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JP7574115B2 - コンピュータ装置 - Google Patents
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Description

本開示は、コンピュータ装置に関する。
パーソナルコンピュータやサーバ等のコンピュータ装置の機能を拡張するために、エンドポイントデバイスがPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)リンクを介してコンピュータ装置に接続されることがある。エンドポイントデバイスの一例として、IO(Input Output)デバイス、PCIeカード等が挙げられる。
コンピュータ装置の起動時には、コンピュータ装置に接続されているエンドポイントデバイスが存在するか否かの判定(以下では「接続有無判定」と呼ぶことがある)が行われるとともに、コンピュータ装置とエンドポイントデバイスとの間で、PCIeリンクのリンク幅及びリンクスピードについてのネゴシエーション(以下では「リンクネゴシエーション」と呼ぶことがある)が行われる。
特開2002-312072号公報 特開2011-128795号公報
しかし、接続有無判定やリンクネゴシエーションが偶発的な不良等により失敗することがある。接続有無判定やリンクネゴシエーションが失敗すると、コンピュータ装置及びエンドポイントデバイスがPCIeリンクに正常にアクセスできない状態でコンピュータ装置が起動してしまう。このため、エンドポイントデバイスの使用が困難であることや、期待する性能をエンドポイントデバイスが発揮していないことが、コンピュータ装置の起動後に判明する場合がある。この場合、オペレータによって手動でエンドポイントデバイスがリセットされることによりPCIeリンクのリカバリ(以下では「リンクリカバリ」と呼ぶことがある)が試みられていた。さらに、エンドポイントデバイスのリセットだけではPCIeリンクのリカバリが困難な場合には、オペレータによって手動でコンピュータ装置が再起動されることによりリンクリカバリが試みられていた。
そこで、本開示では、コンピュータ装置とエンドポイントデバイスとの間のリンクに発生する異常(以下では「リンク異常」と呼ぶことがある)を自動的かつ確実にリカバリできる技術を提案する。
本開示のコンピュータ装置は、電源供給ユニットと、第一電源回路と、第二電源回路と、第三電源回路と、CPUと、集積回路とを有する。前記電源供給ユニットは、第一電源と第二電源とを供給する。前記第一電源回路は、前記第一電源の供給によって動作して第三電源を供給する。前記第二電源回路は、前記第二電源の供給によって動作して第四電源を供給する。前記第三電源回路は、前記第四電源の供給によって動作して第五電源を供給する。前記CPUは、前記第三電源または前記第五電源の供給によって動作し、前記第三電源または前記第五電源の供給によって動作するエンドポイントデバイスと接続されている。前記集積回路は、前記第四電源の供給によって動作して前記第一電源回路及び前記第三電源回路のオン及びオフを制御することにより前記CPU及び前記エンドポイントデバイスへの前記第三電源及び前記第五電源の供給の有無を制御する。また、前記集積回路は、前記CPUと前記エンドポイントデバイスとの間のリンクに異常があるときに、前記CPU及び前記エンドポイントデバイスへの前記第三電源及び前記第五電源の供給を一旦停止した後に前記CPU及び前記エンドポイントデバイスへの前記第三電源及び前記第五電源の供給を再開する。
開示の技術によれば、リンク異常を自動的かつ確実にリカバリできる。
図1は、本開示の実施例のコンピュータ装置の構成例を示す図である。 図2は、本開示の実施例のコンピュータ装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、本開示の実施例のコンピュータ装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例]
<コンピュータ装置の構成>
図1は、本開示の実施例のコンピュータ装置の構成例を示す図である。図1において、コンピュータ装置1は、電源供給ユニット10と、メイン電源供給回路11と、CPLD(Complex Programmable Logic Device)電源供給回路12と、スタンバイ電源供給回路13と、CPLD14と、CPU(Central Processing Unit)15と、チップセット16と、電圧モニタ17とを有する。CPLD14は、レジスタR11,R12,R13,R14,R15,R16,R17を有する。チップセット16は、レジスタR21,R22,R23を有する。CPLD14は、集積回路の一例である。
