JP7560955B2 - ショベル、作業機械の障害物報知システムおよびショベルの障害物報知方法 - Google Patents
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Description
本開示の目的は、確認済みの障害物に係る報知の態様を容易に変更することができる作業機械の障害物報知システムおよび作業機械の障害物報知方法を提供することにある。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る作業機械100の構成を示す概略図である。
作業機械100は、施工現場にて稼働し、土砂などの施工対象を施工する。第1の実施形態に係る作業機械100は、例えば油圧ショベルである。作業機械100は、走行体110、旋回体120、作業機130および運転室140を備える。
走行体110は、作業機械100を走行可能に支持する。走行体110は、例えば左右一対の無限軌道である。
旋回体120は、走行体110に旋回中心回りに旋回可能に支持される。
作業機130は、油圧により駆動する。作業機130は、旋回体120の前部に上下方向に駆動可能に支持される。運転室140は、オペレータが搭乗し、作業機械100の操作を行うためのスペースである。運転室140は、旋回体120の左前部に設けられる。
ここで、旋回体120のうち作業機130が取り付けられる部分を前部という。また、旋回体120について、前部を基準に、反対側の部分を後部、左側の部分を左部、右側の部分を右部という。
旋回体120には、作業機械100の周囲を撮像する複数のカメラ121が設けられる。図2は、第1の実施形態に係る作業機械100が備える複数のカメラ121の撮像範囲を示す図である。
具体的には、旋回体120には、旋回体120の周囲のうち左後方領域Raを撮像する左後方カメラ121A、旋回体120の周囲のうち後方領域Rbを撮像する後方カメラ121B、旋回体120の周囲のうち右後方領域Rcを撮像する右後方カメラ121C、旋回体120の周囲の右前方領域Rdを撮像する右前方カメラ121Dが設けられる。なお、複数のカメラ121の撮像範囲の一部は、互いに重複していてもよい。
複数のカメラ121の撮像範囲は、作業機械100の全周のうち、運転室140から視認可能な左前方領域Reを除く範囲をカバーする。なお、第1の実施形態に係るカメラ121は、旋回体120の左後方、後方、右後方、および右前方を撮像するが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、他の実施形態に係るカメラ121の数および撮像範囲は、図1および図2に示す例と異なっていてよい。
作業機130は、ブーム131、アーム132、バケット133、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、およびバケットシリンダ133Cを備える。
アーム132は、ブーム131とバケット133とを連結する。アーム132の基端部は、ブーム131の先端部にアームピン132Pを介して取り付けられる。
バケット133は、土砂などを掘削するための刃と掘削した土砂を収容するための収容部とを備える。バケット133の基端部は、アーム132の先端部にバケットピン133Pを介して取り付けられる。
アームシリンダ132Cは、アーム132を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ132Cの基端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ132Cの先端部は、アーム132に取り付けられる。
バケットシリンダ133Cは、バケット133を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ133Cの基端部は、アーム132に取り付けられる。バケットシリンダ133Cの先端部は、バケット133に接続されるリンク部材に取り付けられる。
図3は、第1の実施形態に係る運転室140の内部の構成を示す図である。
運転室140内には、運転席141、操作装置142、マイク143、深度センサ144および制御装置145が設けられる。
音声を集音する。なお、他の実施形態においては、マイク143は、運転室140に設置されず、ヘッドセットのようにオペレータに装着されてもよい。
深度センサ144は、運転室140内に前側から運転席141を向くように設置される。深度センサ144は、運転室140内の深度を計測し、三次元の深度データを生成する。深度センサ144の例としては、赤外線カメラやLiDARなどが挙げられる。なお、深度センサ144は、運転者が検知されるように設置されればよく、他の実施形態においては運転室140の外に設けられてもよい。
