JP7374838B2 - 空調制御装置、空調制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、蓄熱運転に要する時間の判断を適正に導出できるようにすることが求められる。この場合において、蓄熱運転が行われる建築物が受ける外気温、日照等の気象条件による影響は、建築物の気密性、熱容量、断熱性等の仕様に応じて異なる。このことを考慮すると、蓄熱運転に要する時間の判断を導出するには、蓄熱運転が行われる建築物の気象条件による影響が考慮されることが好ましい。
[空調システムの構成例]
図1は、本実施形態における空調制御装置が制御対象とする空調システムの構成例を示している。以下の説明は、空調として主に冷房を行う場合を例に挙げる。
同図の空調システムは、建築物1の居室1aの空調を行う。同図の空調システムは、空調機器として、地中熱交換器20及び熱交換器30を備える。
熱交換器30は、例えばポンプを備えて構成され、自己に供給される水にUチューブの熱を伝達し、冷温水パイプに供給することで冷水(または温水)を製造する。
本実施形態における地中熱交換器20は、空調時間の前に行われる蓄熱運転に際して、建築物1の躯体に蓄熱させる際の熱源機器として利用される。
このようにして、本実施形態の空調システムにおいては、熱交換器30の運転による地中熱交換器20を熱源とする空調が可能とされている。
本実施形態の空調システムは、例えば居室1aに利用者が存在している時間帯(空調時間)では、空冷ヒートポンプ10を運転させることによって居室1aの空調を行う。
そのうえで、本実施形態の空調システムは、空調時間帯以外の時間帯においてスラブ2等の躯体の熱(冷熱でもよい)を蓄積させる蓄熱運転を行う。
なお、本実施形態の説明にあたっては、空調時間における空調については「メイン空調」と記載し、メイン空調と蓄熱運転とを包含する、あるいはメイン空調と蓄熱運転とで特に区分しない場合に、単に「空調」と記載する。
図2は、本実施形態の空調制御装置100の構成例を示している。同図においては、空調制御装置100とともに空調システムにて備えられる機器、装置として、熱交換器30、スラブ温度センサSN1(SN1-1~SN1-21)、室温センサSN2(SN2-1、SN-4)、冷温水温度センサSN3が示されている。また、空調制御装置100がネットワーク経由で通信する装置として、気象情報サーバSVが示されている。
なお、以降の説明にあたり、スラブ温度センサSN1(SN1-1~SN1-21)、室温センサSN2(SN2-1、SN-4)、冷温水温度センサSN3について特に区別しない場合には、センサSN、あるいはセンサSN1~SN3と記載する。
スラブ内温度センサSN1は、建築物1におけるスラブ2内の温度(スラブ内温度)を検出するセンサである。
本実施形態において、スラブ内温度センサSN1として、21個のスラブ温度センサSN1-1~SN1-21が設けられた例を挙げている。これらのスラブ内温度センサSN1-1~SN1-21は、それぞれ異なる位置のスラブ2内の温度を検出するように設けられる。
室温センサSN2(SN2-1、SN-4)は、居室1a内の温度を検出するセンサで或る。
本実施形態において、室温センサSN2は、室温センサSN2-1~SN2-4の4個が設けられる例を挙げている。これらの室温センサSN2-1~SN2-4は、それぞれ居室1aにおける異なる位置の温度を検出するように設けられる。
冷温水温度センサSN3は、例えば地中熱交換器20からの熱を熱交換器30にて熱交換して得られる冷温水の温度(冷温水温度(媒体温度の一例))を検出するセンサである。冷温水温度センサSN3は、例えば熱交換器30の排出口付近での水の温度、もしくは冷温水パイプ全体において、スラブ2に対応して配置された部位の冷温水パイプの入り口近傍を流れる水の温度を検出するように設けられてよい。
気象情報サーバSVは、例えばインターネット等のネットワーク上で気象情報を提供するサーバである。
なお、係数導出部124は、第2実施形態に対応する機能部であることから、ここでの説明を省略する。
