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JP7565617B2 - 鉄筋加工管理システム - Google Patents
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JP7565617B2 - 鉄筋加工管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋加工管理システムに関する。
従来、鉄筋加工装置の稼働状況等の情報をサーバにて管理する鉄筋加工クラウドサービスが存在する。
東陽建設工機株式会社 鉄筋加工クラウドサービス<URL: https://www.toyokensetsukohki.co.jp/news/?p=228>
鉄筋加工業者では、建設会社等から提供された建築物の設計データ(例えば、BIM(Building Information Modeling)データ)にしたがって、鉄筋の加工内容等を鉄筋切断機又は鉄筋曲機等の鉄筋加工装置に設定することが行われる。要求された鉄筋加工を効率よく行うためには、鉄筋加工装置毎に適切に加工内容を割り振ることが求められる。しかし、この作業は、経験や知識や時間が必要であり、容易ではない。
本発明の目的は、鉄筋の加工を効率よく行えるよう支援する鉄筋加工管理システムを提供することにある。
本開示の技術は以下の通りである。
[1]
建築物の設計データを取得し、
特定の加工施設に設置されている鉄筋加工装置に関する第1情報を取得し、
上記第1情報と、上記設計データとに基づいて、上記特定の加工施設に設置された上記鉄筋加工装置で実施するべき加工内容を示す加工計画情報を生成して出力する、プロセッサを備える鉄筋加工管理システム。
[2]
[1]に記載の鉄筋加工管理システムであって、
加工施設毎に設置され、且つ、その加工施設に設置された鉄筋加工装置と接続される管理装置を備え、
上記プロセッサは、上記管理装置とネットワークを介して通信可能に構成され、上記加工計画情報を、上記特定の加工施設に設置されている上記管理装置に送信し、
上記管理装置は、上記プロセッサから受信した上記加工計画情報に基づいて、その管理装置と接続される上記鉄筋加工装置の加工内容の設定を行う鉄筋加工管理システム。
[3]
[2]に記載の鉄筋加工管理システムであって、
上記プロセッサは、上記加工計画情報にしたがって稼働した上記鉄筋加工装置の稼働状況に関する第2情報をその鉄筋加工装置と接続された上記管理装置から上記ネットワークを介して取得し、上記第2情報に基づいて、その加工計画情報を更新して出力する、鉄筋加工管理システム。
[4]
[1]から[3]のいずれかに記載の鉄筋加工管理システムであって、
上記プロセッサは、上記加工計画情報に基づいて、その加工計画情報にしたがって加工後の鉄筋の輸送計画に関する輸送計画情報を生成して出力する、鉄筋加工管理システム。
[5]
[1]から[3]のいずれかに記載の鉄筋加工管理システムであって、
上記第1情報は、上記鉄筋加工装置の加工能力に関する情報と、上記特定の加工施設に設けられた加工ラインの構成に関する情報と、を含む鉄筋加工管理システム。
[1]によれば、人の経験や知識に関係なく加工計画情報を適切に生成することができる。出力される加工計画情報にしたがって鉄筋加工装置を稼働させて鉄筋加工を行うことで、鉄筋加工を効率よく行うことができる。
[2]によれば、管理装置に加工計画情報が出力されることで、加工計画情報の生成から、鉄筋加工装置毎の加工内容の設定までを自動化することができ、鉄筋加工の効率をより高めることができる。
[3]によれば、加工施設における鉄筋加工の進捗状況に合わせて加工計画情報を変更することができるため、鉄筋加工をより効率的に行うことが可能となる。
[4]によれば、加工計画情報に基づいて輸送計画情報が自動で生成できるため、人の経験や知識に関係なく輸送計画情報を適切に生成することができる。
