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JP7570281B2 - ボトル - Google Patents
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JP7570281B2 - ボトル - Google Patents

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Description

本発明は、ボトルに関する。
口部、肩部、胴部及び底部が合成樹脂材料で一体に形成されたボトルとして、ボトル軸方向に直交する横断面視で胴部が非真円形状に形成されたものが知られている(例えば、下記特許文献1,2参照)。この種のボトルは、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームまたは筒状に押し出されたパリソンが、ブロー成形されて形成される。
特開2017-65761号公報 特開2000-309320号公報
近時では、ボトルを薄肉化することで、ボトルの更なる軽量化を図ることが求められている。
ここで、ボトルを薄肉化することで、胴部の径方向に対する剛性が低下する可能性がある。これに対して、特許文献2に記載されるように、胴部に、径方向の内側に窪むとともに、周方向に延びる溝部を上下方向に間隔をあけて設けることが考えられる。
しかしながら、胴部に溝部が形成されていると、胴部にラベル(例えば、シュリンクラベル等)を装着した際に、ラベルが溝部に倣って窪んでしまう可能性がある。特に、溝部自体の間隔を狭くすると、ラベルのうち、溝部を覆う部分と、溝部以外を覆う部分と、の間で生じる凹凸が目立ち易くなる結果、ラベル装着状態でのボトルの外観品質が低下するという課題がある。
一方で、ボトルを薄肉化すると、ブロー工程時における金型の内面と成形品の外面との間に生じるエア溜まりや、ブロー工程後における成形品の収縮等の影響により、胴部に予期せぬ窪みが発生する可能性がある。特に、胴部が非真円形状の場合には、ボトル軸から成形品外面までの径方向の距離が周方向で不均一であることから、予期せぬ窪みが発生し易い。また、予期せぬ窪みは、胴部のうち上下方向で隣り合う溝部同士の間に発生し易いことから、溝部自体の間隔を広げ過ぎることによって、ボトル自体の外観品質の低下に繋がる可能性がある。
本発明は、軽量化を図った上で、径方向での剛性及び外観品質の向上を図ることができるボトルを提供する。
上記課題を解決するために、本開示は以下の態様を採用した。
本開示の一態様に係るボトルは、ボトル軸に直交する横断面視で非真円形状に形成された筒状の胴部を有し、合成樹脂材料で一体に形成されたボトルであって、前記胴部には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第1溝部がボトル軸方向に間隔をあけて設けられ、前記胴部のうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第2溝部がボトル軸方向に並んで設けられ、前記第2溝部におけるボトル軸方向の幅は、前記第1溝部におけるボトル軸方向の幅よりも狭く、前記第2溝部における径方向の深さは、前記第1溝部における径方向の深さよりも浅い。
本態様によれば、第1溝部によってボトルの径方向の剛性を高めることができるので、胴部に対して径方向の荷重が作用した際の胴部の変形を抑えることができる。
特に、本態様では、胴部のうち、ボトル軸方向で隣り合う第1溝部の間に位置する部分に、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第2溝部がボトル軸方向に並んで設けられた構成とした。
この構成によれば、隣り合う第1溝部同士の間が平滑面に形成されている場合に比べ、胴部の表面積を確保できる。これにより、ボトルをブロー成形により形成するにあたって、ブロー工程時に金型の内面と成形品の外面との間に生じるエア溜まりを、金型の内面と成形品の外面との間のうち第2溝部に対応する部分を通じて外部に排出することができる。また、仮に胴部に予期せぬ窪みが形成されたとしても、胴部の外表面上で目立ちにくくすることができる。さらに、胴部のうち第2溝部を形成している部分を、ブロー工程後におけるボトルの収縮(成形収縮)に伴う収縮代として機能させることができるので、胴部に予期せぬ窪みが形成されること自体を抑制できる。