登録算出パラメータ記憶部131は、蓄熱運転時間算出部121が蓄熱運転時間を算出するのに利用するパラメータ(算出パラメータ)のうち、事前に登録されたパラメータを記憶する。つまり、登録算出パラメータ記憶部131は、算出パラメータのうち、既知であるとして事前に登録設定されたパラメータや、運転管理者により設定された算出パラメータを記憶する。
表示部105は、制御部102の制御に応じて表示を行う。
図3のフローチャートを参照して、空調制御装置100が蓄熱運転時間の算出に対応して実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:空調制御装置100において、蓄熱運転時間算出部121は、算出パラメータを取得する。
図4は、算出パラメータを、分類区分により示したものである。同図の算出パラメータは、例えば使用条件、境界条件、初期建築条件、及び設備設定条件で分類されている。
空調開始時刻(U1)は、メイン空調が開始される時刻である。利用人数(U2)は、業務、作業等で建築物1を利用する利用者の人数である。利用内容は、建築物1における利用者の利用内容(作業内容)である。利用時間(U3)は、利用者が建築物1を利用する時間長である。利用時間(U3)は、例えばメイン空調が行われる時間であってよい。
使用条件の算出パラメータに含まれる空調開始時刻(U1)、利用人数(U2)、利用時間(U3)、利用内容(U4)は、それぞれ、登録算出パラメータ記憶部131に記憶されている。蓄熱運転時間算出部121は、空調開始時刻(U1)、利用人数(U2)、利用時間(U3)、利用内容(U4)を登録算出パラメータ記憶部131から取得する。
機器発熱負荷(B1)は、利用時間において建築物1内で稼働される機器の熱量である。即ち、利用時間に対応して発生する熱負荷である。機器発熱負荷(B1)は、例えば既知の値として登録算出パラメータ記憶部131に記憶されている。蓄熱運転時間算出部121は、機器発熱負荷(B1)を登録算出パラメータ記憶部131から取得する。
外気温度(B2)は、蓄熱運転時間算出対象の蓄熱運転に続くメイン空調の期間に応じた利用時間(対象利用時間)における、建築物1の外側の気温についての予測値ある。蓄熱運転時間算出部121は、気象情報サーバSVが提供する気温の予報に関する情報に基づいて外気温度(B2)を取得する。
日射量(B3)は、例えば対象利用時間における建築物1への日射量である。日射量(B3)は、蓄熱運転時間算出部121は、気象情報サーバSVが提供する日照に関する情報に基づいて日射量(B3)を取得する。この場合の日射量(B3)は、例えば全天日射量であってよい。
スラブ内温度(I1)は、スラブ温度センサSN1により検出されるスラブ内温度である。蓄熱運転時間算出部121は、スラブ温度センサSN1-1~SN1-21のそれぞれにて検出された21のスラブ内温度(I1)を取得する。
室温(I2)は、室温センサSN2により検出される室温である。蓄熱運転時間算出部121は、室温センサSN2-1~SN2-4のそれぞれにて検出された4つの室温(I2)を取得する。
冷温水温度(I3)は、冷温水温度センサSN3により検出される水温である。蓄熱運転時間算出部121は、冷温水温度センサSN3にて検出される水温を、冷温水温度(I3)として取得する。
目標温度(M1)は、メイン空調の開始時(立ち上がり時:蓄熱運転の終了以降の所定タイミングの一例)における室温の目標値である。蓄熱運転の終了とともにメイン空調が開始される運用である場合、立ち上がり時は蓄熱運転の終了時と同じとなる。また、蓄熱運転の終了から或る時間間隔をおいてメイン空調が開始される運用である場合には、メイン空調の開始時刻が立ち上がり時となる。あるいは、蓄熱運転の終了から或る時間間隔をおいてメイン空調が開始される運用である場合には、目標温度(M1)は、蓄熱運転の終了からメイン空調が開始される時点までにおける所定のタイミングを立ち上がり時としてもよい。
目標温度(M1)は、例えば運転管理者が操作部104に対する操作により設定し、設定された値が登録算出パラメータ記憶部131に記憶される。蓄熱運転時間算出部121は、目標温度(M1)を登録算出パラメータ記憶部131から取得する。
