JP7536619B2 - 窒化物半導体装置 - Google Patents
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Description
なお、図面における構成要素は、分かり易さおよび明瞭化のために部分的に拡大されている場合があり、必ずしも実際の縮尺どおりに描かれているわけではない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。
図1は、第1実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置10の概略断面図である。なお、本開示において使用される「平面視」という用語は、図1に示される互いに直交するXYZ軸のZ軸方向に窒化物半導体装置10を視ることをいう。また、図1に示される窒化物半導体装置10において、+Z方向を上、-Z方向を下、+X方向を右、-X方向を左と定義する。特に断りが無い場合、「平面視」とは、窒化物半導体装置10をZ軸に沿って上方から視ることを指す。
次に、図1の窒化物半導体装置10の製造方法を説明する。
図3~図10は、窒化物半導体装置10の例示的な製造工程を示す概略断面図である。なお、図3~図10では、理解を容易にするために、窒化物半導体装置10の最終的な構成要素を含む部材もしくはそれに対応する部材に対して、図1の参照符号を括弧書きで一部示している。
詳細には、図6に示すように、窒化物半導体装置10の製造方法は、第1誘電体層58および第4窒化物半導体層60の露出した表面全体を覆うように金属層62を形成することを含む。第1実施形態では、例えば、金属層62としてTiN層がスパッタ法によって形成される。
第1実施形態の窒化物半導体装置10においては、ゲート電極28の下にはp型GaN層からなるゲート層26が位置している。この構成によれば、ゲート層26に含まれるアクセプタ型不純物によって、電子走行層16および電子供給層18のエネルギーレベルが引き上げられる。このため、ゲート層26の直下の領域においては、電子走行層16と電子供給層18との間のヘテロ接合界面付近における電子走行層16の伝導帯のエネルギーレベルはフェルミ準位とほぼ同じか、またはそれよりも大きくなる。したがって、ゲート電極28に電圧を印加していないゼロバイアス時において、ゲート層26の直下の領域における電子走行層16には、2DEG20は形成されない。一方、ゲート層26の直下の領域以外の領域における電子走行層16には、2DEG20が形成されている。これにより、ノーマリーオフ動作が実現される。そして、ゲート電極28に適切なオン電圧が印加されると、ゲート電極28の直下の領域における電子走行層16にチャネルが形成されて、ソース-ドレイン間が導通する。
(1-1)窒化物半導体装置10は、電子供給層18よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層22を備えている。ステップ層22は、平面視においてゲート層26の外側に延出するソース側延出部22Aおよびドレイン側延出部22Bを含む。延出部22A,22Bの各々は、アンドープ層によって構成されている。この構成によれば、ソース側延出部22Aおよびドレイン側延出部22B直下の領域における2DEG20の空乏化を抑制しつつ、ステップ層22と電子供給層18との間の界面でのホール密度が低減される。これにより、ホールの蓄積による電子供給層18のバンドベンディングが抑制され、電子走行層16からゲート層26への電子の移動が妨げられる。したがって、窒化物半導体装置において、オン抵抗の上昇を抑制しつつ、ゲートリーク電流を低減して、ゲート耐圧を向上させることができる。
図11は、第2実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置100の概略断面図である。図11において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図11の窒化物半導体装置100の製造方法を説明する。
図12は、窒化物半導体装置100の例示的な製造工程を示す概略断面図である。なお、図12では、理解を容易にするために、窒化物半導体装置100の最終的な構成要素を含む部材もしくはそれに対応する部材に対して、図11の参照符号を括弧書きで一部示している。
第2実施形態の窒化物半導体装置100においては、第1実施形態とは異なり、ゲート層104が、電子供給層18の上に直接形成されている。これは、ゲート層104と2DEG20との間の距離が、第1実施形態の場合よりも短いことを意味する。この結果、ゲート層104の直下の領域において、電子走行層16に形成された2DEG20を空乏化するゲート層104の働きが強化される。
(2-1)ゲート層104は、電子供給層18の上に形成されている。この構成によれば、ゲート層104と2DEG20との間の距離が短くなり、窒化物半導体装置100の閾値電圧を高めることができる。
図13は、第3実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置200の概略断面図である。図13において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図13の窒化物半導体装置200の製造方法を説明する。