また、コンピュータ装置1には、AC(Alternating Current)電源2が接続される。また、コンピュータ装置1には、IOデバイス3及びPCIeカード4の何れか一方または双方が接続可能である。IOデバイス3は、レジスタR41を有する。PCIeカード4は、レジスタR42を有する。IOデバイス3及びPCIeカード4は、エンドポイントデバイスの一例である。
AC電源2は電源供給ユニット10に供給され、電源供給ユニット10は、AC電源2をDC(Direct Current)電源に変換し、DC電源を第一メイン電源MP1としてメイン電源供給回路11に供給するとともに、DC電源を第一スタンバイ電源SP1としてCPLD電源供給回路12に供給する。
メイン電源供給回路11は、電源供給ユニット10からの第一メイン電源MP1の供給によって動作して、第二メイン電源MP2をCPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4に供給する。
CPLD電源供給回路12は、電源供給ユニット10からの第一スタンバイ電源SP1の供給によって動作して、CPLD電源CPPをスタンバイ電源供給回路13、CPLD14及び電圧モニタ17に供給する。
スタンバイ電源供給回路13は、CPLD電源供給回路12からのCPLD電源CPPの供給によって動作して、第二スタンバイ電源SP2をCPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4に供給する。
CPU15、チップセット16、IOデバイス3及びPCIeカード4は、メイン電源供給回路11からの第二メイン電源MP2の供給、または、スタンバイ電源供給回路13からの第二スタンバイ電源SP2の供給によって動作する。IOデバイス3及びPCIeカード4の各々は、PCIeリンクを介してCPU15及びチップセット16に接続される。CPU15とIOデバイス3との間でのデータのやりとり、及び、CPU15とPCIeカード4との間でのデータのやりとりは、チップセット16を介して行われる。また、CPU15及びチップセット16は、ローカルバスを介してCPLD14に接続されている。
電圧モニタ17は、CPLD電源供給回路12からのCPLD電源CPPの供給、メイン電源供給回路11からの第二メイン電源MP2の供給、または、スタンバイ電源供給回路13からの第二スタンバイ電源SP2の供給によって動作する。電圧モニタ17は、第一メイン電源MP1の電圧、第二メイン電源MP2の電圧、及び、第二スタンバイ電源SP2の電圧を監視する。電圧モニタ17は、I2C(Inter-Integrated Circuit)インターフェースを介してCPLD14に接続されている。
CPLD14は、CPLD電源供給回路12からのCPLD電源CPPの供給によって動作する。CPLD14は、メイン電源供給回路11及びスタンバイ電源供給回路13のオン及びオフを制御することにより、CPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4への第二メイン電源MP2及び第二スタンバイ電源SP2の供給の有無を制御する。
レジスタR11には、リンク無効リトライ回数が記憶される。リンク無効リトライ回数は、PCIeリンクが有効から無効にされる制御(以下では「リンク無効制御」と呼ぶことがある)によるリンクリカバリの発生回数を示す。リンク無効リトライ回数は、リンク無効制御が行われたときにインクリメントされ、OS(Operating System)の起動直前に“0”にクリアされる。
レジスタR12には、システムリセットリトライ回数が記憶される。システムリセットリトライ回数は、システムリセットによるリンクリカバリの発生回数を示す。システムリセットリトライ回数は、システムリセットが行われたときにインクリメントされ、OS(Operating System)の起動直前に“0”にクリアされる。
レジスタR13には、スタンバイリセットリトライ回数が記憶される。スタンバイリセットリトライ回数は、スタンバイリセットによるリンクリカバリの発生回数を示す。スタンバイリセットリトライ回数は、スタンバイリセットが行われたときにインクリメントされ、OS(Operating System)の起動直前に“0”にクリアされる。
