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JP7548184B2 - 走行速度制御装置およびこれを搭載する車両 - Google Patents
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JP7548184B2 - 走行速度制御装置およびこれを搭載する車両 - Google Patents

走行速度制御装置およびこれを搭載する車両 Download PDF

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Description

本発明は、走行速度制御装置およびこれを搭載する車両に関する。
従来、この種の装置としては、車両の現在置が地図データにおいて道路上にあるか否かを判定し、現在地が道路上にないと判定したときには、車両の急発進を防止する制御を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、上述の制御により、運転者の意図する操作を妨げることなく、車両の急発進や暴走を抑止している。
特開2009-149258号公報
しかしながら、上述の装置では、すべての地点に対して地図データに道路であるか道路以外であるかの情報を記憶するため、膨大なデータを記憶させる必要がある。また、駐車場内の走行通路などのように道路上ではない地点でもある程度の車速が必要な地点も存在する。さらに、法定速度が定められている道路上においても見通しの悪い交差点や公園の近傍、急カーブなどでは法定速度より低い走行速度でも感覚的に速度超過と感じる場合もある。
本発明の走行速度制御装置およびこれを搭載する車両は、地図上の道路であるか否かに拘わらずに各地点でより適正な走行速度で走行することができるようにすることを主目的とする。
本発明の走行速度制御装置およびこれを搭載する車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の走行速度制御装置は、
車両に搭載される走行速度制御装置であって、
走行速度が、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎に地点基準速度を記憶する地点基準速度記憶領域から得られる現在地点に対する地点基準速度から許容範囲内となるように走行速度制限を行なう、
ことを特徴とする。
本発明の走行速度制御装置では、走行速度が、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎に地点基準速度を記憶する地点基準速度記憶領域から得られる現在地点に対する地点基準速度から許容範囲内となるように走行速度制限を行なう。これにより、走行地点が地図上において道路上であるか否かに拘わらず、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎の地点基準速度から許容範囲内の走行速度とすることができる。この結果、各地点でより適正な走行速度で走行することができる。
本発明の走行速度制御装置において、前記地点基準速度記憶領域はクラウド上に設けられており、走行の際に走行地点と走行速度データとを前記地点基準速度記憶領域に送信する送信部を有するものとしてもよい。こうすれば、自車の走行速度データを地点基準速度に反映させることができる。
本発明の走行速度制御装置において、前記地点基準速度記憶領域は前記走行速度制御装置が搭載された車両内に設けられており、走行の際に走行地点と走行速度データとを前記地点基準速度記憶領域に記憶すると共に所定のタイミングで地点毎の走行速度データに基づいて前記地点基準速度を設定するものとしてもよい。こうすれば、自車の過去の走行速度データに基づいて各地点の地点基準速度が設定されるから、各地点の地点基準速度を車両ユーザの走行状態に応じたものとすることができる。
本発明の走行速度制御装置において、前記地点基準速度は、各地点における複数の走行速度データのうち最大走行速度をその地点の地点基準速度として設定されているものとしてもよい。こうすれば、過剰に走行速度制限が課されるのを防止することができる。
本発明の走行速度制御装置において、走行地点の地点基準速度が走行地点から所定範囲内で隣接する地点の地点基準速度より小さいときには、前記隣接する地点の地点基準速度から前記許容範囲内となるように走行速度制限を行なうものとしてもよい。こうすれば、現在地点を隣接する地点であると誤検出したときや立体交差している地点を走行しているときでも地点基準速度が大きい方が優先されるから、過剰な走行速度制限を回避することができる。
