JP7600599B2 - フィルタ保持装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが中間転写ベルト40に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。また、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21に対向するようにフィルタ保持装置(フィルタ付き装置)としての現像装置26(図2参照)が設置されている。
また、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、40は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、を示す。
また、61は用紙等のシートPが収納される給紙装置、65は中間転写ベルト40上に形成されたトナー像をシートPに転写する2次転写ローラ、66はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、を示す。
また、70は複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKに対応した各現像装置26に各色のトナーを補給するためのトナー容器、80はクリーニング装置23(図2参照)や中間転写ベルトクリーニング装置81で回収された未転写トナーが廃トナーとして回収される廃トナー回収容器、を示す。
また、各現像装置26は、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21にそれぞれ対向するように設置されている。そして、現像装置26は、寿命に達したときに画像形成装置本体1から取り外されて、新品のものに交換される。なお、画像形成装置本体1に対する現像装置26の着脱操作と、画像形成装置本体1に対するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの着脱操作と、はそれぞれ別々に独立しておこなうことができる。
各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
まず、原稿は、原稿搬送部2の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部3のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部3で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部4に送信される。そして、書込み部4からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21(図2参照)の表面に向けて照射される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム21の表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21の表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21の表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、現像工程後の感光体ドラム21の表面は、それぞれ、中間転写ベルト40との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト40の内周面に当接するように1次転写ローラ24が設置されている。そして、1次転写ローラ24の位置で、中間転写ベルト40上に、感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
その後、感光体ドラム21の表面は、除電装置の位置で残留電位が除電されて、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト40の表面は、中間転写ベルトクリーニング装置81の位置に達する。そして、中間転写ベルト40上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング装置81に回収されて、中間転写ベルト40上の一連の転写プロセスが完了する。
なお、中間転写ベルトクリーニング装置81で回収された未転写トナーは、不図示の廃トナー搬送経路を通過して、廃トナー回収容器80内に回収される。
詳しくは、シートPを収納する給紙装置61から、給紙ローラ62により給送されたシートPが、搬送路を通過した後に、レジストローラ64の位置に導かれる。レジストローラ64の位置に達したシートPは、中間転写ベルト40上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ65の位置に向けて搬送される。
そして、定着工程後のシートPは、排紙ローラ69によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、画像形成装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジや現像装置などの構成部材における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
感光体ドラム21は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
帯電装置22は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなる帯電ローラである。そして、この帯電装置22(帯電ローラ)に電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム21の表面を一様に帯電する。
