JP7478522B2 - 口唇化粧料 - Google Patents
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Description
例えば、優れた艶、使用感等を得るため、種々の検討がなされている。特許文献1には、デキストリン脂肪酸エステルと、特定融点のワックス及びペースト油を特定の割合で用いた口唇化粧料が、仕上りの艶を維持しつつ、時間が経過しても、唇の縦じわや唇の荒れの目立ちを抑制し、ケア効果を感じられることが記載されている。
一方、このような艶の高い仕上がりの口紅のほか、マット感のある仕上がりの口紅も好まれている。マット感がある仕上がりの口紅を得るには、例えば、粉体の配合量を増やすことが行われている。
(A)油ゲル化剤 4~25質量%、
(B)融点が30℃以上61℃未満のペースト油 15~50質量%、
(C)25℃で液状の油成分 10~40質量%、
(D)成分(A)及び(E)を除く粉体 20~60質量%、
(E)着色顔料及びパール顔料から選ばれる1種又は2種以上
を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の含有量が、
(B)≧(C)≧(A)である口唇化粧料に関する。
更に、口唇化粧料を油性固形とする場合には、塗布性と保形性を両立する観点から、固形のワックス、アミノ酸系ゲル化剤が好ましい。
本発明において、融点は、医薬部外品原料規格、一般試験法の第1法、第2法、又は第3法のいずれかにより、測定されるものである。いずれの方法を採用するかは、各成分について、医薬部外品原料規格において測定法の記載がある場合には、それに従う。記載がない場合には、融点を考慮して測定法を選択する。具体的には、融点が80℃を大きく超えるような高い場合には第1法、これより融点が低い固体脂には第2法、カタログ等でペースト油と呼ばれるものには第3法を用いるのが一般的であるが、測定できる方法であればいずれの方法であっても良い。
これらのうち、塗布時にムラなく、薄く塗布できる観点から、パラフィン、マイクロクリスタリンワックスが好ましく、少なくともマイクロクリスタリンワックスを含むものがより好ましい。
また、これらのワックスは、塗布時にムラなく、薄く塗布できる観点から、融点65℃以上、140℃以下が好ましく、70℃以上、110℃以下がより好ましい。
具体的には、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリドが好ましく、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリドがより好ましい。
また、市販品としては、ベントン38、ベントン38VCG、ベントン27(以上、エレメンティスジャパン社製)等が挙げられる。
具体的には、有機変性粘土鉱物を予め溶媒に分散させたプレミックスゲルを用いることが好ましい。溶媒としては、有機変性粘土鉱物によってゲル化可能であれば制限されないが、油のゲル化の点から、オクチルドデカノール、ミネラルオイル等が好ましい。また、有機変性粘土鉱物を効率良く分散させてゲル化を発現させる点から、炭酸プロピレン、エタノール、水、各種界面活性剤等の極性添加剤を含むことが好ましい。
プレミックスゲル中の有機変性粘土鉱物の含有量は、作業性向上の点、油のゲル化、及びプレミックスゲル自体の油分離を抑制する点から、5~25質量%が好ましく、8~20質量%がより好ましく、10~18質量%がさらに好ましい。
プレミックスゲルとしては、カチオン変性粘土鉱物を10質量%含有するベントンゲルEUGV、ベントンゲルMIOV、18質量%含有するベントンゲルVS-5 PCV、15質量%含有するベントンゲルPTM(以上、エレメンティスジャパン社製)等の市販品を用いることができる。
具体的には、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸・ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸・2-エチルヘキサン酸デキストリン等が挙げられる。
これらのうち、塗布時にムラなく、薄く塗布できる観点から、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸・2-エチルヘキサン酸デキストリンが好ましく、少なくともパルミチン酸デキストリンを含むものがより好ましい。
これらの市販品としては、千葉製粉社製のパルミチン酸デキストリン(レオパール KL2、レオパール KS2、レオパール TL2)、パルミチン酸・2-エチルヘキサン酸デキストリン(レオパール TT2)、ミリスチン酸デキストリン(レオパール MKL2)等が挙げられる。
これらの市販品としては、味の素社製のジブチルラウロイルグルタミド(GP-1)、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(EB-21)が挙げられる。
具体的には、アミノ酸系ゲル化剤を予め溶媒に溶解させたプレミックスゲルを用いることが好ましい。溶媒としては、アミノ酸系ゲル化剤によってゲル化可能であれば制限されないが、油のゲル化の点から、オクチルドデカノール、イソステアリン酸等が好ましい。プレミックスゲル中のアミノ酸系ゲル化剤の含有量は、作業性向上の点、油のゲル化、及びプレミックスゲル自体の油分離を抑制する点から、10~45質量%が好ましく、15~40質量%がより好ましく、20~36質量%がさらに好ましい。
プレミックスゲルとしては、アミノ酸系ゲル化剤を20質量%含有するAJK-OD2046、36質量%含有するAJK-IS3613(以上、高級アルコール社製)等の市販品を用いることができる。
