JP7606464B2 - 光切断リンカーの光切断効率向上方法、光切断リンカー結合磁性粒子、並びに、対象物質を測定する測定方法及びこれに用いるためのキット - Google Patents
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Description
[1] 磁性粒子及び光切断リンカーを備える光切断リンカー結合磁性粒子において、
前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間にスペーサーを挿入する、
光切断リンカーの光切断効率向上方法。
[2] 前記光切断リンカーは溶液中で光切断される、[1]に記載の方法。
[3] 前記スペーサーの挿入により前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間の距離を4~170nmにする、[1]又は[2]に記載の方法。
[4] 前記スペーサーが、タンパク質、ポリエチレングリコール、及びデキストランからなる群から選択される少なくとも1種である、[1]~[3]のうちのいずれかに記載の方法。
[5] 磁性粒子及び光切断リンカーを備える光切断リンカー結合磁性粒子であり、
前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間にスペーサーを備え、かつ、
前記光切断リンカーの前記スペーサーとは反対側の端にプローブ分子を備える、
光切断リンカー結合磁性粒子。
[6] 前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間の距離が4~170nmである、[5]に記載の光切断リンカー結合磁性粒子。
[7] 前記スペーサーが、タンパク質、ポリエチレングリコール、及びデキストランからなる群から選択される少なくとも1種である、[5]又は[6]に記載の光切断リンカー結合磁性粒子。
[8] 前記プローブ分子が、ポリヌクレオチド、ポリペプチド、及び低分子化合物からなる群から選択される少なくとも1種である、[5]~[7]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子。
[9] 試料中の対象物質を測定する測定方法であり、
[5]~[8]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、を接触させ、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記対象物質を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記対象物質と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む、測定方法。
[10] 前記対象物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子に前記対象物質を捕捉させる標識化工程をさらに含み、前記複合体が、前記対象物質と前記プローブ分子と前記標識化検出用分子とを含む複合体であり、かつ、前記複合体の検出が、前記標識物質による検出である、[9]に記載の測定方法。
[11] [9]又は[10]に記載の試料中の対象物質を測定する測定方法に用いるためのキットであり、
[5]~[8]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子
を含む、キット。
[12] 前記対象物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子をさらに含む、[11]に記載のキット。
[13] 試料中の対象物質を測定する測定方法であり、
[5]~[8]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質及び前記対象物質の競合物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、前記競合物質と、を接触させ、前記対象物質と前記競合物質とを競合させて、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記競合物質を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記競合物質と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む、測定方法。
[14] 前記競合物質が、標識物質で標識化された標識化競合物質であり、かつ、前記複合体の検出が、前記標識物質による検出である、[13]に記載の測定方法。
[15] [13]又は[14]に記載の試料中の対象物質を測定する測定方法に用いるためのキットであり、
[5]~[8]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質及び前記対象物質の競合物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子
を含む、キット。