窒化物半導体装置200の製造方法は、第3窒化物半導体層56に、開口部58Aと連通する凹部(図13の凹部202Dに対応)を形成すること、当該凹部上に第4窒化物半導体層60を形成することを含む。第3実施形態の窒化物半導体装置200の製造方法は、図12に示される製造工程において、第3窒化物半導体層56を貫通する開口部56Aを形成する代わりに、第3窒化物半導体層56を貫通しない凹部を形成するという点で第2実施形態の窒化物半導体装置100の製造方法と相違している。
第3実施形態の窒化物半導体装置200においては、第1実施形態とは異なり、ゲート層204が、ソース側延出部202Aおよびドレイン側延出部202Bよりも小さい厚さを有するベース部202C上に形成されている。これは、ゲート層204と2DEG20との間の距離が、第1実施形態の場合よりも短いことを意味する。この結果、ゲート層204の直下の領域において、電子走行層16に形成された2DEG20を空乏化するゲート層204の働きが強化される。
(3-1)ステップ層202は、ソース側延出部202Aおよびドレイン側延出部202Bよりも小さい厚さを有し、かつソース側延出部202Aおよびドレイン側延出部202Bと隣接しているベース部202Cを含んでおり、ゲート層204は、ベース部202C上に形成されている。この構成によれば、ゲート層204と2DEG20との間の距離が短くなり、窒化物半導体装置200の閾値電圧を高めることができる。
図14は、第4実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置300の概略断面図である。図14において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図14の窒化物半導体装置300の製造方法を説明する。
図15は、窒化物半導体装置300の例示的な製造工程を示す概略断面図である。なお、図15では、理解を容易にするために、窒化物半導体装置300の最終的な構成要素を含む部材もしくはそれに対応する部材に対して、図14の参照符号を括弧書きで一部示している。
第4実施形態の窒化物半導体装置300は、第1実施形態とは異なり、第1パッシベーション層24を含んでいない。これは、ソースフィールドプレート部32Bと、電子走行層16との間の距離が、第1実施形態の場合よりも短いことを意味する。この結果、ソースフィールドプレート部32Bは、第1実施形態と比べて、その直下の電子走行層16の領域により効果的に空乏層を伸ばすことができる。
(4-1)窒化物半導体装置300は、ステップ層22の上の第1パッシベーション層24を含んでいないため、ソースフィールドプレート部32Bから電子走行層16まで空乏層を効果的に伸ばすことができ、第1パッシベーション層24の存在による窒化物半導体装置300のドレイン-ソース間耐圧の低下を抑制することができる。
図16は、第5実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置400の概略断面図である。図16において、第2実施形態と同様の構成要素には、第2実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図16の窒化物半導体装置400の製造方法を説明する。
窒化物半導体装置400の製造方法は、第3窒化物半導体層56および第2窒化物半導体層54を貫通するように選択的にエッチングして、第1窒化物半導体層52の一部を露出させること、露出された第1窒化物半導体層52をエッチングして凹部(図16の電子走行層402の凹部402Aに対応)を形成すること、凹部上に第2窒化物半導体層54を再成長させること、再成長させた第2窒化物半導体層54上に第4窒化物半導体層60を形成することを含む。
第5実施形態の窒化物半導体装置400は、第1実施形態とは異なり、電子走行層402に凹部402Aが形成され、凹部402A上に、電子供給層404の第1の部分404Aが再成長されている。また、第1の部分404A上にゲート層406が形成されている。このように、ゲート層406直下の電子供給層404(第1の部分404A)は再成長された層であるため、第1の部分404Aの成長条件は、電子供給層404の第2の部分404Bの成長条件とは異なるものとすることができる。例えば、第2の部分404Bの成長においては、窒化物半導体装置400のオン抵抗の低減を実現するような成長条件を選択し、第1の部分404Aの再成長においては、窒化物半導体装置400のノーマリーオフ動作を実現するような成長条件を選択することができる。異なる成長条件を用いることにより、例えば、電子供給層404の第1の部分404Aは、第2の部分404Bとは異なる組成のAlGaNから形成されることができ、あるいは異なる厚さを有することができる。一例では、電子供給層404の第1の部分404Aは、第2の部分404Bとは異なる厚さおよび異なる組成のAlGaNから形成されてもよい。