レジスタR14には、システムリセットの実行指示の有無が記憶される。システムリセットの実行指示が無いときはレジスタR14には“0”がセットされ、システムリセットの実行指示が有ったときにレジスタR14が“1”にセットされる。
レジスタR15には、スタンバイリセットの実行指示の有無が記憶される。スタンバイリセットの実行指示が無いときはレジスタR15には“0”がセットされ、スタンバイリセットの実行指示が有ったときにレジスタR15が“1”にセットされる。
レジスタR16には、CPU15及びチップセット16と、IOデバイス3との間のPCIeリンク(以下では「IOデバイスリンク」と呼ぶことがある)のリンク幅(以下では「IOデバイスリンク幅」と呼ぶことがある)であって、CPU15とIOデバイス3との間でのリンクネゴシエーション時にCPU15が認識したIOデバイスリンク幅が記憶される。
レジスタR17には、CPU15及びチップセット16と、PCIeカード4との間のPCIeリンク(以下では「PCIeカードリンク」と呼ぶことがある)のリンク幅(以下では「PCIeカードリンク幅」と呼ぶことがある)であって、CPU15とPCIeカード4との間でのリンクネゴシエーション時にCPU15が認識したPCIeカードリンク幅が記憶される。
レジスタR21には、チップセット16が各エンドポイントデバイスと通信可能な最大リンクスピード(以下では「チップセット最大スピード」と呼ぶことがある)が、エンドポイントデバイス毎に記憶される。
レジスタR22には、各PCIeリンクに接続されるエンドポイントデバイスが検出されているか否か(つまり、各エンドポイントデバイスの実装状態)が、PCIeリンク毎に記憶される。PCIeリンクに接続されるエンドポイントデバイスが検出されているときは(つまり、エンドポイントデバイスが実装されているときは)、レジスタR22が“1”にセットされ、PCIeリンクに接続されるエンドポイントデバイスが検出されていないときは(つまり、エンドポイントデバイスが実装されていないときは)、レジスタR22が“0”にセットされる。
レジスタR23には、PCIeリンクの状態(以下では「リンク状態」と呼ぶことがある)がPCIeリンク毎に記憶される。リンク状態には、CPU15とIOデバイス3との間でのリンクネゴシエーションの成否(以下では「ネゴシエーション成否」と呼ぶことがある)と、PCIeリンクの現在のリンクスピード(以下では「現在リンクスピード」と呼ぶことがある)と、PCIeリンクの現在のリンク幅(以下では「現在リンク幅」と呼ぶことがある)とが含まれる。リンクネゴシエーションが成功したときはネゴシエーション結果が“1”にセットされ、リンクネゴシエーションが失敗したときはネゴシエーション結果が“0”にセットされる。また、現在リンクスピード及び現在リンク幅は、チップセット16によって一定時間毎に測定されて更新される。
レジスタR41には、IOデバイス3がチップセット16と通信可能な最大リンクスピード(以下では「IOデバイス最大スピード」と呼ぶことがある)が記憶される。
レジスタR42には、PCIeカード4がチップセット16と通信可能な最大リンクスピード(以下では「PCIeカード最大スピード」と呼ぶことがある)が記憶される。
<コンピュータ装置における処理手順>
図2及び図3は、本開示の実施例のコンピュータ装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、コンピュータ装置1の電源が投入されたときに開始される。
ステップS100では、電源供給ユニット10が第一スタンバイ電源SP1を投入する。これにより、CPLD電源供給回路12への第一スタンバイ電源SP1の供給が開始される。
次いで、ステップS105では、CPLD電源供給回路12がCPLD電源CPPを投入する。これにより、スタンバイ電源供給回路13、CPLD14及び電圧モニタ17へのCPLD電源CPPの供給が開始される。
次いで、ステップS110では、ステップS105でのCPLD電源CPPの供給開始により、CPLD14が起動する。
次いで、ステップS115では、CPLD14が、第一メイン電源MP1の投入指示を電源供給ユニット10へ出力し、この投入指示に従って、電源供給ユニット10が第一メイン電源MP1を投入する。これにより、メイン電源供給回路11及び電圧モニタ17への第一メイン電源MP1の供給が開始される。