[5]によれば、加工施設に設置された鉄筋加工装置の能力と加工ラインの構成に応じて適切な加工計画情報を生成することができる。このため、複雑な加工ラインを持つ加工施設においても、鉄筋加工を効率よく行うことができる。
鉄筋加工管理システム100の概略構成を模式的に示す図である。 鉄筋加工管理システム100において、サーバ40が稼働状況情報を収集する際の動作を説明するためのシーケンスチャートである。 鉄筋加工管理システム100において、サーバ40が加工計画情報を生成し、その加工計画情報にしたがって鉄筋加工装置により加工が行われる際の動作を説明するためのシーケンスチャートである。
以下、本発明の一態様である鉄筋加工管理システムについて図面を参照して説明する。
図1は、鉄筋加工管理システム100の概略構成を模式的に示す図である。鉄筋加工管理システム100は、少なくとも1つの加工施設(図1の例では、加工施設10と加工施設20の2つ)に設置されている鉄筋加工装置(図1の例では、鉄筋加工装置11、12、13、21、22の5つ)とサーバ40とをネットワーク30を介して接続して、サーバ40において、各鉄筋加工装置の稼働状況等を管理できるようにしているものである。
鉄筋加工管理システム100では、加工施設の管理者の所有するユーザ端末50から、ネットワーク30を介してサーバ40にアクセスすることで、サーバ40により提供される各種の情報を、ユーザ端末50にて閲覧可能となっている。以下では、加工施設10と加工施設20が異なる管理者によって管理されている場合を例に説明する。この場合、ユーザ端末50は、加工施設10の管理者の所有する端末と、加工施設20の管理者の所有する端末とを含む。なお、加工施設10と加工施設20が同じ管理者によって管理されている場合もあり、この場合には、ユーザ端末50は、その管理者の所有する端末である。
図1に示す鉄筋加工管理システム100は、加工施設10に設置された鉄筋加工装置11、12、13のそれぞれに対応して加工施設10に設置された管理装置110、120、130と、加工施設20に設置された鉄筋加工装置21、22のそれぞれに対応して加工施設20に設置された管理装置210、220と、サーバ40と、を備える。
鉄筋加工装置11、12、13、21、22は、それぞれ、鉄筋切断機又は鉄筋曲機等の鉄筋の加工を行う装置である。鉄筋加工装置11、12、13、21、22は、それぞれ、モータ及び可動機構等の各種構成要素を含む装置本体11A、12A、13A、21A、22Aと、これら装置本体の各部を制御する制御装置11B、12B、13B、21B、22Bと、を備える。
以下では、鉄筋加工装置11、12、13、21、22のそれぞれを単に鉄筋加工装置とも記載し、装置本体11A、12A、13A、21A、22Aのそれぞれを単に装置本体とも記載し、制御装置11B、12B、13B、21B、22Bのそれぞれを単に制御装置とも記載する。制御装置は、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)により構成されている。なお、鉄筋加工管理システム100に含まれる全ての制御装置は、共通の製造メーカで製造されていない場合があり、異なる製造メーカで製造された制御装置が混在し得る。
制御装置に対して、例えば手動等で加工内容(どういった鉄筋を、どのように加工するかを示す情報)の設定入力を行うことで、その制御装置によって制御される装置本体により、設定した加工内容での鉄筋加工を行うことができるようになっている。
鉄筋加工装置が鉄筋切断機であれば、加工内容は、例えば、鉄筋強度、鉄筋種別、鉄筋径、定尺寸法、及び定尺本数等の加工対象となる鉄筋に関する情報と、切断寸法又は切断本数等の加工詳細を示す情報と、を含む。鉄筋加工装置が鉄筋曲機であれば、加工内容は、例えば、上記鉄筋に関する情報と、曲げ回数、曲げ角度、及び曲げ寸法等の加工詳細を示す情報と、を含む。