クリーニング装置23には、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bが設置されている。クリーニングブレード25aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム21表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。クリーニングローラ25bは、芯金上にブラシ毛が周設されたブラシローラである。
なお、本実施の形態における現像装置26は、フィルタ26t(トナーフィルタ)を保持するフィルタ保持装置としても機能するが、これについては後で詳しく説明する。
現像ローラ26aは、感光体ドラム21に対して微小なギャップをあけて対向して現像領域を形成するように構成されている。現像ローラ26aは、図3に示すように、内部に固設されてローラ外周面上に複数の極(磁極)を形成するマグネット26a1と、マグネット26a1の周囲を回転するスリーブ26a2と、で構成される。
第1搬送経路B1と第2搬送経路B2とは仕切部材26e(壁部)によって隔絶されていて、2つの搬送経路B1、B2の長手方向両端部は互いに連通口26f、26gを介して連通している。具体的に、図3を参照して、第1搬送経路B1の搬送方向上流側の端部と、第2搬送経路B2の搬送方向下流側の端部と、が第1連通口26fを介して連通している。また、第1搬送経路B1の搬送方向下流側の端部と、第2搬送経路B2の搬送方向上流側の端部と、が第2連通口26gを介して連通している。すなわち、仕切部材26eは、長手方向両端部を除く位置に配設されている。
第1搬送スクリュ26b1(第1搬送経路B1)は現像ローラ26aに対向するように配設され、第2搬送スクリュ26b2(第2搬送経路B2)は仕切部材26eを介して第1搬送スクリュ26b1(第1搬送経路B1)に対向するように配設されている。第1搬送スクリュ26b1は、現像剤を長手方向に搬送しながら、現像ローラ26aに向けて現像剤を供給するとともに、現像ローラ26aから離脱した現像工程後の現像剤を回収する。第2搬送スクリュ26b2は、第1搬送経路B1から搬送された現像工程後の現像剤と、補給口26dから補給されたフレッシュなトナーと、を長手方向に搬送しながら撹拌・混合する。
本実施の形態において、2つの搬送スクリュ26b1、26b2は、水平方向に並設されている。2つの搬送スクリュ26b1、26b2は、いずれも、回転軸にスクリュ部が巻装されたものである。
現像下ケース26jには、現像ローラ26a、第1、第2搬送スクリュ26b1が回転可能に保持され、ドクターブレード26cが保持されている。また、現像上ケース26kは、後述するように開口部26k1にフィルタ26tが設置されている。現像上ケース26kは、現像ローラ26a、第1、第2搬送スクリュ26b1、ドクターブレード26cが設置された状態の現像下ケース26jに対してネジ締結などによって着脱可能に設置されている。
現像ローラ26aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置26内の現像剤は、図3に示すように、間に仕切部材26eを介在するように配設された第1搬送スクリュ26b1及び第2搬送スクリュ26b2の矢印方向の回転によって、トナー容器70からトナー補給経路を経て補給口26dから補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図3中の破線矢印方向の循環である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、現像ローラ26a上に形成された剤汲上げ極によって、キャリアとともに現像ローラ26a上に汲み上げられる。現像ローラ26a上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード26cとの対向位置に達する。そして、現像ローラ26a上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム21上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ26a上に残った現像剤はスリーブの回転にともない第1搬送経路B1の上方に達して、この位置で現像ローラ26aから離脱される。ここで、現像領域における電界は、現像用の電源によって現像ローラ26aに印加される所定の電圧(現像バイアス)と、帯電工程と露光工程とによって感光体ドラム21の表面に形成される表面電位(潜像電位)と、によって形成されるものである。
また、補給口26dは、第2搬送スクリュ26b2の長手方向(図3の左右方向である。)の一端であって、第2搬送スクリュ26b2(第2搬送経路B2)の上方に設けられている。
図2、図4(A)等を参照して、本実施の形態における現像装置26は、装置内と装置外とを連通させる開口部26k1にフィルタ26tが設置されたフィルタ保持装置としても機能している。
詳しくは、現像装置26の現像上ケース26k(筐体)の天井部には、内外に貫通する開口部26k1(通気路)が形成されている。そして、その開口部26k1を塞ぐようにフィルタ26tが設けられている。フィルタ26tは、粉体としてのトナーを捕集して通気するためのものである。
換言すると、現像装置26の内部から外部に向けて空気を送出するための開口部26k(通気路)が、現像上ケース26kに形成されている。そして、その開口部26kを取付け部として、フィルタ26tが設置されている。このフィルタ26tは、トナーTやキャリアCの粒径よりも小さなメッシュからなり、空気のみが通過できるように形成されている。
