JP7512331B2 - ソフトテニス用のラケットフレーム - Google Patents
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Description
<ソフトテニス用のラケットフレームの構成>
図1は、実施の形態1に係るソフトテニス用のラケットフレーム1の平面図である。図2は、図1のソフトテニス用のラケットフレーム1の側面図である。図3は、図1の線分III-IIIにおける断面図である。
本開示に従ったソフトテニス用のラケットフレーム1は、環状のフェース部2とグリップ部4とシャフト部3とを主に備える。シャフト部3は、フェース部2とグリップ部4との間に配置される。フェース部2、グリップ部4、およびシャフト部3は、第1平面A上に配置される。第1垂直面Bでのフェース部2の断面形状6は、第1中点p1と頂点p2と端点p3と底点p4とを備える。第1垂直面Bは、フェース部2の外周線5aに対して垂直な面である。頂点p2は第1中点p1と接続される。端点p3は頂点p2と接続される。底点p4は端点p3と接続される。第1中点p1は第1平面A上に配置される。頂点p2は第2垂直面C上に配置される。第2垂直面Cは第1平面Aおよび第1垂直面Bに対して垂直な面である。底点p4はフェース部2の断面形状6において第2垂直面Cから最も離れた位置に配置される。端点p3はフェース部2の断面形状6において第1平面Aから最も離れた位置に配置される。端点p3および第1中点p1は第2垂直面Cからみて、底点p4が位置する領域に配置される。第1幅W1は、第1距離L1に対して1.25倍以上2倍以下である。第1幅W1は第1平面Aから端点p3までの距離である。第1距離L1は第2垂直面Cから底点p4までの距離である。第2距離L2は第1距離L1に対して0.51倍以上0.75倍以下である。第2距離L2は第2垂直面Cから端点p3までの距離である。第2幅W2は、第1幅W1に対して0.37倍以上0.55倍以下である。第2幅W2は第1平面Aから頂点p2までの距離である。
<解析モデル>
図4および図5は当該解析で対象としたモデル10である。当該モデル10は、一対の端面部11と側面部12とから構成される。端面部11の形状は、図3で示されるフェース部2の断面形状6から第1平面Aを境にして半分に切った断面形状6を模擬している。側面部12は、一対の端面部11間の距離が40mmになるように、一対の端面部11を接続している。つまり、当該モデル10は、図3で示されるようなフェース部2の断面形状6を半分に切った形状が第3方向Zに40mm伸びるように形成された形状である。当該モデル10の断面形状におけるフレームの厚みは、一様に0.8mmとした。なお、モデル10の材料特性は表1のとおりである。なお、表1では左側から材料特性、当該材料特性の単位、材料特性の数値が記載されている。
図4に示されるように、本解析条件は片持ち梁を想定した条件である。具体的には、モデル10の端面部11aを完全拘束した状態で、他端の端面部11bを構成する各要素に等しく荷重F1を加えた。端面部11bを構成する各要素に等しくに加えられた荷重F1の合力は10Nである。荷重F1は、図3の第1中点p1から底点p4に向かう方向に対応する方向に加えた。このようにすることで、端面部11bを構成する各要素における変位量の平均を曲げ変位量として評価した。
図5に示されるように、本解析条件では接続部12bに一様に荷重F2を加えた時の解析を実施した。具体的には、モデル10の接続部12aを拘束した状態で、接続部12bに一様に単位線分あたりの荷重F2を加えた。接続部12bに加えた荷重F2の合力は10Nである。接続部12aおよび接続部12bは、側面部12上に設定された線である。接続部12bは、図3のフェース部2の断面形状6の第1中点p1に対応する。接続部12aは、図3のフェース部2の断面形状6の底点p4に対応する。荷重F2は、接続部12bから接続部12aに向かう方向に加えた。なお、本解析条件における拘束条件は、接続部12a、12bを軸中心とした回転方向の移動を許容している。つまり、接続部12aにおいて、X方向、Y方向、Z方向における並進方向の移動を完全拘束し、Z方向の回転のみをフリーとする(ただし、X方向、Y方向における回転は拘束する)。ただし、接続部12bにおいて、Y方向における並進方向の移動および、Z方向における回転をフリーとする。ここでいう、Y方向は接続部12bから接続部12aに向かう方向に対応し、Z方向は第3方向Zに対応する。つまり、X方向は、Y方向およびZ方向に対して垂直な方向である。このようにすることで、接続部12bを構成する各要素における変位量の平均を潰れ変位量として評価した。
