JP7599345B2 - シリカ膜形成条件探索装置およびシリカ膜形成条件探索方法 - Google Patents
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Description
探索装置Aは、シリカ源を含む第1ガスを生成させる第1ガス供給部を具備する。第1ガス供給部は、シリカ源が気体であれば、シリカ源を貯留するとともに任意の流量で取り出すことができるボンベであってもよい。また、シリカ源が液体または固体であれば、シリカ源を気化させる機能を有すればよいが、更に、生成するシリカ源の蒸気量を制御する機能を有してもよい。第1ガス供給部は、不活性ガスをシリカ源と混合する機能を有してもよい。すなわち、第1ガスは、不可避的に混入する成分を除き、実質的に気体のシリカ源(シリカ源の蒸気)だけで構成されてもよく、シリカ源と不活性ガスとを含む混合ガスであってもよい。第1ガス供給部は、例えば液状のシリカ源とともに不活性ガスを噴射もしくはスプレーするキャブレタを具備してもよい。あるいは、第1ガス供給部は、液体または固体のシリカ源を加熱して気化させるヒータを具備してもよい。第1ガス供給部は、そのようなヒータの出力を制御する温度制御部を有してもよい。
探索装置Aは、第1ガスを流通させながら昇温される反応器を具備する。反応器は、例えば、第1ガスが流通する通路もしくは第1ガスが滞留するチャンバと、シリカ源が分解する温度まで通路もしくはチャンバ内の第1ガスを加熱するヒータとを具備する。反応器でシリカ源の分解により生成する生成物の一部が、分析装置に送られ、残部は、通路もしくはチャンバを通過して反応器の外部に放出される。ヒータは、反応器内のガスを、例えば200℃以下の第1温度から600℃以上の第2温度まで、温度を制御しながら昇温する機能を有してもよい。第1温度は、例えば、室温付近(15℃~40℃)の温度であってもよく、40℃~100℃の範囲の温度であってもよい。第2温度は700℃以上もしくは800℃以上であってもよい。
探索装置Aは、反応器に導入される第1ガスの量を制御する第1制御部を具備する。第1制御部には、例えば、マスフローコントローラを用いてもよい。第1ガスは、第1ガス供給部と反応器との間に介在する第1制御部を介して、反応器に導入される。第1制御部は、1つのマスフローコントローラを具備してもよく、複数のマスフローコントローラを具備してもよい。例えば、第1ガスは、少なくとも1つのマスフローコントローラを通過して所定の空間(例えば、後述の「混合部」)に導入され、その後、当該空間から、更に少なくとも1つのマスフローコントローラを通過して反応器に導入されてもよい。
探索装置Aは、シリカ源の分解により生成する生成物(以下、「分解生成物」とも称する。)の組成を分析する分析装置を具備する。分析装置は、第1温度から第2温度まで徐々に昇温される反応器内で順次生成する生成物の組成を分析する。そして、生成物の組成と温度との関係を示す第1プロファイルを生成する。第1プロファイルには、例えば、様々な分解生成物の生成温度に関する情報が含まれている。これらの分解生成物の中には、良質なシリカ膜の形成に寄与する成分もあれば、シリカ膜の品質を低下させる成分もある。第1プロファイルから各成分の生成温度と生成量を把握することができる。
探索装置Aは、更に、シリカ源とともに反応器に導入され、かつシリカ源と反応する第2ガスを供給する第2ガス供給部を具備してもよい。第2ガスは、例えば、シリカ源を酸化させる酸化剤ガスであり得る。この場合、第1ガスとともに第2ガスが反応器の通路またはチャンバを流れ、第1温度から第2温度までの所定温度で、通路またはチャンバ内でシリカ源と反応する。
第2ガス供給部を具備する探索装置Aは、更に、反応器に導入される第2ガスの量を制御する第2制御部を具備してもよい。第2制御部には、例えば、マスフローコントローラを用いてもよい。第2ガスは、第2ガス供給部と反応器との間に介在する第2制御部を介して、反応器に導入される。第2制御部は、1つのマスフローコントローラを具備してもよく、複数のマスフローコントローラを具備してもよい。また、第2制御部の少なくとも一部が、第1制御部と共通であってもよい。例えば、第2ガスは、少なくとも1つのマスフローコントローラを通過して所定の空間(例えば、後述の「混合部」)に導入され、その後、当該空間から、更に少なくとも1つのマスフローコントローラを通過して反応器に導入されてもよい。
第2ガス供給部を具備する探索装置Aは、更に、反応器に導入される前の第1ガスと第2ガスとを混合し、混合ガスを生成する混合部を具備してもよい。この場合、第1ガスと第2ガスとの混合ガスが反応器に導入される。
シリカ膜を多孔質基材の表面に形成することを想定する場合、多孔質基材の細孔と連通する空間(以下、「第1空間」とも称する。)に、第1空間においてシリカ源が所定濃度で滞留するように第1ガスが供給される。シリカ源が第1空間内もしくは多孔質基材の表面で加熱され、分解などの反応を経て、多孔質基材の表面にシリカとして堆積することによりシリカ膜が形成される。
