JP7570281B2 - ボトル - Google Patents
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Description
ここで、ボトルを薄肉化することで、胴部の径方向に対する剛性が低下する可能性がある。これに対して、特許文献2に記載されるように、胴部に、径方向の内側に窪むとともに、周方向に延びる溝部を上下方向に間隔をあけて設けることが考えられる。
しかしながら、胴部に溝部が形成されていると、胴部にラベル(例えば、シュリンクラベル等)を装着した際に、ラベルが溝部に倣って窪んでしまう可能性がある。特に、溝部自体の間隔を狭くすると、ラベルのうち、溝部を覆う部分と、溝部以外を覆う部分と、の間で生じる凹凸が目立ち易くなる結果、ラベル装着状態でのボトルの外観品質が低下するという課題がある。
本開示の一態様に係るボトルは、ボトル軸に直交する横断面視で非真円形状に形成された筒状の胴部を有し、合成樹脂材料で一体に形成されたボトルであって、前記胴部には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第1溝部がボトル軸方向に間隔をあけて設けられ、前記胴部のうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第2溝部がボトル軸方向に並んで設けられ、前記第2溝部におけるボトル軸方向の幅は、前記第1溝部におけるボトル軸方向の幅よりも狭く、前記第2溝部における径方向の深さは、前記第1溝部における径方向の深さよりも浅い。
この構成によれば、隣り合う第1溝部同士の間が平滑面に形成されている場合に比べ、胴部の表面積を確保できる。これにより、ボトルをブロー成形により形成するにあたって、ブロー工程時に金型の内面と成形品の外面との間に生じるエア溜まりを、金型の内面と成形品の外面との間のうち第2溝部に対応する部分を通じて外部に排出することができる。また、仮に胴部に予期せぬ窪みが形成されたとしても、胴部の外表面上で目立ちにくくすることができる。さらに、胴部のうち第2溝部を形成している部分を、ブロー工程後におけるボトルの収縮(成形収縮)に伴う収縮代として機能させることができるので、胴部に予期せぬ窪みが形成されること自体を抑制できる。
そのため、非真円形状の胴部を有するボトルにおいて、ボトルの薄肉化を図る場合であっても、第1溝部の間隔を確保しつつ、ボトル自体の外観品質を向上させることができる。
また、ボトルの径方向の剛性を第2溝部によって高めることができるので、胴部に対して径方向の荷重が作用した際の胴部の変形を抑えることができる。
この構成によれば、ボトルの剛性確保のために第1溝部のピッチを狭める構成に比べ、ラベルのうち第2溝部を覆う部分での窪みを小さくできる。これにより、ラベルに凹凸が生じ難くなるので、ラベル装着状態でのボトルの外観品質も向上させることができる。
前記面に予期せぬ窪みが生じた場合には、前記面の膨出方向に対して反対側に予期せぬ窪みが陥没するため、胴部を構成する面が直線状に形成されている場合に比べ、予期せぬ窪みが目立ち易い。
これに対して、本態様では、上述したように予期せぬ窪みの発生を抑制できるので、前記面を曲面状に形成した場合であっても、外観品質の低下を抑制できる。
本態様によれば、ラベル装着時において、膨出部によりラベルを径方向の内側から支持し易い。これにより、ラベル装着時において、ラベルが第1溝部に倣って窪むのを抑制できる。
本態様によれば、膨出部における径方向の最外端に稜線が形成されるのを抑制できる。これにより、プリフォームやパリソンをブロー成形した際、当該膨出部の最外端部分が金型内面に密着し易い。よって、賦形性を向上させることができるとともに、成形品と金型内面との間にエア溜まりが発生するのを抑制できる。
本態様によれば、隣り合う第2溝部同士の間隔を狭めることができる。これにより、ラベル装着時において、ラベルが第2溝部に倣って窪むのを抑制できる。その結果、その結果、膨出部の頂部を通る仮想平面上でのラベルの凹凸を抑制し、ラベル装着状態でのボトルの外観品質を向上させ易い。
本態様によれば、第1溝部と膨出部との間に平滑面を設けることで、第1溝部と胴部の外周面との境界部分での賦形性を向上させることができる。
肩部12は、口部11の下端縁と胴部13の上端縁との間を接続している。肩部12は、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されるとともに、上方から下方に向かうに従い漸次拡径されている。
図1、図3、図4に示すように、補強横溝部31は、正面視において、第1方向L1を長手方向とする長方形状に形成されている。補強横溝部31は、長辺部22の外周面に対して径方向(第2方向L2)の内側に向けて窪むとともに、周方向に直線状に延びている。なお、補強横溝部31は、周方向に交差したり、波状に延びていたりしてもよい。
溝底壁31aは、長辺部22の外周面に対して径方向の内側に窪んだ位置で、長辺部22の外周面に倣って円弧状に延びている。したがって、補強横溝部31の深さD1(図3に示す溝底壁31aと長辺部22の外周面との距離)は、周方向の全長に亘って一様になっている。なお、溝底壁31aは、第1方向L1に沿って直線状に延び、周方向中央部から両端部に向けて徐々に深さD1が小さくなっていてもよい。
この構成によれば、ボトル1の径方向の剛性を高めることができるので、胴部13に対して径方向の荷重が作用した際の胴部13の変形を抑えることができる。
この構成によれば、隣り合う補強横溝部31同士の間が平滑面に形成されている場合に比べ、胴部13の表面積を確保できる。これにより、ボトル1をブロー成形により形成するにあたって、ブロー工程時に金型の内面と成形品の外面との間に生じるエア溜まりを、金型の内面と成形品の外面との間のうち細溝部32に対応する部分を通じて外部に排出することができる。また、仮に胴部13に予期せぬ窪みが形成されたとしても、胴部13の外表面上で目立ちにくくすることができる。さらに、胴部13のうち細溝部32を形成している部分を、ブロー工程後におけるボトル1の収縮(成形収縮)に伴う収縮代として機能させることができるので、胴部13に予期せぬ窪みが形成されること自体を抑制できる。