管理装置110、120、130、210、220のそれぞれは、パーソナルコンピュータ等の電子機器であり、対応する鉄筋加工装置の制御装置と有線接続又は無線接続されて、この制御装置と通信可能に構成されている。管理装置110、120、130、210、220のそれぞれは、専用回線又はインターネット等のネットワーク30に有線又は無線によって接続可能に構成されており、ネットワーク30を介して、サーバ40と通信可能に構成されている。
管理装置110、120、130、210、220のそれぞれは、対応する鉄筋加工装置の制御装置から、その鉄筋加工装置の稼働状況を示す情報(以下、稼働状況情報と記載)を取得し、取得した稼働状況情報をサーバ40に送信する処理を行う。
稼働状況情報は、例えば、設定されている加工内容の情報、その加工内容で加工動作中(加工開始から加工終了までの期間)の各部(アクチュエータ等)の入出力を示す動作ログ、及び動作エラーの情報等を含む。鉄筋加工装置における1加工動作毎の動作ログを収集することで、その鉄筋加工装置にて行われた加工の累積回数等を導出することが可能である。本明細書において、稼働状況情報は、第2情報を構成する。
管理装置110、120、130、210、220のそれぞれは、サーバ40により生成される加工計画情報をサーバ40から取得し、その加工計画情報に基づいて、対応する鉄筋加工装置に対する加工内容の設定を行う。管理装置110、120、130、210、220のそれぞれは、対応する鉄筋加工装置の制御装置に、加工計画情報に基づいて、加工内容の設定情報を入力する。これにより、制御装置によって、加工内容の設定が行われる。加工計画情報とは、特定の加工施設に設置された鉄筋加工装置で実施するべき加工内容を示す情報である。
サーバ40は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ41と、半導体メモリ又はハードディスク等のメモリ42と、ネットワーク30に接続可能なインタフェースと、を含む電子機器であり、例えば、パーソナルコンピュータ等で構成される。
メモリ42には、鉄筋加工管理システム100に登録されている各加工施設に対応させて、その加工施設に設置されている鉄筋加工装置に関する第1情報が予め登録されている。
第1情報には、例えば、加工施設に設置されている各鉄筋加工装置の構成を示す情報(型番や機種等を特定するための情報、オプション等も含めた装置構成の情報)と、加工ラインの構成を示す情報と、各鉄筋加工装置の加工能力(実施可能な加工内容及び加工内容毎の加工効率(例えば時間あたりの加工可能本数)等)を示す情報と、等が含まれる。
加工ラインとは、複数台の鉄筋加工装置を組み合わせて、鉄筋に対して複数種の加工を流し作業で行うために、加工施設に構築される。例えば、上流側に鉄筋切断機を設置し、下流側に鉄筋曲機を設置した加工ラインを構築することで、鉄筋切断機で鉄筋を切断した後、その切断された鉄筋をコンベア等で輸送して鉄筋曲機で曲げ加工するといった一連の流れ作業が可能となる。加工施設では、このような加工ラインが構築される場合もあることから、第1情報には、加工ラインの構成を示す情報(どのような鉄筋加工装置が、何台、どのような配置で設置されているかを示す情報)が含まれる場合もある。
図1に示す例では、例えば、サーバ40は、加工施設10に対応させて、その加工施設10に設置された鉄筋加工装置のうち、どの鉄筋加工装置で、どういった内容の加工を行うかを示した加工計画情報を生成する。そして、サーバ40は、生成した加工計画情報を、加工施設10に設置された管理装置110、120、130に送信する。管理装置110、120、130のそれぞれは、受信した加工計画情報に、自装置に対応する鉄筋加工装置で加工を行うことを示す情報が含まれている場合には、その情報にしたがって、自装置に対応する鉄筋加工装置に対して、加工内容の設定を行う。
図2は、鉄筋加工管理システム100において、サーバ40が稼働状況情報を収集する際の動作を説明するためのシーケンスチャートである。図2では、サーバ40と管理装置110と制御装置11Bの間での処理の流れを示しているが、サーバ40と、管理装置120、130、210、220のそれぞれと、制御装置12B、13B、21B、22Bのそれぞれと、の間での流れについても、図2に示すものと同じであるため、説明は省略する。