上記2つの条件下における解析結果を表2、図6、図7、図8、および図9に示す。各試料における剛性を、第1変位量r1、第2変位量r2、および第3変位量r3で評価した。なお、第3変位量r3は、第2変位量r2を第1変位量r1で除した値である。第1変位量r1は、BASE形状における曲げ変位量を1とした時の各試料の曲げ変位量である。第2変位量r2は、BASE形状における潰れ変位量を1とした時の各試料の潰れ変位量である。なお、BASE形状において、無次元距離lが50%であり、無次元幅wが35%である。説明の便宜上、無次元距離lと無次元幅wとの関係で、各試料をグループA、B、C、Dに分類した。ここで、BASE形状は従来の一般的なラケットフレームの断面形状を考慮した基準形状として決定された。
図11は、実施の形態1に係るソフトテニス用のラケットフレーム1の変形例を示す断面図である。図11は、図3に対応する。図11に示されるソフトテニス用のラケットフレーム1は、基本的には図1から図3に示されたソフトテニス用のラケットフレーム1と同様の構成を備えるが、第2溝8bが設けられている点で異なる。
上記ソフトテニス用のラケットフレーム1において、フェース部2の断面形状6は第2中点p5を備える。第2中点p5は第1平面A上に配置される。第2中点p5は底点p4と接続される。第2中点p5は第2垂直面Cからみて底点p4が位置する領域に配置される。第4距離L4は第3距離L3より大きい。第4距離L4は、第2垂直面Cから第2中点p5までの距離である。第3距離L3は第2垂直面Cから第1中点p1までの距離である。第4距離L4は第1距離L1より小さい。
(付記1)
環状のフェース部と、
グリップ部と、
前記フェース部と前記グリップ部との間に配置されたシャフト部とを備え、
前記フェース部、前記グリップ部、および前記シャフト部は、
第1平面上に配置され、
前記フェース部の外周線に対して垂直な面である第1垂直面での前記フェース部の断面形状は、
第1中点と、
前記第1中点と接続される頂点と、
前記頂点と接続される端点と、
前記端点と接続される底点とを備え、
前記第1中点は前記第1平面上に配置され、
前記頂点は前記第1平面および前記第1垂直面に対して垂直な面である第2垂直面上に配置され、
前記底点は前記フェース部の前記断面形状において前記第2垂直面から最も離れた位置に配置され、
前記端点は前記フェース部の前記断面形状において前記第1平面から最も離れた位置に配置され、
前記端点および前記第1中点は前記第2垂直面からみて、前記底点が位置する領域に配置され、
前記第1平面から前記端点までの距離である第1幅は、前記第2垂直面から前記底点までの距離である第1距離に対して1.25倍以上2倍以下であり、
前記第2垂直面から前記端点までの距離である第2距離は、前記第1距離に対して0.51倍以上0.75倍以下であり、
前記第1平面から前記頂点までの距離である第2幅は、前記第1幅に対して0.37倍以上0.55倍以下である、ソフトテニス用のラケットフレーム。
(付記2)
前記フェース部の前記断面形状は、前記第1垂直面上において前記第1平面を対称面とした面対称な形状である、付記1に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
(付記3)
前記フェース部の前記断面形状は、
前記第1中点と前記頂点とを接続する第1フレーム部と、
前記頂点と前記端点とを接続する第2フレーム部とを含み、
前記第1フレーム部の厚みは前記第2フレーム部の厚みより大きい、付記1または付記2に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
(付記4)
前記フェース部の前記断面形状は前記第1平面上に配置された第2中点を備え、