[16] 前記対象物質の競合物質が標識物質で標識化された標識化競合物質をさらに含む、[15]に記載のキット。
[17] 試料中の対象物質を測定する測定方法であり、
[5]~[8]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質の競合物質である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、前記対象物質及び前記競合物質に特異的に結合可能な検出用分子と、を接触させ、前記検出用分子に前記対象物質と前記プローブ分子とを競合させて、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記検出用分子を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記検出用分子と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む、測定方法。
[18] 前記検出用分子が、標識物質で標識化された標識化検出用分子であり、かつ、前記複合体の検出が、前記標識物質による検出である、[17]に記載の測定方法。
[19] [17]又は[18]に記載の試料中の対象物質を測定する測定方法に用いるためのキットであり、
[5]~[8]のうちのいずれか一項に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質の競合物質である光切断リンカー結合磁性粒子
を含む、キット。
[20] 前記対象物質及び前記競合物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子をさらに含む、[19]に記載のキット。
本発明の光切断リンカーの光切断効率向上方法(以下、場合により単に「光切断効率向上方法」という)は、磁性粒子及び光切断リンカーを備える光切断リンカー結合磁性粒子において、前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間にスペーサーを挿入することを特徴とする。
本発明において、「磁性粒子」とは、少なくとも磁性体を含み、少なくとも外部から磁石を作用させている間は磁化する粒子のことを示す。前記磁性体としては、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属(例えば、スピネルフェライト、酸化コバルト、ニッケルフェライト)やそれらのうちの少なくとも1種を含む合金が挙げられ、これらのうちの1種を単独であっても2種以上の組み合わせであってもよい。本発明に係る磁性粒子としては、前記磁性体を単独で粒子状に成形したものであっても、前記磁性体を核としてその表面を非磁性体で被覆したものであっても、前記非磁性体を核として前記磁性体で被覆したものであってもよい。
本発明において、「光切断リンカー」とは、光照射によって分解される構造(光切断ユニット)を含む化合物を示す。前記光切断ユニットとしては、例えば、3-amino-3-(2-nitrophenyl)propionic acid(ANP)、クマリンが挙げられる。本発明に係る光切断リンカーとしては、前記光切断ユニットに加えて、アルキル鎖、エチレングリコール鎖等の構造を有するものであってもよい。また、例えば、カルボキシ基、エポキシ基、トシル基、アミノ基、ヒドロキシ基、イソチオシアネート基、イソシアネート基、アジド基、アルデヒド基、カーボネート基、アリル基、アミノオキシ基、マレイミド基、チオール基、NHSエステル(N-ヒドロキシエステル)基、ピリジルジスルフィド基等のうちの少なくとも1種の活性基を付加されたもの、又は前記活性基と下記のスペーサー及び/又はプローブ分子との結合残基を有するものであってもよい。また、ビオチン等による修飾がなされたものであってもよい。
本発明において、「スペーサー」とは、前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間に挿入することができ、その長さ及び/又は分子量若しくは1分子あたりの質量に基づく大きさによって前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間の距離を維持することができるものであればよい。本発明に係るスペーサーを構成する分子としては、タンパク質、ポリエチレングリコール、及びデキストランからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
本発明の光切断効率向上方法では、前記光切断リンカー結合磁性粒子において、前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間に前記スペーサーを挿入する。
本発明の光切断リンカー結合磁性粒子は、前記光切断リンカー結合磁性粒子のうち、
前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間に前記スペーサーを備え、かつ、
前記光切断リンカーの前記スペーサーとは反対側の端に前記プローブ分子を備える、