図4は、第1の実施形態に係る制御装置145の構成を示す概略ブロック図である。
制御装置145は、プロセッサ210、メインメモリ230、ストレージ250、インタフェース270を備えるコンピュータである。また、制御装置145は、ディスプレイ145Dおよびスピーカ145Sを備える。また、第1の実施形態に係る制御装置145は、ディスプレイ145Dおよびスピーカ145Sと一体に設けられるが、他の実施形態においては、ディスプレイ145Dおよびスピーカ145Sの少なくとも1つが制御装置145と別個に設けられていてもよい。なお、ディスプレイ145Dと制御装置145とが別個に設けられる場合、ディスプレイ145Dは運転室140の外に設けられてもよい。この場合、ディスプレイ145Dはモバイルディスプレイであってよい。また、作業機械100が遠隔操作によって駆動する場合、ディスプレイ145Dは作業機械100と遠隔に設けられた遠隔操作室に設けられてもよい。同様に、スピーカ145Sと制御装置145とが別個に設けられる場合、スピーカ145Sは運転室140の外に設けられてもよい。また、作業機械100が遠隔操作によって駆動する場合、スピーカ145Sは作業機械100と遠隔に設けられた遠隔操作室に設けられてもよい。
なお、上述の1台の制御装置145も、作業機械の障害物報知システムの一例である。他の実施形態においては、作業機械の障害物報知システムを構成する一部の構成が作業機械100の内部に搭載され、他の構成が作業機械100の外部に設けられてもよい。例えば、ディスプレイ145Dは作業機械100と遠隔に設けられた遠隔操作室に設ける構成とした作業機械の障害物報知システムとしてもよい。また他の実施形態においては、作業機械の障害物報知システムを構成する1または複数のコンピュータがすべて作業機械100の外部に設けられてもよい。
ストレージ250の例としては、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ250は、制御装置145のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース270または通信回線を介して制御装置145に接続される外部メディアであってもよい。ストレージ250は、作業機械100の周囲監視を実現するためのプログラムを記憶する。また、ストレージ250には、ディスプレイ145Dに表示させるためのアイコンを含む複数の画像が予め記憶されている。
障害物辞書データD1は、例えば障害物が写る複数の既知の画像それぞれから抽出された特徴量の辞書データであってよい。特徴量の例としては、HOG(Histograms of Oriented Gradients)やCoHOG(Co-occurrence HOG)などが挙げられる。
アクション辞書データD2は、「後方、よし」という称呼パターンと、人差し指が運転室の正面方向から右側へ20度以上50度未満傾いた方向を向くことを示すジェスチャパターンとに関連付けて、確認方向「後方領域Rb」を記憶する。なお、人差し指が運転室の正面方向から右側へ20度以上50度未満傾いた方向を向くことを示すジェスチャパターンは、図3に示すように運転席141の右側に設けられたディスプレイ145Dを指し示すジェスチャを示す。
アクション辞書データD2は、「右後ろ、よし」という称呼パターンと、人差し指が正面方向から右側へ80度以上160度未満傾いた方向を向くことを示すジェスチャパターンとに関連付けて、確認方向「右後方領域Rc」を記憶する。
アクション辞書データD2は、「右前、よし」という称呼パターンと、人差し指が正面方向から右側へ0度以上90度未満傾いた方向を向くことを示すジェスチャパターンとに関連付けて、確認方向「右前方領域Rd」を記憶する。
なお、第1の実施形態においては、障害物検出部213は、画像の特徴量を用いて人の検出を行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、障害物検出部213は、LiDAR(Light Detection and Ranging)の計測値などに基づいて障害物を検出してもよい。
アクション判定部215は、アクションデータにマッチするジェスチャパターンが存在する場合、オペレータによる確認方向を特定する。すなわち、アクション判定部215は、アクション辞書データD2においてアクションデータにマッチするジェスチャパターンに関連付けられた確認方向を読み出す。
表示画面の例については後述する。
図6は、第1の実施形態に係る表示画面の例を示す図である。
図6に示すように、表示画面データG1には、俯瞰画像G11、マーカG12、アラームアイコンG13、および単カメラ画像G14が含まれる。なお、他の実施形態においては、マーカG12およびアラームアイコンG13の何れか一方が表示画面データG1に含まれてもよい。