本発明の車両は、上述のいずれかの走行速度制御装置、即ち、基本的には、車両に搭載される走行速度制御装置であって、走行速度が、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎に地点基準速度を記憶する地点基準速度記憶領域から得られる現在地点に対する地点基準速度から許容範囲内となるように走行速度制限を行なうことを特徴とする走行速度制御装置を搭載する。したがって、本発明の車両は、本発明の走行速度制御装置がそうする効果、例えば、走行地点が地図上において道路上であるか否かに拘わらず、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎の地点基準速度から許容範囲内の走行速度とすることができるという効果、即ち、各地点でより適正な走行速度で走行することができるという効果を奏することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の一例をハイブリッドECU50を中心にブロックとして示すブロック図である。 ハイブリッドECU50により実行される走行速度制限処理の一例を示すフローチャートである。 ハイブリッドECU50により実行される地点基準速度設定処理の一例を示すフローチャートである。 道路210と道路210沿いの駐車場220とにおける地点基準速度Vlimの一例を示す説明図である。 変形例のクラウド100Bの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例としての走行速度制御装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の一例をハイブリッド電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUという。)50を中心にブロックとして示すブロック図である。走行速度制御装置としてはハイブリッドECU50が該当する。図示するように、実施例のハイブリッド自動車20は、動力源としてエンジンEGとモータMGとを備える。実施例のハイブリッド自動車20は、走行モードとして、バッテリ40の蓄電割合SOCを減少させるように電動走行を優先させるCDモード(Charge Depletingモード)と、バッテリ40の蓄電割合SOCを目標割合に維持するように電動走行とハイブリッド走行とを併用するCSモード(Charge Sustainingモード)と、を切り替えて走行する。電動走行は、エンジンEGの運転を停止した状態でモータMGからの動力だけで走行するモードであり、ハイブリッド走行は、エンジンEGを運転してエンジンEGからの動力とモータMGからの動力とにより走行するモードである。
実施例のハイブリッド自動車20は、動力源の他に、イグニッションスイッチ21、GPS(Global Positioning System, Global Positioning Satellite)22、車載カメラ24、ミリ波レーダー26、加速度センサ28、車速センサ30、アクセルセンサ32、ブレーキセンサ34、モード切替スイッチ36、電池アクチュエータ38、バッテリ40、エアコン用電子制御ユニット(以下、エアコンECUという。)42、エアコン用コンプレッサ44、ハイブリッドECU50、アクセルアクチュエータ60、ブレーキアクチュエータ62、ブレーキ装置64、表示装置66、走行状態インジケータ67、メーター68、DCM(Data Communication Module)70、記憶装置72、ナビゲーションシステム80などを備える。
GPS22は、複数のGPS衛星から送信される信号に基づいて車両の位置を検出する装置である。車載カメラ24は、車両の周囲を撮像するカメラであり、例えば、車両前方を撮像する前方用カメラや車両後方を撮像する後方用カメラなどが該当する。ミリ波レーダー26は、自車両と前方の車両との車間距離や相対速度を検知したり、自車両と後方の車両との車間距離や相対速度を検知する。
加速度センサ28は、例えば、車両の前後方向の加速度を検出したり、車両の左右方向(横方向)の加速度を検出するセンサである。車速センサ30は、車輪速などに基づいて車両の車速を検出する。アクセルセンサ32は、運転者のアクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル開度などを検出する。ブレーキセンサ34は、運転者のブレーキペダルの踏み込み量としてのブレーキポジションなどを検出する。モード切替スイッチ36は、運転席のハンドル近傍に配置されて、CDモードとCSモードとを切り替えるためのスイッチである。
電池アクチュエータ38は、バッテリ40の状態、例えば端子間電圧、充放電電流、バッテリ温度を検出しており、これらに基づいてバッテリ40を管理する。電池アクチュエータ38は、充放電電流に基づいて全蓄電容量に対する残存蓄電容量の割合としての蓄電割合SOCを演算したり、蓄電割合SOCやバッテリ温度などに基づいてバッテリ40から出力してもよい許容最大出力電力(出力制限Wout)やバッテリ40に入力してもよい許容最大入力電力(入力制限Win)を演算する。バッテリ40は、充放電可能な二次電池として構成されており、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池、鉛蓄電池などを用いることができる。