プロセッサ41は、管理装置110に対し、制御装置11Bに対応した設定ファイルを送信する(ステップS1)。
設定ファイルは、制御装置に含まれる多数のレジスタに格納される情報のうち、どのレジスタの情報を取得すべきかを定めた情報である。制御装置は、レジスタの階層構造や、必要な情報の格納されるレジスタのアドレス等が製造メーカ毎に異なる。そのため、複数の製造メーカが製造する制御装置毎に、どのレジスタから情報を取得するかを指定する設定ファイルを生成し、この設定ファイルを管理装置110、120、130、210、220に送信する。管理装置110、120、130、210、220は、それぞれ、この設定ファイルにしたがって、自装置に接続された制御装置から、指定されたレジスタの情報を取得することで、鉄筋加工管理システム100において異なる製造メーカの制御装置が混在する場合であっても、全ての鉄筋加工装置から、同じ項目の情報を含む稼働状況情報を取得することができる。
ステップS1にて送信された設定ファイルを受信した管理装置110は、その設定ファイルにて指定されたレジスタに記憶されている稼働状況情報の送信を制御装置11Bに対して要求する(ステップS2)。
この要求を受けた制御装置11Bは、要求されたレジスタに記憶された稼働状況情報を読み出して、管理装置110に送信する(ステップS3)。制御装置11Bから送信される稼働状況情報には、その稼働状況情報に含まれる情報毎に、その情報を記憶した日時情報が含まれる。
管理装置110は、稼働状況情報を受信すると、稼働状況情報に含まれる日時情報と、自装置がネットワーク30を経由して取得した日時情報(自装置日時情報)とを比較し、両者に違いがある場合には、稼働状況情報に含まれる日時情報を自装置日時情報に基づいて補正する(ステップS4)。そして、管理装置110は、日時情報を補正した稼働状況情報をサーバ40に送信する(ステップS5)。制御装置は、ネットワーク30に接続されておらず、正確な日時情報を持つことはできないため、ステップS4の処理を行うことで、稼働状況情報の正確な記録が可能となる。管理装置110から送信されてきた稼働状況情報を受信したサーバ40では、プロセッサ41が、その稼働状況情報をメモリ42に記憶する(ステップS6)。
管理装置110は、ステップS5の後、所定時間(例えば2秒)待機し(ステップS7)、その後、設定ファイルにて指定されたレジスタに記憶されている稼働状況情報の送信を制御装置11Bに対して要求する(ステップS8)。この要求を受けた制御装置11Bは、要求されたレジスタに記憶された稼働状況情報を読み出して、管理装置110に送信する(ステップS9)。
管理装置110は、ステップS9で送信された稼働状況情報を受信すると、ステップS4の処理と同様に、稼働状況情報に含まれる日時情報を補正する(ステップS10)。そして、管理装置110は、日時情報を補正した稼働状況情報をサーバ40に送信し(ステップS11)、所定時間待機する(ステップS12)。ステップS11で送信された稼働状況情報を受信したサーバ40では、プロセッサ41が、その稼働状況情報をメモリ42に記憶する(ステップS13)。ステップS12以降は、ステップS8からステップS13の処理が繰り返し行われる。
このように、管理装置110は、所定時間経過する毎に、稼働状況情報の送信を制御装置11Bに要求し、この要求に応じて制御装置11Bから送信されてきた稼働状況情報をサーバ40に送信する。
なお、管理装置110は、最新のタイミングで制御装置11Bから取得した稼働状況情報が、そのタイミングの前のタイミングで制御装置11Bから取得した稼働状況情報に対して変化がある場合にのみ、その最新のタイミングで取得した稼働状況情報をサーバ40に送信するようにしてもよい。