アラームアイコンG13は、アラームの状態を表す。アラームアイコンG13は、アラームが鳴っているときに例えば赤色に表示される。アラームアイコンG13は、アラームが鳴っていないときに例えば灰色に表示される。
単カメラ画像G14は、1つのカメラ121が撮像した単カメラ画像である。なお、オペレータは、作業機械100の運転室140から後方を確認することが容易ではないが、表示画面データG1に後方カメラ121Bが撮像した単カメラ画像、又は俯瞰画像G11が表示されることで、ディスプレイ145Dの指差呼称によって後方の確認をすることができる。
図7は、第1の実施形態に係る制御装置145の動作を示すフローチャートである。
制御装置145が周囲監視処理を開始すると、メインメモリ230に、左後方領域Ra、後方領域Rb、右後方領域Rc、および右前方領域Rdそれぞれについて障害物が確認済みであるか否かを示す確認済みフラグを格納する記憶領域を確保し、図7に示す処理を繰り返し実行する。確認済みフラグは、例えば、0または1の値を取り、0は未確認、1は確認済みを示す。確認済みフラグの初期値は0である。
他方、称呼文字列が何れの称呼パターンにもマッチしない場合(ステップS7:NO)、またはスケルトンデータがジェスチャパターンにマッチしない場合(ステップS8:NO)、指差呼称が適切になされていないため、確認済みフラグの値を維持する。
以下、図を用いながら第1の実施形態に係る制御装置145の動作例について説明する。
図8は、第1の実施形態に係る制御装置145の第1の動作例を示す図である。
制御装置145の障害物検出部213は、ステップS3で作業機械100の周囲において障害物を検出すると、ステップS4で検出された領域を特定する。ここで、例えば右前方カメラ121Dの撮像画像において障害物が検出された場合、障害物検出部213は、障害物が検出された領域が右前方領域Rdであると特定する。このとき、すべての確認済みフラグは0であるため、表示画面生成部216は、ステップS13において、図8に示すように、俯瞰画像G11の障害物の位置にマーカG12を配置する。また、このときアラーム制御部218はスピーカ145Sに音声信号を出力するため、アラームアイコンG13は例えば赤色で表示される。
制御装置145の障害物検出部213は、ステップS3で作業機械100の周囲において障害物を検出すると、ステップS4で検出された領域を特定する。ここで、例えば右前方カメラ121Dの撮像画像および後方カメラ121Bの撮像画像において障害物が検出された場合、障害物検出部213は、障害物が検出された領域が右前方領域Rdおよび後方領域Rbであると特定する。このとき、すべての確認済みフラグは0であるため、表示画面生成部216は、ステップS13において、図9に示すように、俯瞰画像G11の各障害物の位置にマーカG12を配置する。また、このときアラーム制御部218はスピーカ145Sに音声信号を出力するため、アラームアイコンG13は例えば赤色で表示される。
第1の実施形態に係る制御装置145は、作業機械100の周囲に障害物が存在すると判定された場合に、当該障害物の存在の報知を開始し、オペレータのアクションが安全確認時に実行される確認アクションであると判定された場合に、報知の態様を変更する。これにより、オペレータは、障害物の確認のために必要な確認アクションを実行するだけで、確認済みの障害物に係る報知の態様を変更することができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。すなわち、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
また、上述した実施形態に係る制御装置145は、確認アクションがなされたときに報知を終了するが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては確認アクションがなされたときに、マーカG12の色を変え、またアラームの音量を低下させてもよい。
また、例えば、他の実施形態に係る制御装置145は、ジェスチャパターンのマッチングをしなくてもよい。この場合、称呼パターンのみによって確認方向を特定してもよいし、称呼パターンのマッチングと、指の形状のマッチングとの組み合わせによって確認方向を特定してもよい。
また、上述した実施形態において、各領域に係るジェスチャパターンが異なるが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、各領域のジェスチャパターンが共通のジェスチャパターンであってもよい。例えば、各領域が映るディスプレイ145Dに対して、人差し指を指し示すなどの、確認動作を示すジェスチャであってもよい。
また、上述した実施形態において、各領域に係る称呼パターンが異なるが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、各領域の称呼パターンが「よし」、「確認よし」などの共通の称呼パターンであってもよい。