なお、目標温度(M1)は、室温を目標値としたものに限定されない。例えば、目標温度(M1)は、平均放射温度(MRT:Mean Radiant Temperature)や、室温とMRTの平均値である作用温度等を目標値としたものであってもよい。
「作業」は、居室1aの利用内容として、利用者が、机に座った業務(「座学」)をするのではなく、例えば工事、メンテナンス等のなんらかの「作業」としての業務を主に行うというものである。
「作業/座学」は、居室1aの利用内容として、例えば利用者によって「作業」としてと「座学」とが混合して行われるというものである。
「座学」は、居室1aの利用内容として、利用者によって、ほとんど「作業」は行われず主に「座学」が行われるというものである。
一例として、利用内容(U4)が「作業」である場合、(式1)における係数の設定は、a=0、b-1、c=70となる。
なお、利用内容(U4)の分類については、上記の「作業」、「作業/座学」、「座学」に限定されるものではなく、建築物1の用途等に応じて適宜変更されてよい。
(式2)にて示されるように、変数X2には、利用時間が対応する開始時刻から終了時刻までの時間帯(U1~U1+U3)における外気温度(B2)の平均値が代入される。
また、変数Y2には、利用時間が対応する時間帯(U1~U1+U3)における日射量(B3)の平均値が代入される。従って、(式2)によっては、相当外気温Tsatとして利用時間における相当外気温の平均値が算出される。
また、(式2)における係数a、b、cは、一年における季節(時期)に応じて異なる値が設定される。表2は、式2における係数a、b、cについての定義の一例である。
なお、ステップS103によっては、相当外気温Tsatに代えて、例えば通常の外気温が算出されてもよいが、相当外気温Tsatのほうが、最終的に算出される蓄熱運転時間の精度を高くすることができる。
(式3)では、目標立ち上がり負荷(M2)をqsetとしている。表3は、(式3)における係数a、b、cについての定義の一例である。
目標立ち上がりスラブ・梁温度Tsb,setは、立ち上がり時におけるスラブ・梁温度(躯体温度)の目標値である。蓄熱運転時間算出部121は、ステップS101により取得された算出パラメータにおける目標温度(M1)と、ステップS103により算出された相当外気温Tsatと、ステップS104により算出された躯体処理負荷qbと利用して、以下の(式4)により目標立ち上がりスラブ・梁温度Tsb,setを算出する。表4は、(式4)における係数a、b、c、d、e、fについての定義の一例を示している。
蓄熱運転時間算出部121は、(式4)への入力値である躯体処理負荷qbが満たされるように繰り返し計算を行うことにより、目標立ち上がりスラブ・梁温度Tsb,setを算出する。なお、表4の係数a、b、c、d、e、fの定義のもとでは、係数c、d、e、fについてそれぞれゼロとなっている。これは、建築物1の熱容量、断熱性、気密性等の仕様から、外部気象条件による影響はないものとしていることによる。
蓄熱運転時間算出部121は、ステップS101により取得された算出パラメータにおけるスラブ内温度(I1)と、室温(I2)とを利用して、以下の(式5)によりスラブ温度Tsを算出する。
(式5)においては、21個のスラブ内温度センサSN1のそれぞれにより検出されたスラブ内温度(I1)について、Ts,k(k=1~21)としている。また、4個の室温センサSN2のそれぞれにより検出された室温(I2)について、Tr,k(k=1~4)としている。表5は、(式5)における係数a(a1~a21)、b(b1~b4)についての定義の一例を示している。
蓄熱運転時間算出部121は、ステップS101により取得された算出パラメータにおけるスラブ内温度(I1)と、室温(I2)とを利用して、以下の(式6)により梁温度Tbを算出する。
(式6)においては、21個のスラブ内温度センサSN1のそれぞれにより検出されたスラブ内温度(I1)について、Ts,k(k=1~21)としている。また、4個の室温センサSN2のそれぞれにより検出された室温(I2)について、Tr,k(k=1~4)としている。表6は、(式6)における係数a(a1~a21)、b(b1~b4)についての定義の一例を示している。