エアコンECU42は、図示しないがCPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM、フラッシュメモリ、入力ポート、出力ポート、通信ポートなどを備える。エアコンECU42は、乗員室を空気調和する空調装置に組み込まれており、乗員室の温度が設定された温度となるように空調装置におけるエアコン用コンプレッサ44を駆動制御する。
エンジンEGは、例えば内燃機関として構成されている。モータMGは、例えば同期発動電動機などの発電機としても機能する電動機として構成されている。モータMGは、図示しないがインバータを介してバッテリ40に接続されており、バッテリ40から供給される電力を用いて駆動力を出力したり、発電した電力によりバッテリ40を充電したりすることができる。
ハイブリッドECU50は、図示しないがCPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM、フラッシュメモリ、入力ポート、出力ポート、通信ポートなどを備える。ハイブリッドECU50は、走行モードを設定したり、設定した走行モードや、アクセルセンサ32からのアクセル開度、ブレーキセンサ34からのブレーキポジション、電池アクチュエータ38からの出力制限および入力制限に基づいてエンジンEGの目標運転ポイント(目標回転数や目標トルク)やモータMGのトルク指令を設定する。
ハイブリッドECU50は、電動走行するときには、アクセルセンサ32からのアクセル開度や車速センサ30からの車速に基づいて要求駆動力や要求パワーを設定し、車両に要求駆動力や要求パワーを出力するようにモータMGのトルク指令を設定し、設定したトルク指令をアクセルアクチュエータ60に送信する。ハイブリッドECU50は、ハイブリッド走行するときには、車両に要求駆動力や要求パワーを出力するようにエンジンEGの目標運転ポイントとモータMGのトルク指令とを設定し、目標運転ポイントとトルク指令とをアクセルアクチュエータ60に送信する。また、ハイブリッドECU50は、ブレーキペダルが踏み込まれたときには、ブレーキセンサ34からのブレーキポジションや車速センサ30からの車速に基づいて要求制動力を設定し、要求制動力や車速に基づいてモータMGを回生制御するための回生用のトルク指令を設定すると共に、ブレーキ装置による目標制動力を設定し、トルク指令についてはアクセルアクチュエータ60に送信し、目標制動力についてはブレーキアクチュエータ62に送信する。
アクセルアクチュエータ60は、ハイブリッドECU50により設定された目標運転ポイントやトルク指令によりエンジンEGやモータMGを駆動制御する。アクセルアクチュエータ60は、エンジンEGが目標運転ポイント(目標回転数や目標トルク)で運転されるように、吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御、吸気バルブ開閉タイミング制御などを行なう。また、アクセルアクチュエータ60は、モータMGからトルク指令に相当するトルクが出力されるようにモータMGを駆動するためのインバータが有するスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ブレーキアクチュエータ62は、ハイブリッドECU50により設定された目標制動力がブレーキ装置64により車両に作用するようにブレーキ装置64を制御する。ブレーキ制御装置64は、例えば油圧駆動の摩擦ブレーキとして構成されている。
表示装置66は、例えば運転席前方のインストールパネルに組み込まれており、各種情報を表示する。走行状態インジケータ67は、図示しないがEVインジケータとHVインジケータとを有し、モータ走行しているときには、EVインジケータを点灯すると共にHVインジケータを消灯し、ハイブリッド走行しているときには、EVインジケータを消灯すると共にHVインジケータを点灯する。メーター68は、例えば運転席前方のインストールパネルに組み込まれている。
DCM(Data Communication Module)70は、図示しない道路交通情報管理センターからの道路交通情報を記憶するクラウド100に設けられた道路交通情報記憶領域110にアクセスし、自車両の情報をクラウド100の記憶領域に送信したり、クラウド100の道路交通情報記憶領域110から自車両の周辺の道路交通情報を受信したりする。自車両の情報としては、例えば、自車両の位置や、車速、走行パワー、走行モードなどを挙げることができる。道路交通情報としては、例えば、現在や将来の渋滞に関する情報や、走行経路上の区間における現在の平均車速や将来の平均車速の予測値に関する情報、交通規制に関する情報、天候に関する情報、路面状態に関する情報、地図に関する情報などを挙げることができる。
記憶装置72は、ハードディスクなどにより構成されており、地点基準速度記憶領域74が設けられている。なお、記憶装置72には、地点基準速度記憶領域74の他に種々の記憶領域が設けられている。
ナビゲーションシステム80は、自車両を設定した目的地に誘導するシステムであり、表示部82と地図情報データベース84とを備える。ナビゲーションシステム80は、DCM(Data Communication Module)70を介してクラウド100にも受けられた道路交通情報記憶領域110から自車両の周辺の道路交通情報を取得して経路案内を行なう。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に地点基準速度を用いて走行速度制限を行なう際の動作について説明する。図2は、実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッドECU50により実行される走行速度制限処理の一例を示すフローチャートである。この走行速度制限処理は、走行中は繰り返し実行される。
走行速度制限処理を実行すると、ハイブリッドECU50は、まず、GPS22により検出される現時点の走行地点P(d)と車速センサ30により検出される車速Vとを入力する(ステップS100)。続いて、記憶装置72の地点基準速度記憶領域74から走行地点P(d)を含む周辺の地点基準速度Vlim(P(n))を入力し(ステップS110)、走行地点P(d)の地点基準速度(P(d))が存在するか否かを判定する(ステップS120)。地点基準速度Vlim(P(n))は、過去にその地点P(d)を走行したときの地点P(d)と車速Vとを記憶し、後述する図3に例示する地点基準速度設定処理により設定されるものである。したがって、過去に走行したことがある地点であれば地点基準速度Vlim(P(n))が設定されており、過去に走行したことがない地点であれば地点基準速度Vlim(P(n))は設定されていない。走行地点P(d)の地点基準速度(P(d))が存在しないと判定したときには、現時点の走行地点P(d)と車速Vとを記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に記憶し(ステップS170)、本処理を終了する。走行地点P(d)と車速Vとが記憶されると、図3に例示する地点基準速度設定処理が実行され、走行地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))が設定される。地点基準速度Vlim(P(n))の設定処理については後述する
ステップS120で走行地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))が存在すると判定したときには、隣接する所定範囲内の地点P(r)の地点基準速度Vlim(P(r))を抽出し(ステップS140)、走行地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))と抽出した地点基準速度Vlim(P(r))とのうち最大のものを実行用地点基準速度Vlim*として設定する(ステップS140)。ここで、所定範囲はGPS22による走行地点P(d)の検出誤差程度であり、例えば3mや5mなどを用いることができる。走行地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))と隣接する所定範囲内の地点P(r)の地点基準速度Vlim(P(r))とのうち最大のものを実行用地点基準速度Vlim*として設定するのは、GPS22による走行地点P(d)の検出誤差により、過剰に走行速度が制限されるのを抑止するためである。
こうして実行用地点基準速度Vlim*を設定すると、車速Vが実行用地点基準速度Vlim*に余裕値αを加えたものより大きいか否かを判定する(ステップS150)。余裕値αは、例えば10km/hの範囲内で実行用地点基準速度Vlim*の1割や2割程度を用いることができる。即ち、走行地点P(d)の過去の走行速度を過剰に大きくしない範囲としているのである。車速Vが実行用地点基準速度Vlim*に余裕値αを加えたものより大きいときには、車速Vが実行用地点基準速度Vlim*に余裕値αを加えたものとなるようにアクセルアクチュエータ60によりエンジンEGやモータMGを制御したりブレーキアクチュエータ62によりブレーキ装置64を制御する(ステップS160)。そして、現時点の走行地点P(d)と制御後の車速Vとを記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に記憶し(ステップS170)、本処理を終了する。
ステップS150で車速Vが実行用地点基準速度Vlim*に余裕値αを加えたもの以下であると判定したときには、現時点の走行地点P(d)と車速Vとを記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に記憶し(ステップS170)、本処理を終了する。