次いで、ステップS120では、CPLD14が、第二メイン電源MP2の投入指示をメイン電源供給回路11へ出力し、この投入指示に従って、メイン電源供給回路11が第二メイン電源MP2を投入する。これにより、CPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4への第二メイン電源MP2の供給が開始される。
次いで、ステップS125では、CPLD14が、第二スタンバイ電源SP2の投入指示をスタンバイ電源供給回路13へ出力し、この投入指示に従って、スタンバイ電源供給回路13が第二スタンバイ電源SP2を投入する。これにより、CPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4への第二スタンバイ電源SP2の供給が開始される。
次いで、ステップS130では、CPU15が、BIOS(Basic Input Output System)を起動させる。以降のステップS135,S140,S145,S155,S160,S165の処理は、CPU15がBIOSを実行することにより行われる。
ステップS135では、CPU15がIOデバイス3及びPCIeカード4とリンクネゴシエーションを行う。CPU15は、リンクネゴシエーションの結果として、ネゴシエーション成否をR23にセットし、IOデバイス3及びPCIeカード4の実装状態をレジスタR22にセットする。また、CPU15は、リンクネゴシエーションによりIOデバイスリンク幅及びPCIeカードリンク幅の認識を試み、認識したIOデバイスリンク幅をレジスタR16に記憶させ、認識したPCIeリンク幅をレジスタR17に記憶させる。CPU15がIOデバイスリンク幅を認識できなかったときはレジスタR16の値が初期値の“0”で維持され、CPU15がPCIeカードリンク幅を認識できなかったときはレジスタR17の値が初期値の“0”で維持される。
次いで、ステップS140では、CPU15は、nを“1”に初期化する。
次いで、ステップS145では、CPU15は、PCIeリンクLn(n=1,2,…)が確立済みか否かを判定する。ここで、IOデバイスリンクがPCIeリンクL1に相当し、PCIeカードリンクがPCIeリンクL2に相当する。CPU15は、レジスタR16の値が“0”でないときにIOデバイスリンクが確立済みであると判定する一方で、レジスタR16の値が“0”であるときにIOデバイスリンクが確立していないと判定する。また、CPU15は、レジスタR17の値が“0”でないときにPCIeカードリンクが確立済みであると判定する一方で、レジスタR17の値が“0”であるときにPCIeカードリンクが確立していないと判定する。PCIeリンクLnが確立済みであるときは(ステップS145:Yes)、処理はステップS150へ進み、PCIeリンクLnが確立していないときは(ステップS145:No)、ステップS150の処理が行われることなく、処理はステップS155へ進む。
ステップS150では、PCIeリンクLnのチェック処理(以下では「リンクチェック処理」と呼ぶことがある)が行われる。リンクチェック処理の詳細については後述する。
ステップS155では、CPU15は、nが所定値Nに達したか否かを判定する。図1に示すように、コンピュータ装置1が、IOデバイスリンク及びPCIeカードリンクの最大2つのPCIeリンクを有する場合(つまり、コンピュータ装置1に最大2つのエンドポイントデバイスを接続可能な場合)、所定値Nは“2”に設定される。nがNに達していないときは(ステップS155:No)、処理はステップS160へ進み、nがNに達しているときは(ステップS155:Yes)、処理はステップS165へ進む。
ステップS160では、CPU15はnをインクリメントする。ステップS160の処理後、処理はステップS145に戻る。
ステップS165では、CPU15は、レジスタR11,R12,R13に記憶されているすべてのリトライ回数を“0”にクリアする。
次いで、ステップS170では、CPU15は、OSを起動する。OSの起動により、コンピュータ装置1における処理手順は終了する。
図3は、図2のステップS150の処理(リンクチェック処理)の詳細を示す。図3に示すリンクチェック処理のフローチャートは、PCIeリンクLnについて実行される。また、図3において、ステップS200~S250,S270,S275,S300,S305の処理は、CPU15がBIOSを実行することにより行われる。
