JP7481677B2 - バケットコンベア - Google Patents
バケットコンベア Download PDFInfo
- Publication number
- JP7481677B2 JP7481677B2 JP2020158277A JP2020158277A JP7481677B2 JP 7481677 B2 JP7481677 B2 JP 7481677B2 JP 2020158277 A JP2020158277 A JP 2020158277A JP 2020158277 A JP2020158277 A JP 2020158277A JP 7481677 B2 JP7481677 B2 JP 7481677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bucket
- mounting plate
- side mounting
- resin
- wear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
Description
特許文献1には、バケットへの被搬送物の付着を防止するため、バケット本体の全外面を耐摩耗性軟質ゴムでライニングし、バケット本体の全内面に接着用下地ゴムをライニングし、そのうちの内底面には発泡ゴム層を形成した上で、補強用繊維を埋設する高張力軟質ゴム層を形成したアンローダのバケットが開示されている。
特許文献2には、使用時の騒音や振動をより低減させることを目的とし、ホッパーの鋼製の箱体の内面に耐摩耗性および吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されたホッパーが開示されている。
特許文献3には、被搬送物の付着を防止することを目的とし、鋼鉄製の基材に耐摩耗性のあるアルミニウムや亜鉛等の金属材料の溶射材を溶射した後、溶射材の表面にフッ素系樹脂等の非粘着性物質である表面材を塗装したアンローダのバケットが開示されている。
しかしながら、バケットのコンベアチェーンに対する固定の緩み、ボルト穴部の減肉は課題すら記載されておらず、未解決の課題となったままである。
第2発明のバケットコンベアは、第1発明において、前記バケットは、前記鋼板材の外面側にも耐摩耗性ライニング層が形成されていることを特徴とする。
第3発明のバケットコンベアは、第1または第2発明において、前記耐摩耗性樹脂がポリウレア樹脂であることを特徴とする。
a)バケット側取付板は、バケットの外側に溶接接合されているので、減肉等による脱落が生じない。
b)バケット側取付板の結合面は樹脂非吹付け面であるので、牽引部材側取付板とは直接接触しボルト・ナットで締結したときの締付力を直接相手部材に伝えることができ、ボルト・ナットの緩みを抑制できる。
c)結合部材のボルトは、バケット側取付板と牽引部材側取付板双方のボルト挿通孔に通されるが、ボルト・ナットが緩みにくいので、ボルト挿通孔の周辺が減肉したりボルト挿通孔がボルト座面より広がることが無くなる。
d)以上のa)~c)の相乗効果により、バケットの脱落を長期にわたって防止することができる。
第2発明によれば、バケットの内面側のほか外面側にも耐摩耗性ライニング層が存在するので、バケットの内面側だけでなく外面側での摩耗を緩和できる。
第3発明によれば、ポリウレア樹脂は、高い伸び率と強靭な引張強度で優れた耐衝撃性が得られ、かつ柔軟性があることで騒音も低減できる。そして長期にわたって耐摩耗性を発揮できるのでバケットの寿命延長とバケット脱落防止効果が長くなる。
本発明に係るバケットコンベアは、種々の産業分野で様々な被搬送物の搬送に適用することができるが、適用の一例としては、ニッケルの湿式製錬プラントにおけるマット原料の搬送装置をあげることができる。ここでいうマット原料とは、主物質Ni3S2からなる粒径700μm程度のニッケル化合物粒子である。このマット原料は硬く比重が大きいので、バケットを構成する金属板と衝突すると、大きな振動と騒音を発生しやすく、金属板に摩耗による減肉を発生させやすい。
下ケーシング10Lの端部にはスプロケット13が取付けられ、上ケーシング10Uの端部にはスプロケット14が取付けられている。そして、ケーシング10M、10L、10Uの適所にはガイドスプロケット16が取付けられている。
バケット1は、側面視で三角形の容器であり、断面V字形をなす2面が鋼板材で形成され、1面が開口部となった公知のものである。
牽引部材側取付板2aは、四角形の平鋼板であり、その下部はチェーン単体15Uの内側(バケット側)のリンク15aに固定されている。バケット側取付板2bも四角形の平鋼板であって、その上部はバケット1の側板1cに固定されている。牽引部材側取付板2aの上部に形成された左右一対の小孔はボルト挿通孔4であり、バケット側取付板2bの下部に形成された小孔は、ボルト挿通孔3である。取付板2a,2bの固定方法は溶接等任意の手段を採用できる。なお、バケット側取付板2bの固定方法については貫通孔を介してのボルト・ナット等の結合部材による固定だけは避けなければならない。図5に示す比較例のように、側板1cに貫通孔が存在すると、バケット1とバケット側取付板2bを固定する側板1cの貫通孔の周辺が減肉し貫通孔がボルト座面より広がるという従来の課題が解決できなくなるからである。
図1に示すバケット1の内面すなわち、前面板1aおよび後面板1b、そして一部のみ図示した側板1cの内面には、耐摩耗性ライニング層5が形成されている。
この耐摩耗性ライニング層5は、耐摩耗性樹脂を吹付けることによって形成される。耐摩耗性樹脂としては、バケット1へ投入される被搬送物を受け止めたとき、衝撃を緩和できるものであれば、とくに制限なくあらゆる樹脂を利用できる。衝撃を緩和できれば、減肉も抑制できるからである。
ポリウレア樹脂は、高い伸び率と強靭な引張強度で優れた耐衝撃性が得られ、かつ柔軟性があることで騒音も低減できる。
ポリウレア樹脂のライニングには、吹き付け法が可能であり、それにより、平面的な部分だけでなく、奥まった部分や突起した部分にも耐摩耗性ライニング層5を形成できる。
耐摩耗性ライニング層5は、ぶ厚い膜厚、たとえば1~2mmの膜厚を実現できる。これにより耐衝撃性を長期にわたり発揮することができる。
そして、ポリウレア樹脂等の耐摩耗性樹脂がバケット側取付板2bの表面に付着すると、牽引部材側取付板2aとバケット側取付板2bとをボルト締結しても、互いの結合面が片当りしたりして、必要な強度の締結が得られないことがある。
I:第1取付工程
バケット1の側板1cにバケット側取付板2bを固定する。取付ける方法は溶接など任意の方法でよいが、既述のごとく貫通孔を介してのボルト・ナット等の結合部材による固定は避けなければならない。