そのため、非真円形状の胴部を有するボトルにおいて、ボトルの薄肉化を図る場合であっても、第1溝部の間隔を確保しつつ、ボトル自体の外観品質を向上させることができる。
また、ボトルの径方向の剛性を第2溝部によって高めることができるので、胴部に対して径方向の荷重が作用した際の胴部の変形を抑えることができる。
その上で、本態様では、第2溝部の幅が第1溝部の幅に比べて狭く、第2溝部の深さが第1溝部の深さよりも浅い構成とした。
この構成によれば、ボトルの剛性確保のために第1溝部のピッチを狭める構成に比べ、ラベルのうち第2溝部を覆う部分での窪みを小さくできる。これにより、ラベルに凹凸が生じ難くなるので、ラベル装着状態でのボトルの外観品質も向上させることができる。
上記態様のボトルにおいて、前記胴部は、前記横断面視で多角形状に形成されており、当該多角形状を構成する少なくとも1つの面が径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、且つ当該面に前記第1溝部及び前記第2溝部が設けられていることが好ましい。
前記面に予期せぬ窪みが生じた場合には、前記面の膨出方向に対して反対側に予期せぬ窪みが陥没するため、胴部を構成する面が直線状に形成されている場合に比べ、予期せぬ窪みが目立ち易い。
これに対して、本態様では、上述したように予期せぬ窪みの発生を抑制できるので、前記面を曲面状に形成した場合であっても、外観品質の低下を抑制できる。
上記態様のボトルにおいて、前記胴部のうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、前記胴部の外周面に対して径方向の外側に向けて膨出するとともに、周方向に延びる膨出部が上下方向に並んで設けられ、前記第2溝部は、ボトル軸方向で隣り合う前記膨出部同士の間に形成されていることが好ましい。
本態様によれば、ラベル装着時において、膨出部によりラベルを径方向の内側から支持し易い。これにより、ラベル装着時において、ラベルが第1溝部に倣って窪むのを抑制できる。
上記態様のボトルにおいて、前記膨出部は、ボトル軸方向に沿う縦断面視において、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成されていることが好ましい。
本態様によれば、膨出部における径方向の最外端に稜線が形成されるのを抑制できる。これにより、プリフォームやパリソンをブロー成形した際、当該膨出部の最外端部分が金型内面に密着し易い。よって、賦形性を向上させることができるとともに、成形品と金型内面との間にエア溜まりが発生するのを抑制できる。
上記態様のボトルにおいて、ボトル軸方向で隣り合う前記膨出部は、ボトル軸方向に連なって設けられていることが好ましい。
本態様によれば、隣り合う第2溝部同士の間隔を狭めることができる。これにより、ラベル装着時において、ラベルが第2溝部に倣って窪むのを抑制できる。その結果、その結果、膨出部の頂部を通る仮想平面上でのラベルの凹凸を抑制し、ラベル装着状態でのボトルの外観品質を向上させ易い。
上記態様のボトルにおいて、前記胴部のうち、ボトル軸方向の最外端に位置する前記膨出部と、前記第1溝部と、の間は、平滑面に形成されていることが好ましい。
本態様によれば、第1溝部と膨出部との間に平滑面を設けることで、第1溝部と胴部の外周面との境界部分での賦形性を向上させることができる。
本発明の態様によれば、軽量化を図った上で、径方向での剛性及び外観品質の向上を図ることができる。
実施形態に係るボトルを第2方向から見た側面図である。 実施形態に係るボトルを第1方向から見た側面図である。 図1のIII-III線に対応する断面図である。 図1のIV-IV線に対応する断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する実施形態や変形例において、対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図1、図2に示されるように、ボトル1は、合成樹脂材料で一体に形成されている。ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成される。ボトル1は、口部11、肩部12、胴部13及び底部14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連なった概略構成となっている。
