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JP7501015B2 - 商品陳列用フック - Google Patents
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本発明は、店頭において、商品を吊り下げて陳列して販売に供するために使用する商品陳列用フックに関する。
歯ブラシなどの商品を店頭に陳列する場合、商品の上部に開けられた孔を、金属製の棒からなるフックに通して、商品を吊り下げて展示する場合が多い。特許文献1に記載された商品陳列具は、上面及び前面が解放された箱体と、この箱体の背板に添設され、背板と略同一高さの中空の四角柱からなる補強部材と、背板及び補強部材の上端縁に片持ち状に取り付けられフック部とロッド部とからなるハンガーロッドと、から構成され、前記ハンガーロッドのフック部が、箱体の背板の厚みと補強部材の背面の厚みの和に相当する内面間隔に設定されて箱体の背板及び補強部材の背面の双方の上端を挟んで差し込まれ、ロッド部が補強部材の前面の上端縁により支持されることを特徴とする商品陳列具である。
特許文献1に記載された商品陳列具においては、金属製のハンガーロッドが用いられている。金属製のハンガーロッドは、重量があるため、特許文献1の例のように、1列だけの場合であれば良いが、複数の段に積み重ねる場合には、重量ゆえに輸送コストがかかるという問題がある。また、外観上あるいは耐久性上の要請から鉄製のロッドの表面にはクロムメッキが施されることが多いが、クロムメッキ工程は、環境への負荷が大きいという問題がある。
特許文献2に記載された商品吊り下げ用アームは、これらの問題を解決しようとしたものであり、金属製の中軸体の外側に柔軟な樹脂からなる外筒体を被覆した商品吊り下げ用アームである。
特許文献2に記載された商品吊り下げ用アームも依然として金属が使用されており、重量的な問題は解決されていない。またいずれも吊り下げ具が個別であるため、組み立てやセッティングに手間が掛かるという大きな問題があった。
特許第4181798号公報 特開2019-4959号公報
本発明の解決しようとする課題は、複数のハンガーロッドをまとめて取り付けることができ、必要な強度を保持しながらも軽量で取扱いの容易な商品陳列用フックを提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、商品を吊り下げて展示するための合成樹脂製の商品陳列用フックであって、複数のハンガーロッドと、これらを保持する背板とから構成されており、背板は、その下端がハンガーロッドの取り付け位置よりも下方に延設され、さらにハンガーロッドを強固に保持するための補強板を有し、補強板の上端は水平であり、下端は中央部が低く、左右両端に向かって高くなっており、前記背板の背面に、複数の差し込み用突起を有すると共に、背板の左右両端から前面方向に向かって延設された左右2本の引っ掛けアームを有し、商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた差し込み穴に、前記差し込み用突起を挿入し、箱体の左右側面板に設けた引っ掛け穴に、前記引っ掛けアームを挿入することにより、所定の位置に保持されるようにしたことを特徴とする商品陳列用フックである。
本発明に係る商品陳列用フックは、従来の個別の金属製のハンガーロッドと異なり、ハンガーロッドを複数本有する合成樹脂製の一体型の商品陳列用フックであるため、軽量であると共に、設置が容易である。また、構造的に背板の高さや、補強板の構造を工夫したことにより、少ない材料で必要な強度、剛性を確保することができたものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記背板の下端部に、背板の全長に亘る溝を有し、商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた凸条に、前記溝を嵌合させることにより、所定の位置に保持されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の商品陳列用フックである。
また、請求項3に記載の発明は、前記ハンガーロッドが、前記補強板に接する基礎部分が太く、先端に行くに従って細くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品陳列用フックである。
本発明に係る商品陳列用フックは、従来の金属製のハンガーロッドに替えて、ハンガーロッドを複数本有する合成樹脂製の一体型の商品陳列用フックとしたことで、軽量化と同時に、設置が容易なものとなった。また、構造的に背板の高さや、補強板の構造を工夫したことにより、少ない材料で必要な強度、剛性を確保することができた。
すなわち背板は、その下端がハンガーロッドの取り付け位置よりも下方に延設されているので、ラック等に取り付けた時に、ハンガーロッドの先端が下がる方向に回転するのを防止する効果がある。また、背板に補強板を付加し、補強板の上端は水平であり、下端は中央部が低く、左右両端に向かって高くなっているので、たわみ易い中央部のたれ下がりを防止する効果がある。