バケット側取付板2bの結合面にマスキングを行う。マスキングの手法はとくに制限はなく、公知のマスキング材mを貼付する等の手法を用いればよい。
バケット1の内面に耐摩耗性樹脂(代表的にはポリウレア樹脂)を吹付ける。これにより耐摩耗性ライニング層5を形成する。このとき耐摩耗性樹脂の吹付けは、前面板1a、後面板1bおよび側板1cの内面だけであってもよく、バケット1の外面を含んでよい。バケット1の外面に耐摩耗性樹脂を吹付ける場合はもとより、バケット1の内面にのみ吹付ける場合でもバケット1の外面に余分な耐摩耗性樹脂が付着することもあるので、マスキング材mの取付板2bの表面への貼付はバケット1の内外両面のどちらに吹付ける場合も必須である。
吹付けられた耐摩耗性樹脂(代表的にはポリウレア樹脂)が固化する前であって流動性が無くなった時点においてバケット側取付板2bの結合面からマスキング材mを除去すると、取付板2bの表面に耐摩耗性樹脂が存在しない樹脂非吹付け面が形成される。マスキング材mの除去を耐摩耗性樹脂の固化前に行うのは、固化してしまうとマスキング材mの除去が困難になるからである。
吹付け工程の後で所定時間放置しておくと耐摩耗性ライニング層5が完全に固化する。放置時間については、樹脂の種類、硬化剤等の配合割合等によって変わってくる。一般的なポリウレア樹脂であれば数分以内に硬化するが、完全に固化させるには1時間から数時間を見込むことが望ましい。耐摩耗性ライニング層5が完全に固化した後でバケット1をチェーン単体15Uに取付金具2を介して結合する。結合は、図3に示すように、ボルト挿通孔3,4にボルト8を通しナット9で結合することにより行う。
(実施例)
金属硫化物であるマット原料搬送用のバケットコンベア(搬送能力60t/hr)であって、鋼板材がSS400のバケット(幅200×高さ280×長さ600)を168個を備えたものを実験に供した。168個のバケット1のうち2個のバケットは本発明を適用した実施例である。
比較例の取付構造を、図5に基づき説明する。
同図に示す比較例は、バケット1の内面に本発明の耐摩耗性ライニング層5を形成し、バケット1の後面板1bには直接穿孔したボルト挿通孔3を形成している。
取付金具2は断面L字形の部材であり、図中の垂直に示された下板2aは2枚のリンクのうち内側(バケット側)のリンク15aに固定されている。図中の水平に示された上板2bとバケット1の後面板1bとはボルト挿通孔3,4に通したボルトとナットで固定される。この比較例は、166個である。
比較例のバケットは5か月の運転でバケット内面の耐摩耗性ライニング層5が結合部周辺において摩耗し、母材摩耗が進行した。その理由は、バケット1の後面板1bと取付金具2の上板2bが直接接触できず、ボルトによる結合が緩んだため、ボルトやナット、取付金具そのものの細かな動きによって耐摩耗性ライニング層5が摩耗し、ボルト挿通孔3,4の周囲において摩耗が進行したものと考えられる。
一方、実施例では、バケット1を構成する鋼板に摩耗進行はなく減肉を防止することができた。そもそも、本発明によればバケット1の内面にボルト挿通孔が存在しないので、ボルト挿通孔の周辺が減肉しボルト孔がボルト座面より広がることによるバケット1の脱落は起こり得ない。また、牽引部材側取付板2aとバケット側取付板2bとが直接接触しているので、ボルトとナットの結合の緩みも発生せずバケット1の脱落も生じなかった。
2 取付金具
3 ボルト挿通孔
5 耐摩耗性ライニング層
8 ボルト
9 ナット
15 チェーン
BC バケットコンベア
Claims (3)
- 鋼板材で構成された複数のバケットを牽引部材に取付けたバケットコンベアであって、
前記バケットの外面にはバケット側取付板が溶接接合され、前記牽引部材には牽引部材側取付板が取付けられており、
前記バケット側取付板と前記牽引部材側取付板とは挿通孔にボルト・ナットからなる結合部材を通して結合することで前記バケットが前記牽引部材に取付けられており、
前記バケットには、前記鋼板材の少なくとも内面側に耐摩耗性樹脂を用いて形成された耐摩耗性ライニング層が形成され、
前記バケット側取付板の結合面は、前記牽引部材側取付板の結合面が直接接触する樹脂非吹付け面とされている
ことを特徴とするバケットコンベア。 - 前記バケットは、前記鋼板材の外面側にも耐摩耗性ライニング層が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のバケットコンベア。 - 前記耐摩耗性樹脂がポリウレア樹脂である
ことを特徴とする請求項1または2記載のバケットコンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020158277A JP7481677B2 (ja) | 2020-09-23 | 2020-09-23 | バケットコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020158277A JP7481677B2 (ja) | 2020-09-23 | 2020-09-23 | バケットコンベア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022052093A JP2022052093A (ja) | 2022-04-04 |
| JP7481677B2 true JP7481677B2 (ja) | 2024-05-13 |
Family
ID=80948932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020158277A Active JP7481677B2 (ja) | 2020-09-23 | 2020-09-23 | バケットコンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7481677B2 (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007284182A (ja) | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Tsubakimoto Bulk Systems Corp | バケット型フライトコンベヤ |
| JP2009137679A (ja) | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Hokkaido Gomme Kogyosho:Kk | アンローダのバケット |
| JP2014125238A (ja) | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Shimizu Corp | ホッパー、フィーダー及びバケット |
