JP7388260B2 - ケーブル制振装置 - Google Patents
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Description
ここで、図1は、斜張橋10の模式図である。図1は、斜張橋10(ケーブル橋)に対するケーブル制振装置100の配置を図示するものであり、ケーブル制振装置100の厳密な図示を省略している。
ケーブル制振装置100は、図1および図2に示されているように、ケーブル13の振動を小さく抑える装置であり、定着管14とケーブル13との間に設けられている。ケーブル制振装置100は、図2に示すように、固定フランジ101と、ケーブルフランジ102と、粘弾性体111~114と、上ストッパ121と、カバー150とを備えている。
固定フランジ101は、図2に示すように、ケーブル13の端部を固定する固定部12aに取り付けられている。この実施形態では、固定フランジ101は、固定部12aに設けられた定着管14の頂部に固定されている。また、この実施形態では、固定フランジ101は、定着フランジ131と、調芯フランジ132とを備えている。
定着フランジ131は、定着管14の頂部に取り付けられる部材である。この実施形態では、定着フランジ131は、短い管状の部材である。この定着フランジ131は、中心軸を通る面に沿って凡そ半分に割ることができる。つまり、定着フランジ131は、2つの半円弧状の部材に分離できる。定着フランジ131は、ケーブル13が固定された定着管14の頂部に対して、ケーブル13の側方から定着管14の頂部を覆うように取り付けることができる。
次に、調芯フランジ132を説明する。図3は、調芯フランジ132の平面図である。図3では、調芯フランジ132について図2のIII-III断面矢視図が示されている。ここでは、図3には、調芯フランジ132に対して、ケーブル13と、粘弾性体111~114の位置が示されている。
ケーブルフランジ102は、ケーブル13に取り付けられたフランジ部材である。ケーブルフランジ102は、固定フランジ101としての調芯フランジ132に対向するようにケーブル13に取付けられる。図4は、ケーブルフランジ102の平面図である。図4には、調芯フランジ132に対向する面が図示されている。図5は、ケーブルフランジ102のV-V側面に沿った側面図である。ここで、図5では、半円弧状のケーブルフランジ102は、リブ311とタブ312を上に向けられた状態で図示されている。
粘弾性体111~114は、図2に示すように、固定フランジ101としての調芯フランジ132とケーブルフランジ102との間に配置されており、調芯フランジ132とケーブルフランジ102とにそれぞれ固定されている。図6は、粘弾性体111~114の平面図である。図7は粘弾性体111~114の側面図である。ここでは、図7には、図6のVII-VII部分断面矢視図が示されている。
このケーブル制振装置100は、ケーブル13を橋桁12の固定部12a(図1参照)に取り付けた後で取り付けられる。この実施形態では、固定部12aに、ケーブル13の端部を保護する定着管14(図2参照)が設けられている。この場合、ケーブル13は、定着管14を挿通させて橋桁12の固定部12aに固定される。固定フランジ101は、図2に示すように、固定部12aに設けられた定着管14の頂部に取り付けられる。この実施形態では、固定フランジ101として定着フランジ131と調芯フランジ132とを備えている。定着フランジ131は、定着管14の頂部に取り付けられる。そして、所定位置(例えば、中心)にケーブル13が配置されるように、位置を調整しつつ定着フランジ131に調芯フランジ132が取り付けられる。
図8と図9は、ケーブル制振装置100の側面図である。図8は、ケーブル13の中心Ocと、調芯フランジ132の穴210の中心Osとを一致させた基準の状態が示されている。図9では、調芯フランジ132に対してケーブルフランジ102がせん断方向に変位した状態が示されている。基準の状態では、図8に示されているように、ケーブル13の中心Ocは、調芯フランジ132の穴210(図2および図3参照)の中心Osに概ね一致している。ケーブル13が振動すると、図9に示すように、ケーブル13が調芯フランジ132に対して相対的に変位し、ケーブル13の中心Ocは、調芯フランジ132の穴210の中心Osからずれる。
ケーブル制振装置100は、図8に示されているように、ケーブル13に上ストッパ121が取付けられている。上ストッパ121は、ケーブルフランジ102の上方において、ケーブル13の外周面に装着されている。上ストッパ121は、ケーブルフランジ102が、調芯フランジ132から離れる方向にケーブル13に対して動くのを規制する部材である。
次に、他の形態に係るケーブル制振装置100Aを説明する。図11は、ケーブル制振装置100Aの側面図である。図11に示されているように、ケーブル制振装置100Aでは、ケーブルフランジ102のボス310の上端部に、ボス310の軸方向に沿って徐々に外径が小さくなったテーパ面313aを有する楔部313が設けられている。
図12は、他の形態に係るケーブル制振装置100Bを示す側面図である。なお、図12では、説明の便宜上、粘弾性体111~114など、調芯フランジ132とケーブルフランジ102との間に配置される部材は、適宜に省略されている。ケーブル制振装置100Bは、図12に示されているように、下ストッパ122が取り付けられていてもよい。下ストッパ122は、ケーブルフランジ102の下方において、ケーブル13の外周面に装着されている。下ストッパ122は、ケーブルフランジ102が、調芯フランジ132に近づく方向にケーブル13に対して動くのを規制する部材である。ここで、下ストッパ122は、上ストッパ121と概ね同様の構造であるから、構造説明は、適宜に省略する。