ものである。すなわち、本発明の光切断リンカー結合磁性粒子は、磁性粒子、スペーサー、光切断リンカー、及びプローブ分子が、この順で結合されてなるものである。好ましくは、前記磁性粒子を核として、その表面に、前記スペーサーからなる層、前記光切断リンカーからなる層、及び前記プローブ分子からなる層が、この順で積層された形態を有するものである。
本発明において、「プローブ分子」とは、光切断リンカー結合磁性粒子で捕捉する対象(本明細書中、場合により「検出対象」という)に特異的に結合可能な分子のことを示す。前記検出対象としては、例えば、下記の対象物質を測定する測定方法に記載の対象物質、競合物質、及び検出用分子が挙げられる。
本発明の光切断リンカー結合磁性粒子としては、1つの磁性粒子に対して複数のスペーサーが結合していてよく、1つのスペーサーに対して複数の光切断リンカーが結合していてよく、また、1つのプローブ分子に対して複数の光切断リンカーが結合していてよい。
本発明の対象物質を測定する測定方法(本明細書中、場合により「対象物質測定方法」という)においては、上記の本発明の光切断リンカー結合磁性粒子を用いて、試料中の対象物質を測定する。
本発明の対象物質測定方法に用いられる「試料」としては、対象物質が存在し得る試料である限り特に制限はない。一般的には、目的の対象物質を測定する対象(ヒト及び動物、好ましくはヒト)から採取された血清、血漿、全血、尿、便、唾液、髄液、口腔粘膜、咽頭粘膜、腸管粘膜;細胞培養液;及び各種生検試料等が挙げられる。本発明に係る試料として好ましくは、水性試料である。これらの試料は、必要に応じて希釈又は懸濁したものであってもよい。
本発明において、「対象物質」とは、測定することを所望する物質のことを示す。本発明に係る対象物質としては、特に制限されないが、例えば、生体分子が挙げられ、より具体的には、ポリヌクレオチド、ポリペプチド、低分子化合物、及びこれらのうちの2種以上の分子を含む複合分子が挙げられ、これらのうちの1種を単独であっても2種以上の組み合わせであってもよい。前記ポリヌクレオチド、前記ポリペプチド、前記低分子化合物、及び前記複合分子としては、それぞれ独立に、その好ましい態様も含めて、上記プローブ分子において挙げたものと同様のものが挙げられる。
本発明において、「測定」には、試料中の対象物質の存在の有無及び量をシグナルとして取り出す検出の他、前記対象物質の量の定量又は半定量が含まれる。本発明において、前記対象物質の測定は、標識物質によって生じるシグナルを検出し、必要に応じてこれを定量することによって行うことが好ましい。前記「シグナル」には、呈色(発色)、反射光、発光、蛍光、放射性同位体による放射線等が含まれ、肉眼で確認できるものの他、シグナルの種類に応じた測定方法・装置によって確認できるものも含まれる。本発明の対象物質測定方法によれば、前記磁性粒子による自動化・短時間化の利点を享受しつつ、光によって容易かつ高効率で前記磁性粒子と前記検出対象とを分離することができるため、マイクロ化学分析法や、国際公開第2018/079761号に記載されている測定方法等、高精度のシグナル測定手段を容易に利用することが可能となる。
本発明の対象物質測定方法としては、より感度及び特異度の高い検出システムを構築可能な傾向である観点からは、前記対象物質を捕捉可能な捕捉体を用いて前記対象物質を検出するサンドイッチ法が好ましい。前記サンドイッチ法としては、下記の第1の態様:
本発明の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、を接触させ、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記対象物質を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記対象物質と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む測定方法
が好ましい。
第1の態様の捕捉工程においては、本発明の光切断リンカー結合磁性粒子(以下、場合により「捕捉体」という)と前記試料とを接触させ、前記対象物質と前記プローブ分子との結合を介して前記対象物質を前記捕捉体に捕捉させる。前記捕捉体と前記試料とを接触させる方法としては、特に制限されず、適宜従来公知の方法又はそれに準じた方法を採用することができ、例えば、前記試料中に前記捕捉体を添加する方法又は前記捕捉体液中に前記試料を添加する方法が挙げられる。
本発明の対象物質測定方法においては、前記捕捉工程の後、かつ、下記の遊離工程の前に、前記捕捉体に結合した対象物質と、それ以外の前記捕捉体に結合していない(捕捉されていない)夾雑物とを分離し、前記夾雑物を除去する洗浄工程をさらに含むことが好ましい。前記夾雑物を除去する方法としては、特に制限されず、適宜従来公知の方法又はそれに準じた方法を採用することができ、例えば、前記捕捉工程の後に前記捕捉体を遠心や集磁によって回収して液相(上清)を除去する方法が挙げられる。また、前記洗浄工程においては、次いで、必要に応じて、洗浄液の注入及び除去を繰り返してもよい。前記洗浄液としては、例えば、中性(好ましくは、pH6~9)の公知の緩衝液(ナトリウムリン酸バッファー、MES、Tris、CFB、MOPS、PIPES、HEPES、トリシンバッファー、ビシンバッファー、グリシンバッファー等)が挙げられ、また、BSA等の安定化蛋白や界面活性剤等が添加されたものであってもよい。
