以上を含み、
該無機コーテッドサンドの平均粒子径が0.05mm以上2mm以下であり、球形度が0.80以上である、無機コーテッドサンド。
<3> 耐火性骨材と、該耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドであって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸ナトリウム5水和物及びメタケイ酸ナトリウム9水和物から選ばれる1種以上を含み、前記無機系粘結剤層中に含まれる水分量がメタケイ酸塩100質量部に対して60質量部以上140質量部以下であり、
前記耐火性骨材がSiO2及びAl2O3からなる群から選ばれる1種以上を含み、前記耐火性骨材の非晶化度が30%以上であり、
前記無機系粘結剤層の被覆量が前記耐火性骨材100質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下であり
該無機コーテッドサンドの平均粒子径が0.05mm以上2mm以下であり、球形度が0.80以上である、無機コーテッドサンド。
<4> 前記無機系粘結剤層上および前記無機系粘結剤層中の少なくとも一方に、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下である無機微粒子を前記耐火性骨材100質量部に対して0.2質量部以上3質量部以下さらに含む、前記<1>乃至<3>のいずれか一つに記載の無機コーテッドサンド。
<5> 前記無機系粘結剤層上および前記無機系粘結剤層中の少なくとも一方に、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下であるシリカを前記耐火性骨材100質量部に対して0.2質量部以上3質量部以下さらに含む、前記<1>乃至<3>のいずれか一つに記載の無機コーテッドサンド。
<6> 耐火性骨材と、該耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドを製造するための製造方法であって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸塩水和物を含み、
該メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、前記耐火性骨材と前記メタケイ酸塩水和物を、メタケイ酸塩水和物を予め水溶液にしないで混合して混合物を得る工程(1)と、
該混合物を前記メタケイ酸塩水和物の融点未満の温度に冷却する工程(2)と、を含む無機コーテッドサンドの製造方法。
<7> 耐火性骨材と、該耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドを製造するための製造方法であって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸塩水和物を含み、
該メタケイ酸塩水和物がメタケイ酸ナトリウム5水和物及びメタケイ酸ナトリウム9水和物から選ばれる1種以上であり、
前記耐火性骨材がSiO2及びAl2O3からなる群から選ばれる1種以上を含み、
前記耐火性骨材の平均粒子径が0.05mm以上2mm以下であり、球形度が0.80以上であり、
前記メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、前記耐火性骨材と該メタケイ酸塩水和物を、メタケイ酸塩水和物を予め水溶液にしないで混合して混合物を得る工程(1)と、
該混合物を前記メタケイ酸塩水和物の融点未満の温度に冷却する工程(2)と、を含む無機コーテッドサンドの製造方法。
<8> 耐火性骨材と、該耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドを製造するための製造方法であって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸塩水和物を含み、
該メタケイ酸塩水和物がメタケイ酸ナトリウム5水和物及びメタケイ酸ナトリウム9水和物から選ばれる1種以上であり、
前記耐火性骨材がSiO2及びAl2O3からなる群から選ばれる1種以上を含み、
前記耐火性骨材の平均粒子径が0.05mm以上2mm以下であり、球形度が0.80以上であり、