(5-1)電子走行層402は、凹部402Aを含み、凹部402A上に、電子供給層404の第1の部分404Aが再成長され、第1の部分404A上にゲート層406が形成されている。この構成によれば、ゲート層406直下の電子供給層404の第1の部分404Aは再成長された層であるため、第1の部分404Aの成長条件は、電子供給層404の第2の部分404Bの結晶成長条件とは異なるものとすることができる。したがって、ゲート層406直下以外の領域(第2の部分404B)ではオン抵抗を低減させる目的で電子供給層404の成長条件を選択しつつ、ゲート層406直下の領域(第1の部分404A)では十分に高い閾値電圧を実現させるための電子供給層404の成長条件を別個に選択することができる。
図17は、第6実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置500の概略断面図である。図17において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図17の窒化物半導体装置500の製造方法を説明する。
図18~図24は、窒化物半導体装置500の例示的な製造工程を示す概略断面図である。なお、図18~図24では、理解を容易にするために、窒化物半導体装置500の最終的な構成要素を含む部材もしくはそれに対応する部材に対して、図17の参照符号を括弧書きで一部示している。
ゲート層26の側壁が保護されない場合、ゲート層26の側壁にエッチングダメージが発生する可能性があり、ゲート-ソース間のリーク電流が増大するおそれがある。
(6-1)窒化物半導体装置500の製造方法では、ゲート層26の側壁を覆う第3パッシベーション層502が形成されている。この構成によれば、ゲート電極28の製造過程においてゲート層26の側面を保護することができるため、窒化物半導体装置500のゲート-ソース間のリーク電流の増大を抑制することができる。
図25は、第7実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置600の概略断面図である。図25において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図25の窒化物半導体装置600の製造方法を説明する。
図26~図35は、窒化物半導体装置600の例示的な製造工程を示す概略断面図である。なお、図26~図35では、理解を容易にするために、窒化物半導体装置600の最終的な構成要素を含む部材もしくはそれに対応する部材に対して、図25の参照符号を括弧書きで一部示している。
第7実施形態の窒化物半導体装置600においては、第1実施形態とは異なり、第3窒化物半導体層56の上に第5窒化物半導体層606がMOCVD法で連続的にエピタキシャル成長される。これにより、第3窒化物半導体層56の上への成膜を第1実施形態のようにプラズマCVD法により行う場合に比べ、第3窒化物半導体層56へのプロセスダメージを抑制することができ、結果的にダメージの少ないステップ層22を得ることができる。
(7-1)窒化物半導体装置600の製造方法では、ステップ層22に対応する第3窒化物半導体層56上に第5窒化物半導体層606が形成されるため、ステップ層22へのプロセスダメージを減らすことができ、その結果、安定したノーマリーオフ型HEMTを得ることができる。
図36は、第8実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置700の概略断面図である。図36において、第5実施形態と同様の構成要素には、第5実施形態と同じ符号が付されており、その説明は省略する。
次に、図36の窒化物半導体装置700の製造方法を説明する。
第8実施形態の窒化物半導体装置700の製造方法は、図27に示される製造工程において第5窒化物半導体層606を貫通する開口部606Aを形成することに加えて、第3窒化物半導体層56(図36のステップ層102に対応)を貫通する開口部(図36の開口部102Cに対応)と、第2窒化物半導体層54(図36の電子供給層702に対応)を貫通する開口部(図示略)と、第1窒化物半導体層52(図36の電子走行層402に対応)上の凹部(図36の凹部402Aに対応)を形成することを含む。これらの開口部および凹部は、相互に連通して溝(図示略)を構成する。
第8実施形態の窒化物半導体装置700においては、第5実施形態とは異なり、第3窒化物半導体層56の上に第5窒化物半導体層606がMOCVD法で連続的にエピタキシャル成長される。これにより、第3窒化物半導体層56の上への成膜を第5実施形態のようにプラズマCVD法により行う場合に比べ、第3窒化物半導体層56へのプロセスダメージを抑制することができ、結果的にダメージの少ないステップ層102を得ることができる。
(8-1)窒化物半導体装置700の製造方法では、ステップ層102に対応する第3窒化物半導体層56上に第5窒化物半導体層606を形成するので、ステップ層102へのプロセスダメージを減らすことができ、その結果、安定したノーマリーオフ型HEMTを得ることができる。
