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JP7563406B2 - 口腔用圧力測定装置 - Google Patents
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JP7563406B2 - 口腔用圧力測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔用圧力測定装置に関する。
特許文献1に記載の口腔用圧力測定装置は、複数の圧力センサと、マウスピースと、口蓋板と、を備えている。各圧力センサは、圧力を検出する。マウスピースは、弾性材料からなる。マウスピースは、U字型である。すなわち、マウスピースは、測定者の上顎のアーチに沿った形状である。マウスピースは、複数の圧力センサを覆っている。口蓋板は、弾性材料からなる。口蓋板は、略四角板状である。口蓋板は、マウスピースのU字の内側に接続可能である。口蓋板は、マウスピースが覆うのとは別の複数の圧力センサを覆っている。
国際公開第2015/115117号
特許文献1に記載の口腔用圧力測定装置を用いて圧力測定を行う際、マウスピースを介して複数の圧力センサに圧力が加わる。そのため、口腔内の特定の箇所で圧力を加えた場合、当該箇所と対向する圧力センサのみでなく、隣接する圧力センサにも圧力が加わってしまう。そのため、特許文献1に記載の口腔用圧力測定装置を用いて、口腔内の特定の箇所の圧力のみを精度よく測ることが困難である。
上記課題を解決するため、本発明は、ハンドルと、前記ハンドルから延在するセンサ部と、を備え、前記センサ部は、圧力を測定可能な第1主面を有する第1圧力センサと、圧力を測定可能な第2主面を有する第2圧力センサと、前記第1圧力センサの前記第1主面上に配置された第1平板と、前記第2圧力センサの前記第2主面上に配置された第2平板と、を有し、前記第1平板と、前記第2平板とは離れて配置される口腔用圧力測定装置である。
上記構成によれば、第1平板に作用した圧力が、第2平板に伝わることは抑制できる。つまり、第1平板及び第1圧力センサを挟み込んだときの圧力が、第2圧力センサで測定されることが抑制できる。したがって、口腔内の特定の箇所の圧力のみを精度よく検出できる。
本開示の一態様によれば、口腔内の特定の箇所の圧力を精度よく測定可能である。
図1は、第1実施形態の口腔用圧力測定装置の斜視図である。 図2は、第1実施形態の口腔用圧力測定装置の分解斜視図である。 図3は、第1実施形態の口腔用圧力測定装置におけるセンサカバーの透過斜視図である。 図4は、第2実施形態の口腔用圧力測定装置の分解斜視図である。 図5は、変更例の口腔用圧力測定装置の分解斜視図である。
(第1実施形態)
以下、口腔用圧力測定装置の実施形態について説明する。以下の実施形態で説明する口腔用圧力測定装置は、上の歯と下の歯で挟み込んだときの圧力、いわゆる咬合力を測定するためのものである。なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。また、構成要素の寸法比率は、実際のものと、または別の図面中のものと異なる場合がある。
<口腔用圧力測定装置の全体構成について>
図1に示すように、口腔用圧力測定装置10は、全体として棒状である。口腔用圧力測定装置10は、ハンドル11と、センサ部20と、を有している。
ハンドル11の外形は、断面四角形状の棒状である。すなわち、ハンドル11は、略四角柱状である。ハンドル11は、口腔用内の圧力を測定する際に、使用者によって掴まれる持ち手である。
ここで、ハンドル11の延在する軸を第1軸Xとする。また、第1軸Xと直交する軸を第2軸Yとする。本実施形態では、第2軸Yは、第1軸Xに沿う方向で視たときに、ハンドル11の長辺と平行な軸である。また、第1軸X及び第2軸Yの双方と直交する軸を第3軸Zとする。本実施形態では、第3軸Zは、第1軸Xに沿う方向で視たときに、ハンドル11の短辺と平行な軸である。なお、第1軸Xに沿う2つの方向のうちの一方を第1正方向X1とし、第1正方向X1と反対方向を第1負方向X2とする。また、第2軸Yに沿う2つの方向のうち、一方を第2正方向Y1とし、第2正方向Y1と反対方向を第2負方向Y2とする。また、第3軸Zに沿う2つの方向のうち、一方を第3正方向Z1とし、第3正方向Z1と反対方向を第3負方向Z2とする。なお、本実施形態では、ハンドル11の中心軸線Lは、第1軸Xと平行である。
ハンドル11は、ディスプレイ12を備えている。ディスプレイ12は、ハンドル11の外面のうち、第3正方向Z1を向く面に位置している。ディスプレイ12は、ハンドル11の外部に露出している。ディスプレイ12は、口腔用圧力測定装置10において測定された圧力の検出値をはじめとする各種の情報を表示するためのものである。また、ディスプレイ12は、光によって報知を行う報知器としての役割を果たす。
<センサ部について>
図1に示すように、センサ部20は、全体として、ハンドル11の第1正方向X1側の端面から第1正方向X1に延在している。センサ部20は、センサカバー30と、第1圧力センサ31と、第2圧力センサ32と、2つの第1積層物40と、2つの第2積層物50と、を含んでいる。
センサカバー30は、全体として第1軸Xに沿う方向に長い長方形板状である。センサカバー30の第1負方向X2側の端は、ハンドル11の第1正方向X1側の端に接続している。センサカバー30の主面は、第3正方向Z1を向いている。すなわち、センサカバー30の主面は、ハンドル11の中心軸線Lに対して平行である。なお、「主面」とは、板状の物体の外面のうち、最も面積の大きい面又はその反対を向く面のことである。センサカバー30は、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32を内蔵している。
