JP7412955B2 - 固形化粧料 - Google Patents
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(A)吸油量1mL/g以上で、体積平均粒径1~50μmの無機球状粉体 3~20質量%、
(B)体積平均粒径20~50μmの板状粉体 3~20質量%、
(C)吸油量1mL/g未満で、体積平均粒径1~20μmの球状シリコーンエラストマー 5~20質量%、
(D)25℃における粘度100mPa・s以下の不揮発性シリコーン油 20~50質量%
を含有する固形化粧料に関する。
なお、終点は、ジメチルポリシロキサンの最後の1滴の滴下によりペーストが急激に軟らかくなり、パレットナイフに前記ペーストを半分以上載せ、パレットナイフの平らな面を地面に対し90°傾け、10秒以内にペーストが落ちた場合とした(10秒以内に落ちない場合は、ペースト状の終点とはしなかった)。
また、粉体にジメチルポリシロキサンを滴下し、パレットナイフでジメチルポリシロキサンを粉体へ押しつける作業を2回行い、明らかにジメチルポリシロキサンと粉体が混じらない場合は、吸油量を0mL/gとした。
かかる球状粉体としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等が挙げられ、伸びを向上させ、肌に伸ばしたときにスポンジによる抵抗感を抑制し、塗布後の肌のべたつきを抑制させる観点から、シリカが好ましく、多孔質シリカがより好ましい。
また、シリカとして、サンスフェアH-122(AGCエスアイテック社製;吸油量1.65mL/g、体積平均粒径12μm)、シリカマイクロビードLB-1500(日揮触媒化成社製;吸油量2.30mL/g、体積平均粒径5μm)等の市販品を用いることができる。
また、成分(B)の板状粉体は、スポンジなどで化粧料を取る際に、適量を取ることができる観点から、アスペクト比が40~400であるのが好ましく、50~300がより好ましく、70~200がさらに好ましい。
本発明において、アスペクト比は、体積平均粒径と粒子の平均厚さとの比により計算されるものであり、アスペクト比=(体積平均粒径/平均厚さ)で定義される。
なお、粒子の平均厚さは、走査型電子顕微鏡や透過型電子顕微鏡により観察して測定した10~50個の母粒子の厚さを数平均して求められる。
また、雲母として、FA-450(ヤマグチマイカ社製、体積平均粒径28μm、アスペクト比73)、SA-350(ヤマグチマイカ社製、体積平均粒径42μm、アスペクト比80)、Y-3000(ヤマグチマイカ社製、体積平均粒径23μm、アスペクト比70)等の市販品を用いることができる。
なお、板状粉体を疎水化処理した場合、その体積平均粒径、粒子の厚さ、含有量は、疎水化処理した剤を含めての含有量、体積平均粒径、粒子の厚さを意味する。
疎水化処理としては、シリコーン処理、フッ素処理、脂肪酸処理、N-アシルアミノ酸処理等が挙げられる。シリコーン処理としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、アルキルアルコキシシラン処理等が挙げられ、フッ素処理としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル処理、パーフルオロアルキルアルコキシシラン処理等が挙げられ、脂肪酸処理としては、ステアリン酸処理、ミリスチン酸処理等が挙げられ、N-アシルアミノ酸処理としては、ラウロイルリジン処理、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa処理、ステアロイルグルタミン酸2Na処理、ラウロイルアスパラギン酸Na処理等が挙げられる。これらのうち、伸びを向上させ、肌に伸ばしたときにスポンジによる抵抗感を抑制させる観点から、シリコーン処理が好ましい。
疎水化処理は、通常の方法により、乾式処理、湿式処理等を行えばよい。
かかる球状シリコーンエラストマーとしては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられ、伸びを向上させ、肌に伸ばしたときにスポンジによる抵抗感を抑制し、塗布後の肌のべたつきを抑制させる観点から、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーから選ばれる1種または2種以上が好ましく、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーから選ばれる1種または2種以上がより好ましく、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーがさらに好ましい。
また、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーとして、KSP-300(信越化学工業社製;吸油量0.48mL/g、体積平均粒径5μm)等の市販品を用いることができる。
成分(D)のシリコーン油は、25℃における粘度が100mPa・s以下であり、伸びを向上させ、肌に伸ばしたときにスポンジによる抵抗感を抑制し、塗布後の肌のべたつきを抑制させる観点から、1~100mPa・sが好ましく、2~50mPa・sがより好ましく、5~20mPa・sがさらに好ましい。
本発明において、粘度は、B型粘度計(TV-B型、東京計器)を用い、ローターNo.1、回転数60rpmで測定される。
これらのうち、伸びを向上させ、肌に伸ばしたときにスポンジによる抵抗感を抑制し、塗布後の肌のべたつきを抑制させる観点から、ジメチルポリシロキサンが好ましい。