図37は、図1の窒化物半導体装置10の例示的な形成パターン800を示す概略平面図である。図38は、図37のF38-F38線に沿ったアクティブ領域810の概略断面図であり、図39は、図37のF39-F39線に沿った非アクティブ領域812の概略断面図である。なお、理解を容易にするために、図37~図39では、図1の構成要素と同様な構成要素には同一の符号を付している。また、図示の複雑化を避けるべく、図37において、ソース電極32およびドレイン電極34は破線で示されている。
図40は、図1の窒化物半導体装置10の別の例示的な形成パターン900を示す概略平面図であり、図41は、図40のF41-F41線に沿った非アクティブ領域912の概略断面図である。なお、理解を容易にするために、図40および図41では、図1の構成要素と同様な構成要素には同一の符号を付している。また、図示の複雑化を避けるべく、図40において、ソース電極32およびドレイン電極34は破線で示されている。
・第3パッシベーション層502は、第1パッシベーション層24の上面を覆っていなくてもよい。この場合、第3パッシベーション層502は、ゲート層26の上面の一部および両側面を覆うように形成される。
・マスク部604として、SiN層を用いてもよい。SiN層は、例えば、LPCVD法を用いて形成することができる。SiN層は、30nm以上200nm以下の厚さを有することができる。この変更例において、SiN層の厚さは、好ましくは50nmである。
例えばSi基板である基板12上に、バッファ層14、第1窒化物半導体層52、第2窒化物半導体層54、第3窒化物半導体層56を、MOCVD法を用いてエピタキシャル成長させる。第7実施形態とは異なり、この段階で第5窒化物半導体層606は形成されない。次いで、第5窒化物半導体層606としてSiN層が、第3窒化物半導体層56の上にLPCVD法を用いて形成される。その後の工程は、図27~図35と同様であるため、説明を省略する。
本開示で使用される「~上に」という用語は、文脈によって明らかにそうでないことが示されない限り、「~上に」と「~の上方に」の意味を含む。したがって、「第1層が第2層上に形成される」という表現は、或る実施形態では第1層が第2層に接触して第2層上に直接配置され得るが、他の実施形態では第1層が第2層に接触することなく第2層の上方に配置され得ることが意図される。すなわち、「~上に」という用語は、第1層と第2層との間に他の層が形成される構造を排除しない。例えば、電子供給層18が電子走行層16上に形成される上記各実施形態は、2DEG20を安定して形成するために電子供給層18と電子走行層16との間に中間層が位置する構造も含む。
上記各実施形態および各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。なお、限定する意図ではなく理解の補助のために、付記に記載した構成について実施形態中の対応する符号を括弧書きで示す。
窒化物半導体によって構成された電子走行層(16)と、
前記電子走行層(16)上に形成され、前記電子走行層(16)よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層(18)と、
前記電子供給層(18)上の一部に形成され、前記電子供給層(18)よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層(22)と、
前記電子供給層(18)上または前記ステップ層(22)上の一部に形成され、アクセプタ型不純物を含むゲート層(26)と、
前記ゲート層(26)上に形成されたゲート電極(28)と、
前記電子供給層(18)と接しているソース電極(32)およびドレイン電極(34)と
を備え、
前記ステップ層(22)は、平面視において前記ゲート層(26)の外側に延出する延出部(22A,22B)を含み、
前記延出部(22A,22B)は、アンドープ層によって構成されている、窒化物半導体装置(10)。
前記延出部(22A,22B)は、平面視において前記ゲート層(26)の全外周縁よりも外側に延出している、付記A1に記載の窒化物半導体装置(10)。
前記アクセプタ型不純物は、Mg、Zn、およびCのうちの少なくとも1つである、付記A1またはA2に記載の窒化物半導体装置(10)。
前記延出部(22A,22B)上に形成された第1パッシベーション層(24)と、
前記電子供給層(18)、前記第1パッシベーション層(24)、および前記ゲート電極(28)を覆う第2パッシベーション層(30)と
を備える、付記A1~A3のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記延出部(22A,22B)上に形成された第1パッシベーション層(24)と、
前記第1パッシベーション層(24)の上面、ならびに前記ゲート層(26)の両側面および上面の一部を覆うように形成された第3パッシベーション層(502)と、
前記電子供給層(18)、前記第3パッシベーション層(502)、および前記ゲート電極(28)を覆う第2パッシベーション層(30)と
をさらに備える、付記A1~A3のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(500)。
前記第1パッシベーション層(24)は、前記延出部(22A,22B)上に形成されているが、前記ゲート層(26)の上面には形成されていない、付記A4またはA5に記載の窒化物半導体装置(10)。