以下、上述した共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向を上下方向とする。この際、上下方向に沿う口部11側を上方、底部14側を下方とする。また、上下方向から見てボトル軸Oに交差する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
口部11は、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状とされている。口部11の上端開口部は、内容物が注出される注出口として機能する。
肩部12は、口部11の下端縁と胴部13の上端縁との間を接続している。肩部12は、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されるとともに、上方から下方に向かうに従い漸次拡径されている。
図1~図3に示すように、胴部13は、肩部12の下端縁から下方に向けて延びている。胴部13は、ボトル軸Oに直交する横断面視で非真円形状に形成されている。具体的に、胴部13は、短辺部21及び長辺部22が周方向に交互に連なることで、扁平形状(長方形状)に形成されている。すなわち、胴部13は、径方向のうち第1方向L1で向かい合う一対の短辺部21と、径方向のうち第1方向L1に直交する第2方向L2で向かい合う一対の長辺部22と、を備えている。
図2、図3に示すように、短辺部21は、横断面視において、径方向(第1方向L1)の外側に向けて突の円弧状に形成されている。短辺部21は、側面視において、上下方向の全長に亘って周方向の幅が一様に形成されている。
図1、図3に示すように、長辺部22は、横断面視において、径方向(第2方向L2)の外側に向けて突の円弧状に形成されている。長辺部22は、周方向の両端部において、連結部23を介して短辺部21に連なっている。連結部23は、径方向の外側に向けて突の円弧状をなしている。連結部23の曲率半径は、長辺部22の曲率半径に比べて小さくなっている。連結部23は、短辺部21及び長辺部22同士の間を平面視で直線状に接続してもよい。
なお、本実施形態では、胴部13の横断面視形状が長方形状に形成された場合について説明したが、これに限られない。胴部13の横断面視形状は、長方形状や正方形状を含む矩形状であってもよく、また矩形状や三角形等を含む多角形状であってもよく、楕円形状等であってもよい。さらに、胴部13が多角形状である場合、胴部13を構成する各側壁(面)の横断面視形状は、円弧状である場合に限らず、直線状であってもよい。また、胴部13を構成する各側壁のうち、少なくとも一つの側壁が円弧状(その他の側壁は直線状)等であってもよい。
ここで、図1、図2に示すように、短辺部21及び長辺部22には、それぞれ補強横溝部(第1溝部)31及び細溝部(第2溝部)32が形成されている。補強横溝部31は、短辺部21及び長辺部22それぞれにおいて、上下方向に間隔をあけて形成されている。本実施形態において、短辺部21に形成された補強横溝部31と、長辺部22に形成された補強横溝部31と、は同じ高さに同じピッチで形成されている。但し、短辺部21及び長辺部22において、補強横溝部31の高さやピッチ、数等を異ならせてもよい。
短辺部21に形成された補強横溝部31と、長辺部22に形成された補強横溝部31と、のうち、上下方向で同じ高さに位置する補強横溝部31同士は、連結部23によって周方向に分断されている。但し、補強横溝部31は、周方向の全周に亘って連続していてもよい。また、補強横溝部31は、連結部23に別途設けられていてもよい。
以下の説明では、長辺部22を例にして、補強横溝部31及び細溝部32の詳細な構成について説明する。
図1、図3、図4に示すように、補強横溝部31は、正面視において、第1方向L1を長手方向とする長方形状に形成されている。補強横溝部31は、長辺部22の外周面に対して径方向(第2方向L2)の内側に向けて窪むとともに、周方向に直線状に延びている。なお、補強横溝部31は、周方向に交差したり、波状に延びていたりしてもよい。
補強横溝部31は、溝底壁31aと、溝周壁31bと、によって画成されている。
溝底壁31aは、長辺部22の外周面に対して径方向の内側に窪んだ位置で、長辺部22の外周面に倣って円弧状に延びている。したがって、補強横溝部31の深さD1(図3に示す溝底壁31aと長辺部22の外周面との距離)は、周方向の全長に亘って一様になっている。なお、溝底壁31aは、第1方向L1に沿って直線状に延び、周方向中央部から両端部に向けて徐々に深さD1が小さくなっていてもよい。