前記メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、前記耐火性骨材と前記耐火性骨材100質量部に対して前記メタケイ酸塩水和物0.5質量部以上10質量部以下とを、メタケイ酸塩水和物を予め水溶液にしないで混合して混合物を得る工程(1)と、
該混合物を前記メタケイ酸塩水和物の融点未満の温度に冷却する工程(2)と、を含む無機コーテッドサンドの製造方法。
<9> さらに工程(2)で得られた無機コーテッドサンドと平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下である無機微粒子を前記耐火性骨材100質量部に対して0.2質量部以上3質量部以下にて混合する工程を含む、前記<6>乃至<8>のいずれか一つに記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
<10> さらに工程(2)で得られた無機コーテッドサンドと平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下であるシリカを前記耐火性骨材100質量部に対して0.2質量部以上3質量部以下にて混合する工程を含む、前記<6>乃至<8>のいずれか一つに記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
<11> 前記<1>乃至<5>のいずれか一つに記載の無機コーテッドサンドを、目的とする鋳型を与える金型に充填する工程(3)と、
前記無機コーテッドサンドが充填された前記金型を、水蒸気を通気させずに加熱して、前記無機コーテッドサンドを硬化させる工程(4)と、を含む、鋳型の製造方法。
はじめに、以下の実施例および比較例における測定方法を説明する。
粒子の粒子投影断面からの球形度=1の場合は直径(mm)を測定し、一方、球形度<1の場合はランダムに配向させた粒子の長軸径(mm)と短軸径(mm)を測定して(長軸径+短軸径)/2を求め、任意の100個の粒子につき、それぞれ得られた値を平均して平均粒径(mm)とした。
粒子の長軸径と短軸径は、デジタルスコープ(キーエンス社製、VH-8000型)により該粒子の像(写真)を撮影し、得られた像を画像解析することにより求めた。
レーザー回折散乱式粒度分布測定装置を用いて、レーザー回折法により、無機微粒子の粒度分布を測定した。測定結果から、無機微粒子について、重量基準の累積分布における50%累積時の粒径(d50、平均粒子径)を求めた。
耐火性骨材中の各成分の組成比は、蛍光X線法によって測定した。
耐火性骨材を乳鉢で粉砕し、粉末X線回折装置のX線ガラスホルダーに圧着して測定した。粉末X線回折装置は、理学電機社製MultiFlex(光源CuKα線、管電圧40kV、管電流40mA)を用い、2θ=5~90°の範囲で走査間隔0.01°、走査速度2°/min、スリット DS1、SS1、RS0.3mmにて行った。2θ=10°~50°の範囲で、低角度側及び高角度側のX線強度を直線で結び、直線下の面積をバックグラウンドとし、機器付属のソフトを用いて結晶化度を求め、100から引いて非晶化度とした。具体的には、バックグラウンドより上の面積について、非晶質ピーク(ハロー)と各結晶性成分をカーブフィッティングにより分離し、それぞれの面積を求め、下記式にて非晶化度(%)を計算した。
非晶化度(%)=ハローの面積/(結晶性成分面積+ハロー面積)×100
耐火性骨材および無機コーテッドサンド(または混練砂)の球形度は、デジタルスコープ(キーエンス社製、VH-8000型)により得られた粒子の像(写真)を画像解析することにより、粒子の粒子投影断面の面積及び該断面の周囲長を求め、次いで、〔粒子投影断面の面積(mm2)と同じ面積の真円の円周長(mm)〕/〔粒子投影断面の周囲長(mm)〕を計算し、任意の50個の粒子につき、それぞれ得られた値を平均して求めた。
直径76mm、高さ125mmの円筒形透明ブラスチックボトルにその体積の半分量のコーテッドサンドを入れ、軸心が水平方向になるように保持して、室温(25℃)、25rpmの速度にて水平な軸心周りに回転させる。円筒内で流動しているコーテッドサンド層または混練砂層の斜面が平坦面状となり、かかる斜面と水平面との間に形成される角度(動的安息角)が測定できた場合を乾態、円筒内でコーテッドサンドまたは混錬砂が流動せず、または流動してもコーテッドサンド層または混錬砂層の斜面が平坦面として形成されず、その結果、動的安息角を測定することができない場合を湿態とする。