前記ゲート層(26)は、前記ステップ層(22)上に形成されている、付記A1~A6のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記ステップ層(202)は、前記延出部(202A,202B)と隣接しているベース部(202C)をさらに含み、
前記ベース部(202C)は、前記延出部(202A,202B)よりも小さい厚さを有し、
前記ゲート層(204)は、前記ベース部(202C)上に形成されている、付記A1~A7のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(200)。
前記ステップ層(102)は、開口部(102C)を含み、
前記ゲート層(104)は、前記開口部(102C)内において、前記電子供給層(18)上に形成されている、付記A1~A6のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(100)。
前記ゲート層(602)は、
前記ゲート電極(28)が形成される上面(602A)と、
前記上面(602A)とは反対側の底面(602B)と、
前記上面(602A)および前記底面(602B)の間に延在する側面と
を含み、前記底面(602B)の端部には、前記側面から凹んだ段差(602C)が形成されており、
前記窒化物半導体装置(600)は、
前記段差(602C)に形成され、前記電子供給層(18)および前記ステップ層(22)とは異なる組成を有する窒化物半導体によって構成されたマスク部(604)
をさらに備える、付記A1~A9のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(600)。
前記マスク部(604)は、SiNから形成される、付記A10に記載の窒化物半導体装置(600)。
前記電子走行層(16)は、GaNから形成され、
前記電子供給層(18)は、AlxGa1-xNから形成され、
前記ステップ層(22)は、GaNから形成され、
前記ゲート層(26)は、前記アクセプタ型不純物を含むGaNから形成され、
0.1<x<0.3である、付記A1~A11のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記電子走行層(16)は、GaNから形成され、
前記電子供給層(18)は、AlxGa1-xNから形成され、
前記ステップ層(22)は、GaNから形成され、
前記ゲート層(602)は、前記アクセプタ型不純物を含むGaNから形成され、
0.1<x<0.3であり、
前記マスク部(604)は、AlyGa1-yNから形成され、x≦y≦1である、付記A10に記載の窒化物半導体装置(600)。
前記ステップ層(22)は、25nm以下の厚さを有する、付記A1~A13のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記ステップ層(22)は、15nm以下の厚さを有する、付記A1~A14のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記延出部(22A,22B)は、
平面視において前記ゲート層(26)の外側に、前記ソース電極(32)と前記電子供給層(18)とのコンタクト(18A)に向かって延出する第1延出部(22A)と、
平面視において前記ゲート層(26)の外側に、前記ドレイン電極(34)と前記電子供給層(18)とのコンタクト(18B)に向かって延出する第2延出部(22B)と
を含み、前記第1延出部(22A)は、前記第2延出部(22B)よりも小さい幅を有する、付記A1~A15のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記第1延出部(22A)は、0.1μm以上0.3μm以下の幅を有する、付記A16に記載の窒化物半導体装置(10)。
前記第2延出部(22B)は、0.1μm以上0.8μm以下の幅を有する、付記A16または付記A17に記載の窒化物半導体装置(10)。
前記ステップ層(22)は、1×1018cm-3以下の濃度のアクセプタ型不純物を含む、付記A1~A18のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記ゲート層(26)は、1×1019cm-3以上3×1019cm-3以下の濃度のアクセプタ型不純物を含む、付記A1~A19のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)。
前記電子走行層(402)は、凹部(402A)を含み、前記ゲート層(406)は、平面視において、前記凹部(402A)と同じ領域に形成されている、付記A1~A20のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(400)。
前記電子供給層(404)は、
平面視において前記ゲート層(406)と同じ領域に形成された第1の部分(404A)と、
平面視において前記ゲート層(406)とは異なる領域に形成された第2の部分(404B)とを含み、