図3において、ステップS200では、CPU15は、レジスタR22の実装状態が“1”であるか否かを判定する。実装状態が“1”であるときは(ステップS200:Yes)、処理はステップS205へ進み、実装状態が“0”であるときは(ステップS200:No)、処理はステップS270へ進む。
ステップS205では、CPU15は、レジスタR23のネゴシエーション成否が“1”であるか否かを判定する。ネゴシエーション成否が“1”であるときは(ステップS205:Yes)、処理はステップS210へ進み、ネゴシエーション成否が“0”であるときは(ステップS205:No)、処理はステップS225へ進む。
ステップS210では、CPU15は、レジスタR23の現在リンクスピードが、レジスタR21のチップセット最大スピードと、エンドポイントデバイスEDn(n=1,2,…)がチップセット16と通信可能な最大リンクスピード(以下では「エンドポイントデバイスEDn最大スピード」と呼ぶことがある)とのうちの最小値(以下では「スピード最小値」と呼ぶことがある)に等しいか否かを判定する。ここで、IOデバイス3がエンドポイントデバイスED1に相当し、PCIeカード4がエンドポイントデバイスED2に相当する。よって、レジスタR41に記憶されているIOデバイス最大スピードがエンドポイントデバイスED1最大スピードに相当し、レジスタR42に記憶されているPCIeカード最大スピードがエンドポイントデバイスED2最大スピードに相当する。CPU15は、nが“1”のときはレジスタR41からIOデバイス最大スピードを取得し、nが“2”のときはレジスタR42からPCIeカード最大スピードを取得する。現在リンクスピードがスピード最小値に等しいときは(ステップS210:Yes)、処理はステップS215へ進み、現在リンクスピードがスピード最小値と異なるときは(ステップS210:No)、処理はステップS225へ進む。
ステップS215では、CPU15は、レジスタR23の現在リンク幅が、チップセット16とエンドポイントデバイスEDn(n=1,2,…)との間のPCIeリンク(以下では「エンドポイントデバイスEDnリンク」と呼ぶことがある)のリンク幅(以下では「エンドポイントデバイスEDnリンク幅」と呼ぶことがある)に等しいか否かを判定する。ここで、レジスタR16に記憶されているIOデバイスリンク幅がエンドポイントデバイスED1リンク幅に相当し、レジスタR17に記憶されているPCIeカードリンク幅がエンドポイントデバイスED2リンク幅に相当する。CPU15は、nが“1”のときはレジスタR16からIOデバイスリンク幅を取得し、nが“2”のときはレジスタR17からPCIeカードリンク幅を取得する。現在リンク幅がエンドポイントデバイスEDnリンク幅に等しいときは(ステップS215:Yes)、処理はステップS220へ進み、現在リンク幅がエンドポイントデバイスEDnリンク幅と異なるときは(ステップS215:No)、処理はステップS225へ進む。
ここで、エンドポイントデバイスEDnリンクに異常があるときに、ネゴシエーション成否が“0”になったり、現在リンクスピードがスピード最小値と異なることになったり、または、現在リンク幅がエンドポイントデバイスEDnリンク幅と異なることになる。
ステップS220では、CPU15は、nをNに更新する。ステップS220の処理によりリンクチェック処理が終了し、処理はステップS155(図2)へ進むため、ステップS220でnがNに更新されることにより、リンクチェック処理の終了後にステップS165,S170(図2)の処理が行われる。
一方で、ステップS225では、CPU15は、レジスタR11のリンク無効リトライ回数が所定値M未満であるか否かを判定する。所定値Mは、例えば“3”に設定される。リンク無効リトライ回数がM未満であるときは(ステップS225:Yes)、処理はステップS230へ進み、リンク無効リトライ回数がM以上であるときは(ステップS225:No)、処理はステップS245へ進む。
ステップS230では、CPU15は、レジスタR11のリンク無効リトライ回数をインクリメントする。
次いで、ステップS235では、CPU15は、エンドポイントデバイスEDnリンクを一旦無効にする。
次いで、ステップS240では、CPU15は、ステップS235で一旦無効にしたエンドポイントデバイスEDnリンクを再度有効にする。エンドポイントデバイスEDnリンクが一旦無効なった後に再度有効になることで、リンクネゴシエーションが再度実行される。ステップS240の処理によりリンクチェック処理が終了し、処理はステップS155(図2)へ進む。