請求項1に記載の発明のように、背板の背面に、複数の差し込み用突起を設けると共に、背板の左右両端から前面方向に向かって延設された左右2本の引っ掛けアームを設け、商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた差し込み穴に、前記差し込み用突起を挿入し、箱体の左右側面板に設けた引っ掛け穴に、前記引っ掛けアームを挿入することにより、所定の位置に保持されるようにした場合には、フックの設置が極めて簡単であり、迅速に組み立てることができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記背板の下端部に、背板の全長に亘る溝を設け、商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた凸条に、前記溝を嵌合させることにより、所定の位置に保持されるようにした場合においても、同様に簡単かつ迅速に組み立てることができる。
さらに、請求項3に記載の発明のように、ハンガーロッドを、前記補強板に接する基礎部分が太く、先端に行くに従って細くなるようにした場合には、ハンガーロッドのたわみを少ない材料で実現することができ、材料の無駄を省くことができる。また、製造時の成形性も向上する。
図1は、本発明に係る商品陳列用フックの一実施態様を示した平面模式図である。 図2は、図1に示した商品陳列用フックの側面模式図である。 図3は、図1に示した商品陳列用フックを下方から見た状態を示した斜視図である。 図4は、図1~3に示した商品陳列用フックを箱体(ラック)に取り付ける状態を示した斜視説明図である。 図5は、本発明に係る商品陳列用フックの他の実施態様を示した斜視図である。 図6は、図5に示した商品陳列用フックを箱体(ラック)に設けた凸条に取り付けた状態を示した断面説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る商品陳列用フックについて詳細に説明する。図1は、本発明に係る商品陳列用フック1の一実施態様を示した平面模式図である。図2は、図1に示した商品陳列用フック1の側面模式図である。また図3は、図1に示した商品陳列用フックを下方から見た状態を示した斜視図である。
本発明に係る商品陳列用フック1は、商品を吊り下げて展示するための合成樹脂製の商品陳列用フックであって、複数のハンガーロッド4と、これらを保持する背板2とから構成されている。背板2は、その下端がハンガーロッド4の取り付け位置よりも下方に延設され、さらにハンガーロッド4を強固に保持するための補強板3を有している。
背板2は、その下端がハンガーロッド4の取り付け位置よりも下方に延設されているので、ラック等に取り付けた時に、ハンガーロッド4の先端が下がる方向に回転するのを防止する効果がある。
補強板3の上端は水平であり、下端は中央部が低く、左右両端に向かって高くなっている。補強板3は、背板全体の剛性を高め、商品陳列用フックを箱体(ラック)10に取り付けた時に、ハンガーロッド4の先端が下がったり、不揃いになったりするのを防ぐ効果がある。
図1~3に示した例では、背板2の背面に、複数の(この例では4つの)差し込み用突起7を有すると共に、背板2の左右両端から前面方向に向かって延設された左右2本の引っ掛けアーム8を有する。図4は、図1~3に示した商品陳列用フック1を箱体(ラック)10に取り付ける様子を示した斜視説明図である。
箱体10の背面板13に設けた差し込み穴14に、商品陳列用フック1の差し込み用突起7を挿入し、箱体10の左右側面板12に設けた引っ掛け穴15に、商品陳列用フック1の引っ掛けアーム8を挿入することにより、商品陳列用フック1が所定の位置に保持される。
このように、本発明に係る商品陳列用フック1は、箱体(ラック)への取り付けが極めて簡単であり、複数のハンガーロッドの取り付けが1度に完了するという長所を備えている。
図1~3に示した例では、ハンガーロッド4は、補強板3に接する基礎部分5が太く、先端部6に行くに従って細くなっている。このようにすることにより、太さを均一にした場合と比較して、材料を節約することができる。すなわち、ハンガーロッド4に同一の荷重をかけた時の先端のたわみ量が同一の場合、均一な太さの場合よりも、少ない材料で、同一たわみ量を達成することができる。この事は、商品陳列用フック1全体の重量を軽くする効果に繋がり、輸送コストの低減にも資する。
また、ハンガーロッド4を先細りにすることにより、インジェクション成形時の樹脂の流れが良くなり、成形性が向上するという効果もある。
図5は、本発明に係る商品陳列用フック1の他の実施態様を示した斜視図である。図6は、図5に示した商品陳列用フック1を箱体(ラック)10に設けた凸条16に取り付けた状態を示した断面説明図である。
この例においても、本発明に係る商品陳列用フック1を箱体10に取り付けるのは、極めて簡単であり、複数のハンガーロッドの取り付けが1度に完了する。なお図6に示した例では、凸条16は、金具のような別部品として箱体10の背面板13に取り付けられているが、背面板12そのものの上端を凸条として利用しても良い。