| JP2017061379A (ja) | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 株式会社椿本バルクシステム | バケット、バケットの製造方法及びバケット式搬送装置 |
| JP2017087166A (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-25 | Ihi運搬機械株式会社 | 非粘着性物質による表面処理方法 |
-
2020
- 2020-09-23 JP JP2020158277A patent/JP7481677B2/ja active Active
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007284182A (ja) | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Tsubakimoto Bulk Systems Corp | バケット型フライトコンベヤ |
| JP2009137679A (ja) | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Hokkaido Gomme Kogyosho:Kk | アンローダのバケット |
| JP2014125238A (ja) | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Shimizu Corp | ホッパー、フィーダー及びバケット |
| JP2017061379A (ja) | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 株式会社椿本バルクシステム | バケット、バケットの製造方法及びバケット式搬送装置 |
| JP2017087166A (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-25 | Ihi運搬機械株式会社 | 非粘着性物質による表面処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022052093A (ja) | 2022-04-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5056924A (en) | System for mixing and dispensing concrete | |
| US6896125B2 (en) | Belt attachment device and method | |
| US20060237280A1 (en) | Chute and chute liner | |
| CN214450717U (zh) | 道路卡车车身衬里以及道路卡车车身 | |
| US9180921B2 (en) | Idler wheel assembly | |
| US20090015028A1 (en) | Rubber shield plate for mining dump trucks or freight train cars | |
| JP4828059B2 (ja) | 弾性クローラ | |
| US20140091615A1 (en) | Idler wheel assembly | |
| JP7481677B2 (ja) | バケットコンベア | |
| KR102179268B1 (ko) | 컨베이어 벨트용 이물질 스크랩핑 장치 | |
| US4232782A (en) | Continuous conveyance system | |
| CA2621587C (en) | Liner for vertical mixer | |
| JP7435365B2 (ja) | バケットコンベアおよびその製造方法 | |
| US5378061A (en) | Concrete mixing drum fin structure | |
| US20140306516A1 (en) | Vibration-damped track shoe for mobile machine | |
| GB2268721A (en) | Detachable flights for bulk material conveyors. | |
| NL1017735C2 (nl) | Rubberen kussen en vergrendelingspin voor ijzeren rupsband. | |
| JPH0729045Y2 (ja) | バケットエレベータ | |
| EP2022324A2 (en) | Liner for Vertical Mixer | |
| JP2004051029A (ja) | ダンプトラック荷台内側耐摩耗素材取付方法 | |
| CA3116134A1 (en) | Cast feeder pans, methods of casting same and uses therefore | |
| US10030516B2 (en) | Articulated liner system for mining equipment and associated methods | |
| CN210478489U (zh) | 一种双动力转轴卸货车 | |
| US20060157325A1 (en) | Link and flight assembly for an abrasive blast machine | |
| JP3367738B2 (ja) | ドラッグチェーンコンベア |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230424 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231226 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240109 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240308 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240327 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240409 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7481677 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |