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JP7658228B2 - 運転支援システム - Google Patents
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JP7658228B2 - 運転支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、運転支援システムに関する。
従来、この種の運転支援システムとしては、自車両の前方を走行する先行車両の経済走行度を取得し、自車両に搭載された案内部によって先行車両の経済走行度に関する案内を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、先行車両の経済走行度に関する情報を自車両の運転者に案内することにより、先行車両の影響下において経済走行度を向上させるための運転が可能であるか否かを運転者が判断できるようにしている。
特開2014-92795号公報
上述の運転支援システムは、追従車両の運転者が、先行車両の影響下において経済走行度を向上させるための運転が可能であるか否かを判断できるものであり、先行車両は、追従車両の燃費などを考慮せずに走行することになる。このため、車群全体の経済走行度が向上しない場合がある。
本発明の運転支援システムは、車群全体の経済走行度の向上を図ることを主目的とする。
本発明の運転支援システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の運転支援システムは、
先行車両と、前記先行車両に追従する少なくとも1台の追従車両と、を含む車群の少なくとも前記先行車両に対して運転支援を行なう運転支援システムであって、
前記車群の全体の経済走行度が向上する経済走行の実行条件が成立しているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記実行条件が成立していると判定されたときに、少なくと前記先行車両に対して前記経済走行を行なうように指示する指示部と、
を備えることを要旨とする。
本発明の運転支援システムでは、判定部と指示部とを備える。判定部は、先行車両と先行車両に追従する少なくとも1台の追従車両とを含む車群全体の経済走行度が向上する経済走行の実行条件が成立しているか否かを判定する。指示部は、判定部により実行条件が成立していると判定されたときに、少なくと先行車両に対して経済走行を行なうように指示する。これにより、車群全体の経済走行度の向上を図ることができる。ここで、「車群全体の経済走行度」は、車群全体の二酸化炭素の排出量やエネルギ消費量が少ないほど良好となるように設定された指標であればよく、車群全体の二酸化炭素の排出量、エネルギ消費量(エンジン車やハイブリッド車、燃料電池車での燃料消費量、電気自動車での電力消費量)、エネルギ効率(エンジン車やハイブリッド車、燃料電池車での燃費、電気自動車での電費)などを挙げることができる。
本発明の運転支援システムにおいて、前記指示部は、前記判定部により前記実行条件が成立していないと判定されたときに、前記実行条件が成立する経済走行用ルートを検索し、少なくとも前記先行車両に対して、前記経済走行用ルートを走行して且つ前記経済走行を行なうように指示するものとしてもよい。こうすれば、判定部により実行条件が成立していないと判定されたときでも、車群全体の経済走行度の向上を図ることができる。
本発明の運転支援システムにおいて、少なくとも前記先行車両の運転者および/または所有者に対して、前記経済走行を行なったことによる前記車群の全体の前記経済走行度の向上程度に基づくインセンティブを付与する付与部を更に備えるものとしてもよい。また、少なくとも前記先行車両の運転者に対して、前記経済走行を行なったことによる前記車群の全体の前記経済走行度の向上程度を報知する報知部を更に備えるものとしてもよい。これらのようにすれば、経済走行のメリットを運転者に感じさせることができる。
本発明の一実行例としての運転支援システム10の構成の概略を示す構成図である。 クラウドサーバCSにより実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実行するための形態を実行例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実行例としての運転支援システム10の構成の概略を示す構成図である。図示するように、運転支援システム10は、複数の自動車20およびクラウドサーバCSを備える。実行例では、複数の自動車20は、それぞれ、プラグインハイブリッド車として構成されている。具体的には、複数の自動車20は、それぞれ、動力源としてエンジンEGおよびモータMGを備えると共にモータMGと電力をやりとりするバッテリBTを備え、自宅や充電ステーションなどで外部電源からの電力を用いてバッテリBTを充電する外部充電が可能となっている。また、複数の自動車20は、それぞれ、エンジンEGやモータMG、バッテリBTに加えて、イグニッションスイッチ21、GPS(Global Positioning System, Global Positioning Satellite)22、車載カメラ24、ミリ波レーダー26、加速度センサ28、車速センサ30、アクセルセンサ32、ブレーキセンサ34、走行タイプスイッチ36、クルーズコントロールスイッチ38、電池アクチュエータ40、メイン電子制御ユニット(以下、「メインECU」という)50、アクセルアクチュエータ60、ブレーキアクチュエータ62、ブレーキ装置64、表示装置66、メーター68、ナビゲーションシステム70、DCM(Data Communication Module)80なども備える。
エンジンEGは、例えば内燃機関として構成されている。モータMGは、例えば同期発動電動機として構成されている。モータMGは、図示しないがインバータを介してバッテリBTに接続されており、バッテリBTから供給される電力を用いて駆動力を出力したり、発電した電力によりバッテリBTを充電したりすることができる。バッテリBTは、充放電可能な二次電池として構成されており、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などを用いることができる。
GPS22は、複数のGPS衛星から送信される信号に基づいて車両の位置を検出する装置である。車載カメラ24は、車両の周囲を撮像するカメラであり、例えば、車両前方を撮像する前方用カメラや車両後方を撮像する後方用カメラなどが該当する。ミリ波レーダー26は、自車両と前方の車両との車間距離や相対速度を検知したり、自車両と後方の車両との車間距離や相対速度を検知したりする。
加速度センサ28は、例えば、車両の前後方向の加速度(前後加速度)を検出したり、車両の左右方向の加速度(左右加速度)を検出したりする。車速センサ30は、車輪速などに基づいて車速(車体速)を検出する。アクセルセンサ32は、運転者のアクセルペダルの踏み込み量としてのアクセル開度などを検出する。ブレーキセンサ34は、運転者のブレーキペダルの踏み込み量としてのブレーキポジションなどを検出する。
走行タイプスイッチ36は、運転席のハンドル近傍に配置され、走行タイプを切り替えるためのスイッチである。走行タイプとしては、例えば、ノーマルタイプや、ノーマルタイプよりも走行性能を優先するスポーツタイプ、ノーマルタイプよりもエネルギ効率(燃費)を優先するエコタイプなどを挙げることができる。
クルーズコントロールスイッチ38は、運転席のハンドル近傍に配置され、クルーズコントロールの実行を指示するためのスイッチである。クルーズコントロールとしては、車速を略一定に保持しながら走行する車速制御や、前方の車両との車間距離を略一定に保持しながら走行する車間制御を挙げることができる。車速制御と車間制御との選択は、例えば、前方の所定距離内に他車両が存在するか否かなどにより行なったり、運転者の指示(操作)に応じて行なったりすることができる。
電池アクチュエータ40は、バッテリBTの状態、例えば端子間電圧、充放電電流、温度を検出しており、これらに基づいてバッテリBTを管理する。電池アクチュエータ40は、充放電電流に基づいてバッテリBTの全蓄電容量に対する残存蓄電容量の割合としての蓄電割合を演算する。
メインECU50は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。メインECU50は、走行モードを設定する。ここで、走行モードとしては、エンジンEGからの動力を用いずにモータMGからの動力だけで走行する電動走行モードや、エンジンEGからの動力を用いて走行するハイブリッド走行モードを挙げることができる。電動走行モードとハイブリッド走行モードとの選択は、例えば、アクセル開度や車速に基づく要求駆動力や、バッテリBTの蓄電割合などに基づいて行なうことができる。
メインECU50は、走行モードや、車速センサ30からの車速、アクセルセンサ32からのアクセル開度、ブレーキセンサ34からのブレーキポジションに基づいて、エンジンEGの目標運転ポイント(目標回転数や目標トルク)やモータMGのトルク指令を設定したりする。
具体的には、メインECU50は、電動走行モードでアクセルオンのときには、アクセル開度や車速に基づいて要求駆動力を設定し、車両に要求駆動力を出力するようにモータMGのトルク指令を設定し、設定したトルク指令をアクセルアクチュエータ60に送信する。また、メインECU50は、ハイブリッド走行モードでアクセルオンのときには、車両に要求駆動力を出力するようにエンジンEGの目標運転ポイントとモータMGのトルク指令とを設定し、目標運転ポイントとトルク指令とをアクセルアクチュエータ60に送信する。さらに、メインECU50は、アクセルオフかつブレーキオフのときやブレーキオンのときには、ブレーキポジションや車速に基づいて要求制動力を設定し、要求制動力や車速に基づいてモータMGを回生制御するための回生用のトルク指令を設定すると共に、ブレーキ装置64による目標制動力を設定し、トルク指令をアクセルアクチュエータ60に送信すると共に目標制動力をブレーキアクチュエータ62に送信する。加えて、メインECU50は、クルーズコントロールスイッチ38がオンのときには、アクセル開度や車速に基づいて要求駆動力を設定したり、ブレーキポジションや車速に基づいて要求制動力を設定したりするのに代えて、車速制御の場合に車速が目標車速となるように要求駆動力を設定したり、車間制御の場合に前方の車両との車間距離が目標車間距離となるように要求駆動力を設定したりする。
アクセルアクチュエータ60は、メインECU50により設定された目標運転ポイントやトルク指令によりエンジンEGやモータMGを駆動制御する。具体的には、アクセルアクチュエータ60は、エンジンEGが目標運転ポイント(目標回転数や目標トルク)で運転されるように、吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御、吸気バルブ開閉タイミング制御などを行なう。また、アクセルアクチュエータ60は、モータMGからトルク指令に相当するトルクが出力されるように、モータMGを駆動するためのインバータの複数スイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ブレーキアクチュエータ62は、メインECU50により設定された目標制動力がブレーキ装置64により車両に作用するようにブレーキ装置64を制御する。ブレーキ装置64は、例えば油圧駆動の摩擦ブレーキとして構成されている。
表示装置66は、例えば運転席前方のインストールパネルに組み込まれており、各種情報を表示する。メーター68は、例えば運転席前方のインストールパネルに組み込まれている。
ナビゲーションシステム70は、自車両を設定した目的地に誘導するシステムであり、表示部72と地図情報データベース74とを備える。表示部72は、地図情報などを表示する。地図情報データベース74には、地図情報として、各区間における道路の距離情報や幅員情報、種別情報(一般道路、高速道路)、勾配情報、法定速度などが記憶されている。ナビゲーションシステム70は、目的地が設定されると、目的地の情報とGPS22により取得した現在地(現在の自車両の位置)の情報と地図情報データベース74に記憶されている地図情報とに基づいて走行ルートを設定し、設定した走行ルートを表示部72に表示してルート案内を行なう。
DCM80は、メインECU50やナビゲーションシステム70がクラウドサーバCSや他車両と通信を行なうための通信装置である。メインECU50からDCM80を介してクラウドサーバCSに送信する自車両の車両情報としては、例えば、自車両の位置や、車速、駆動力、バッテリBTの蓄電割合、走行モード(電動走行モード、ハイブリッド走行モード)、走行タイプ(ノーマルタイプ、スポーツタイプ、エコタイプ)、クルーズコントロールの実行の有無、燃料消費量、燃費(走行距離/燃料消費量)などを挙げることができる。
クラウドサーバCSは、各車両と無線により通信可能に構成されている。このクラウドサーバCSには、各車両の車両情報や、上述の地図情報データベース74と同様の情報などが記憶されている。
次に、こうして構成された実行例の運転支援システム10の動作について説明する。図2は、クラウドサーバCSにより実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図2の処理ルーチンが実行されると、クラウドサーバCSは、最初に、先行車両とその先行車両に追従する少なくとも1台の追従車両とを含む車群が形成されているか否かを判定する(ステップS100)。この判定処理は、例えば、車群の形成条件が成立しているか否かを判定することにより行なうことができる。車群の形成条件としては、例えば、追従車両によるクルーズコントロール(車間制御)の実行を検知した条件や、先行車両と追従車両との間での前者に後者が追従する(車群を形成する)ことの合意を検知した条件などを挙げることができる。ステップS100で車群が形成されていないと判定したときには、本ルーチンを終了する。
ステップS100で車群が形成されていると判定したときには、その車群に含まれる各車両の単位時間(例えば1分など)当たりの二酸化炭素の排出量である単位時間CO2排出量Ep1[i](i:各車両に対応する変数)の総和として、車群全体の単位時間CO2排出量Sp1を推定する(ステップS110)。ここで、各車両の単位時間CO2排出量Ep1[i]は、各車両についての現在までの所定時間Tp(例えば、数分~数十分程度)の車速や駆動力、蓄電割合、燃料消費量、燃費(走行距離/燃料消費量)などのうちの少なくとも1つに基づいて推定することができる。
続いて、車群全体の二酸化炭素の排出量を低減するためのCO2低減制御の実行条件が成立しているか否かを判定し(ステップS120)、CO2低減制御の実行条件が成立していると判定したときには、CO2低減制御の開始指示を車群の各車両に送信すると共にその実行時間Tcrの計時を開始する(ステップS170)。車群の各車両は、CO2低減制御の開始指示を受信すると、CO2低減制御を開始する。実施例では、先行車両についてのCO2低減制御として、例えば、走行タイプをエコタイプにする処理や、路面勾配に応じたロードロードを考慮して車両が効率よく走行可能な車速範囲Rvを運転者に提案する処理、クルーズコントロール(車速制御)の実行を運転者に提案する処理、クルーズコントロール(車速制御)を実行している場合に車速範囲Rv内で走行させる処理などのうちの少なくとも1つを実行する。また、追従車両についてのCO2低減制御として、例えば、走行タイプをエコタイプにする処理や、走行抵抗(空気抵抗)を低減可能な車間距離Lvを運転者に提案する処理、クルーズコントロール(車間制御)の実行を運転者に提案する処理、クルーズコントロール(車間制御)を実行している場合に車間距離Lvで走行させる処理などのうちの少なくとも1つを実行する。したがって、CO2低減制御の実行条件としては、こうしたCO2低減制御の実行により車群全体の二酸化炭素の排出量の低減効果を十分に得られる可能性がある条件、例えば、高速道路を走行している条件などを挙げることができる。
そして、CO2低減制御の終了条件が成立するのを待つ(ステップS180)。ここで、CO2低減制御の終了条件としては、上述の実行条件が解消した条件や、車群の形成が解消した(全ての追従車両が離脱した)条件などを挙げることができる。
CO2低減制御の終了条件が成立すると、CO2低減制御の終了指示を各車両に送信すると共にその実行時間Tcの計時を終了する(ステップS190)。車群の各車両は、CO2低減制御の終了指示を受信すると、CO2低減制御を終了する。続いて、CO2低減制御を実行したときの、各車両の単位時間CO2排出量Ep2[i]の総和として、車群全体の単位時間CO2排出量Sp2を推定する(ステップS200)。ここで、各車両の単位時間CO2排出量Ep2[i]は、各車両についてのCO2低減制御の実行時間Tcrの車速や駆動力、蓄電割合、燃料消費量、燃費(走行距離/燃料消費量)などのうちの少なくとも1つに基づいて推定することができる。
そして、CO2低減制御を実行する前の車群全体の単位時間CO2排出量Sp1からCO2低減制御を実行したときの車群全体の単位時間CO2排出量Sp2を減じた値に、CO2低減制御の実行時間Tcrを乗じて、CO2低減制御を実行したことによる車群全体の二酸化炭素の排出量の低減量であるCO2低減量Scrを推定して、これを車群の各車両に送信する(ステップS210)。車群の各車両は、車群全体のCO2低減量Scrを受信すると、受信した車群全体のCO2低減量Scrを表示装置66またはナビゲーションシステム70の表示部72に表示する。これにより、車群の各車両の運転者に、車群全体のCO2低減量Scrを報知することができる。
また、車群全体のCO2低減量Scrに応じたインセンティブを車群の各車両の運転者や所有者(管理会社や運営会社など)に提供して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。ここで、インセンティブとしては、例えば、車群全体のCO2低減量Scrに応じた、補助金の交付や、各種料金(高速道路の通行料金や、給油の際の燃料料金、外部充電の際の充電料金)の割引などを挙げることができる。また、インセンティブとして、車群全体のCO2低減量Scrに応じたポイントを付与し、そのポイントの累積値に応じて補助金の交付や各種料金の割引などを行なうものとしてもよい。
このようにして、車群全体のCO2低減量Scrを車群の各車両の運転者に報知したり、車群全体のCO2低減量Scrに応じたインセンティブを車群の各車両の運転者や所有者に提供したりすることにより、車群の各車両の運転者や所有者に、CO2低減制御のメリットを感じさせることができる。
ステップS120でCO2低減制御の実行条件が成立していないと判定したときには、CO2低減制御の実行条件が成立する走行ルートである代替ルートを検索する(ステップS130)。そして、代替ルートがないときには、本ルーチンを終了する。
ステップS130で代替ルートがあるときには、代替ルートを車群の各車両に送信する(ステップS150)。車群の各車両は、代替ルートを受信すると、受信した代替ルートをナビゲーションシステム70の表示部72に表示する。これにより、車群の各車両の運転者に、代替ルートを提案することができる。
そして、所定時間以内に車群の各車両が代替ルートの走行を開始したか否かを判定し(ステップS160)、所定時間以内に車群の各車両が代替ルートの走行を開始したと判定したときには、ステップS170~S220の処理を実行して、本ルーチンを終了する。これにより、ステップS120でCO2低減制御の実行条件が成立していないと判定したときでも、車群の各車両にCO2低減制御を実行させることができる。ステップS160で所定時間以内に車群の各車両が代替ルートの走行を開始しなかったと判定したときには、ステップS170~S220の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
以上説明した実行例の運転支援システム10では、クラウドサーバCSは、車群全体の二酸化炭素の排出量を低減するためのCO2低減制御の実行条件が成立していると判定したときには、CO2低減制御の実行を車群の各車両に指示する。これにより、車群全体の二酸化炭素の排出量の低減を図ることができる。
実行例の運転支援システム10では、CO2低減制御の実行条件が成立しているときには、CO2低減制御の実行を車群の各車両に指示するものとした。しかし、このときには、CO2低減制御の実行を車群の先行車両にだけ指示するものとしてもよい。
実行例の運転支援システム10では、CO2低減制御を実行したときには、車群全体のCO2低減量Scrを車群の各車両の運転者に報知するものとした。しかし、このときには、車群全体のCO2低減量Scrを車群の先行車両の運転者にだけ報知するものとしてもよい。また、車群全体のCO2低減量Scrに加えて、CO2低減制御を実行する前の車群全体の単位時間CO2排出量Sp1や、CO2低減制御を実行したときの車群全体の単位時間CO2排出量Sp2、CO2低減制御の実行時間Tcrなども、車群の少なくとも先行車両の運転者に報知するものとしてもよい。
実行例の運転支援システム10では、CO2低減制御を実行したときには、車群全体のCO2低減量Scrに応じたインセンティブを車群の各車両の運転者や所有者に提供するものとした。しかし、このときには、車群全体のCO2低減量Scrに応じたインセンティブを車群の先行車両の運転者や所有者にだけ提供するものとしてもよい。
実行例の運転支援システム10では、CO2低減制御を実行したときには、車群全体のCO2低減量Scrを車群の各車両の運転者に報知し、且つ、車群全体のCO2低減量Scrに応じたインセンティブを車群の各車両の運転者や所有者に提供するものとした。しかし、車群全体のCO2低減量Scrの報知と、車群全体のCO2低減量Scrに応じたインセンティブの提供と、のうちの何れかだけを行なうものとしてもよい。
実行例の運転支援システム10では、図2の処理ルーチンのステップS120でCO2低減制御の実行条件が成立していないと判定したときには、代替ルートを検索するものとした。しかし、このときには、代替ルートを検索しないものとしてもよい。
実行例の運転支援システム10では、複数の自動車20は、それぞれ、動力源としてエンジンEGおよびモータMGを備えると共にバッテリBTを備え且つ外部充電が可能なプラグインハイブリッド車として構成されるものとした。しかし、複数の自動車20のうちの少なくとも一部は、動力源としてエンジンEGおよびモータMGを備えると共にバッテリBTを備え且つ外部充電が不能なハイブリッド車として構成されたり、動力源としてモータMGだけを備える電気自動車やプラグイン電気自動車、燃料電池車、プラグイン燃料電池車として構成されたり、動力源としてエンジンEGだけを備えるエンジン車として構成されたりするものとしてもよい。即ち、複数の自動車20は、それぞれ、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、プラグイン電気自動車、燃料電池車、プラグイン燃料電池車、エンジン車などの何れとして構成されてもよいのである。