図3に示すように、第1圧力センサ31は、センサカバー30における第1正方向X1側の端部に位置している。第1圧力センサ31は、圧力を測定可能である。第1圧力センサ31は、略正方向板状である。第1圧力センサ31の第1主面31Aは、第3正方向Z1を向いている。すなわち、第1圧力センサ31の第1主面31Aは、ハンドル11の中心軸線Lに対して平行である。第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1圧力センサ31の4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。そして、第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1圧力センサ31の4つの辺のうちの残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。
第1圧力センサ31は、一対の板材36と、樹脂材37と、を備えている。一対の板材36の材質は、導電性の金属である。各板材36の形状は同一である。各板材36は、第3正方向Z1側から視て、正方形状である。一対の板材36の主面は、互いに向かい合っている。各板材36の主面は、第3軸Zに対して直交している。一対の板材36は、図示しない配線に接続されている。一対の板材36は、コンデンサの電極として機能する。
樹脂材37の材質は、合成樹脂、具体的には誘電エラストマーである。樹脂材37は、一対の板材36の主面の間に位置している。すなわち、樹脂材37は、一対の板材36の間の隙間を埋めている。樹脂材37は、正方形板状である。樹脂材37は、第3正方向Z1側から視たときに、板材36と同じ正方形状である。樹脂材37は、板材36からはみ出さずに重なっている。樹脂材37は、弾性変形可能になっている。すなわち、樹脂材37は、一対の板材36から圧力を受けたときに変形する。これに伴い、一対の板材36の間隔が変化する。一対の板材36の間隔が変化すると、一対の板材36の間の電位差が変化する。
第2圧力センサ32は、圧力を測定可能である。第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31と同一の構成になっている。すなわち、第2圧力センサ32は、一対の板材36と、樹脂材37と、を備えている。第2圧力センサ32は、略正方形板状である。第2圧力センサ32の第2主面32Aは、第3正方向Z1を向いている。すなわち、第2圧力センサ32の第2主面32Aは、第1軸Xに対して平行である。また、第2圧力センサ32の第2主面32Aは、第1圧力センサ31の第1主面31Aと同じ方向を向いている。すなわち、第2圧力センサ32の第2主面32Aは、第1圧力センサ31の第1主面31Aと平行である。第3軸Zに沿う方向で視たとき、第2圧力センサ32の4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。そして、第3軸Zに沿う方向で視たとき、第2圧力センサ32の4つの辺のうちの残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。
第2圧力センサ32の寸法は、第1圧力センサ31の寸法と同じである。第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31に対して第1正方向X1側に位置している。つまり、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32は、第1軸Xに沿って並んでいる。また、第2圧力センサ32の中心及び第1圧力センサ31の中心は、中心軸線L上に位置している。第2圧力センサ32の第2主面32A及び第1圧力センサ31の第1主面31Aは、同一平面上に位置している。なお、第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31と同様に、一対の板材36と樹脂材37とで構成されている。
図2に示すように、2つの第1積層物40のうちの1つである第1積層物40Aは、センサカバー30に対して第3正方向Z1側に位置している。第1積層物40Aは、第1圧力センサ31の第1主面31A上に配置されている。なお、「主面上に配置」とは、積層物が直接的に圧力センサに接触している必要はなく、第3軸Zに沿う方向で視たときに、積層物が主面に重なっていることを意味する。
第1積層物40Aは、第1圧力分散板41Aと、第1弾性体43Aと、を備えている。第1圧力分散板41Aは、略長方形板状である。第1圧力分散板41Aの主面は、第3正方向Z1を向いている。第3軸Zに沿う方向で視たときに、第1圧力分散板41Aの2つの長辺は、第1軸Xに対して平行である。また、第1圧力分散板41Aの2つの短辺は、第2軸Yに対して平行である。
第1圧力分散板41Aの第1負方向X2側の端は、ハンドル11に接続している。第1圧力分散板41Aの第2軸Yに沿う方向の寸法は、第1圧力センサ31の第2軸Yに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。第1圧力分散板41Aは、両面粘着テープ42Aを介してセンサカバー30のうちの第3正方向Z1を向く面に接合されている。第3負方向Z2を向いて視たときに、第1圧力分散板41Aは、センサカバー30のうちの第1圧力センサ31が存在する領域の全体を覆っている。すなわち、第1圧力分散板41Aは、第1圧力センサ31の第1主面31A上に配置された第1平板である。
第1弾性体43Aは、略正方形板状である。第1弾性体43Aの主面は、第3正方向Z1を向いている。第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1弾性体43Aの4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。そして、第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1弾性体43Aの4つの辺のうちの残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。第1弾性体43Aの第3軸Zに沿う方向の寸法、すなわち第1弾性体43Aの厚みは、第1圧力分散板41Aの厚みよりも大きい。第1弾性体43Aの第2軸Yに沿う方向の寸法は、第1圧力センサ31の第2軸Yに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。