つぎに、以下の実施例および比較例における評価方法を説明する。
実施例および比較例で得られた無機コーテッドサンド(または混練砂)を用いて、以下の方法によりそれぞれ鋳型を作製した。いずれの方法においても、水蒸気を通気させない条件で行った。
・小金型(加圧)
200℃に加熱した、10×10×60mmの試験片を造型できる横置き5本取り金型にコーテッドサンド(または混練砂)を詰めコテにて加圧充填した後、そのまま10分間加熱することにより硬化後、試験片を得た。
・小金型(流し込み)
200℃に加熱した、10×10×60mmの横置き5本取金型にコーテッドサンド(または混練砂)を流し込み、そのまま10分間加熱することにより硬化後、試験片を得た。
・ブロー
CSR-43ブロー造型機を使用しブロー圧0.45MPaにて、200℃に加熱した22.3×22.3×180mm試験片(5本取り)金型に縦方向にブロー充填した後、そのまま10分間加熱することにより硬化させ、試験片を得た。
鋳型密度は、試験片重量を測定し、寸法測定により算出した体積にて除することにより算出した。
小金型を用いた試験片に関しては、株式会社イマダ製 縦型電動計測スタンドにデジタルフォースゲージZTS-500Nを取り付け、JACT試験法SM-1準拠の方法により測定した。
ブロー造型により得た試験片に関しては、ジョージフィッシャー社製万能強度試験機PFG型にPBV抗折アタッチメントを取り付けて測定した。
得られた試験片の密度をコーテッドサンド(または混練砂)の嵩密度で割り100を掛けたものを充填率とした。
つぎに、以下の実施例および比較例において使用した材料について説明する。
・耐火性骨材1:珪砂(三河珪石社製、R6号)
・耐火性骨材2:電融法人工砂(山川産業社製、エスパール60L)
・耐火性骨材3:球状溶融シリカ(火炎溶融法により、天然珪砂を球状化することによって作製したもの)
・耐火性骨材4:ムライト系人工砂(ルナモスMS#60、花王社製)
・無機系粘結剤1:メタケイ酸ナトリウム9水和物(Na2SiO3・9H2O)、融点47℃
・無機系粘結剤2:水ガラス水溶液A(ケイ酸ナトリウム(SiO2/Na2O=2.1)を水で希釈して、固形分(水ガラス水溶液から水分量を除いたもの)濃度を35質量%とした水ガラス水溶液)
・無機微粒子1:非晶性シリカ粒子(平均粒子径d50:0.4μm)
・無機微粒子2:非晶性シリカ粒子(平均粒子径d50:0.6μm)
105℃の温度に加熱した耐火性骨材1を攪拌機に投入した後、65℃まで冷却した。次いで、無機系粘結剤1を、耐火性骨材1(100質量部)に対して、5質量部の割合で添加して、室温(25℃)まで冷却しながら混練を行うことにより、無機系粘結剤1を結晶化しつつ粉砕して乾態のコーテッドサンド1を得た。得られたコーテッドサンド1に対して上記評価をおこなった。得られた結果を表2に示す。
耐火性骨材として、耐火性骨材1の代わりに耐火性骨材2~4をそれぞれ用いた以外は実施例1と同様の方法により乾態のコーテッドサンド2~4をそれぞれ得た。得られたコーテッドサンド2~4に対して上記評価をそれぞれおこなった。得られた結果を表2にそれぞれ示す。
実施例2で得られたコーテッドサンド2(105質量部)と無機微粒子1(1質量部)とを攪拌機に投入した後、25℃の温度で撹拌混合することによって、コーテッドサンド2の無機系粘結剤層上に無機微粒子1をコートし、乾態のコーテッドサンド5を得た。得られたコーテッドサンド5に対して上記評価をおこなった。得られた結果を表2に示す。
コーテッドサンド2の代わりに、コーテッドサンド3および4をそれぞれ用いた以外は実施例5と同様の方法により乾態のコーテッドサンド6~7をそれぞれ得た。得られたコーテッドサンド6~7に対して上記評価をそれぞれおこなった。得られた結果を表2にそれぞれ示す。
無機微粒子1の代わりに無機微粒子2を用いた以外は実施例6と同様にし乾態のコーテッドサンド8を得た。得られたコーテッドサンド8に対して上記評価をおこなった。得られた結果を表2に示す。
25℃の温度に加熱した耐火性骨材1を攪拌機に投入した後、無機系粘結剤2を、耐火性骨材1(100質量部)に対して、1.2質量部の割合で添加して、1分間の混練を行ない、湿態の混練砂1を得た。得られた混練砂1に対して上記評価をおこなった。得られた結果を表2に示す。
耐火性骨材として、耐火性骨材1の代わりに耐火性骨材2を用いた以外は比較例1と同様の方法により湿態の混練砂2を得た。得られた混練砂2に対して上記評価をおこなった。得られた結果を表2に示す。