なお、本実施の形態では、開口部26k1は略矩形に開口しており、フィルタ26t(単体の状態のものである。)は略長方体状に形成されている。
ケーシングギャップHが0.6mmより小さくなってしまうと、現像ローラ26aに担持された現像工程後の現像剤が、現像ローラ26aと現像上ケース26kとのギャップHにスムーズに搬送されずに、そこから溢れて現像装置26の外部に漏出してしまいやすくなる。
これに対して、ケーシングギャップHが1.0mmより大きくなってしまうと、現像ローラ26aに担持された現像剤が現像上ケース26kの内周面に摺接しにくくなって、ポンプ作用による現像装置26の内部に向けての吸込み気流が形成されにくくなり、現像装置26からのトナー飛散(現像領域の周囲へのトナー飛散である。)が生じやすくなってしまう。
ケーシングギャップHを適正な範囲に維持することで、現像剤の漏出やトナー飛散を軽減することができる。
さらに、上述したケーシングギャップHにおける吸込み気流によって、現像装置26の内圧は高まる傾向にあり、内圧が高まってしまうと現像装置26の隙間からトナー飛散が生じてしまうことになる。これに対して、本実施の形態では、フィルタ26tが設置された開口部26k1が設けられているため、トナーを捕集して外部への飛散を防止しながら通気のみをおこなって、現像装置26の内圧の上昇を抑えている。すなわち、現像装置26の内圧の上昇によるトナー飛散を防止している。
すなわち、フィルタ26tは、外力が作用しない単体の状態で、単位体積当たりの重量密度が、均一ではなくて、通気方向(連通方向)に重量密度が低い部分と高い部分とが形成されている。さらに換言すると、フィルタ26tは、単位体積当たりの重量密度の勾配を有している。
すなわち、フィルタ26tにおいて、一端側(通気方向上流側)の低密度部26t2は、目が粗くて比較的ふわふわした状態で、他端側(通気方向下流側)の高密度部26t1は、目が詰まった状態になっている。したがって、本実施の形態におけるフィルタ26tは、単体の状態では、低密度部26t2のトナー捕集力に比べて高密度部26t1のトナー捕集力が高くなる。
そして、フィルタ26tは、一端側(重量密度が低い側である。)が装置内の側(図4(A)の下方である。)に位置して、他端側(重量密度が高い側である。)が装置外の側(図4(A)の上方である。)に位置するように、開口部26k1に設置される。そして、開口部26k1に設置されたフィルタ26tは、少なくともその一部が縁部26k10との接触によって連通方向に対して交差する方向(図4(A)の黒矢印方向である。)に圧縮される。
詳しくは、フィルタ26tは、他端側(通気方向下流側)が縁部26k10によって図4(A)の黒矢印方向(交差する方向)に圧縮された状態で、開口部26k1に設置される。
さらに具体的に、図4(A)に示すように、フィルタ26tは、高密度部26t1が縁部26k10によって図4(A)の黒矢印方向(交差する方向)に圧縮された状態で、開口部26k1に設置される。
なお、図4(A)では、フィルタ26t(高密度部26t1)が圧縮されて開口部26k1に設置(嵌合)された状態を2次元的に図示した。しかし、実際には、フィルタ26t(高密度部26t1)は、略矩形の縁部26k10との接触によって四方から圧縮されている。
そして、図4(A)に示すように、フィルタ26tは、開口部26k1の形状に合わせて圧縮された状態で、開口部26k1に密着して設置されることになる。具体的に、開口部26k1に設置されたフィルタ26tは、高密度部26t1が高い圧縮率で圧縮されることになる。
特に、フィルタ26tは、単位体積当たりの重量密度が高くて密着性を高めやすい部分が形成されているため、少なくともその部分における開口部26k1における密着性は確保されることになり、上述した効果が発揮されやすくなる。
また、通気方向(連通方向)の上流側から下流側にかけて重量密度が高くなるようにフィルタ26tを形成することで、現像装置26の内部から外部に向けての空気の流れが形成されやすくなる。そのため、現像装置26の内圧上昇が効率的に抑止されることになるとともに、フィルタ26tの全体的なトナー捕集性を高めることができて、さらにフィルタ26tの目詰まりが生じにくくなる。
なお、フィルタ26tは、開口部26k1に設置された状態(実使用状態)では、単位体積当たりの重量密度が高い部分(高い密度部26t1)が圧縮されて重量密度がさらに高められることになり、上述した高密度部26t1と低密度部26t2との重量密度の大小関係は維持されることになる。
すなわち、縁部26k10は、空気が装置外に排出される排出方向(通気方向)に対して、排出方向下流側から排出方向上流側に向けて、開口中央部から遠ざかるように傾斜している(傾斜面が形成されている。)。
このように縁部26k10を構成することで、縁部26k10との密着性を高めやすい高密度部26t1をさらに高い圧縮率で圧縮することが可能になり、開口部26k1に対する密着性を高めることができる。また、現像装置26から取り外した状態の現像上ケース26kに対して、一端側から、フィルタ26tを組み付けやすくなるし取り外しやすくなる。
また、縁部26k10の傾斜の上端が、フィルタ26tが現像装置26外に外れるのを防止する制限部として機能することになる。
なお、本実施の形態では、ストッパ部材26rとして、内側に開口を有する板状部材を用いたが、ストッパ部材26rはフィルタ26tの機能を損なわないものであればこれに限定されることなく、例えば、ストッパ部材26rとして、網目の粗い網状部材を用いることもできる。