第1弾性体43Aは、第1圧力分散板41A上に配置されている。具体的には、第1弾性体43Aは、両面粘着テープ44Aを介して第1圧力分散板41Aのうちの第3正方向Z1を向く面に接合されている。第1弾性体43Aは、第2軸Yに沿う方向において、第1圧力分散板41Aの全域を覆っている。なお、第1圧力分散板41Aにおける第1負方向X2側の端を含む一部は、第1弾性体43Aに対して第1負方向X2側にはみ出している。第1弾性体43Aの材質は、合成樹脂である。また、第1弾性体43Aの材質は、第1圧力分散板41Aの材質よりも弾性率が小さくなっている。すなわち、第1弾性体43Aは、第1圧力分散板41Aよりも柔らかくなっている。
図2に示すように、もう1つの第1積層物40である第1積層物40Bは、センサカバー30に対して第3負方向Z2側に位置している。第1積層物40Bは、第1圧力センサ31における第1主面31Aとは反対側の主面上に配置されている。当該第1積層物40Bは、上述した第1積層物40Aと概ね同一の構成である。
第1積層物40Bは、第1圧力分散板41Bと、第1弾性体43Bと、を備えている。
第1圧力分散板41Bは、略正方形状である。第1圧力分散板41Bの主面は、第3負方向Z2を向いている。第3軸Zに沿う方向で視たときに、第1圧力分散板41Bの4つの辺のうち2つは、第1軸Xに対して平行である。また、第1圧力分散板41Bの4つの辺のうち残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。
第1圧力分散板41Bの第1軸Xに沿う方向の寸法は、第1圧力センサ31の第1軸Xに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。また、第1圧力分散板41Bの第2軸Yに沿う方向の寸法は、第1圧力センサ31の第2軸Yに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。第1圧力分散板41Bは、両面粘着テープ42Bを介してセンサカバー30のうちの第3負方向Z2を向く面に接合されている。第3正方向Z1を向いて視たときに、第1圧力分散板41Bは、センサカバー30のうちの第1圧力センサ31が存在する領域の全体を覆っている。
第1弾性体43Bは、略正方形板状である。第1弾性体43Bの主面は、第3負方向Z2を向いている。第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1弾性体43Bの4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。そして、第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1弾性体43Bの4つの辺のうちの残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。第1弾性体43Bの第3軸Zに沿う方向の寸法、すなわち第1弾性体43Bの厚みは、第1圧力分散板41Bの厚みよりも大きい。第1弾性体43Bの第1軸Xに沿う方向の寸法は、第1圧力センサ31の第1軸Xに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。また、第1弾性体43Bの第2軸Yに沿う方向の寸法は、第1圧力センサ31の第2軸Yに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。第1弾性体43Bは、両面粘着テープ44Bを介して第1圧力分散板41Bのうちの第3負方向Z2を向く面に接合されている。第1弾性体43Bは、第3正方向Z1を向いて視たときに、第1圧力分散板41Bの全体を覆っている。第1弾性体43Bの材質は、合成樹脂である。また、第1弾性体43Bの材質は、第1圧力分散板41Bの材質よりも弾性率が小さくなっている。すなわち、第1弾性体43Bは、第1圧力分散板41Bよりも柔らかくなっている。
2つの第2積層物50のうちの1つである第2積層物50Aは、センサカバー30に対して第3正方向Z1側に配置されている。第2積層物50Aは、第2圧力センサ32の第2主面32A上に配置されている。
第2積層物50Aは、第2圧力分散板51Aと、第2弾性体53Aと、を備えている。
第2圧力分散板51Aは、略正方形状である。第2圧力分散板51Aの主面は、第3正方向Z1を向いている。第3軸Zに沿う方向で視たときに、第2圧力分散板51Aの4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。また、第2圧力分散板51Aの4つの辺のうちの残りの2つ辺は、第2軸Yに対して平行である。
第2圧力分散板51Aの第1軸Xに沿う方向の寸法は、第2圧力センサ32の第1軸Xに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。第2圧力分散板51Aの第2軸Yに沿う方向の寸法は、第2圧力センサ32の第2軸Yに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。第2圧力分散板51Aは、両面粘着テープ52Aを介してセンサカバー30のうちの第3正方向Z1を向く面に接合されている。第3負方向Z2を向いて視たときに、第2圧力分散板51Aは、センサカバー30のうちの第2圧力センサ32が存在する領域の全体を覆っている。すなわち、第2圧力分散板51Aは、第2圧力センサ32の第2主面32A上に配置された第2平板である。
第2弾性体53Aは、略正方形板状である。第2弾性体53Aの主面は、第3正方向Z1を向いている。第3軸Zに沿う方向で視たとき、第2弾性体53Aの4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。そして、第3軸Zに沿う方向で視たとき、第2弾性体53Aの4つの辺のうちの残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。第2弾性体53Aの第3軸Zに沿う方向の寸法、すなわち第2弾性体53Aの厚みは、第2圧力分散板51Aの厚みよりも大きい。第2弾性体53Aの第1軸Xに沿う方向の寸法は、第2圧力センサ32の第1軸Xに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。また、第2弾性体53Aの第2軸Yに沿う方向の寸法は、第2圧力センサ32の第2軸Yに沿う方向の寸法よりもわずかに大きくなっている。