一方で、ステップS245では、CPU15は、レジスタR12のシステムリセットリトライ回数がM未満であるか否かを判定する。システムリセットリトライ回数がM未満であるときは(ステップS245:Yes)、処理はステップS250へ進み、システムリセットリトライ回数がM以上であるときは(ステップS245:No)、処理はステップS270へ進む。
ステップS250では、CPU15は、レジスタR14のシステムリセットを“1”にセットする。
ステップS250でレジスタR14のシステムリセットが“1”にセットされたため、CPLD14は、ステップS255において、レジスタR12のシステムリセットリトライ回数をインクリメントし、ステップS260において、CPU15及びチップセット16をリセットする。ステップS260の処理後、処理はステップS265へ進む。
ステップS265では、再起動したCPU15がBIOSを起動させる。ステップS265の処理によりリンクチェック処理が終了し、処理はステップS155(図2)へ進む。
一方で、ステップS270では、CPU15は、レジスタR13のスタンバイリセットリトライ回数がM未満であるか否かを判定する。スタンバイリセットリトライ回数がM未満であるときは(ステップS270:Yes)、処理はステップS275へ進み、スタンバイリセットリトライ回数がM以上であるときは(ステップS270:No)、処理はステップS300へ進む。
ステップS275では、CPU15は、レジスタR15のスタンバイリセットを“1”にセットする。
ステップS275でレジスタR15のスタンバイリセットが“1”にセットされたため、CPLD14は、ステップS280において、レジスタR13のスタンバイリセットリトライ回数をインクリメントする。
また、ステップS275でレジスタR15のスタンバイリセットが“1”にセットされたため、CPLD14は、ステップS285において、メイン電源供給回路11及びスタンバイ電源供給回路13を一旦オフにすることにより、CPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4への第二メイン電源MP2及び第二スタンバイ電源の供給を一旦停止する。また、ステップS285では、CPLD14は、電源供給ユニット10へ第一メイン電源MP1の供給停止指示を出力し、この供給停止指示に従って、電源供給ユニット10は、メイン電源供給回路11及び電圧モニタ17への第一メイン電源MP1の供給を一旦停止する。
次いで、ステップS290では、CPLD14は、電圧モニタ17によって監視されている第一メイン電源MP1の電圧、第二メイン電源MP2の電圧、及び、第二スタンバイ電源SP2の電圧のすべてが0[V]になるまで待機する(ステップS290:No)。第一メイン電源MP1の電圧、第二メイン電源MP2の電圧、及び、第二スタンバイ電源SP2の電圧のすべてが0[V]になると(ステップS290:Yes)、処理はステップS295へ進む。
ステップS295では、CPLD14は、メイン電源供給回路11及びスタンバイ電源供給回路13を再度オンにすることにより、CPU15、チップセット16、電圧モニタ17、IOデバイス3及びPCIeカード4への第二メイン電源MP2及び第二スタンバイ電源の供給を再開する。また、ステップS295では、CPLD14は、電源供給ユニット10へ第一メイン電源MP1の供給再開指示を出力し、この供給再開指示に従って、電源供給ユニット10は、メイン電源供給回路11及び電圧モニタ17への第一メイン電源MP1の供給を再開する。ステップS295の処理後、処理はステップS265へ進み、ステップS265の処理によりリンクチェック処理が終了する。
一方で、ステップS300では、CPU15は、エンドポイントデバイスEDnリンクを無効にする。
次いで、ステップS305では、CPU15は、nをNに更新する。ステップS305の処理によりリンクチェック処理が終了し、処理はステップS155(図2)へ進むため、ステップS305でnがNに更新されることにより、リンクチェック処理の終了後にステップS165,S170(図2)の処理が行われる。
ここで、ステップS235,S240の処理に要する時間は、ステップS260の処理に要する時間より短く、ステップS260の処理に要する時間は、ステップS285~S295の処理に要する時間より短い。
以上、実施例について説明した。