前記第1の部分(404A)は、前記第2の部分(404B)とは異なる組成のAlGaNから形成されている、付記A1~A21のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(400)。
前記電子供給層(404)は、
平面視において前記ゲート層(406)と同じ領域に形成された第1の部分(404A)と、
平面視において前記ゲート層(406)とは異なる領域に形成された第2の部分(404B)とを含み、
前記第1の部分(404A)は、前記第2の部分(404B)とは異なる厚さを有している、付記A1~A22のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(400)。
窒化物半導体装置(10)の製造方法であって、
第1窒化物半導体層(52)を形成すること、
前記第1窒化物半導体層(52)上に、前記第1窒化物半導体層(52)よりも大きなバンドギャップを有する第2窒化物半導体層(54)を形成すること、
前記第2窒化物半導体層(54)上に、前記第2窒化物半導体層(54)よりも小さなバンドギャップを有する第3窒化物半導体層(56)を形成すること、
前記第3窒化物半導体層(56)上に第1誘電体層(58)を形成すること、
前記第1誘電体層(58)に第1開口部(58A)を形成すること、
平面視において前記第1開口部(58A)と同じ領域内であって、前記第2窒化物半導体層(54)の上方に、アクセプタ型不純物を含む第4窒化物半導体層(60)を形成すること、
前記第4窒化物半導体層(60)上にゲート電極(28)を形成すること、
前記第3窒化物半導体層(56)が、平面視において前記第4窒化物半導体層(60)の外側に延出する延出部(22A,22B)を含むように、前記第3窒化物半導体層(56)を選択的にエッチングすること、
前記第2窒化物半導体層(54)と接するソース電極(32)およびドレイン電極(34)を形成すること
を含む、窒化物半導体装置(10)の製造方法。
前記第4窒化物半導体層(60)を形成することは、前記第1開口部(58A)によって露出された前記第3窒化物半導体層(56)上に前記第4窒化物半導体層(60)を形成することを含む、付記B1に記載の窒化物半導体装置(10)の製造方法。
前記第4窒化物半導体層(60)を形成することは、
前記第3窒化物半導体層(56)に、前記第1開口部(58A)と連通する第2開口部(56A)を形成して、前記第2窒化物半導体層(54)の一部を露出させること、
前記第2開口部(56A)によって露出された前記第2窒化物半導体層(54)の上に前記第4窒化物半導体層(60)を形成すること
を含む、付記B1に記載の窒化物半導体装置(100)の製造方法。
前記第1誘電体層(58)を除去することを含む、付記B1~B3のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(300)の製造方法。
前記第3窒化物半導体層(56)は、アンドープ層である、付記B1~B4のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)の製造方法。
前記第3窒化物半導体層(56)は、前記第4窒化物半導体層(60)よりも低い濃度のアクセプタ型不純物を含む、付記B1~B5のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体装置(10)の製造方法。
前記第4窒化物半導体層(60)を形成することは、
前記第3窒化物半導体層(56)に、前記第1開口部(58A)と連通する凹部(202A)を形成すること、
前記凹部(202A)上に前記第4窒化物半導体層(60)を形成すること
を含む、付記B1に記載の窒化物半導体装置(200)の製造方法。
前記第4窒化物半導体層(60)を形成することは、
前記第3窒化物半導体層(56)および前記第2窒化物半導体層(54)を貫通するように選択的にエッチングして、前記第1窒化物半導体層(52)の一部を露出させること、
露出された前記第1窒化物半導体層(52)をエッチングして凹部(402A)を形成すること、
前記凹部(402A)上に前記第2窒化物半導体層(54)を再成長させること、
再成長させた前記第2窒化物半導体層(54)上に前記第4窒化物半導体層(60)を形成すること
を含む、付記B1に記載の窒化物半導体装置(400)の製造方法。
前記第2窒化物半導体層(54)を再成長させることは、
前記第2窒化物半導体層(54)の形成において用いられる成長条件とは異なる成長条件を用いて前記第2窒化物半導体層(54)を再成長させること
を含む、付記B8に記載の窒化物半導体装置(400)の製造方法。
前記凹部(402A)は、前記第2窒化物半導体層(54)の厚さよりも小さい深さを有している、付記B8またはB9に記載の窒化物半導体装置(400)の製造方法。
12…基板
14…バッファ層
16,402…電子走行層
18,404,702…電子供給層
18A…ソースコンタクト
18B…ドレインコンタクト
22,102,202…ステップ層
22A,102A,202A…ソース側延出部(第1延出部)
22B,102B,202B…ドレイン側延出部(第2延出部)
22C,202C…ベース部
24…第1パッシベーション層
24A,56A,58A,102C,502A,504A,606A…開口部