溝周壁31bは、溝底壁31aの周囲を取り囲んでいる。溝周壁31bは、溝底壁31aの外周縁から長辺部22の外周面に向けて径方向に延びている。溝周壁31bのうち、周方向で向かい合う一対の縦側壁31c(図3参照)は、径方向の外側に向かうに従い周方向で互いに離れる向き(外側)に延びている。したがって、補強横溝部31における周方向の長さは、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次拡大している。
溝周壁31bのうち、上下方向で向かい合う一対の横側壁31d(図4参照)は、径方向の外側に向かうに従い上下方向で互いに離れる向き(外側)に延びている。したがって、補強横溝部31における上下方向の幅は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次拡大している。
図4に示すように、細溝部32は、長辺部22のうち、上下方向で隣り合う補強横溝部31同士の間に位置する部分に、上下方向に並んで設けられている。細溝部32は、長辺部22に形成された膨出部35によって画成されている。膨出部35は、長辺部22の外周面に対して径方向の外側に膨出している。膨出部35は、上下方向に沿う縦断面視において、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成されている。
図1に示すように、膨出部35は、正面視において、長辺部22の外周面に倣って周方向に直線状に延びている。膨出部35における周方向の長さT1は、補強横溝部31における周方向の長さT2(長辺部22の外周面上での長さ)と同等になっている。但し、膨出部35は、補強横溝部31よりも長くても、短くてもよい。
図4に示すように、複数の膨出部35は、上下方向に連続して複数設けられている。すなわち、一の膨出部35に対して上方に位置する膨出部35は、一の膨出部35の上端縁に連なっている。一の膨出部35に対して下方に位置する膨出部35は、一の膨出部35の下端縁に連なっている。これにより、長辺部22のうち、上下方向で隣り合う補強横溝部31同士の間は、複数の膨出部35が長辺部22の外周面を介さず連なる連続領域41を構成している。
上下方向で隣り合う補強横溝部31同士の間のうち、連続領域41に対して上下方向の両側に位置する部分は、膨出部35が形成されていない(長辺部22の外周面により構成された)ブランク領域42が設けられている。ブランク領域42は、連結部23に滑らかに連なる平滑面に形成されている。したがって、膨出部35はブランク領域42に対して径方向の外側に向けて膨出し、補強横溝部31はブランク領域42に対して径方向の内側に窪んでいる。したがって、本実施形態のボトル1は、膨出部35の頂部を通る部分が最大外径部になっている。本実施形態において、ブランク領域42における上下方向の幅H1は、補強横溝部31における上下方向の幅H2(補強横溝部31の開口縁での幅)以下に設定されている。但し、ブランク領域42の幅H1は、補強横溝部31の幅H2より広くてもよい。また、上下方向で隣り合う補強横溝部31同士の間に、ブランク領域42を有さない構成であってもよい。
図1、図4に示すように、細溝部32は、連続領域41において、隣り合う膨出部35の頂部同士の間に形成されている。すなわち、細溝部32は、正面視において、長辺部22の外周面に倣って周方向に直線状に延びている。細溝部32における周方向の両端部は、周方向の外側に向けて開放されている。
細溝部32は、縦断面視において、隣り合う膨出部35の頂部同士の間を開口縁とし、隣り合う膨出部35の接続部分を谷部とするV字状に形成されている。具体的に、細溝部32は、上下方向で向かい合う内側面が上下方向の内側に向けて突の湾曲面に形成された状態で、上下方向の幅が径方向の外側から内側に向かうに従い漸次縮小している。本実施形態において、半円状の膨出部35同士が連続していることから、上下方向で隣り合う細溝部32同士についても上下方向で連続している。したがって、隣り合う細溝部32同士は、隙間なく連なっている。但し、隣り合う細溝部32同士は、細溝部32における上下方向の幅H3(細溝部32の開口縁での幅)以下の範囲で間隔をあけて設けられていてもよい。
細溝部32の幅H3は、補強横溝部31の幅H2よりも短くなっている。具体的に、細溝部32の幅H3は、3mm以下の範囲で、且つ補強横溝部31の幅H2に対して50%以下であることが好ましい。本実施形態では、細溝部32の幅H3が1mm程度であるのに対し、補強横溝部31の幅H2が短辺部21及び長辺部22ともに4mm程度になっている。