制御装置11B(その他の制御装置も同様)は、鉄筋加工装置11における消耗品(例えば、オイル、力点ローラ、刃、マグネットスイッチ、エアシリンダ、鉄筋受け、又は制御装置11Bの電池等)の交換がなされた場合に、交換された消耗品の情報と交換が行われた日時を含むメンテナンス情報を、稼働状況情報の1つとしてレジスタに記憶しておくことが好ましい。そして、管理装置110は、このメンテナンス情報を含む稼働状況情報を制御装置11Bから取得して、サーバ40に送信することが好ましい。メンテナンス情報は、制御装置11Bが消耗品の交換内容等を自動で認識して生成してレジスタに記憶してもよいし、鉄筋加工装置11の管理者が手動で制御装置11Bに入力できるようにしてもよい。
以上のような処理によって、メモリ42には、各鉄筋加工装置の稼働状況情報が蓄積されていく。プロセッサ41は、このようにしてメモリ42に蓄積される鉄筋加工装置毎の稼働状況情報に基づいて、例えば、どのような鉄筋に対してどのような加工をどれだけ行ったかといった加工実績の情報を鉄筋加工装置毎に導出する。また、プロセッサ41は、稼働状況情報に含まれるメンテナンス情報と、上記の加工実績の情報とに基づいて、例えば、消耗品の交換時期を予測する。プロセッサ41は、導出した加工実績の情報と、消耗品の交換時期の情報を、ユーザ端末50にて閲覧可能に制御する。これにより、加工施設10、20の管理者は、加工施設10、20に設置された各鉄筋加工装置の加工実績や、各鉄筋加工装置の消耗品の交換時期を容易に把握できるようになる。この結果、鉄筋加工装置のメンテナンス計画や新規導入計画の策定等に役立てることができる。
図3は、鉄筋加工管理システム100において、サーバ40が加工計画情報を生成し、その加工計画情報にしたがって鉄筋加工装置により加工が行われる際の動作を説明するためのシーケンスチャートである。ここでは、一例として、建設予定の建築物に用いられる鉄筋の加工を、加工施設10が建設会社から請け負う場合の動作について説明する。
まず、加工施設10の管理者は、建設会社から受領した建築物の設計データ(例えばBIMデータ)をユーザ端末50に取込み、ユーザ端末50を操作して、その設計データと、加工施設10を特定するための識別情報とを、サーバ40に送信する(ステップS21)。
サーバ40のプロセッサ41は、ユーザ端末50から受信した設計データを取得してメモリ42に記憶する(ステップS22)。次に、プロセッサ41は、メモリ42から、ステップS21で送信されてきた加工施設10の識別情報に対応する第1情報を取得する(ステップS23)。
次に、プロセッサ41は、メモリ42に記憶した設計データと、ステップS23で取得した第1情報とに基づいて、加工施設10に設置された鉄筋加工装置11、12、13で行うべき加工内容を定めた加工計画情報を生成する(ステップS24)。
ここで、ステップS24の処理の詳細例を説明する。まず、プロセッサ41は、設計データに含まれる加工が必要な鉄筋群を、例えば、建築物における使用部位(何階の壁や床等)、種類(異形鉄筋、ネジ鉄筋、丸鋼等)、形状(L字、U字、直線等)、及び寸法(各辺の長さや直径等)が同一のものでグループ分けし、各グループに含まれる鉄筋の本数を認識する。また、プロセッサ41は、加工施設10に設置された鉄筋加工装置11、12、13に関する第1情報から、鉄筋加工装置11、12、13及びこれらを組み合わせた加工ラインの加工能力を認識する。そして、プロセッサ41は、鉄筋の各グループの内容(種類、形状、寸法、及び本数)と、認識した加工能力とから、各グループの鉄筋をできるだけ効率よく(好ましくは最も効率よく)加工できるように、加工施設10に設置された鉄筋加工装置に対して、各グループの加工を割り振る。
例えば、加工施設10において、鉄筋加工装置11は単体で使用され、鉄筋加工装置12と鉄筋加工装置12は加工ラインとして使用可能になっている場合を想定する。また、設計データに含まれる鉄筋群が第1グループ及び第2グループにグループ分けされた場合を想定する。
