JP7440437B2 - セグメント継手 - Google Patents
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Description
ワンパス方式のセグメント継手には、定型の鋳鉄部材とアンカー鉄筋を組み合わせた製品(コーンコネクター継手)が適用されているが、以下のような様々な課題を内包している。
まず、代替品がないことから、製品コストが高くなる傾向にある。
また、このコーンコネクター継手は、コンクリートに定着させるためのアンカー筋の仕様や寸法が一般に固定されており、このことに起因してセグメント継手の剛性(ばね定数)や耐力が固定されるため、設計自由度が低くなる傾向にある。
また、コンクリート定着用のアンカー筋が長いことから、設計や製作の面での制約を受け易い傾向にある。
また、継手本体の雄と雌の接合部分が半円形のために回転し易く、組立時や組立後にセグメントの目開きが生じ易い。そして、セグメント継手が回転した場合は、継手本体に曲げ荷重が作用するため、引張部材として設計している継手本体の耐力が低下し得る。
さらに、適用範囲がRCセグメントに限定されるため、合成セグメントには適用できない。
以上のことから、製作コストを削減でき、設計自由度が高くて設計及び製作の際の制約を受け難く、目開きが生じ難く、RCセグメントと合成セグメントの双方に適用できるセグメント継手の開発が望まれている。
トンネルの周方向に隣接する、コンクリート系セグメントである第一セグメントと第二セグメントがそれぞれ第一継手面と第二継手面を備え、該第一継手面に設けられている雄継手と、該第二継手面に設けられている雌継手とが接続されている、セグメント継手であって、
前記雄継手は、
前記第一継手面から突設する雄金物と、
前記雄金物の基部に取り付けられ、頭付きボルトにより形成される第一アンカーと、を備え、
前記雌継手は、
前記第二継手面よりも前記第二セグメントの内部に配設されている雌金物と、
前記雌継手の基部に取り付けられ、頭付きボルトにより形成される第二アンカーと、を備え、
前記雄金物は、側面視がT型のT型金物であり、
前記雌金物は、前記T型金物が係合する側面視がT型のT型溝を備えており、
前記T型溝に対して前記T型金物が係合した状態において、前記雄継手と前記雌継手が一直線状に配設されていることを特徴とする。
また、雄金物が側面視T型のT型金物であり、雌金物が側面視T型のT型溝を備えていて、T型溝に対してT型金物が係合していることにより、セグメント継手における雄金物と雌金物の相対的な回転を抑制でき、このことによってセグメント継手の目開きを抑制可能になる。
また、本態様はRCセグメントと合成セグメントの双方に適用できるとともに、従来汎用されている定型の鋳鉄部材とアンカー鉄筋を組み合わせたコーンコネクター継手の代替品となり、大量生産に適した形状に雄継手と雌継手を加工可能であり、頭付きボルトにより形成されるアンカーを備えていることから製作コストの削減も可能になる。
ここで、T型溝に対してT型金物が係合した状態において、雄継手と雌継手が一直線状に配設されていることにより、一方のセグメントから他方のセグメントへの荷重の伝達性能が良好になり、接続強度の高いセグメント継手が形成される。
尚、本態様のセグメントの継手構造は、BセグメントとKセグメントのセグメント継手、BセグメントとAセグメントのセグメント継手、Aセグメント同士のセグメント継手等に対して適用することができる。
前記第二継手面には、該第二継手面の長手方向に延設して前記雄金物が入り込んでスライドできる案内溝が設けられており、
前記案内溝の内部において、前記雌金物が前記雄金物と係合自在に配設されていることを特徴とする。
前記T型金物は、中央の軸部と、該軸部の先端において該軸部の上下に張り出す張り出し部と、を備え、
前記T型金物は、前記案内溝をスライドするスライド方向において、前記張り出し部の平面視における幅がテーパー状に変化しており、
前記T型溝は、前記T型金物の平面視形状と相補的な平面視形状を備えており、
前記T型金物が前記T型溝に係合した状態において、双方の係合面が楔状に面接触していることを特徴とする。
前記コンクリート系セグメントが、鋼殻と、鋼殻の内部にあるコンクリート体とを有する合成セグメントであり、前記第一セグメントと前記第二セグメントはそれぞれ、第一継手板と第二継手板を備え、前記第一継手面と前記第二継手面はそれぞれ、該第一継手板と該第二継手板の備える継手面であり、
前記雄継手は、前記第一セグメントの前記鋼殻に固定されている第一鋼製ブラケットをさらに有し、該第一鋼製ブラケットと前記雄金物が前記第一アンカーを介して接続され、
前記雌継手は、前記第二セグメントの前記鋼殻に固定されている第二鋼製ブラケットをさらに有し、該第二鋼製ブラケットと前記雌金物が前記第二アンカーを介して接続されていることを特徴とする。
前記T型金物において、テーパー状に変化する張り出し部の平面視における幅のうち、最大幅:Dmaxと最小幅:Dminの中間の中間幅:Dmidと、前記張り出し部のうち、前記軸部からの張り出し長:Lとの比率:Dmid/Lが、100%以上の範囲にあることを特徴とする。
前記Dmid/Lが、150%以上の範囲にあることを特徴とする。
前記T型金物において、テーパー状に変化する張り出し部の平面視における幅のうち、最大幅:Dmaxと最小幅:Dminの中間の中間幅:Dmidと、前記軸部の幅:Bとの比率:Dmid/Bが、80%以上120%以下の範囲にあることを特徴とする。