次に、図3に例示する地点基準速度設定処理について説明する。この処理は、走行地点P(d)と車速Vとが記憶されたときに実行される。地点基準速度設定処理が実行されると、ハイブリッドECU50は、まず、記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に走行地点P(d)と車速Vとが記憶されたか否かを判定する(ステップS200)。記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に走行地点P(d)と車速Vとが記憶されていないと判定したときには、本処理を終了する。
ステップS200で記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に走行地点P(d)と車速Vとが記憶されたと判定したときには、記憶装置72の地点基準速度記憶領域74から走行地点P(d)の所定期間内に記憶した車速Vを入力し(ステップS210)、それらのうちの最大の車速Vを地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))として設定し(ステップS220)、設定した地点基準速度Vlim(P(d))を記憶装置72の地点基準速度記憶領域74に記憶して(ステップS230)、本処理を終了する。
図4は、道路210と道路210沿いの駐車場220とにおける地点基準速度Vlimの一例を示す説明図である。図中、速度表示は地点基準速度Vlimであり、道路210の通行帯212では30km/h、駐車場220における道路210からの出入口の通路222では5km/h、駐車場220における道路210から最も離れた通路223では5km/h、駐車場220における中央の通路224では4km/h、駐車場220における最左の通路225では5km/h、駐車場220における道路210の通行帯212の近傍の通路226では7km/hが設定されている。道路210の通行帯212や駐車場220の各通路222~225では、車速Vはそれぞれに設定された地点基準速度Vlimに余裕遅αを加えた値に制限される。道路210の通行帯212の近傍の駐車場220の通路226では、地点基準速度Vlimは7km/hであるが、所定範囲内の地点基準速度Vlimとして通行帯212の30km/hが抽出されると、GPS22による走行地点P(d)の検出誤差により通路226を走行しているのか通行帯212を走行しているのかの判定に誤りが生じることに備えて、車速Vは大きい方の30km/hに余裕遅αを加えた値に制限されることになる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、過去に走行したときの地点P(d)と車速Vとに基づいて地点P(d)の地点基準速度VlimP(d))を設定して記憶しておき、地点P(d)を走行するときに記憶した地点基準速度VlimP(d))を入力し、車速Vを地点基準速度Vlim(P(d))に余裕値αを加えた値に制限する。これにより、地図データ上の道路であるか否かに拘わらずに各地点P(n)でより適正な走行速度で走行することができる。しかも、車速Vを地点基準速度Vlim(P(d))に余裕値αを加えた値に制限するから、走行速度を過剰に制限しないものとできる。また、過去の地点P(d)の車速Vのうち最大の車速Vを地点基準速度VlimP(d))として設定するから、走行速度を過剰に制限しないものとできる。
実施例のハイブリッド自動車20では、過去に走行したときの地点P(d)と車速Vとに基づいて地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))を設定して記憶しておき、地点P(d)を走行するときに記憶した地点基準速度Vlim(P(d))を入力し、車速Vを地点基準速度Vlim(P(d))に余裕値αを加えた値に制限するものとした。しかし、図5の変形例に示すように、地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))はクラウド100Bに設けられた地点基準速度記憶領域120に記憶されているものとし、地点P(d)を走行するときにクラウド100に設けられた地点基準速度記憶領域120から地点P(d)に対応する地点基準速度Vlim(P(d))を取得し、車速Vを地点基準速度Vlim(P(d))に余裕値αを加えた値に制限するものとしてよい。この場合、複数の車両から受信した地点P(d)の車速Vに基づいて地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))を設定することができる。このため、過去に走行したことのない地点であっても地点基準速度Vlimによる走行速度制限を行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、車速Vを地点基準速度Vlim(P(d))に余裕値αを加えた値に制限するものとしたが、車速Vを地点基準速度Vlim(P(d))で制限するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、記憶装置72の地点基準速度記憶領域74から走行地点P(d)の所定期間内に記憶した車速Vのうちの最大の車速Vを地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))として設定するものとしたが、最大から2番目の車速Vを地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))として設定したり、平均の車速Vを地点P(d)の地点基準速度Vlim(P(d))として設定したりしてもよい。