そのため、非真円形状の胴部13を有するボトル1において、ボトル1の薄肉化を図る場合であっても、補強横溝部31の間隔を確保しつつ、ボトル1自体の外観品質を向上させることができる。
また、ボトル1の径方向の剛性を細溝部32によって高めることができるので、胴部13に対して径方向の荷重が作用した際の胴部13の変形を抑えることができる。
この構成によれば、ボトル1の剛性確保のために補強横溝部31のピッチを狭める構成に比べ、ラベルのうち細溝部32を覆う部分での窪みを小さくできる。これにより、ラベルに凹凸が生じ難くなるので、ラベル装着状態でのボトル1の外観品質も向上させることができる。
その結果、軽量化を図った上で、径方向での剛性及び外観品質の向上を図ることができるボトル1を提供することができる。
曲面状に形成された短辺部21及び長辺部22に予期せぬ窪みが生じた場合には、短辺部21及び長辺部22の膨出方向に対して反対側に予期せぬ窪みが陥没するため、短辺部21及び長辺部22が直線状に形成されている場合に比べ、予期せぬ窪みが目立ち易い。
これに対して、本実施形態では、上述したように予期せぬ窪みの発生を抑制できるので、曲面状の短辺部21及び長辺部22を採用した場合であっても、外観品質の低下を抑制できる。
この構成によれば、ラベル装着時において、膨出部35によりラベルを径方向の内側から支持し易い。これにより、ラベル装着時において、ラベルが補強横溝部31に倣って窪むのを抑制できる。
この構成によれば、膨出部35における径方向の最外端に稜線が形成されるのを抑制できる。これにより、ブロー成形した際に前記最外端が金型内面に密着し易い。よって、賦形性を向上させることができるとともに、成形品と金型内面との間にエア溜まりが発生するのを抑制できる。
この構成によれば、隣り合う細溝部32同士の間隔を狭めることができる。これにより、ラベル装着時において、ラベルが細溝部32に倣って窪むのを抑制できる。その結果、その結果、膨出部35の頂部を通る仮想平面上でのラベルの凹凸を抑制し、ラベル装着状態でのボトル1の外観品質を向上させ易い。
この構成によれば、補強横溝部31と膨出部35との間に平滑面を設けることで、補強横溝部31と胴部13の外周面との境界部分での賦形性を向上させることができる。
この構成によれば、補強横溝部31が連結部23で分断されていることから、ラベル装着時において連結部23によってラベルを径方向の内側から支持できる。これにより、ラベルに凹凸が生じるのをより確実に抑制できる。
上述した実施形態では、胴部13の外周面から膨出する膨出部35によって細溝部32が形成された構成について説明したが、この構成に限られない。細溝部32は、胴部13の外周面に対して径方向の内側に窪んでいてもよい。
上述した実施形態では、補強横溝部31及び細溝部32が周方向に間欠的に設けられた構成について説明したが、この構成に限らず、補強横溝部31及び細溝部32は周方向の全周に亘って設けられていてもよい。
上述した実施形態では、有底筒状のプリフォームをブロー成形することでボトル1を形成した場合について説明したが、この構成に限らず、筒状に押し出されたパリソンに対してブロー成形することでボトル1を形成してもよい。
13:胴部
21:短辺部(面)
22:長辺部(面)
31:補強横溝部(第1溝部)
32:細溝部(第2溝部)
35:膨出部
D1:深さ
D2:深さ
H2:幅
H3:幅
O:ボトル軸
Claims (5)
- ボトル軸に直交する横断面視で非真円形状に形成された筒状の胴部を有し、合成樹脂材料で一体に形成されたボトルであって、
前記胴部は、短辺部及び長辺部が連結部を介して周方向に交互に連なることで、前記横断面視で扁平形状に形成され、
前記短辺部及び前記長辺部は、前記横断面視で径方向の外側に向けて突の円弧状に形成され、
前記連結部は、前記横断面視で径方向の外側に向けて突の円弧状に形成され、
前記短辺部及び前記長辺部それぞれには、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第1溝部がボトル軸方向に間隔をあけて設けられ、
前記短辺部及び前記長辺部それぞれのうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、径方向の外側に向けて開口するとともに、周方向に沿って延びる第2溝部がボトル軸方向に並んで設けられ、
前記第2溝部におけるボトル軸方向の幅は、前記第1溝部におけるボトル軸方向の幅よりも狭く、
前記第2溝部における径方向の深さは、前記第1溝部における径方向の深さよりも浅く、
前記連結部には、前記第1溝部及び前記第2溝部が形成されていないボトル。 - 前記胴部のうち、ボトル軸方向で隣り合う前記第1溝部の間に位置する部分には、前記胴部の外周面に対して径方向の外側に向けて膨出するとともに、周方向に延びる膨出部が上下方向に並んで設けられ、
前記第2溝部は、ボトル軸方向で隣り合う前記膨出部同士の間に形成されている請求項1に記載のボトル。 - 前記膨出部は、ボトル軸方向に沿う縦断面視において、径方向の外側に向けて突の円弧状に形成されている請求項2に記載のボトル。
- ボトル軸方向で隣り合う前記膨出部は、ボトル軸方向に連なって設けられている請求項2又は3に記載のボトル。
- 前記胴部のうち、ボトル軸方向の最外端に位置する前記膨出部と、前記第1溝部と、の間は、平滑面に形成されている請求項2から請求項4の何れか1項に記載のボトル。
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