第1の態様の遊離工程においては、前記光切断リンカーを切断して、前記捕捉体に結合した対象物質と前記プローブ分子との複合体を、前記磁気粒子から遊離させ、測定工程に供するための試料として、前記複合体を含有する調製試料を得る。
第1の態様の測定工程においては、前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する。前記複合体の検出は、前記対象物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子に前記対象物質を捕捉させ(標識化工程)、前記複合体として、前記対象物質と前記プローブ分子と前記標識化検出用分子とを含む複合体を形成させ、当該複合体を前記標識物質によって検出することが好ましい。
本発明の第1の態様に用いるためのキットは、構成試薬として、少なくとも、本発明の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子を含むものである。また、前記キットとしては、第1の態様に係る検出用分子、より好ましくは前記標識化検出用分子をさらに含むことが好ましい。
本発明の対象物質測定方法としては、抗原のサイズが小さくエピトープ部が限られる場合等には、対象物質とその競合物質とを競合させて前記競合物質を検出することにより、間接的に対象物質を測定する競合法も好ましい。前記競合法としては、下記の第2の態様:
本発明の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質及び前記対象物質の競合物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、前記競合物質と、を接触させ、前記対象物質と前記競合物質とを競合させて、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記競合物質を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記競合物質と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む測定方法
が好ましい。
第2の態様の捕捉工程においては、前記試料に前記競合物質を添加し、本発明の光切断リンカー結合磁性粒子(捕捉体)と前記試料と前記競合物質とを接触させ、前記競合物質と前記プローブ分子との結合を介して前記競合物質を前記捕捉体に捕捉させる。このとき、前記プローブ分子に対しては、前記対象物質との結合と前記競合物質との結合とが競合することになる。前記捕捉体と前記試料と前記競合物質とを接触させる方法としては、特に制限されず、適宜従来公知の方法又はそれに準じた方法を採用することができ、例えば、前記試料中に前記捕捉体及び前記競合物質を添加する方法、又は、前記捕捉体液中若しくは前記競合物質液中に他の2液を添加する方法が挙げられる。
本発明の対象物質測定方法の第2の態様においては、前記捕捉工程の後、かつ、下記の遊離工程の前に、前記捕捉体に結合した競合物質と、それ以外の前記捕捉体に結合していない(捕捉されていない)夾雑物とを分離し、前記夾雑物を除去する洗浄工程をさらに含むことが好ましい。このような洗浄工程としては、特に制限されず、適宜従来公知の方法又はそれに準じた方法を採用することができ、上記の第1の態様の洗浄工程として挙げた方法と同様の方法が挙げられる。
第2の態様の遊離工程においては、前記光切断リンカーを切断して、前記捕捉体に結合した競合物質と前記プローブ分子との複合体を、前記磁気粒子から遊離させ、測定工程に供するための試料として、前記複合体を含有する調製試料を得る。
第2の態様の測定工程においては、前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する。前記複合体の検出は、前記競合物質として、標識物質で標識化された標識化競合物質を用い、前記標識物質によって検出することが好ましい。
本発明の第2の態様に用いるためのキットは、構成試薬として、少なくとも、本発明の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質及び前記対象物質の競合物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子を含むものである。また、前記キットとしては、前記競合物質、より好ましくは前記標識化競合物質をさらに含むことが好ましい。
本発明の対象物質測定方法として、前記競合法としては、下記の第3の態様:
本発明の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質の競合物質である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、前記対象物質及び前記競合物質に特異的に結合可能な検出用分子と、を接触させ、前記検出用分子に前記対象物質と前記プローブ分子とを競合させて、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記検出用分子を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記検出用分子と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む測定方法