実施例では、走行速度制御装置をハイブリッド自動車20に搭載するものとしたが、走行速度制御装置は、速度制御を行なうことができる自動車であればよいから、エンジンEGを備えない電気自動車や、燃料電池自動車に搭載されるものとしてもよいし、走行用のモータを備えない自動車に搭載されるものとしてもよい。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、走行速度制御装置およびこれを搭載する自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、21 イグニッションスイッチ、22 GPS、24 車載カメラ、26 ミリ波レーダー、28 加速度センサ、30 車速センサ、32 アクセルセンサ、34 ブレーキセンサ、36 モード切替スイッチ、38 電池アクチュエータ、40 バッテリ、42 エアコン用電子制御ユニット(エアコンECU)、44 エアコン用コンプレッサ、50 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、60 アクセルアクチュエータ、62 ブレーキアクチュエータ、64 ブレーキ装置、66 表示装置、67 走行状態インジケータ、68 メーター、70 DCM、72 記憶装置、74 地点基準速度記憶領域、80 ナビゲーションシステム、82 表示部、84 地図情報データベース、100,100B クラウド、110 道路交通情報記憶領域、120 地点基準速度記憶領域、210 道路、212 通行帯、220 駐車場、222~226 通路、EG エンジン、MG モータ。

Claims (7)

  1. 車両に搭載される走行速度制御装置であって、
    走行速度が、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎に地点基準速度を記憶する地点基準速度記憶領域から得られる現在地点に対する地点基準速度から許容範囲内となるように走行速度制限を行ない、
    前記地点基準速度は、各地点における複数の走行速度データのうち最大走行速度をその地点の地点基準速度として設定されている、
    走行速度制御装置。
  2. 車両に搭載される走行速度制御装置であって、
    走行速度が、地点毎の走行速度データに基づいて設定された地点毎に地点基準速度を記憶する地点基準速度記憶領域から得られる現在地点に対する地点基準速度から許容範囲内となるように走行速度制限を行ない、
    走行地点の地点基準速度が走行地点から所定範囲内で隣接する地点の地点基準速度より小さいときには、前記隣接する地点の地点基準速度から前記許容範囲内となるように走行速度制限を行なう、
    走行速度制御装置。
  3. 請求項1または2記載の走行速度制御装置であって、
    前記地点基準速度記憶領域は、クラウド上に設けられており、
    走行の際に走行地点と走行速度データとを前記地点基準速度記憶領域に送信する送信部を有する、
    走行速度制御装置。
  4. 請求項1または2記載の走行速度制御装置であって、
    前記地点基準速度記憶領域は、前記走行速度制御装置が搭載された車両内に設けられており、
    走行の際に走行地点と走行速度データとを前記地点基準速度記憶領域に記憶すると共に所定のタイミングで地点毎の走行速度データに基づいて前記地点基準速度を設定する、
    走行速度制御装置。
  5. 請求項2記載の走行速度制御装置であって、
    前記地点基準速度記憶領域は、前記走行速度制御装置が搭載された車両内に設けられており、
    走行の際に走行地点と走行速度データとを前記地点基準速度記憶領域に記憶すると共に所定のタイミングで地点毎の走行速度データに基づいて前記地点基準速度を設定する、
    走行速度制御装置。
  6. 請求項1記載の走行速度制御装置であって、
    走行地点の地点基準速度が走行地点から所定範囲内で隣接する地点の地点基準速度より小さいときには、前記隣接する地点の地点基準速度から前記許容範囲内となるように走行速度制限を行なう、
    走行速度制御装置
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれか1つの請求項に記載の走行速度制御装置を搭載する車両。
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