第1プロファイル群から、反応器に導入される第1ガスの量と、分解生成物に含まれる各成分の量と、温度との関係を示す第2プロファイルを生成してもよい。第2プロファイルは、第1プロファイル群から抽出された抽出データである。第2プロファイルは、例えば、任意に選択された第1ガスの流量における第1プロファイルの集合であり得る。
ここでは、探索方法Bは、第1制御部および第2制御部により、反応器に導入される第1ガスおよび第2ガスの量を変化させて、複数の第1プロファイルを第2プロファイル群として取得する工程を有する。各第1プロファイルは、第1空間を想定した反応室におけるシリカ源の濃度および酸化剤ガスの濃度を一定にしたときの、温度と当該温度で生成する分解生成物のマススペクトルとの関係を示すプロファイルである。
第2プロファイル群から、反応器に導入される第1ガスの量と、反応器に導入される第2ガスの量と、分解生成物に含まれる各成分の量と、温度との関係を示す第3プロファイルを生成してもよい。第3プロファイルは、第2プロファイル群から抽出された抽出データである。第3プロファイルは、例えば、任意に選択された第1ガスおよび第2ガスの流量における第1プロファイルの集合であり得る。
10:第1ガス供給部
11:原料容器
12:第1ヒータ
13:第1温度制御部
14:不活性ガス供給部
20:第2ガス供給部
30:反応器
31:チャンバ
32:第2ヒータ
33:第2温度制御部
34:導入路
35:導出路
36:分岐路
40:混合部
50:分析装置
51:測定部
52:演算部
53:出力部
54:記憶部
60:第1マスフローコントローラ
70:第2マスフローコントローラ
80:第3マスフローコントローラ
Claims (11)
- シリカ源を含む第1ガスを生成させる第1ガス供給部と、
前記第1ガスを流通させながら昇温される反応器と、
前記反応器に導入される前記第1ガスの量を制御する第1制御部と、
前記反応器で前記シリカ源の分解により生成する生成物の組成と、温度と、の関係を示す第1プロファイルを生成する分析装置と、を具備し、
前記分析装置が、少なくとも前記生成物のマススペクトルを前記第1プロファイルとして生成する、シリカ膜形成条件探索装置。 - 更に、前記シリカ源とともに前記反応器に導入され、かつ前記シリカ源と反応する第2ガスを供給する第2ガス供給部と、
前記反応器に導入される前記第2ガスの量を制御する第2制御部と、を具備する、請求項1に記載のシリカ膜形成条件探索装置。 - 更に、前記反応器に導入される前の前記第1ガスと前記第2ガスとを混合し、混合ガスを生成する混合部を具備し、
前記混合ガスが、前記反応器に導入される、請求項2に記載のシリカ膜形成条件探索装置。 - 前記反応器が、前記第1ガスを流通させながら、200℃以下の第1温度から600℃以上の第2温度まで昇温される、請求項1~3のいずれか1項に記載のシリカ膜形成条件探索装置。
- 前記生成物のマススペクトルは、少なくとも、水素、水、一酸化炭素および二酸化炭素のスペクトルを含む、請求項1に記載のシリカ膜形成条件探索装置。
- 請求項1に記載のシリカ膜形成条件探索装置を用いるシリカ膜形成条件探索方法であって、
前記第1制御部により、前記反応器に導入される前記第1ガスの量を変化させて得られる複数の前記第1プロファイルを有する第1プロファイル群を生成する工程、を具備する、シリカ膜形成条件探索方法。 - 前記第1プロファイル群から、前記反応器に導入される前記第1ガスの量と、前記生成物に含まれる各成分の量と、温度と、の関係を示す第2プロファイルを生成する工程、を具備する、請求項6に記載のシリカ膜形成条件探索方法。
- 請求項2に記載のシリカ膜形成条件探索装置を用いるシリカ膜形成条件探索方法であって、
前記第1制御部および前記第2制御部により、前記反応器に導入される前記第1ガスおよび前記第2ガスの量を変化させて複数の前記第1プロファイルを有する第2プロファイル群を生成する工程、を具備する、シリカ膜形成条件探索方法。 - 前記第2プロファイル群から、前記反応器に導入される前記第1ガスの量および前記第2ガスの量と、前記生成物に含まれる各成分の量と、温度と、の関係を示す第3プロファイルを生成する工程、を具備する、請求項8に記載のシリカ膜形成条件探索方法。
- 前記第1プロファイル群に基づいて前記シリカ膜形成条件を選択する、請求項6に記載のシリカ膜形成条件探索方法。
- 前記第2プロファイル群に基づいて前記シリカ膜形成条件を選択する、請求項8に記載のシリカ膜形成条件探索方法。
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| JP2002146544A (ja) | 1995-01-31 | 2002-05-22 | Horiba Ltd | Cvd装置 |
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| JPS6213574A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-22 | Jgc Corp | ゼオライト細孔入口径の精密制御法 |
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