も好ましい。
第3の態様の捕捉工程においては、前記接触により、前記競合物質と前記検出用分子との結合を介して前記検出用分子を前記捕捉体に捕捉させる。このとき、前記検出用分子に対しては、前記対象物質との結合と前記捕捉体に含まれる競合物質(プローブ分子)との結合とが競合することになる。前記捕捉体と前記試料と前記検出用分子とを接触させる方法としては、特に制限されず、適宜従来公知の方法又はそれに準じた方法を採用することができ、例えば、前記試料中に前記捕捉体及び前記検出用分子を添加する方法、又は、前記捕捉体液中若しくは前記検出用分子液中に他の2液を添加する方法が挙げられる。
本発明の対象物質測定方法の第3の態様においては、前記捕捉工程の後、かつ、下記の遊離工程の前に、前記捕捉体に結合した検出用分子と、それ以外の前記捕捉体に結合していない(捕捉されていない)夾雑物とを分離し、前記夾雑物を除去する洗浄工程をさらに含むことが好ましい。このような洗浄工程としては、特に制限されず、適宜従来公知の方法又はそれに準じた方法を採用することができ、上記の第1の態様の洗浄工程として挙げた方法と同様の方法が挙げられる。
第3の態様の遊離工程においては、前記光切断リンカーを切断して、前記捕捉体に結合した検出用分子と前記プローブ分子との複合体を、前記磁気粒子から遊離させ、測定工程に供するための試料として、前記複合体を含有する調製試料を得る。
第3の態様の測定工程においては、前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する。前記複合体の検出は、第3の態様に係る検出用分子として、標識物質で標識化された標識化検出用分子を用い、前記標識物質によって検出することが好ましい。
本発明の第3の態様に用いるためのキットは、構成試薬として、少なくとも、本発明の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質の競合物質である光切断リンカー結合磁性粒子を含むものである。また、前記キットとしては、第3の態様に係る検出用分子、より好ましくは前記標識化検出用分子をさらに含むことが好ましい。
(1)アルカリフォスファターゼ-光切断リンカー-ビオチン結合体の調製
アルカリフォスファターゼ(ALP)(ALP-24、オリエンタル酵母社製)2mgをゲル濾過スピンカラム(PD-10、GE社製)にロードし、緩衝液1(20mM PB(pH7.2))で溶出した。次いで、溶出液にN-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)-光切断リンカー(PC)-ビオチン(商品名:PC-Biotin-NHS、Ambergen社製)を50mM含むジメチルホルムアミド(DMF)を2.86μL添加し、25℃で1時間振とうしてアルカリフォスファターゼ-光切断リンカー-ビオチン結合体(ALP-PC-ビオチン結合体)を得た後、再度ゲル濾過スピンカラムにロードし、緩衝液1で溶出した。
96ウェルマイクロウェルプレート(ポリスチレン製、Nunc社製)の各ウェルにストレプトアビジン(SA)を5μg/mL含む緩衝液1を100μL添加し、37℃で1時間振とう混合した。ルミパルス(登録商標)洗浄液(富士レビオ社製)を用いて3回洗浄した後、緩衝液2(50mM Tris、150mM NaCl、1mM EDTA、2% BSA(pH7.2))を100μL添加し、37℃で30分間静置した。ルミパルス洗浄液で3回洗浄した後、ALP-PC-ビオチン結合体を含む緩衝液3(50mM MES、150mM NaCl、1mM MgCl2、0.1mM ZnCl2、0.5% BSA(pH6.8))を100μL加えて、37℃で30分間反応させた。ここで、緩衝液3は、ALP濃度が0.1μg/mL又は0.01μg/mLとなるように調整した。ルミパルス洗浄液で3回洗浄し、ALP-PC固相化プレートを得た。
ALP-PC固相化プレートに超純水を100μL加え、10分間UV照射を行った。UV照射は、UV-LED(オプトコード社製)を用いて365nmの光(UV)を15mW/cm2の強度で照射することで実施した(特に断りのない限り、以下同じ)。UV照射後のプレートの上清を回収し、20μLを96ウェルマイクロウェルプレートに添加し、次いで基質液(p-ニトロフェニルリン酸ナトリウム(pNPP)、富士フイルム和光純薬社製)を100μL添加した。37℃で15分間反応させた後、反応停止液(0.2mmol/L水酸化ナトリウム)80μLを加え、37℃で1分間振とうした。他方、上清回収後のALP-PC固相化プレート(残存プレート)については、ルミパルス洗浄液で3回洗浄した後、超純水20μLと基質液100μLとを添加した。37℃で15分間反応させた後、反応停止液80μLを加え、37℃で1分間振とうした。
(1)ALP-PC結合磁性粒子の調製