26,104,204,406,602,704…ゲート層
28…ゲート電極
30…第2パッシベーション層
32…ソース電極
34…ドレイン電極
602A,704A…上面
602B,704B…底面
602C,704C…段差
604,706…マスク部
Claims (23)
- 窒化物半導体によって構成された電子走行層と、
前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、
前記電子供給層上の一部に形成され、前記電子供給層よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層と、
前記電子供給層上または前記ステップ層上の一部に形成され、アクセプタ型不純物を含むゲート層と、
前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、
前記電子供給層と接しているソース電極およびドレイン電極と
を備え、
前記ステップ層は、平面視において前記ゲート層の外側に延出する延出部を含み、
前記延出部は、アンドープ層によって構成されており、
前記ゲート層は、前記ステップ層上に形成されており、
前記ステップ層は、前記延出部と隣接するベース部をさらに含み、
前記ベース部は、前記ゲート層の直下の領域に位置し、前記ゲート層と同じ幅を有している、窒化物半導体装置。 - 前記延出部は、平面視において前記ゲート層の全外周縁よりも外側に延出している、請求項1に記載の窒化物半導体装置。
- 前記アクセプタ型不純物は、Mg、Zn、およびCのうちの少なくとも1つである、請求項1または2に記載の窒化物半導体装置。
- 前記延出部上に形成された第1パッシベーション層と、
前記電子供給層、前記第1パッシベーション層、および前記ゲート電極を覆う第2パッシベーション層と
を備える、請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。 - 窒化物半導体によって構成された電子走行層と、
前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、
前記電子供給層上の一部に形成され、前記電子供給層よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層と、
前記電子供給層上または前記ステップ層上の一部に形成され、アクセプタ型不純物を含むゲート層と、
前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、
前記電子供給層と接しているソース電極およびドレイン電極と
を備える窒化物半導体装置であって、
前記ステップ層は、平面視において前記ゲート層の外側に延出する延出部を含み、
前記延出部は、アンドープ層によって構成されており、
前記窒化物半導体装置は、
前記延出部上に形成された第1パッシベーション層と、
前記電子供給層、前記第1パッシベーション層、および前記ゲート電極を覆う第2パッシベーション層と
をさらに備える、窒化物半導体装置。 - 前記第1パッシベーション層は、前記延出部上に形成されているが、前記ゲート層の上面には形成されていない、請求項4または5に記載の窒化物半導体装置。
- 前記ゲート層は、前記ステップ層上に形成されている、請求項5または6に記載の窒化物半導体装置。
- 前記ステップ層は、前記延出部と隣接しているベース部をさらに含み、
前記ベース部は、前記延出部よりも小さい厚さを有し、
前記ゲート層は、前記ベース部上に形成されている、請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。 - 窒化物半導体によって構成された電子走行層と、
前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、
前記電子供給層上の一部に形成され、前記電子供給層よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層と、
前記電子供給層上または前記ステップ層上の一部に形成され、アクセプタ型不純物を含むゲート層と、
前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、
前記電子供給層と接しているソース電極およびドレイン電極と
を備え、
前記ステップ層は、平面視において前記ゲート層の外側に延出する延出部を含み、
前記延出部は、アンドープ層によって構成されており、
前記ステップ層は、前記延出部と隣接しているベース部をさらに含み、
前記ベース部は、前記延出部よりも小さい厚さを有し、
前記ゲート層は、前記ベース部上に形成されている、窒化物半導体装置。 - 前記ステップ層は、開口部を含み、
前記ゲート層は、前記開口部内において、前記電子供給層上に形成されている、請求項5または6に記載の窒化物半導体装置。 - 前記ゲート層は、
前記ゲート電極が形成される上面と、
前記上面とは反対側の底面と、
前記上面および前記底面の間に延在する側面と
を含み、前記底面の端部には、前記側面から凹んだ段差が形成されており、
前記窒化物半導体装置は、