蓄熱運転時間算出部121は、ステップS106により算出されたスラブ温度Tsと、ステップS107により算出された梁温度Tbとを利用して、以下の(式7)によりスラブ・梁温度Tsbを算出する。表7は、(式7)における係数a、b、c、d、e、fについての定義の一例を示している。
蓄熱運転時間算出部121は、ステップS105により算出された目標立ち上がりスラブ・梁温度Tsb,setと、ステップS108による算出されたスラブ・梁温度Tsbと、ステップS101により取得された算出パラメータにおける冷温水温度(I3)とを利用して、以下の(式8)により蓄熱運転時間tを算出する。(式8)において、冷温水温度(I3)についてはTwとして示される。表8は、(式7)における係数a、b、c、d、e、fについての定義の一例を示している。
同図から理解されるように、蓄熱運転時間tは、冷温水度が高いほど、また、調整スラブ温度が高いほど長くなる。
この場合、報知部122は、蓄熱運転時間tとともに、あるいは蓄熱運転時間tに代えて、蓄熱運転開始時刻を運転管理者に向けて報知してもよい。
また、上記のように決定された運転開始時刻に至ったことに応じて、運転制御部123が蓄熱運転を開始させ、蓄熱運転時間が経過したことに応じて蓄熱運転を終了させるようにしてよい。
また、蓄熱運転時間算出部121は、躯体処理負荷qb、スラブ・梁温度Tsbについて、それぞれ、式(3)、式(7)を用いた演算以外によって取得してよい。例えば、運転管理者が、経験等に基づいて現在の温度等から躯体処理負荷やスラブ・梁温度の値を決定し、決定した値を入力する操作を行うようにされたうえで、蓄熱運転時間算出部121は、操作により入力された値を躯体処理負荷qb、スラブ・梁温度Tsbとして取得してよい。
続いて、第2実施形態について説明する。蓄熱運転時間tの算出に用いられる(式8)における係数(a、b、c、d、e、f)は、所定の条件に基づいて導出された各1つの値を適用してもよい。しかしながら、例えば蓄熱運転が行われる建築物によっては、熱容量、断熱性、気密性等の蓄熱運転時間に影響する仕様が大きく異なる場合もある。このことを考慮すると、(式8)の係数について、一義的な条件に従って導出するよりも、建築物1の仕様に適合した値を導出したほうが、式8により算出される蓄熱運転時間tの精度を高めることが可能となって好ましい。
そこで、第2実施形態として、本実施形態の空調制御装置100が、建築物1の仕様を考慮して、(式8)の係数を導出するための構成について説明する。
ステップS201:係数導出部124は、後述のステップS202により負荷計算を実行するにあたって利用する一次入力条件を設定する。一次入力条件には、建築物1の仕様に関する所定の情報項目を含む。
図7は、ステップS203に対応する負荷計算評価の一例である。図7(A)は、或る熱負荷計算評価の結果として、相当外気温の条件ごとにおける、空調の開始時(立ち上がり時)の躯体温度(躯体初期温度)と建築物1の熱負荷との関係を示している。横軸が躯体初期温度であり、縦軸が熱負荷である。また、相当外気温の条件については、31.1℃、35.1℃、38.6℃、44.8℃としている。同図では、躯体初期温度に対する熱負荷は、相当外気温による影響を受けることなく、ほぼ一義的に定まっていることが示されている。
また、図7(B)は、図7(B)と同じ熱負荷計算結果に対する評価結果を、躯体初期温度の条件ごとにおける相当外気温と熱負荷との関係として示したものである。同図によっても、熱負荷は、相当外気温による影響を受けることなく、躯体初期温度に対応してほぼ一意に定まることが示されている。
つまり、図7(A)、図7(B)に示される熱負荷計算評価によっては、熱負荷が相当外気温の影響をほぼ受けていないことにより、建築物1については気密性、熱容量、断熱性等が高いということが導出される。