磁性粒子として、アミノ基を有するダイナビーズ(商品名:Dynabeads M-270 Amine、サーモフィッシャー社製)を使用した。磁性粒子10mgをDMFで3回洗浄し、DMF485μL及び50mM NHS-PC-ビオチン/DMF溶液15μLに懸濁した。25℃で2時間振とうした後、DMFで3回洗浄した。DMF1mLで懸濁し、ビオチン-PC結合粒子懸濁液を得た。
ALP-PC結合磁性粒子を緩衝液3に懸濁して37℃で5分間振とうした後、ルミパルス洗浄液で3回洗浄した。超純水100μLで磁性粒子を懸濁した後、8mL試験管に全量を移し、0分間、5分間、10分間、15分間のUV照射を行った。
(1)ALP-PC-SA結合磁性粒子の調製
磁性粒子としてSA結合ダイナビーズ(商品名:Dynabeads M-280 Streptavidin、サーモフィッシャー社製)を使用した。磁性粒子1mgを8mL試験管中で緩衝液4を用いて3回洗浄した。次いで、参考例1の(1)と同様にして得たALP-PC-ビオチン結合体を20μL/mL含む緩衝液3を100μL添加し、37℃で30分間振とうしてALP-PC-SA結合磁性粒子を得た。緩衝液4で3回洗浄した後、緩衝液1で6回洗浄し、次いで緩衝液2で3回洗浄した。緩衝液2を400μL加えて37℃で1時間振とうした後、緩衝液2で3回洗浄し、さらに緩衝液2を100μL加えてALP-PC-SA結合磁性粒子液とした。
ALP-PC-SA結合磁性粒子を0.15μg/mL含む緩衝液3 1100μLを8mL試験管に入れ、37℃で5分間静置した。ルミパルス洗浄液で3回洗浄した後、超純水を440μL加えて懸濁し、試験管に100μLずつ分注した。次いで、10分間UV照射を行い、上清を回収して96ウェルマイクロウェルプレートに20μL移した。基質液100μLを加えて、37℃で15分間反応させた後、反応停止液80μLを加え、37℃で1分間振とうした。各ウェルの405nmの吸光度を測定した。
(1)ALP-PC-ポリエチレングリコール結合磁性粒子の調製
磁性粒子として、ダイナビーズカルボキシル化粒子(Dynabeads M-270 Carboxylic acid、サーモフィッシャー社製)を使用した。磁性粒子10mgを8mL試験管中で超純水1mLを用いて3回洗浄し、超純水70μL、19mg/mL EDC(1-Ethyl-3-[3-dimethyl amino propyl]carbodiimide Hydrochloride)溶液505μL、20mg/mL NH2-ポリエチレングリコール(PEG)-NH2(PEGの重量平均分子量:1K、2K、3.4K、5K、10K、又は20K;商品名:SUNBRIGHT DE-010PA(1K)、DE-020PA(2K)、DE-034PA(3.4K)、DE-050PA(5K)、DE-100PA(10K)、DE-200PA(20K);(株)日油社製)425μLを加えて25℃で2時間振とうした。超純水1mLで3回洗浄した後、DMF 1mLで3回洗浄した。
ALP-PC-PEG結合磁性粒子をルミパルス洗浄液で3回洗浄した。超純水667μLに懸濁し、8mL試験管に100μLずつ分注し、各粒子についてUV照射を行った。UV照射時間は、重量平均分子量3.4KのPEGを用いた粒子については、5分間、12.5分間、15分間、17.5分間の各条件とし、その他のPEGを使用した粒子については、15分間とした。UV照射後の各溶液について、上清を回収して96ウェルマイクロウェルプレートに20μLずつ移した。各ウェルに基質液100μLを加えて、37℃で15分間反応させた後、反応停止液80μLを加え、37℃で1分間振とうした。各ウェルの405nmの吸光度を測定した。
(1)ALP-PC-デキストラン結合磁性粒子の調製
磁性粒子として、ダイナビーズカルボキシル化粒子(Dynabeads M-270Carboxylic acid、サーモフィッシャー社製)を使用した。磁性粒子10mgを8mL試験管中で超純水1mLを用いて3回洗浄し、超純水300μL、19mg/mL EDC(1-Ethyl-3-[3-dimethyl amino propyl]carbodiimide Hydrochloride)溶液500μL、10mg/mL NH2-デキストラン(Dex)(Dexの1分子あたりの質量:10K、40K、又は70K;サーモフィッシャー社製)200μLを加えて25℃で一晩振とうした。超純水1mLで3回洗浄した後、超純水1mLに懸濁した。
(2)光切断リンカーの切断
ALP-PC-Dex結合磁性粒子をルミパルス洗浄液で3回洗浄した。緩衝液5(50mM HEPES(pH7.0))に懸濁し、8mL試験管に100μLずつ分注し、15分間のUV照射を行った。UV照射後、各試料をルミパルスプレスト(登録商標)専用キュベットに移し、ルミパルス洗浄液で6回洗浄し、ルミパルス基質液を200μL加えて反応させた。各サンプルの発光量(カウント)をルミネッセンスリーダー BLR-201(アロカ社製)を用いて測定した。また、ALP-PC-Dex結合磁性粒子にUV照射を行わなかったこと以外は上記と同様にして、各試料について、カウントを測定した。
(1)IgG-PC-SA-PEG結合磁性粒子の調製