細溝部32における径方向の深さD2は、補強横溝部31の深さD1(図3参照)よりも浅くなっている。具体的に、細溝部32の深さは、0.5mm以下の範囲で、且つ補強横溝部31の深さに対して20%以下であることが好ましい。本実施形態では、細溝部32の深さが0.15mm程度であるのに対し、長辺部22の補強横溝部31の深さが2.0mm程度、短辺部21の補強横溝部31の深さが1.5mm程度になっている。
このように、本実施形態において、胴部13には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる補強横溝部31が上下方向に間隔をあけて設けられている構成とした。
この構成によれば、ボトル1の径方向の剛性を高めることができるので、胴部13に対して径方向の荷重が作用した際の胴部13の変形を抑えることができる。
本実施形態では、胴部13のうち、上下方向で隣り合う補強横溝部31の間に位置する部分に、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる細溝部32が上下方向に並んで設けられた構成とした。
この構成によれば、隣り合う補強横溝部31同士の間が平滑面に形成されている場合に比べ、胴部13の表面積を確保できる。これにより、ボトル1をブロー成形により形成するにあたって、ブロー工程時に金型の内面と成形品の外面との間に生じるエア溜まりを、金型の内面と成形品の外面との間のうち細溝部32に対応する部分を通じて外部に排出することができる。また、仮に胴部13に予期せぬ窪みが形成されたとしても、胴部13の外表面上で目立ちにくくすることができる。さらに、胴部13のうち細溝部32を形成している部分を、ブロー工程後におけるボトル1の収縮(成形収縮)に伴う収縮代として機能させることができるので、胴部13に予期せぬ窪みが形成されること自体を抑制できる。
そのため、非真円形状の胴部13を有するボトル1において、ボトル1の薄肉化を図る場合であっても、補強横溝部31の間隔を確保しつつ、ボトル1自体の外観品質を向上させることができる。
また、ボトル1の径方向の剛性を細溝部32によって高めることができるので、胴部13に対して径方向の荷重が作用した際の胴部13の変形を抑えることができる。
その上で、本実施形態において、細溝部32の幅H3は補強横溝部31の幅H2に比べて狭く、細溝部32の深さD2は補強横溝部31の深さD1よりも浅い構成とした。
この構成によれば、ボトル1の剛性確保のために補強横溝部31のピッチを狭める構成に比べ、ラベルのうち細溝部32を覆う部分での窪みを小さくできる。これにより、ラベルに凹凸が生じ難くなるので、ラベル装着状態でのボトル1の外観品質も向上させることができる。
その結果、軽量化を図った上で、径方向での剛性及び外観品質の向上を図ることができるボトル1を提供することができる。
本実施形態では、胴部13は、横断面視で多角形状に形成されており、多角形状を構成する短辺部21及び長辺部22が径方向の外側に向けて突の曲面状(円弧状)に形成されるとともに、細溝部32及び補強横溝部31が短辺部21及び長辺部22に形成されている構成とした。
曲面状に形成された短辺部21及び長辺部22に予期せぬ窪みが生じた場合には、短辺部21及び長辺部22の膨出方向に対して反対側に予期せぬ窪みが陥没するため、短辺部21及び長辺部22が直線状に形成されている場合に比べ、予期せぬ窪みが目立ち易い。
これに対して、本実施形態では、上述したように予期せぬ窪みの発生を抑制できるので、曲面状の短辺部21及び長辺部22を採用した場合であっても、外観品質の低下を抑制できる。
本実施形態では、胴部13のうち、隣り合う補強横溝部31間に位置する部分に、胴部13の外周面(ブランク領域42)に対して径方向の外側に向けて膨出するとともに、周方向に延びる膨出部35が上下方向に並んで設けられ、細溝部32は上下方向で隣り合う膨出部35同士の間に形成されている。
この構成によれば、ラベル装着時において、膨出部35によりラベルを径方向の内側から支持し易い。これにより、ラベル装着時において、ラベルが補強横溝部31に倣って窪むのを抑制できる。
本実施形態では、膨出部35は、縦断面視において、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成されている。
この構成によれば、膨出部35における径方向の最外端に稜線が形成されるのを抑制できる。これにより、ブロー成形した際に前記最外端が金型内面に密着し易い。よって、賦形性を向上させることができるとともに、成形品と金型内面との間にエア溜まりが発生するのを抑制できる。