ステップS204:係数導出部124は、ステップS203の熱負荷計算評価の結果に基づき、建築物1について、タイプA、タイプBのいずれかに分類する。タイプAは、気密性、熱容量、断熱性等が高く、相当外気温等の気象条件による影響の度合いが一定以下と判定された建築物である。タイプBは、気密性、熱容量、断熱性等が低く、気象条件による影響の度合いが一定より大きいと判定された建築物である。
ステップS206:係数導出部124は、ステップS205により設定された入力条件を可変条件として、熱回路網計算による熱負荷計算を行う。
ステップS208:係数導出部124は、ステップS207により出力された熱回路網計算の結果に基づき、(式8)における各係数を同定する。例えば、係数導出部124は、ステップS207により出力された熱回路網計算の結果に基づいて、(式8)における変数に代入することで、係数a、b、c、d、e、fを同定するようにされる。
つまり、タイプAに対応するステップS205の入力条件設定では、外部の気象等の条件によることなく、躯体初期温度によりほぼ一意に熱負荷が定まることから、気象条件については入力条件に含めないようにされる。一方、タイプBの場合には、外部の気象等の条件も熱負荷に影響することから、気象条件についても入力条件に含めるようにされる。
ステップS210:係数導出部124は、ステップS209により設定された入力条件を可変条件として、熱回路網計算による熱負荷計算を行う。
ステップS212:係数導出部124は、ステップS207により出力された熱回路網計算の結果に基づき、(式8)における各係数を同定する。
このようにして本実施形態においては、(式8)の各係数について、建築物1のタイプに適合した値を導出することができる。
なお、上記各本実施形態の蓄熱運転に対応する空調システムの構成は、図1に示した例に限定されない。
図9は、本実施形態の蓄熱運転に対応する空調システムの他の例(第1例)を示している。同図において、図1と同一部分には同一符号を付している。
同図においては、図1の地中熱交換器20及び熱交換器30に代えて、冷却塔40と水冷ヒートポンプ50とが備えられる。このような構成では、冷却塔40が熱源機器として機能する。同図の空調システムは、冷却塔40により冷却された水(冷水)を水冷ヒートポンプ50の冷却水に用い、水冷ヒートポンプ50により冷却された冷熱をスラブ2(躯体)に伝達するようにされる。
なお、一年において春期や秋期などのように空気温度が高くなく湿度が低くなる中間期においては、冷却塔40により冷却された冷水を、水冷ヒートポンプ50により熱交換することなく、躯体側に供給するようにしてよい(フリークーリング)。これにより、水冷ヒートポンプ50を運転させる必要がなくなることから、省エネルギー化を図ることができる。
同図においては、図1の熱交換器30に代えて、水冷ヒートポンプ60(地中熱ヒートポンプ)が設けられている。この場合には、水冷ヒートポンプ50が地中熱交換器20から吸収した熱を利用して冷水を製造し、スラブ2側に供給するようにされる。
同図においては、図1に示される地中熱交換器20及び熱交換器30による熱源に加えて、さらに熱源として空冷ヒートポンプ10が設けられる。
この場合には、蓄熱運転に際して、地中熱交換器20及び熱交換器30による熱源のみを利用する蓄熱運転モードと、地中熱交換器20及び熱交換器30による熱源とともに空冷ヒートポンプ10を補助的な熱源として利用する運転モードと、空冷ヒートポンプ10のみを熱源として利用する蓄熱運転モードとで切り替えを行うことができる。蓄熱運転モードの切り替えは、例えば現在の蓄熱運転による躯体等の温熱環境の状況に応じて行うようにされてよい。
Claims (3)
- 熱源機器により建築物の躯体に蓄熱させる蓄熱運転の終了以降の所定タイミングにおける目標の室温である目標温度と、利用者により前記建築物が利用される利用時間において躯体が処理すべき熱負荷を示す躯体処理負荷と、利用時間に対応する外気温とを第1パラメータとして入力し、入力した第1パラメータを利用して実行する所定の第1の演算により、蓄熱運転の終了以降の所定タイミングにおける目標躯体温度を算出し、