成分(B)のペースト油としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、ワセリン(融点57℃)、モクロウ(融点60℃)、合成モクロウ(融点53℃)、ビニルレザーワックス(融点54℃)、水添パーム油(融点47℃)、硬質ラノリン(融点49℃)、還元ラノリン(融点45℃)、ヒドロキシステアリン酸コレステリル(融点52℃)、オレイン酸フィトステリル(融点33℃)、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル(融点52℃)、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル(融点50℃)、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル(融点45℃)、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(融点37℃)、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル(融点40℃)、(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル(融点31℃)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)(融点33℃)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)(融点34℃)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)(融点38℃)、ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2(融点39℃)、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル(融点35℃)等が挙げられる。
ここで、抱水性油剤とは、自重と等量以上の抱水力を有する油剤をいう。本発明において、抱水力とは、50℃の油剤がどの程度の量の水を抱え込むことができるかを示す指標であり、本発明においては、以下のとおりに評価される。すなわち、50℃に加熱した試料(油性成分)10gを200mLビーカーに秤り取る。ディスパーミキサーにて3000r/minで攪拌しながら、50℃の水を徐々に、水が試料から排液されるまで添加する。試料からの水の排液が始まるまでの水の添加量(質量)を測定する。当該添加量を試料の質量10gで除して商が得られる。当該商を100倍した数値が抱水力(%)である。
市販品としては、日本精化社製の、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)が「Plandool-S、-H」として、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)が「LUSPLAN PI-DA」として、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN DD-DA」として、ダイマージリノール酸ジリノレイル(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)が「Plandool-G」として、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN DD-IS」として挙げることができる。
N-アシルアミノ酸エステルにおけるアミノ酸部分としては、酸性アミノ酸、中性アミノ酸、塩基性アミノ酸であり、好ましくは酸性アミノ酸、中性アミノ酸であり、より好ましくは酸性アミノ酸である。より具体的には、グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、グリシン、N-メチルアラニン、ヒスチジン、セリン、トレオニン、サルコシン等が好ましく、グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、N-メチルアラニン、サルコシンがより好ましく、グルタミン酸がさらに好ましい。
また、N-アシルアミノ酸エステルはモノエステルよりもジエステルであることが好ましい。N-アシルラウロイルグルタミン酸ジエステル、N-アシルアスパラギン酸ジエステルがより好ましく、N-アシルラウロイルグルタミン酸ジエステルがさらに好ましい。ジエステル1分子中に存在するアルキル基は同一であっても異なっていてもよいが、2種以上であることが好ましい。
N-アシルアミノ酸エステルの市販品としては、味の素社、日本精化社より販売されている「エルデュウCL-301」(N-ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル))、「エルデュウPS-304」、「エルデュウPS-306」、「Plandool-LG1」、「Plandool-LG3」、「Plandool-LG4」(N-ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル))「エルデュウAPS-307」(N-ミリストイル-N-メチルアラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル))等が例示できる。
かかる油成分としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、ミネラルオイル、スクワラン、α-オレフィンオリゴマー、ポリイソブチレン、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸トリシクロデカンメチル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソブチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸2-ヘキシルデシル、コハク酸ジ2-へチルヘキシル、コハク酸ビスエトキシジグリコール、ラウリン酸ヘキシル、ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロパンジオール、ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸プロパンジオール、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸オクチルドデシル、グリセリン脂肪酸エステル、ホホバ油、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル、トリ2-ヘチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、2-エチルヘキサン酸2-ヘキシルデシル、ジ2-エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリメリト酸トリトリデシル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、メトキシケイヒ酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ダイマー酸ジイソプロピル、炭酸プロピレン等のエステル油;ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール(本発明において、高級アルコールは、炭素数8~22の直鎖又は分岐鎖のアルコールを意味する。);メチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン、フッ素変性シリコーン等のフッ素油;フェノキシエタノール、トコフェロールなどが挙げられる。