はじめに、図1乃至図4を参照して、実施形態に係るセグメント継手の一例とその形成方法について説明する。ここで、図1と図2はそれぞれ、実施形態に係るセグメント継手の形成方法の一例を説明する斜視図と横断面図である。また、図3は、実施形態に係るセグメント継手の一例を説明する縦断面図であり、図4は、図3のIV-IV矢視図であって、実施形態に係るセグメント継手の一例を説明する横断面図である。
次に、図5乃至図8を参照して、本発明者等による継手曲げ試験とその結果について説明する。ここで、図5は、継手曲げ試験を説明する概要図である。
10B:第二セグメント(Bセグメント)
21:主桁(鋼殻)
22A:第一継手板(鋼殻)
22B:第二継手板(鋼殻)
22a:第一継手面
22b:第二継手面
23:スキンプレート(鋼殻)
24:案内溝
30:雄継手
31:第一鋼製ブラケット
32:第一アンカー(頭付きボルト)
33:雄金物(T型金物)
34:基部
35:螺合部
36:軸部
37:張り出し部
40:雌継手
41:第二鋼製ブラケット
42:第二アンカー(頭付きボルト)
43:雌金物
44:基部
45:T型溝
50:コンクリート体
60:セグメント継手
L:直線
Claims (4)
- トンネルの周方向に隣接する、コンクリート系セグメントである第一セグメントと第二セグメントがそれぞれ第一継手面と第二継手面を備え、該第一継手面に設けられている雄継手と、該第二継手面に設けられている雌継手とが接続されている、セグメント継手であって、
前記雄継手は、
前記第一継手面から突設する雄金物と、
前記雄金物の基部に取り付けられ、頭付きボルトにより形成される第一アンカーと、を備え、
前記雌継手は、
前記第二継手面よりも前記第二セグメントの内部に配設されている雌金物と、
前記雌継手の基部に取り付けられ、頭付きボルトにより形成される第二アンカーと、を備え、
前記雄金物は、側面視がT型のT型金物であり、
前記雌金物は、前記T型金物が係合する側面視がT型のT型溝を備えており、
前記T型溝に対して前記T型金物が係合した状態において、前記雄継手と前記雌継手が一直線状に配設されており、
前記第二継手面には、該第二継手面の長手方向に延設して前記雄金物が入り込んでスライドできる案内溝が設けられており、
前記案内溝の内部において、前記雌金物が前記雄金物と係合自在に配設されており、
前記T型金物は、中央の軸部と、該軸部の先端において該軸部の上下に張り出す張り出し部と、を備え、
前記T型金物は、前記案内溝をスライドするスライド方向において、前記張り出し部の平面視における幅がテーパー状に変化しており、
前記T型溝は、前記T型金物の平面視形状と相補的な平面視形状を備えており、
前記T型金物が前記T型溝に係合した状態において、双方の係合面が楔状に面接触しており、
前記T型金物において、テーパー状に変化する張り出し部の平面視における幅のうち、最大幅:Dmaxと最小幅:Dminの中間の中間幅:Dmidと、前記張り出し部のうち、前記軸部からの張り出し長:Lとの比率:Dmid/Lが、100%以上の範囲にあることを特徴とする、セグメント継手。 - 前記Dmid/Lが、150%以上の範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載のセグメント継手。
- 前記T型金物において、テーパー状に変化する張り出し部の平面視における幅のうち、最大幅:Dmaxと最小幅:Dminの中間の中間幅:Dmidと、前記軸部の幅:Bとの比率:Dmid/Bが、80%以上120%以下の範囲にあることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセグメント継手。
- 前記コンクリート系セグメントが、鋼殻と、鋼殻の内部にあるコンクリート体とを有する合成セグメントであり、前記第一セグメントと前記第二セグメントはそれぞれ、第一継手板と第二継手板を備え、前記第一継手面と前記第二継手面はそれぞれ、該第一継手板と該第二継手板の備える継手面であり、
前記雄継手は、前記第一セグメントの前記鋼殻に固定されている第一鋼製ブラケットをさらに有し、該第一鋼製ブラケットと前記雄金物が前記第一アンカーを介して接続され、
前記雌継手は、前記第二セグメントの前記鋼殻に固定されている第二鋼製ブラケットをさらに有し、該第二鋼製ブラケットと前記雌金物が前記第二アンカーを介して接続されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセグメント継手。
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|---|---|---|---|---|
| JP2002357095A (ja) | 2001-06-01 | 2002-12-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 部材間継手装置 |
| JP4244551B2 (ja) | 2001-11-30 | 2009-03-25 | ソニー株式会社 | 記録再生システム |
| JP4286180B2 (ja) | 2004-04-26 | 2009-06-24 | 稔 山本 | コンクリートセグメント用連結金具とその製造方法 |
| JP4344552B2 (ja) | 2003-06-27 | 2009-10-14 | 稔 山本 | セグメントの連結部構造 |
| JP2012241450A (ja) | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Nippon Steel Corp | セグメントの継手構造及びセグメント並びにセグメントの組立方法 |
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