前記第2中点は前記底点と接続され、
前記第2中点は、前記第2垂直面からみて前記底点が位置する領域に配置され、
前記第2垂直面から前記第2中点までの距離である第4距離は、前記第2垂直面から前記第1中点までの距離である第3距離より大きく、
前記第4距離は前記第1距離より小さい、付記1から付記3のいずれか1項に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
(付記5)
前記第3距離は前記第1距離に対して0.37倍以下である、付記4に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
(付記6)
前記フェース部の前記断面形状は、
前記頂点と前記端点とを接続する第2フレーム部と、
前記底点と前記第2中点とを接続する第4フレーム部とを含み、
前記第4フレーム部の厚みは前記第2フレーム部の厚みより大きい、付記4または付記5に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
Claims (5)
- 環状のフェース部と、
グリップ部と、
前記フェース部と前記グリップ部との間に配置されたシャフト部とを備え、
前記フェース部、前記グリップ部、および前記シャフト部は、
第1平面上に配置され、
前記フェース部の外周線に対して垂直な面である第1垂直面での前記フェース部の断面形状は、
第1中点と、
前記第1中点と接続される頂点と、
前記頂点と接続される端点と、
前記端点と接続される底点とを備え、
前記第1中点は前記第1平面上に配置され、
前記頂点は前記第1平面および前記第1垂直面に対して垂直な面である第2垂直面上に配置され、
前記底点は前記フェース部の前記断面形状において前記第2垂直面から最も離れた位置に配置され、
前記端点は前記フェース部の前記断面形状において前記第1平面から最も離れた位置に配置され、
前記端点および前記第1中点は前記第2垂直面からみて、前記底点が位置する領域に配置され、
前記第1平面から前記端点までの距離である第1幅は、前記第2垂直面から前記底点までの距離である第1距離に対して1.25倍以上2倍以下であり、
前記第2垂直面から前記端点までの距離である第2距離は、前記第1距離に対して0.51倍以上0.75倍以下であり、
前記第1平面から前記頂点までの距離である第2幅は、前記第1幅に対して0.37倍以上0.55倍以下であり、
前記フェース部の前記断面形状は、
前記第1中点と前記頂点とを接続する第1フレーム部と、
前記頂点と前記端点とを接続する第2フレーム部と、
前記端点と前記底点とを接続する第3フレーム部とを含み、
前記第1フレーム部の厚みは前記第2フレーム部の厚みより大きく、
前記第3フレーム部の厚みは前記第2フレーム部の厚みより大きい、ソフトテニス用のラケットフレーム。 - 前記フェース部の前記断面形状は、前記第1垂直面上において前記第1平面を対称面とした面対称な形状である、請求項1に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
- 前記フェース部の前記断面形状は前記第1平面上に配置された第2中点を備え、
前記第2中点は前記底点と接続され、
前記第2中点は、前記第2垂直面からみて前記底点が位置する領域に配置され、
前記第2垂直面から前記第2中点までの距離である第4距離は、前記第2垂直面から前記第1中点までの距離である第3距離より大きく、
前記第4距離は前記第1距離より小さい、請求項1または請求項2に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。 - 前記第3距離は前記第1距離に対して0.37倍以下である、請求項3に記載のソフトテニス用のラケットフレーム。
- 前記フェース部の前記断面形状は、
前記頂点と前記端点とを接続する第2フレーム部と、
前記底点と前記第2中点とを接続する第4フレーム部とを含み、
前記第4フレーム部の厚みは前記第2フレーム部の厚みより大きい、請求項3に記載の
ソフトテニス用のラケットフレーム。
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