磁性粒子としてアミノ基を有するダイナビーズ(商品名:Dynabeads M-270 Amine、サーモフィッシャー社製)を使用した。磁性粒子6mgにNHS-PEG(PEGの重量平均分子量:5K)-ビオチン(商品名:SUNBRIGHT BI-050TS、(株)日油社製)を2μmol/mL含むDMF 600μLを加え、25℃で2時間浸透させた。DMF600μLで3回洗浄した後、緩衝液1で3回洗浄した。さらに緩衝液4で3回洗浄した後、緩衝液4に懸濁してビオチン-PEG結合磁性粒子液とした。
IgG-PC-SA-PEG結合磁性粒子の懸濁液を8mL試験管に250μLずつ小分けした。ルミパルスプレストAFPキャリブレータ(0ng/mL又は2000ng/mL、富士レビオ社製)20μLを各試験管に加え、37℃で10分間反応させた。ルミパルス洗浄液で6回洗浄した後、ALP標識抗AFP抗体(抗AFPマウスIgG抗体)溶液(富士レビオ社製、0.1μg/mL)を250μL加えた。37℃で10分間反応させた後、ルミパルス洗浄液で6回洗浄し、緩衝液4を100μL加えて懸濁した。8mL試験管に懸濁液全量を移し、15分間UV照射を行った。
(1)SA-PEG結合磁性粒子の調製
ストレプトアビジン(SA)1.28mgを0.1M炭酸水素ナトリウムバッファー(pH8.5)とともにゲル濾過スピンカラム(PD-10、GE社製)にロードした。イミノチオラン塩酸塩を加えて25℃で1時間振とうした後、緩衝液6(0.1M PB、1mM EDTA2Na、0.1%Tween20(pH6.3))を用いて精製し、SH基修飾ストレプトアビジン(SA-SH)を得た。
抗IL-6マウスIgG抗体(富士レビオ社製)2mgをゲル濾過スピンカラム(PD-10、GE社製)にロードし、0.1Mクエン酸バッファー(pH3.5)で溶出し、5mg/mLの抗体溶液を得た。1.0mg/mLペプシン溶液(0.1Mクエン酸バッファー(pH3.5))に体積比が1/100となるように加え、37℃で1時間反応させ、2M Tris緩衝液(pH10.0)を体積比1/10で加えた。Superdex200カラムと緩衝液6(0.1M PB、1mM EDTA2Na(pH6.3))とを用いてゲル濾過精製し、5mg/mLのF(ab’)2断片溶液を得た。
(3)IL-6の測定
IgG-PC-SA-PEG結合磁性粒子、Fab’-PC-SA-PEG結合磁性粒子をそれぞれルミパルス洗浄液(富士レビオ社製)で3回洗浄した後、緩衝液2を1500μL添加し、ルミパルスカートリッジ(富士レビオ社製)に小分け分注した。ルミパルスIL-6キャリブレータ(0pg/mL又は400pg/mL、富士レビオ社製)50μLを各カートリッジに添加し、37℃で10分間反応させた。ルミパルス洗浄液で6回洗浄した後、ルミパルス標識体液(ALP標識抗IL-6マウスIgG抗体)250μLを添加し、37℃で10分間反応させた。ルミパルス洗浄液で6回洗浄した後、緩衝液3 100μLに懸濁し、UV照射を1分間行った。UV照射は、LIGHTNINGCURE LC-L1V3(浜松ホトニクス社製)を使用し、波長365nm、光量10000mW/cm2の条件で、1方向から照射した。UV照射後の磁性粒子を、さらにルミパルス洗浄液で6回洗浄し、ルミパルス基質液 200μLを添加し、37℃で5分間反応させた。各条件における磁性粒子液の発光量(カウント)をルミネッセンスリーダー BLR-201(アロカ社製)を用いて測定した。また、IgG-PC-SA-PEG結合磁性粒子、Fab’-PC-SA-PEG結合磁性粒子のそれぞれにUV照射を行わなかったこと以外は上記と同様にして、各試料について、カウントを測定した。
Claims (16)
- 磁性粒子及び光切断リンカーを備える光切断リンカー結合磁性粒子において、
前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間にスペーサーを挿入する、
光切断リンカーの光切断効率向上方法であり、
前記スペーサーが、ポリエチレングリコールからなるものであるか、ポリエチレングリコール及びアビジン類からなるものであるか、又は、デキストランからなるものであり、ここで、ポリエチレングリコールの重量平均分子量は1K~6Kであり、デキストランの質量は5K~75KDaである、
方法。 - 前記光切断リンカーは溶液中で光切断される、請求項1に記載の方法。
- 磁性粒子及び光切断リンカーを備える光切断リンカー結合磁性粒子であり、
前記磁性粒子と前記光切断リンカーとの間にスペーサーを備え、かつ、
前記光切断リンカーの前記スペーサーとは反対側の端にプローブ分子を備え、
前記スペーサーが、ポリエチレングリコールからなるものであるか、ポリエチレングリコール及びアビジン類からなるものであるか、又は、デキストランからなるものであり、ここで、ポリエチレングリコールの重量平均分子量は1K~6Kであり、デキストランの質量は5K~75KDaである、
光切断リンカー結合磁性粒子。 - 前記プローブ分子が、ポリヌクレオチド及びポリペプチドからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項3に記載の光切断リンカー結合磁性粒子。
- 試料中の対象物質を測定する測定方法であり、
