JP7438487B2 - 温調家具 - Google Patents
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Description
このような構成により、外部から供給される水を用いることによって、例えば、椅子やベッドなどの家具の伝熱面を暖めたり冷やしたりすることができ、その伝熱面に触れている人体の箇所を暖めたり冷やしたりすることができる。また、空気を介さないため、伝熱面に接触している人体の箇所を効率よく暖めたり冷やしたりすることができ、省エネルギー化を実現することができる。また、例えば、その家具の置かれている空間の空調を弱めることもできるようになり、その観点からも省エネルギー化を促進することができるようになる。
このような構成により、通常、冷暖房に利用されない水を用いることによって、人間に快適な温度を提供することができるようになる。そのため、空調で用いるような熱源機器が不要になり、さらなる省エネルギー化を実現することができ、ヒートアイランドなどの抑制にも寄与することになる。
このような構成により、冷房時には用いることができないような高温の冷水を用いて、人体を冷やすことができる。空気を介さないで人体を冷やすため、空調で用いる冷水よりも高い温度でも問題ないからである。
このような構成により、暖房時には用いることができないような低温の温水を用いて、人体を暖めることができる。空気を介さないで人体を暖めるため、空調で用いる温水よりも低い温度でも問題ないからである。
このような構成により、外部から供給される水や熱媒体の流量を調節することによって、伝熱面を所望の温度に調節することができるようになる。
このような構成により、家具の部分ごとに異なる温度に調節することができる。例えば、ベッドの頭の部分と足の部分とを異なる温度に調節することもできるようになる。また、例えば、長椅子において、人の座っている部分のみを所望の温度に調節することもできるようになる。
このような構成により、シート状部材を介して伝熱面に触れている人体の箇所の快適性を向上させることができるようになる。
[蓄熱性を有するシート状部材]
図3で示されるように、温調家具1は、伝熱面21aの表面に設けられたシート状部材22をさらに備えていてもよい。シート状部材22は、蓄熱性を有するものである。蓄熱性とは、例えば、高温を保つことができる保温性であってもよく、低温を保つことができる保冷性であってもよい。温調家具1が人体を暖めるために用いられる場合(例えば、伝熱面21aが加熱される場合)には、シート状部材22は、保温性を有していることが好適であり、温調家具1が人体を冷やすために用いられる場合(例えば、伝熱面21aが冷却される場合)には、シート状部材22は、保冷性を有していることが好適である。なお、シート状部材22は、例えば、蓄熱シートであってもよい。また、シート状部材22は、弾性力を有しているものであり、例えば、弾力性のないシート状部材と比較して、人体が接触することによって、人体との接触面積が増えるものであってもよい。そのように、蓄熱性のあるシート状部材22によって保温または保冷が行われることによって、シート状部材22に触れる人間に対して、快適な温度を安定して提供することができるようになる。なお、通常、蓄熱性のあるシート状部材22が、熱媒体によって温められたり、冷やされたりするには時間が掛かることになるが、シート状部材22に人体が接触する前から、熱交換器13による熱交換を行い、熱媒体と伝熱面21aとの間での熱交換によってシート状部材22を所望の温度に保つことにより、人体がシート状部材22に接触する際には、シート状部材22が所望の温度になっているようにすることができ、人体を効率的に温めたり、冷やしたりすることができるようになる。シート状部材22としては、例えば、市販のシート状の保冷剤や保温剤を用いてもよい。