前記段差に形成され、前記電子供給層および前記ステップ層とは異なる組成を有する窒化物半導体によって構成されたマスク部
をさらに備える、請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。 - 窒化物半導体によって構成された電子走行層と、
前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、
前記電子供給層上の一部に形成され、前記電子供給層よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層と、
前記電子供給層上または前記ステップ層上の一部に形成され、アクセプタ型不純物を含むゲート層と、
前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、
前記電子供給層と接しているソース電極およびドレイン電極と
を備える窒化物半導体装置であって、
前記ステップ層は、平面視において前記ゲート層の外側に延出する延出部を含み、
前記延出部は、アンドープ層によって構成されており、
前記ゲート層は、
前記ゲート電極が形成される上面と、
前記上面とは反対側の底面と、
前記上面および前記底面の間に延在する側面と
を含み、前記底面の端部には、前記側面から凹んだ段差が形成されており、
前記窒化物半導体装置は、
前記段差に形成され、前記電子供給層および前記ステップ層とは異なる組成を有する窒化物半導体によって構成されたマスク部
をさらに備える、窒化物半導体装置。 - 前記マスク部は、SiNから形成される、請求項11または12に記載の窒化物半導体装置。
- 前記電子走行層は、GaNから形成され、
前記電子供給層は、AlxGa1-xNから形成され、
前記ステップ層は、GaNから形成され、
前記ゲート層は、前記アクセプタ型不純物を含むGaNから形成され、
0.1<x<0.3である、請求項1~13のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。 - 前記電子走行層は、GaNから形成され、
前記電子供給層は、AlxGa1-xNから形成され、
前記ステップ層は、GaNから形成され、
前記ゲート層は、前記アクセプタ型不純物を含むGaNから形成され、
0.1<x<0.3であり、
前記マスク部は、AlyGa1-yNから形成され、x≦y≦1である、請求項11または12に記載の窒化物半導体装置。 - 前記ステップ層は、25nm以下の厚さを有する、請求項1~15のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
- 前記ステップ層は、15nm以下の厚さを有する、請求項1~16のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
- 前記延出部は、
平面視において前記ゲート層の外側に、前記ソース電極と前記電子供給層とのコンタクトに向かって延出する第1延出部と、
平面視において前記ゲート層の外側に、前記ドレイン電極と前記電子供給層とのコンタクトに向かって延出する第2延出部と
を含み、前記第1延出部は、前記第2延出部よりも小さい幅を有する、請求項1~17のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。 - 前記第1延出部は、0.1μm以上0.3μm以下の幅を有する、請求項18に記載の窒化物半導体装置。
- 前記第2延出部は、0.1μm以上0.8μm以下の幅を有する、請求項18または請求項19に記載の窒化物半導体装置。
- 前記ステップ層は、1×1018cm-3以下の濃度のアクセプタ型不純物を含む、請求項1~20のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
- 前記ゲート層は、1×1019cm-3以上3×1019cm-3以下の濃度のアクセプタ型不純物を含む、請求項1~21のうちのいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
- 窒化物半導体によって構成された電子走行層と、
前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、
前記電子供給層上の一部に形成され、前記電子供給層よりも小さなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成されたステップ層と、
前記電子供給層上または前記ステップ層上の一部に形成され、アクセプタ型不純物を含むゲート層と、
前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、
前記電子供給層と接しているソース電極およびドレイン電極と
を備え、
前記ステップ層は、平面視において前記ゲート層の外側に延出する延出部を含み、
前記延出部は、アンドープ層によって構成されており、
前記電子走行層は、凹部を含み、前記ゲート層は、平面視において、前記凹部と同じ領域に形成されている、窒化物半導体装置。
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