第2弾性体53Aは、第2圧力分散板51A上に配置されている。具体的には、第2弾性体53Aは、両面粘着テープ54Aを介して第2圧力分散板51Aのうちの第3正方向Z1を向く面に接合されている。第2弾性体53Aは、第3負方向Z2を向いて視たときに、第2圧力分散板51Aの全体を覆っている。第2弾性体53Aの材質は、合成樹脂である。また、第2弾性体53Aの材質は、第2圧力分散板51Aの材質よりも弾性率が小さくなっている。すなわち、第2弾性体53Aは、第2圧力分散板51Aよりも柔らかくなっている。
もう1つの第2積層物50である第2積層物50Bは、センサカバー30に対して第3負方向Z2側に配置されている。第2積層物50Bは、第2圧力センサ32における第2主面32Aとは反対側の主面上に配置されている。当該第2積層物50Bは、上述した第2積層物50Aと略同一の構成である。ただし、第2積層物50Bは、第3正方向Z1に向かって、第2弾性体53B、両面粘着テープ54B、第2圧力分散板51B、両面粘着テープ52Bの順に位置している。つまり、第2積層物50Aと第2積層物50Bとでは、各構成の積層の順序が逆である。
第1積層物40A及び第2積層物50Aは、互いに分離している。つまり、第1圧力分散板41Aと第2圧力分散板51Aとは、離れて配置されている。同様に、第1弾性体43Aと、第2弾性体53Aとは、離れて配置されている。また、同様に第1積層物40B及び第2積層物50Bは、離れて配置されている。
<制御装置について>
図1に示すように、口腔用圧力測定装置10は、制御部100を備えている。制御部100は、ハンドル11内部に位置している。制御部100は、図示しない配線を介して第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32と接続している。制御部100は、第1圧力センサ31が検出する圧力に関する信号を、第1測定値として、受信する。制御部100は、第2圧力センサ32が検出する圧力に関する信号を、第2測定値として受信する。
制御部100は、第1補正マップに基づいて、第1圧力センサ31の第1測定値を補正する第1補正処理を実行可能である。ここで、第1圧力センサ31の第1測定値と実際に第1圧力センサ31に作用した圧力とが一致することが理想的である。その一方で、第1測定値は、第1積層物40の形状及び第1圧力センサ31のハンドル11からの距離などに起因して、実際に第1圧力センサ31に作用した圧力に対して若干のずれが生じる。第1補正処理は、このずれを第1補正マップに基づいて補正するための処理である。
具体的には、制御部100は、第1圧力センサ31の第1測定値に対して、予め定められた係数を乗算する。そして、制御部100は、この乗算後の値を、最終的な第1測定値として取り扱う。上記係数は、第1測定値の一定幅毎に定められている。例えば、第1測定値がX以上X+α未満のときに係数がK1、第1測定値がX+α以上X+2α未満のときに係数がK2といったように、マトリクス状のマップのかたちで、第1測定値と係数との関係が第1補正マップとして定められている。また、第1補正マップ上における各係数の値は、予め試験及びシミュレーション等によって定められている。
また、制御部100は、第2補正マップに基づいて、第2圧力センサ32の第2測定値を補正する第2補正処理を実行可能である。上述した第1補正処理と同様に、第2補正処理は、実際に第2圧力センサ32に作用した圧力に対する第2測定値のずれを、第2補正マップ上で定められた係数を乗算することにより、補正するための処理である。また、第2補正マップにおいては、第2測定値と係数との関係がマトリクス状に定められている。第2補正マップ上における各係数の値は、予め試験及びシミュレーション等によって定められている。
なお、第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31とは、ハンドル11に対する位置などが異なっている。そのため、第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31とは、測定値の出力特性も異なっている。したがって、第2補正マップ上で定められている係数の値は、第1補正マップ上で定められている係数の値とは、一部又は全部異なっている。このように、異なる値が定められた異なる補正マップを用いて補正することから、制御部100は、第2補正処理において、第1補正処理とは異なる態様で測定値を補正する。
制御部100は、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値それぞれについて、予め定められた閾値以上であるか閾値未満であるかを判定する。この閾値は、正常に咬合力を測定した場合に、第1測定値又は第2測定値として受信されるであろう下限値よりも小さな値として予め定められている。換言すると、第1積層物40及び第2積層物50に、歯又は口腔が触れただけの場合には、第1測定値又は第2測定値は閾値未満となる。
仮に、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値の双方が、閾値以上であったとする。この場合、制御部100は、ディスプレイ12に、第1積層物40及び第2積層物50を正しい位置で噛めていない旨のエラーメッセージ又はその旨を示すアイコンを表示させる。
また、仮に、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値の双方が、閾値未満であったとする。この場合、制御部100は、ディスプレイ12に、咬合力の測定が終了していない旨のメッセージ又はその旨を示すアイコンを表示させる。