本発明に係る商品陳列用フック1は、背板2とハンガーロッド4、その他の部分をすべて一体として成形しても良いし、例えば背板2に、ハンガーロッドを溶着して取り付けても良い。一体成型の場合、部品点数も少なくて済むし、組み立てる手間が省けるが、成形用の金型は高価になる。
本発明に係る商品陳列用フック1に使用する材料について説明する。商品吊り下げ用フック1に用いる材料としては、各種合成樹脂材料が使用可能である。具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ハイインパクトポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の各種汎用樹脂が好適に使用できる。コストは高いが、ポリアセタール樹脂、ポリサルホン樹脂、液晶樹脂等の各種エンジニアリングプラスチックも勿論使用可能である。
上記の合成樹脂材料に、炭素繊維やガラス繊維等を混合して繊維強化プラスチックとしても良い。本発明に係る商品陳列用フック1の成形方法としては、インジェクション成形法が適している。
本願の特許出願時の特許請求の範囲を以下に付記する。
[付記]
[付記1]
商品を吊り下げて展示するための合成樹脂製の商品陳列用フックであって、複数のハンガーロッドと、これらを保持する背板とから構成されており、
背板は、その下端がハンガーロッドの取り付け位置よりも下方に延設され、さらにハンガーロッドを強固に保持するための補強板を有し、
補強板の上端は水平であり、下端は中央部が低く、左右両端に向かって高くなっていることを特徴とする商品陳列用フック。
[付記2]
前記背板の背面に、複数の差し込み用突起を有すると共に、背板の左右両端から前面方向に向かって延設された左右2本の引っ掛けアームを有し、
商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた差し込み穴に、前記差し込み用突起を挿入し、
箱体の左右側面板に設けた引っ掛け穴に、前記引っ掛けアームを挿入することにより、所定の位置に保持されるようにしたことを特徴とする付記1に記載の商品陳列用フック。
[付記3]
前記背板の下端部に、背板の全長に亘る溝を有し、商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた凸条に、前記溝を嵌合させることにより、所定の位置に保持されるようにしたことを特徴とする付記1に記載の商品陳列用フック。
[付記4]
前記ハンガーロッドは、前記補強板に接する基礎部分が太く、先端に行くに従って細くなっていることを特徴とする付記1~3のいずれか1に記載の商品陳列用フック。
1・・・商品陳列用フック
2・・・背板
3・・・補強板
4・・・ハンガーロッド
5・・・基礎部分
6・・・先端部
7・・・差し込み用突起
8・・・引っ掛けアーム
9・・・溝
10・・・箱体(ラック)
11・・・底面板
12・・・側面板
13・・・背面板
14・・・差し込み穴
15・・・引っ掛け穴
16・・・凸条
20・・・商品

Claims (3)

  1. 商品を吊り下げて展示するための合成樹脂製の商品陳列用フックであって、複数のハンガーロッドと、これらを保持する背板とから構成されており、
    背板は、その下端がハンガーロッドの取り付け位置よりも下方に延設され、さらにハンガーロッドを強固に保持するための補強板を有し、
    補強板の上端は水平であり、下端は中央部が低く、左右両端に向かって高くなっており、
    前記背板の背面に、複数の差し込み用突起を有すると共に、背板の左右両端から前面方向に向かって延設された左右2本の引っ掛けアームを有し、
    商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた差し込み穴に、前記差し込み用突起を挿入し、
    箱体の左右側面板に設けた引っ掛け穴に、前記引っ掛けアームを挿入することにより、所定の位置に保持されるようにしたことを特徴とする商品陳列用フック。
  2. 前記背板の下端部に、背板の全長に亘る溝を有し、商品陳列用フックを取り付けるための箱体の背面板に設けた凸条に、前記溝を嵌合させることにより、所定の位置に保持されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の商品陳列用フック。
  3. 前記ハンガーロッドは、前記補強板に接する基礎部分が太く、先端に行くに従って細くなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品陳列用フック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3050302U (ja) 1997-12-31 1998-07-14 有限会社ヨシダ産商 商品吊下陳列装置

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