この場合、プロセッサ41は、鉄筋加工装置11にて第1グループの加工を行い、鉄筋加工装置12、13の加工ラインにて第2グループの加工を行うことが、最も効率よく加工を行えると判定した場合には、第1グループの内容(種類、形状、寸法、及び本数)にしたがって鉄筋加工装置11にて第1グループの加工を行うことを示した情報と、第2グループの内容(種類、形状、寸法、及び本数)にしたがって鉄筋加工装置12、13にて第2グループの加工を行うことを示した情報と、を含む加工計画情報を生成する。
或いは、プロセッサ41は、鉄筋加工装置11にて第1グループの加工を行い、鉄筋加工装置13にて第2グループの加工を行うことが、最も効率よく加工を行えると判定した場合には、第1グループの内容(種類、形状、寸法、及び本数)にしたがって鉄筋加工装置11にて第1グループの加工を行うことを示した情報と、第2グループの内容(種類、形状、寸法、及び本数)にしたがって鉄筋加工装置13にて第2グループの加工を行うことを示した情報と、を含む加工計画情報を生成する。
なお、プロセッサ41は、ステップS24において、管理装置110、120、130から収集した鉄筋加工装置11、12、13の稼働状況情報と、鉄筋加工装置11、12、13に関する第1情報とに基づいて、加工計画情報を生成してもよい。稼働状況情報を参照することで、例えば、鉄筋加工装置11が使用不可である状況或いは十分な加工能力を発揮できない状況等を判定できる。したがって、稼働状況情報を考慮して加工計画情報を生成することで、加工計画情報をより精度よく生成できる。
ステップS24の後、プロセッサ41は、生成した加工計画情報を管理装置110、120、130に送信する(ステップS25)。管理装置110、120、130は、それぞれ、加工計画情報を取得し(ステップS26)、取得した加工計画情報に、自装置に対応する鉄筋加工装置での加工を行うことを示す情報が含まれる場合には、その情報にしたがって、自装置に対応する鉄筋加工装置の制御装置に対して加工内容の設定を行う(ステップS27)。
以上の処理により、加工施設10では、鉄筋加工装置11、12、13において加工内容が設定された状態となる。このため、加工施設10では、この加工内容にしたがって各鉄筋加工装置で加工を開始することで、建設会社から請け負った鉄筋の加工を効率よく行うことができる。鉄筋加工管理システム100によれば、人の経験や知識に関係なく、サーバ40によって加工計画情報を適切に生成できるため、鉄筋加工業者の負担を軽減することができる。
なお、ステップS27において設定された加工内容にしたがって、加工施設10において、鉄筋加工装置11、12、13により鉄筋の加工が開始された後も、プロセッサ41のメモリ42には、図2に示す処理によって、加工計画情報にしたがって稼働する鉄筋加工装置11、12、13の稼働状況情報が蓄積されていく。したがって、ステップS24以降、プロセッサ41は、メモリ42に記憶されている鉄筋加工装置11、12、13の稼働状況情報に基づいて、加工計画情報に基づく加工計画の進捗状況を判定できる。
そこで、プロセッサ41は、ステップS24の後、稼働状況情報に基づいて判定した加工計画の進捗状況と、設計データから得たグループ毎の加工内容と、鉄筋加工装置11、12、13に関する第1情報と、に基づいて、加工計画情報を新たに生成し、生成した加工計画情報を、管理装置110、120、130に送信することが好ましい。この場合、新たな加工計画情報を受信した管理装置110、120、130は、加工内容の設定の更新を行えばよい。このようにすることで、加工計画の進捗に合わせて、加工計画情報を適切に更新することができ、鉄筋加工をより効率よく行うことが可能となる。
例えば、加工計画情報にしたがって稼働した鉄筋加工装置11、12、13のうち、鉄筋加工装置11では加工が終了しており、鉄筋加工装置13での加工が遅れている場合には、鉄筋加工装置13で行うべき加工の一部を、鉄筋加工装置11に割り振り直した加工計画情報を生成することで、加工計画情報の更新を行わない場合に比べて、全ての加工が終わるまでの時間を短縮することが可能となる。