かかる不揮発性油としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;アボガド油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、パーム油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ツバキ油、トウモロコシ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オレイル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル等のモノエステル油、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等のジエステル油、、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリエステル油など等の脂肪酸エステル;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;成分(D)以外のシリコーン油などが挙げられる。
これらのうち、伸びを向上させ、肌に伸ばしたときにスポンジによる抵抗感を抑制し、塗布後の肌のべたつきを抑制させる観点から、炭化水素油、脂肪酸エステル油から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、脂肪酸エステル油から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、モノエステル油、ジエステル油から選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)から選ばれる1種又は2種以上がよりさらに好ましい。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物;マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体;更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素などが挙げられる。
例えば、粉体相成分を混合し、これに、油相成分を混合したものを加え、金属製中皿等の容器に充填・成型して、固形化粧料を得ることができる。混合には、ヘンシェルミキサー等の一般的なミキサーのほか、プラネタリーミキサー、ニーダー等の、高粘度用ミキサーを用いることができる。また、充填、成型には、土練機やエクストルーダー等の押し出し吐出型の装置を用いることができる。
本発明の固形化粧料は、例えば、ファンデーション、化粧下地、コンシーラー、リップクリーム、頬紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料として好適である。
表1及び表2に示す組成の固形化粧料を製造し、固形化粧料の取れ量、伸び、スポンジで塗布したときの抵抗感のなさ及び塗布後の肌のべたつきのなさを評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。
粉体相をヘンシェルミキサーで混合した。これに、油相を混合したものを加え、金属製中皿(厚さ0.7mm、深さ5mm、直径5.3mm)に充填・成型して、固形ファンデーションを得た。
(1)固形化粧料の取れ量:
専門評価者が、化粧用スポンジ(花王ソフィーナ プリマヴィスタ きれいな素肌質感パウダーファンデーション用スポンジ)を用い、通常使用時程度の押し圧(500~700gf程度)で、化粧料表面を擦り取った時の取れ量(g)を計量した。結果は、専門評価者3名の平均値で示した。
なお、取れ量は、0.02~0.06gの範囲であることが好ましい
専門評価者が、化粧用スポンジ(花王ソフィーナ プリマヴィスタ きれいな素肌質感パウダーファンデーション用スポンジ)を用い、化粧料表面を擦り取って、0.05g取り、顔に塗布したときの伸びについて、以下の5段階で評価した。結果は、専門評価者3名の合計点で示した。
5:非常に伸ばしやすい。
4:伸ばしやすい。
3:やや伸ばしやすい。
2:伸ばしにくい
1:明らかに伸ばしにくい。
かさつき等の肌に鱗屑のある荒れた肌の専門評価者が、化粧用スポンジ(花王ソフィーナ プリマヴィスタ きれいな素肌質感パウダーファンデーション用スポンジ)を用い、化粧料表面を擦り取って、0.05g取り、顔に塗布したときの抵抗感のなさについて、以下の5段階で評価した。結果は、専門評価者3名の合計点で示した。
5:抵抗感が全く感じられない。
4:抵抗感が感じられない。
3:抵抗感がやや感じられる。
2:抵抗感が感じられる。
1:抵抗感が明らかに感じられる。
専門評価者が、化粧用スポンジ(花王ソフィーナ プリマヴィスタ きれいな素肌質感パウダーファンデーション用スポンジ)を用い、化粧料表面を擦り取って、0.05g取り、顔に塗布した後の肌のべたつきのなさについて、以下の5段階で評価した。結果は、専門評価者3名の合計点で示した。
5:べたつきが全くない。
4:べたつきがほとんどない。
3:べたつきがない。
2:べたつきがある。
1:明らかにべたつきがある。
実施例と同様にして、表3に示す組成の固形化粧料を製造した。得られた固形化粧料は、スポンジで適量を取ることができ、肌に伸ばすときの抵抗感が抑制され、伸びが良く、塗布後の肌のべたつきが抑えられるものである。
Claims (4)
- 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)吸油量1mL/g以上3mL/g以下で、体積平均粒径2~30μmの無機球状粉体 3~20質量%、
(B)体積平均粒径20~50μmの板状粉体 3~20質量%、
(C)吸油量0.2mL/g以上1mL/g未満で、体積平均粒径2~14μmの球状シリコーンエラストマー 5~20質量%、
(D)25℃における粘度100mPa・s以下の不揮発性シリコーン油 20~50質量%
を含有し、
吸油量が、JIS K5101-13-2:2004に規定される測定法により、油としてジメチルポリシロキサン(6cs)を用いて測定される、固形化粧料。 - 成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.2~2である請求項1記載の固形化粧料。
- 成分(D)に対する成分(C)の質量割合(C)/(D)が、0.1~1である請求項1又は2記載の固形化粧料。
- さらに、(E)成分(D)を除く液状の不揮発性油を含有する請求項1~3のいずれか1項記載の固形化粧料。
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