120℃の温度に加熱した耐火性骨材2を撹拌機に投入した後、無機系粘結剤2を、耐火性骨材2(100質量部)に対して、1.2質量部の割合で添加して混錬を行うことにより、無機系粘結剤2の水分を乾燥除去しつつ粉砕して乾態のコーテッドサンド9を得た。得られたコーテッドサンド9に対して上記評価をおこなった。得られた結果を表2に示す。
以上から、本実施形態に係る無機コーテッドサンドは、金型への充填性に優れるとともに、強度に優れた鋳型を実現できることが確認できた。また、本実施形態に係る無機コーテッドサンドは、水蒸気を通気させない条件でも硬化することが確認でき、設備等を簡略化できることがわかる。また、本実施形態に係る無機コーテッドサンドは、無機粘結剤の水溶液を用いることなく製造することができ、また、無機コーテッドサンドの製造にあたり、水を除去する工程を要しないことがわかる。
Claims (11)
- 耐火性骨材(粒状アルミナからなる材料を除く。)と、前記耐火性骨材の表面に形成された無機系粘結剤層と、を有する乾態の無機コーテッドサンドを製造するための製造方法であって、
該無機系粘結剤層がメタケイ酸塩水和物を含み、
メタケイ酸塩水和物の融点以上の温度にて、前記耐火性骨材と前記メタケイ酸塩水和物を混合して混合物を得る工程(1)と、
該混合物を前記メタケイ酸塩水和物の融点未満の温度に冷却する工程(2)と、を含む無機コーテッドサンドの製造方法(ただし、以下の(a)および(b)を除く。
(a)水ガラスとカ性アルカリとの混合液を添加する工程を含む製造方法
(b)前記工程(1)が、混練中さらにアルコールを添加する工程を含む製造方法)。 - 前記工程(1)において、メタケイ酸塩水和物を予め水溶液にしないで混合する、請求項1に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記無機系粘結剤層中に含まれる水分量が、メタケイ酸塩100質量部に対して60質量部以上140質量部以下である、請求項1または2に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記メタケイ酸塩水和物がメタケイ酸ナトリウム5水和物及びメタケイ酸ナトリウム9水和物から選ばれる1種以上である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記耐火性骨材の非晶化度が30%以上である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記無機コーテッドサンドの球形度が0.80以上である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記無機コーテッドサンドの平均粒子径が0.05mm以上2mm以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記耐火性骨材がSiO2 を含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 前記無機系粘結剤層上および前記無機系粘結剤層中の少なくとも一方に無機微粒子をさらに含み、
前記無機微粒子の平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。 - JIS A 1101:2014に準拠し、かつ、上端内径50mm、下端内径100mm及び高さ150mmのスランプコーンを用いたスランプ試験により、25℃、相対湿度55%の環境下で測定される前記無機コーテッドサンドのスランプロス値が90mm以上116mm以下である、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法。
- 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の無機コーテッドサンドの製造方法により無機コーテッドサンドを得る工程と、
前記工程で得られた無機コーテッドサンドを、目的とする鋳型を与える金型に充填する工程(3)と、
前記無機コーテッドサンドが充填された前記金型を、水蒸気を通気させずに加熱して、前記無機コーテッドサンドを硬化させる工程(4)と、を含む、鋳型の製造方法。
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