以上のように、本開示のコンピュータ装置(実施例のコンピュータ装置1)は、電源供給ユニット(実施例の電源供給ユニット10)と、第一電源回路(実施例のメイン電源供給回路11)と、第二電源回路(実施例のCPLD電源供給回路12)と、第三電源回路(実施例のスタンバイ電源供給回路13)と、CPU(実施例のCPU15)と、集積回路(実施例のCPLD14)とを有する。電源供給ユニットは、第一電源(実施例の第一メイン電源MP1)と第二電源(実施例の第一スタンバイ電源SP1)とを供給する。第一電源回路は、第一電源の供給によって動作して第三電源(実施例の第二メイン電源MP2)を供給する。第二電源回路は、第二電源の供給によって動作して第四電源(実施例のCPLD電源CPP)を供給する。第三電源回路は、第四電源の供給によって動作して第五電源(実施例の第二スタンバイ電源SP2)を供給する。CPUは、第三電源または第五電源の供給によって動作し、第三電源または第五電源の供給によって動作するエンドポイントデバイス(実施例のIOデバイス3/PCIeカード4)と接続されている。集積回路は、第四電源の供給によって動作して第一電源回路及び第三電源回路のオン及びオフを制御することによりCPU及びエンドポイントデバイスへの第三電源及び第五電源の供給の有無を制御する。また、集積回路は、CPUとエンドポイントデバイスとの間のリンク(実施例のIOデバイスリンク/PCIeカードリンク)に異常があるときに、CPU及びエンドポイントデバイスへの第三電源及び第五電源の供給を一旦停止した後にCPU及びエンドポイントデバイスへの第三電源及び第五電源の供給を再開する第一リカバリ処理(実施例のステップS285~S295の処理)を行う。
このように、第四電源を第三電源及び第五電源と分離することにより、リンク異常の発生時に集積回路の動作を継続したままで集積回路が第三電源及び第五電源の制御を行うことが可能になるので、リンク異常を自動的かつ確実にリカバリできる。
また、集積回路は、リンクに異常があるときに、第一リカバリ処理が行われる前に、CPUをリセットする処理である第二リカバリ処理(実施例のステップS260の処理)を行う。さらに、CPUは、リンクに異常があるときに、第一リカバリ処理及び第二リカバリ処理が行われる前に、リンクを一旦無効にした後にリンクを再度有効にする処理である第三リカバリ処理(実施例のステップS235,S240の処理)を行う。
第三リカバリ処理に要する時間は第二リカバリ処理に要する時間より短く、第二リカバリ処理に要する時間は第一リカバリ処理に要する時間より短いため、こうすることで、リンクリカバリによるコンピュータ装置の起動時間の増加を抑えることができる。
1 コンピュータ装置
10 電源供給ユニット
11 メイン電源供給回路
12 CPLD電源供給回路
13 スタンバイ電源供給回路
14 CPLD
15 CPU
16 チップセット
17 電圧モニタ
3 IOデバイス
4 PCIeカード

Claims (3)

  1. 第一電源と第二電源とを供給する電源供給ユニットと、
    前記第一電源の供給によって動作して第三電源を供給する第一電源回路と、
    前記第二電源の供給によって動作して第四電源を供給する第二電源回路と、
    前記第四電源の供給によって動作して第五電源を供給する第三電源回路と、
    前記第三電源または前記第五電源の供給によって動作するCPUであって、前記第三電源または前記第五電源の供給によって動作するエンドポイントデバイスと接続された前記CPUと、
    前記第四電源の供給によって動作して前記第一電源回路及び前記第三電源回路のオン及びオフを制御することにより前記CPU及び前記エンドポイントデバイスへの前記第三電源及び前記第五電源の供給の有無を制御し、前記CPUと前記エンドポイントデバイスとの間のリンクに異常があるときに、前記CPU及び前記エンドポイントデバイスへの前記第三電源及び前記第五電源の供給を一旦停止した後に前記CPU及び前記エンドポイントデバイスへの前記第三電源及び前記第五電源の供給を再開する第一リカバリ処理を行う集積回路と、
    を具備するコンピュータ装置。
  2. 前記集積回路は、
    前記リンクに異常があるときに、前記第一リカバリ処理が行われる前に、前記CPUをリセットする処理である第二リカバリ処理を行う、
    請求項1に記載のコンピュータ装置。
  3. 前記CPUは、前記リンクに異常があるときに、前記第一リカバリ処理及び前記第二リカバリ処理が行われる前に、前記リンクを一旦無効にした後に前記リンクを再度有効にする処理である第三リカバリ処理を行う、
    請求項2に記載のコンピュータ装置。
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