実行例の運転支援システム10では、車群全体の二酸化炭素の排出量を低減するためのCO2低減制御の実行条件が成立しているときに、CO2低減制御の実行を車群の各車両に指示するものとした。しかし、これに限定されるものではなく、車群全体の経済走行度が向上する経済走行の実行条件が成立しているときに、車群の少なくとも先行車両に対して経済走行を行なうように指示するものであればよい。「車群全体の経済走行度」は、車群全体の二酸化炭素の排出量やエネルギ消費量が少ないほど良好となるように設定された指標であればよく、車群全体の二酸化炭素の排出量、エネルギ消費量(エンジン車やハイブリッド車、燃料電池車での燃料消費量、電気自動車での電力消費量)、エネルギ効率(エンジン車やハイブリッド車、燃料電池車での燃費、電気自動車での電費)などを挙げることができる。したがって、車群全体のエネルギ消費量を低減するためのエネルギ低減制御の実行条件が成立しているときに、エネルギ低減制御の実行を車群の少なくとも先行車両に対して指示するものとしたり、車群全体のエネルギ効率を向上させるための効率向上制御の実行条件が成立しているときに、効率向上制御の実行を車群の少なくとも先行車両に対して指示するものとしてもよい。先行車両および追従車両についてのエネルギ低減制御や効率向上制御は、これらについてのCO2低減制御と同様に行なうことができる。
実行例の運転支援システム10では、クラウドサーバCSが、図2の処理ルーチンを実行するものとした。しかし、これに代えて、車群の先行車両のメインECU50が、図2の処理ルーチンと同様の処理ルーチンを実行するものとしてもよい。
実行例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実行例では、クラウドサーバCSが「判定部」、「指示部」に相当する。
なお、実行例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実行例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実行するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実行例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実行するための形態について実行例を用いて説明したが、本発明はこうした実行例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実行し得ることは勿論である。
本発明は、運転支援システムの製造産業などに利用可能である。
10 運転支援システム、20 自動車、21 イグニッションスイッチ、22 GPS、24 車載カメラ、26 ミリ波レーダー、28 加速度センサ、30 車速センサ、32 アクセルセンサ、34 ブレーキセンサ、36 走行タイプスイッチ、38 クルーズコントロールスイッチ、40 電池アクチュエータ、50 メインECU、60 アクセルアクチュエータ、62 ブレーキアクチュエータ、64 ブレーキ装置、66 表示装置、68 メーター、70 ナビゲーションシステム、72 表示部、74 地図情報データベース、80 DCM、84 地図情報データベース、BT バッテリ、EG エンジン、MG モータ。

Claims (4)

  1. 先行車両と、前記先行車両に追従する少なくとも1台の追従車両と、を含む車群の少なくとも前記先行車両に対して運転支援を行なう運転支援システムであって、
    前記車群の全体の経済走行度が向上する経済走行の実行条件が成立しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記実行条件が成立していると判定されたときに、少なくと前記先行車両に対して前記経済走行として、走行タイプをエコタイプにする処理、所定車速範囲を運転者に提案する処理、クルーズコントロールの実行を運転者に提案する処理、前記クルーズコントロールを実行している場合に前記所定車速範囲内で走行させる処理、のうちの少なくとも1つを行なうように指示する指示部と、
    を備える運転支援システム。
  2. 請求項1記載の運転支援システムであって、
    前記指示部は、前記判定部により前記実行条件が成立していないと判定されたときに、前記実行条件が成立する経済走行用ルートを検索し、少なくとも前記先行車両に対して、前記経済走行用ルートを走行して且つ前記経済走行を行なうように指示する、
    運転支援システム。
  3. 請求項1または2記載の運転支援システムであって、
    少なくとも前記先行車両の運転者および/または所有者に対して、前記経済走行を行なったことによる前記車群の全体の前記経済走行度の向上程度に基づくインセンティブを付与する付与部、
    を更に備える運転支援システム。
  4. 請求項1ないし3のうちの何れか1つの請求項に記載の運転支援システムであって、
    少なくとも前記先行車両の運転者に対して、前記経済走行を行なったことによる前記車群の全体の前記経済走行度の向上程度を報知する報知部、
    を更に備える運転支援システム。
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