成分(C)中の成分(C1)の質量割合、(C1)/(C)は、0.25以上であるのが好ましく、0.35以上がより好ましい。
本発明において、粘度は、B型粘度計、例えば、単一円筒型回転粘度計ビストロンVS-A1(芝浦システム社製)により測定される。
また、一般に、固形状の口唇化粧料では、ペースト油を多く配合すると、十分に固化しない場合が生じると言われている。しかしながら、本発明においては、成分(B)のペースト油を多く配合していても、成分(D)の粉体の含有量が多いことなどから、固形状とすることも可能であり、固化や保形性の問題が生じやすい状態であったとしても、しっかりと固化しつつ、マットな仕上がりでありながら、経時での乾燥感を軽減させることができる。
かかる粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、板状粉体、球状粉体等のいずれでも良い。
板状粉体における板状とは、形状が狭義の板状の他、薄片状等の形状の粉体も含まれる。
かかる板状粉体としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、マイカ、合成フルオロフロゴパイト、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母等の雲母;板状酸化亜鉛、板状酸化チタン、板状酸化セリウム、硫酸バリウム、タルク、板状カオリン、セリサイト、板状シリカ、板状ヒドロキシアパタイト、板状セラミックスパウダー、板状アルミナ、板状窒化ホウ素、板状ポリメチルメタクリレートパウダー、板状酸化鉄、アルミニウム、板状ガラス末等が挙げられる。
これらのうち、初期使用時にマットで、透明感のある仕上がりを得る観点から、マイカ、合成フルオロフロゴパイト、硫酸バリウムが好ましく、硫酸バリウムがより好ましい。
本発明において、平均粒径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA-920)で測定する。厚さは、原子間力顕微鏡により基準面との差を測定し、相加平均したものを平均厚さとする。
また、アスペクト比は、平均粒子径と粒子の平均厚さとの比により計算されるものであり、アスペクト比=(平均粒子径/平均厚さ)で定義される。
かかる球状粉体としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、シリカ、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム等の無機球状粉体;ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、セルロース系樹脂等の有機球状粉体などが挙げられる。
また、球状粉体は、塗布時にムラなく、薄く、伸び良く塗布できる観点から、平均粒径1~150μmであるのが好ましく、3~130μmがより好ましく、5~110μmがさらに好ましい。これに加え、塗布時の密着感をより一層向上させる観点から、平均粒径が5~50μmであることが好ましい。
表面処理剤の具体例としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルアルコキシシラン、フッ素変性シリコーン等のフッ素系化合物;ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状シリコーン、片末端又は両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン、架橋型シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系化合物;ステアリン酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸;4級アンモニウム型カチオン性界面活性剤等の界面活性剤;プロリン、ヒドロキシプロリン、アラニン、グリシン、サルコシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、ラウロイルリシン、リシン及びそれらの誘導体等のアミノ酸系化合物;レシチン、水添レシチン;トリメトキシカプリリルシラン、トリエトキシカプリリルシラン等のアルキルアルコキシシラン;ポリイソブチレン、ワックス、油脂等の油剤;イソプロピルトリイソステアロイルチタネート等の有機チタネートなどが挙げられる。
また、成分(D)としては、初期使用時にマットで、透明感のある仕上がりを得る観点から、平均粒径5~150μmの球状粉体を含むのが好ましい。
着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料、有機色素及びそのレーキ顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素等が挙げられ、これらの着色顔料の複合体、これらの着色顔料を硫酸バリウムやタルク等の体質顔料で希釈した混合顔料などが挙げられる。
かかるシリコーンエラストマーとしては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー等が挙げられる。
液状油としては、塗布中の上すべりのなさ、塗布後3時間後の保湿感の持続を向上させる点から、25℃における粘度が50mPa・s以下のものが好ましく、30mPa・s以下がより好ましく、10mPa・s以下がさらに好ましい。
ここで、粘度は、B型粘度計(VISCOMETER TVB-10、東機産業社製)、ローターNo.1、60rpm、1分で測定するものである。
また、液状油としては、シリコーン油、炭化水素油、エステル油から選ばれる少なくとも一種が好ましく、シリコーン油、炭化水素油から選ばれる少なくとも一種がより好ましく、メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、流動パラフィン、軽質イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種がさらに好ましく、メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンから選ばれる少なくとも一種がよりさらに好ましい。