また、仮に、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値のいずれか一方が、予め定められた閾値以上であり、且つ補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値のいずれか他方が、閾値未満であったとする。この場合、制御部100は、咬合力の測定が正しく行われたと判定する。そして、制御部100は、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値のうち、閾値以上の測定値のみを、咬合力の測定結果として、ディスプレイ12に出力する。すなわち、制御部100は、ディスプレイ12に、咬合力の測定結果を表示させる。具体的には、仮に、補正後の第1測定値が閾値以上で、補正後の第2測定値が閾値未満であるとする。この場合、制御部100は、第1測定値のみをディスプレイ12に測定結果として出力する。
<第1実施形態の作用>
口腔用圧力測定装置10で咬合力を測定する際、ディスプレイ12が上側になるように、ハンドル11を持つ。そして、センサ部20を口腔内に挿入する。例えば、被測定者の右奥歯の咬合力を測定する場合には、センサ部20の第2圧力センサ32が、被測定者の右側の奥歯近傍に位置するように口腔用圧力測定装置10を差し込む。
被測定者が歯を噛み合わせ、第2積層物50に対して第3軸Z方向に圧力をかけることで、第2圧力センサ32の樹脂材37は、力を受けて変形する。樹脂材37が変形することで、一対の板材36間の静電容量が変化する。口腔用圧力測定装置10は、第2圧力センサ32の当該静電容量の変化を圧力の変化として検出する。
ここで、制御部100は、第2補正処理を実行して第2測定値を補正する。また、仮に第1圧力センサ31においても圧力が検出された場合は、第1補正処理を実行して第1測定値を補正する。
制御部100は、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値を閾値と比較する。補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値と、閾値と、の関係に応じて、制御部100は、上述のいずれかの処理を実行する。例えば、補正後の第2測定値が閾値以上であり、且つ補正後の第1測定値が閾値未満であったとする。この場合、制御部100は、補正後の第2測定値のみをディスプレイ12に測定結果として出力する。
<第1実施形態の効果>
(1-1)第1実施形態によれば、第2積層物50に作用した圧力が、第1積層物40に伝わることが抑制できる。つまり、第2積層物50及び第2圧力センサ32を挟み込んだときの圧力が、第1圧力センサ31で測定されることが抑制できる。したがって、測定対象の咬合力のみを精度よく検出できる。なお、この点、第1積層物40に圧力が作用したときも同様である。
(1-2)第1実施形態によれば、第1圧力センサ31は、第1軸Xに沿う方向において、ハンドル11に近い側に位置している。第2圧力センサ32は、第1軸Xに沿う方向において、第1圧力センサ31に対してハンドル11から遠い側に位置している。したがって、口腔用圧力測定装置10の使用者は、ハンドル11と測定対象との位置関係に応じて測定しやすい圧力センサで圧力を測定できる。具体的には、例えば奥歯の咬合力を測定する際には、第2圧力センサ32に圧力が作用するように噛み、前歯の咬合力を測定する際には、第1圧力センサ31に圧力が作用するように噛む、といったことができる。
(1-3)第1実施形態において、補正後の第1測定値及び補正後第2測定値のいずれか一方が予め定められた閾値以上であり、且つ補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値のいずれか他方が閾値未満であったとする。この場合、制御部100は、閾値以上の測定値を測定結果として出力する。この構成によれば、測定対象からの圧力に拠らない僅かな圧力がいずれかの圧力センサによって検出された場合には、その検出結果は測定結果には反映されない。したがって、測定対象からの圧力のみを正確に検出しやすくなる。
(1-4)第1実施形態において、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値の双方が、予め定められた閾値以上であったとする。この場合、制御部100は、ディスプレイ12に正しい位置で噛めていない旨のエラーメッセージ又はその旨を示すアイコンを表示させる。この構成によれば、制御部100は、測定対象からの圧力が第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32の双方に作用していて、正確な測定結果を出力できない旨を報知する。したがって、測定者は、適切でない方法で測定していることを認知できる。
(1-5)第1実施形態において、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値の双方が、閾値未満であったとする。この場合、制御部100は、ディスプレイ12に、咬合力の測定が終了していない旨のメッセージ又はその旨を示すアイコンを表示させる。この構成によれば、制御部100は、被測定者が圧力を付加していない旨を報知できる。したがって、測定者は、測定が完了していないことを認知できる。
(1-6)第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32は、互いに位置が異なっていることから、同一の圧力を受けたとしても、測定値に僅かな違いが生じ得る。第1実施形態において、制御部100は、第2補正処理において、第1補正処理とは異なる態様で測定値を補正する。このように、第1補正処理と第2補正処理とで異なる補正を行うため、上記のような僅かな測定値の違いを相殺するような補正が可能である。
(第2実施形態)
以下、口腔用圧力測定装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態の口腔用圧力測定装置は、第1実施形態の口腔用圧力測定装置と比較してセンサ部の構成が異なる。その他の構成は、第1実施形態と同じである。以下では、センサ部に関する箇所について説明する。第1実施形態と同様の構成については、説明を簡略化、または省略する。なお、図面は理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図中のものとは異なる場合がある。