請求項3又は4に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、を接触させ、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記対象物質を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記対象物質と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む、測定方法。 - 前記対象物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子に前記対象物質を捕捉させる標識化工程をさらに含み、前記複合体が、前記対象物質と前記プローブ分子と前記標識化検出用分子とを含む複合体であり、かつ、前記複合体の検出が、前記標識物質による検出である、請求項5に記載の測定方法。
- 請求項5又は6に記載の試料中の対象物質を測定する測定方法に用いるためのキットであり、
請求項3又は4に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子
を含む、キット。 - 前記対象物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子をさらに含む、請求項7に記載のキット。
- 試料中の対象物質を測定する測定方法であり、
請求項3又は4に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質及び前記対象物質の競合物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、前記競合物質と、を接触させ、前記対象物質と前記競合物質とを競合させて、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記競合物質を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記競合物質と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む、測定方法。 - 前記競合物質が、標識物質で標識化された標識化競合物質であり、かつ、前記複合体の検出が、前記標識物質による検出である、請求項9に記載の測定方法。
- 請求項9又は10に記載の試料中の対象物質を測定する測定方法に用いるためのキットであり、
請求項3又は4に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質及び前記対象物質の競合物質に特異的に結合可能な分子である光切断リンカー結合磁性粒子
を含む、キット。 - 前記対象物質の競合物質が標識物質で標識化された標識化競合物質をさらに含む、請求項11に記載のキット。
- 試料中の対象物質を測定する測定方法であり、
請求項3又は4に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質の競合物質である光切断リンカー結合磁性粒子と、前記試料と、前記対象物質及び前記競合物質に特異的に結合可能な検出用分子と、を接触させ、前記検出用分子に前記対象物質と前記プローブ分子とを競合させて、前記光切断リンカー結合磁性粒子に前記検出用分子を捕捉させる捕捉工程と、
前記光切断リンカーを光切断して、前記磁性粒子から、前記検出用分子と前記プローブ分子とを含む複合体を遊離させて調製試料を得る遊離工程と、
前記調製試料中の前記複合体を検出することで前記対象物質を測定する測定工程と、
を含む、測定方法。 - 前記検出用分子が、標識物質で標識化された標識化検出用分子であり、かつ、前記複合体の検出が、前記標識物質による検出である、請求項13に記載の測定方法。
- 請求項13又は14に記載の試料中の対象物質を測定する測定方法に用いるためのキットであり、
請求項3又は4に記載の光切断リンカー結合磁性粒子であり、かつ、前記プローブ分子が前記対象物質の競合物質である光切断リンカー結合磁性粒子
を含む、キット。 - 前記対象物質及び前記競合物質に特異的に結合可能な検出用分子が標識物質で標識化された標識化検出用分子をさらに含む、請求項15に記載のキット。
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| SUCHOLEIKI Irving et al.,Novel magnetic supports for small molecule affinity capture of proteins for use in proteomics,Molecular Diversity,2004年,Vol.8,pp.9-19 |
| ZHOU Guangchang et al.,Photocleavable Peptide-Conjugated Magnetic Beads for Protein Kinase Assays by MALDI-TOF MS,Bioconjugate Chemistry,2010年09月22日,Vol.21,pp.1917-1924 |
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