また、本実施の形態では、略長方体状のフィルタ26tを用いたが、フィルタ26tの形状はこれに限定されることなく、例えば、傾斜面を有する縁部26k10の形状に合わせて、フィルタ26tを四角錐状に形成しても良い。
これに対して、図5(A)に示すように、フィルタ26tとして、開口部26k1に設置されていない単体の状態で、単位体積当たりの重量密度が一端側(装置内の側)から他端側(装置外の側)に向けて図5(A)の矢印方向に漸増するように形成された単層構造のものを用いることもできる。このようなフィルタ26tは、通気方向(排気方向)に沿って、単位体積当たりの重量密度が徐々に高くなるように形成されたものとなる。具体的に、図5(A)に示すフィルタ26tは、一端側の目が粗くて比較的ふわふわした状態で、他端側に向かうにつれて目が詰まった状態になる。
また、図5(B)に示すように、フィルタ26tとして、開口部26k1に設置されていない単体の状態で、単位体積当たりの重量密度が一端側(装置内の側)から他端側(装置外の側)に向けて増加するように形成された3層以上の複数構造のものを用いることもできる。このようなフィルタ26tは、通気方向(排気方向)に沿って、単位体積当たりの重量密度が徐々に高くなるように複数の層が形成されたものとなる。具体的に、図5(B)に示すフィルタ26tは、一端側の目が粗くて比較的ふわふわした状態で、他端側に向かうほど目が詰まった層が積層された状態になる。
図6に示すように、変形例1における現像装置26は、開口部26k1の縁部26k11、26k12が、開口部26k1の開口面積が装置外の側から装置内の側に向けて段階的に大きくなるように形成されている。
詳しくは、開口部26k1は、装置外の側(図6の上側である。)に開口面積が小さな第1の縁部26k11が形成されて、装置内の側(図6の下側である。)に開口面積が大きな第2の縁部26k12が形成された2段状のものである。
そして、変形例1において、フィルタ26tは、その高密度部26t1が第1の縁部26k11に嵌合して、その低密度部26t2が第2の縁部26k12に接触して黒矢印方向に圧縮されるように設置される。
このように構成した場合にも、現像装置26内の空気がトナーとともにフィルタ26tを介さずに装置外に排出されてしまう不具合を軽減することができる。また、変形例1のように、縁部26k11、26k12を段階的に開口面積が小さくなるように形成した場合にも、図4(A)に示すように縁部26k10を連続的に開口面積が小さくなるように形成した場合と同様に、現像上ケース26kの開口部26k1への着脱操作性が向上するとともに、縁部26k11、26k12の段差によりフィルタ26tが装置外に外れにくくなる。
図7に示すように、変形例2における現像装置26は、フィルタ26tが開口部26k1(縁部26k10)から装置外に外れるのを制限する制限部26k15が形成されている。
詳しくは、現像上ケース26kにおける開口部26k1(縁部26k10)には、その上方に、開口を狭める方向に突出する制限部26k15が形成されている。
この制限部26k15は、フィルタ26tの他端側(重量密度が高い部分であって、高密度部26t1である。)が接触可能に形成されている。
このように制限部26k15を設けることで、開口部26k1に設置されたフィルタ26tが現像装置26の外部に外れてしまう不具合を防止することができる。また、開口部26k1におけるフィルタ26tの上下方向の位置を定めやすくなる。
図8に示すように、変形例3における現像装置26は、開口部26k1の縁部26k10に、フィルタ26tの他端側(重量密度が高い側であって、高密度部26t1である。)を図8の黒矢印方向(連通方向に交差する方向)に圧縮するように突出する突出部26k20が形成されている。
詳しくは、現像上ケース26kにおける縁部26k10(開口部26k1)は、図4のものとは異なり傾斜面が形成されていないものの、その連通方向中央部よりも上方の位置に、開口を狭める方向に突出する突出部26k20(凸部)が形成されている。特に、突出部26k20は、略矩形の縁部26k10の全周にわたって形成されている。
このように構成した場合にも、開口部26k1に設置されたフィルタ26tの高密度部26t1が、突出部26k20によって圧縮されることになるため、現像装置26内の空気がトナーとともにフィルタ26tを介さずに装置外に排出されてしまう不具合を軽減することができる。
図9に示すように、変形例4における現像装置26は、開口部26k1の連通方向が、図4に示すもののように上下方向ではなくて、略水平方向(白矢印方向である。)になるように構成されている。
詳しくは、現像上ケース26kには、現像ローラ26aに対向する位置に略垂直方向に延びる部分が形成されていて、その部分に開口部26k1が形成されている。そして、その開口部26k1は、略水平方向に延びる縁部26k10で形成されている。そして、その縁部26k10にフィルタ26tが設置(嵌合)されている。フィルタ26tは、一端側の低密度部26t2が装置内側(図9の右側)に位置して、他端側の高密度部26t1が装置外側(図9の左側)に位置するように配置されている。また、変形例4においても、縁部26k10に傾斜が形成されていて、高密度部26t1が縁部26k10によって連通方向に交差する方向に圧縮されている。
このように構成した場合にも、現像装置26内の空気がトナーとともにフィルタ26tを介さずに装置外に排出されてしまう不具合を軽減することができる。
これにより、現像装置26内の空気(排出対象体)がトナー(捕集対象体)とともに装置外に排出されてしまう不具合を軽減することができる。
そして、このような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち少なくとも1つと、像担持体と、が一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたユニットと定義する。