図4に示すように、センサ部20は、センサカバー30と、第1圧力センサ31と、第2圧力センサ32と、2つの第1積層物40と、2つの第2積層物50と、を含む。
センサカバー30は、第1部分30Aと、第2部分30Bとを備えている。第1部分30Aは、第1軸Xに沿う方向に長い長方形板状である。第1部分30Aの主面は、第3正方向Z1を向いている。すなわち、第1部分30Aの主面は、第1軸Xに対して平行である。第1部分30Aは、第1圧力センサ31を内蔵している。
第2部分30Bは、第1部分30Aにおける第2正方向Y1側の端から、第2正方向Y1に向かって突出している。すなわち、第2部分30Bは、中心軸線Lに交差する直交軸線LCに沿って延びている。なお、本実施形態において、直交軸線LCは、第1軸Xに直交する第2軸Yに平行である。
第2部分30Bは、正方形板状である。第2部分30Bの主面は、第3正方向Z1を向いている。すなわち、第2部分30Bの主面は、第1軸Xに対して平行であり、且つ第1部分30Aの主面と同一平面上に位置している。第2部分30Bは、第2圧力センサ32を内蔵している。すなわち、第2圧力センサ32は、第2部分30Bに位置している。
第1圧力センサ31は、第1部分30Aにおける第1正方向X1側の端部に位置している。第1圧力センサ31は、第1実施形態と同一の構成になっている。すなわち、第1圧力センサ31は、略正方形板状である。第1圧力センサ31の第1主面31Aは、第3正方向Z1を向いている。すなわち、第1圧力センサ31の第1主面31Aは、第1軸Xに対して平行である。第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1圧力センサ31の4つの辺のうちの2つは、第1軸Xに対して平行である。そして、第3軸Zに沿う方向で視たとき、第1圧力センサ31の4つの辺のうちの残りの2つは、第2軸Yに対して平行である。
第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31と同一の構成になっている。第2圧力センサ32は、第1圧力センサ31に対して第2正方向Y1側に位置している。また、第2圧力センサ32の中心及び第1圧力センサ31の中心は、いずれも直交軸線LC上に位置している。第2圧力センサ32の第2主面32A及び第1圧力センサ31の第1主面31Aは、同一平面上に位置している。すなわち、第1圧力センサ31の第1主面31A及び第2圧力センサ32の第2主面32Aは、第1軸X及び第2軸Yの双方に対して平行である。
2つの第1積層物40のうちの1つである第1積層物40Aは、第1部分30Aに対して第3正方向Z1側に配置されている。第1積層物40Aは、第1圧力センサ31の第1主面31A上に配置されている。なお、第1積層物40Aは、第1実施形態と同様に、両面粘着テープ42A、第1圧力分散板41A、両面粘着テープ44A、及び第1弾性体43Aを備えている。また、第1圧力センサ31に対する第1積層物40Aの配置等も、第1実施形態と同様である。すなわち、第1圧力分散板41Aは、第1圧力センサ31の第1主面31A上に配置されている。また、第1弾性体43Aは、第1圧力分散板41A上に配置されている。
もう1つの第1積層物40である第1積層物40Bは、第1部分30Aに対して第3負方向Z2側に位置している。第1積層物40Bは、第1圧力センサ31における第1主面31Aとは反対側の主面上に配置されている。なお、第1積層物40Bは、第1実施形態と同様に、両面粘着テープ42B、第1圧力分散板41B、両面粘着テープ44B、及び第1弾性体43Bを備えている。また、第1圧力センサ31に対する第1積層物40Bの配置等も、第1実施形態と同様である。
2つの第2積層物50のうちの1つである第2積層物50Aは、第2部分30Bに対して第3正方向Z1側に位置している。第2積層物50Aは、第2圧力センサ32の第2主面32A上に配置されている。なお、第2積層物50Aは、第1実施形態と同様に、両面粘着テープ52A、第2圧力分散板51A、両面粘着テープ44A、及び第2弾性体53Aを備えている。また、第2圧力センサ32に対する第2積層物50Aの配置等も、第1実施形態と同様である。すなわち、第2圧力分散板51Aは、第2圧力センサ32の第2主面32A上に配置されている。また、第2弾性体53Aは、第2圧力分散板51A上に配置されている。
もう1つの第2積層物50である第2積層物50Bは、第2部分30Bに対して第3負方向Z2側に配置されている。第2積層物50Bは、第2圧力センサ32の第2主面32Aとは反対側の主面上に配置されている。なお、第2積層物50Bは、第1実施形態と同様に、両面粘着テープ52B、第2圧力分散板51B、両面粘着テープ44B、及び第2弾性体53Bを備えている。また、第2圧力センサ32に対する第2積層物50Bの配置等も、第1実施形態と同様である。
<第2実施形態の効果>
(2-1)第2実施形態によれば、第2軸Yに沿う方向において位置の異なる2つの圧力センサが存在する。したがって、測定者は、例えば、左右どちらの手でハンドル11を持っているか、右奥歯及び左奥歯のいずれの咬合力を測定するか等に応じて測定しやすい圧力センサで圧力を測定できる。
(2-2)第2実施形態によれば、第2部分30Bに位置している第2圧力センサ32は、ハンドル11の中心軸線Lから外れた箇所に位置している。したがって、ハンドル11の中心軸線L上に配置させにくい測定対象であっても、簡便に圧力を測定できる。具体的には、例えば、頬の裏側と奥歯との間にセンサカバー30の第1部分30Aを差し入れつつ、第2部分30Bに位置する第2圧力センサ32及び第2積層物50を奥歯で噛んで咬合力を測定する、といったことが可能である。
<変更例>
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・口腔用圧力測定装置10の構成は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、センサ部20が、ハンドル11から延びる棒状の部材を有していてもよい。この場合、棒状の部材におけるハンドル11と反対側の端部にセンサカバー30を接続すればよい。