本実施形態において、隣り合う膨出部35は、上下方向に連なって設けられている構成とした。
この構成によれば、隣り合う細溝部32同士の間隔を狭めることができる。これにより、ラベル装着時において、ラベルが細溝部32に倣って窪むのを抑制できる。その結果、その結果、膨出部35の頂部を通る仮想平面上でのラベルの凹凸を抑制し、ラベル装着状態でのボトル1の外観品質を向上させ易い。
本実施形態では、胴部13のうち、上下方向の最外端(連続領域41の両端)に位置する膨出部35と、補強横溝部31と、の間に位置するブランク領域42は、平滑面に形成されている。
この構成によれば、補強横溝部31と膨出部35との間に平滑面を設けることで、補強横溝部31と胴部13の外周面との境界部分での賦形性を向上させることができる。
本実施形態では、短辺部21と長辺部22との間を接続する連結部23には、補強横溝部31が形成されていない構成とした。
この構成によれば、補強横溝部31が連結部23で分断されていることから、ラベル装着時において連結部23によってラベルを径方向の内側から支持できる。これにより、ラベルに凹凸が生じるのをより確実に抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、胴部13の外周面から膨出する膨出部35によって細溝部32が形成された構成について説明したが、この構成に限られない。細溝部32は、胴部13の外周面に対して径方向の内側に窪んでいてもよい。
上述した実施形態では、補強横溝部31及び細溝部32が周方向に間欠的に設けられた構成について説明したが、この構成に限らず、補強横溝部31及び細溝部32は周方向の全周に亘って設けられていてもよい。
上述した実施形態では、有底筒状のプリフォームをブロー成形することでボトル1を形成した場合について説明したが、この構成に限らず、筒状に押し出されたパリソンに対してブロー成形することでボトル1を形成してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1:ボトル
13:胴部
21:短辺部(面)
22:長辺部(面)
31:補強横溝部(第1溝部)
32:細溝部(第2溝部)
35:膨出部
D1:深さ
D2:深さ
H2:幅
H3:幅
O:ボトル軸

Claims (5)

  1. ボトル軸に直交する横断面視で非真円形状に形成された筒状の胴部を有し、合成樹脂材料で一体に形成されたボトルであって、
    前記胴部は、短辺部及び長辺部が連結部を介して周方向に交互に連なることで、前記横断面視で扁平形状に形成され、
    前記短辺部及び前記長辺部は、前記横断面視で径方向の外側に向けて突の円弧状に形成され、
    前記連結部は、前記横断面視で径方向の外側に向けて突の円弧状に形成され、
    前記短辺部及び前記長辺部それぞれには、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第1溝部がボトル軸方向に間隔をあけて設けられ、
    前記短辺部及び前記長辺部それぞれのうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第2溝部がボトル軸方向に並んで設けられ、
    前記第2溝部におけるボトル軸方向の幅は、前記第1溝部におけるボトル軸方向の幅よりも狭く、
    前記第2溝部における径方向の深さは、前記第1溝部における径方向の深さよりも浅く、
    前記連結部には、前記第1溝部及び前記第2溝部が形成されていないボトル。
  2. 前記胴部のうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、前記胴部の外周面に対して径方向の外側に向けて膨出するとともに、周方向に延びる膨出部が上下方向に並んで設けられ、
    前記第2溝部は、ボトル軸方向で隣り合う前記膨出部同士の間に形成されている請求項1記載のボトル。
  3. 前記膨出部は、ボトル軸方向に沿う縦断面視において、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成されている請求項に記載のボトル。
  4. ボトル軸方向で隣り合う前記膨出部は、ボトル軸方向に連なって設けられている請求項又はに記載のボトル。
  5. 前記胴部のうち、ボトル軸方向の最外端に位置する前記膨出部と、前記第1溝部と、の間は、平滑面に形成されている請求項から請求項の何れか1項に記載のボトル。
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