算出された前記目標躯体温度と、現在に対応する躯体温度と、躯体への蓄熱に応じて熱源機器から供給される媒体温度とを第2パラメータとして入力し、入力した第2パラメータを利用して実行する所定の第2の演算により、蓄熱運転に要する蓄熱運転時間を算出する蓄熱運転時間算出部と、
前記建築物の仕様に応じた所定の一次入力条件を入力して行った前記建築物の構造についての負荷計算の結果に基づいて、前記建築物について気象条件による影響の度合いが一定以下であるか否かについて判定し、
気象条件による影響の度合いが一定以下であると判定された建築物については、蓄熱運転に関する所定の条件を含み、気象条件を含まない二次入力条件に基づいて負荷計算を行った結果に基づいて、前記第2の演算に用いる係数を導出し、
気象条件による影響の度合いが一定より大きいと判定された建築物については、蓄熱運転に関する所定の条件と、所定の気象条件とを含む二次入力条件に基づいて負荷計算を行った結果に基づいて、前記第2の演算に用いる係数を導出する係数導出部と
を備える空調制御装置。 - 熱源機器により建築物の躯体に蓄熱させる蓄熱運転の終了以降の所定タイミングにおける目標の室温である目標温度と、利用者により前記建築物が利用される利用時間において躯体が処理すべき熱負荷を示す躯体処理負荷と、利用時間に対応する外気温とを第1パラメータとして入力し、入力した第1パラメータを利用して実行する所定の第1の演算により、蓄熱運転の終了以降の所定タイミングにおける目標躯体温度を算出し、
算出された前記目標躯体温度と、現在に対応する躯体温度と、躯体への蓄熱に応じて熱源機器から供給される媒体温度とを第2パラメータとして入力し、入力した第2パラメータを利用して実行する所定の第2の演算により、蓄熱運転に要する蓄熱運転時間を算出する蓄熱運転時間算出ステップと、
前記建築物の仕様に応じた所定の一次入力条件を入力して行った前記建築物の構造についての負荷計算の結果に基づいて、前記建築物について気象条件による影響の度合いが一定以下であるか否かについて判定し、
気象条件による影響の度合いが一定以下であると判定された建築物については、蓄熱運転に関する所定の条件を含み、気象条件を含まない二次入力条件に基づいて負荷計算を行った結果に基づいて、前記第2の演算に用いる係数を導出し、
気象条件による影響の度合いが一定より大きいと判定された建築物については、蓄熱運転に関する所定の条件と、所定の気象条件とを含む二次入力条件に基づいて負荷計算を行った結果に基づいて、前記第2の演算に用いる係数を導出する係数導出ステップと
を含む空調制御方法。 - 空調制御装置としてのコンピュータを、
熱源機器により建築物の躯体に蓄熱させる蓄熱運転の終了以降の所定タイミングにおける目標の室温である目標温度と、利用者により前記建築物が利用される利用時間において躯体が処理すべき熱負荷を示す躯体処理負荷と、利用時間に対応する外気温とを第1パラメータとして入力し、入力した第1パラメータを利用して実行する所定の第1の演算により、蓄熱運転の終了以降の所定タイミングにおける目標躯体温度を算出し、
算出された前記目標躯体温度と、現在に対応する躯体温度と、躯体への蓄熱に応じて熱源機器から供給される媒体温度とを第2パラメータとして入力し、入力した第2パラメータを利用して実行する所定の第2の演算により、蓄熱運転に要する蓄熱運転時間を算出する蓄熱運転時間算出部、
前記建築物の仕様に応じた所定の一次入力条件を入力して行った前記建築物の構造についての負荷計算の結果に基づいて、前記建築物について気象条件による影響の度合いが一定以下であるか否かについて判定し、
気象条件による影響の度合いが一定以下であると判定された建築物については、蓄熱運転に関する所定の条件を含み、気象条件を含まない二次入力条件に基づいて負荷計算を行った結果に基づいて、前記第2の演算に用いる係数を導出し、
気象条件による影響の度合いが一定より大きいと判定された建築物については、蓄熱運転に関する所定の条件と、所定の気象条件とを含む二次入力条件に基づいて負荷計算を行った結果に基づいて、前記第2の演算に用いる係数を導出する係数導出部
として機能させるためのプログラム。
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