また、プロセッサ41は、ステップS24で生成した加工計画情報に基づいて、当該加工計画情報にしたがって加工後の鉄筋の輸送計画に関する輸送計画情報を生成し、生成した輸送計画情報を出力してもよい。輸送計画情報の出力方法は、任意であるが、例えば、ユーザ端末50がサーバ40にアクセスすることで表示されるウェブサイト上で輸送計画情報を表示させてもよいし、ユーザ端末50に対して電子メールで輸送計画情報を送信してもよいし、管理装置110、120、130に輸送計画情報を送信してもよい。
輸送計画情報は、設計データから得られた各グループの鉄筋を、どの輸送車に搭載して、どこまで輸送するかを定めた情報である。このように、輸送計画情報をサーバ40で生成することで、鉄筋加工業者の負担をより軽減することができる。
鉄筋加工管理システム100には、管理装置110、120、130、210、220のそれぞれに対応させて、印刷装置が設けられていてもよい。この場合、管理装置110、120、130、210、220は、それぞれが取得した加工計画情報にしたがって鉄筋加工装置に設定した加工内容(鉄筋の種別、形状、寸法、及び本数等)の情報と、その加工計画情報に含まれる使用部位の情報と、を含む画像を、印刷装置によって、荷札シール等に印刷させる。
例えば、鉄筋加工装置11によって第1グループの鉄筋の加工がなされてその加工が終了すると、印刷装置によって印刷された荷札シールには、第1グループの鉄筋の加工内容とその使用部位が、それぞれ、文字と二次元コードによって表示される。鉄筋加工装置11で作業を行っていた作業員は、この荷札シールを用いることで、加工後の第1グループの鉄筋を適切に管理することができる。
10,20 加工施設
11A,12A,13A 装置本体
11B,12B,13B 制御装置
11,12,13,21,22 鉄筋加工装置
30 ネットワーク
40 サーバ
41 プロセッサ
42 メモリ
50 ユーザ端末
100 鉄筋加工管理システム
110,120,130,210,220 管理装置

Claims (4)

  1. 建築物の設計データを取得し、
    特定の加工施設に設置されている鉄筋加工装置に関する第1情報を取得し、
    前記第1情報と、前記設計データとに基づいて、前記特定の加工施設に設置された前記鉄筋加工装置で実施するべき加工内容を示す加工計画情報を生成して出力する、プロセッサを備え
    加工施設毎に設置され、且つ、当該加工施設に設置された鉄筋加工装置と接続される管理装置を備え、
    前記プロセッサは、前記管理装置とネットワークを介して通信可能に構成され、前記加工計画情報を、前記特定の加工施設に設置されている前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記プロセッサから受信した前記加工計画情報に基づいて、当該管理装置と接続される前記鉄筋加工装置の加工内容の設定を行う鉄筋加工管理システム。
  2. 請求項に記載の鉄筋加工管理システムであって、
    前記プロセッサは、前記加工計画情報にしたがって稼働した前記鉄筋加工装置の稼働状況に関する第2情報を当該鉄筋加工装置と接続された前記管理装置から前記ネットワークを介して取得し、前記第2情報に基づいて、当該加工計画情報を更新して出力する、鉄筋加工管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の鉄筋加工管理システムであって、
    前記プロセッサは、前記加工計画情報に基づいて、当該加工計画情報にしたがって加工後の鉄筋の輸送計画に関する輸送計画情報を生成して出力する、鉄筋加工管理システム。
  4. 請求項1又は2に記載の鉄筋加工管理システムであって、
    前記第1情報は、前記鉄筋加工装置の加工能力に関する情報と、前記特定の加工施設に設けられた加工ラインの構成に関する情報と、を含む鉄筋加工管理システム。
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