このケーブル制振装置100は、図2に示すように、カバー150で覆われている。この実施形態では、カバー150の上端151は、ケーブルフランジ102よりも上部においてケーブル13に取り付けられて、ベルト161によって固定されている。また、カバー150の下端152は、定着フランジ131の管部201の外周面に取り付けられており、ベルト162によって固定されている。カバー150は、耐候性を有し、雨などが入り込むのを防止できるとともに、所要の伸縮性や耐久性を備えた素材を用いるとよい。カバー150には、入り込んだ雨水を排出するためのドレン孔154が形成されているとよい。ドレン孔154は、ケーブル制振装置100に設置された際に、カバー150の外周の最も低くなる位置などにカバー150を貫通するように形成されているとよい。
11 主塔
12 橋桁
12a 固定部
13 ケーブル
14 定着管
100,100A,100B,100C ケーブル制振装置
101 固定フランジ
102 ケーブルフランジ
121 上ストッパ
121a 窪み
122 下ストッパ
122a 窪み
131 定着フランジ
132 調芯フランジ
150 カバー
154 ドレン孔
171 第1検出部
172 第2検出部
201 管部
202 タブ
203 フランジ部
204 ボルト
205 穴(定着フランジ131の穴)
210 穴(調芯フランジ132の穴)
310,310A ボス
313 楔部
313a テーパ面
314 楔部
314a テーパ面
330 粘弾性成形体
340,340A ゴムシート
342 蓋
Oc ケーブルの中心
Os 調芯フランジの穴の中心
Claims (9)
- ケーブルの端部をケーブル橋の橋桁に固定する固定部に取り付けられた固定フランジと、
ケーブルに取り付けられ、かつ、前記固定フランジに対向するように配置されたケーブルフランジと、
前記固定フランジと前記ケーブルフランジとの間に配置され、前記固定フランジと前記ケーブルフランジとにそれぞれ固定された粘弾性体と、
上ストッパと
を備え、
前記上ストッパは、
ケーブルの外周面に装着されるとともに、前記ケーブルフランジが、前記固定フランジから離れる方向にケーブルに対して動くのを規制する部材である、
ケーブル制振装置。 - 前記ケーブルフランジは、
ケーブルに装着されるボスを有し、
前記ボスの上端部に、
ボスの軸方向に沿って徐々に外径が小さくなったテーパ面を有しており、
前記上ストッパは、
前記ケーブルフランジの上方において、ケーブルの外周面に装着されるとともに、前記テーパ面よりも底部の内径が小さいテーパ状の窪みを備えている、
請求項1に記載されたケーブル制振装置。 - 前記上ストッパとケーブルフランジとの接触を検知する第1検出部を備えた、請求項1または2に記載されたケーブル制振装置。
- 下ストッパをさらに備え、
前記下ストッパは、
ケーブルの外周面に装着されるとともに、前記ケーブルフランジが、前記固定フランジを構成する調芯フランジに近づく方向にケーブルに対して動くのを規制する部材である、
請求項1から3までの何れか一項に記載されたケーブル制振装置。 - 前記ケーブルフランジは、
ケーブルに装着されるボスを有し、
前記ボスの下端部に、
ボスの軸方向に沿って徐々に外径が小さくなったテーパ面を有しており、
前記下ストッパは、
前記ケーブルフランジの下方において、前記ケーブルの外周面に装着されるとともに、前記テーパ面よりも底部の内径が小さいテーパ状の窪みを備えている、
請求項4に記載されたケーブル制振装置。 - 前記下ストッパとケーブルフランジとの接触を検知する第2検出部を備えた、請求項4または5に記載されたケーブル制振装置。
- 前記ケーブルフランジは、
ケーブルに装着されるボスを有し、
前記ボスの内径は、
固定フランジ側から徐々に広くなっており、
当該ケーブルフランジのボスと、前記ケーブルとの間に、固定フランジ側から反対側に向けて徐々に厚くなったゴムシートが装着されている、
請求項1から6までの何れか一項に記載されたケーブル制振装置。 - 前記ゴムシートは、周方向に分割可能に構成されている、請求項7に記載されたケーブル制振装置。
- 前記ケーブルフランジのボスは、徐々に広くなった側の開口端部に内径側に突出した、蓋を備えている、請求項7または8に記載されたケーブル制振装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2020044523A JP7388260B2 (ja) | 2020-03-13 | 2020-03-13 | ケーブル制振装置 |
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| JP2021143569A JP2021143569A (ja) | 2021-09-24 |
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| WO2002029276A1 (en) | 2000-10-04 | 2002-04-11 | Robinson Seismic Limited | Vibration damping energy absorber |
| JP2012149678A (ja) | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Ebara Corp | 回転機械の防振装置 |
| JP2013245536A (ja) | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ケーブル制振装置 |
| JP2021147992A (ja) | 2020-03-13 | 2021-09-27 | 住友ゴム工業株式会社 | ケーブル制振装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JPH06136718A (ja) * | 1991-09-27 | 1994-05-17 | Nkk Corp | ケ−ブル制振装置 |
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2020
- 2020-03-13 JP JP2020044523A patent/JP7388260B2/ja active Active
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