・口腔用圧力測定装置10は、センサ部20を覆う袋状のカバーを備えていてもよい。口腔用圧力測定装置10がカバーを有している場合、センサ部20が直接口腔内に接触しないため、センサ部20を清潔な状態に保ちやすい。また、この変更例のカバーは、1回の測定ごとに取り換え可能であるか、1回の測定ごとに取り外して洗浄できることが好ましい。
・口腔用圧力測定装置10は、ディスプレイ12を有していなくてもよい。その場合、口腔用圧力測定装置10の測定結果は、有線通信又は無線通信により外部機器に出力すればよい。
・口腔用圧力測定装置10は、音、振動、光のうちの少なくとも1つにより報知を行う報知器を備えていればよい。すなわち、上記実施形態において報知器は、ディスプレイ12に限定されない。例えば、口腔用圧力測定装置10は、報知器としてスピーカを備えていてもよい。その場合、スピーカは、第1測定値及び第2測定値の双方が、閾値以上である場合に、音を発して報知する。また、口腔用圧力測定装置10は、報知器として、振動モータを備えていてもよい。その場合、振動モータは、第1測定値及び第2測定値の双方が、閾値以上である場合に、回転し、回転に伴って発生する振動で報知する。
・口腔用圧力測定装置10は、咬合力を測定するものに限らない。例えば、舌圧、頬筋圧、口唇圧などの口腔周囲筋圧の測定を行うものであってもよい。
・口腔用圧力測定装置10は、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32に加えて、さらに圧力センサを備えていてもよい。第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32以外の圧力センサにおいても主面上に平板が配置されている場合、当該積層物は、第1積層物40及び第2積層物50に対して分離していればよい。
・センサ部20の形状は、上記実施形態の例に限定されない。センサ部20が、上顎のアーチに沿って湾曲した部分を有していてもよい。また、センサ部20が、第1正方向X1に向かうほど第2軸Yに沿う方向の寸法が小さくなる形状であってもよい。
・第1圧力センサ31と第2圧力センサ32とは、同一平面上に位置していなくてもよい。例えば、センサカバー30が、段差を有しており、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32が、第3軸Zに沿う方向に対して異なる位置に設置されていてもよい。
・第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32は、中心軸線L上に並んでいなくてもよい。また、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32は、直交軸線LC上に並んでいなくてもよい。
・第1圧力センサ31の第1主面31A及び第2圧力センサ32の第2主面32Aが同一方向を向いていなくてもよい。つまり、第1圧力センサ31の第1主面31A及び第2圧力センサ32の第2主面32Aが、異なる方向を向いていてもよい。
・第1圧力センサ31、及び第2圧力センサ32の形状は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、第1圧力センサ31は、第3軸Zに沿う方向から視たときに、円形状、楕円状、長方形状等であってもよい。
・2つの第1積層物40のうち、一方を省略してもよい。すなわち、上記実施形態において、第1圧力センサ31の第3正方向Z1側に位置する第1積層物40A、又は第1圧力センサ31の第3負方向Z2側に位置する第1積層物40Bは省略可能である。この点、第2積層物50においても同様である。
・第1積層物40の構成は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、第1積層物40Aにおいて、第1弾性体43Aを省略してもよい。また、例えば、第1積層物40Aにおいて、第1弾性体43Aに代えて、又は加えて、他の層が存在していてもよい。この点、第2積層物50の構成においても同様である。
例えば、図5に示す例では、第1積層物40Aは、第1弾性体43Aを有しておらず、第1圧力分散板41Aで構成される単層である。同様に、第2積層物50Aは、第2弾性体53Aを有しておらず、第2圧力分散板51Aで構成される単層である。なお、図5では、両面粘着テープなどの圧力分散板の固定手段の図示は省略している。圧力分散板は平板の形状であればよく、口内の圧力を面の圧力に変換してセンサに伝えることにより測定精度を向上させる。また、弾性体とは、弾性変形可能な物質を示す。実施例では平板上の弾性体を用いたが、これに限定されない。弾性体は、曲面を有している構造や、突出部を備える構造にしてもよく、口腔用圧力測定装置10と使用者の口内との接触によって怪我が生じることを緩和できれば、形状は問わない。
・第1積層物40及び第2積層物50の形状も適宜変更できる。例えば、第1積層物40は、第3軸Zに沿う方向で視たときに、四角形以外の多角形状、円形状、楕円形状、これらの組み合わせ形状になっていてもよい。この点、第2積層物50についても同様である。
・例えば、第1弾性体43Aの第3正方向Z1側の外面が、歯の形状に合わせた凹凸形状になってよい。また、第3軸Zに沿う方向で視たときに、第1弾性体43Aと、第1圧力分散板41Aの形状が異なっていてもよい。
・第1補正処理の補正方法は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、制御部100は、シミュレーションなどで補正に適した数式を有しており、第1測定値を数式に適用して値を補正してもよい。この点、第2補正処理においても同様である。
・第1補正処理及び第2補正処理の処理様態は同じであってもよい。
・制御部100は、第1補正処理及び第2補正処理を省略可能である。