(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、液状油と混合したものとして、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(KF-56A)との混合物であるKSG-18A(有効分15質量%)(信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
また、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーとしては、液状油と混合したものとして、流動パラフィンとの混合物であるKSG-41(有効分30質量%)、軽質イソパラフィンとの混合物であるKSG-42(有効分25質量%)、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリルとの混合物であるKSG-43(有効分30質量%)、スクワランとの混合物であるKSG-44(有効分30質量%)(以上、信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーとしては、固体状のもとして、KSP-100、同101、同102、同105(有効分100質量%)(信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
表1に示す組成のスティック口紅を製造した。得られた口紅について、塗布時に薄く塗布できる、塗布時にムラなく塗布できる、マットな仕上がり、透明感のある仕上がり及び塗布2時間後の乾燥感のなさを評価した。結果を表1に併せて示す。
全量で300gとなる量を、直径130mmの1L容器と、直径30mmのディスパー羽根(回転数は全工程で2500r/min)を用いて配合した。初めに基材原料(成分(D)及び成分(E)を除く原料)を110℃に加熱し、温度を維持したまま5分間均一混合した。次に、成分(D)及び成分(E)を加えて更に2分間均一混合した。脱泡した後、室温まで冷却・固化させた。この口紅バルクから、必要量を切り出し、電子レンジを用いて105℃に加熱溶解し、型に流し込み、冷却固化させ、容器に挿して抜き取り、スティック口紅を得た。
(1)塗布時に薄く塗布できる:
専門パネラー10人が、各口紅を直接唇に塗布したとき、薄く塗布できるかについて、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;塗布時にとても薄く塗布できる。
4;塗布時に薄く塗布できる。
3;塗布時にやや薄く塗布できる。
2;塗布時にあまり薄く塗布できない。
1;塗布時に薄く塗布できない。
専門パネラー10人が、各口紅を直接唇に塗布したとき、ムラなく塗布できるかについて、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;塗布時にとてもムラなく塗布できる。
4;塗布時にムラなく塗布できる。
3;塗布時にほぼムラなく塗布できる。
2;塗布時にムラがある。
1;塗布時にかなりムラがある。
専門パネラー10人が、各口紅を直接唇に塗布したとき、仕上がりのマット感について、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;非常にマット感がある。
4;マット感がある。
3;ややマット感がある。
2;ほとんどマット感がない。
1;マット感がない。
専門パネラー10人が、各口紅を直接唇に塗布したとき、仕上がりの透明感について、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;非常に透明感がある。
4;透明感がある。
3;やや透明感がある。
2;ほとんど透明感がない。
1;透明感がない。
専門パネラー10人が、各口紅を直接唇に塗布し、塗布2時間後の乾燥感のなさを、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;乾燥感がない。
4;乾燥感がほとんどない。
3;乾燥感がややある。
2;乾燥感がある。
1;乾燥感がかなりある。
表2に示す組成の液状口紅を製造した。
得られた液状口紅は、塗布時に薄く、ムラなく塗布することができ、マットで、透明感のある仕上がりが得られ、塗布2時間後においても、乾燥感がないものである。
全量で300gとなる量を、直径130mmの1L容器と、直径30mmのディスパー羽根(回転数は全工程で2500r/min)を用いて配合した。初めに基材原料(成分(D)及び成分(E)を除く原料)を110℃に加熱し、温度を維持したまま5分間均一混合した。次に、成分(D)及び成分(E)を加えて更に2分間均一混合した。脱泡した後、室温まで冷却・固化させた。この口紅バルクから、必要量を切り出し、電子レンジを用いて105℃に加熱溶解し、透明なディッピング容器に流し込み、冷却固化させ、液状口紅を得た。なお、化粧料塗布具は、塗布部が扁平形状で表面が植毛されたものを用いた。
Claims (7)
- 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)融点61℃以上のワックスを含む油ゲル化剤 4~25質量%、
(B)融点が30℃以上61℃未満のペースト油 15~50質量%、
(C)25℃で液状の油成分 10~40質量%、
(D)成分(A)及び(E)を除く、板状粉体、球状粉体から選ばれる1種以上の粉体であって、板状粉体は、平均粒径2~60μm、アスペクト比10~150であり、球状粉体は、平均粒径1~50μmである、粉体 20~60質量%、
(E)着色顔料及びパール顔料から選ばれる1種又は2種以上
を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の含有量が、
(B)>(C)>(A)である口唇化粧料。 - 成分(A)が、融点61℃以上のワックスである請求項1記載の口唇化粧料。
- 成分(C)中の(C1)20℃における粘度が500mPa・s以下のエステル油の質量割合、(C1)/(C)が、0.25以上である、請求項1又は2記載の口唇化粧料。
- 成分(D)中の硫酸バリウムの質量割合、硫酸バリウム/(D)が、0.3以上である、請求項1~3のいずれか1項記載の口唇化粧料。
- さらに、(F)シリコーンエラストマーを含有する請求項1~4のいずれか1項記載の口唇化粧料。
- 成分(B)に対する成分(D)の質量割合(D)/(B)が、1~3.5である請求項1~5のいずれか1項記載の口唇化粧料。
- 固形口唇化粧料である請求項1~6のいずれか1項記載の口唇化粧料。
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