また、本実施の形態では、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いた現像装置26に対して、本発明を適用した。これに対して、トナー(外添剤等も含む。)のみからなる1成分現像剤を用いた現像装置に対しても、本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、捕集対象体としてのトナーを捕集して、排出対象体としての空気を装置外に排出するように構成されたフィルタ保持装置としての現像装置26に対して本発明を適用したが、本発明が適用されるフィルタ保持装置(排出対象体と捕集対象体との組み合わせ)は、これに限定されることはない。例えば、捕集対象体としてのオゾンを捕集して、排出対象体としての空気(オゾンを含まない空気)を装置外に排出するように構成されたフィルタ保持装置としての画像形成装置本体1に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、フィルタ26tの高密度部26t1が縁部26k10の傾斜面によって連通方向に対して交差する方向に大きく圧縮されるように構成したが、フィルタ26tの側面(非通気面)の全部が縁部26k10によって連通方向に対して交差する方向に圧縮されるように構成することもできる。また、高密度部26t1以外の部分を縁部26k10によって連通方向に対して交差する方向に圧縮されるように構成しても、フィルタ26tの側面と縁部26k10との密着性(シール性)を確保できる場合には、そのように構成しても良い。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、
26 現像装置(フィルタ保持装置)、
26a 現像ローラ(現像剤担持体)、
26j 現像下ケース、
26k 現像上ケース、
26k1 開口部(通気路)、
26k10 縁部(壁部)、
26k11、26k12 縁部、
26k15 制限部、
26k20 突出部(凸部)、
26t フィルタ、
26t1 高密度部、 26t2 低密度部、
26r ストッパ部材。
Claims (11)
- 装置内と装置外とを連通させる開口部にフィルタが設置されたフィルタ保持装置であって、
前記開口部は、装置内から装置外に向かう連通方向に延びる縁部を具備し、
前記フィルタは、
前記開口部に設置されていない単体の状態で、一端側の単位体積当たりの重量密度が、他端側の単位体積当たりの重量密度に比べて、低くなるように形成されて、
前記一端側が装置内の側に位置して前記他端側が装置外の側に位置するように前記開口部に設置されて、前記一端側に比べて前記他端側が前記縁部との接触によって前記連通方向に対して交差する方向に圧縮されることを特徴とするフィルタ保持装置。 - 前記フィルタは、前記一端側に比べて前記他端側が前記縁部によって前記交差する方向に圧縮された状態で、前記開口部に設置されたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ保持装置。
- 前記フィルタは、
前記開口部に設置されていない単体の状態で、単位体積当たりの重量密度が低い低密度部が前記一端側に形成されて、単位体積当たりの重量密度が高い高密度部が前記他端側に形成された2層構造体であって、
前記低密度部に比べて前記高密度部が前記縁部によって前記交差する方向に圧縮された状態で、前記開口部に設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィルタ保持装置。 - 前記縁部は、前記開口部の開口面積が装置外の側から装置内の側に向けて連続的又は段階的に大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載のフィルタ保持装置。
- 前記フィルタが前記開口部から装置外に外れるのを制限する制限部が形成されたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のフィルタ保持装置。
- 前記縁部は、前記フィルタの前記他端側を前記交差する方向に圧縮するように突出する突出部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載のフィルタ保持装置。
- 前記連通方向が略水平方向であることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載のフィルタ保持装置。
- 前記フィルタが前記開口部から装置内に脱落しないように前記フィルタに当接可能なストッパ部材が、着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載のフィルタ保持装置。
- 装置内にトナーが収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、
請求項1~請求項8のいずれかに記載のフィルタ保持装置であることを特徴とする現像装置。 - 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項9に記載の現像装置と前記像担持体とを一体的に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1~請求項8のいずれかに記載のフィルタ保持装置、請求項9に記載の現像装置、請求項10に記載のプロセスカートリッジ、のうち少なくとも1つを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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