図4で示される家具11は、背もたれである伝熱面11aと共に、座面である伝熱面11bも有しているものとする。そして、伝熱面11a、11bには、複数の流通管14a、14bがそれぞれ独立して配設されている。複数の流通管14a、14bが独立して配設されているとは、各流通管14a、14bを流れる熱媒体を独立して調節できることであってもよい。そのため、図4で示されるように、流通管14aには、ポンプ15a及びバルブ16aが設けられており、流通管14bには、ポンプ15b及びバルブ16bが設けられていてもよい。このように、伝熱面11a、11bに複数の流通管14a、14bが独立して配設されている場合には、温調家具1は、流通管14a、14bごとに、熱媒体の流量をそれぞれ調節するための複数の調節部を備えていることが好適である。なお、図4においては、ポンプ15a及びバルブ16aの少なくとも一方が、流通管14aの熱媒体の調節部となり、ポンプ15b及びバルブ16bの少なくとも一方が、流通管14bの熱媒体の調節部となる。また、複数の流通管14a、14bはそれぞれ、熱交換器13に接続されており、複数の流通管14a、14bを流通する熱媒体はそれぞれ、熱交換器13によって、外部から供給される水との熱交換が行われることになる。
温調家具1が有する家具11は、上記のように、椅子以外のものであってもよい。例えば、図6で示されるように、家具31はベッドであってもよく、図7で示されるように、家具41は机であってもよい。ベッドである家具31については、寝台面である伝熱面31aの裏面側に、熱媒体の流通管14が設けられていてもよい。また、机である家具41については、天板である伝熱面41aの裏面側に、熱媒体の流通管14が設けられていてもよい。また、熱交換器13も同様に、伝熱面31a、41aの裏面側に配置されていてもよい。このようにすることで、例えば、ベッドである家具31で寝ている人の体全体を暖めたり冷やしたりすることができ、また、机である家具41を使用している人の天板に載せられた腕の部分を暖めたり冷やしたりすることができるようになる。なお、図6、図7において、外部から供給される水の流通管12や、流通管14の熱媒体の流量を調節するための調節部は省略している。
上記のように、熱交換器13は、伝熱面の裏面側などのように、家具11、21、31、41の一部に装着されていてもよく、または、そうでなくてもよい。後者の場合には、例えば、家具とは別に熱交換器13が配置されており、その熱交換器13と、家具とが、流通管14を介して繋がっていてもよい。熱交換器13と家具との距離が離れている場合には、熱交換器13と家具との間の流通管14は、適宜、断熱材等で囲まれていてもよい。また、家具とは別に、熱交換器13が配置されている場合には、1つの熱交換器13によって、複数の家具に対する熱媒体の供給が行われてもよい。
11、21、31、41 家具
11a、11b、21a、31a、41a 伝熱面
14、14a、14b 流通管
13 熱交換器
15、15a、15b ポンプ
16、16a、16b バルブ
22 シート状部材
Claims (7)
- 人体に直接または間接に接触する面である伝熱面を有する家具と、
外部から供給される水と、液状の熱媒体との熱交換を行う熱交換器と、
前記伝熱面と前記熱媒体との間で熱交換が行われるように、少なくとも一部が前記伝熱面に配設された前記熱媒体の流通管と、を有し、
前記家具は、椅子、長椅子、ソファー、ベッド、机、または、テーブルである、温調家具。 - 前記外部から供給される水は、地下水、湧水、海水、または、河川水である未利用水である、請求項1記載の温調家具。
- 前記外部から供給される水の温度は、前記伝熱面が冷却される場合には20℃以上である、請求項1または請求項2記載の温調家具。
- 前記外部から供給される水の温度は、前記伝熱面が加熱される場合には45℃以下である、請求項1から請求項3のいずれか記載の温調家具。
- 前記外部から供給される水、及び前記熱媒体の少なくとも一方の流量を調節するための調節部をさらに備えた、請求項1から請求項4のいずれか記載の温調家具。
- 前記家具が有する1個の前記伝熱面の複数の異なる領域に、または前記家具が有する複数の前記伝熱面に、複数の流通管がそれぞれ独立して配設されており、
前記流通管ごとに前記熱媒体の流量をそれぞれ調節するための複数の調節部をさらに備えた、請求項1から請求項4のいずれか記載の温調家具。 - 前記伝熱面の表面に設けられた、蓄熱性を有するシート状部材をさらに備えた、請求項1から請求項6のいずれか記載の温調家具。
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