・上記実施形態において、仮に、補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値のいずれか一方が、予め定められた閾値以上であり、且つ補正後の第1測定値及び補正後の第2測定値のいずれか他方が、閾値未満であったとする。このとき、制御部100は、第1測定値及び第2測定値の合計値を測定結果としてディスプレイ12に出力してもよい。また、制御部100は、第1測定値及び第2測定値の双方が、閾値以上である場合に、第1測定値及び第2測定値の合計値を測定結果としてディスプレイ12に出力してもよい。このように、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32のどちらにおいても圧力が検出された場合、2つの圧力センサに対して同時に咬合力が付加された状況が考えられる。そこで、各圧力センサに対して分散された圧力を足し合わせて測定結果を出力してもよい。
・制御部100は、第1測定値及び第2測定値のどちらも測定結果としてディスプレイ12に表示させてもよい。すなわち、2箇所の測定対象の咬合力を同時に測定することを目的として口腔用圧力測定装置10を用いてもよい。例えば、第2実施形態のように直交軸線LC上に第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32が並ぶ構成において、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32を左右の歯の間隔分離れるように配置したとする。すると、第1圧力センサ31は、左側の歯における咬合力を測定できる。第2圧力センサ32は、右側の歯における咬合力を測定できる。このように、異なる箇所の圧力を測定する場合、制御部100は、第1測定値及び第2測定値のどちらも測定結果としてディスプレイ12に表示させてもよい。なお、この変更例の場合、第1測定値及び第2測定値それぞれについて、閾値以上であるか否かの判定に関する処理を省略できる。
・上記第2実施形態において、第2部分30Bは、ハンドル11の延在する第1軸Xに対して、交差する軸線上に位置していてもよい。すなわち、第2部分30Bの位置は、第1軸Xと直交する軸上に限らない。また、同じく、第2圧力センサ32は、第1軸Xに交差する軸線上に位置していてもよい。換言すると、第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32は、ハンドル11の延在する第1軸Xに交差する軸に沿って並んでいればよい。
X…第1軸
Y…第2軸
10…口腔用圧力測定装置
11…ハンドル
12…ディスプレイ
20…センサ部
30A…第1部分
30B…第2部分
31…第1圧力センサ
31A…第1主面
32…第2圧力センサ
32A…第2主面
40…第1積層物
41A…第1圧力分散板
50…第2積層物
51A…第2圧力分散板

Claims (9)

  1. ハンドルと、
    前記ハンドルから延在するセンサ部と、
    を備え、
    前記センサ部は、
    圧力を測定可能な第1主面を有する第1圧力センサと、
    圧力を測定可能な第2主面を有する第2圧力センサと、
    前記第1圧力センサの前記第1主面上に配置された第1平板と、
    前記第2圧力センサの前記第2主面上に配置された第2平板と、
    を有し、
    前記第1平板と、前記第2平板とは離れて配置される
    口腔用圧力測定装置。
  2. 前記第1圧力センサの前記第1主面は、前記第2圧力センサの前記第2主面と平行である
    請求項1に記載の口腔用圧力測定装置。
  3. 前記センサ部は、
    前記第1平板上に配置される第1弾性体と、
    前記第2平板上に配置される第2弾性体と、をさらに有し、
    前記第1弾性体と、前記第2弾性体とは離れて配置される
    請求項1又は請求項2に記載の口腔用圧力測定装置。
  4. 前記ハンドルは、第1軸に沿って延在する棒状の外形を有し、
    前記第1圧力センサ及び前記第2圧力センサは、前記第1軸に沿って並んでおり、
    前記第1圧力センサの前記第1主面及び前記第2圧力センサの前記第2主面は、前記第1軸に対して平行である
    請求項1~3のいずれか一項に記載の口腔用圧力測定装置。
  5. 前記ハンドルは、第1軸に沿って延在する棒状の外形を有し、
    前記第1圧力センサ及び前記第2圧力センサは、前記第1軸に交差する第2軸に沿って並んでおり、
    前記第1圧力センサの前記第1主面及び前記第2圧力センサの前記第2主面は、前記第1軸及び前記第2軸の双方に対して平行である
    請求項1~3のいずれか一項に記載の口腔用圧力測定装置。
  6. 前記センサ部の外形は、前記ハンドルから前記第1軸に沿って延びる第1部分と、前記第1部分から前記第2軸に沿って延びる第2部分とを備えている
    請求項5に記載の口腔用圧力測定装置。
  7. 前記第1圧力センサの第1測定値及び前記第2圧力センサの第2測定値を受信する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1測定値及び前記第2測定値のいずれか一方が予め定められた閾値以上であり、且つ前記第1測定値及び前記第2測定値のいずれか他方が前記閾値未満である場合、前記閾値以上の測定値のみを、測定結果として出力する
    請求項1~6の何れか一項に記載の口腔用圧力測定装置。
  8. 音、振動、光から選ばれる1つ以上によって報知を行う報知器と、
    前記第1圧力センサの第1測定値及び前記第2圧力センサの第2測定値を受信する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1測定値及び前記第2測定値の双方が、予め定められた閾値以上である場合には、前記報知器に報知させる
    請求項1~7の何れか一項に記載の口腔用圧力測定装置。
  9. 前記第1圧力センサの第1測定値及び前記第2圧力センサの第2測定値を受信する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1測定値を補正する第1補正処理と、
    前記第2測定値を、前記第1補正処理とは異なる態様で補正する第2補正処理と、を実行可能である
    請求項1~8の何れか一項に記載の口腔用圧力測定装置。
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