また、上述した実施形態において、安全確認時に実行される確認アクションは、障害物を直接目視して確認することを含むが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る確認アクションは、ディスプレイ145Dに表示される障害物の画像や、マーカG12などの目視および、ディスプレイ145Dに対する確認動作を含むものであってもよい。
Claims (6)
- ショベルであって、
走行体と、
前記走行体に旋回可能に支持される旋回体と、
前記旋回体に設けられ、前記ショベルの周囲を撮像する複数のカメラと、
制御装置と、
表示部と、
を備え、
前記制御装置は、
複数の前記カメラから取得した撮像画像から、前記ショベルを中心とした俯瞰画像を生成し、
複数の前記カメラから取得した撮像画像から、前記ショベルの周囲に障害物が存在するか否かを判定し、
前記ショベルの周囲に障害物が存在する場合、前記障害物の検出位置に対応する位置に、前記障害物の存在を報知するマーカを前記俯瞰画像に重畳し、
前記マーカを重畳させた前記俯瞰画像を前記表示部に表示し、
前記ショベルのオペレータのアクションを検出し、
検出された前記アクションが安全確認時に実行される確認アクションであるか否かを判定し、
検出された前記アクションが前記確認アクションであるか否かの判定に基づいて、前記俯瞰画像上の前記障害物の検出位置に対応する位置に重畳した前記マーカの態様を変更し、
前記確認アクションがなされていない前記障害物が存在する場合に、スピーカからアラームを出力し、
存在すると判定されたすべての障害物について、前記確認アクションがなされた場合に、前記アラームの態様を変更する
ショベル。 - 前記制御装置は、
複数の障害物が存在すると判定された場合、前記複数の障害物のうち前記確認アクションが確認された障害物に係る前記マーカの態様を変更する
請求項1に記載のショベル。 - 前記確認アクションは、前記障害物が存在する方向を指し示すアクションを含む
請求項1から請求項2の何れか1項に記載のショベル。 - 作業機械の周囲に障害物が存在するか否かを判定する障害物判定部と、
前記作業機械のオペレータのアクションを検出するアクション検出部と、
検出された前記アクションが安全確認時に実行される確認アクションであるか否かを判定するアクション判定部と、
前記アクションが前記確認アクションであると判定された場合に、前記障害物を示す報知の態様を変更する報知部と
を備え
前記確認アクションは、前記障害物が存在する方向を呼称するアクションを含み、
前記報知部は、
前記確認アクションがなされていない前記障害物が存在する場合に、前記確認アクションがなされていない前記障害物の位置を示すマーカを重畳させた俯瞰画像を表示し、
前記確認アクションがなされていない前記障害物が存在する場合に、スピーカからアラームを出力し、
存在すると判定されたすべての障害物について、前記確認アクションがなされた場合に、前記アラームの態様を変更する
作業機械の障害物報知システム。 - 前記制御装置は、
オペレータによる確認方向を特定し、
特定した前記確認方向に対応する領域に配置された前記マーカの態様を変更する、
請求項1に記載のショベル。 - 走行体と、前記走行体に旋回可能に支持される旋回体と、前記旋回体に設けられ周囲を撮像する複数のカメラと、表示部と、を備えるショベルにおける障害物報知方法であって、
複数の前記カメラから取得した撮像画像から、前記ショベルを中心とした俯瞰画像を生成するステップと、
複数の前記カメラから取得した撮像画像から、前記ショベルの周囲に障害物が存在するか否かを判定するステップと、
前記ショベルの周囲に障害物が存在する場合、前記障害物の検出位置に対応する位置に、前記障害物の存在を報知するマーカを前記俯瞰画像に重畳するステップと、
前記マーカを重畳させた前記俯瞰画像を前記表示部に表示するステップと、
前記ショベルのオペレータのアクションを検出するステップと、
検出された前記アクションが安全確認時に実行される確認アクションであるか否かを判定するステップと、
検出された前記アクションが前記確認アクションであるか否かの判定に基づいて、前記俯瞰画像上の前記障害物の検出位置に対応する位置に重畳した前記マーカの態様を変更するステップと、
前記確認アクションがなされていない前記障害物が存在する場合に、スピーカからアラームを出力するステップと、
存在すると判定されたすべての障害物について、前記確認アクションがなされた場合に、前記アラームの態様を変更するステップと、
を備えるショベルの障害物報知方法。
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